楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

韓国人と数字

 相互RSS募集中です

韓国で宝くじ、カジノ、クレーンゲームが流行る理由とは?

不況で一攫千金狙うしかない? 宝くじやカジノ盛況=韓国(聯合ニュース)
 宝くじを主管する企画財政部の委員会は22日までに、数字選択式宝くじ「ロト」の昨年の販売量を約35億5000口と集計した。前年比9%増加し、過去最多を記録した。販売額も約3兆5500億ウォン(約3480億円)と、販売単価が2000ウォンから1000ウォンに引き下げられてからは最高となった。

 韓国で唯一、韓国人が利用できるカジノ「江原ランド」の売上高も年々増加している。2016年通期の売り上げなどはまだ発表されていないが、1〜9月の売上高は前年同期に比べ6%、当期純利益は4.5%、それぞれ増加した。通期も増収増益が見込まれる。

 射幸性の高い産業の盛況は、不況の裏返しとの見方がある。ある専門家は「賃金は増えないのに物価は上がり、庶民の経済的な苦しさが増しており、ロトや賭博を通じ比較的小さい元手で大金をつかむ夢を見るようになった」と分析した。特に宝くじやカジノは、ある程度の知識が必要な競馬や競輪に比べると単純で初心者も手を出しやすく、「大当たり」を狙う人が参入しているとする。

 500ウォンを入れて数万ウォンのぬいぐるみなどの景品を取るクレーンゲームの流行も、同じ流れといえる。クレーンゲーム専門店の数は2015年の21店から昨年11月には500店以上に増えた。

 専門家は「射幸性の高い産業の拡大と参加者の増加により、中毒者が量産される可能性が高い」と懸念する。中毒者が増えれば、社会的、経済な損失は不況以上だと指摘した。
(引用ここまで)

 調べてみると2015年の10月にも同じような記述がありました。
 その当時で宝くじ全般が前年同期比9.2%の売り上げ上昇。
 今回はロトのみですが、前年比で9%の売上高上昇を記録。

 統計として低所得であればあるほど、所得比で多くの宝くじを購入するという傾向にあることが知られています。
 また、「自分のステータスは貧しい」と感じる人間ほど宝くじを購入するということも知られています。
 格差を覆すことができずに固定されている社会の場合、宝くじや芸能界でタレントになるといった一攫千金に夢を託すことはそれほど非合理的ではないとも思うのですけどね。
 ブラジルでいえばファベーラからサッカー選手を目指すようなものですか。

 さて、韓国の社会全体で宝くじの売り上げが伸びているという事実は統計上、韓国人全体が貧困に陥りつつある……ということを意味しています。
 現状の韓国はアメリカと同じくらいに格差があり、それを覆すことができない社会になっているのでこの傾向も当然といえば当然かな。
 ま、その一方で「まだ夢を買うくらいの余裕はある」という言いかたもできるかもしれませんね。
 韓国でロトの当選金が青天井だった頃は、ロト購入に全資金を費やして人生終了なんてパターンもあったのですが。

宝くじ超当せんデータ「当たる人のルール」がわかった
女性セブン編集部
小学館
2010/11/7

韓国人「空気汚染がひどい……空気清浄機で測定しなければ……」 → 結果……

汚染物質濃度、表示はでたらめ=韓国で市販の空気清浄機調査(朝鮮日報)
 韓国で市販されている簡易室内空気測定機器や汚染物質濃度測定機能付き空気清浄機は室内空気に含まれている汚染物質の濃度を適切に測定できないという政府調査の結果が発表された。これは、環境部(省に相当)が「調査対象の簡易測定機器3製品と空気清浄機4製品は実際よりも粒子状物質濃度を51−90%低く表示するなど、精度が落ちることが分かった」と13日、明らかにしたものだ。簡易測定機器の場合、浮遊粒子状物質の濃度が実際には1立方メートル当たり181マイクログラム(100万分の1グラム)だったが、製品では17.7マイクログラムと表示され、総揮発性有機化合物(TVOC)の濃度を測定する3製品の場合、トルエンの濃度が1立方メートル当たり0マイクログラムのガスを注入したのにもかかわらず、1000マイクログラムと表示された、と環境部では話している。

 調査対象となった簡易測定機器は「SKTエアキューブ」「ケイウェザー・エアガード・ケイ」「ビットファインダー・ウェア」の3製品、空気清浄機はサムスン電子製「ブルースカイ」、LG電子製「ピュリケア」、コーウェイ製「アイ・オー・ケア」、シャオミ製「ミエア2」の4製品だった。国立環境科学院のクォン・ミョンヒ生活環境研究課長は「これらの製品は現在、市場占有率が高い製品ばかりだ。1000万ウォン(約100万円)する専門の測定機器とは違い、簡易センサーを利用した簡易測定器や空気清浄機で粒子状物質濃度を正確に測定するのは、現在の技術では不可能だ」と述べた。環境部は今後、これらメーカーに測定値を数値で出すのではなく、単純な汚染推移だけを表示する方向で改善するよう勧告する方針だ。
(引用ここまで)

 まあ、韓国人にとっては日常茶飯事。
 天気予報も、HIV検査キットもテキトーに答を出すだけ。
 放射線検知も同様で、そこに汚染物質濃度が加わったということです。

 韓国では中国からの汚染物質も濃厚でしょうし、自国の石炭火力発電所も相当な数あるので空気がけっこうひどいのですよ。
 つまり、かなりの需要があるので作ったのですが、技術が追いついていなかった。
 そもそもPPM単位のものを家庭用機器で計ろうということ自体が間違っているのですが……。
 まあ、それを無視して「需要に応えた」というだけですね。
 韓国ではごくごくありがちな風景。

単位171の新知識 読んでわかる単位のしくみ (ブルーバックス)
星田直彦
講談社
2005/6/20

「自分は社会的最下層」と考える韓国人が激増 → それが日本にとっても危険なわけ

約2割「自分は社会的最下層」 将来も悲観=韓国統計(聯合ニュース)
【社説】韓国人の半分が途切れた階層間移動はしごに絶望する(中央日報)
韓国統計庁が12日に発表した統計資料によると、所得・職業・学歴・財産などから社会における自身の位置がどこに属すると考えるかについて、6分類中の最下層に属すると答えた回答者が1994年には12%だったが、昨年は約20%に増加したことが分かった。一方で、中間層に属すると答えた人の割合は60%台から53%に下がった。

 位置が高まる可能性について悲観的に考える人が年々増えている。努力によって個人の社会的な立場が高まる可能性について、肯定的にとらえている人は1994年には60.1%だったのに対し、昨年は21.8%に落ちた。否定的にとらえている人は5.3%から62.2%に上昇した。
(引用ここまで)
昨年を基準に、子供世代の階層間移動の可能性について尋ねる質問に対し、すべての年齢で2人のうち1人が「悲観的」と答えた。10年前は10人のうち3人だった「悲観的」という回答がなんと5人へと急増した。このような内容で昨日、韓国統計庁が発表した「韓国の社会動向2016年報告書」は「土のさじ(貧しい者は貧しいままという意味の新造語)」だの「ヘル朝鮮」だの自嘲的な表現がわけもなく出てきたのではなく、国民が感じている韓国社会の断面を映しているものとみるべきだ。若いほどより悲観的という事実は衝撃的だ。30代の国民10人のうち6人が「私の子供は階層間上昇移動が難しいだろう」と答えたが、未来世代はいくら努力しても両親程度の暮らしも営みにくいだろうというあきらめに陥っていることを表わしている。

それなのに、国家を率いる政界と政府は適切な対応ができなかった。朴槿恵(パク・クネ)大統領はこれに先立ち、光復節祝辞で「自己卑下と悲観、不信と憎しみは決して変化と発展の動力になれない」と話して批判を受けたことがある。このように現実とかけ離れた朴大統領の認識も、最近国民が広場のろうそくを灯している背景の一つだとみていいだろう。
(引用ここまで)

 全韓国人の2割が「自分は社会の最下層に位置している」と考えている。
 これは怖い。
 実際に統計上に最下層にいるかどうか、というのはあまり関係ないのです。
 自己認識上で「自分は社会的最下層に位置している」という考え自体が危険。そして、そう考える人間が韓国で10年ちょっとで12%から20%に上昇した。
 かくして、チョン・チャンハンは靖国に向かいキム某君はシリアのIS支配地域に向かったというわけです。

 なぜなら、その最下層に落ちたが最後、「階層間移動はしご」がないから。
 あったとしても、そこにたどり着くまでにTOEICで800点以上、サムスン電子なら900点以上が必要。もしくは公務員になるくらい。
 それ以外にはスポーツ選手になるか、芸能人になるかくらいしか手はない。

 だからこそ若者の多くがろうそくデモに向かったという部分もありますかね。
 悪いのはパク・クネや一部の財閥だけであって、韓国人は優秀であるという前提は崩れていない。
 いまの政府だけが問題なのであって、そこさえ正せばなんとかなる。

 ま、一種の現実逃避だったのですね。
 でも、「世界4大革命を達成」しちゃったものだから、高揚感に包まれている。
 もっとも、なにも変わっていないのが現実なのですが。

爆発する韓国経済 (Voice S)
室谷克美
PHP研究所
2016/11/28

韓国の福祉研究者「自殺対策の日韓戦でもやれば関心を持ってくれるのか?」と自嘲気味に語る

【コラム】自殺問題解決の韓日戦でも開こう(中央日報)
「生活の香り」というコラム欄にふさわしい文章を書きたいが、筆者の感性が干からびたのか、それとも余裕のない社会の現実のためか、以前のように潤いのある文章を書きにくくなったことを時々感じる。現実の本当の生活は美しい香りだけでなく苦痛の香りも混ざっていると自らを合理化したりもするが、それでも虚しさは残る。

例えば「毎年秋がくると」のような表現の後に「秋の情緒や過去の思い出に浸る」というような文章を結びつけることができればよいが、危機の時代に生きているためか、「毎年秋がくると」の次に「発表される自殺率統計に緊張する」という重い話をつなぐ自分の姿を発見する。実際、年間1万4000人近い自殺者が発生するこの現実が危機でなければ何であろうか。研究テーマの一つが自殺予防という理由から、前年度の死亡原因統計が発表される秋がくると、他の自殺問題専門家・研究者と同じように緊張して注目する。

先月発表された2015年自殺関連統計を見ると、前年に比べ自殺者数は1万3836人から1万3513人へと2.3%減り、人口10万人あたりの自殺者数で表す自殺率は25.8に小幅減少した。しかし依然として経済協力開発機構(OECD)国家平均自殺率12.0と比べると圧倒的に多い。ほとんどの年齢層で自殺が減少したが、最も深刻な問題である高齢者の自殺はさらに増え、70代の自殺はむしろ8.5%、80代の自殺は6.4%増えたという点で、やや低下した全体の傾向に安心することはできない。 (中略)

我々よりはるかに高かった日本の自殺率を2002年に韓国が上回った。日本は韓国と比較にならないほど大規模な自殺予防予算を配分し、厚生省傘下の自殺担当部署を政府全体レベルの対策のために内閣府に移して対応したという点を考える必要がある。自殺問題解決の韓日戦でも開いて解決のための善意の競争でもすれば、韓国社会全体がサッカー韓日戦に関心を向けるようにこの問題に関心を持つことができるのだろうか。

OECD自殺率トップから抜け出す方法はOECD脱退しかないようだと自嘲して嘆いたりもする。自殺率だけを低めるのは不可能であり、出生率・高齢者貧困率・生活の質など多くの問題とつながっているため、暮らしやすい世の中にすることが最終的な目標でなければいけない。

毎年秋がくれば、自殺率の統計に胸が締めつけられない、そして秋の男の感性のマネだけでもできる秋はいつ頃くるのだろうか。
(引用ここまで)

 ちょっと面白かった。
 いや、扱っている話は面白くもないものなのですが。
 「韓国社会がこの話題に関心を持つには『自殺率日韓戦でも開く』しかないのだろうか」という話ですね。
 いつの時代になっても日韓戦になると韓国人の目の色が変わるということなのでしょうが。

 現状の韓国では無関心というより、一歩間違えば当事者になりかねないからこそそういう人たちへの気配りなんかしてられないというのが実際なのかもしれませんね。
 記事にあるように「出生率・高齢者貧困率・生活の質など多くの問題とつながっている」からなのですが。

 そんなわけで国会議員から発案されている福祉政策をすべて行うと韓国の国家予算がすべて食い尽くされるくらいに、口では福祉福祉と言い続けているのですが財源はなし。
 要するにこれまでの障害者孤児を海外に輸出するような極端な低負担低福祉では韓国社会がもたないところまできているということなのです。

 そういうところまで社会が熟しているはずなのに、経済は先進国一歩手前で停止しているというところがまたもの悲しいところですね……。OECDなんかに加入しなければ、こんなことがクローズアップされることもなかったのでしょうけども。

おや、安くなってますね。
悪あがきを繰り返し 突然死の危機に陥る中国と韓国
宮崎正弘 / 室谷克実
徳間書店
2016/1/29

安全な旅行先としての日本は世界で22位、さて韓国や中国は……?

世界で最も安全な旅行国はフィンランド…韓国と日本は?(中央日報)
旅行専門インターネットメディア「トラベラードットコム」は9日、世界経済フォーラム(WEF)の調査結果を引用し世界の国で最も安全に旅行できる国はフィンランドだと報じた。韓国は61位だった。

同メディアによると、WEFが141カ国を対象に観光産業競争力を評価し「安全と治安」分野について調査した結果、フィンランドが6.7点で1位となった。カタールが6.61点、アラブ首長国連邦が6.6点、アイスランドが6.5点、オーストリアが6.47点と続いた。

このほかルクセンブルクが6.46点、ニュージーランドが6.41点、シンガポールが6.4点、オマーンが6.38点、ポルトガルが6.33点で10位圏に入った。

韓国は5.45点で61位となり、日本は6.05点で22位、中国は5.47点で58位となった。

フランスは5.44点で62位、英国は5.44点で63位、米国は5.32点で73位となった。
(引用ここまで)

 うーん、記事で書いているトラベラードットコムというサイトが見つからなかった。
 WEFの「観光産業競争力(PDFファイル/英語)」から「Safety and Security」の数字だけをピックアップした……ということかな。
 そういうピックアップのしかたもありなのかなー。

 似たような統計でよく取り上げられる2016年版のGlobal Peace Indexでは日本は9位。韓国は53位。中国は120位。台湾が41位。
 Peace Indexと「安全に旅行できる国」ではちょっと違うのかな、という感じではありますが。

 韓国が141カ国中61位というのは実際の感覚とそれほど乖離しないかな、というのは実感です。
 テロ被害こそはいまのところないものの、ぼったくり被害については常に気をつけなければならない。買い物でも食事でもタクシーでも。
 中東が何カ国か上にきていますがUAE、カタール共に「観光客にとっては安全」という判断なのでしょう。

 言葉も通じないということもあって、そういう意味では「Peace Index」よりも「旅行での安全」が日本、韓国共に下落するのは当然かなという気もします。
 ま、日本の22位はもうちょっと高くてもいいと思いますけどね。

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」
デービッド アトキンソン
東洋経済新報社
2015/6/18

「全世界の「東海・独島」の表記が誤っている、訂正させなければ!」 → そこから見る「ノーベル賞が取れない理由」とは?

海外の「東海・独島」表記の誤り 改善率が低調(聯合ニュース)
韓国の「東海」と「独島」の表記が間違っているケースが海外でみられるが、改善率は低調であることが25日、分かった。

 最大野党、共に民主党の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員が文化体育観光部海外文化広報院から提出を受けた資料によると、8月末現在、海外で見つかった「東海」の表記の誤りの累計は1万4573件だが、このうち訂正されたのは27.6%の4029件にすぎなかった。

 「独島」の表記の誤りも480件だったが、訂正されたのは43.3%の208件で半分にも満たない。

 安議員は、東海と独島が「わが国の外交にとって重要な意味を持つ」とした上で、海外での誤表記が訂正されるよう対策を講じるべきだと指摘した。
(引用ここまで)

 「東海」の表記誤りは1万4572件。「独島」の表記誤りが480件。
 訂正されたのが4029件と208件。

 韓国がいうところの「表記が正解」のケースがどれだけあるのか、というのも気になるところですね。
 ただ、そもそもこの「海外で見つかった表記・誤記」がなにを意味するのか不明です。
 書籍なのかインターネットにおける表記なのか、各国の公式文書なのか。その混合なのか。
 まあ、インターネット上の表記なのでしょう。「誤りを訂正」できるメディアはあまりありませんので。

 で、日本海表記をしていたら誤りなのか、併記していたら正解なのか。
 「竹島」とあれば確実に誤りなのでしょうけど、併記はどうなのか。リアンクルロックはどうなのか。それともミススペルのことなのか。
 「誤り」とする条件、「訂正された」ものの条件が明記されていないのでなんともいえないのですが。

 韓国でこういう数字を発表する場合、本当に前提とか条件が分からないことが多くていらいらするのですよ。
 あまり韓国的には気にしない部分なのでしょうけどね。「訂正されている割合が少ない!」で満足なのでしょう。
 逆にこういうところで「ああ、自然科学部門のノーベル賞を狙えるような、リテラシーの下支えみたいなものがないのだな」と分かってしまったりもするのですが。




ジニ係数での数字よりも韓国社会の不平等さはさらにひどいことになっていた模様

専門家が見る韓国の不平等の実情と原因(中央日報)
国家未来研究院・経済改革研究所・経済改革連帯が主催した保守−進歩合同討論会が7日に始まった。今回の討論会のテーマは「所得と富の不平等:実情と原因および展望」だった。出席者は、韓国社会の不平等が公式統計よりも深刻だという意見で一致した。

金洛年(キム・ナクニョン)東国大経済学科教授は「代表的な所得分配指標のジニ係数が不平等の程度を過小評価している」と指摘した。金教授は「標本調査である家計動向調査では年所得2億ウォン(約1900万円)以上の上位所得者がほとんど抜け、金融所得も韓国銀行(韓銀)の国民計定に表れた全体金融所得の5%程度だけが把握されている」と主張した。高所得者が実際より少なく把握されるほどジニ係数は低くなり、所得不平等が改善されたという誤解を招く。

金教授は「国税統計を利用して問題点を補正すれば韓国のジニ係数は非常に高い水準であり、特に1996−2006年の期間に急上昇した」と述べた。韓国労働研究院のホン・ミンギ研究委員も「上位10%所得が全体所得に占める比率は99−2006年に急騰し、2014年には不平等が深刻な米国と似た47.9%まで上がった」と述べた。

不平等の原因についてはいくつか診断が出ている。金洛年教授は▼90年代以降、中国など低賃金国との貿易が増え、雇用増加率が急落した▼通貨危機以降、大企業を中心に成果主義報酬体系が普及した▼80年代以降、最上層の所得税負担が減った−−などの理由を挙げた。ホン研究委員は「所得不平等において勤労所得の不平等が最も重要な役割をする」と分析した。勤労者平均賃金に対する最高経営責任者の平均報酬は韓国が30−40倍と、米国(350倍)に比べると低いが欧州(15−20倍)よりも高い。

イ・ジョンウ慶北大経済通商学部名誉教授は資本所得(資産所得)の重要性を強調したフランス経済学者トマ・ピケティ氏の分析を引用し、「政府が土地政策をまともに展開できなかったため不動産投機が深刻だった」とし「世界で最も高いグループに入る不動産価格が不平等の原因」と分析した。チェ・ギョンス韓国開発研究院(KDI)人的資源政策研究部長は「知識資産投資と知識経済生産が増え、韓国最上位層の所得増加傾向が2000年代以降、特に速くなっている」と述べた。

所得と富の不平等のうちどちらが深刻かについても意見が分かれた。ホン・ミンギ研究委員が勤労所得の不平等に注目したのに対し、チュ・サンヨン建国大経済学科教授は「富と資本所得の不平等が労働所得の不平等よりはるかに深刻だ」という見方を示した。
(引用ここまで)

 「統計上の不平等」よりも韓国の実際の不平等さはひどいのではないかというお話。
 ま、考えてみれば上位10%の所得が全体の48%の所得を独占しているという数字はアメリカのそれとまったく同じなのに、ジニ係数だけがアメリカはもちろん、日本よりも低くてより公平な社会であるなんてわけないのですよね。
 日本よりも遙かに苛烈な競争社会で、かつWinner takes allが徹底されているのに、社会的に公平なわけがない。
 以前から疑問もあったので、楽韓Webでも何度かそのあたりにも言及しています

 韓国に行ってみたり、韓国での報道を見ていれば実際にはどうなっているかは理解できるのですけどね。
 ジニ係数だけの数字を持って「韓国は日本よりも公平な社会だ」って言い続けている「評論家」とかもいて噴飯ものでした。
 あれだけの異様な競争社会でかつ低福祉国家である実態を知っていればとてもじゃないけど、そんな話を書くことなんてできないだろうにね。

 でもまぁ、「最大の不平等の原因が不動産価格」なのであれば、もうすぐ解決するんじゃないかって気もします。


定年60歳制の韓国で聞きました。「あなたの実際の定年はいくつですか?」 → 答え……

会社員の「体感退職年齢」は50.9歳... 19%だけが定年保障を信じてる(聯合ニュース/朝鮮語)
今年から本格的に「定年60歳時代」が始まったが、肝心の会社員が体感する本人の定年は50歳をわずかに超えたていどであることが分かった。

定年までの雇用を保証されていると信じている会社員は5人に1人の割合にとどまった。
就職ポータルジョブコリアは最近、男女会社員1405人を対象に「現実的な状況を考慮した時、何歳まで会社生活をすることができますか?」とアンケートした結果、平均50.9歳調査された1日明らかにした。

男性は平均51.7歳、女性は49.9歳であった。
公企業は54.8歳、中小企業50.8歳、大企業48.8歳で、在職中の企業形態別に差があった。

職級別では中間管理者である代理(訳注:係長や主任のイメージに近い)・課長・次長級の予想退職時期が早い方だった。社員級は51.7歳、代理クラス49.3歳、課長級50.2歳、次長級50.1歳、部長クラス51.4歳、取締役(役員)級51.3歳だった。
サービス職に勤務する人々は退職年齢を平均53.1歳と予想し、他の職務よりも長く働くと予想した。生産・技術職(52.8歳)と営業・営業管理職(51歳)、財務・会計職(50.2歳)も、退職予想時期が遅い方だった。
一方、人事・総務職(49.7歳)、マーケティング・広報職(49.4歳)、企画職(48.6歳)、IT・情報通信職(47歳)、デザイン職(47歳)は、50代以前に退社する傾向が見られた。

回答者の66%は、「現在の雇用​​状況に不安を感じている」と答えた。
「定年までの雇用を保証できると思うか」という質問に「はい」と答えた回答者は18.6%にとどまった。
全回答者の73%は「定年が保障される公務員などにキャリア変更を考えたことがある」とした。
(引用ここまで)

 楽韓Webでもさかんに「実質45歳定年制度」というものを語ってきましたが、韓国人の会社員が実際に感じている退職年齢もそれに近しいものであるというのが分かりましたね。
 特に「大企業48.8歳」というのはすごく納得できる数字です。
 一般の社員は45歳で「名誉退職」させられ、わずかな生き残りが役員となって両班化する。
 そして飛行機のビジネスシートで「こんなラミョンが食べられるか!」と激昂する

 ただ、以前の状況よりはややよくなっているのかな……という感じではあります。45歳定年制度よりは何歳か延びたかな。定年制度が法的に導入されたおかげもあるのかもしれません。
 まあ、これはあくまでもサラリーマンが感じている体感定年年齢であって、統計上の退職年齢ではないのですけどね。

 もうひとつ、面白いなと感じたのは「法定定年制度が守られると思いますか?」という問いかけに対して、18.6%しか「はい」と答えていないこと。
 法というものに対する信頼性というものが垣間見えて面白いですね。
 自分たちの立場を守ってくれるはずの法律なのだけども、韓国ではそんなに都合よく適用されるはずがないと81.4%のサラリーマンが認識している。
 そりゃまあ、世知辛い世の中になるわけですよ。


最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
韓国人による北韓論
緊急追記で金正男についても。
BABYMETAL
LIVE AT TOKYO DOME
初回限定+早期購入特典
初音ミク ハートハンターVer.

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド COLLECTOR'S EDITION

匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ