楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

軍事

 相互RSS募集中です

お笑い韓国軍:K2戦車のパワーパック問題、ドイツ製変速機採用でようやく解決……するのかなぁ……

K2戦車、外国製変速機を導入...ため息をついた現代ロテム(マネートゥデイ・朝鮮語)
防衛事業庁K2戦車2次量産事業に外国製変速機搭載を推進しながら、現代ロテムがため息ついていた。

15日の防衛産業界によると13日の果川防衛事業庁庁舎で行われた国会国防委員会の国政監査で、防衛事業庁は変速機メーカーであるS&T重工業が現規格による再検査を拒否することにより、1次K2量産に適用した外国製変速機と国産エンジンの構成案の技術実証を推進中であると明らかにした。

変速機の問題によって現代ロテムが支払うことになるK2戦車遅滞賠償金は、現在すでに合計1000億ウォンに達している。引き渡し時点と供給台数に応じて計算が異なりますが、現代ロテムが一日遅れるごとに負担すべき金額は、平均4億5000万ウォンに達する。2014年末9000億ウォン規模の受注した事業で規律10%を超える遅滞賞金が発生したが、引き渡しを完了するまで負担金の上限がないのが問題だ。

K2戦車事業は2019年までに合計106台を納品する契約で、斗山インフラコアがエンジン、S&T重工業が変速機を現代ロテムに納品し、戦車の最終組み立ては現代ロテムで進行する仕組みだ。
二重の意味でS&T重工業の変速機が問題だった。昨年12月には最初のK2を引き渡し開始予定だった。しかし、変速機が昨年1月からの性能試験を通過できずに、納品に支障が生じたのだ。
今年2月に6次性能試験まで行われたが、それでもまだ問題を解消できずに現代ロテムの負担額だけが増えている。慶南昌原現代ロテム工場にはパワーパックが搭載されていないK2電車ボディが50台放置されている状況だ。

防衛事業庁が外国製変速機を導入すれば、来年1月には防衛事業庁は現代ロテム側と納品の契約を新たに結んで早ければ2月から戦車生産が可能であるとしている。
現代ロテムの関係者は「まだ外国製変速機の導入が確定したわけではなく、防衛事業庁で検討するという立場」として「確定された場合、早ければ来年2月から新しい変速機を装着したK2戦車を生産することができる」と述べた。

問題はS&T重工業の変速機の問題で納品が遅れたが、遅滞賠償金は防衛事業庁と直接契約をした現代ロテムが責任を負う仕組みになっていることだ。S&T重工業自身には契約不履行の賠償金負担契約はない。

S&T重工業は、遅滞賞金を負担しても全体の受注額(9000億ウォン)を基準にした計算ではなく納品した変速機金額(692億ウォン)の中で負担すると主張する。この主張通り計算する場合、負担金額は受注金額の10%に過ぎないと思われる。
来年1月に変速機の交換契約を新たに結ぶも、今年の年末までに納品遅延で発生する遅延賠償金問題をどのように解決するかも問題だ。
業界関係者は、「防衛事業庁では遅滞賞金問題を一端脇に置いて、レンク製変速機をすぐに導入して納入を再開しようという立場である」とし「来年1月再契約時点で遅延賠償金問題についても一定部分免除を求めて現代ロテムと防衛事業庁の間の責任攻防が激しくなるものと見られる」と述べた。
(引用ここまで)

 S&T重工業がパワーパックのトランスミッション製造について完全にギブアップ。
 パワーパックを除いたどんがらだけがどんどん製造されていて、在庫がいっぱいいっぱいになってしまっている状況なのだそうですよ。
 戦車50台がそのまま放置されている工場というのはなかなか辛そうです。
 で、斗山インフラコアが製造しているエンジン自体はもうすでに生産されているので、ドイツのレンク社製変速機を合わせてパワーパックの量産をしてしまおうということになったとのこと。

 ま、賠償金が1日に4500万円に達する(かつ最大で調達費用の何割まで等の上限もなし)であることも加えて、ここまでは既報
 レンク社製のトランスミッション採用が実現することになって来年2月あたりから量産フェーズに入るということなのですが。
 なんかもうそれですべての問題は解決したも同然、みたいな話になっています。

 ユーロパワーパックですでに採用されていて、かつK2に搭載実績のあるトランスミッションですから。
 でも、相方のエンジンは異なるわけですからね。
 「S&T重工業製のトランスミッションは耐久テストをパスできずに壊れた」のですが、その故障の原因がトランスミッションだけにあるともかぎらない。
 ……まあ、トランスミッションに問題がある可能性が一番高いのは確かですが。

 実際に「ドイツ製パワーパックでも問題は生じている」らしいですからね。
 さらなる問題は、一端故障してしまうと韓国軍は手を出せずにユニットごとドイツ送りにするしかないということ。
 上記の故障した一次生産分のK2に搭載されていたパワーパックは今年の4月にドイツに送って、10月に戻ってきたそうですよ。
 余剰部品を持っておいてパワーパックごと交換するというのが一番よいかな。
 そうすると輸出するときのサポートをどうするんだって話もあるのですが。
 ま、輸出時におまけでパワーパックを余計につけておくとかしておけばいいんじゃないですかね。輸出が成功するのであれば、ですが。

19日までのセールで53%オフ。
M1エイブラムスはなぜ最強といわれるのか 実戦を重ねて進化する最新鋭戦車の秘密 (サイエンス・アイ新書)
毒島 刀也
SBクリエイティブ
2009/9/15

韓国で非常用持出袋がギフトで大人気、その一方でまたもや複数の空母が朝鮮半島海域に接近中……

今年の秋夕ギフトセット、非常持ち出し袋が人気(朝鮮日報)
【萬物相】「非常持ち出し袋」が秋夕の贈り物とは(朝鮮日報)
 9月22日、ソウル市江南区のある海運会社が社員に秋夕(チュソク=中秋節、今年は10月4日)の贈答品として「非常持ち出し袋(避難袋)」を配ったという。重さ5.5キログラムの非常持ち出し袋には、非常食・使い捨て毛布・寝袋・ガスマスク・ヘルメット・携帯用ラジオ・携帯用ランプなどが入っていた。この会社は社員たちに「国内外の情勢を考慮して、是非とも用意しておくべき物を選んで非常持ち出し袋に入れて配った」と説明した。この会社に勤める社員が非常持ち出し袋の写真を撮ってインターネット上のコミュニティー・サイトに掲載して、こうした経緯が明らかになった。この写真を見た人々は「地震などの備えに対する心配が多い昨今、役に立つ」「このところ非常用品をいろいろ取りそろえて非常持ち出し袋を用意しているが、会社でやってくれるなんてうらやましい」などと書き込んでいる。
(引用ここまで)
 非常持ち出し袋を売るネットショップには注文が殺到、今注文しても配送は秋夕以降になるという。「まさか」と言っていた人々も、今は「もしかしたら」と思うようになったのだろうか。日本から輸入されたという非常持ち出し袋まで登場した。 (中略)

 あまり目にしたことのない品物も少なくない。鉛筆削りのように持ち手を回すと自家発電して放送が聞けるラジオが人気だという。このような手動式ラジオでなくても、携帯用ラジオの売上は大幅に伸びている。スマートフォンは敵が電磁パルス(EMP)攻撃をしてきた場合、無用の長物となる。非常食は「アルファ米」という米が使用されており、お湯さえ注げばご飯になる。 (中略)

 秋夕の贈答品は世相を反映する。好景気時は牛カルビ・イシモチ・フルーツのギフトセットが増え、不況時はハム・煮干し・食用油・海苔(のり)のギフトセットなどが流行した。変わらないのは感謝の気持ちをやり取りすることだった。非常持ち出し袋が秋夕の贈答品として登場したのを見ると、感謝というよりも安全を贈り合わなければならない時代が来たようだ。
(引用ここまで)

 韓国のチュソク(秋夕)の季節につきものといえば帰省と贈り物。そしてそれが変容したボーナス。
 中国・台湾でも月餅を送る風習から、雇用者がボーナスを出すようになってますね。
 いつだったか中国の電子メーカーで中秋節の月餅とボーナスが取り消されて怒りのストライキがありました。中華文明圏ではこの時期に贈り物の風習があるという理解でよいのではないでしょうか。

 で、そのチュソクの贈り物で「非常用持ち出し袋」が売れている、というお話。
 4月頃はなんでこいつらはこれほどまでに当事者意識がないんだっていう話をしていましたが、ようやくじわじわと「すぐ隣に戦争の火種がある」ことに気がつきつつあるというところですかね。


 そして、空母ロナルド・レーガンと空母セオドア・ルーズベルトが朝鮮半島に近づきつつあるとの話。

韓半島に来る「レーガン・ルーズベルト」... 同時に北圧迫(SBS・朝鮮語)

 朝鮮半島の海域に複数の空母がくるのは5月以来ですかね。
 このニュースのコメントで空母ジョン・C・ステニスも来ているんだってのがありますが、ステニスは母港のキトサップに停泊しているはずです。
 少なくとも先月26日に更新されているUS Carrier Strikes Group Locationではそのようになっています。
 3隻の空母が来るようであれば大事ですが……。さて。


韓国海軍、潜水艦を増強しようとするものの居住性が劣悪で隊員が定着せず……

劣悪な環境に乗組員70%、潜水艦から去って行く(KBS・朝鮮語)
<アンカーコメント> 最近、北朝鮮の挑発に対応して核推進潜水艦の導入が本格的に検討されているが、いざ私たちの潜水艦は劣悪な勤務環境のために、熟練した乗組員を養成するのが難しいとします。
最近10年の間に、乗組員70%近くが潜水艦を去りました。
グァクフイソプ記者の報道です。

<レポート> 1200トン級潜水艦チャンボゴが基地を出発します。

<録音>「各部門潜航準備」

ハッチが閉じ、すぐに潜水を始め作戦に出ます。
海軍初の92年に就役したチャンボゴは、97年にはハワイまで潜航に成功し、2004年連合訓練では米空母など15隻を仮想撃沈させた戦力を誇っています。
問題は、劣悪な勤務環境です。

長さ56メートル、幅7.6メートルの潜水艦に乗組員が、40人です。
一人がやっと横になれるベッド2台を3人交替で使わなければならず、食事をし、運動するにも苦労します。
シャワーは週1回、携帯電話やTV視聴は夢のまた夢です。

<録音>潜水艦司令部関係者:「長い一ヶ月近くの任務を遂行するのにその中で40人がトイレ2つにぶら下がっています。他の説明は必要ないでしょうね」

このような悪条件に最近10年の間に養成した乗組員7百人のうち、69%である500人が潜水艦を去りました。
基本的な教育だけでも少なくとも6ヶ月以上を必要とするため、一般的な兵士ではなく80%以上は副士官が勤務します。
しかし、副士官たちも潜水艦に乗船したいという志願率が60%をわずか超えるていどで、潜水艦乗組員として専門性を備えるための5年間のキャリア以上の乗組員は35%にしかなりません。

<録音>キム・ハクヨン(国会国防委員):「熟練した乗組員たちがこう続け流出しているところを見ると、戦力運用に大きな支障が懸念されます。至急対策を立てなければならない」

私たちの潜水艦の平均的な作戦仕事164日、大規模な核推進潜水艦などの導入に先立ち、乗組員の処遇改善が急務との指摘が出ています。
(引用ここまで)

 軍事ネタ2連発。
 1200トン級ということは、ここで報じられているのはひとつ前の209型ですかね。
 1800トンクラスである214型は大きくなって、かつ定員も減っているのでこちらであればそれなりに楽なのでしょうが。PEM燃料電池のスペースがあるからそうでもないのかな。そうりゅう型も現行型はAIPがあってかなり窮屈だという話でしたから。
 それでもディーゼルエンジンだけの209級と比べたら天国でしょうけど。
 日本では潜水艦乗りに志願すると心理テストが行われてストレス耐性の強度を測定されて合否を出すということですが、この状況じゃ志願してきた隊員は片っ端から入れているって感じでしょうね。
 7割がいなくなるって。

 まあ……209型で最大行動時間は50日。
 214型は燃料電池がまともなら潜行したままで数週間。最大行動時間は12週間、84日。
 30-40人の韓国人と24時間、完全に一緒ってことを考えればそりゃストレスもたまるでしょうよ……。

 ちなみに日本も韓国も次期潜水艦は3000トンクラスを予定。
 日本はSS-513を建造開始したのかな。韓国も建造自体はスタートしているはず。今度は214型の現代重工業と違って、大宇造船海洋が建造を担当しているそうです。

本書をはじめとした新書フェア今日まで〜。
知られざる潜水艦の秘密 海中に潜んで敵を待ち受ける海の一匹狼 (サイエンス・アイ新書)
柿谷 哲也
SBクリエイティブ
2016/10/14

お笑い韓国軍:韓国型次世代戦闘機KF-X、アメリカからの技術移転が進まずに戦力化遅延へ……ほら、案の定

言葉だけの「技術移転」……揺れる韓国型次世代戦闘機「KF-X」(MBC)
[ニュースデスク]◀アンカー▶
韓国型次世代戦闘機KF -X事業が2020年から120台の量産を目標に進められています。
ところが、事業の中核的な技術移転の過程に雑音が絶えずにいます。
ヒョン・ジェグン記者が取材しました。

◀レポート▶ 2013年当時の防衛事業推進委員会は、韓国軍の次世代戦闘機として米国ロッキード・マーティン社のF-35Aを選定しました。

オ・ムヒョシク/合同参謀本部公報室長(2013年11月)
「公衆戦力の空白を最小限に抑えるために韓国型戦闘機などを適時に確保するように最善を尽くします。」

ところが3年近く経った昨年から行われた技術移転の状況を見てみたところ、総体的に目標値に満たないことが明らかになった。
技術伝授のための人材は毎年360人をサポート受けるはずが、現在までに派遣された人材は40人に過ぎず、技術情報分野は50万ページにのぼる資料中16万ページのみ、32%だけの移転です。

より深刻なのは教育資料の技術報告書。
3万ページにのぼるものが200ページのみ提供され、1%にも満たない状況です。
21個の技術移転に関して、すべてがこのように目標値にはるかに足りないです。
防衛事業庁はKF -Xのような大型事業は計画通りに行われるかどうかは限界があるとして、今年8月に米国に2次補完要求を提出した状態だと明らかにした。

キム・ハクヨン/自由韓国党議員「(KF -Xビジネス成功は)21個のコア技術移転が不可欠である。米国との速やかな交渉を通じて戦力化が遅れていることを取り戻さなければなりません」

交渉段階から戦闘機の目に対応するにAESAレーダー核心技術移転が拒否されたのに続いて、その上に受けることにした21個のアイテムも不十分なことが明らかになりながら、韓国軍武器導入事業の中で最大規模となる18兆ウォンのKF -X事業の信頼性が揺らいでいます。
(引用ここまで)

 韓国の独自技術で製造される次世代戦闘機、KF-Xの現況が届きました。

 当初、51件の技術移転をアメリカに要請していたのだけども、許可されたのは18件。そこから韓国軍高官や大使まで出張って21件に戻した大騒ぎがありましたっけ。
 最初の記事で移転要請している技術に双発エンジンの同期技術とかあって「じゃあ、最初から双発にすんなよ」って思ったものでしたが。
 2015年の年末には「大枠で21件の技術移転に合意」という報道が出てました。
 あくまでも大枠。

 当時から「細かい部分では移転拒否とかあるんだろうなぁ」と予想していたのですが、案の定でした。
 そもそもAESAレーダーをはじめとした「核心技術」の技術移転を拒否されていた時点で、アメリカ側のやる気のなさというのは見えていましたしね。
 もっともこれは当初、「約束していたのにアメリカが裏切った」という話だったのですが、実際にはそんな約束なんかされていなかったというオチでしたが。

 こんな風に詳細を知れば知るほど不安しかないので、インドネシアが分担金の支払い拒否をしているというニュースを聞いてもなんの不思議もないわけですが。
 このKF-Xを自国空軍だけで120機、輸出は500機を想定しているそうですよ。
 想定スペックはF-16 Block52よりも上なのだそうです。
 すごい戦闘機になりそうですね(棒読み)。

 なお、製造元のKAIは前CEOが逮捕、そのCEO一派だった副社長は自殺してますが。
 まあ、きっと大丈夫。


韓国人「韓国は空母保有国になれていたはずなのに!」……いや、助かってるだろ、それ

【コラム】残念な韓国の歴史場面…空母「ミンスク」を蹴った(中央日報)
韓半島(朝鮮半島)は緊迫する。恐怖の絶対核兵器、先端戦略爆撃機が舞台を埋める。韓国の武装力は助演だ。その厳しい状況は過去のエピソードを思い出させる。22年前、韓国は空母の臨時保有国だった。ロシア製「スクラップ空母」2隻を保有した。

空母「ミンスク」。スクラップの用途で韓国に売却された。ひどく錆つき、武装機能は破壊されていた。しかし外観と骨組みの損傷は大きくなかった。生まれ変わる潜在力は少なくなかった。その時期、中国はウクライナから空母(「ワリャーグ」)を買い取った。その船を10余年後に再誕生させた。中国初の空母「遼寧」だ。「ミンスク」は「遼寧」と比較される。両空母の原籍はソ連。「ミンスク」のエピソードはこうだ。

91年12月、ソ連が崩壊した。国が混乱すれば軍事力の維持は難しい。94年のロシアの決定は空母の放棄と退役。海外入札にかけた。売りに出された太平洋艦隊の空母は「ミンスク」と「ノヴォロシースク」だ。両空母は威力的な戦略資産だった。世界33社が入札した。韓国の中堅貿易会社(英流通)が落札した。チョ・ドクヨン英流通会長は産業化時代の挑戦と闘志を持っていた。

「ミンスク」の価格は460万ドル(当時の為替レートで37億ウォン)だった。「ノヴォロシースク」は430万ドル(34億ウォン)。驚くほど安い。黒豹タンク(K2)1台分にもならなかった。最近話題になっている原子力潜水艦の建造費用(推定)は2兆5000億ウォン(約2460億円)。両空母は短い期間で退場した。活躍年数は15年(「ミンスク」)、11年だった。米空母「エンタープライズ」の運用期間は50年だった。「ミンスク」は「キエフ」(航空巡洋艦)級空母だ。巨大で魅力的だ。排水量3万8000トン(満載4万5500トン)、全長273メートル。飛行甲板195メートル。大きさは米空母より小さい。しかし巡洋艦の強みを持つ。攻撃の筋肉質では上回った。両艦艇はソ連時代に米海軍第7艦隊と対抗した。

その空母がその価格で処分された。スクラップの塊りの重さで契約された。当時、日本の放送NHKが韓国を牽制した。「主要装備がそのまま装着されている。軍事用に転用が可能」。その報道は刺激的だ。ロシア海軍は指揮・防空・標的探知の主要装備を壊した。そのような状態で95年10月、両空母は太平洋艦隊の港(ソベツカヤガバン)を離れた。曳き船に引かれて5日後、浦項(ポハン)沖に来た。予想しなかった試練が待っていた。

空母入港反対の激しいデモがあった。環境団体が先頭に立った。空母解体時の油流出、放射能汚染問題を提起した。両空母は原子力空母ではない。ディーゼル推進だ。しかし怪談が広まった。「ノヴォロシースク」はポスコで解体された。その過程でスクラップの中に隠れていた宝物が飛び出してきた。滑走路用の特殊鋼が発見された。逆設計ができた。それは当時の権寧海(クォン・ヨンヘ)安全企画部長の主導的作品だ。学習の結果は「独島(ドクト)」建造過程に投入された。

「ミンスク」はそのような運命も拒否された。どの港も受け入れなかった。鎮海(チンヘ)の海軍埠頭に入った。当時の海軍のスケールは沿岸作戦にとどまっていた。空母は大洋海軍の象徴だ。海軍は「ミンスク」を厄介者扱いにした。しかし危機は機会だった。「空母解体が不可能、それなら再構成・改造に方向転換をするべきでは」。空母復活条件が逆説的に形成されたのだ。磨きあげれば可能だった。韓国の造船とIT技術は世界最高だ。そのような力が「ミンスク」に適用されなかった。それは国家意志の不足のためだ。国防の想像力は貧弱だった。安保の主人意識欠乏は長く続いている。環境団体との対立は避けられない。それを突破するのがリーダーシップの決断だ。

その頃の国際情勢は今とは違った。中国がライオンの爪を見せる前だ。北朝鮮は苦難の行軍の時期だ。米国の協力を得ることができた。しかし宝物の真価は伏せられてしまった。それを足で蹴ったのだ。元ロシア駐在武官のユン・ジョング提督(予備役)は胸が痛むという。彼は「我々の国防の歴史で最も残念な場面」と語った。

中国の購入空母は未完成状態だった。工程率70%。購買(2000万ドル)条件の用途は海上カジノ。しかし条件は意味がない。国家指導部の決心が重要だ。「遼寧」は中国海軍力の威容だ。貿易人チョ・ドクヨン会長の快挙は悲劇に終わった。98年の通貨危機の頃、「ミンスク」は中国に売却された。「ミンスク」は「明思克(ミンスク)航母世界」(ミンスク・ワールド)の看板を掲げた。広東省深センの海上テーマパークでだ。昨年「ミンスク」は江蘇省南通海上公園に移された。

宋永武(ソン・ヨンム)国防長官の野望は原子力潜水艦だ。彼は佐官時代、「清州(チョンジュ)」の艦長だった。彼の記憶の中で「ミンスク」はどんな存在だろうか。「ミンスク」の悲運は韓国の力不足を表す。それは生きている教訓だ。
(引用ここまで)
 ミンスクに関しては韓国を経由していることはなんとはなしに知っていたのですが、ノヴォロシースクについては恥ずかしながらまったく知りませんでしたわ。
 こんなことがあったのですねぇ……。
 ソ連崩壊直後はこういった感じで、なんでも売りに出ていたのです。

 韓国が原潜用原子炉の技術を所有している、あまつさえ原子炉の現物を持っているらしいという話もあるのですが、これもソ連崩壊時に流出したものではないかと言われています。
 もう、当時はなんでもかんでも売りに出ていたようですね。
 手で持っていけるものであれば社員(共産主義なので社員ではないですが)がなにもかも持ち出して、西側に売っていたなんて話もあります。
 テトリスの生みの親であるアレクセイ・パジトノフがあまりにも「あれをくれ、これをくれ」と言うので某所で「アレくれい・パジトノフ」と呼ばれていたのもやむなしといったところ。

 さて、この記事は韓国人記者の「うまくすれば空母所有国となっていたのに!」という視点で書かれていますが。
 空母だけあってどうすんのって話ですわ。
 艦載機もなけりゃ、艦載ヘリもない。エンジンもオミットされていてどんがらだけ。自力航行もできないスクラップ。
 記事中では「韓国は造船大国であり、IT大国であるから云々」と書かれていますが、そんな風に変な自信を持って「利益率が高い!」って飛びついて、大赤字を出したのが海洋プラントでしたっけ。

 韓国人的には「スペインもイタリアもタイですら空母を持っているのに!」という感覚なのでしょうが、キエフ級にはカタパルトもジャンプ台もなし。ハリアーしか艦載用の機種が存在しない。
 それなのに4万トン級の経費だけはかかる。
 むしろ、スクラップとして活用したことで助かってますわ。
 逆に空母保有国となっていた韓国を見たかった気はしますけどね。お笑い韓国軍的な意味で。

ただいま半額セール中。
知られざる空母の秘密 海と空に展開する海上基地の舞台裏に迫る (サイエンス・アイ新書)
柿谷 哲也
SBクリエイティブ
2010/9/15

韓国独自技術で生産されるKF-X、インドネシアが分担金支払いを拒否。原因はムン・ジェイン政権のKAIへの圧力?

インドネシア、KF-X分担金期限内納付難色... 支障の懸念(JTBC・朝鮮語)
[アンカー]
韓国軍は8兆ウォンを超えるお金を投入してKF -X、すなわち韓国型戦闘機開発事業を進めています。協力国であるインドネシアは開発コストの20%を負担することになっていますが、最近になって今年の分担金を期限内に納めるのは難しい立場を伝えてきたことが確認された。開発に支障が生じたり、我々の予算が投入されることがあるという懸念が出てきています。
ユン・セノの記者の単独報道です。

[記者]
KF -X事業は空軍の老朽機種を代替する戦闘機を独自開発する事業です。
8兆ウォン以上を投入して2026年までに120台を生産する計画です。
この事業を受注した韓国航空宇宙、つまりKAIはインドネシアとのビジネスを進行しています。
インドネシアが総事業費の約20%を順次出して完成された試作戦闘機1台を受けていく条件です。

ところが、インドネシアは最近になって「今年10月末までに納付予定の1380億ウォンが予算案に反映されなかった」という立場を送信しました。
期限内納付が難しいでしょう。

軍は年末までも受けるという立場だが、KAIは一刻を争う状況となっています。
最近不正疑惑のために経営難に陥っているうえ、年末までに企業手形2900億ウォンを返済しなければなりません。
最先端の技術開発にはタイムリーな資金調達が重要であり、KAIの現状を考慮すると分担金滞納はビジネスに致命的な打撃になりかねません。

キム・ジョンデ/正義党議員:「きめ細かな管理がされていないからシステム開発を始めてから2年で国際協力協調体制が瓦解の危機に瀕しているのです」

このような内容は、最近、大統領府にも報告されたし、政府は対策を検討していることが知らなりました。
(引用ここまで)

 韓国の純粋な独自技術(アメリカからの技術移転は山盛り)で製造される予定のKF-Xが危機に瀕しています。

 インドネシア側が今年の分担金を出さないとしている理由が明確ではないのですが、おそらくはここ最近の開発主体であるKAIに対するムン・ジェイン政権からの圧力が尋常ではないために態度を保留しているというところでしょうか。

 なにしろ、前代表が逮捕されて、副社長は自殺に追い込まれているという状況。

防衛産業不正疑惑で韓国航空宇宙産業前代表を逮捕(中央日報)
韓国航空宇宙産業前社長の逮捕状請求の日、副社長が遺書残して死亡(中央日報)

 KAIに対してはT-50やスリオンなどの部品を実際よりも高価な値付けで軍に納入し、その差額をパク・クネ政権に対してのロビー費用として使ったのではないかという疑惑が出ています。
 防衛産業不正+パク・クネ政権への賄賂ということでムン・ジェイン政権から蛇蝎のように嫌われ、叩かれまくっているのです。
 韓国与党は「防産不正+チェ・スンシル関連予算を正せば年6000億円の福祉予算なんか軽くカバーできる」というように認識してますからね。
 KAI自体はそこそこ黒字も出しているのですが、場合によっては黒字倒産もあり得る状況。
 韓国軍としてはそれはやばいということでTA-50を追加発注するともされていますが……。

 そんな状況でインドネシアが「一度、見(ケン)にまわる!」と言い出しても不自然ではないでしょう。
 KAIの事業についての健全性と、倒産した場合の保障がどうなるのかといった政府間交渉があってしかるべきですからねぇ……。
 ちなみに予定ではCGでの設計が終わるのが来年、2021年にはフルスケールの試作機が完成、翌年には飛行試験ができて2023-24年頃には量産契約ができるとのスケジュールになっております。

さほど関係はないけど、昨日から今日に書けて一気に読んだ本。これは少なくとも一読の価値はある。
中東複合危機から第三次世界大戦へ イスラームの悲劇 PHP新書
山内昌之
PHP研究所
2016/2/15

B-1Bの沿岸飛行に北朝鮮軍部対応措置ゼロ、着々とデータ収集されている模様

北、米戦略爆撃機に全く対応できず 事後に航空部隊を配備…ずさんな防空体制を露呈(産経新聞)
北朝鮮、1969年には米偵察機を撃墜したが… 「今はできるか疑問」(中央日報)
 北朝鮮東方沖を飛行した米軍のB1戦略爆撃機に対し、北朝鮮が全く対応措置を取っていなかったことが分かった。韓国の情報機関、国家情報院が26日、国会に報告した。飛行自体に気づかなかった可能性が高く、北朝鮮の脆弱(ぜいじゃく)な防空体制が浮き彫りになった。

 米国防総省などによると、グアムに配備されている2機のB1と、F15戦闘機が23日深夜から24日未明にかけ、北朝鮮東方の国際空域を海の南北境界線である北方限界線(NLL)の北側まで飛行。同省は今世紀に入って最も北側まで進入したと強調していた。(中略)

 北朝鮮は最大600キロ先を探知できるレーダーを配備しているとされるが、電力事情の悪化で、当時、稼働していなかった可能性も指摘されている。探知したとしても旧式の戦闘機しかなく、即座に対応できなかった可能性もある。
(引用ここまで)
北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が25日(現地時間)、米国のB−1B戦略爆撃機作戦の実施に対して「宣戦布告をした以上、今後は米国戦略爆撃機が領空を越えないとしても任意の時刻に撃ち落とす権利を含め、すべての自衛的対応権利を保有することになるだろう」と述べて戦闘機撃墜に対して強気出ている中、これに関する分析が複数出ている。

米国の日刊紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は李氏のこの日の発言をついて「今回の発言は、平壌(ピョンヤン)とワシントンが意図しなくても、可能な武力衝突に向かって疾走しているという恐怖をより一層大きくした」との評価を出した。専門家らは李氏の発言を単なる「言葉の爆弾」として認識するべきではないと警告した。

ジョンズ・ホプキンス大学韓米研究所のク・ジェフェ所長は「米国は北朝鮮と一種の衝突に、危険なほど近づいている」とし「我々がこの道を進み続ければ、偶発的な交戦もあるかもしれない」と懸念を示した。かつて北朝鮮が米国の偵察機を撃墜した前例があるだけに、これを聞き流してはいけないということだ。 (中略)

米外交専門誌フォーリン・ポリシーも「ソ連時代のレベルにとどまっている北朝鮮の空軍戦力は米国や同盟国の格別な威嚇にはならない」という評価を出した。同誌は北朝鮮が旧ソ連時代に作られた地対空ミサイル数千発と自国で生産したKN−06地対空ミサイルなどを保有しているが、米国戦闘機に脅威は与えにくいだろうと分析した。米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「北朝鮮政権は強く見せようと努力すると同時に、見えすいた脅しで外部の脅威を阻止しようとしているように見える」とし、実際の撃墜成功に対する可能性を一蹴した。
(引用ここまで)

 ああ、なるほどね。
 基本的に現代の兵器はレーダー波が当てられると「当てられた」と分かるようになっています。
 以前に海上自衛隊のゆうだちが中国海軍のフリゲート艦から火器管制レーダーを照射されたことが問題になったように。
 映画や漫画で「ロックオンされた!?」っていうような描写がありますが、あれはロックオンのためのレーダー波を浴びせられているから注意しろ、という警告なのですね。

 この場合、公海上とはいえ北朝鮮の沿岸を飛行した際にどのような対応が取られるかというデータを米軍が収集しはじめた……ということなのでしょう。
 どういう航路を辿ったかは推測しか出ていないのでなんともいえませんが、対空レーダー波があったかどうか。戦闘機のスクランブルの兆候があったかどうか等々。
 そういったより実戦に近いデータを収集する必要があったということなのでしょう。
 実際に領海、領土へ侵入する用意があるぞ、というアピールでもあります。

 4月頃よりもはるかに具体的な事前行動に出ている……って感じだなぁ。
 複数の空母が日本海に留まれば危険な兆候であると書いたことがありますが、そのときよりもはるかに実戦的になっているってところですかね。
 明日解散で、総選挙。その臨時国会召集後の内閣は戦時内閣になる可能性があるということでもあるのです。

【Amazon.co.jp限定】 セルスター レーダー探知機 VA-820EZ 日本製 3年保証 GPSデータ更新無料 OBDII対応
セルスター(CELLSTAR)
2016/8/25

米空軍爆撃機B-1Bが北方限界線を越えて北上……その一方、韓国では「死の白鳥」に幻想が拡がりまくっている模様

「死の白鳥」B-1B威力は?... 「独自出撃」の背景に注目(KBS・朝鮮語)
<アンカーコメント> B-1Bランサーは、その威力も威力だが緊急時にグアムから最も早く朝鮮半島に到着することができる戦略資産でもあります。
特に、今回は私たちの空軍や日本の戦闘機の護衛も受けておらず、米軍が独自に出撃したが、ここにはもう何の意味が込められてでしょうか?
キム・ソンジン記者です。

<レポート> B-1Bランサーは北朝鮮が核・ミサイルで挑発行為を行う度に韓半島へと優先して出撃してきました。
最大マッハ1.2で、米国の3大戦略爆撃機のB-52やB-2よりも早く、グアムで韓半島まで2時間で完了します。
機体内部に34トン、外部に27トン、最大61トンの爆弾を積載して投下することができます。
GBU-31とGBU-38などの合同直撃弾、長距離空対地巡航ミサイルJASSMなどは、数百kmの外でも精密打撃が可能です。

有事の際には爆弾の母と呼ばれるGBU-43や、地下60メートルまで破壊することができるGBU -57搭載も可能です。
MK-84、MK-82なども数百発武装することができ、従来の爆弾だけで平壌指揮部と地下バンカー、核・ミサイル基地などを焦土化させることができます。

軍事専門家は、米軍が夜間に韓国や日本の空軍護衛なしに独自にB-1B編隊を出撃させた点に注目します。

<録音>シン・ジョンオ(韓国国防安保フォーラムシニアアナリスト):「米軍単独の資産だけで北朝鮮の爆撃が可能であるが、北朝鮮の核爆弾の脅威に米国がこれ以上屈しない……」

大統領府は、米軍が計画を予告し、韓米間の緊密な連携の下で作戦が行われたと説明しました。
(引用ここまで)

 どうも韓国の中でB-1Bに対する幻想がとてつもなく膨れ上がっているようで……。
 この記事、嘘ばっかり。

 そもそもB-1Bは「死の白鳥」とは呼ばれていません。

韓国の「奇妙な」軍事報道に注意(Yahoo!ニュース個人)

 文中にはグアムから2時間で朝鮮半島に到達するとありますが、マッハ1.25はアフターバーナーを利かせた時の最大速度なので無理。
 MOPもMOABもB-1Bには搭載不可能。
 MOPことGBU-57はB-2/MC-130、MOABことGBU-43はMC-130じゃないと搭載できません。
 小さいほうのバンカーバスターことGBU-28であれば搭載できるようですが。
 ……なんでこんな調べればすぐに分かることで嘘をつくのやら。
 さらにMC-130はもともと輸送機なので制空権を確保した地域でないと運用不可。

 B-1Bはレーダーの効きにくい超低空から超音速で一気に敵国に侵入し、精密爆撃のできる1トンクラスのJDAM GBU-31を24発、地上施設に対してどかどかと落とすという任務向きの爆撃機ですよ。
 対北朝鮮で言えばミサイル発射基地や空港といった重要拠点、あるいは対空兵器を叩いてB-2、B-52、MC-130の露払いをするのが役目。
 グアムに配備されているB-1Bは6機。最大で144発のJDAMを落とすことができるということです。
 もちろん、爆撃機の支援としてF-15C、F-15E、F-35Aあたりが帯同するのでしょうね。

 今回、2機のB-1BがNLLを超えて北上したというニュースが出てきています。

[ニュース分析]米、「死の白鳥」NLL越えて最北端まで飛ばせた理由は?(ハンギョレ)

 実地訓練がより先鋭化してきたという感触です。

新書セールで半額になってます〜。
世界最強!アメリカ空軍のすべて 戦闘機から攻撃機、爆撃機、次世代機まで、保有戦力の全貌がいま明らかに! (サイエンス・アイ新書)
青木 謙知
SBクリエイティブ
2011/1/14

最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
NEW GAME! 6巻
この世界の片隅に (Amazon.co.jpオリジナルメイキングDISC付)
君の名は。 Blu-ray3枚組
スペシャルエディション
4K同梱5枚組も。
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めて
3DS版もありますよ。
初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ