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労働争議

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韓国GM労使、週末も交渉 → 条件に怒った労組が社長に椅子を投げようとする → 決裂

韓国GM労使「13次交渉中断... 今後のスケジュール議論中」(ニュース1・朝鮮語)
韓国GM( GM)労使が13回賃金団体協議交渉を中断した。
韓国GM労組によると、この日の午後1時から仁川富平工場で再開された第13回賃金団体協議交渉を中断した。
この日、使用者側は交渉が開始されると、以前に提示した「群山労働者5年無給休職」を4年にするとの修正案を示し、「経営正常化のための将来の発展の展望」は後日発表するという立場を明らかにした。
労組は使用者側の要求に強く反発して、25分には閉会を要請した。

また、一部の組合員がカハー・カゼム社長に椅子を投げようするなど騒ぎを起こそうとしたと伝えられた。
(引用ここまで)

 土曜日の今日も一応、韓国GMの労使交渉があったことはあったのですよ、ということで。
 で、韓国GM側は修正案を持ってきたのだけども、その内容に労組側が激怒。
 カハー・カゼム社長に対して椅子を投げようとした組合員がいたということで団体交渉は中断。
 その間、わずか25分。

 まあ、韓国GM側も「レイオフの期間を5年から4年にしてもいい」っていう、本当にどうでもいい条件修正案を持ってきたってことでかなり煽り気味にしていますけどね。
 あえて煽って時間を潰そうという意図なのかとも思えるほど。
 それにまんまと乗ってしまう労組側もアレですが。
 これは合意する気ないな、韓国GM。政府からの支援がないかぎりは出ていく、というのは既定路線なのでしょうね。

真・デッドラインまであと2日。

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バンダイビジュアル
2010/09/24

韓国GMの労使交渉、なにも決まらずに終了。デッドラインまであと4日。労組側はストライキの手続きに突入へ

韓国GM労使賃金団体協議交渉も決裂... 立場の違いだけを確認(聯合ニュース・朝鮮語)
法定管理への岐路に立っている韓国GMの労使双方が16日、賃金・団体協約(以下賃金団体協議)交渉を再開したが、成果なく終わった。
韓国 GMによると労使は同日午後2時から2時間30分の間、仁川富平工場で第8回賃金団体協議交渉を行ったがなんら合意をまとめることはできなかった。

韓国GMの関係者は、「会社はコスト削減自己救済案の暫定合意を、労組は群山工場の雇用問題を含む一括妥結を求め、お互いの立場の違いを確認した」と明らかにした。
この関係者は、「次期交渉日程は幹事間議論に決めることにした」とし「時間があまり残っていないので、すぐに17日午前に当日交渉日程が決まることもあり得る」と述べた。

カハー・カゼム韓国GM社長はこの日午後、労使交渉終了後にイム・ハンテク労組支部長とキム・ホギュ金属労組委員長のふたりと非公開会合を行い、賃金団体協議交渉と使用者側の法廷管理方針について議論したことが分かった。
この日、韓国 GM労使賃金団体協議交渉は先月30日、7次交渉が決裂した16日後にようやく行われたものである。
(中略)

労組がスト権を確保するために、中央労働委員会に申請した争議調整の最終的な審議の結果は、17日出てくる。もし調整中止決定が下されれば、労組はストライキ賛否投票をするなど、合法的にストライキ手続きに突入することができるようになる。
(引用ここまで)

 この日になったら不渡りを出すとされている20日の金曜日まで1日1回は韓国GMの動静をお伝えしましょう。
 とりあえず昨日の月曜日午後には労使交渉がありました。なにも決まらずに終了。
 2時間半ほどの交渉で韓国GMは「福利厚生費の削減」を主張し、労組側は「群山工場の閉鎖ハンターイ」「福利厚生費の削減ハンターイ」「リストラハンターイ」と主張する。
 これまでのパターンと同じですね。

 今回は監視カメラによる記録ではなく、労組側が「安全に考慮する」と一筆入れることで韓国GM側が交渉の場につくことを認めたとのこと。
 そして無駄な交渉を積み上げて、韓国GM側に「我々は真摯に交渉したのだが、労組側は一歩も退くことがなかったのでしかたがなかった」というエクスキューズ、既成事実を積み上げさせている。
 完全に手のひらの上で転がされていますね。

 そしてその一方で労組側の申請していたストライキの審議結果が今日発表されます。この期に及んでストライキでなんらかの局面打開ができると思っているんですからおめでたいというかなんというか……。
 企業側からしてみたら「貴重な交渉時間をわざわざ浪費してくれてありがとう」くらいなものでしょう。

 最大で50万人が失職するという金曜日まであと4日。


米GM「韓国GMへの出張禁止。鉄パイプで武装した暴力集団がいる」→韓国GM「団体交渉の安全確保にビデオカメラを設置する」→労組の反対で交渉キャンセル

「労組鉄パイプ暴動」に飽きた美本社... 韓国GM「最悪の状況」の手順となるか(韓国経済新聞・朝鮮語)
監視カメラを置くかどうかで紛糾……韓国GM労使、交渉中止(東亞日報)
米ゼネラル・モーターズ( GM)本社は今週初め、全世界の従業員に対して異例の通知をした。安全上の理由から韓国GMへの出張を禁止する、という内容だった。会社が成果給を出さないという理由で、一部の労働組合員が5日鉄パイプを持って社長室に集合して備品を壊し、その後には長時間にわたって占拠するなど暴動をふるったことに対する措置であることが判明した。バリー・イングル GM海外事業部門社長は状況が差し迫ったためにメアリー・バーバラGM会長を直接説得した後、11日に緊急訪韓したものであると伝えられている。業界では韓国GM労組が自己救済案合意を拒否し過激な行動に出ると、 GM本社が最終期限(20日)に向けて法定管理(会社更生手続)申請の準備に入ったと見ている。キャッシュフローに問題が生じた韓国GMの経営正常化作業が失敗し、破局に突き進むのではという懸念が高まっている。

ダン・アンマンGM総括社長は12日(現地時間)ロイター通信とのインタビューで、20日を「デッドライン」であると釘を刺した。韓国GM労組が20日までに自己救済案の受け入れを拒否して韓国政府の資金支援が得られない場合は、法定管理を選択するとの立場を明確にした。韓国GM労組と2大株主である産業銀行、韓国政府に向かって事実上「最後通告」を飛ばしたという分析だ。 (中略)

韓国GMが法定管理となる場合、国内経済に及ぼす影響は手のほどこしようがないほどに大きくなるというのが専門家たちの指摘だ。一瞬で数十万人規模の雇用が虚空に消える可能性が高いという分析も出ている。韓国GMの従業員の数は1万3000人だが、パートナー企業にまで拡大すると直・間接雇用労働者は、はるかに増える。1次協力会社300社に2・3次まで合わせると、合計3000カ所にまで達する。業界では、これらを合わせた総労働者数が15万6000人前後に達すると推定している。ここで工場周辺の商圏など間接の利害関係者まで含めると関連従事者数が20万〜30万人に達するという説明だ。
(引用ここまで)
韓国GM労使の賃金と団体協約交渉が交渉場所にビデオカメラを設置するかいなかという問題のために、最終的にキャンセルされた。

韓国GMによると、労使は12日午後1時30分から第8回の労使団体協約交渉を行う予定だった。しかし、企業側が安全上の理由をあげて交渉の場にビデオカメラを設置すると要求し、労組との意見の相違を示したあげく結局混乱を迎えた。先に成果給の未払いなどに反発した労組がカハー・カゼム韓国GM社長室を無断占拠した事件があったために、企業側は交渉の安全が担保されなければ交渉することはできないと主張してきた。11日、中央労働委員会は委員会事務所で交渉することを提案し、労使はこれに合意した。

しかし、12日午前になって労組が世宗の中労委オフィスではなく、韓国GM富平工場で交渉をしようと要求した。使用者側は富平工場の交渉にビデオカメラを設置すると主張し、労働組合は労使双方がそれぞれビデオカメラを用意して撮影するとしたが、最終的には見解の違いを狭められず、この日の約束された時間に交渉は開かなかった。
(引用ここまで)

 「匙は投げられた」とでもいうべきか。
 12日に予定されていた労使交渉は「安全確保のためにビデオカメラを設置するしない」だの「場所をどこにするか」だのいったことで交渉以前に紛糾してキャンセル。
 デッドラインまで残り10日もない中でなにをしているのやら……。
 労組側をあえて挑発している感もありますが。
 「ビデオカメラを設置する」なんてのは「おまえら危険な団体だから警戒しているぞ」という宣言みたいなもので。
 それ以前に「交渉について言った言わないにならないように記録をする」ってことでもありますしね。

 それ以前にGM本社は全社員に対して韓国GMへの出張を禁じる措置を執っていたっていう。
 社長室の備品をぶち壊して占拠するような連中となにを交渉するのやらって話になっても当然でしょう。
 出張すら禁じられるような危険な場所に、GM本社がこれ以上の投資をするつもりがあるのかどうか。
 まあ、労組側による社長室占拠はGM本社にとって体のいい言い訳を提供してくれたってところですかね。

 韓国GMだけではなく2次、3次の下請けまで含めると15万人規模が失職する可能性もある。
 さらに工場周辺の商圏まで含めると20〜30万人の雇用に影響するとのこと。……まあ、恨むのであれば労組を恨めってことでしょう。

GM創立者、W・C・デュラントの伝記
栄光なき天才たち[伊藤智義原作版] 7
伊藤智義 / 森田信吾
秋田書店
2017/1/6

韓国GM労組、ストライキを延期するものの主張は変わらず。最終期限は来週金曜……ただし、構造的には時すでに遅し

【中央時評】GMと貴族労組が韓国の納税者を恐喝するのか(中央日報)
きのう出勤途中に青瓦台(チョンワデ、大統領府)前で野宿闘争をする韓国GM労組員らを見た。社長室暴力占拠に続く労組の最後の勝負だ。 (中略)

振り返れば労組は2010年から誤判断の連続だった。世界の自動車産業がチキンゲームに突入し海外の労組は雇用安定の側に争議方向を完全に変えた。ドイツのフォルクスワーゲン労組は賃金21%を削減する代わりにドイツ国内の生産量を保証され、GMブラジルの労組もやはり賃金を7%削減した後に新車生産量の配分を受けた。賃金削減と雇用保障を引き換えにしたのだ。 (中略)

すでに韓国の最大の脅威は「人リスク」だ。だれも怖くなり韓国に大規模雇用が必要な事業はしない。一度雇用すれば定年まで保障しなければならず、工場が閉鎖される時までストを日常的に行うためだ。最近の大規模投資は半導体や石油化学のような労働節約型装置産業に限定されている。

原油高時代にはGMにとって小型車を作る韓国GMは孝行息子だったが、いまやいつでも切り捨てられる消費財になってしまった。ウォールストリートジャーナルなども「韓国政府が支援を中断すればGMは躊躇なく韓国を離れるだろう」とみている。もう韓国GM労使は共生関係の運命共同体だ。どれだけ多くの血税をかき出すかにより運命が左右される。そうした点で労組の青瓦台前野宿闘争は正確に急所を刺したものだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はろうそくデモを主導した民主労総に少なからず借りがあるという意識を持っているためだ。労組は莫大な雇用がかかった自動車会社の特性まで逆利用して青瓦台を圧迫する戦略を展開している。より多く勝ち取ってこそさらに長く宴を続けられるためだ。

米経済メディアのビジネスインサイダーは直接的な表現で有名だ。少し前には「GMが韓国GMに貸し付けた22億ドルを株式に換え(出資転換)、韓国政府に1兆ウォンを手当てするよう要求している。GM本社は追加費用負担なく韓国の支援金だけ狙っている」と非難した。そして「GMが韓国の納税者を恐喝している」という毒舌を飛ばした。もしこのメディアが労組の野宿闘争場面を見守ったとすればこのように報道するのは明らかだ。「市場の力で押し出された韓国GM労使が青瓦台を人質にして韓国の納税者を恐喝している」という風だ。きのう午前光化門(クァンファムン)でGM労組員らと遭遇した市民の視線が冷たかった理由もここにある。
(引用ここまで)

 STX造船海洋は〆切ギリギリに労使が自己救済案に署名して、債権者である韓国産業銀行に提出することで9日の法定管理入りは避けた模様。ただし、韓産銀が救済案を精査している状況でまだ実際にどうなるかは不明です。
 んで、韓国GM労組は申請していたストライキ届けをとりあえずは保留して、今日12日に労使交渉を行うとのこと。
 社長室占拠に続いて、大統領府前でピケを張っているそうです。

 ただまあ、記事にあるように韓国国民から韓国GM労組に浴びせられる視線は酷寒状態。
 3月の失業率が17年ぶりに最悪の数字を記録したことからも、「本来であれば他の韓国人も得られていたはずの雇用を独占している」状態の自動車産業労組に対する印象は最悪の状況。
 個人的にはNAVERニュースのコメントを「世論」であるとは思わないのですが、それでも関連ニュースのコメントには「いいから韓国GMは撤退しろよ」くらいのコメントしかつきません。

 現在のところ、大統領府は「経済原則に任せる」と中立の位置から出てこないことからも労組側に戦略の組み直しが必要とされていると思われるのですが。
 いまだに主張は「群山工場閉鎖撤回」「利益率のいい新車を投入しろ」「株をよこせ」等変わっていない模様。
 その一方で韓国GMも「韓国政府からの支援がなければ破産するしかない」としか言っていない状況。これまでは労組が一般の韓国人の雇用を奪ってきたのに続いて、韓国GM本体も韓国国民の税金を奪おうとしている。
 かといってそれを拒めば下請け等関連会社も含めて十万人規模の雇用が脅かされる。
 なかなかに難しい状況ですね。

 「新車投入の是非」「人件費、福利厚生費縮小に向けた構造調整」が問われていた第一次〆切である3月30日は終了し、すでにキャッシュフローは破綻しかけています。
 「再建案提出」の期限である第二次〆切は4月20日と来週金曜日。
 ま、いまから労組がたとえ賃金削減に同意したところで雇用が増えるわけでも、新規工場が建設されるわけでもないので時すでに遅しっていうのが実際なのですけどね。


韓国経済:中堅造船企業のSTX造船、労使協定を結べずに法定管理へ。韓国の成長時代の終焉のお知らせ

韓産銀「STX造船法定管理の申請」... 労使 "人件費の交渉近接"(マネートゥデイ・朝鮮語)
STX造船労使が「デッドライン」まで自己救済提案を提出できなかったことで、法定管理(更生手続)体制に転換される。KDB韓国産業銀行(産銀)が10日午前に発表した報道資料で「労組の自救計画提出拒否によりSTX造船は昌原地裁へ再生手続きを申請することにした」と明らかにした。先に政府と産業銀行は75%人員削減など自救計画の労使確約を前提にSTX造船の再生を決定し、9日を確約書提出の期限に定めた。
また、この〆切までに労使確約がないか、自救計画が不十分と法廷管理体制に転換するという原則を固守してきた。STX造船は労組を対象にして自救計画の提出の必要性を説明し、14回もの労使交渉を行ってきたが労組が会社側の希望退職・アウトソーシングなど人員削減に反対して合意を成し遂げられなかった。これについて産銀は「発表された方針通り期限内自救計画を提出できなかったために、原則として法定管理を申請する予定だ」と明らかにした。産銀はまた、「(STX造船)会社も法的強制力に基づく人員削減など苦痛分担とM&A(買収・合併)打診など更生手続の切り替えの必要性に共感して、理事会の招集など更生手続の申請手続きに着手する」と述べた。

続いて産銀は「更生手続が開始された場合、財産調査などの調査報告をもとに、裁判所の判断の下に回生型法定管理または認可前のM&A、清算などが決定される見通しだ」と付け加えた。 (中略)

ただし、実際の法廷管理の申請までの交渉の可能性は残っている。STX造船は、新規サポートがなくても、一定期間独自経営が可能なほど流動性を整えため、法定管理の手続きを急ぐ必要はないという評価だ。
(引用ここまで)

 中堅造船企業のSTXでしたが、最後までリストラについて労組が合意することなく、最大債権者である韓国産業銀行は法定管理(日本でいうところの会社更正法)申請に至ることとなりました。
 法定管理になると、リストラについてあるていど企業側の裁量に任されるようになります。
 労組側の合意があろうとなかろうと解雇等が自由にできるようになるのですね。
 一応、まだ裁判所が開くまでは話をすることはできるということになっているようですが。

 実際に法定管理になるならないは別として「韓国の労組」の時代が終焉した、ということでしょうかね。
 つまり、それは韓国の成長時代が終了したということでもあるのです。
 経済成長さえ見せているのであれば、それに伴った賃上げはむしろ当然。なんだかんだで企業側が乱暴な労組につきあってきたのは生産工場を稼働していれば儲けることができたから。
 韓国ではそれすらも難しくなってきた、ということですね。

 韓国の人口ボーナスは2016年に終了し、去年からは人口オーナス時代に突入したとのこと。
 成長を前提とした交渉はできなくなり、潰すべき企業はとっとと潰すという判断がなされる。
 つまり、これまでのような韓国名物の労使紛争が見られなくなるのでしょう。STX造船労組による共に民主党の支部占拠や韓国GMの労組による社長室占拠は最後の打ち上げ花火なのかもしれませんね。
 それはそれで残念な気もしますけども。

【追記】
10日午後にSTX造船の労使が自己救済案に署名することになったそうです。法定管理は回避できたようですね。

もう、きみには頼まない石坂泰三の世界 (文春文庫)
城山 三郎
文藝春秋
1998/6/10

韓国の中堅造船企業であるSTX造船海洋、今日の午後5時までに労使協定ができなければ会社更生手続に突入→労組「法定管理上等だ!」と闘争方針を捨てず

STX造船、追加希望退職申請者はわずか16人... 今日正午締め切り(イーデイリー・朝鮮語)
STX造船、今日の午後5時「デッドライン」... 労組非常対策委合意かどうか節目(イーデイリー・朝鮮語)
今日(9日)午後5時。政府と債権団が要求したSTX造船海洋の構造調整に同意する労使確約書提出期限」のデッドライン(最終締切)である。

昨年法定管理(会社更生手続)でかろうじて抜け出したSTX造船海洋が再び運命の岐路に立った。政府と債権団は、STX造船にこの日まで自助提案と労使確約書の提出を要求したがSTX造船の労使はまだ平行線を走っている。劇的妥結がない限り、法定管理手順を踏むことになる。去る8日に締め切られた希望退職のアウトソーシング(外部・パートナー企業に所属を移すこと)申請者も144人と目標人数である500人に大きく及ばなかった。

STX造船と債権団代表で最大株主である韓国産業銀行(KDB)によると、この日の営業時間内である午後5時まで労使確約書を提出しなければならない。合意不発時には前受金払い戻し保証(RG)を発行できなくなる。RGは、造船会社が倒産して船を建造していない状況になったとき、金融期間が船主に前受金を代わりに支払うという約束をする保証書だ。造船会社は、RGがなければ、船主との契約を結ぶことができない。他の金融会社がすでにRGを拒否している状況で、KDBがRGを発行しなければSTXは受注営業が不可能になる。

法定管理に入ると、裁判所は、債権団の集会を開いて、債務調整を通じてSTX造船海洋が返済できるレベルに債務を下げた後、経営管理をする。清算が決定されると、事務職を含む1400人以上の雇用が一度に消える。ただしKDBの交渉担当は最後まで会話窓口は開いたままにしておきたいと語っている。

STX造船労使は生産職人員削減について対立している。使用者側は法廷管理を回避する政府、債権団が要求したレベルの構造調整をするしかないという立場を繰り返した。一方、労組は人員削減を前提とした構造調整は、絶対に受け入れることができないという従来の方針から退こうとしない。

終盤合意の可能性も排除することはできない。労組はこの日の午前8時から非常対策委会議を進めている。このプロセスが自己救済案に合意するかどうかを決定する山場になると思われる。「政治的論理で解決しない」とする青瓦台の公式の立場も労使が合意するかどうかに影響を与える可能性もある。先に海外売却(資本誘致)と法定管理の岐路に立った錦湖タイヤ労組も、大統領府と政府が「政治的論理」ではなく「経済的論理」にアクセスすると明らかにし、労組の強硬路線が崩れ労組の合意にダブルスターへの売却を決定した。
(引用ここまで)

 韓国GMの労使交渉も煮詰まっていますが、こちらの最終デッドラインは20日でまだ余裕があります。
 STX造船海洋の労使交渉は今日までで妥結しないと再度の法定管理入り。
 前回の法定管理入りは2016年。21世紀に創業した企業の中、唯一20大財閥入りしたとされていましたが、拡大方針が破綻して倒産となりました。
 買収したノルウェーの高級客船製造企業なんかも切り離してスリム化を進めていたのですが、昨今の造船不況でどうにもならなくなったという感じ。
 買収して「STXヨーロッパ」になったときには「韓国の造船企業もついにここまできた」と鼻息が荒かったものでしたが。

 ちなみに労組側は「法定管理入り上等!」「リストラ反対!」で押し通すとのこと。
 共に民主党の地元支部を占拠しているままとのことですが、最後までムン・ジェイン政権は「経済原則を適用する」という態度の模様。
 「雇用大統領」を名乗っているわりには冷淡だったのがちょっと意外でしたが、労組よりも20代、30代といった「雇用で虐げられてきた世代」である鉄板支持層を優先するということのようですね。

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2013/10/15

復活したデトロイトと、滅亡していく韓国GMの違いとは?

「私だけ生きよう」戦う韓、譲歩に一緒に生きるアメリカ... あまりにもひどいGM労組(文化日報・朝鮮語)
韓国GM社長「部品代金すらない……工場停止も視野にいれている」(聯合ニュース・朝鮮語)
2月の群山工場閉鎖発表に始まった韓国GM事態が破局への一方通行を走り続ける中、深刻な経営難にも強硬一辺倒の韓国GM労働組合と2009年ゼネラルモーターズ( GM)本社破産当時にあった大きな譲歩で会社を生かした米国GM労組の正反対の危機対処法が注目を集めている。関連業界では、韓国GMの問題の根本的な解決のためには、ドイツ、日本などの競争国に比べ賃金は高く、生産性、輸出単価は低い高コスト低効率構造、硬直労使関係を蹴っなければならないという指摘が激しい。

6日、関連業界によると、韓国GM労組は今年の賃金と団体協約(賃金団体協議)交渉で賃金を凍結し今年の成果給を放棄する代わりに、群山工場閉鎖撤回、1人当たり3000万ウォンの株式配分、10年間のレイオフ禁止、定年延長、新車投入など21種類にも及ぶ要求を出した状態だ。労組は賃金凍結、成果給放棄と1820億ウォン、希望退職に伴う人件費の減少分2200億ウォンなど4000億ウォンが削減されており、さらなる追加負担は不可能だという立場だ。 (中略)

韓国GM労組の態度は、2009年のグローバル金融危機直後GM労組が所属する全米自動車労組(UAW)が示した態度との差が大きい。GMは当時、北米にある47の工場のうち17ヶ所を閉鎖し、生産職6万1000人のうち2万1000人を削減する厳しい構造調整の末に復活した。UAWは、2年間の賃金凍結とスト猶予、ボーナス放棄、休職者の賃金保証プログラム廃止などで合意した。危機的状況では、一時解雇を承認し、生産の柔軟性を高め、需要の変化に対応して工場の効率も向上させた。

危機克服した後、経営正常化の過程を踏んでいた2011年の交渉でも労組は賃金の引き上げなどを自制する協力的な労使関係を構築した。労組の譲歩に会社も積極的に応えてGMの米国の生産量は、2009年119万台から2016年に241万台で2倍以上に増加した。 (中略)

韓国GMの従業員の1人当りの平均賃金は、2011年6500万ウォンから昨年8700万ウォンで、6年間33.8%増加した。賃金上昇は急ですが、生産性は依然として低い水準だ。世界148個の自動車工場の生産性を比較した2016年ハーバーレポートで韓国GM群山工場と富平第2工場は、それぞれ130位、119位だった。富平第1工場、昌原工場は、それぞれ33位、41位だった。

ここまで硬直した国内雇用労働環境、年々ストライキを繰り返す剛性労組も生産競争の弱体化を誘因する要素として挙げられる。実際に韓国GMの場合、毎年賃金団体協議が行われる。しかし、米国の場合、交渉サイクルが4年で安定した労使関係が可能であり、ストについてもやはり韓国では組合員の過半数の賛成で可能なのに対し、米国は3分の2以上が賛成しなければならない。米国は社内下請け、派遣などの外部人材活用で自由に工場間、ライン間での製造社主の切り替え配置が簡単に行われるが、韓国は労組の同意が必要である。民主労総金属労組に所属する韓国GM労組は会社の事情が悪化しているにもかかわらず2011年以降、2014年と2015年を除いて毎年毎年恒例のイベントであるかのようにストライキを進めてきた。
(引用ここまで)
カゼム社長は「現在の状態が続けば、すぐに協力会社への部品代金も用意しにくくなる」とし「部品を調達できなくなる場合、最終的に生産を停止することになるだろう」と話したと伝えられた。

この席では部品調達の問題で韓国の工場の一部ラインでも生産が中断されると、韓国の生産比重が大きいトラックスなどのグローバル市場への供給にすぐ支障が出ればGM本社が韓国の生産量を、中国などに回す可能性まで言及された。 (中略)

韓国GMはGM本社から借りた借入金の返済を抜いても、今月だけで約1兆ウォンの現金が必要な状態だ。

毎月韓国GMは平均約3千億ウォンの部品代金をパートナーに支給している。 (中略)

このような最悪のシナリオが現実になると、韓国GMは4月だけで部品代金・人件費・借入金をすべて合わせて少なくとも2兆7千億ウォンを調達しなければならない。 (中略)

事実上倒産、破産の可能性に言及したわけだ。(中略)

韓国GMの関係者は、「群山工場撤収も従業員に予告していなかったかのように、不渡りや撤退に関連するフォローアップが出ても、電撃的に発表される可能性が大きい」と不安な気持ちを表わした。
(引用ここまで)

 一度あまりにも欲をかきすぎて崩壊したデトロイトですら、リーマンショック後は労使協力をしている。
 まあ、経営破綻したのだから当然といえば当然なのですけどね。
 それに比べて韓国GMはすべてを寄こせとばかりに暴力デモに発展する。
 3000万ウォン相当の株を寄こせ、10年の雇用保障をしろ、65歳へ定年延長しろ、といった要望を連発。福利厚生を縮小しなければダメだという企業側に対して「もう群山工場を閉鎖したことで充分に経費削減はできたはずだから応じられない」と応える。
 企業がなくなれば労組なんて生きてられないことを認識できていない。

 その一方で社長室を占拠されて追い出された社長は韓国GMの破産に言及。
 先月30日に「これが最後」と予告されていた労使協議が決裂して、キャッシュフローが危機を迎えているとのこと。
 下請けの部品会社への支払いもできないし、先日書いたように成果給、給料、早期退職慰労金の行方すら不明
 部品の調達ができなければ担当車種は中国から輸出するようになるとの宣言付き。
 群山工場閉鎖を宣言したころはまだ事業存続に対して意欲的な発言が散見されたのですが、ここ数日のものは倒産、破産に言及するものばかり。
 まあ……終わったかな、という感触が強いです。
 ちなみに社長室占拠は27時間で解散したとのこと。


韓国GM労組、社長室占拠で武力闘争開始。「今後は社長室が闘争拠点だ」「アメリカ本社にも組合員を派遣するぞ!」と怪気炎を上げる模様

【社説】韓国式労働闘争、米企業の韓国GMに通用するか(朝鮮日報)
韓国GM、成果給支払い延期で…労働組合員が社長室で鉄パイプ振り回す(中央日報)
 韓国GMの経営の立て直しに向け会社側が提示した経費削減策に反対してきた同社労働組合は5日、突然社長室を占拠した。全国民主労働組合総連盟(民主労総)に所属する韓国GM労働組合はこの日、会社側が資金不足を理由に成果給の支払いを先送りすると、50人以上からなる組合員の集団が社長室から無断で備品を持ち出し立てこもりを始めた。その際、一部組合員は鉄パイプを振り回し椅子などを破壊したという。組合側は「今後は社長室を組合活動の拠点にする」と表明している。会社が存立の危機に立たされる中、過激な労働組合が暴力に訴えるという最悪の事態を今回も招いてしまったのだ。 (中略)

韓国GMは過去4年間で3兆ウォン(約3000億円)という巨額の赤字を記録したが、それでも組合は賃金引き上げを要求し、それが受け入れられなければストを繰り返してきた。「GMは韓国から引き揚げるのでは」とのうわさがささやかれ始めた昨年も、組合は17日間にわたりストを強行した。赤字が続く中でも組合は最高で4%以上の賃金引き上げを勝ち取り、毎年1000万ウォン(約100万円)以上の成果給まで手にした。仕事がなく工場がストップした時も給与の80%は必ず受け取っていた。

 韓国GM従業員の1人当たり年収は8700万ウォン(約880万円)で、2002年に比べると2.5倍に達している。これは現代自動車米アラバマ工場の7700万ウォン(約780万円)よりも高く、現代自北京工場の1120万ウォン(約113万円)に比べるとなんと8倍だ。しかしこれほど高い給与を受けながらも、その生産性は海外の工場に比べて大きく見劣りする。これまで会社が持ちこたえてきただけでも奇跡だ。このような高費用低効率の構造が改善されない限り、今後会社が生き残ることなど到底できない。

 韓国では労働組合がストを強行し闘争を続ければ、ほとんどのケースで会社側は最後に組合の要求を受け入れてきた。これはやむを得ない現実だ。現代自動車もそうだった。そのため現代自では今や従業員の平均年収は1億ウォン(約1000万円)近くにまで上がった。しかしGMは米国企業であり、工場を閉鎖して撤収すればそれで終わりだ。組合は米国のGM本社に組合員を派遣し闘争を続けることも検討しているという。米国企業を相手に典型的な韓国式の闘争を続けた場合、今の安定した雇用と高い年収が引き続き維持できるのだろうか。今後の動きを注目したい。
(引用ここまで)
韓国GM労組は玄関のドアを壊して社長室に入り、カゼム社長の成果給支払い延期方針に対して抗議した。「社長は退け」と叫び、社長室と秘書室、会議室を占拠した。この過程で一部の組合員は鉄パイプを使って社長室内の収納棚や椅子、机などを破損した。 (中略)

豪州国籍のカゼム社長との疎通に言語的な問題があった組合員らは午後2時50分ごろ、社長室を出て別の役員室を占拠した。チョン・ジュンミョン韓国GM技術研究所長(副社長)の執務室に移動し、不法行為を続けた。チョン・ジュンミョン副社長は最近、社内役職員対象の経営現況説明会でカゼム社長と共に会社の状況について説明した。組合員は当時の説明会でチョン副社長がした発言について謝罪するよう求めた。驚いたチョン副社長が執務室を出ようとしたが、組合員らは強圧的に執務室にチョン副社長を抑留した。恐怖を感じる副社長に答弁を要求し続けた組合員は約30分後、自主的に解散した。

カゼム社長は「職員の身体的安全を脅かし、会社の資産を破損した、全面的に納得できない行為」とし「不法行為を検察・警察・政府に申告し、懲戒・訴訟など法的手続きを履行する」と公表した。
(引用ここまで)

 韓国GMが韓国名物、労働争議で会社破壊に至りました。
 鉄パイプで威嚇して社長室を占拠とか伝統芸ですね。さすがにこういった武力闘争はここのところ見られないものでしたが90年代とかはそりゃもう頻発していたものです。
 STX造船海洋労組が共に民主党の支部を占拠しているのと併せて、こうした「武力闘争」を選ばなければならないほどに労組側が行き詰まっているというのが実際のところでしょう。

 次は双竜自動車でやったように、工場の徹底破壊でしょうか。
 ここまで来てしまったら韓国GMも撤退する他ないように思われます。
 労組側は「GM本社に組合員を派遣して闘争を続ける」って宣言してますが、下手したら撃ち殺されかねないでしょうねぇ……。

 ヒュンダイ自動車は韓国企業なので動きのとりようも制限されてしまいますが、韓国GMは外資で撤退したらそれっきり。ヒュンダイ自動車も20年以上韓国国内に工場を建設してない。
 もう韓国人作業員を雇用したくないというのが企業側の基本方針であることがあからさまに見えているのに、それでもストを繰り返す。
 まあ、その「闘争」とやらが彼らの本望であれば生暖かく見守ってあげるしかないですけどね。

 しかし、「今後は社長室を組合活動の拠点にする」は面白いなぁ。「これからはこの俺様が社長だ!」って感じですかね。

 あ、それとは別口ですが今日の14時過ぎにパク・クネへの地裁判決が出ます。速報予定。

社長になる人に知っておいてほしいこと
松下幸之助
PHP研究所
2009/8/29

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