楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

韓国社会

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【知ってた】韓国の出国審査、男女の区別もできなかった

男女の区別もできない釜山出国審査... 法務部は「隠匿」(JTBC・朝鮮語)
・アンカー
20代の女性がボーイフレンドのパスポートを持って釜山港を通じて日本へ出国していた事実が、一歩遅れて明らかになりました。この女性は出国前日に失踪届けまでされていましたが、出国審査を無事通過し、法務部はこの事実を半年間隠してきました。
グソクチャン記者です。 

・記者
26歳のキム某さんは、昨年9月に彼氏のパスポートを持って釜山港から大阪行の旅客船へと乗船しました。
顔とパスポートの写真を入念に比較する出国審査で何の制止も受けていません。
さらにキム氏はこの前日、家族の申告で警察に失踪受付までされていましたが、法務部など出国審査員たちは、この事実さえ確認できなかったのです。
キム氏の足取りは日本行きの船の中で撮影された写真を家族に送ったことから割れ、キム氏は大阪到着と同時に強制出国措置となりました。 

法務部はこの事実を半年が過ぎて公開していない隠蔽疑惑に包まれました。 

法務部関係者:「当時クルーズ船が複数入ってきて乗客が混雑した状態であり、検査担当者の錯誤が起きました。間違いでした」 

かつて2015年7月に悪い成績表が知られることを恐れて家出した中学生が釜山港で日本行きフェリーに密航したことが発覚したこともあります。 
(引用ここまで)

 去年に済州島を訪れた際に、ジェットフォイルに乗りたくて済州島からソウルに飛行機で、ソウルから釜山まではKTX。釜山から福岡をジェットフォイルで……というちょっと複雑な帰国ルートにしたのです。
 この釜山の国際旅客ターミナルにも行っていたのですが、発着の人数が多いのは確かでしたね。
 ちょっと手が回ってないな、というのは感じました。
 しかも、ジェットフォイルだったら定員は200人ですが、釜山−大阪間のフェリーであれば定員はその倍以上の545人。
 あそこじゃしかたないかな……という感じはしなくはないですが。 

 これで思い出したのが、靖国神社爆破未遂事件のチョン・チャンハン。
 金浦空港から羽田空港に向かう際に出国検査を受けたにもかかわらず、黒色火薬1.8kgを持ち込んでいました
 当時の検査官は「ちゃんと検査したが火薬ではないことを確認して出国を認めた」なんてことを言っていましたね。 

 実際には出国審査で男女すら見分けられないていどのものであったということが判明しました、ということでした。
 ま、知ってましたけどね。 

男女
TARO
2006 UNIVERSAL MUSIC LLC.
2006/12/13

韓国人「韓国は生まれ変わった。一部のエリートが国を導く時代は終わり、世界最高の民度を持つ偉大な国民が率いるのだ!」……うわぁ……

【コラム】韓国、エリート時代の終焉(中央日報)
「憲法は大統領を含めたすべての国家機関の存立根拠であり、国民はそのような憲法を作り出す力の源です」

憲法裁判所はこのように宣言することで「大韓民国の主権は、国民に存し、すべての権力は、国民から由来する」という憲法1条2項の尊厳を確認した。大統領弾劾を導き出した市民革命は大韓民国が国民主権主義・法治主義・民主主義に基づいている民主共和国であることを全世界に知らせた偉大な革命だった。

いよいよ「王の法」である君主時代が終焉を告げ、「法が王」である共和時代が開かれた。「大韓民国は、民主共和国である」という憲法第1条1項に初めて命が吹き込まれた歴史的瞬間だ。1987年に大統領を直接選ぶ権利を勝ち取った国民は、2017年大統領を罷免する権利も有することを見せることで、自らの力で民でなく市民になった。

国民は(国民が委任した)公的権力を私有化した責任を追及して大統領の罷免を要求した。国会は234人の圧倒的賛成で要求に応じ、憲法裁判所も全員一致で国民の意思を支持した。 (中略)

韓国の民主主義は2つの敵と戦っている。一つは共和政を否定して依然として君主時代を生きる人々との戦線だ。この戦いでは今回、歴史的勝利を収めた。

それよりはるかに厳しい戦いがわれわれを待っている。エリート意識で一丸となった寡頭既得権勢力との戦線だ。権力・会社・法・メディア・学校・政治を私有化した彼らは「不当な取り引き」を通じて金で買えないものも金で買っている。その0.1%の既得権エリートが問題の核心だ。朴槿恵氏・崔順実被告ゲートは彼らの素顔をそのまま表している。最高の権力・資金・知識を持つエリートがみんな監獄に入っている。

それにもかかわらず、依然としてエリートはホテルでワインを飲みながら自身らが引っ張っていかなければこの国がまもなく滅びるだろうと心配をしているが、実際に彼らは国を導く深い洞察や戦略を持っていない。大統領弾劾政局で明るみに出た事実は、この国が少数のエリートが導く国でなく、普通の人々の高い市民意識によって導かれている国ということだ。

一部のエリートが世の中を導いていた時代は終わった。もう残された課題は国を導く能力や責任のある市民の集団知性で大韓民国を引っ張っていく方法を見出すことだ。

エリート時代の終焉をあまりにも心配する必要はない。われわれには世界で平均民度が最も高い偉大な国民、偉大な市民がいるためだ。
(引用ここまで・太字引用者)

 引用するためにざっくり削っていますが、本文おすすめ。
 簡単に要約すれば「韓国を一部のエリートが牛耳る時代は過ぎ、韓国が我々の手の中に収まったのだ」という話で、その根拠が「ろうそくデモで追いこまれたパク・クネ」だとのことです。
 これによって「法こそが王」が確立されたのだと。

 セウォル号のときとはちょっと違うのは「我々は変わらなければならない」だの「正しいマニュアルを作り、それを守ろう」といったかけ声ではないのですね。
 国民によるろうそくデモ→国会での弾劾→憲法裁判所での罷免決定。
 この経路を経て「韓国はすでに法治国家になった」のだそうですよ。

 「大衆は犬か豚」みたいな話をする上級公務員や、政治と癒着した財閥といった「一部のエリート」によって導かれるような国ではすでにない。
 過去形なのですね。
 これ、呪いの言葉です。
 コンビニのトイレで「毎度きれいに使っていただきまして、ありがとうございます」という貼り紙を見たことがありませんかね。
 あれは「いつもきれいに使うのが当然のことだよね」と語りかけている呪いの言葉なのです。
 実質的には「汚すな」という言葉なのですが、「トイレを汚すな」と書かれるよりも100倍効きます。
 そんな貼り紙と同じで、こういう話をすることで韓国人に呪いをかけているのですよ。
 「すごい民主主義」を達成した韓国人は法を尊ぶ一流の国民であるはずだ、とね。

 セウォル号の際の「変わらなければならない」というかけ声は、3年後に「やっぱり無理だった」というオチに終わりました。
 果たして韓国が「法こそが王」という国になることができたのかどうか。
 まあ、今年の終わりくらいには分かると思いますよ。下手したら夏くらいには結論が出ちゃったりするかな−。

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2013/02/27

3年前の韓国人「韓国社会は変わらなければ。またセウォル号事故が起きるぞ!」 → 3年後「やっぱり変わりませんでした」

【社説】セウォル号沈没事故3年、韓国社会の何が変わったのか(朝鮮日報)
 問題は、セウォル号の惨事の後、韓国社会の安全システムが改まったとは言えないという点だ。韓国政府は「国家改造」まで宣言して国民安全処を新設したが、何の関わりもない海洋警察を解体しただけで、何が変わったのかという重苦しい思いしかない。これまでおよそ3年の間にも、地下鉄同士の衝突、換気口の崩落、高齢者施設の火災、バスの転覆などの事故が起きた。少し前には京畿道東灘の住宅・商業施設複合ビルで火災が発生し、52人の死傷者が出たが、これは商業施設の管理者が、オープンから6年間も火災報知機を切ったままにしていたからだということが確認された。たとえ閣僚級の安全担当部門をつくったところで、意味はない。市民は相変わらず「まさか」という安全不感症にかかったままで、公務員は点検するふりしかしない。セウォル号の惨事も、船会社の安全不感症と、当局の安逸で起こった。

 過去3年間、セウォル号は絶えず政争の対象になってきた。セウォル号がなぜ沈んだのか、なぜ救助がなされなかったのかは、既に細かく明らかにされている。その明白な事実から目を背けたい人々がいるだけだ。事実と癒やし、再発防止は後方へ押しやられ、鉄拳ばかりが飛び交った。セウォル号の問題を調査すべくつくられた特別調査委員会が1年半の間、一体どんな仕事をしたのか、ほとんど記憶にない。実際、すべき仕事があるはずもなかった。惨事と何も関係ない「大統領の7時間」を明らかにしようとして、もめごとばかりが大きくなった。

 にもかかわらず、韓国大統領選の有力なランナーがきのう「次期政権は第2特別調査委を立ち上げ、セウォル号の真実を細かく究明する」と主張した。その人物は朴・前大統領の弾劾当日に彭木港を訪れ、セウォル号の惨事で犠牲になった高校生に向けて「すみません、ありがとう」としたためた。あきれ果てる、衝撃的な行為だ。セウォル号政争の極端さを示しているかのようだ。
(引用ここまで)

 セウォル号沈没事故の直後からこっち、散々「韓国は民族改造が必要だ」とか「これからはマニュアルを守れる韓国になろう」とか言っていましたね。
 それに対して楽韓Webでは「変わるわけがない」という話をしていました。
 セウォル号こそは韓国のポートフォリオそのもので、映し鏡なのだと。
 死者も弱者も顧みない。そんな「躍動的な社会」こそが韓国であり、そんな社会であっても「世界10位圏内の経済大国」になったことこそを誇りに思え、と。

 変わるわけがないし、3年経過しても現に変わっていない。
 そしてこれからも変わらないであろうことは容易に予想できる。

 ちなみに記事中にある「第2特別調査委を立ち上げる」と宣言したのはムン・ジェインです。

ムン・ジェイン「執権時第2期のセウォル号特調委の設立」(ニューシス・朝鮮語) 

 引き揚げが遅れた経緯、去年に解散したセウォル号惨事特別調査委員会が解散させられた経緯を調べるとぶち上げています。
 引き揚げが遅れたのはパク・クネ政権による陰謀だという声がガンガン挙がっているので、それに応えた形なのでしょう。
 「真実を究明する」という美名の下にどこまでも政争化。
 これからも変わりそうになく、ネタになってくれること間違いなし。

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PHP研究所
2015/11/17

123階建てのロッテワールドタワー、エレベーターの故障で開業延期……その他にもいろいろ問題がある模様

韓国最高層ロッテタワー展望台、エレベーター事故で開業延期(朝鮮日報)
 韓国最高層のロッテワールドタワー(123階建て、555メートル)の展望台「ソウルスカイ」行きの専用エレベーターが19日、突然停止する事故が発生し、ロッテ側は今月22日に予定していた展望台の正式オープンを延期することを決めた。

 ロッテワールドによると、19日午後5時15分ごろ、ロッテワールドタワーの展望台に向かう専用エレベーター「スカイシャトル」が出発地点の地下1階と2階で25分にわたり停止した。

 事故当時、エレベーターには39人が乗っていた。乗客は、オープン前の招待イベントに参加した役員・社員の家族らで、事故の一報を受けて駆け付けた施設管理職員によって5時40分ごろ救助された。

 ロッテワールドは現在、エレベーターが停止した正確な経緯を調査するとともに、試運転と安定化作業を行っている。

 ロッテワールドとロッテ物産の関係者は「スカイシャトルは出発地点の地下1階・2階で停止した状態で、出発できずに止まっていた。エレベーターには合わせて39人が乗っており、全員無事に救助された」と説明した。

 ロッテ―ワールド側は今回の事故の原因について「安全装置の誤作動」であることを確認しており、誤作動の原因を分析している。
(引用ここまで)

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 この事故を受けて再点検するとのことで、明日に予定されていたグランドオープンを4月3日に延長したそうですね。
 タワーリングインフェルノでエレベーターがちょっと止まるというようなシーンがあったような……。
 無事を祈ります。

 あとはこれといって感想もなにもないのですが、1月に行ったときに気がついたことでも書きましょうかね。
 上の画像は1月に行ったときのもの。もちろんまだオープンはしていない状態。
 ライトアップ等の外装はすべて完成していましたが、内装工事用と思われるトラックとかが乗り付けていました。
 選考オープンしていた低層階には例のショッピングセンターがありまして。
 ひとつはファミリー層でも気軽に行けるショッピングモール。例の騒ぎがいろいろあったところです。
 もうひとつのAvenuelというほうはラグジュアリーな高級感のあるところなのです。

 ここでインド料理を食べてました。

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 ターメリックライスがおそらくターメリックの入れすぎで薬臭いくらいで、水準は20年前の日本と同レベルってとこかな。そんなに悪くはない。
 ラグジュアリー云々といっても、けっきょくはショッピングモールですから大したものでもないのですけどね。

 んで、そのAvenuelの1階でちょっと気になったことがあるのですよ。
 入り口の扉がスイング式の両開きなのです。自動扉とかではなく。
 これを誰も彼もが全開させる。そこまではいいのですが、その勢いのまま振り子のように戻って逆に開くのです。
 日本であれば元の位置に近づいた時点で制動が効いて動きが穏やかになるとか、そういう仕掛けがあると思うのですが。
 全力で開いたら、そのままの反動で逆側に開くという扉でした。それを誰も彼もがばんばん開く。
 あれ、そのうち大きな事故になるんじゃないかと思います。骨折くらいあってもなんの不思議もないのではないかと。……説明が難しい。動画撮っておけばよかったなー。

 こんなところにも安全係数の低さがあるのだな、と思った次第。
 コーヒーのトラベラーリットのセンタリングができていないあたりから、そういう部分ははじまっているように感じたのですけどね。

[まとめ買い] ロッテのおもちゃ!(電撃コミックス)
葉賀ゆい
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

「韓国経済の不確実性は史上最悪レベル」……経済だけじゃないですよね?

米大学教授「韓国経済の不確実性は最悪」(朝鮮日報)
韓銀副総裁「米国保護貿易主義など世界経済の不確実性高まる」(中央日報)
 「今、韓国経済と世界経済の不確実性はこれまでで最悪の状態だ。不確実な現状がどれだけ深刻か、その深刻さを認めることを韓国新政権の出発点にしなければならない」 (中略)

デービス教授は米国の経済学者2人と共に開発した「経済政策不確実性(EPU・economic policy uncertainty)指数」を、現在の不確実性の高さの指標として提示した。この指数は、経済的不確実性を表すと分析された単語(経済・不確実性・規制など)がメディアにどのくらいの頻度で登場するかを基に、特定の国や時期の不確実性を数値で表示するものだ。

 分析の結果、韓国の経済政策の不確実性指数は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾前後に393(100は1995−2014年の平均値)まで急上昇し、過去最悪を記録した。アジア通貨危機直後に大宇グループが崩壊した2000年代初め(EPU 234)や、世界金融危機時の2008年(263)よりも先行きが不透明な状態だという意味だ。

 また、デービス教授は「『トランプ時代』に韓国が避けなければならない最大のリスクは、米中間の紛争で韓国が中国側に分類されることだ。韓国は経済的に中国と密接な関係がある上、米国との貿易で黒字を出しており、米中貿易問題が発生すれば、それに伴い被害を受ける可能性がある。韓国が中国の『味方』と見なされて米国と貿易摩擦が発生すれば、韓国経済は打撃を受けるかもしれない」とも指摘した。

 同教授は「新たに選出される韓国の大統領はできるだけ早くトランプ大統領と会って、韓米自由貿易協定(FTA)が米国にもたらす利益を確実に印象付ける一方、韓国企業が米国企業の雇用などに役立つことを公の場で繰り返し強調すべきだ」と助言した。
(引用ここまで)
張副総裁は「最近、グローバル経済環境における不確実性がかつてなく高まっている」とし「ビッグ4の危険要素が現実化しながら世界貿易と韓国輸出の回復傾向が制約を受けおり、金融と外国為替市場の変動性が高まる可能性を排除することはできない」と伝えた。

張副総裁はビッグ4の最近の経済状況について「米国トランプ新政府がグローバル貿易体系に大きな変化をもたらすような政策を予想よりも早く、そして強く推進している」とし「米国の保護貿易主義政策は最近可視化してきているが、これは世界経済の回復を遅延させる要因になりかねない」と述べた。

米国の利上げについては「今回の利上げは十分に予想されていたものなので、国際金融市場に及ぼす影響は大きくないだろう」としながらも「だが、今後も追加引き上げの速度をめぐる不確実性は引き続き残っている」と説明した。さらに「予想よりも速いスピードで金利が引き上げられた場合、国際金融市場の変動性が拡大する可能性がある」と付け加えた。
(引用ここまで)

 不安定、不確実なのは経済だけじゃなくて政治も外交も社会も……というか韓国のすべてが不安定でしょう。
 世界4大革命とされる「名誉ある市民革命」を成し遂げて、次のステップに向かうのだみたいな話になっていますが。
 パク・クネを辞めさせたからって、なにか得点があったわけじゃない。
 失点を回復したわけでもない。
 むしろ、去年の10月から大統領選挙の結果が出る5月まで延々と停滞が続くだけの結果になっただけ。
 半年間に渡ってもなにもできていない。

 停滞しているだけならまだしも、その間に日本とは決定的に亀裂が走り、アメリカからは引かれ、中国からは制裁を受けているっていう。
 それなのに次期大統領候補のブレーンは現政権に対して「政権交代までなにもするな」って命令しちゃってるし、国会議員は外交部高官に「おまえらは次期政権で飛ばされるからな」って報復人事を宣言しちゃってる。
 現状、韓国がよくなる方向なんてなにもないのですよ。

 ノ・ムヒョン政権の頃から「バランサー外交」を標榜していたこともあって、その傾向はありましたがコウモリ外交を繰り広げてきた。パク・クネ政権からはそれが特にひどくなった。
 韓国の場合はスイスのように「損があっても中立勢力として立ち続ける」とかじゃなくて、利だけをかすめ取ろうというものでしたからね。
 ユン・ビョンセによる韓国モテモテ宣言には唖然としたものでしたが。
 経済は中国に寄りかかり、防衛はアメリカに依存し、社会的不満が広がれば日本を叩いて沈静化する……そんな都合のいい話が続くわけがない。

 けっきょく、日米中からそれぞれ「おまえどうすんの?」って話を突きつけられている。韓国の現在の立場はまさに得ようとして得たものなのですよ。
 パク・クネを吊るしたからって、なにが変わるわけでもない。明るい未来がいきなり開けたりするわけでもない。
 むしろムン・ジェインが政権についたら暗黒時代に突入すると思うのですが……。
 それを韓国人が望むというのであれば、それはそれでしょうがないんじゃないですかねー(棒読み)。

最強の教養 不確実性超入門
田渕直也
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016/4/14

ヘル朝鮮:韓国の生活の質、やっぱり思ったほどに豊かになってなかった……韓国人「ムン・ジェインがやってくれるはずだ!」

ここ10年の韓国人の「生活の質」向上、GDP成長の半分にも及ばず(ハンギョレ)
 国民の生活の質を数値で表現した統計が15日、初めて公開された。2006年以降10年間、韓国社会の経済的富(GDP)は28.6%増加したが、生活の質の総合指数は11.8%増に止まった。何のための経済発展なのか振り返らなければならないというシグナルと受け止められている。

 統計庁が15日に初めて公開した国民の生活の質の総合指数は、2015年に111.8を記録し、基準年である2006年(100)より11.8%増えたことが分かった。同期間1人当たりの国内総生産(GDP)が28.6%増加したことに比べ、半分にも満たない幅の上昇だ。統計研究院政策指標研究室のチェ・バウル室長は「2000年代に入り、経済成長が続いても主観的なウェル・ビーイング(well-being)がそれに伴わないという認識が生まれ、量的成長から脱しようという議論が国内外で続いた」とし、「韓国人と韓国社会に焦点を合わせた関連指標を生産するようになった」と説明した。国民の生活の質の総合指数は、教育、安全、所得・消費、市民参加、住居、雇用・賃金、家族・共同体など12領域の80の指標を合算して作成された。統計庁は、国内総生産中心の量的経済指標の限界を克服し、質的な社会発展を測定するため、2009年から「韓国生活の質学会」と共同で指数の開発を研究してきた。

 領域別では、家族・共同体と雇用賃金、住居部門で生活の質の向上がゆるやかであることが分かった。雇用賃金領域の生活の質の指標は103.2を記録し、総合指数(111.8)を大幅に下回った。また、住居領域指標は105.2、健康は107.2を記録した。特に家族共同体領域の生活の質の指標は2005年より1.4%減少した98.6を記録した。この10年間の生活の質が最も急速に改善された領域は、教育(123.9)、安全(122.2)などだった。 (中略)

 しかし、指数の体感度に対する論争は当分続くものと思われる。「ヘル朝鮮」という用語から見られるように、国民の生活の質の体感度はもう落ちるだけ落ちた状況だ。勢いに乗っている各種の生活の質の指標について、疑問が提起されざるを得ないということだ。キム教授は「総合指数は客観指標と主観指標を混合して抽出したもの」とし、「総合指数の体感満足度を高めるため、主観指標に加重値を付与するなどの補正作業が当分続くしかないだろう」と話した。
(引用ここまで)

 この「生活の質総合指数」という指標自体が韓国政府によって作成されている指数なので、恣意的な部分が少なからずあるとは思いますが。
 それでも韓国人にとって統計で出されている経済成長率ほどに生活が楽になっていないというのは実際のところでしょう。

 子供ひとりを成人にするまで私教育費(塾や習い事の費用)が異常で、可処分所得を引き下げているほど。
 いや、もちろん教育費は可処分所得から出されているのですが、どこもかしこも塾通いをさせているので、実質的な可処分所得が低くならざるをえないのです。
 なにしろ子供の数は年に3%以上減少しているのに、私教育費はわずかながらも増加しているとかいう状況なのですよ。
 あまりにも多くの子供が塾通いしているので、交通事故死数が圧倒的に少ないなんて統計もありましたね。

 そして高齢者福祉はバッカスおばさんを生産し、高齢層の自殺率世界1位を誇る状況。
 儒教をバックボーンにしているので老人に優しい国であると自慢するほどなのにね。
 「漢江の奇跡」を起こして、世界最貧国から「世界10位圏内の経済大国」になったはずなのに、行き詰まり感がすごい。
 所得上位層だけはぬくぬくと財産を増やし続けてきたというのが実際で、社会全体が豊かになったのかと問われたら確実に違うと答えられるのが韓国の実情でしょう。
 なにしろすでに格差はアメリカ並みですからね……。

 ま、次期政権ではその所得上位層を狙い撃ちにするような政策がばんばん打たれることになるのでしょう。
 そして全体が縮小していくという様を見ることになると思いますよ。
 がんばれ、ムン・ジェイン。社会格差がなくなるその日まで!

【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!
高橋洋一
あさ出版
2016/8/2

韓国人「弾劾成立で我々の勝利だ! シャンパンを開けてチキンを食べよう!」 → で、それからどうするの?

【萬物相】勝者の宴のあとに韓国社会が直面する現実(朝鮮日報)
 朴槿恵大統領の弾劾が決まった10日、普段から弾劾を支持していた友人からメッセージを受け取った。「夕方に家族とチキンで一杯やる」というのだ。それだけにとどまらず、外電は「弾劾決定後、韓国がチキンを食べて祝っている」と伝えた。不義に対する風刺か、敗者に対するあざけりか。広場では人々がシャンパンを開ける姿も見られた。翌日には数万人が広場に集まった。祝いの歌が流れ、祝砲も響いた。

 彼らが歓呼しているその時、ため息をつく人々が韓国社会にはいた。法治主義を拒否するわけでも、民主主義を否定するわけでもない。特定の個人ではなく国を憂う人々、考えが異なるために敗者にされた人々だ。弾劾後の政治変動、安全保障危機、経済危機への不安で落ち着かない人も少なくない。大統領弾劾はないに越したことはない不幸な事件だ。声を上げて笑うようなことではない。勝者の宴はいつまで続くのか。宴が長引くほど、社会の亀裂は深まる。パーティーが終われば、現実は間違いなくやってくる。
(引用ここまで)

 日本やアメリカの社会を知っている韓国人は、今回の狂騒をどう感じているのかということを興味を持って探していたのですが、ちょうどソンウ・ジョンがそんな記事を書いていました。
 文章から疎外感を感じます。
 違う社会を知ってしまっているからこその疎外感というか、「勝利」に沸いている韓国人こそが実は敗者であるということを理解しているからの疎外感なのか。
 そもそも勝者は弾劾裁判なんか起こさないよねって話でもあります。

 楽韓Webでも何度かその後をどうするの、弾劾成立直後にはまだなにも変わってないでしょって話をしてますね。
 アメリカの外交政策誌では「このまま左派政権誕生だと米軍撤退」という予測をしています。
 韓国人は政府を恨み、大企業を恨み、社会を恨み、大統領を恨み続けて弾劾にたどり着いた。
 弾劾が成立して大統領が罷免された。シャンパンを開けて、チキンを食べて、ついでに号砲も鳴らして祝っちゃおう。

 で、その後はどうするの、と。
 ムン・ジェインを元首に掲げてどこに行こうとしているのか、というお話なのですが。

「文在寅が反日路線に走れない理由」という記事が気になる。
週刊ニューズウィーク日本版「特集:北朝鮮 新次元の脅威」〈2017年3/21号〉 [雑誌]
ニューズウィーク日本版編集部
CCCメディアハウス
2017/3/14

 

韓国人保守派「慰安婦像もごみも同じ不法だろ!」 → 警察「その通りなので手出しできません」 → 市民団体「許されることではない!」

「少女像の周辺のゴミ放置は中立?」... 自治体・警察「関与できない」(聯合ニュース)
釜山東区、日本領事館前「平和の少女像」周辺に少女像撤去などを求めている不法宣伝物とゴミが転がっている。
5日、釜山キョレハナによると、今年1月から少女像の周辺に「日本を愛しなさい」という文などが書かれた紙がつき始め、先月初めから廃家具などのゴミがたまっている。
警察と管轄東区庁が「関与できない」としているためである。これらの機関は、中立と公平性を保つためと理由を挙げている。

少女像推進委員会が昨年末少女像を建立し、周辺にその旨を通知する横断幕を多数掲げている。警察と東区庁は、これも違法なのに少女像に反対する側のみを抑制することはできないという立場である。
このような事情で、少女像の周辺はゴミ捨て場を彷彿するような風景となっている。

少女像を建立した市民団体の会員たちがゴミなどを撤去し、少女像撤去を主張する人々が再びごみを置く「追いかけっこ」が続いている。
また、少女像反対側の行動が度を超え、少女像を守ろうとする側と葛藤が高まっている。双方間の暴力事態に発展する恐れさえ提起されている。
(引用ここまで)

ianhuzougomi
 画像も聯合ニュースから。

 あー、これちょっと面白いですね。
 ごみを慰安婦像近くに捨てている人たちが明確に意識しているかどうかまでは分かりません。
 でも、彼らが求めているのは「法の下での平等」なのですよ。

 無意識なのだとは思いますし、記事中にもある釜山キョレハナという「市民団体」が実質的には北朝鮮の傀儡団体であるということへの反感が主たる原因だとは思うのですが。
 主体はおそらくパク・クネ支持派である保守の人間でしょうね。太極旗デモをやっているような人たち。

 でも、明白に「おまえらがそれを合法だと言い張るのなら、おれたちのやっていることも合法なはずだ」という主張になっているのですよ。
 光化門広場を占拠し続けているセウォル号遺族会への抗議として、ハンストをやっている前でイルベ民が暴食デモをやったようなものです。

 釜山の慰安婦像にしろ、光化門広場の占拠にしろ、違法であることに間違いはない。
 でも、韓国では「道徳性」や「正義」を優先して不正に目をつぶる土壌ができてしまっている。
 そこへの反乱……というと若干大袈裟ですが、もはやそうとしか言いようがない状況になっている。面白いなぁ。
 こんなことから遵法意識や法の下での平等が行きわたるようなことがあったら、本当に面白いのですけどね。ま、それはない(自己乗り突っ込み)。

「反日韓国」の苦悩 老いも若きも未来に希望がない
呉善花 
PHP研究所 
2016/2/17


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