楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

韓国社会

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韓国で保育園閉園が相次ぐ……原因は少子化とアレ……いや、それは間違いなはず!

韓国の保育園が閉園ラッシュ、今年1−3月で912カ所(朝鮮日報)
 チョ・ビョンレさん(59)は忠清南道瑞山で20年間にわたり経営してきた保育園を今年2月に閉園した。今年、最低賃金が16.4%上昇したことが経営を直撃した。正規保育士7人など職員に支払う賃金や各種手当、4大保険料などが1人当たり月30万ウォン(約3万円)近く上がったためだ。チョさんは「50人の子どもを預かって受け取れる保育料の80−90%が人件費になる。どんなに一生懸命働いても赤字構造から抜け出せないので閉園した」と嘆いた。

 少子化の影響が深刻化しているのに加えて、最低賃金の大幅引き上げまで重なり、閉園に追い込まれる保育園が大幅に増えていることが分かった。 (中略)

 保育園は、少子化が進み、人件費負担が増加したからと言って、保育料を引き上げることができない。市道別に定められた上限額があるためだ。それでも政府が支援する満0−2歳児の保育料は最低賃金引き上げなどを反映して9.6%引き上げられたが、3−5歳児の保育料は6年連続で22万ウォン(約2万2000円)に抑えられている。既に政府支援を受けているという理由により、「雇用安定資金」の対象からも除外されている。
(引用ここまで)

 韓国で保育園閉園が続出しているとのニュース。
 少子化が進んでいることと、最低賃金が引き上げられたことで赤字が嵩んでしまって閉園が相次いでる……とのこと。
 国公立保育園での食事、おやつがひどいことになっているというエントリを書きましたが、もしかしたらこのあたりが影響しているのかもしれませんね。

 でもまあ、きっとこれはフェイクニュースに違いありません。
 なにしろ、経済副首相兼企画財政部長官であるキム・ドンヨン自ら「2月、3月の失業率の高さは最低賃金の影響とみるのは難しい」と宣言していましたから。
 まだまとめきられていないデータ等を入手できる財務相がそう言っているんだから、間違いないでしょう。
 最低賃金が引き上げられたことで失業した人はいなかったのですよ。ええ。
 ムン・ジェインの執務室にはリアルタイムで雇用状況を見ることができるパネルが設置されているってことなので。
 我々の見ることのできない数値を目にして分析しているのでしょう(笑)。

 保育園の閉園が相次いでいる原因は少子化の影響だけなのです。
 はい論破。

ウザい奴を言い負かす技術 エディターズカット版
北野 真事
データハウス
2011/9/21

パワハラを起こした水かけ姫、さらにはナッツ姫も大韓航空から更迭。それを求めた韓国社会の変貌とは?

「ナッツ姫」と「水かけ姫」、全ての職を辞任へ(朝鮮日報)
大韓航空職員「総帥一家のための密搬入チームがあった」 暴露(中央日報)
 オーナー一家のパワーハラスメント(パワハラ)騒動に揺れる韓国の財閥・韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長は22日、長女の趙顕娥(チョ・ヒョナ)KALホテルネットワーク社長と次女の趙顕ミン(ヒョンミン)大韓航空専務をグループ内の全ての職から直ちに退かせると発表した。趙会長が同日、謝罪文の中で表明した。

 趙会長は謝罪文で、国民と大韓航空の役員・社員に謝罪するとともに「大韓航空の会長として、また一家庭の家長として、子女が取った未熟な行動に対し、惨憺たる思いを禁じ得ない。全ては私の不手際であり、私の過ち」と述べた。 (中略)

 一方「仁川税関の職員らが忘年会や会食などの際に大韓航空が密輸した高級洋酒を飲んでいた」という新たな疑惑も浮上した。大韓航空の調査に着手した関税庁に対し、同社のチーム長クラスの社員が証言したという。大韓航空側は事実無根として反発している。また、関税庁に対しては、「調査されるべき立場なのに、『セルフ捜査』ではないか」と世論の批判も起きている。関税庁の関係者は22日「必要であれば正式に監察を実施する」と述べた。
(引用ここまで)
“水かけ姫”チョ・ヒョンミン大韓航空専務(35)のパワハラに関する暴露が続く中、大韓航空総帥一家が海外から必要な物品を密搬入するために内部に専門チームを運営していたという証言が出てきた。

主に監視が甘い未明時間の航空便を利用し、家具やインテリア用品から児童服・下着・ソーセージに至るまで幅広いカテゴリーの物品を持ち込んでいたというのが職員の説明だ。

匿名を求めた大韓航空職員Aさんは19日、「仁川(インチョン)に入ってくる特定の飛行機は総帥一家の巨大な『海外直輸入用輸送船』と言ってもいいほど」とし「長女の趙顕娥(チョ・ヒョンア)KALホテルネットワーク社長(44)の物品が特に多かった」と話した。Aさんによると、仁川空港には70〜80人で運営される大韓航空手荷物運営チームがある。乗客委託手荷物関連の業務を行っている部署だ。ところがこの運営チームの内部に総帥一家の手荷物を別途に管理する「別動隊」が存在するという。5〜6人で構成されたこのチームは、内部から「支援業務専担」と呼ばれていたという。彼らは普段は手荷物運営チームの一般業務を行い、総帥一家の物品も管理していたという。総帥一家は特にニューヨーク(NY)発仁川行KE086便を通じて個人物品を頻繁に持ち込んでいたとAさんは伝えた。 (中略)

一方、ソウル江西(カンソ)警察署はこの日午前、ソウル江西区の大韓航空本社を家宅捜索した。チョ・ヒョンミン専務の業務用・個人用携帯電話2台と会議に参加した役員の携帯電話2台など計4台を押収した。また、この役員のハードディスクに保存された資料も確保した。
(引用ここまで)

 水かけ姫だけではなく、大韓航空関連会社の社長に返り咲いたナッツ姫をも同時に更迭。
 ふーむ。
 これまで財閥であれば多少の無理は利くというのが韓国における共通認識でした。
 下の記事の密輸疑惑なんてまんまそうですね。
 豪奢な物品を税関を通さずに持ちこめる。
 ついでにいえば、仁川空港の税関の職員も少々のご相伴に与れる。Win-Winの関係を保っていることができたわけです。
 ちょうど李氏朝鮮で違法に富を集める両班と、それにたかる常民って感じですね。

 どうもそういった「無茶苦茶な韓国」といったものが薄れつつある感触があります。
 昨日、ムン・ジェインは普通の国を目指している部分があるというように書きましたが、あくまでも相対的に「かつての韓国と比べれば普通の国」という意味です。

 これにはふたつの理由があるように思えます。
 ひとつはかつてのように財閥の横暴が社会的の許容されなくなったということ。
 韓国人が「法の下の平等」を求めはじめているということです。

 もうひとつは……というか、最初の理由の裏面にあるのは「どれほど努力しても自分たちがそうなることはない」という自覚が出たということでしょうね。諦念とでもいうべきか。
 ダイヤモンドや金のスプーンをくわえて生まれてきたヤツらとは根本が異なるのだ、という諦めがある。横暴が許される立場になることはない。
 韓国の若者世代は恋愛、結婚、出産を諦める三放から、就職、マイホームを加えた五放、さらに人間関係、夢まで諦めた七放まで進化してしまっている
 金のスプーンの立場になれないのであれば、せめてその立場を取り締まるべきだ、という気分になっていることが社会の変革を促している。
 つまり、ムン・ジェイン政権を求めることとなったのですよ。 

 こうしてみると、ろうそくデモからムン・ジェイン政権の誕生というのは負の革命ともいえるかな。 

世界から格差がなくならない本当の理由 (SB新書)
池上 彰<
2017/3/6

韓国では週イチで倒れるタワークレーン → ムン・ジェイン政権が安全対策法案を出した! ……が、その中身は……

「事故多発」タワークレーン安全点検発注者が取りまとめる(聯合ニュース・朝鮮語)
政府が建設現場のタワークレーン事故を防止するために追加の安全対策を出した。
国土交通省は17日、タワークレーン安全管理が現場で自発的になされることができる条件を造成するためにクレーン安全管理に追加対策を用意したと発表した。

まず、発注者がウォンドグプ・下請け業者のタワークレーンリース(運搬・設置・解体を含む)の契約が適切かどうか事前に確認して承認する制度が導入される。
発注庁がクレーンリース費用と定期検査受検するかどうかなどの機器の安全性を確認し、再リース機器かどうかと、作業者熟練度、仕事の方法など賃貸契約の適正性も事前に確認することになる。
現在、この内容を反映した「建設産業基本法」改正案が国会に発議された状態だ。

国土部は機種・工種別の標準作業時間と現場管理チェックリストなどが含まれている「タワークレーンの現場管理ガイドライン」を配布して、無理な作業を回避する予定である。
タワークレーンを使用している建設工事であれば、義務的に樹立しなければなら安全管理計画書の実効性を高めようとタワークレーンの分野の安全管理計画の基準を改善し、マニュアルも用意する計画だ。

特別点検の形式で実施したタワークレーン一斉点検を毎年上・下半期に定期的に実施し、この点検は、労働組合も参加して点検の充実を図る。
安全コールセンターを労組にも設置するなど、政府と労働界間の協力チャンネルを強化する。
国土部は昨年、20年を超えた老後クレーンの年式の制限と主要部品の認証制度の導入などを骨子としたタワークレーン安全対策を発表している。
(引用ここまで)

 韓国ではだいたい週に一回のペースでタワークレーンがぶっ倒れています
 多くの場合、アウトリガーを設置するための道路使用許可申請をせずに工事をするために、アウトリガーを伸ばさずにタワークレーンを使って……という事故ですね。
 それ以外にも部品が消耗したら正規品を使わずにそこら辺の鋳造屋に行って「これと同じ部品を作ってくれ」と注文する……なんてこともあるようで。
 大崩壊を起こして死亡事故になるっていうのはこういった不良部品を使っていた場合が多いようです。
 そりゃま、倒れて当然だという話。

 韓国の特性として、これまで「安全にまったくお金をかけていない」というのが基本だったのですよ。
 以前に書いたエレベーター修理の話なんかもそうですし、その特性が完璧に発揮されたのがセウォル号だったわけです。
 うちも含めて韓国ウォッチャーが押し並べて「あれは韓国社会の映し鏡」であると言っていたのは、安全軽視、先逃、無責任、コスト優先といった韓国社会のごった煮として生じた事故だったからなのです。

 ムン・ジェイン政権はそれをやめて、安全に対してコストをかけようとしているのですね。
 少なくともそれを奨励しようとしている。
 果たしてそれが内需を押し広げることになるのか。
 あるいは「上に政策あれば下に対策あり」となるのか。

 タワークレーンに関しては発注者が安全点検をすべし、という方策にするとのこと。
 これまで完全に無責任だった発注者側、つまり「甲」の側に責任を持たせるという法案になるとのことです。
 ただまぁ……労組をからませて点検を云々……がちょっと気になるところではありますかね。
 韓国GM労組が人事でやっていたような利権の温床になりかねないかな、とは感じます。


韓国政府「腐敗指数を減らす! 2022年までに20位台にしてみせる」と宣言

韓国政府「清廉度、世界20位圏が目標」…ロードマップ発表(中央日報)
韓国政府が公共と民間の腐敗対策を包括する国レベルの反腐敗根絶50課題を盛り込んだ中長期ロードマップを発表した。

国民権益委員会は18日午後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主宰で開いた「第2次反腐敗政策協議会」でこうした内容の「5カ年反腐敗総合計画」を出した。

政府はこの計画を通じて昨年51位だったトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)発表の腐敗認識指数(CPI)を2022年までに20位圏に引き上げるという目標を設定した。

「5カ年反腐敗総合計画」は公共と民間を網羅し、「共にする清廉」「清廉な公職社会」「透明な経営環境」「実践する清廉」の4大戦略分野で50件の課題を設定している。
(引用ここまで)

 トランスペアレンシー・インターナショナルの発表する腐敗指数でOECD加盟国中で最悪レベル。
 2017年は180カ国中で51位
 実際のところ、韓国は上層部とのコネさえあればなんでもできる……というか、コネがないとなにもできない社会であるのですよ。
 周囲の人間も「コネのある人間」を極端に恐れるので「大統領首席秘書官からの紹介だ」と言われただけで就職できたりします。
 で、実は大統領府とのコネなんて一切なかった人物だったというような事件が起きたりします。
 しかも、大宇建設という大企業で。
 コネのあるふりだけでも充分に通用してしまうという社会なのですね。

 さて、ムン・ジェインは20〜30代の若者からいまだに熱狂的と言っていいほどの支持を得ています。
 なにがあっても支持を変えようとしない「鉄板支持層」とも呼ばれています。
 これはムン・ジェインが旧来の韓国の構造を破壊してくれるのではないかという期待を一身に背負っているから、という側面が小さくないのですよ。
 やりたい放題の財閥を罰し、コネ就職をなくしてくれるのではないか、という期待ですね。

 実際にどうでもいいようなコネ就職を超法規的措置で取り消していたりはしますが……。
 その一方でアメリカの大学に寄付をするしないで圧力を加えたり、民間企業に雇用を強いたりしているわけで。
 昨日のポスコ会長の辞任も同じですね。これまでの韓国とやっていることは変わっていない。
 「キレイナ韓国」を標榜しているだけで、強権主義であることはまったく同じ。
 「5大不正を滅する」はずだった閣僚の経歴なんかをみても、韓国で権力を持つ立場がどういうものであるかとうことを再認識するだけでした。

 まあ、トランスペアレンシー・インターナショナルが評価するような数値を見て、政府の影響力に関与しないような部分で上げられる数値だけを狙って上げる……というようなことはできるかもしれません。
 わりと韓国はそういう数値の帳尻あわせは得意ですからね。

韓国人「大韓航空の社名を『水かけ姫』『ナッツ姫』の恥ずかしい一族に任せられない返上しろ!」と大騒ぎ

韓経:大韓航空「国籍機剥奪」は可能か… 「大韓」「太極マーク」、使えないようにはできる?(中央日報)
「大韓航空の国籍機地位を取り消してください」「大韓航空から『大韓』という言葉と太極マークを外してください」−−。

同社チョ・ヒョンミン専務のパワハラ問題が日を追うごとに大きくなり、17日の青瓦台(チョンワデ、大統領府)ホームページにはこのような国民請願が相次いで書き込まれている。青瓦台ホームページに書き込まれた要求が実現可能なものなのか確認してみた。

まず、国籍機資格を剥奪してほしいという要求について。航空政策主務部署である国土交通部によると、これは不可能だ。国籍機は「国籍航空機」の略語であって、特別な資格ではない。したがって、法律・行政的に拘束力のある義務や恩恵もない。ただ韓国航空会社の航空機を外国のものと区別して呼びぶために、便宜上、使っている言葉にすぎない。
(引用ここまで)

 あまり……というか、ほとんどテレビを見ないのですが、今日たまたまランチに入ったお店でワイドショーをやっていまして、この「水かけ姫」の話をやっていました。
 金切り声で叫び上げていましたね。いや、ひどいのなんの。どちらかというと「心の病気」であるように見えたほどでした。

 さて、大韓航空を傘下に持つ韓進財閥は創業者の長男であるチョ・ヤンホが会長として仕切っています。一昨年くらいまで平昌冬季オリンピックの組織委員長だった人ですね。この人が二代目。
 ナッツリターン騒動を起こしたナッツ姫ことチョ・ヒョナが長女。
 そして今回の「水かけ姫」であるチョ・ヒョンミンが次女。
 さらにふたりの上にチョ・ウォンテという長男がいて、2005年に交通事故を起こして70代の老婆に暴力を振るったことで立件されています。ついでにいうと彼の母親はアメリカに遠征出産に出かけているので、本人の国籍はアメリカだったはずですね。
 ナッツ姫も双子の男児を産むときにハワイに「転勤」して遠征出産していたので、兵役回避のためではないかと言われていました。
 財閥の子供が兵役なんて行くわけありませんが。

 とまあ、「売り家と唐様で書く三代目」を地で行く三代目三人衆なのですが。
 残念なことに、水かけ姫は「名誉毀損だ!」と騒いだときにハングルで「名誉毀損」を書けずに笑いものになったという恥ずかしい経歴の持ち主であったりもします(笑)。
 唐様がおろか、ハングルも書けなかったようで。

 こんな恥ずかしい一族にフラッグキャリアである「大韓航空」の名前を任せておくことはできないということで、度々「韓進航空に名前を変えろ」とされていたりもします。
 今回は水かけ姫騒動で韓国大統領府のホームページ(スピードスケートで起きたいじめで「国家代表を取り消せ」ってなったあのシステム)へ請願が行われた、ということですが。
 さすがに現実的ではない、というのが記事の主旨。
 でもまあ、この会社がフラッグキャリアである……というのは韓国人にぴったりではないかとも思いますけどね。


韓国の財閥3世から相次ぐ暴力騒動、会社のリスク要因にまでなっていた

金のスプーンくわえて生まれきた財閥3世、相次ぐカプチルにオーナーリスク拡大(イーデイリー・朝鮮語)
チェ・ヒョンミン大韓航空統合コミュニケーション室専務の「水の洗礼」ガプジルに世論が沸き立っている。チョ・ウォンテ大韓航空社長の70代のおばあさん暴行、チョ・ヒョナカールホテルネットワーク社長の「ピーナッツ回航」に続き、浮上した韓進グループ3世の相次ぐガプチルの非難が激しい。

問題は、これらのカプチルが韓進グループに限った話ではない点である。ヒュンダイ3世のチョン・イルソン現代ビエンジスチール社長、大林グループ3世イ・ヘウク大林産業副会長、ハンファグループ3世キム・ドンソン氏などは、ここ数年の間に起こったガプジル論議の立役者である。

財閥家のカプチルは有毒3世によって議論がされている場合が多い。創業者が事業を耕し、2世のグループを育てたのに対し、生まれながらの「金のスプーン」だった3世は歪曲された「選民意識」に浸っている場合が多い。

特に財閥3世の高速昇進も、これらの「傍若無人」性格を煽ることができる。過去2015年の企業の経営評価機関CEOスコアの調査結果によると、30大グループのオーナー3・4世の役員32人が参加した後、役員昇進までにかかった期間は平均3.5年にすぎなかった。

ホン・ソンチュ韓国財閥政策研究院院長は、2016年に出版した著書「財閥3世」で「(財閥3世)いろいろな種類の特恵を享受するだけで、企業経営とは距離を置いたまま留学などの時間を経て韓国の社会・経済全般に慣れていない」とし「財閥3世は企業で持っている権力は絶対的であり、入社後すぐに役員になる。今後のオーナーになる人に正しいことを言ってくれる人はいない」と指摘した。

彼は「財閥3世享受する特恵は『王冠の重量』以下でなければならない」とし「(財閥3世)無賃乗車の態度や甲の姿勢を捨て、国民の目線で危機に対処する態度、ノブレス・オブリージュを実践しようとする意志が必要だ」と訴えた。

財閥一家のカプチル議論は道徳的非難で終わる問題ではない。企業価値を落として、企業経営に負担を与え、オーナーリスク」を育てる。

チョ・ヒョンミン専務のガプジルが明らかになった12日、大韓航空株価は前日より6.55%低下し取引を終えた。13日には1.19%反発したが、前日の下げ幅を補うことはできなかった。3年前のチョ・ヒョナ社長によるナッツリターン当時も大韓航空会社の株価は原油価格の下落に伴う恩恵を享受できず、下落を見せたことがある。

昨年、イ・ジャンハン鍾根堂会長が運転手に暴言した事実が録音ファイルを介して公開された時も、鍾根堂株価は連日下落した。これに先立ち、販売代理店店主への悪口と牛乳買い取りの押しつけで国民的公憤を買ったホンウォンシク南陽乳業会長のカプチル議論は株価下落に終わらなかった。

南陽乳業営業利益は、2012年637億ウォンに達した、ガプジル議論が発生した2013年には175億ウォンの営業損失を記録した。翌年には261億ウォンの損失を記録し、赤字を育てた。以後、2015年の黒字転換に成功したが、現在の株価は、67万ウォン(13日終値基準)で、事態直前に記録した高値である117万5000ウォンの半分水準だ。

チョ・ヒョンミン専務は先月16日、大韓航空の広告代行を務めたH社の会議の中で広告チーム長に水をまいたことが12日に伝えられカプチル論議が起こった。14日にはチョ専務と推定される人物が従業員をひどく非難し声を荒げる音声ファイルが公開され、再度物議を起こした。

去る12日、ベトナムダナンでの休暇を離れたチョ・ヒョンミン専務は議論が広がると、15日午前、仁川空港を通じて帰国した。彼女は議論発生当日「愚かで軽率だった行動について頭を下げて謝罪申し上げる」としたのに続いて、この日の空港で待っていた取材陣に「私が愚かだった」と重ねて謝罪した。

チョ専務が近いうちに記者会見を開き、今回の論争について公式に謝罪するという観測が出ている。過去2014年チョ・ヒョナ前大韓航空副社長の「ナッツリターン」事態のようにチョ専務が経営の一線から退きたいと明らかにしてしばらく自粛するという予想もある。

今回の事態は3年余りの間、経営の一線から退いたが先月カールホテルネットワークに復帰したチョ・ヒョナ社長も少なくない負担を与える見通しだ。また、チョ・ウォンテ社長の過去カプチルが再度スポットライトを受け、企業のイメージも大きな影響を与えるものと思われる。

大韓航空の関係者は、「現在の収拾策を多角的に議論し、今後の対策を検討している」と述べた。
(引用ここまで)

 大韓航空専務であり、韓進財閥創業者の孫であるチョ・ヒョンミンによるカプチルが報道されてからこっち、そこそこの話題になっています。
 ナッツリターンのチョ・ヒョナの妹でもあるということから、なおのこと注目されてしまうのはしょうがないでしょうね。
 さらにいえばチョ・ヒョナがKALホテル社長として業務に復帰した直後であるというタイミングの悪さも影響しているでしょう。

 財閥なり一定規模の会社の社長によるこういった暴行事件は韓国ではかなりの頻度で起きています。
 年に10件は起きないかなぁ……というイメージですが、これは表面化して報道されたものだけであって実際には「水をかけた」ていどのことは山ほど起きているのでしょう。
 なにしろ財閥の役員といえば李氏朝鮮時代の貴族階級であった両班も同然。
 中央日報の記者もミスターピザの会長によるビル警備員への暴行事件があったときに「自社ビルでもなければ、自社所属の警備員でもない人間に暴力を振るうとは驚きだ」って書いちゃうくらい。
 つまり、逆を返せば「自社ビルだったり、自社の警備員であれば暴力を振るっても当然。日常茶飯事」という認識が韓国人には普遍的にあるというということなのです。

 そんな両班的立場である彼らには28歳くらいで入社して3年、31歳で役員登用という道が開けている。
 あの社会で目上だろうと年上だろうとどんな状況でも跪いて対応されるということが、どれだけの万能感につながるのか。ちょっと想像の範疇外ですね。
 そんな生活をしていりゃ、こんな性格にもなりますわな。
 そんなカプチルが株価引き下げにつながっている、というのもなかなか面白いところ。
 株価にはどこか人気投票的な部分もあるのは確かですからね。
 それにしてもこの大韓航空の3人兄妹はひどすぎるだろって話ですが。

ナッツリターンを起こしたナッツ姫の妹が「広告代理店のチーム長に水をかけた」とパワハラ疑惑……え、そのくらいは韓国では普通のことじゃないの?

韓進グループ次女チョ・ヒョンミン大韓航空専務、広告代理店チーム長に「水かけ」ガプチル疑惑(毎日経済・朝鮮語)
チョ・ヤンホ韓進グループ会長次女チョ・ヒョンミンの航空旅客マーケティング専務(35)が、広告代理店の従業員のガプチル疑惑で非難された。2014年ナッツリターン事件で社会的な波紋を起こした韓進グループのオーナー一家が再びガプチル疑惑で俎上に乗せられたのだ。

12日の広告業界によると、チョ専務は先月の航空の広告代行を務めているA会社との会議の席で広告チーム長である従業員に水をかけたことが分かった。チョ専務は、会議に参加した広告代理店チーム長が大韓航空のイギリス便広告キャンペーンと関連し、自分の質問に正しく答えられないと激怒して顔に水をかけ、会議場から追い出したと伝えられた。このような被害事実はA会社の匿名掲示板にしばらく掲載されたがすぐに削除されたと広告業界は伝えた。当時の掲示板には「(チョ専務が)飲料水が含まれている容器を投げたが避けられた。さらに気が済まずに水をかけた」という文が上がってきた。このような疑惑は、広告業界全体に広がっている状況である。

より大きな問題は、ガプジル被害を受けたA社がチョ専務に謝罪をしたということである。関係者によると、A業者の社長が大韓航空側に謝罪の意を伝えたという。

Aメーカーは公式の立場としてはこの事件について言葉を濁している。A会社の関係者は「私たちが大韓航空の広告代理店であることは間違いない」と言いながらも「担当チームに確認したが、この件について(正しいとも間違っているとも)言葉をくれない。広告業の特性上、広告主に関連するビジネスの話はしないことが不文律だ理解してくれ」と明らかにした。

一方、大韓航空の関係者は、「当時、A店に英国の広告のために複数の場所を撮ってこいと注文しましたが撮ってこなかった、これ満足していないチョ専務が腹を立てた」とし「チョ専務が会議途中の従業員に声を上げたのみで、水や飲料水をかけたりはしてはいない」と否定した。

顔に水をかける行為は暴行罪に分類され、刑事処罰の対象となる。これに先立ち、2015年、ソウル中央地裁は不動産業者との口論で紙コップの水をかけた疑い(暴行)で起訴された主婦Aさんに罰金70万ウォンを宣告しています。
(引用ここまで)

 ナッツリターンのチョ・ヒョナが長女。
 先日、めでたく大韓航空傘下のホテル事業社長に返り咲きました。まだ執行猶予の身ではあったのですが。
 で、今回のチョ・ヒョンミンはナッツリターンが大きく報道された際に「あのパーサーに必ず復讐する」と宣言していた人物です。
 実際、件のナッツリターンで置いていかれたパーサーは会社で「存在しない人物」であるかのように扱われ、ストレスからか脳に腫瘍ができたそうです。

 ただまあ……今回の「広告代理店のチーム長が水をかけられた」なんていうのは普通のことじゃないですかね。
 少なくとも韓国では。
 大韓航空の専務といえば、凡百の企業にとっては神も同然。
 水をかけるくらいのことであれば普通。
 ボクシングが趣味の財閥3世が運転手に「赤信号で止まるなといったろう」と言って暴行したり、トラック運転手に対して金属バットで暴行して「暴行代」として200万円渡した……っていうくらいならまあニュースになるでしょうが。
 「気に入らない人間に水をかけた」なんて、彼らにとっては呼吸するのと同じことですよ。

水は答えを知っている
江本 勝
サンマーク出版
2001/11/25

韓国名物、「段ボール回収老人」の収入をごらんください……

廃止回収業の高齢者、半分が月10万ウォンも稼げていない(聯合ニュース・朝鮮語)
ソウル市内の廃紙を取って生計を維持する高齢者のうち、半数以上は月10万ウォンも手に握らないことが分かった。

ソウル市は昨年9月、市内の自治区24カ所で活動している65歳以上の廃紙収集老人2417人の実態調査をした結果、回答者の51.9%が月10万ウォン未満の収入であったことを10日明らかにした。
市は「最近廃紙価格が下落して、これを集めて稼ぐ収入さえ減って食費や医療費などの必要な費用さえ満たすことは困難な状況」とし「総合的な支援策が急がれる」と指摘した。

廃紙回収高齢者のうち、基礎生活受給者と次上位階層は3分の1を超える35%であった。年齢でみると、76歳以上が4分の3に近い74.5%と集計された。
廃紙回収老人のうち、半分は1人世帯であり、経済的な理由から廃紙回収をしているという人が82.3%にのぼった。

市は「廃紙回収老人は挙動が不便も夜明けに歩き回ったり、歩道ではなく車道を歩くなど交通安全に脆弱である」と説明した。 市はこれにより生計、雇用、世話、安全などの4つの部門にまたがる「廃紙回収老人支援総合対策」を用意した。 ソウル市はまず所得財産照会と事例会議を経て、1人世帯あたり30万ウォン、医療費最大100万ウォンを支援する。また、853人を選定して月5万〜7万5千の家賃を支援する。
より安定した収益を望む高齢者には廃紙回収のほか、他の仕事を探すこともする。
市は1日に2〜3時間働いて27万ウォンを受けることができる脆弱階層の話し相手活動、公共施設ボランティア活動、製品の包装などの公共雇用事業参加を誘導する。また、廃紙収集に関する仕事を作って月に最大22万ウォンの補助金を支援する。

また、一人暮らしの廃紙回収老人の週3回以上安否を確認し、心理的なカウンセリングを行って感情的な安定を図る。
市はこの他にもこれら廃紙回収老人2417人に夜光チョッキ、夜光バンド、防塵マスク、カートなどを支援し、安全に歩き回ることができるようである。彼らを対象に交通安全教育も行う。
(引用ここまで)

 記事中の「廃紙」というのはリサイクルできる新聞や段ボールのことです。
 韓国にちょっと滞在しているだけで段ボール回収を生業としている老人を10回以上は見かけます。
 リアカーに山ほどの段ボールを積んでいる人々で、「影の韓国名物」みたいな感じになってます。
 シンシアリーさん(旧ブログ)によるとその数は約170万人ほどだったけども、古紙価格が低下して買い取り業者が廃業しているせいで廃紙回収老人の数も減っているとのこと。
 それ以外の収入があればよいのですが、おそらくはそんなこともないのでしょうね。

 韓国の基礎年金は65歳以降に月額10万ウォン(敬老慰労金のようなもの)であったものを、パク・クネ政権で最大20万ウォンに増額し、ムン・ジェイン政権は2021年までに段階的に30万ウォンにしようとしています。
 財源? 現役世代の支払っている年金だそうです。

 まあ、韓国の物価で10万ウォンや20万ウォンで暮らせるわけがなく。
 なんらかの仕事をしなければならないわけですが。
 退職金等でまとまった金額がある場合はやりたいわけでもない自営業をはじめ、そうでない場合はこういった古紙回収をやらざるを得ない。
 その他に地下鉄で使える無料パスを使っての宅配なんかもありますね。
 どちらにせよまともな稼ぎはない、ということがよく分かります。

 儒教的にメンツを至上の価値観としている韓国人にとっては古紙回収に身をつやすなんてのは屈辱以外のなにものでもないと思うのですが、そうはいっても現金収入がなければ暮らせませんからね。
 弱者はとことん弱く、強者はとことんまで強くなる。どこの世界でも、どんな国でも見られる傾向ではありますが、韓国の場合は中間とか中庸というものがないのですよ。
 ホントにしんどい国ですわ。

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うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

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