楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

イ・ミョンバク

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ムン・ジェイン当選前「報復の歴史は終わらせるべき」 → 当選翌日「イ・ミョンバク政権の事業はすべて監査せよ!」

文在寅大統領、自叙伝で李明博政権に敵意むき出し(朝鮮日報)
【社説】李明博政権の4大河川事業、7年で4回目の監査(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこれまで発行した自らの自叙伝や対談集などの中で、李明博(イ・ミョンバク)政権に対する感情をむき出しにしてきた。

 今回の大統領選挙が始まる前に出版した『大韓民国が問う』(2017)では「李明博政権の4大河川開発事業も美しい国土を完全にぶちこわした。最初から話にならない計画だった」と指摘した上で「22兆ウォン(現在のレートで約2兆2000億円)という巨額の国費を投入した国家事業が総体的手抜きだったとなれば、今からでも真相解明を行い責任を追及すべきだ」と主張した。前回2012年の第18代大統領選挙を前に発行された著書では「李明博政権発足により、参与政府(盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉政権)は国家権力を動員した非常に厳しい報復を受けざるを得なかった」「前政権に対して容赦なく加えられる報復の歴史は必ず終わらせなければならない」などとも訴えた。(中略)

文大統領は09年に盧元大統領が逝去した直後、当時の李明博政権と葬儀の手順をめぐって対立したことについて「政府の狭量な態度がわれわれを苦しめた」と指摘し、当時の政府の態度を批判している。
(引用ここまで・太字引用者)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、李明博(イ・ミョンバク)政権が行った4大河川開発事業に対する監査を改めて行うよう指示した。文大統領はせきの撤去や補強が適切だったかの判断も2018年までに結論を出したいとしている。(中略)

朴前大統領は検察を使って不正がなかったかしらみつぶしに調べたが、工事を行った企業を苦しめただけで特別な問題は発見されなかったのだ。今回行われる4回目の監査もその結果はある程度分かり切っている。李元大統領を敵視する文大統領が指示したため、監査院はその意向に沿った結果を発表するだろう。またその監査結果を受けて検察が再び動きだすかもしれない。

 官民合同の評価も朴前政権ですでに行われた。中立とされる民間の専門家92人で構成された委員会が1年かけて延べ240回にわたり現場で調査を行い、2014年12月に2500ページからなる報告書を提出した。その結論は「一部で副作用もあるが(洪水や干ばつへの備えという面では)一定の成果もあった」というものだ。これがいわば常識的な判断だろう。

 4大河川開発事業はその規模の大きさに比例して賛成あるいは反対のいずれの声も大きくなるだろう。いわば効果と弊害の双方があるのはある意味当然のことだ。ところが複数の左翼系メディアは弊害ばかりで効果など全くなかったかのように数年にわたり執拗(しつよう)に攻撃し、野党がこれに加勢してきたことで、4大河川開発事業は完全な「悪」だったとするレッテルが貼られてしまった。しかもこの事業で確保された水量を干ばつの際に使うため水を引く水路の工事にも彼らは反対している。彼らの言動を見ていると、風車を怪物と考えて突進したという小説「ドン・キホーテ」がふと思い出される。
(引用ここまで)

 私怨ですなー。
 ムン・ジェインはノ・ムヒョンとは弁護士時代に共同事務所を開設するなど、盟友と言ってもいい仲だったのです。
 ノ・ムヒョンが大統領になってからは大統領側近として。
 その死後は金大中とノ・ムヒョンの遺志を継ぐ者として政治家(国会議員)になったという人物です。
 幾度となく楽韓Webでも「ノ・ムヒョンの後継者」という言いかたをしていますね。

 ノ・ムヒョンが自殺した当時、「イ・ミョンバクの責任だ」という話がけっこう出ていました。ハンギョレなんかはその旗振り役でしたね。
 イ・ミョンバク政権が検察に捜査を命じなければあのようなことにはならなかったはずだ、と。
 すなわち、これは弔い合戦なのですよ。
 この4大河川事業をはじめとして、資源外交も同様に俎上に乗せられることでしょう。イ・ミョンバク政権のやったことはすべて監査することになるくらいの勢いになるでしょうね。
 4大河川事業の詳細と、それをどのように監査するのかという話はこちらのエントリをごらんください。

ムン・ジェイン「保守政権で行われた4大河川事業の不正調査に着手する! 不正蓄財があれば没収だ!!」

 大統領就任翌日に、政権の最優先課題として持ち出した話……ですよ。
 ちなみに引用の太字部分ですが「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」という韓国の一般常識に従って処理されることでしょう。
 そもそも、イ・ミョンバク政権は「前政権」ではありませんしね(笑)。
 報復の歴史を繰り返してもセーフなのでしょう。

サイコパス (文春新書)
中野信子
文藝春秋
2016/11/18

ムン・ジェイン「保守政権で行われた4大河川事業の不正調査に着手する! 不正蓄財があれば没収だ!!」

4大河川事業も撤退... 16個の堰を常時開放して、いくつかの撤去検討(韓国日報・朝鮮語)
李明博政府が推進した4大河川事業と当時設置された16個の堰の運命が岐路に立った。新政府が別名「アオコラテ」で疲弊している4大河川の水質改善のために、16個の堰の一部を撤去することもあるという観測が出ているからである。

ムン・ジェイン大統領は大統領選挙期間4大河川に設置された16個の堰の問題を綿密に検討するという意見を複数回明らかにした。彼は「堰を構築し、砂を汲み出しながら水深6mの奇形的な川になった」とし「改善されたと言ってい水質はますます悪化しており、過去には真夏の下流地域でだけ現れたアオコが、今では一年中、河川のすべての流域で発生している」と指摘した。アオコの密度もひどくなり、「アオコラテ」でもう「芝球場」レベルというのがムン・ジェインの評価だ。

ムン大統領は対策として、「水が正常に流れるようにすることしかない」とし「一度作成された4大河川水門を常時開放して川が正しく流れるようにしなければならない」と主張した。

ドア大統領はさらに、4大河川事業の問題点を選別するための官民共同の特別調査委員会を発足させるという構想も披露した。これにより、4大河川の水質汚染の実態を把握し、その原因を分析し堰及びダムの常時開放や堰の撤去まで検討することができるという立場だ。

これまで国土交通省と環境省などは「アオコは日射量と水温、水の滞留時間、汚染物質など、複数の要因が複合的に作用して生じる」と4大河川事業と水質の悪化は無関係だと主張してきた。しかし、今年3月「ダム及び堰及び貯水池連携運営方案」研究を発表してアオコの発生を低減するために堰水門を開いて水を大量に放流する必要性があると認めた。試験運用の結果、洛東江は地下水の制約水位まで水位を下げるのであれば中・下流の5つの堰から藍藻細胞が最大36%まで減少することが明らかになったからである。

4大河川問題は、今後の構成される官民特別調査委の活動の結果に基づいて、その方向が決まると思われる。しかし、ムン大統領と共に民主党があまりにも4大河川に否定的な認識が強いとなると堰機能を放棄した常時開放を超えて、堰の完全撤去までつながる可能性も排除できない。

特にドア大統領は4大河川事業に関する全面再調査を通じて、法的責任と損害賠償責任を求めるという立場も表明している。この場合、李明博政府が22兆ウォンを超える血税を投じて事業を強行する過程で表面化した各種不正疑惑の真相などがあらわれることがあります。

4大河川事業管轄官庁である国土部は困惑した表情を隠せずにいる。国土部の関係者は、「現在、大統領選挙が終わったばかりな状況であり、4大河川運営がどうなるか今のところ分からない」とし「新内閣が設定されると、大きな方向が定まるのではないか」と話した。
(引用ここまで)

 さっそく易姓革命としての政権交代がその姿を見せてきましたね。
 当初からムン・ジェインは4大河川事業については不正調査を行うと公約してきたものです。
 もっとも、4大河川事業についてはイ・ミョンバクの手によるもので、パク・クネからも糾弾されていたものではありますが。
 まあ、「保守政権の9年間」で行われてきた事業は総点検するということなのでしょう。

 4大河川事業とはイ・ミョンバクが「経済大統領」として待望されていた候補時代、「朝鮮半島大運河構想」と呼ばれていたものでして。
 北朝鮮も含めた朝鮮半島を運河で結ぶことで安価な物流を行おうというものでした。
 けっきょく、技術的に難しいとされたので同じような土木工事を伴う4大河川整備事業に変更されたという経緯があります。
 ま、要するにイ・ミョンバクの構想としては、大規模な公共工事を行っていこうというものだったのですね。
 目的なんかどうでもいいので、まずは公共工事をすることが大事だったということです。
 実際に公共工事は経済的な広がりを持っているので、一時的なカンフル剤としてはよく効くのです。よく効くように見えると言うべきか。

 で、目的なんてどうでもよかったので、河川に適当に16個の堰を作って水の流れを止めてみたわけです。
 するとどうしたことでしょう、アオコが大増殖。
 夏の風物詩として抹茶のように色濃い緑色で水面が覆われるようになったのです。
 去年のそれは一切の生物の生存を許さないレベルにまでなっていましたね。

 ちなみに総事業費は22兆ウォン。
 その中には利権だのなんだのいろいろと違法なものもあったでしょうけども、それについては目をつぶらされるというのも世界の国を問わずによくあること。
 清濁併せのむ必要があるのもまた公共工事の側面であるのですよ。
 魚ロボットなんかもその一環といえるでしょう。

 で、今度はそれを糾弾しようということです。
 コメントを見ても「これで保守政権の10年が暴かれる!」とか歓迎の声ばかり。
 そういえば昨日の軍事費25%増加!のエントリのニュース元でも中身への言及はほぼゼロで「防衛産業の不正を正してください!」って声が大多数でしたね。
 堰を取り除くのもいい公共事業になるんじゃないでしょうか。
 国民の溜飲を下げて、かつ公共事業のネタものを見つけてと。

 こうして韓国の政権交代というのは連綿と受け継がれてきたのだろうなぁ……ということがよく分かる、易姓革命としての政権交代の側面が理解できる事例ですね。

「あなたは保守党員であるか、もしくはかつてそうであったか?」なんて聞かれるようになるのかな。
赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復 (中公新書)
黒川修司
中央公論新社
1994/7/1

イ・ミョンバク「日本に『静かな外交』が通用しなかったので独島上陸をした」 → 日本人「あれからの行動で韓国人が嫌いになったんだよなー」

李明博前大統領「静かな外交通じず独島訪問」(中央日報)
「独島(ドクト、日本名・竹島)の日」だった25日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領は2012年8月の独島訪問に関連して「韓国の『静かな外交』はその意味が色褪せていると考えた。私が自ら独島に行くことによって、大韓民国が独島を実効的に支配していることを示せると判断した」とフェイスブックに記した。
(引用ここまで)

 確かにイ・ミョンバクは対日外交方針として、最初の4年弱は大人しいというか静かな外交を繰り広げていたのは間違いないのですよ。さすがに前任のノ・ムヒョンほどバカではなかったというか。
 世界各地に行っては「日本はひどい国なんだよ」って首脳に言ってまわるようなバカな真似はほとんどしていませんでした。
 ですが、2011年の8月に韓国の憲法裁判所が「慰安婦問題を放置することは憲法違反」という判断が下されてから180度転換した。
 野田前首相をして「もはや意思疎通は不可能だった」と言わしめるレベル。

 竹島上陸に続いて、天皇謝罪要求親書返送と日韓関係をゼロ以下のところにまで叩き落とした張本人となってしまった。
 まあ、それでイ・ミョンバク的にはなにか得るところがあったのでしょう。国内問題として。
 でもって、日本にとっては多くに日本人が「本当の韓国人」がどういうものであるかを知るきっかけになった。

 な〜んだ。これはWin-Winの関係というヤツじゃないですか。
 俺によしお前によし、というヤツですね。そして、パク・クネはその路線を引き継いで日韓関係はさらに混沌の渦へと入っていったわけですね。
 うーん、やっぱりイ・ミョンバクの回顧録は読んでみたいなぁ……。

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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015/11/03

韓国のロッテ財閥、会長まで逮捕状請求で投資判断もすべて保留。経営権問題再燃も?

ロッテ創業者の長女 ホテルロッテなどの取締役を辞任へ(聯合ニュース)
ロッテ創業者の「妻」を在宅起訴 出頭せず日本に滞在(聯合ニュース)
検察が韓国ロッテ会長の逮捕状請求 創業者らは在宅起訴へ(聯合ニュース)

 ロッテ財閥がえらい騒ぎになっています。
 長女の辛英子が裏金作りの背任で逮捕されて以来、全面的に捜索を受けている状況で、ざっくりこんな感じになってます。

・会長(次男)  逮捕状請求(背任・横領)
・創業者    在宅起訴(贈与税脱税)
・└内縁の妻  在宅起訴(贈与税脱税)
・長男     在宅起訴(贈与増脱税)
・長女     逮捕起訴(横領・背任)
・副会長    自殺(会長の最側近)

 ぐっだぐだ。
 韓国の財閥は政府が本気になればこうなるのです。叩かれて埃の出ない財閥なんて存在しません。
 え、韓国の検察、司法は政府から独立しているって? またまたご冗談を。
 加藤達也氏の起訴から裁判までの一連の動きを見れば実態がどうであるかは一目瞭然。
 これまでの政権が財閥に手を出してこなかったのは、やぶ蛇を恐れてきたからです。

 韓国では財閥と政府は原則として持ちつ持たれつの仲なので、下手に手を出すと暴露される可能性がある。
 旧大宇の会長であった金宇中が4兆円を持ち逃げしても大した捜査が行われず、海外で悠々自適の生活を送ることができていた。
 さらに韓国に帰国からしても裁判で1兆円以上の追徴金を課せられたのに未納のまま大統領特赦

 こんな国であるからこそ、逆に財閥への徹底捜査が政権からの支持であることが理解できるのですよ。
 今回のロッテの場合はずぶずぶだったのはイ・ミョンバク政権。
 第2ロッテワールドの許認可でも分かるように、イ・ミョンバク政権下で伸びてきたロッテを叩く分には問題ないということなのでしょう。

 逮捕状請求=身柄拘束ではありませんが、検察の勢いは拘束まで行く感じです。
 次男の辛東彬はいわゆるロッテ版「兄弟の乱」でクーデターを起こして会長の座を簒奪したものの、ここで逮捕で身柄拘束になるとまた経営権問題でぐだぐだしたりするかもしれませんね。


イ・ミョンバク前大統領がパク・クネを批判 「私よりも国政運営がヘタだな」

MB 「パク大統領、私よりも国政運営がヘタだ」(世界日報/朝鮮語)
「私も(国政運営を)やってきたが、私よりもさらにできないようだ」

李明博前大統領が最近、セヌリ党議員に会ってパク・クネ大統領についてこのように語ったという。笑い話だったが、いつもの認識が込められた発言である。この議員は10日、記者と会い「前大統領は、パク大統領が国政を誤って導いているという批判的な見方が強かった」とし「特に続く検察の財閥捜査に不満を吐露した」と伝えた。

これまでパク大統領の直接の批判発言を自制してきたが前大統領がセヌリ党の総選挙惨敗で与野党逆転政局が造成され、現政府の任期残りが僅かなこともあって累積された不満を表出し始めたと思われる。前大統領は「現政権発足後、検察が何年もの企業調査をすることは、直前政権の不正を探るためでターゲット捜査では非常に間違った」と強い口調で指摘したという。

前大統領は政府が嶺南圏新空港建設の代わりに金海空港の拡張に決定したことについては「よくやった」と好評した。前大統領は在任中、金海空港の拡張を決定したいたが、双方があまりにも激しく対立するなど、政局状況が不如意で単眼を下げなかったことについて、物足りなさを示したと議員は伝えた。

李明博政府は釜山加徳島と慶南密陽二候補地の実現可能性調査と「立地評価委員会」の評価ですべて不適合の結果として出てくる新空港白紙化を公式発表した。当時、李大統領は「国民のための避けられない選択だった」と国民への謝罪をした。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバクがパク・クネを批判。
 うーん、丙丁つけがたい……。

 韓国の政権後退というのは多分に易姓革命の側面が強いので、パク・クネは大統領選の時点ですでにイ・ミョンバクを批判していました。
 「同じセヌリ党だけども、イ・ミョンバクと私は大きく違う。財閥の横暴を止めてみせる」というように、財閥となあなあだったイ・ミョンバクを批判し続けて当選したという部分が大きいのです。

 2014年には「公社負債を500兆ウォンも増やした主犯だ」って吊し上げをしていましたね。
 それに対してイ・ミョンバクは回顧録を出版して「いまの大統領はなにも分かっていない」って反論をしていましたっけ。この回顧録の日本語版がほしいのだが、まあ出版はされないわな……。

 最大の問題はパク・クネ政権がロッテ財閥に対して捜査の手を差し向けていることでしょうね。
 イ・ミョンバク政権は特にロッテ財閥となあなあだったことはよく知られています。
 第2ロッテワールドは空軍機にとって危険性が高いということで許可されなかったものが、イ・ミョンバク政権になると同時に許可が下りるというようなこともありました。
 そのロッテに対して創業者もその娘も、そして現会長までも捜査されているという状態。
 イ・ミョンバクとしてはそれが気に入らないのでしょう。最悪、しっぽを掴まれる可能性もありますしね。

 韓国人ネチズンによるコメントも「ロッテが捜査されているからだろ」ってものであふれています。
 ま、分かりやすすぎます。

ロッテのおもちゃ!(9)<ロッテのおもちゃ!> (電撃コミックス)
葉賀 ユイ
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2014-03-15


今年の韓国製「抹茶ラテ」は一味違う、もはや生物の生存すら許さない!

「緑茶ラテ」よりも緑化された洛東江(KBS/朝鮮語)
35度を超える猛暑が一ヶ月近く続いて慶南と釜山地域の水源である洛東江のアオコがますますひどくなり飲料水に赤信号が灯った。

アオコを取り除くと言って先週水門放流までしたが、むしろ下流区間では、アオコがより濃くなって実効性に疑問が大きくなっている。
毎年繰り返される現象であるが、今年はさらに深刻だ。洛東江の水を農業用水として使用している農民はもちろん、工業用水として使う企業も騒いでいる。

4大河川事業の後、川の流れと一緒に生命活動の流れも止まってしまい、魚も見えなくなっている。
猛暑が続き、洛東江一円を緑藻の猛威が襲っている。韓国水資源公社は16日、洛東江に設置された堰のうち、漆谷梁とカンジョン堰、達成堰、陜川堰、咸安堰など5ヶ所の堰を開いて水を放流した。
毎秒900tの水を13時間流して、総水量は3400万tであった。

これに加え、陜川(ハプチョン)ダムも水門を開いて、14日から5日間、こちらは合計900万tを放流した。
ダムと堰の水門を同時に開放してアオコを一気に下流に押し流すという計画だった。
しかし、放流翌日の17日に達成堰では、アオコの数が1万8000個とむしろ放流前に比べて3倍以上急増して水質予報「関心」段階が発令された。

陜川昌寧堰の場合、状況はより深刻で、8日にはアオコの数が1万5000個だったが、放流翌17日には16万4000個と約10倍以上に増加した。
この期間、猛暑が続いたうえ、上流地域の藍藻が放流とともに下流地域に流入したためと推定される。

水量が豊富であれば自浄作用でアオコが減りますが、水量が減少すれば、流速が遅くなり、これにより、停滞した水の中で、アオコが急増するからだ。
最終的にはアオコ現象が激しい洛東江の中上流地域でアオコを解消するために水を一度に流す、いわゆる「パルス放流」を実施して、状況を悪化させたということが環境団体や専門家の見解だ。

アオコが激しくなり、洛東江を生活の場として生きていく漁師たちは、緑の川で空の漁網をたくし上げることが日常になった。
洛東江の投網を投げ、漁網を収めて子供の学費と生活費をすべて払ってきた漁師たちの生活は、4大河川事業が終了した2012年から変わったという。
漁網や投網をいっぱいに満たした魚もますます減って今では一日に10匹捕らえることすら珍しい。これさえ河ヒラやブルーギルなどがほとんどで、病気にかかったようなものばかりで売ることもできないということである。

過去2013年の初めの4大河川事業が完了した3年後にはアオコが猛威をふるったために、生態全般に対する根本的な対策が用意されなければならないという声が高まっている。
洛東江のアオコ発生日数は、2013年に100日、2014年143日を記録したのに続き、昨年は一年の半分に近い171日ほど発生した。
先月末には大韓河川学会、マチャンジン環境運動連合など11の市民団体が参加した4大河川調査委員会が発表した洛東江の水質調査の結果を見ると、洛東江が重篤な病状であることが分かった。

表層は、生物化学的酸素要求量(BOD)2等級を維持していたが、水深が深いほど、4等級、5等級に落ちた。水深が6〜7mになると、酸素がない無酸素状態に変わっていた。
調査委員会は、洛東江の8つの堰により流速が10〜40倍ほど遅くなったことを理由に挙げた。流速が遅いために沈積物がたまり、汚染の原因が増えてアオコが急成長する環境が作られたのだ。
問題は、気候変動によって夏の異常高温がさらに激しくなることが予想されるという点である。このように、日常されて悪化の一途であるアオコを堰の一時放流や単純な浄水処理するだけでは解決できないということだ。

この際水門を全面開放するか長期的には限りなく水質議論を引き起こす4大河川事業が適切か否かの再議論をする先制的対応も切実に求められている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、いやこれはすごい。
 確かに「抹茶ラテを超えた」っていっても過言ではない。

 イ・ミョンバクの遺産のひとつとして、4大河川事業がたびたび挙げられますが。
 総投資額22兆ウォン。毎年の堰の管理費が4500億ウォン。公共事業としてはかなりの巨額。
 韓国の経済規模であればGDPを引き上げるのに充分な規模ですね。

 で、その余波で水資源公社はとんでもない負債を引き受けることになって、韓国でのユニバーサルスタジオ事業が頓挫したり、再協議したり、やっぱり頓挫したり。
 毎年毎年、アオコが大発生して「イ・ミョンバク謹製抹茶ラテ」といわれることになったり。ちなみにこちらが去年の様子

 まあ、「公共事業でGDPを押し上げる」というやりかたとしてはそれほど間違っていないとは思うのですが、後遺症が面白すぎましたね。
 韓国の春の訪れは道路陥没とともにはじまり、「ソメイヨシノは韓国起源!」でピークを迎えます。
 そして、夏の訪れは抹茶ラテの出現で、そのピークは生物絶滅ってところですか。

夏への扉
ロバート A ハインライン
早川書房
2013-05-24

 

あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

イ・ミョンバクの大統領就任前会見を見てみよう、いまから見てみると大爆笑のその内容とは?

韓国次期大統領、日本に「謝罪求めない」(AFPBB)

 外出しているときにはYahoo!のニュースアプリで 「韓国」をテーマに入れてチェックしていまして。
 ピックアップするニュースをここから選んだりすることもあるのです。
 ただ、このアプリのテーマピックアップのロジックが若干微妙で、数カ月くらい前のニュースを取り上げてくることがちょいちょいあるのですよね。
 それが今回かなりひどくて、イ・ミョンバクの就任前のニュースがなぜか紛れこんでいました。

 んで、それがだいぶ面白かったので引用してみましょう。
 8年前の1月の記事です。
 韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)次期大統領は17日、ソウル(Seoul)市内で当選後初めて外国報道陣を前に会見し、対日関係について「成熟した関係」を求めると述べ、日本による過去の植民地支配への謝罪は求めない考えを明らかにした。

 2月25日に就任を控えた李氏は、「韓日関係は未来志向で発展すべきだ。それにより両国にとってプラスになるとともに、北東アジア全体の平和と繁栄にも寄与する」と述べた後、質疑応答で「個人的には過去に関して日本にいかなる形でも謝罪や反省を求めるつもりはない」と韓国政府としての姿勢転換を示唆した。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)現大統領を含め、これまでの韓国大統領は、日本政府に対し植民支配時代の残虐行為に関する謝罪を要求してきた。

 これについて李氏は「日本の謝罪が形式的だったのは事実だ。このために韓国民の心が動かされることはなく、問題が繰り返されてきた」と語り、「しかしわたしは成熟した韓日関係のため(日本に)『謝罪しろ』とか『反省しろ』とは言いたくない」と述べた。
(引用ここまで)
 成熟した日韓関係、ですか。
 まあ、日韓関係の現状というのはイ・ミョンバクが打ち立てたといっても過言ではありませんよね。

 2012年の竹島上陸に続く天皇謝罪要求でそれまでの日韓関係は完全に破綻して、新たな時代に突入したのですよ。
 朝日新聞がいうところ(もう言わなくなっちゃったけど)の「嫌中憎韓本」がブームになったのもそれ以降。
 「天皇陛下への謝罪要求」という理解できない対応をしてきた韓国に対して、どういう国なのかを知るための道しるべだったというのが実際だったんだろうなぁ……という気がします。

 で、その「実際の韓国」を知ったからこそ嫌っているという嫌韓新時代になったというわけです。
 イ・ミョンバクのおかげというべきか長々と韓国の所業を説明しなくても「ほら、韓国の前の大統領がさ……」って言うだけで理解してもらえるというのはありがたい部分ですかね。



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