楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

イ・ミョンバク

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イ・ミョンバク「日本に『静かな外交』が通用しなかったので独島上陸をした」 → 日本人「あれからの行動で韓国人が嫌いになったんだよなー」

李明博前大統領「静かな外交通じず独島訪問」(中央日報)
「独島(ドクト、日本名・竹島)の日」だった25日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領は2012年8月の独島訪問に関連して「韓国の『静かな外交』はその意味が色褪せていると考えた。私が自ら独島に行くことによって、大韓民国が独島を実効的に支配していることを示せると判断した」とフェイスブックに記した。
(引用ここまで)

 確かにイ・ミョンバクは対日外交方針として、最初の4年弱は大人しいというか静かな外交を繰り広げていたのは間違いないのですよ。さすがに前任のノ・ムヒョンほどバカではなかったというか。
 世界各地に行っては「日本はひどい国なんだよ」って首脳に言ってまわるようなバカな真似はほとんどしていませんでした。
 ですが、2011年の8月に韓国の憲法裁判所が「慰安婦問題を放置することは憲法違反」という判断が下されてから180度転換した。
 野田前首相をして「もはや意思疎通は不可能だった」と言わしめるレベル。

 竹島上陸に続いて、天皇謝罪要求親書返送と日韓関係をゼロ以下のところにまで叩き落とした張本人となってしまった。
 まあ、それでイ・ミョンバク的にはなにか得るところがあったのでしょう。国内問題として。
 でもって、日本にとっては多くに日本人が「本当の韓国人」がどういうものであるかを知るきっかけになった。

 な〜んだ。これはWin-Winの関係というヤツじゃないですか。
 俺によしお前によし、というヤツですね。そして、パク・クネはその路線を引き継いで日韓関係はさらに混沌の渦へと入っていったわけですね。
 うーん、やっぱりイ・ミョンバクの回顧録は読んでみたいなぁ……。

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2015/11/03

韓国のロッテ財閥、会長まで逮捕状請求で投資判断もすべて保留。経営権問題再燃も?

ロッテ創業者の長女 ホテルロッテなどの取締役を辞任へ(聯合ニュース)
ロッテ創業者の「妻」を在宅起訴 出頭せず日本に滞在(聯合ニュース)
検察が韓国ロッテ会長の逮捕状請求 創業者らは在宅起訴へ(聯合ニュース)

 ロッテ財閥がえらい騒ぎになっています。
 長女の辛英子が裏金作りの背任で逮捕されて以来、全面的に捜索を受けている状況で、ざっくりこんな感じになってます。

・会長(次男)  逮捕状請求(背任・横領)
・創業者    在宅起訴(贈与税脱税)
・└内縁の妻  在宅起訴(贈与税脱税)
・長男     在宅起訴(贈与増脱税)
・長女     逮捕起訴(横領・背任)
・副会長    自殺(会長の最側近)

 ぐっだぐだ。
 韓国の財閥は政府が本気になればこうなるのです。叩かれて埃の出ない財閥なんて存在しません。
 え、韓国の検察、司法は政府から独立しているって? またまたご冗談を。
 加藤達也氏の起訴から裁判までの一連の動きを見れば実態がどうであるかは一目瞭然。
 これまでの政権が財閥に手を出してこなかったのは、やぶ蛇を恐れてきたからです。

 韓国では財閥と政府は原則として持ちつ持たれつの仲なので、下手に手を出すと暴露される可能性がある。
 旧大宇の会長であった金宇中が4兆円を持ち逃げしても大した捜査が行われず、海外で悠々自適の生活を送ることができていた。
 さらに韓国に帰国からしても裁判で1兆円以上の追徴金を課せられたのに未納のまま大統領特赦

 こんな国であるからこそ、逆に財閥への徹底捜査が政権からの支持であることが理解できるのですよ。
 今回のロッテの場合はずぶずぶだったのはイ・ミョンバク政権。
 第2ロッテワールドの許認可でも分かるように、イ・ミョンバク政権下で伸びてきたロッテを叩く分には問題ないということなのでしょう。

 逮捕状請求=身柄拘束ではありませんが、検察の勢いは拘束まで行く感じです。
 次男の辛東彬はいわゆるロッテ版「兄弟の乱」でクーデターを起こして会長の座を簒奪したものの、ここで逮捕で身柄拘束になるとまた経営権問題でぐだぐだしたりするかもしれませんね。


イ・ミョンバク前大統領がパク・クネを批判 「私よりも国政運営がヘタだな」

MB 「パク大統領、私よりも国政運営がヘタだ」(世界日報/朝鮮語)
「私も(国政運営を)やってきたが、私よりもさらにできないようだ」

李明博前大統領が最近、セヌリ党議員に会ってパク・クネ大統領についてこのように語ったという。笑い話だったが、いつもの認識が込められた発言である。この議員は10日、記者と会い「前大統領は、パク大統領が国政を誤って導いているという批判的な見方が強かった」とし「特に続く検察の財閥捜査に不満を吐露した」と伝えた。

これまでパク大統領の直接の批判発言を自制してきたが前大統領がセヌリ党の総選挙惨敗で与野党逆転政局が造成され、現政府の任期残りが僅かなこともあって累積された不満を表出し始めたと思われる。前大統領は「現政権発足後、検察が何年もの企業調査をすることは、直前政権の不正を探るためでターゲット捜査では非常に間違った」と強い口調で指摘したという。

前大統領は政府が嶺南圏新空港建設の代わりに金海空港の拡張に決定したことについては「よくやった」と好評した。前大統領は在任中、金海空港の拡張を決定したいたが、双方があまりにも激しく対立するなど、政局状況が不如意で単眼を下げなかったことについて、物足りなさを示したと議員は伝えた。

李明博政府は釜山加徳島と慶南密陽二候補地の実現可能性調査と「立地評価委員会」の評価ですべて不適合の結果として出てくる新空港白紙化を公式発表した。当時、李大統領は「国民のための避けられない選択だった」と国民への謝罪をした。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバクがパク・クネを批判。
 うーん、丙丁つけがたい……。

 韓国の政権後退というのは多分に易姓革命の側面が強いので、パク・クネは大統領選の時点ですでにイ・ミョンバクを批判していました。
 「同じセヌリ党だけども、イ・ミョンバクと私は大きく違う。財閥の横暴を止めてみせる」というように、財閥となあなあだったイ・ミョンバクを批判し続けて当選したという部分が大きいのです。

 2014年には「公社負債を500兆ウォンも増やした主犯だ」って吊し上げをしていましたね。
 それに対してイ・ミョンバクは回顧録を出版して「いまの大統領はなにも分かっていない」って反論をしていましたっけ。この回顧録の日本語版がほしいのだが、まあ出版はされないわな……。

 最大の問題はパク・クネ政権がロッテ財閥に対して捜査の手を差し向けていることでしょうね。
 イ・ミョンバク政権は特にロッテ財閥となあなあだったことはよく知られています。
 第2ロッテワールドは空軍機にとって危険性が高いということで許可されなかったものが、イ・ミョンバク政権になると同時に許可が下りるというようなこともありました。
 そのロッテに対して創業者もその娘も、そして現会長までも捜査されているという状態。
 イ・ミョンバクとしてはそれが気に入らないのでしょう。最悪、しっぽを掴まれる可能性もありますしね。

 韓国人ネチズンによるコメントも「ロッテが捜査されているからだろ」ってものであふれています。
 ま、分かりやすすぎます。

ロッテのおもちゃ!(9)<ロッテのおもちゃ!> (電撃コミックス)
葉賀 ユイ
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2014-03-15


今年の韓国製「抹茶ラテ」は一味違う、もはや生物の生存すら許さない!

「緑茶ラテ」よりも緑化された洛東江(KBS/朝鮮語)
35度を超える猛暑が一ヶ月近く続いて慶南と釜山地域の水源である洛東江のアオコがますますひどくなり飲料水に赤信号が灯った。

アオコを取り除くと言って先週水門放流までしたが、むしろ下流区間では、アオコがより濃くなって実効性に疑問が大きくなっている。
毎年繰り返される現象であるが、今年はさらに深刻だ。洛東江の水を農業用水として使用している農民はもちろん、工業用水として使う企業も騒いでいる。

4大河川事業の後、川の流れと一緒に生命活動の流れも止まってしまい、魚も見えなくなっている。
猛暑が続き、洛東江一円を緑藻の猛威が襲っている。韓国水資源公社は16日、洛東江に設置された堰のうち、漆谷梁とカンジョン堰、達成堰、陜川堰、咸安堰など5ヶ所の堰を開いて水を放流した。
毎秒900tの水を13時間流して、総水量は3400万tであった。

これに加え、陜川(ハプチョン)ダムも水門を開いて、14日から5日間、こちらは合計900万tを放流した。
ダムと堰の水門を同時に開放してアオコを一気に下流に押し流すという計画だった。
しかし、放流翌日の17日に達成堰では、アオコの数が1万8000個とむしろ放流前に比べて3倍以上急増して水質予報「関心」段階が発令された。

陜川昌寧堰の場合、状況はより深刻で、8日にはアオコの数が1万5000個だったが、放流翌17日には16万4000個と約10倍以上に増加した。
この期間、猛暑が続いたうえ、上流地域の藍藻が放流とともに下流地域に流入したためと推定される。

水量が豊富であれば自浄作用でアオコが減りますが、水量が減少すれば、流速が遅くなり、これにより、停滞した水の中で、アオコが急増するからだ。
最終的にはアオコ現象が激しい洛東江の中上流地域でアオコを解消するために水を一度に流す、いわゆる「パルス放流」を実施して、状況を悪化させたということが環境団体や専門家の見解だ。

アオコが激しくなり、洛東江を生活の場として生きていく漁師たちは、緑の川で空の漁網をたくし上げることが日常になった。
洛東江の投網を投げ、漁網を収めて子供の学費と生活費をすべて払ってきた漁師たちの生活は、4大河川事業が終了した2012年から変わったという。
漁網や投網をいっぱいに満たした魚もますます減って今では一日に10匹捕らえることすら珍しい。これさえ河ヒラやブルーギルなどがほとんどで、病気にかかったようなものばかりで売ることもできないということである。

過去2013年の初めの4大河川事業が完了した3年後にはアオコが猛威をふるったために、生態全般に対する根本的な対策が用意されなければならないという声が高まっている。
洛東江のアオコ発生日数は、2013年に100日、2014年143日を記録したのに続き、昨年は一年の半分に近い171日ほど発生した。
先月末には大韓河川学会、マチャンジン環境運動連合など11の市民団体が参加した4大河川調査委員会が発表した洛東江の水質調査の結果を見ると、洛東江が重篤な病状であることが分かった。

表層は、生物化学的酸素要求量(BOD)2等級を維持していたが、水深が深いほど、4等級、5等級に落ちた。水深が6〜7mになると、酸素がない無酸素状態に変わっていた。
調査委員会は、洛東江の8つの堰により流速が10〜40倍ほど遅くなったことを理由に挙げた。流速が遅いために沈積物がたまり、汚染の原因が増えてアオコが急成長する環境が作られたのだ。
問題は、気候変動によって夏の異常高温がさらに激しくなることが予想されるという点である。このように、日常されて悪化の一途であるアオコを堰の一時放流や単純な浄水処理するだけでは解決できないということだ。

この際水門を全面開放するか長期的には限りなく水質議論を引き起こす4大河川事業が適切か否かの再議論をする先制的対応も切実に求められている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、いやこれはすごい。
 確かに「抹茶ラテを超えた」っていっても過言ではない。

 イ・ミョンバクの遺産のひとつとして、4大河川事業がたびたび挙げられますが。
 総投資額22兆ウォン。毎年の堰の管理費が4500億ウォン。公共事業としてはかなりの巨額。
 韓国の経済規模であればGDPを引き上げるのに充分な規模ですね。

 で、その余波で水資源公社はとんでもない負債を引き受けることになって、韓国でのユニバーサルスタジオ事業が頓挫したり、再協議したり、やっぱり頓挫したり。
 毎年毎年、アオコが大発生して「イ・ミョンバク謹製抹茶ラテ」といわれることになったり。ちなみにこちらが去年の様子

 まあ、「公共事業でGDPを押し上げる」というやりかたとしてはそれほど間違っていないとは思うのですが、後遺症が面白すぎましたね。
 韓国の春の訪れは道路陥没とともにはじまり、「ソメイヨシノは韓国起源!」でピークを迎えます。
 そして、夏の訪れは抹茶ラテの出現で、そのピークは生物絶滅ってところですか。

夏への扉
ロバート A ハインライン
早川書房
2013-05-24

 

あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

イ・ミョンバクの大統領就任前会見を見てみよう、いまから見てみると大爆笑のその内容とは?

韓国次期大統領、日本に「謝罪求めない」(AFPBB)

 外出しているときにはYahoo!のニュースアプリで 「韓国」をテーマに入れてチェックしていまして。
 ピックアップするニュースをここから選んだりすることもあるのです。
 ただ、このアプリのテーマピックアップのロジックが若干微妙で、数カ月くらい前のニュースを取り上げてくることがちょいちょいあるのですよね。
 それが今回かなりひどくて、イ・ミョンバクの就任前のニュースがなぜか紛れこんでいました。

 んで、それがだいぶ面白かったので引用してみましょう。
 8年前の1月の記事です。
 韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)次期大統領は17日、ソウル(Seoul)市内で当選後初めて外国報道陣を前に会見し、対日関係について「成熟した関係」を求めると述べ、日本による過去の植民地支配への謝罪は求めない考えを明らかにした。

 2月25日に就任を控えた李氏は、「韓日関係は未来志向で発展すべきだ。それにより両国にとってプラスになるとともに、北東アジア全体の平和と繁栄にも寄与する」と述べた後、質疑応答で「個人的には過去に関して日本にいかなる形でも謝罪や反省を求めるつもりはない」と韓国政府としての姿勢転換を示唆した。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)現大統領を含め、これまでの韓国大統領は、日本政府に対し植民支配時代の残虐行為に関する謝罪を要求してきた。

 これについて李氏は「日本の謝罪が形式的だったのは事実だ。このために韓国民の心が動かされることはなく、問題が繰り返されてきた」と語り、「しかしわたしは成熟した韓日関係のため(日本に)『謝罪しろ』とか『反省しろ』とは言いたくない」と述べた。
(引用ここまで)
 成熟した日韓関係、ですか。
 まあ、日韓関係の現状というのはイ・ミョンバクが打ち立てたといっても過言ではありませんよね。

 2012年の竹島上陸に続く天皇謝罪要求でそれまでの日韓関係は完全に破綻して、新たな時代に突入したのですよ。
 朝日新聞がいうところ(もう言わなくなっちゃったけど)の「嫌中憎韓本」がブームになったのもそれ以降。
 「天皇陛下への謝罪要求」という理解できない対応をしてきた韓国に対して、どういう国なのかを知るための道しるべだったというのが実際だったんだろうなぁ……という気がします。

 で、その「実際の韓国」を知ったからこそ嫌っているという嫌韓新時代になったというわけです。
 イ・ミョンバクのおかげというべきか長々と韓国の所業を説明しなくても「ほら、韓国の前の大統領がさ……」って言うだけで理解してもらえるというのはありがたい部分ですかね。



【作るな危険】第2ロッテワールドとイ・ミョンバクの怪しい関係

【コラム】第2ロッテワールド建設の背景(朝鮮日報)
 8月7日付で掲載された「韓国国民がロッテに譲歩して得た『見返り』」と題するコラムは、世間でそれなりの反響を呼んだ。しかし、李明博(イ・ミョンバク)元大統領サイドは静かだった。それはそれで納得できる。大統領府と政界も沈黙を守った。しかし、野党が普段と違って何も言い出さないのはミステリーだった。

 すでに事が始まっているためと考えることもできる。第2ロッテワールドの高さは117階まで来ている。予定通りなら、来年にも完成する。高さ555メートルの超高層ビルが空軍城南基地を阻んでしまうのは、もはやどうすることもできない。しかし、災難は「過去形」ではない。すぐ目の前で待ち構えているかもしれないのだ。

 第2ロッテワールドの建設に反対して解任された元空軍参謀総長のK氏が指摘した通りだ。「実際に飛行してみれば分かることだ。悪天候や機体の欠陥、操縦ミスなどで多少コントロールが狂っただけでも、国家的災害をもたらす。戦争と有事の際の作戦遂行という点で第2ロッテワールドは致命的な障害だ」 (中略)

 何よりも大統領になって2カ月にしかならない李明博大統領(当時)が、民官合同大統領府会議で「日にちを決めて、それまでに第2ロッテワールドの問題を解決せよ」と国防長官を叱り付けた背景が知りたい。 (中略)

 離着陸する過程でともすれば航路を離脱すれば、10−35秒で第2ロッテワールドと衝突する恐れがあるという。今後周囲の入居者たちは、横を通り過ぎる軍用機を窓から見るようになるかもしれない。こうした入居者は、城南基地の閉鎖と移転を要求する集団訴訟を起こすに違いない。しかし、城南基地は「エア・フォースワン」の大統領専用機があり、有事の際に国家元首をはじめとする政府の要人たちの移動に責任を負わなければならない。だから首都圏の外には移せない。ましてや財閥会社のビルのために国家安保施設を移転するというのはコメディーにほかならない。
(引用ここまで)

 以前に朝鮮日報が報じたイ・ミョンバクと第2ロッテワールド工事許可における疑惑がまたクローズアップされていますね。
 まあ、実際に危険だという話は当初からあったのです。
 あ、いや。漏水するとか天井にひびが入るとかそういう危険ではなく。

 ちょっとずれたら航空機が直撃するのではっていう話はずーっとされていたのですよ。
 申請から延々と許可されなかったのもそれが原因だったのですが、イ・ミョンバクが大統領になった途端に許可が下りたと。
 そのあたりの疑惑解明をすべきだろうというのが、コラムの主眼ですね。
 まあ、韓国では当然といえば当然というか。
 大統領に近しい人間であればなんでもできてしまうのですよ。
 極左といってもいいくらいで、クリーンなのではと思われていたノ・ムヒョンですらけっきょくは収賄疑惑が報じられて自殺しなければならないくらいに、韓国では賄賂が当然のこととして扱われています。

 賄賂文化は李氏朝鮮時代の反映なのですけども。
 ひとり両班が出たら、八親等までの親戚がそこにぶらさがってくる。
 周囲もその両班とのつながりを期待して、その親戚につながりを持とうとする。
 それがそのまま現代にも反映されているのです。
 前ほどおおっぴらにはやれていないようですけどね。

 権力者は権力さえあればなんでもできるって思っているし、国民もそれを是としてきたのです。
 それで事故が起きたら自分ではない誰かが悪いと糾弾すればいいのですから。
 セウォル号事故の時も、MERS騒ぎの時も同様でしたね。

 第2ロッテワールドで航空機が衝突するような事故が起きたとしたら、「なぜ危険だと分かっていたのに撤去しなかったのか」みたいなあさっての責任論が出てきたと思いますね。
 まあ、いまやこうしてイ・ミョンバクがやってしまったということが明らかにされてしまったので、責任の所在は定められているわけですが。

 さて、この「疑惑」ですがどんな風に決着がつくんでしょうかね。
 イ・ミョンバクは歴代の韓国大統領で唯一、退任後に大きな問題が生じていない人物なのですが。とりあえず、現在のところとしては。
 あ、金大中も退任後は大したことはなかったか。就任前にいろいろありすぎた人物ですけども。

 この件についてもまた回顧録とか書いて逆襲したりするんでしょうかね。


韓国のロッテ後継者騒動があの第2ロッテワールドと、建設許可を出したイ・ミョンバクにまで飛び火

【コラム】韓国国民がロッテに譲歩して得た「見返り」(朝鮮日報)
 第2ロッテワールド建設用地からソウル空港(ソウル空軍基地)までは距離にしてわずか5キロメートルだ。高さ555メートルの超高層ビルが空港と航路をふさいでいると想像すればいい。軍用機の離着陸や戦時作戦遂行がまともにできないのだ。だが、第2ロッテワールド建設は帝王のようなロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)ロッテホールディングス(HD、本社・東京)会長の欲望であり、ロッテとしては決して引き下がれない宿願事業だった。

 ロッテの本格的なロビー活動は金大中(キム・デジュン)政権時代から始まっていた。格浩氏が当時の首相に直接頼んだほどだった。しかし、首相から検討の指示を受けた国防長官が「もし推進するなら将軍たちも制服を脱ぐと言っている」と辞表を持ってきたため失敗に終わった。盧武鉉(ノ・ムヨヒョン)政権時も再び推進されたが、強く反対する国防部(省に相当)と空軍側の意見を無視することはできなかった。

 ところが、そのロッテに決定的チャンスがやって来た。「企業フレンドリー」を掲げた政権が誕生したのだ。当時のホテルロッテ社長は李明博大統領と大学の同期生だった。就任2カ月を迎えた李明博大統領は、大統領府で開かれた官民合同会議で遠慮なしに国防長官を叱責(しっせき)した。「なぜこんなに長く引き延ばすのか。期限を区切り、それまでに解決できるように検討せよ」

 反対の先頭に立っていた空軍参謀総長は任期満了まで6カ月を残して交代となり、第2ロッテワールド建設は翌年、政府の承認を得た。(中略)

 現在、第2ロッテワールドは117階までできている。予定通りならば来年完成するはずだ。今になって元に戻すこともできない。遅すぎるのだ。しかし、現政権で必ずやらなければならないことが一つだけある。当時の決定過程に誰が介入し、どのような発言をして、背後にどんな力が働いたのかを細かく調べることだ。そうすれば失敗の教訓という形だとしても、後世に残るだろう。
(引用ここまで)

 ロッテの帰属国問題がイ・ミョンバクの許可した第2ロッテワールドにまで飛び火しましたね。
 イ・ミョンバクも「おい、こっちに来るのかよ!」って慌てているんじゃないでしょうか。
 資源外交については「5年や10年で結果が出るようなものじゃない」って言い訳が効くでしょうが、さすがにこれに関しては言い訳も無理かな。
 パク・クネもじり貧の続く支持率アップのために第2ロッテワールドを人身御供として捧げるかもしれませんね。
 さすがに取り壊しはないと思いますが、検察に命じて建設許可の経緯を明らかにさせるとかまでは充分にあるのではないかと思います。

 大統領候補としてのパク・クネはイ・ミョンバクの業績を否定するところからスタートしています。
 同じセヌリ党から出ているけども、あの人とは別ですよと。
 その証拠に、側近に特赦を使うことはありません(ので、イ・ミョンバクは自ら特赦を側近へと与える必要があった)……というようなところから、最近の資源外交への捜査開始まで、その業績を踏みにじる方向で動いているのです。
 韓国の政権交代は易姓革命なので当然といえば当然なのですけどもね。

  以前から「あの位置に高層建造物はやばい」って話は出ていたのですが、建設許可が出たあたりで有耶無耶になっていたのです。
 財閥だったらなんでもできるというのは韓国の商慣行そのもの。
 どんな理不尽でも通すことができるのが現代の両班である財閥ですから。
 セウォル号だってそうだったのですよね。ちょっと鼻薬をかがせて違法改造や過積載を見逃させていたわけです。

 まあ、事故が起きなければそれでOKだったのでしょう。
 でも、こうやって許可が出たときのエピソードが前もって明らかにされてしまった以上、万が一にでも事故が起きたら「あの『日本企業』のロッテのせいで犠牲者が!」となるのでしょうねぇ……。

 ローンスター問題もそうなんですが、外国企業への攻撃を国民のガス抜きに使っている節があるのです。
 今回はたまたま後継者問題でロッテがピックアップされたというだけで。
 こんなことをやり続けていたら、韓国に投資しようとする国外企業なんて存在しなくなると思うのですが。

「後継者」という生き方
牟田 太陽
プレジデント社
2015-01-29

 
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