楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

ろうそく革命

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【反革命勢力】パク・クネ政権時代に教科書作成に従事した官僚、ムン・ジェイン政権によって刑務所送りになる模様

【社説】政権が変われば今の政府職員も処罰されるのか(朝鮮日報)
 韓国教育部(省に相当、以下同じ)の「歴史教科書国定化真相調査委員会」は28日、前政権で教科書国定化の業務に従事した政府職員ら25人を告発するよう教育部長官に勧告した。この25人の中には課長級も含まれているという。当時、教科書関係の部署に所属していた教育部の職員らは例えば中学校校長就任が決まっていた人物はその人事が取り消され、また国立大学の事務局長に就任予定だった職員も追放されている。ところが調査委員会はそれでも気が済まなかったのか、この機会に当時の関係者全員を刑務所送りにしたいと考えているようだ。雇用労働部「労働行政改革委員会」も前政権の大統領府秘書室長と雇用福祉主席を告発するよう雇用労働部に求めた。

 どの時代の政権や政府も力を入れて推進する政策がある。大統領府が何らかの政策を決めれば、担当する部処(省庁)はそれを実行に移す。その過程で担当者に手に余る部分があれば実情に合わせて修正すればよい。しかし実務担当者を捜査し刑務所に送るとなれば、今後政府職員らは大統領府からの指示にどう対応すればよいのだろうか。現政権は非正規社員の正社員化、全国教職員労働組合(全教組)の合法化、税金を使った民間企業の給与支援、脱原発など、国として意見が大きく分かれる政策を力ずくで推進している。政府職員はそれらの方針に従わねば直ちに解任されるが、一方で指示通りにやれば次の政権で告発され刑務所に送られるかもしれなくなった。

 現政権は前政権が国定教科書の執筆者リストを非公開にしたことを強く批判したが、現政権は自分たちが取りまとめた中高校歴史教科書執筆試案の筆者を公表していない。しかもこの試案には北朝鮮の悲惨な現状に対する説明は抜け落ちている。また小学校の教科書にはいわゆるキャンドル集会の写真が掲載され、セマウル運動の写真は削除された。つまり現政権は前政権以上にひそかに、また執拗(しつよう)に教科書を変えようとしているのだ。しかし政権が変わればこれに関与した政府職員は間違いなく何らかの処罰を受けるだろう。
(引用ここまで)

 前政権の政策に従事したら即刑務所送り。
 すげえなぁ……政権が変わったら官僚の顔ぶれまで変わるというのはよくあることです。
 アメリカなんか大統領が替わったら局長級まで総取っ替えですしね。
 ただ、前政権に仕えていた、政策に対して明確な反対をしなかったから告訴っていうのはもうなんだかね。
 25人が告発対象とされていますが、そのうち10人は現役の教育部の官僚なのだそうです。
 韓国の「皇帝的」とすらいわれる大統領権限に反抗できる官僚なんて存在しないだろうにね……。

 イ・ミョンバク、パク・クネ政権では、ここまでの粛正はなかったように記憶しています。
 でも、今回は政策に従事したというだけで告発して有罪判決まで狙っている。
 この国定教科書問題はパク・クネ政権が強力に推し進めようとした政策で、中学、高校の歴史教科書から左翼的な記述を取り除こうとしたものでした。
 北朝鮮を美化するような記述もあったということです。

 つまり、ムン・ジェイン政権の立場を教科書から削除しようとしたわけですね。現政権の視点からすれば完全な「反革命勢力」「ろうそく精神に違反した国賊たち」という扱いになるのでしょう。
 やめさせるだけでは気が済まない。
 保守側のやったことはすべて消滅させ、それに従事しただけでも刑務所送り。

 以前からムン・ジェイン政権は保守を完全に根切りして土地に塩を撒くつもりだという話をしています。赤化統一が理想ですが、5年ではそこまでできないでしょうからその基礎を打つつもりだろうという話ですね。
 今回の朝鮮日報による記事では「次の政権ではまた立場が入れ替わって処罰されるのか」とありますが。
 そういうことを繰り返さないためにも、根切り政策を徹底することになるでしょう。
 異なる意見も取り上げ、統合していくというような政策ではなく、徹底して根切り。保守派はこうして殲滅していくぞという宣言に他ならないのです。
 ムン・ジェイン政権が韓国をどこに向かわせようとしているのか、どの政策よりも理解できるのか今回の告発勧告ですわ。

赤い韓国 危機を招く半島の真実 (産経セレクト)
櫻井よしこ / 呉善花
産経新聞出版
2017/5/9

韓国の公企業で多数の不正採用が発覚 → 法的根拠なしに大統領府が免職処分! 「奴らは反革命勢力だ」ってことか……

明らかになった不正2300件... 公共機関の大きな波紋予想(MBC・朝鮮語)
文大統領「採用不正を厳しく取り締まる」…江原ランド226人を免職措置(ハンギョレ)
政府傘下の公共機関が275企業存在します。そのうち、18企業を除いてすべてで採用不正が摘発されました。 

このように問題が深刻ですが、当時の政府はわずか50人だけ免職などの措置をとる予定だとしています。

不正が裁判を通じて立証されなければならないとの判断によるものですが、不当に脱落した人を救済することが困難な状況が生じました。

大統領府の関係者は、今日のガス安全公社が2015年と2016年の面接の点数が操作されて不当に脱落した12人を救済しようとしたものの、4人はすでに救済することができなくなった事例を提示しました。

この関係者は「不正合格者が訴訟など法的に対抗する場合には、そこに合わせて別々に処理していく」とし「政府が行使することができる権限がある場合は、その権限を惜しまないつもりだ」と強い意志を明らかにしました。

このような方針が適用されれば、特別点検で採用不正に摘発された事例全体、すなわち2300件の措置が拡大する可能性があります。

韓国輸出入銀行などの捜査依頼された33機関だけではなく、懲戒処分が行われた国立公園管理公団63の機関を含めて全公共機関に拡大適用されることになります。

これは、現在在職中の2000人の採用取り消しや免職措置が行われることを意味し、その波紋は大きく拡がるものと予想します。
(引用ここまで)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日「採用不正が明るみに出たにもかかわらず、加担者と不正合格者の処理に消極的な公共機関の責任者については厳重に責任を問うべき」と指示した。大統領府はこの指示によって、まず江原ランドの不正合格者226人全員を免職することにした。 (中略)

大統領府は、江原ランドの場合、採用不正によって不正に合格したことが確認された226人全員に対し、事実上解雇に該当する職権免職など人事措置を取る方針を固め、江原ランドの監督機関である産業通商資源部と協議することにした。これら226人は、検察の捜査や産業通商資源部調査の結果、点数の操作などを通じて不正合格したことが確認され、先月5日から業務から排除された状態だ。

 大統領府関係者は「不正行為が摘発されれば、当然後続措置が伴わなければならないが、責任者たちが自分に火種が飛ぶことを恐れて消極的な態度を示したため、文大統領が厳重に警告したもの」だと話した。同関係者はまた、江原ランドの不正合格者226人と関連し、「最終司法処理まで終えてから、解雇したり、司法処置するのは遅すぎる」とし、「後日、当事者が法的に対抗した場合はそれに対応する方針だが、まずは職権免職などの処置を取るということ」だと話した。
(引用ここまで・太字引用者)

 ムン・ジェイン政権によって公企業において過去5年間、10万件におよぶ就職に不正がなかったかの調査が行われたのですよ。
 で、現在明らかになっているだけでも2300件の不正が判明したそうです。
 まだ10万件全体の調査が終わっているかどうかは不明なのですが。
 275ある公企業のうち、不正就職がなかったのは18の企業のみで他の257の企業では不正があったとのこと。不正発生率93%ちょっと。
 さすが韓国。

 で、その10万件について不正があったらどうするのって問われたら「原則として免職」とのことだったのですが。
 ちなみに免職にするための法的根拠はありません。いや、これ大統領府がないって言っているのですよ。
 たとえば韓国人が出入りできる唯一のカジノである江原ランドへの就職は2012-13年度において518人中、493人が不正就職だったとのこと。
 大半は国会議員等への請願の結果、ゴリ押しで就職枠に押し込まれたものだといいます。
 これらを免職にできる法的根拠はない。
 でも、大統領府の権限で、まずそのうちの226人を免職にしたとのこと。

 ……いや、これはすごい。
 「彼らが法的に対抗してきたらそれはそのときにまた対応する」とのことですが、「ろうそく革命精神」にあふれているいまの韓国でそんなことができる人間がいるのか。
 いたとしても、「心証で有罪」ができてしまう裁判所が違法であるという判決を下すことがほぼ不可能。

 大統領府、そしてろうそく革命精神は「法の上の存在である」ということですね。
 免職された人間たちは「反革命思想」の持ち主だったので、首から「わたしは不正就職しました」というプラカードを下げて免職させられたのですよ。
 三権分立とか関係ないのですね。知ってはいたけど……それを目の当たりにするというのはまた別って感じです。

ポル・ポト〈革命〉史 虐殺と破壊の四年間 (講談社選書メチエ)
山田寛
講談社
2004/7/10

ろうそくデモで「最高の国民」と自らを呼んだ韓国人、真の姿は……

【寄稿】キャンドル市民のほろ苦い自画像(朝鮮日報)
 年末年始のコ・ジュンヒちゃん事件、提川スポーツセンターでの火災事件、 ソウル市江西区でのクレーン事故のニュースに立て続けに接し、胸が張り裂けるような思いになった。幼い娘を死なせてしまったことでも物足りずこれを隠蔽(いんぺい)しようとし、29人が命を失った火災現場をまたもや路上駐車の車が邪魔をし、何度も繰り返された警告にもかかわらず再び安全規則を無視してクレーンのアームが出勤途中のバスの乗客を襲った事件を、一体どのように受け止めるべきなのか。

 忘れたころに再び勃発する米国の銃器乱射事件が、結局誰でも容易に銃器を手に入れることのできる不用意な銃器管理制度に起因しているように、同じ事件や事故が繰り返される裏側には、韓国社会の至る所にはびこっている非人間性、道徳的欠如、無責任さが見え隠れする。程度の差はあるかもしれないが、現代の韓国社会を生き抜く全ての人間に当てはまる残念な自画像だ。このようなわれわれの姿を何と呼ぶべきか。2017年の1年間、各種のセミナーやシンポジウムでまるで合唱のように響きわたった「偉大な市民」、公式的な行事のたびに現政権が韓国社会の構成員をおだて抜いた「偉大なキャンドル市民」とでも呼ぶべきか。 (中略)

 公式的な研究結果を幾つか見ても、事の成り行きは明白だ。ソウル大学社会発展研究所が2014年に実施した研究結果を見ると、韓国は経済協力開発機構(OECD)に加盟している33カ国のうち、公益性は33位、市民性は31位であることが分かった。同年に全国の小中学生1万3000人を対象に行った韓国教育開発院による調査では、高学年になればなるほど道徳性や市民性が欠如した。2009年に国際教育協議会が全世界の中学生14万人を対象に調査を行った結果、韓国の青少年の社会性は36カ国の中で35位と、ほぼ最下位だった。 (中略)

 自尊心を守ることができる人など誰一人として存在せず、決して安全とは言えない利己的な個人たちが、互いにののしり合いながら乗り込んだ「火車」のようなこの社会像は、最近人気を呼んでいる映画「神と共に」に描写されている地獄図とまではいかないにしても、偉大な市民社会でないことだけは誰の目にも明らかだろう。

 プロの政治勢力である政府与党とその背後の進歩陣営が、これを知らないわけがない。だからこそ筆者は、これら陣営が韓国人を偉大な市民、さらには偉大なキャンドル市民と呼ぶ時、ぎこちなさを通り越して、無念な思いに打ちひしがれる。この言葉をあいさつの際の虚辞として受け流すには、その後に続く「人民/人民の敵」「ドンム(友人)/反ドンム」などのように、敵と味方を明確に分ける政治的意図が感じられるためだ。

 切迫した思いで、政治的な考慮は一切なくし、韓国社会の悲惨な現実を正面から直視することを願う。
(引用ここまで)
 一番最初のコ・ジュンヒちゃん事件というのは、病気の5歳の女児が父親によって殺害、遺棄された事件。当初は行方不明事件とされていたことから韓国で大きな事件として連日報道が行われていたものでした。
 堤川ビル火災については楽韓Webでも扱いましたね。タワークレーンについては今月中に一度特集っぽい感じで扱うと思います。

 さて、ろうそくデモ……いや、ろうそく革命によって韓国人は最高の国民であることを世界に示したなんて話はもう何度も何度も、飽きるほどに出ましたね。おととしの年末くらいからパク・クネの弾劾、失職が決定した3月くらいまでは本当に笑っちゃうくらいに表現を微妙に変えて何度も何度も出たものでした。
 そのたびに「バカなんじゃねえの」……おっと、言葉が過ぎました。
 そのたびに楽韓Webでは「韓国がどうなるかの具体的な目標もないのに、パク・クネが失職すればそれですべてがよくなるかのように言っている。韓国人のみなさんはちょっと頭が足りないのではありませんか」というような話をしたものですが。

 なにも変わっていない。
 セウォル号沈没事故のスケールや場所を変えた「プチセウォル号事故」は無数に起こり、橋は落ち建物は傾く。あと3ヶ月もすれば春の訪れと共に道路も陥没をはじめることでしょう。
 ムン・ジェインは保守派に報復を続ける。
 保守派の根切り政策が完全に成功しないかぎりは、保守派が政権を奪還したときには逆に報復されることになるでしょう。
 大きな事故が起きたら「なぜ韓国でこのような後進国的な事故が起きるのか」とメディアが社説で嘆くことでしょう。
 そして楽韓Webでは「はいはい、易姓革命、易姓革命」と嗤い、「なぜって韓国が後進国だからだよ」と解説を続けることとなります(断言)。

善悪の彼岸 (光文社古典新訳文庫)
ニーチェ
光文社
2009/4/20

韓国大統領府「外交・安保においても『ろうそく民心』がなによりも優先する。例外はない」……素人任せってことですね?

米・日とは摩擦ばかりの「国内支持層向け」文在寅外交(朝鮮日報)
 米国務省は29日、「開城工業団地の閉鎖決定を支持する」と明らかにした。韓国統一部(省に相当)政策革新委員会が開城工団の稼働中止を「朴槿恵(パク・クネ)政権の超法規的措置」と批判した翌日のことだ。日本では「安倍晋三首相は平昌冬季五輪出席を保留し、在韓日本大使の帰国措置も検討する」という報道が出た。慰安婦合意をめぐる韓国の検証結果発表に対抗した措置だと見られる。レックス・ティラーソン米国務長官は同日、韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官との電話会談で「韓米日の協力は重要だ」と強調した。相次ぐ米国・日本との足並みの乱れに懸念を表明したものと受け止められている。

 外交関係者の間では、「韓米・韓日関係が悪化し、韓国の外交的立場が狭まるのでは」という見方が出ている。「文在寅(ムン・ジェイン)政権が韓国国内の支持層ばかり見て、外交・安保政策を覆したためだ」という指摘も少なくない。敏感な外交・安保事案を『積弊(過去の政権による長年の弊害)清算』の1つとして取り上げたものの、収拾がつかなくなっている、ということだ。 (中略)

 与党関係者は先日、私的な場で、「外交・安保政策も『ろうそく(デモで示された)民心』に従うべきで、例外はない」と言った。「支持層の意見」が外交・安保でも最も大きな考慮要素だということだ。このところ外交部や統一部などが保守政権(前政権・前々政権)時の外交・安保政策に対して「自己批判」的な調査結果を発表しているのにも、こうした理由があるものと見られる。

 問題は、前政権批判で支持層には称賛されても、米国・日本との摩擦が増えていることだ。統一部政策革新委員会が「朴槿恵政権の間違った政策」と批判した開城工団稼働中止措置について、米国務省は「(開城工団中止は)北朝鮮の徐々に増している脅威や安保理決議無視によるものだ」と述べた。北朝鮮に原因があると言っているのだ。「開城工団再稼働を準備すべきだ」という同委員会の提案にも、米国務省は「すべての国は、北朝鮮の経済的孤立を深めるための行動を取らなければならない」と遠回しに懸念を表明した。
(引用ここまで)

 ムン・ジェイン政権の外交方針がここにありますね。

 「外交・安保も『ろうそく民心』に従うべきで例外はない(キリッ 」

 外交方針というか、政策全般というべきかもしれませんが。
 ろうそく民心に従う、つまり大統領選挙の公約でもある「積弊清算」をなによりも優先するということなのでしょう。
 すなわち、パク・クネ、およびイ・ミョンバク政権を否定することが第一義。
 先日、UAEとのもめ事はどうやら派兵についてらしいというエントリを書いた際に、すべての省庁で「積弊清算委員会」やそれに類するものができていて、過去9年半の「積弊」をあげつらっているという話を書きましたが。
 なにより優先するものが積弊清算。
 その次が所得主導成長の実現。ま、実現するわけがないのですが。

 ムン・ジェインの「慰安婦合意は問題を解決してない」という大統領談話も、この「ろうそく民心」とやらに従った国内事情によるものだという解説をしましたね。
 ま、それはそれで正しい解説というか理解なのですが。
 そんな国内事情を持ち出されても、外交相手である日本やUAEにとっては関係のないことなのですよね。この「相手がいる」という視点が大事。

 外交相手にしたらそんな国内事情で約束を違えたり、非公開を前提としたやりとりを公開されたりするなってだけで、そんな国とはなんの約束もできないし、契約も不可能になるってだけなのですが。
 後日になって「支持率に影響するからあの約束なし」なんてことをやってくる相手とは、最初から交渉する時間の無駄というだけ。
 「国民が納得しない」って言われても、「納得させるのはそちらの仕事」(by河野太郎)で終了なのですよ。

 本当に経済も社会も外交もなにも分かっていない素人集団なんだよなぁ……。
 だからこそ日本は全力で(裏から)ムン・ジェイン政権を支える必要があると思いますけどね。弾劾とかされないように。

ど素人でも稼げるネット副業の本
翔泳社
2014/1/17

ムン・ジェイン政権、公的な地位はすべて『ろうそく革命』を主導した左派が占める。保守派は弾圧……あれ、これっていつもの韓国の政権交代と変わらなくない?

【コラム】文大統領の「コード人事」に群がる文化人・芸術家(朝鮮日報)
【コラム】「反韓」国立歴史博物館はいらない(朝鮮日報)
 先日大統領府本館で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主席秘書官らと笑顔で記念撮影を行った写真が複数の新聞に掲載された。昨年光化門広場で行われた「キャンドル集会」をテーマに民衆芸術家といわれるイム・オクサン氏が描いた大型の絵画の前だ。その絵の中には「朴槿恵(パク・クンヘ)を逮捕せよ」「だまれ、OUTだ」などと書かれたプラカードも描かれている。大統領府を訪れた海外の首脳らも行き来する入り口に、このようにあからさまな言葉が書かれた絵画を設置することに品があると言えるだろうか。文大統領は今年5月9日夜、大統領選挙での勝利が確定した直後にソウル光化門広場で行った演説で「私を支持しなかった人たちにも仕える統合大統領になる」と語ったが、その様子は今も記憶に新しい。ところがその大統領が「政府の精神に一致した絵」などと自ら解説し、この絵画の前で堂々と記念撮影まで行った。もはや言うべき言葉も見当たらない。

 イム・オクサン氏は2012年と17年の大統領選挙でいずれも文大統領を公然と支持したことや、朴槿恵政権当時は文化芸術界のいわゆる「ブラックリスト」にその名が掲載されたことなどで知られる人物だ。(中略)

現政権発足後に進められた文化芸術関係のさまざまな人事では、文大統領の選挙陣営にいたか、あるいは現政権とコード(考えかたや感じ方)が一致する人物の台頭が際立っていた。例えば盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の初代文化部(省に相当)長官を務めた李滄東(イ・チャンドン)監督の弟で、映画界では文大統領と親しいことで知られるナウフィルム社のイ・ジュンドン氏が映画振興委員会の委員に加わった。この委員会は年間600億ウォン(約62億円)近い支援金を各方面に出すことでも知られる。また左翼偏向として問題となった高校韓国史教科書の執筆者代表を務め、国定教科書反対運動の先頭に立った祥明大学の朱鎮五(チュ・ジンオ)教授は大韓民国歴史博物館の館長に就任した。

 年間2300億ウォン(約240億円)の政府予算を文化芸術界に支援する文化芸術委員会の委員長には、高麗大学の黄鉉産(ファン・ヒョンサン)名誉教授が事実上決まったようだ。黄氏は今年5月の大統領選挙直前「文在寅候補を支持する文学人宣言」の中心メンバーだった。崔順実(チェ・スンシル)受刑者による国政壟断(ろうだん、利益を独占すること)の根源地となった文化コンテンツ振興院の院長もダウム企画のキム・ヨンジュン元代表の就任がほぼ決まった。キム・ヨンジュン氏も2012年と17年の大統領選挙では文在寅候補陣営で活動していた。 (中略)現政権の内閣が大統領選挙陣営出身者、コード、与党「共に民主党」関係者ばかりとなっている現状から考えると、今後も文化芸術関連の政府機関や団体もこのような形で人事が行われることは間違いないだろう。

 李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クンヘ)政権でも大統領選挙陣営の出身者がその後の文化芸術関連の政策や組織に深く関与したため、今回も特に問題はないとする見方もあるだろう。しかし現政権がこれまでと違うことは、前の政権での政府関係者あるいは少しでも関与した人物を全て「積弊勢力」として排斥し、その後を自分たちの息のかかった人物ばかりで埋めたという点だ。その影響だろうか、権力者たちと関係を持ちたいと考える文化人や芸術家たちも徐々に増え始めている。
(引用ここまで)
 今年5月に文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足したことで、韓国は「左派寄り現代史博物館」の懸念が現実になるかどうかの岐路に立たされている。進歩左派の歴史学者の中でも強硬派に挙げられる朱鎮五(チュ・ジンオ)祥明大学教授が、大韓民国歴史博物館の新たな館長に任命された。朱館長は就任直後、メディアのインタビューで現在の展示に不満を表明し、韓国現代史の暗い部分を反映するよう変更していきたいという意向を明らかにした。

 朱鎮五・新館長をはじめとする一部の人々は、大韓民国歴史博物館の現在の展示は偏向していると主張する。進歩左派の視点からすると、満足いくものでないということもあり得る。しかし国民的コンセンサスに立脚すべき教科書的観点から見ると、比較的バランスが取れているというのが穏当だ。 (中略)

 朱鎮五館長は「分裂と対立ではなく、和解と統合の博物館を作りたい」「新たな観点を強要せず、客観的かつバランスの取れた展示を見せたい」と語った。朱館長には、内戦を経験した分断国家の国立現代史博物館トップらしい学問的専門性、思慮深い省察、慎重かつ賢い判断を求めたい。どうか、朱館長が自らの約束を守り、反・大韓民国の歴史博物館を作った人物として記録されることのないようにと、心から願っている。
(引用ここまで)

 「コード人事」と書かれているからなんのことだか分からなくなりますが、要するに「コネ優先人事」ですよね。
 いかにしてムン・ジェインを称えてきたのか。
 選挙に協力したかどうか。
 その思想に連なる活動をしてきたかどうか。

 ムン・ジェインはパク・クネを「旧来の積弊」として打倒したために、まるでまったく新しい英雄が民意を得て生まれたかのように扱われています。
 弾劾というプロセスを経ているので、こういった行動が支持されているように見なされがちです。
 その実は「見事なまでの韓国の首領」なのです。

 ウリとナムをしっかりと区分けし、旧政権幹部財閥幹部、およびチェ・スンシル関連の人物には厳罰を与える。
 チャ・ウンテクには最近になって懲役3年の実刑判決が下りました。
 その一方でウリ、情(ジョン)の通じる相手に対しては最大限の待遇で政権なり、公社なりに迎える。強硬手段で超絶的なお友達内閣を組閣していたことも記憶に新しいところでしょう。
 ……その割には選挙時の外交ブレーンだったホサカ・ユウジ教授は政権内に滑り込めませんでしたが(笑)。

 保守側と革新側というベクトルひっくり返しただけで、構造にはまるで手つかずのまま。
 前政権のすべてを否定する易姓革命であるという構造はそのままなのです。
 そういう視点で見れば、韓国人視点では最高の愛国者となるはずのソ・ギョンドクが、イ・ミョンバクに連なっていたことから冷遇され、犯罪者の烙印を押されているのも当然と言うべきでしょうか。

 国の構造をちゃぶ台返しして一切合切を新しくすることを期待されて当選したのですが、労働組合だけが肥えていくという構造には手をつけない。彼らは「ろうそく革命」を手伝ったウリですからね。
 恩讐だけを重視している政権ってことです。
 ……そりゃ新しいことなんかできるわけないか。

復讐するは我にあり (文春文庫)
佐木 隆三
文藝春秋
2009/11/10

ムン・ジェイン、極左団体から暴力デモ首謀者らの特赦依頼を受ける。「ろうそく革命」の功労者からの依頼を断ることができるのか注目

チュ・ミエ、「イ・ソッキ、ハン・サンギュン釈放 」民衆党の要求に答えず(聯合ニュース・朝鮮語)
民衆党指導部は2日、国会で共に民主党チュ・ミエ代表に会って拘束収監されているイ・ソッキ前統合進歩党議員と民主労総ハン・サンギュン委員長の釈放を要請した。

民衆党キム・チャンハン共同常任代表はこの日、チュ代表を訪問した席で「キャンドル政府が入ったにも関わらず「積弊政府」の朴槿恵政府の関係者とハン・サンギュン、イ・ソッキのような「良心の囚人」が同じ刑務所にいる」とし「「良心の囚人」が早く出てくることを願ってやまない」と述べた。

キム・ジョンフン共同常任代表は「昨年のようにキャンドルを持った美しい縁を持っている」とし「時には応援し、時にはより迅速に進展することができるように情熱を尽くして働くようにする」と語った。
(引用ここまで)

 共に民主党のチュ・ミエ代表に対して、民衆連合党の共同代表であるキム・チャンハンが「ハン・サンギュンとイ・ソクギの釈放を頼む」と依頼したというニュース。
 だいぶ解説が必要な感じなので書きましょう。
 ハン・サンギュンは「世界最悪の労働組合」ともされる民主労総の元委員長で、一昨年のソウルで繰り広げられた暴力デモの首謀者です。
 最近、何度かその暴力デモの様子の動画を貼っていて好評なので、今回も貼っておきましょう。



 このデモのあとに寺に逃げこんだもののそこの信者から「迷惑だから出てけ」といわれたアレですね。
 なぜかそのときパンイチだったそうですが。
 なんでも最近は「ろうそく革命の成功」によってだいぶ増長しているらしく、獄中からムン・ジェインに対して公開討論を求めていたりするとのことです。

【社説】法と原則を無視する韓国警察・検察は恥を知れ(朝鮮日報)
 問題のデモは全国民主労働組合総連盟(民主労総)などが中心となって2015年11月14日にソウル都心で行われ、10時間以上にわたり現場を完全な無法地帯としてしまった。デモ隊は「ソウルをまひさせろ」などと叫び、一方で彼らを制圧しようとした機動隊員らも113人が負傷した。 (中略)デモを主導した民主労総のハン・サンギュン委員長(当時)は後に裁判で懲役3年の実刑判決を受け今も刑務所に服役している。

 白氏の死亡は残念なことだ。しかし機動隊員らは違法デモを阻止する任務を遂行中だった。警察も「正当な職務の遂行だった」と説明している。ところが政権が変わるとおかしなことが次々と起こり始めた。服役中のハン氏は大統領との公開討論を求め、警察庁長は「警察の方が間違っていた」として謝罪し、検察は放水を行った機動隊員らを起訴した。彼らは政権が変わった後も自らの地位を守り、あるいは昇進するために、法と原則を無視している。彼らこそ自らの言動を恥じるべきだ。
(引用ここまで)

 そして民衆連合党は、パク・クネによって解散させられた統合進歩党の系譜を継いでいる政治団体(国会議員ゼロ)。
 もうひとり、釈放要求されているイ・ソッキなる人物は内乱陰謀罪等で逮捕され、裁判では内乱扇動罪で有罪になった元統合進歩党の国会議員です。
 「戦争が起きたら北朝鮮に同調して、通信、石油、鉄道、ガスといったインフラを一気に攻撃し、武装発起する」というような話をしていたということで、2015年に懲役9年、公民権停止7年が言い渡されています。

 こんな輩が与党代表と会って、話をするだけでなく特赦を求めるという時点で異常事態なのですが。
 韓国では彼らに対してクリスマス特赦が与えられるのではないかという噂です。
 ただ、ろうそく革命を支援してきた民主労総は民衆連合党のバックにおり、かつセットで特赦を求めてきたということで無視はできなかったということなのでしょう。

 この特赦要求、ムン・ジェインにとってはひとつの踏み絵となるといっても過言ではないですね。
 「ろうそく革命」の名の下にどんな人間でも特赦してしまうのか。
 それとも社会秩序を優先することができるのか。

 民主労総、民衆連合党共に北朝鮮に近い団体です。心情的にはムン・ジェインと相当に近い位置にいる団体、人物であるといえるでしょう。
 そういった連中からの要請を、「ろうそく革命」の名の下の要請を断ることができるかどうか。
 残りの任期でムン・ジェインがなにを起こすかの雛形になると思いますよ。ちょっと注目です。

韓国でろうそく革命一直線、今度はロッテ創業者(95歳)に懲役10年、罰金3000億ウォンの求刑

認知症の95歳辛格浩被告に懲役10年求刑、法曹界から疑問の声(朝鮮日報)
 韓国検察当局は1日、ロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長(95)=日本名・重光武雄=に対する論告求刑公判で、懲役10年、罰金3000億ウォン(約308億円)を求刑した。(中略)

 辛格浩被告は昨年10月、長男の辛東主(シン・ドンジュ)SDJコーポレーション会長=同・重光宏之=と事実婚の関係にあるソ・ミギョン氏(57)親子に対し、会社への勤務実態がないにもかかわらず、508億ウォンの給与を支払ったとして起訴された。辛格浩被告は認知症の症状がある。大法院(最高裁に相当)は昨年6月、辛格浩被告について、正常な意思決定が不可能な状態だと判断し、限定後見人の選任を決めた。公判に車椅子で出廷した辛格浩被告は、裁判を受けているという事実すら認識できないように、不規則な発言を行った。

 法曹界では、そんな状態の辛格浩被告に検察が懲役10年という重い刑を求刑したことの妥当性に疑問の声が上がっている。辛格浩被告の弁護人は法廷で「辛格浩会長が愛国心と経営哲学を非難されることなく、経済界を静かに引退できるようにしてもらいたい」と訴えた。10月30日の公判でも弁護人は「記憶力をほとんど失い、自己防衛能力がない辛格浩会長を前科者にしないでほしい」と述べた。 (中略)

 検察は30日に辛格浩被告の次男、辛東彬被告(62)にも懲役10年、罰金1000億ウォンを求刑した。検察は「ロッテのオーナー一族が想像可能なあらゆる方法を使い、企業財産を私有化した。その規模は例がないほどで、厳しい処罰が必要だ」と主張した。(中略)

 検察は辛東彬被告らロッテ幹部9人の逮捕状を請求したが、6人については請求が棄却された。裁判所は辛東彬被告の逮捕状請求を退け、「犯罪容疑に対する法理上の論争の余地がある」と指摘した。捜査の第一段階である犯罪容疑の合理的推定がなされなかったことになる。

 検察の求刑は裁判所が基準とする法定刑や量刑基準を逸脱するものではなかった。しかし、法曹界からは捜査結果に比べ、検察の求刑が重過ぎるとの指摘が出ている。ある弁護士は「検察が財閥捜査に対する国民感情などを考慮し、メンツを失わないように重い刑を求刑したのではないか」と指摘した。
(引用ここまで)
 昨日、ロッテ創業者のシン・ギョクホに懲役10年求刑というニュースがあったときに「うん? そりゃロッテ会長のシン・ドンビンのほうじゃないの?」って思ったのですよ。
 なにしろ、ロッテ創業者の重光武雄ことシン・ギョクホは95歳。記事にあるように認知症を患っていてまともなやりとりもできない状態。
 懲役10年がまんま判決に反映されたら獄中死間違いなし。っていうか、実刑判決が出て懲役になった時点で獄中死確定ですわな。
 先日も語ったように、財閥としてのロッテはイ・ミョンバクと昵懇。
 そしてイ・ミョンバクはムン・ジェインにとって許しがたい政敵。
 「航空機運航に支障がある」として何度も却下されていた第2ロッテワールドの建設許可も、イ・ミョンバク政権下で行われたものでした。

 でも、言ってみればシン・ギョクホは日本の国富を韓国に注ぎこんできた国家的英雄ですよ?
 逆の視点で見れば日本での菓子屋が規模5位の財閥にまで成長させるほどに、韓国で搾取してきたということにもなるんでしょうが。
 それでもここまで韓国に財力を注いできたのは確かだし、韓国の成長の一助となってきたのは間違いない。
 立身出世を成し遂げた人物といっても過言ではないのですけどね。

 「日本から国富を注ぎ込んだ」でも「韓国で搾取してきた財閥の長」でも、どっちにしてもイ・ミョンバクと組んでいたという時点で、ろうそく革命においては反革命勢力となって断罪されるべき存在であるってことなんでしょうが。
 おまけに在日であったために親子共々兵役義務回避。
 韓国人の鬱憤の矛先は向いてもなんの不思議もない人物ではありますね。
 そのあたりに「懲役10年、罰金3000億ウォン」という求刑の重さの原因を見ることができます。

 無罪になったとしても、失意の日々を送るのは間違いないかなぁ……。
 第2ロッテワールドタワーも開業して、その高層階(114階)で最期の時を迎えられるかというところまで登り詰めた人物でしたが、まさかこんな晩年を迎えようとは。
 悲惨なものです。

 ソ・ギョンドクも同様ですが、イ・ミョンバクと付き合いのあった人間はすべて許されない存在なんでしょうね。

韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017/6/1

ムン・ジェイン「公企業の不正採用を一掃する!」 → メディア「退職させる法的根拠は?」 → 「ない!」

「不正入社あったらどうすべきか」政府の悩み(毎日経済・朝鮮語)
政府が公共機関の採用不正を根絶するための対策のうち、すでに採用された不正関与職員に対してまで「原則採用取り消し」を含ませることにより、公共機関政策担当省庁である企画財政部が、具体的な実行案を置いて深い悩みに陥った。すでに勤務中の従業員の採用を取り消すための要件が厳しく、ややもすると一方的に採用を取り消すことになれば公共機関の採用信頼性墜落と集団的な不当採用取消訴訟につながる可能性があるからだ。

キム・ドンヨン経済副首相兼記載部長官は27日、公共機関の採用不正関連関係長官緊急懇談会を主宰し、「不正に採用された人も退出を原則とする」と述べた。しかし、金副首相は不正採用従業員をどのようにして退職させるかについての具体案は後日発表するとした。退職のための合法・合理的手続きを用意するのが簡単でなかったからである。

公共機関が既に採用された従業員の採用を取り消すためには、関連する雇用契約書の条項や裁判所の判決などの法的な根拠を必要とする。しかし、最近の採用不正が明らかになった公共機関の場合、ほとんどが採用を即取り消しするほどの要件を満たしていない状況である。

監査院の調査などで、2012〜2013年入社者518人のうち約95%以上となる493人が不正請託に関与している江原ランドが代表的である。江原ランドは、これまでの求人・内規あるいは雇用契約書等に「採用不正と関連する場合には採用を取り消すことができる」という条文を挿入したことがない。また、江原ランド不正請託入社者のうち、本人自らが不正事実を知らなかった場合は、その従業員に対して退職させることが法理的に困難な場合があるのだ。

江原ランド関係者は「現在、不正関与社員が検察の調査を受けている」とし「検察の調査結果が出されてかつ、その後に裁判所の判決が確定すれば、会社がこれらの採用について取り消すなどの行動をとれるようになる」と述べた。これにより、不正関与社員の退職には法廷闘争などでかなりの時間がかかる見通しだ。このような事情は、石炭公社、韓国石油公社など他のほとんどの公共機関も同じだ。求人や内規などで不正採用職員の採用取り消しを明文化しているケースは珍しく、ほとんど政府の具体的な採用取り消しの経緯や検察の捜査の結果などの推移を見て、互いの様子を見ている状況だ。

状況がこのようなために自発的退職が代案という自嘲混じりの冗談も出てくる。石油公社の場合、キム・ジョンレ社長ら3人が採用不正に関与したことで監査院が摘発したが、キム社長ともう1人はすでに退社している。残りの1人も来月退社を控えており、自然に採用取り消し問題は解決されることとなった。
(引用ここまで)

 ……法的根拠ないんかい!
 ムン・ジェインは公的企業からの不正採用一掃を叫んでいまして。
 過去5年間にあった10万件以上の採用を1件1件精査して、不正採用であったかどうかを明らかにする。
 そして見つけた不正採用は解雇、口利き側も処罰。
 さらに知っていて見逃した人物も処罰という厳しいものになるということです。

 このエントリを書いた際にも「そもそも法的根拠はあるのかなぁ」とちらと書いたのですが。
 ありませんでしたー。

 まあ、あるわけないわなぁ……。
 あるとしたら、『世界4大革命』に数えられる「ろうそく革命の精神」ってヤツですか。
 「反革命勢力」「積弊勢力一掃」って魔法の言葉を唱えたら、あら不思議。
 不正採用された職員が自主退職しちゃいましたー……って感じですかね。

 サムスン電子副会長のイ・ジェヨンを懲役5年の有罪にし、『帝国の慰安婦』を書いたパク・ユハに罰金刑を言い渡し、パク・クネは勾留延長
 どれもこれまでの司法であればあり得なかったことなのですが、「ろうそく革命」の下では異なるのですよ。
 ひとつ前のエントリの「ロッテ財閥会長に懲役10年の求刑」っていうのも同じ文脈ですね。
 財閥、パク・クネ政権関係者、チェ・スンシル関係者、イ・ミョンバク政権関係者、最高権威者である慰安婦に反抗した者は等しく罰せられるのですよ。「積弊勢力」のレッテルの下に。
 ある意味で平等な社会なのかもしれませんね(苦笑)。

韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017/6/1

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