イ・ギグォン長官「現代自動車賃金9700万ウォン、協力会社は、情熱ワーク」(マネートゥデー/朝鮮語)
イ・ギグォン雇用労働部長官が18日、5年連続のストライキに出た現代自動車に向かって決心して批判した。 平均9700万ウォンに達する現代自動車労組の高い賃金が2・3次協力会社の「常時情熱ワーク」によって支えられているというものである。
長官は同日、政府世宗庁舎で「2016年下半期の主な雇用労働政策の方向」のブリーフィングを持って「現代車組合員の給与が平均9700万ウォンであることが、ひたすらその組合員だけの努力の対価なのか、それとも2・3次協力メーカーの対価も含まれているではないか冷徹に判断して見なければならない」と明らかにした。

この日発表された後半の雇用労働政策の核心方向に大臣は、青年雇用拡大を挙げた。
ただし、6月、青年失業率が10.3%を記録するなど、既存の雇用サービスセンターでは限界があるだけに、大・中小企業の格差解消を介して青年たちが行くべき中小企業を育成しなければならないと、この長官は強調した。

現代車の発言も、このような文脈で出てきた。大臣は「自動車業界の元請を100と見たとき、1次サプライヤーは64、2次協力会社は34、3次協力会社は、29レベル」とし「このような統計を見ると、2・3次の労働者たちの努力の対価を(元請が)持っていっているではないか、いわゆる常時的な情熱ワークが行われているのでは冷徹判断しなければならない」と述べた。
続いて、この相は、「2・3次協力会社の労働条件を改善し、元請が自制していれば、2・3次協力会社に私たちの青年たちが、はるかに多くの就職することができた」とし「(ストを通じた賃金引き上げ要求が)青年の就職希望を奪う利己的な行動であることができる部分を現代車労組と組合員が深く認識しなければならない」と述べた。

現代車労組は先に6日から13日まで行われた争議行為賛否投票を介して86.3%の圧倒的賛成率で可決させた。来る19日、一部の事業場が部分ストに入る。来る22日には、起亜自動車、韓国GMと一緒にゼネストに突入する計画だ。

(引用ここまで)

 雇用労働部の長官、日本でいえば経産大臣だか厚生労働大臣あたりから「もうヒュンダイ自動車労働組合はいい加減にしろ」と苦言。
 正規労働者であれば1000万円クラスの収入があるにも関わらず、もっとくれとねだりまくり。
 「彼らのその強欲さがなければ、もっと他の雇用が増えていたのではないか」とまで言及。
 なかなかありえない話ですね。

 ですが、そうやって一部の「上層国民」が「9割の豚や犬」である民衆を搾取する、というのは李氏朝鮮以降の伝統なのです。
 甲乙葛藤=カプチルで搾取しまくる。
 元請けが下請けに非常な値段で仕事を出す。下請けはそれがないと生きていけないからやらざるをえない。
 そして、その下請けも2次下請けに出すというようにして立場が変われば甲乙入れ替わって搾取する。
 だからひとりあたりのGDPでは伸びているように見えるのだけども、富が偏在していてちっとも平均的ないい暮らしが見えてこない。

 韓国人も実はそれを望んでいるんじゃないかなぁ……と思うことが多々ありますね。
 富を偏在させておくことで、自分もいつかそこに入り込めるチャンスがある、というようにしておきたい。
 自分も徹底した甲になりたい。
 そして「民衆なんざ9割が豚か犬だ」って心の中で思っていたい。ただし、口にすると炎上して身を滅ぼすので言わないようにしたい。
 なにしろ本当のことですからね。人はなによりも本当のことを言われたときに激怒するのです。

 下層の人間が「民衆はブタだ!」とか言ってもさほど威力はありませんが、本当に豚扱いしている公務員2級試験に受かるような上級国民から言われるからこそ威力があった。真実なだけに。
 ソウル大学に行くほどの実力があった人間が「この国は土匙をくわえてきたらもうおしまいなんだ」といって自殺するから説得力があった、というのと同じことで。

 先日も「過激な闘争しか手段が残されていない」(となる前になんらかの対策を政府は出せ)という記事がありましたが。
 こうして青年層の失業率が上昇すると、どんどん社会不安が増えるんだよなぁ……。
 ヨーロッパの混沌は移民問題とそれに伴う部分のある雇用問題が理由の大半ですから。
 移民もなしにそういう問題に直面できるのだから、韓国はすごいですよね(棒読み)。

[まとめ買い] レッド 1969〜1972(イブニングコミックス)
講談社
山本直樹