楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

イ・ミョンバク

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あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

韓国資源外交、敗北の歴史に新たな1ページが……今度はカザフで巨額損失

[単独]石油公社、カザフスタンジャンブール鉱区「2700億ウォン」を失って安値売却(newsis/朝鮮語)
政府が意欲的に推進したカザフスタンジャンブール鉱区が、最終的に安値で売却される。
カザフスタン政府の最終的な承認を残しているが、地元の買い手と石油公社側が事実上500万ドル(約55億ウォン)で売却する意見の接近を見たことが確認された。
これにより、2億5000万ドル(約2787億ウォン)が投入されたカザフスタンジャンブール鉱区は、最終的に買い入れから8年間で莫大な損害だけを残し売却されることになった。
すなわち、2億5000万ドルを投資して500万ドルが戻ってくるというわけだ。損失額はなんと2億4500万ドル(約2731億ウォン)に達することになる。

4日石油公社と関連業界によると、石油公社の理事会はジャンブール鉱区探査権における韓国の株式27%と現地運営会社の残余資材、現金性資産を500万ドルで売却することで意見の集約を見た。
先に政府は、2008年にカザフスタン国営石油会社(KMG)が所有していたジャンブール鉱区の株式27%を8500万ドルで買収した。当初の買収合意金額は7500万ドルだったが、契約の過程で原油価格の上昇により、13.3%上昇した金額を支払った。
ジャンブール鉱区は、李明博政府が集中投資を行った事業であった。株式価格の問題で交渉が遅々として進まなかったこともあり、韓昇洙首相が自らカザフスタンを訪問し、劇的に妥結した。
この事業に石油公社とKMG、SKイノベーション、LG商社、現代ハイスコ、大成、大宇造船海洋、三星物産などが参加した。民間企業は、政府から696億ウォンの成功ドル融資事業を受けたと伝えられた。

当時、政府はカスピ海の北西に位置するジャンブール鉱区に韓国の1年分にあたる原油輸入量よりも多い16億バレルの原油があると予想した。
しかし、実際の掘削結果原油埋蔵量は1億バレルにも満たないことが分かった。 2009年以降、投資したお金は約1億7000万ドルに達すると伝えられた。
これ石油公社は、撤退を決定し、売却を推進した。

売却過程も順調とはいえなかった。 3月末、石油公社が推進した契約条件は今の売却金額より4倍ほど多い2100万ドルだった。
しかし、売却交渉が進むにつれて、契約代金は500万ドルに落ち込んだ。カザフスタン買収者側から持分売買契約条件の変更を要求したものである。
契約保証も契約発効日から5年の間、最大500万ドルまで負担しなければならない。これと共に、現地運営企業の5〜7月の運営費も最大50万ドル、韓国で負担することにした。

石油公社の関係者は、「現地の買主と売却意見で接近を成し遂げたのは事実だが、コンソーシアムに参加しているので、カザフスタン政府の最終的な承認が必要である」と述べた。
(引用ここまで)

 「ま、油井の当たり外れはどうしようもない。次行ってみよう!」とはできないのですよね、韓国の場合。
 予算の問題で。
 2008年といったらWTIの原油価格が1バレル=100U.S.ドルをいつ超えるかという状況でしたから、「とにかく原油を確保するのだ!」という強迫観念に迫られていたもしかたないところ。
 それでもまぁ、これだけヘタを引くというのは跳梁跋扈する山師の世界に、ウブな韓国がだまされたってところが実際なのですかね。

 なにしろ、この2008年頃のものだけじゃなくて韓国は去年までの13年間、つまりノ・ムヒョンの頃から行われてきた資源外交のうち、石油開発だけで20兆8000億ウォンも注ぎこんでいるのですよ。
 今回の損失は2700億ウォン。うん、大したことはありませんね。
 カナダのハーベスト社売却時に生じた損失は1兆3300億ウォンとかでしたから。それに比べたらダメージは1/5以下なのでまだまだ少ないですよ。がんばって!
 もしかしたら、大化けする油井とかもまだあるかもしれませんし?

 ま、今回は綿々と引き継がれてきた資源外交敗北の歴史にまた新たな1ページが書き込まれただけです。
 まだまだ負けてない。
 去年年末の時点で石油公社の負債比率は453%だったけど。

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門
岩瀬 昇
文藝春秋
2014/9/20

ロッテ財閥「日本への300億ウォン送金は配当・給与です」 → 韓国検察「巨額すぎるだろw」 → 秘密空間からまず30億ウォンを押収

検察、シン・キョクホとシン・ドンビン毎年300億「怪しい資金」を確認(聯合ニュース/朝鮮語)
ロッテグループの秘密資金疑惑に対する検察の捜査が急流に乗っている。
検察は、シン・キョクホ総括会長が隠匿していた捜査の手がかりにできる重要書類を確保する一方、シン・キョクホ総括会長とシン・ドンビン会長が毎年300億ウォン台に達する怪しげな資金を積み上げた事実も確認した。

ソウル中央地検ロッテ捜査チームは、最近、シン総括会長の資金管理担当李某氏を調査する過程で、シン・キョクホ会長が系列会社を通じて、毎年100億ウォンの資金を造成したという陳述を確保した。
  検察は、シン・ドンビン会長の資金管理担当者家からもシン会長は、毎年200億ウォンずつの系列会社で受けた文を受け取った。
資金管理人は、検察の調査では、資金が「配当と給与といった性格のお金」と主張していることが判明した。
しかし、検察側は通常の配当・給与と見るには金額が大きすぎる点など考慮し、給与などを装った秘密資金である可能性もあるとみて、資金の正確な性質を把握しようとしている。
これらの資金が裏金に確認された場合、トップ一家全体秘密資金の規模は、これまでの予想を超える千億ウォン以上の規模になる可能性もある。

検察はまた、この日にソウル陽川区にある李氏の妻の妹の家を家宅捜索してシン総括会長のものと思われる現金30億ウォンと書類の束を確保した。
発見された現金や書類は、シン総括会長がソウルロッテホテル34階にある自分の執務室にあった個人的金庫の中に保管してきたものであると判明した。
シン総括会長の秘書室長(専務級)であった李氏は、グループ経営権をめぐる「兄弟の乱」が発生した後の昨年10月解任された。
彼は当時、会社を去ってシン総括会長の個人的な金庫の中の内容を持って行った後にも、資金管理の役割を継続していたと伝えられた。

検察は今月10日、シン総括会長の執務室を家宅捜索したときに、個人金庫を発見したが内部はからであったことが分かった。
検察は、シン総括会長側が捜査に備えて、意図的に金庫の中味を移していた可能性も念頭に置いて経緯を把握している。
検察はまた、この日にロッテホテル33階秘書室にあった秘密空間でオーナー一家の資金入出金内訳が盛り込まれた金銭出納資料や通帳などを大量に確保した。この場所は押収捜索当時、検察も確認していなかったところである。
検察は、李氏などの資金管理を調査する過程で、秘密空間に関連する供述を確保してから、この日押収捜索令状を執行した。検察は、これらの書類をトップ一家の秘密資金疑惑を立証する重要手がかりに見ている。

検察のロッテグループの不正捜査はグループ総帥一家の秘密資金造成疑惑と系列会社間の資産取引の過程での背任疑惑、グループ、およびトップ一家の不法不動産取引疑惑など三つで進んでいる。
検察関係者は「提起されたすべての疑惑にトップ一家が関与していることを確認している」とし「早ければ2数週間後、トップ一家の疑わしい点が輪郭を表わすものと予想される」と述べた。
検察は前日に続いて、この日も李氏を含めてトップ一家の財産管理人4人を召喚して調査した。
シン・キョクホ - シン・ドンビン金持ちの巨額資金調達疑惑と関連してロッテ側は系列会社によって正常に支給された配当金・給与であり、秘密資金といった性格の金とはかけ離れているとする立場であることが分かった。
(引用ここまで)

 ロッテ側は「年間300億ウォンの日本への送金はあくまでも配当や給料である」という話をしていたのですが、韓国の検察はそうは見ていないよ、というお話。
 いわゆる兄弟の乱で創設者のシン・キョクホ(重光武雄)と長男のシン・ドンジュはロッテの経営陣から追放されています。
 次男のシン・ドンビンがロッテ全体を支配しているのです。
 関連企業の社長に押し込めるとかそういったこともなく、完全放逐でした。

 これは弱体化していった現代財閥を参考にしているのかもしれませんね。
 創業者の息子たちに各個相続される形で本体と自動車、重工業と分かれていって本体は中小企業に転落、現代重工業は明日をも知れない弱体化。ただ、自動車だけが生き残ったっていう状況。
 あれを見たら「放逐しかない」ってなるのも当然かもしれないなぁ……。いま考えついたことですが。

 んー、押収されたのが30億ウォンの現金というのはいかにも少ない数字。
 韓国の財閥の長っていうのはもっともっととんでもない額にまみれてこそ、だと思うのですが。
 ただ、現金としては50000ウォン札6万枚なので少ないわけでもないのですけども。
 さらにいえば、「追放された元会長」というのであればこんなもんかなという気もします。
 個人資産も相当に取り上げられて放逐されているんだろうなぁと。

 放逐されていて、手元にまだ30億ウォンあるのはさすがというべきか。
 その一方で金宇中の4兆円持ち逃げっていうのはやっぱりスケールが違うなぁ……という感じではありました。

 ここからちょっと楽しみにしているのは、財閥という藪をつつくことでなにが出てくるのかということですね。
 検察側は「これは第2ロッテワールドの許諾問題とは関係ない」と表明している、つまりイ・ミョンバクは捜査対象ではないという話になってはいるのですが。
 金宇中がろくに捜査されなかったのも、けっきょくは当時の政権とぐだぐだにからんでいたので藪をつつくことができなかったのですよ。
 こうしてすでに藪をつついてしまったからには、蛇が出ざるをえない構造になっているのでなにが出てくるか、どれだけ出ているか楽しみにしておきましょうか。

ロッテのおもちゃ!(9)<ロッテのおもちゃ!> (電撃コミックス)
葉賀 ユイ
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2014-03-15

韓国人「ロッテが日本へと国富を流出させているだと?」→韓国人のタブーに触れた模様

ロッテ「日本に営業利益の1%の配当...国富流出じゃない」(聯合ニュース/朝鮮語)
ロッテグループは12日、最近、検察の捜査によって浮上した国富流出論難と関連して、「事実と違う」と釈明した。

ロッテグループはこの日、「最近の事態に対するロッテの立場」とする報道資料を通じて、日本の株主に支払われた配当については、 "海外投資についての法律を守る線で最低の配当」と明らかにした。
ロッテは「2014年にロッテ全体の営業利益3兆2千億ウォンのうち、日本の株主会社に配当された金額は、341億ウォンで約1%に過ぎない水準だ」と強調した。

続いて「1967年に設立されて以来、利益の99%を国内事業に再投資している」と説明した。
2004年までに日本のロッテに対して配当を行っていなかったが、日本の株式会社ロッテが韓国のホテルロッテに投資した借入金の利子などを日本国税庁が問題視したことをきっかけに、2005年から配当を開始したというものである。
一方、ロッテのホテルロッテ上場日程が当初予定された7月より遅くなると思われる。
ロッテは「1月に上場予備審査を通過したホテルロッテは、7月までに上場作業を終えているが現在、投資家保護のための変更の届出等手続の履行が物理的に困難な状況だ」と明らかにした。
それとともに「ホテルロッテ上場は日本の株主の持分率を下げ、株主構成を多様化するなど、ロッテグループの支配構造改善の重要な問題であるため、今後の方策について主幹事と監督機関と綿密に協議していく」と付け加えた。
ロッテは「当面、捜査に誠実に協力して疑惑が早期に解消され、捜査が迅速に行われるように積極的に協力する」とし「国民の皆様にご心配をおかけして重ねて申し訳ない」と謝罪した。
(引用ここまで)

 ここ1週間ほど、韓国ロッテが検察に捜査されているのですが具体的な罪状というか、なにを問題として捜査されているのかがさっぱり見えてこないのです。
 裏金作り、横領ではないかという話なのですが。
 ここからイ・ミョンバク政権になっていきなり許可の出た第2ロッテワールド、およびイ・ミョンバク本人まで累が及ぶのではないかとも言われています。
 まあ、地味にウォッチは続けていきますが。

 その中で「日本に韓国ロッテが稼いだお金が流出している!」という疑惑も語られていまして。
 「国富流出」という言葉に韓国人は敏感なのです。
 ローンスターの外換銀行売却の時にも「国富流出」っていう一言で罵声が飛び交い、「濡れ手で粟を許すな!」「ハゲタカを吊し上げろ!」みたいな話になりましたね。
 下らないバラエティをハワイで撮影したときに「外貨の無駄遣い」と非難の声が挙がりましたが、韓国ではいまだに「外貨流出」や「国富流出」にタブーに近い感覚を持っているのですね。

 日本でいえば……なんだろう。
 いまだにごはんを残すことに若干の違和感を感じるような部分ですかね。
 いわば文化に根ざしたタブー感。
 そこに加えて「流出先は日本」ということで二重のタブーを犯しているという話にしたいのでしょう。

 「株主への配当金であれば合法だろ」とはならないのですね。合法であるかどうかは関係ない……というか、意味がない。
 あくまでも韓国の最高法規は国民感情ですので。


韓国政府「これからの時代は資源を確保しなければ!」となんでも言い値で買ってみた結果→

【時視各角】「負債比率6905%」を生んだ大統領の時間(中央日報)
韓国石油公社4兆5003億ウォン(約4372億円)、韓国鉱物資源公社2兆636億ウォン。

4日に2つの公企業が2015年決算の結果、過去最大の赤字を記録した。負債比率は石油公社が453%、鉱物公社が6905%(!)に膨れあがった。そこに寒波が押し寄せている。人材をそれぞれ30%(1258人)と20%(118人)減らし、賃金も最大30%までカットするという。

直接的な原因は石油、銅、ニッケル価格の急落だ。しかしその根源には李明博(イ・ミョンバク)政権の「資源外交」がある。当時買い入れた海外子会社の不良が反映され始めたのだ。鉱物公社の損失の大部分はメキシコのブレオ銅山など主要鉱区の評価額急落から始まった。どうしてこんな有り様にまでなったのだろうか。

監査院の監査結果報告書(2015年11月)を探してみた。「海外資源開発事業」の成果は惨憺たるものだった。石油部門に13年間20兆8000億ウォンを投資したが、非常時に導入可能な石油量は該当国の搬出規制などにより全権益の24%にとどまっている。韓国の1日当たり消費量で換算すると2.2%の1日6万バレル。非常状況に備えて海外資源を確保するという趣旨は消え、探査・開発より既存の海外企業の株式を取得することに目が向いていたことを示すものだ。 (中略)

「2008年に李前大統領が就任し、エネルギー・資源自主開発率を高めることが至上課題となりました。20%だ、25%だと話ばかりが多かったです。公企業大型化の方針に続き2009年に自主開発率を経営評価指標に含ませると公企業は先を争って海外投資で規模拡大に乗り出したのです」。

もどかしいのは今後さらにどれだけかかるかわからないという事実だ。自転車は止まれば倒れるもの。これまで石油公社、鉱物公社、ガス公社の169件の事業に35兆ウォン以上が投資されたが、このうち48件の事業に46兆ウォンが追加投資される予定だ(39ページ)。追加投資額のうち3分の2を既存事業の収益で調達するというが、はたして可能なことだろうか。7年間に当初計画より9兆7000億ウォンが追加で支出された。 (中略)

「資源外交はその成果が10年から30年にかけて現れる長期的な事業だ。退任して2年もたたない状況で資源外交を評価し問題を提起しようとするのは『井戸に行ってお湯を求めるようなもの』(せっかちなこと)と考える」。李前大統領の回顧録『大統領の時間』は抗弁する。そんなに長い観点で推進されなければならない海外資源開発をなぜ5年任期内の事業として進めたのか。井戸に行ってお湯を求めた人は李前大統領自身だった。 (中略)

捨てるべきものは資源開発ではない。大統領のタイムテーブルだ。資源外交の教訓は朴槿恵(パク・クネ)大統領にも有効だ。大統領が自らの目標に中毒になっていたことを悟ることができない限り、5年単位の「国政中毒」は繰り返されるほかない。
(引用ここまで)

 「資源外交の毒」が廻ってきましたね。
 韓国政府でいま一番忙しいんじゃないかって思われるのがこの監査部門。軍も気象庁もエネルギー関連公社もえらいことになってます。

 大統領の命令で高値掴みをしてしまったもので、もう身動きの取りようがない。カナダのハーベスト社のように売却できるのであればまだいいほうで、そのほとんどが塩漬けにするしかない。
 これが株だったら塩漬けにすることで評価損はあっても、それ以上の損失はでないのですが。
 でも、資源外交で買ったのは鉱山やら油井やら。維持費もかかる。
 だらだらと流血を続けていくしかないのですね。

 そもそもが資源の高騰というのは中国が爆買いして逼迫が予想されるからという前提だったのです。
 これまでの世界の需要に加えて、「経済成長著しい中国」が自国での生産のために原油も鉄も非鉄もみんなかき集めるんじゃないかとされていたのですよ。
 そこでイ・ミョンバクの「自主開発率20%を達成する!」っていう鶴の一声で資源外交が行われたわけです。
 何度も書いているように韓国の大統領というものは圧倒的な権力を保持しています。
 むしろ、「王」であるといったほうが正しいくらい。

 当時、「韓国はトップダウンで資源確保を行おうとしている」っていう形で日本でも報道されていましたっけ。
 でも、その結果がこれ。
 資本主義の基本である「景気の循環」を無視した結果、ですかね。
 中央日報はそれを「大統領任期のうちにすべてを行うとしたからだ」というように言及しているのですが。
 でも、それありもしないダイヤモンド鉱山を開発するって話をインサイダー取引の材料に使って、しかもそれがすべて虚偽だったとか。
 ペルー政府から直々に「この会社は買わないほうがいいんじゃない?」って言われていたにも関わらず、手を出したのは韓国人ならではですよね。
 いわゆる「パリパリ」で考える前に動く。それが是となることもあることはありますが……。

 当時、ガソリンの小売り価格がリッター200円を超えるかも、なんて言われていた頃もありましたね。
 国会議長を監禁したガソリン値下げ隊なんてのもいたなぁ。あのときは「日本の国会も韓国並の民度に成り下がったか……」って思ったものですが。
 まあ、高値掴みした当時はそれが高値掴みであると気がつかないものです。

 「資源外交、その敗北の歴史」なんかにまとめてありますので参照してください。実はノ・ムヒョン政権の頃から地味に続けてきた政策ではあるのですけどね。


イ・ミョンバクの大統領就任前会見を見てみよう、いまから見てみると大爆笑のその内容とは?

韓国次期大統領、日本に「謝罪求めない」(AFPBB)

 外出しているときにはYahoo!のニュースアプリで 「韓国」をテーマに入れてチェックしていまして。
 ピックアップするニュースをここから選んだりすることもあるのです。
 ただ、このアプリのテーマピックアップのロジックが若干微妙で、数カ月くらい前のニュースを取り上げてくることがちょいちょいあるのですよね。
 それが今回かなりひどくて、イ・ミョンバクの就任前のニュースがなぜか紛れこんでいました。

 んで、それがだいぶ面白かったので引用してみましょう。
 8年前の1月の記事です。
 韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)次期大統領は17日、ソウル(Seoul)市内で当選後初めて外国報道陣を前に会見し、対日関係について「成熟した関係」を求めると述べ、日本による過去の植民地支配への謝罪は求めない考えを明らかにした。

 2月25日に就任を控えた李氏は、「韓日関係は未来志向で発展すべきだ。それにより両国にとってプラスになるとともに、北東アジア全体の平和と繁栄にも寄与する」と述べた後、質疑応答で「個人的には過去に関して日本にいかなる形でも謝罪や反省を求めるつもりはない」と韓国政府としての姿勢転換を示唆した。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)現大統領を含め、これまでの韓国大統領は、日本政府に対し植民支配時代の残虐行為に関する謝罪を要求してきた。

 これについて李氏は「日本の謝罪が形式的だったのは事実だ。このために韓国民の心が動かされることはなく、問題が繰り返されてきた」と語り、「しかしわたしは成熟した韓日関係のため(日本に)『謝罪しろ』とか『反省しろ』とは言いたくない」と述べた。
(引用ここまで)
 成熟した日韓関係、ですか。
 まあ、日韓関係の現状というのはイ・ミョンバクが打ち立てたといっても過言ではありませんよね。

 2012年の竹島上陸に続く天皇謝罪要求でそれまでの日韓関係は完全に破綻して、新たな時代に突入したのですよ。
 朝日新聞がいうところ(もう言わなくなっちゃったけど)の「嫌中憎韓本」がブームになったのもそれ以降。
 「天皇陛下への謝罪要求」という理解できない対応をしてきた韓国に対して、どういう国なのかを知るための道しるべだったというのが実際だったんだろうなぁ……という気がします。

 で、その「実際の韓国」を知ったからこそ嫌っているという嫌韓新時代になったというわけです。
 イ・ミョンバクのおかげというべきか長々と韓国の所業を説明しなくても「ほら、韓国の前の大統領がさ……」って言うだけで理解してもらえるというのはありがたい部分ですかね。



韓国が渇水でえらい騒ぎ → 実は水道料金も原価割れしてた

【社説】韓国の渇水対策、雨雲任せにしてはいられない(朝鮮日報)
韓国、深刻な干ばつ解消のため2000億ウォン投入へ(中央日報)
[社説]干ばつ克服に「李明博の水」を使うのは誤りか(東亞日報)

 韓国国内で渇水がえらいことになっているらしく。
 イ・ミョンバクが整備した四大河川の水を渇水対策に使えとかなんだとか騒がれて、けっきょくその方向で工事をすることが決定したそうです。中央日報の記事がそちら。
 その際に野党から「イ・ミョンバクが整備した四大河川の水を使うとは……ぐぬぬ」みたいな政争の具にされたという笑い話もあるのです。そちらが東亞日報の記事。

 ま、それはそれで面白いのですが、最初の朝鮮日報による記事のここが注目点かなと。
 最も効果的な対策は、やはり節水だ。水の使用量を減らした自治体や家庭にインセンティブを与えれば、効果があるだろう。原価の83%にとどまる水道料金を現実に合わせるという案も、検討する必要がある。
(引用ここまで)

 電気だけじゃなくて水道料金も原価割れ。
 イ・ミョンバク時代に物価高騰を恐れて統計手法を変えたり、無償給食を出したりしていましたが、その一環でしょうかね。

 韓国の公共料金はすっごい安いので暮らしやすいみたいなことを日本で書く連中がいるのですが。
 公共料金というものはその国の最下層でも払えるような設定金額にしているからですよね。
 「韓国はもはや日本よりも豊かになった」みたいな話が出る度に「じゃあ、公共料金を一斉値上げすればいいのにね」とか思うのですよ。
 鉄道にせよ水道にせよ。現状は税金で補填しているだけなのですから。

 電気は電力逼迫がたびたび起きた上に大規模停電まであったせいで料金を上げたのですが、経済活動が振るわなくて逼迫どころか大幅に余るようになったというオチがつきましたけどね。
 安けりゃじゃぶじゃぶ使うに決まっているんですよ。経済活動っていうのはそういうもんなんですから。

水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書)
左巻健男
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2013-02-04

【作るな危険】第2ロッテワールドとイ・ミョンバクの怪しい関係

【コラム】第2ロッテワールド建設の背景(朝鮮日報)
 8月7日付で掲載された「韓国国民がロッテに譲歩して得た『見返り』」と題するコラムは、世間でそれなりの反響を呼んだ。しかし、李明博(イ・ミョンバク)元大統領サイドは静かだった。それはそれで納得できる。大統領府と政界も沈黙を守った。しかし、野党が普段と違って何も言い出さないのはミステリーだった。

 すでに事が始まっているためと考えることもできる。第2ロッテワールドの高さは117階まで来ている。予定通りなら、来年にも完成する。高さ555メートルの超高層ビルが空軍城南基地を阻んでしまうのは、もはやどうすることもできない。しかし、災難は「過去形」ではない。すぐ目の前で待ち構えているかもしれないのだ。

 第2ロッテワールドの建設に反対して解任された元空軍参謀総長のK氏が指摘した通りだ。「実際に飛行してみれば分かることだ。悪天候や機体の欠陥、操縦ミスなどで多少コントロールが狂っただけでも、国家的災害をもたらす。戦争と有事の際の作戦遂行という点で第2ロッテワールドは致命的な障害だ」 (中略)

 何よりも大統領になって2カ月にしかならない李明博大統領(当時)が、民官合同大統領府会議で「日にちを決めて、それまでに第2ロッテワールドの問題を解決せよ」と国防長官を叱り付けた背景が知りたい。 (中略)

 離着陸する過程でともすれば航路を離脱すれば、10−35秒で第2ロッテワールドと衝突する恐れがあるという。今後周囲の入居者たちは、横を通り過ぎる軍用機を窓から見るようになるかもしれない。こうした入居者は、城南基地の閉鎖と移転を要求する集団訴訟を起こすに違いない。しかし、城南基地は「エア・フォースワン」の大統領専用機があり、有事の際に国家元首をはじめとする政府の要人たちの移動に責任を負わなければならない。だから首都圏の外には移せない。ましてや財閥会社のビルのために国家安保施設を移転するというのはコメディーにほかならない。
(引用ここまで)

 以前に朝鮮日報が報じたイ・ミョンバクと第2ロッテワールド工事許可における疑惑がまたクローズアップされていますね。
 まあ、実際に危険だという話は当初からあったのです。
 あ、いや。漏水するとか天井にひびが入るとかそういう危険ではなく。

 ちょっとずれたら航空機が直撃するのではっていう話はずーっとされていたのですよ。
 申請から延々と許可されなかったのもそれが原因だったのですが、イ・ミョンバクが大統領になった途端に許可が下りたと。
 そのあたりの疑惑解明をすべきだろうというのが、コラムの主眼ですね。
 まあ、韓国では当然といえば当然というか。
 大統領に近しい人間であればなんでもできてしまうのですよ。
 極左といってもいいくらいで、クリーンなのではと思われていたノ・ムヒョンですらけっきょくは収賄疑惑が報じられて自殺しなければならないくらいに、韓国では賄賂が当然のこととして扱われています。

 賄賂文化は李氏朝鮮時代の反映なのですけども。
 ひとり両班が出たら、八親等までの親戚がそこにぶらさがってくる。
 周囲もその両班とのつながりを期待して、その親戚につながりを持とうとする。
 それがそのまま現代にも反映されているのです。
 前ほどおおっぴらにはやれていないようですけどね。

 権力者は権力さえあればなんでもできるって思っているし、国民もそれを是としてきたのです。
 それで事故が起きたら自分ではない誰かが悪いと糾弾すればいいのですから。
 セウォル号事故の時も、MERS騒ぎの時も同様でしたね。

 第2ロッテワールドで航空機が衝突するような事故が起きたとしたら、「なぜ危険だと分かっていたのに撤去しなかったのか」みたいなあさっての責任論が出てきたと思いますね。
 まあ、いまやこうしてイ・ミョンバクがやってしまったということが明らかにされてしまったので、責任の所在は定められているわけですが。

 さて、この「疑惑」ですがどんな風に決着がつくんでしょうかね。
 イ・ミョンバクは歴代の韓国大統領で唯一、退任後に大きな問題が生じていない人物なのですが。とりあえず、現在のところとしては。
 あ、金大中も退任後は大したことはなかったか。就任前にいろいろありすぎた人物ですけども。

 この件についてもまた回顧録とか書いて逆襲したりするんでしょうかね。


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匠の技 ステンレス爪切り
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楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

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