楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

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ドルイドキング事件:韓国の検察と警察、政権にとっての忠犬であるかを争ってばかりで肝心の捜査はミリほども進まず

【社説】ドルイドキング事件、「権力の犬」検察・警察が泥沼の闘い(朝鮮日報)
 韓国与党・共に民主党党員キム・ドンウォン容疑者(49)=ハンドルネーム:ドルイドキング=による記事コメント操作事件で、警察は26日、「金慶洙(キム・ギョンス)議員の口座と通話履歴の押収令状を申請したが、検察に却下された」と発表した。「捜査に消極的だ」と批判されたために「検察のせいだ」と言い訳をしているようにも見える。警察は前日にも「キム・ドンウォン容疑者側から現金500万ウォン(約50万円)を受け取った金慶洙議員の補佐官に対し、検察は口座追跡や通話履歴押収のみを許可し、自宅・事務所の家宅捜索令状は棄却した」と発表した。

 検察は「警察の捜査が不十分だ」としている。家宅捜索をするには、容疑に対してある程度の疎明(裁判官が一応確からしいという推測を得られるだけの証拠提出)が必要だ。警察は今月5日に金慶洙議員とキム・ドンウォン容疑者との間に関係があったことを確認し、それから20日間以上、捜査をしてきた。それにもかかわらず、検察が言う通りだとしたら、警察の捜査はいい加減だったということになる。捜査能力が不足しているのか、それとも意図的に手を抜いたのか、解明しなければならない。 (中略)

検察は金慶洙議員や補佐官に対する令状は棄却しておきながら、「金慶洙議員が関与していた事実」を初めて報道した総合編成チャンネル「TV朝鮮」本社の家宅捜索令状は発行した。検察は法を守る機関なのだろうか、それとも政権を守る機関なのだろうか。

 検察・警察は捜査権という大きな利権をめぐって争っている。ドルイドキング事件で警察が窮地に追い込まれると、検察では喜ぶ声が多かったという。不安を感じた警察は「我々ばかりがやられるわけにはいかない」と捜査機密を流し、検察をひどい目に遭わせようとしている。2匹の「権力の犬」は捜査もせずに利権を得ようと泥沼の闘いに余念がない。その間にキム・ドンウォン容疑者一味の証拠は次々と消え、真相解明は遠ざかるばかりだ。
(引用ここまで)

 テレビ朝鮮は韓国メディアの中で最初に共に民主党の有力国会議員であるキム・ギョンス議員がドルイドキング事件に関わっているということをすっぱ抜いたのです。
 当初、キム議員は事件への関与を完全否定していたのですが、どうやらドルイドキング周辺か議員周辺かに情報提供者がいたらしく。
 テレビ朝鮮が引っ張る形で今回の報道が為されていたのは実際ですね。

 当初のコメントは「キレギ(ゴミ記者≒マスゴミ)が」「やはり朝鮮日報は積弊」みたいなものばかりでした。
 「これが国か」の歌詞の中でも朝鮮日報は積弊勢力のひとつと認定されており、その傘下のテレビ朝鮮も同様だというような扱いだったのでしょう。
 キム議員の関与が明らかになるにつれてそういった声は少なくなってきています。

 で、テレビ朝鮮の記者がドルイドキングの事務所を取材中にその事務所のタブレットPCを拝借してしまったことから、上記のテレビ朝鮮本社の家宅捜索が行われようとしたのです。
 建物の管理人と一緒に取材に行ったつもりが、その人物は実は管理人でもなんでもなかったっていうマヌケ具合だったとのことですが。
 件のタブレットPCは返却済み。
 さすがにそれをもって「テレビ朝鮮本社の家宅捜索」はないだろうということで、社員が結集して検察を追い返したとのことです。

 検察も警察も政権に対して「私こそが忠犬です」ということを見せるために動いているのが丸わかり。その一方で一般大衆に向けて「私たちの責任ではない」「我々は積弊勢力ではない」と見せるのに必死。
 コメント部隊が右派左派入れ替わっても存在している、検察・警察は政権のご機嫌伺いしかしていない、裁判所に認められた合法的な家宅捜索をデモの形で追い返す。
 政権が変わろうと韓国というものの国のありかたが変わることはないのだなぁ……というのがよくわかる事件ですわ。

権力の犬 ポリスワン! (ゲッサン少年サンデーコミックス)
杉本ペロ
小学館
2010/5/12

韓国の政権与党に有利なコメントを打っていた「ドルイドキング」事件で政界が大騒ぎ

【コラム】世論操作事件は文在寅の正義を試している(中央日報)
ドルイドキング:金慶洙議員、事件を報じた放送局の認可取り消しに言及(朝鮮日報)
【社説】ドルイドキングゲート、うそだらけの金慶洙議員(朝鮮日報)
権力の核心勢力である金慶洙(キム・ギョンス)議員は「酋長」ドゥルキングとは特別な間柄だ。金議員は「大統領選挙の時、自発的に支援するとやってきた人々が今になって無理な対価を要求し、それが受け入れられないと分かると、これに反感を抱いて違法マクロを使って悪意的に政府を非難した事件」と主張した。また、ドゥルキングがチャットアプリ「テレグラム」で多くの連絡を送ってきたがひとつひとつ確認できなかったと述べた。

しかし、事実とは程遠い説明だ。金議員が記事のURLを伝達しながら「広報してください」と送ると、ドゥルキングは「処理しました」と返信した。2人は世界最高のセキュリティーメッセージであるシグナルでも55回の対話をした。金議員の補佐官がドゥルキングが率いてきた会員制インターネット掲示板「経済的共進化の会(モイム)」(経共モ)のメンバーから金を受け取り、ドゥルキングが拘束された後に返していた事実も明らかになった。 (中略)

2012年李明博政府の国家情報院コメント工作の主犯である元世勲(ウォン・セフン)元国家情報院長は起訴され、4年10カ月ぶりに懲役4年の実刑が確定した。その間、捜査陣は検察と警察事務室を家宅捜索し、国家情報院のサーバーを点検した。ところが今のコメント操作事件に対する警察捜査は亀の歩みだ。ドゥルキング一党の携帯電話170台中133台は犯罪証拠物だ。ところが分析もせずに検察に渡したところ、世間が騒々しくなると返却してもらう始末だ。権力の顔色伺いをした跡が歴然だ。

文在寅大統領は就任の挨拶で「文在寅と共に民主党政府で、機会は平等になります。過程は公正になります。結果は正義に期します」と述べた。正義が欠乏した時代を生きてきた国民を慰め、感動を与えた名演説だった。ところがドゥルキング捜査は公正でもなく、正義が期されているわけでもない。文在寅の正義はドゥルキングの前に屈したのか。 (中略)

今、ドゥルキングは公正と正義を最優先価値に考える文在寅政府を試している。ここで「自分に甘く他人に厳しい」というダブルスタンダードを適用すれば、自分で自分を否定することになる。特検を受け入れて政権核心まで捜査して全貌を明らかにしなければならない。敵味方の区別なく、公論の場を破壊した者を厳しく断罪してこそ、手遅れになる前に民主主義を手に入れることができる。
(引用ここまで)
 問題となったチャンネルAは今月22日夜のニュースで、ドルイドキング事件の主犯とされるキム・ドンウォン容疑者(逮捕)が金議員の補佐官に500万ウォン(現在のレートで約50万円)の現金を手渡し、直後に金議員に「無事受け取りましたか」というメールを送ったと報じた。番組終了後、金議員は自らのフェイスブックに「取材の問い合わせが来たときは、代弁人ではないとはっきり言ったにもかかわらず、記事をそのまま放映した」「党と協力して厳しく対処する」と書き込んだ。報道された内容が事実でないという趣旨のようだ。

 金議員はこの書き込みと共に、ネットコミュニティー「ポンプ」にアップされた「最悪の悪質選挙介入報道を告発します」という掲示板のアドレスもフェイスブックで紹介した。ポンプは携帯電話料金の割引で知られるサイトだ。問題の番組終了から30分後にアップされた金議員の書き込みは、問題の番組について「ごみ報道」と罵倒し、許認可権を持つ放送通信委員会への告発を提案した。さらに「チャンネルAに対する許認可取り消し請願を始めよう」とも呼び掛けた。この書き込みはわずか1日で6万回近く閲覧された。

 これに先立ち金議員は、今回の事件を巡って最初に自らの実名を報じたTV朝鮮の記者を名誉毀損(きそん)などの容疑で検察に告訴した。これに対して野党各党は「金議員はドルイドキングに関する疑惑を報じた放送局には全面対決の姿勢だが、実際に書き込み捏造を放置した責任があり、また実態解明の鍵を握るネイバーなどの大手サイトには何も言わない」として金議員の矛盾した態度に疑問を呈した。
(引用ここまで)
 金議員は当初、キム容疑者について「多くの支援者の一人にすぎない」という趣旨の説明を行っていた。ところが14日の会見では「ドルイドキングに感謝の言葉を伝えたことがある」と説明を変え、16日には「宣伝してほしい記事のアドレス(URL)を知人に伝えたが、その際にドルイドキングにもアドレスを送った可能性は排除できない」と言い出した。

 キム容疑者から人事の口利きを依頼されたとされる問題についても、金議員は当初「無理な要求だ」として聞き入れなかったと主張していたが、後に大阪総領事としてキム容疑者から推薦を受けた弁護士の履歴書を大統領府に送ったことを明らかにした。さらにキム容疑者の招待を受け京畿道坡州の出版社事務所に足を運んだことや、セキュリティーが厳格なシグナルと呼ばれるメッセンジャープログラムでキム容疑者と55回もメッセージをやりとりしていたことも分かった。加えて今度は自らの補佐官とキム容疑者が現金授受を行っていた事実も明らかになったのだ。
(引用ここまで)

 ドルイドキング続報。
 共に民主党所属のコメント部隊として活躍してきたのはまず間違いない事実ですね。
 自陣に有利なニュース、あるいは保守側に不利なニュースにコメントして「ホットなニュース」として扱わせる。
 コメントで否定的な話を書いて、ニュースの価値を薄れさせる。
 そういった事業を行い、「うちらはこんなんできますよ」ということで共に民主党に近づき、共生関係になったというところでしょうか。

 で、以前は「ドルイドキングは『自分を大阪総領事にしろ』と言った」と楽韓Webで報じてきましたが、実際には経済的共進化の会の高位会員を総領事にしろと言ってきたようですね。
 このほうが構図としてはわかりやすい。
 「わたしはウリ(主催する経済的共進化の会)に対して利益を与えることができる人物である」ということで団体を運営してきたのでしょう。
 そのために共に民主党の有力議員に近づき、実際にやりとりを行ってきた。
 ウリに利益を与えるという究極の形が高位会員を総領事だの駐日大使にするということだったと。
 大統領府での面接にまで行ったのだけども「今回はご縁がありませんで」と断られた、と。
 そして、ウリであったはずの共に民主党に裏切られたので、不利になるようなコメントを出すようになった……という。

 ムン・ジェイン政権が蒸し返そうとしているイ・ミョンバク主導のコメント部隊は悪いコメント部隊。
 共に民主党につながっていたのはよいコメント部隊。
 それで済ませられる規模の事件ではなくなってきたように思えます。
 キム議員の「そんな人間が支持者にいたかもしれない」→「感謝したことがある」→「URLを送ったかもしれない」→「(大阪総領事候補として)大統領府関係者に面会させた」っていう後退具合がすごい。

 その後、強力な捜査権を持つ特別検事が出てくることに与野党が合意したとのことで、最低でもキム議員は切られること決定かな。
 日本沈没(するからコネを作るために日本に行く)の件、爛れきったウリとナムが見られるであろうことから期待しかありませんね。

ルポ 絶望の韓国 (文春新書)
牧野愛博
文藝春秋
2017/5/19



韓国コメント自作自演事件の主犯、実際に「総領事への推薦を受けて」大統領府で面接していた……これがウリか

大統領府「民政秘書官がドルイドキングを推薦されて人事接触したが、不適合と判断」(聯合ニュース・朝鮮語)
大統領府は16日、コメント操作事件で拘束された金某(ペンネームドルイドキング)氏が、駐大阪総領事に共に民主党キム・ギョンス議員に推薦した人事について直接面会したものの適していないと判断したと発表した。

大統領府の関係者はこの日、記者たちと会ってこのように説明した後、「それ以降は特別な措置をしなかった」と述べた。
先にキム議員はこの日、国会で記者会見を開いてキムさんが推薦された人を青瓦台の人事首席室に話したが、難しいとの連絡を受けて答申した。キムさんが不満を抱いて脅迫性の発言をして人事を求め、これをペク・ウォンオ民政秘書官に渡したと述べた。

青瓦台の関係者は、「キム議員の言葉通り、人事首席室で推薦が入ってきて、それ自体の検証をしたが、大阪総領事職に適していないと考えて起用していなかった」と述べた。
この関係者は、「以後、金議員が2月ドルイドキングという人から一種の圧迫を受けた後、深刻だと思ってバック秘書官に連絡した」とした。
(引用ここまで)

 例のコメント部隊事件の主犯である人物のペンネームをドリューキングと書いてきましたが、「ドルイド」キングであるとのことなので今日からそう記述します。
 さて、ドルイドキングことキム氏と、接触されていた共に民主党議員の両方ともキムなので分かりにくいのですが、実際にキム議員に対して「大阪総領事として赴任させろ」という請託があったのですね。
 で、それだけではなくて大統領府関係者が面会までしたのだけども「大阪総領事としてはふさわしくない人物である」と認定されてそれ以降は接触がなかった……ということなのですが。

 当初は「なんの関係もない」くらいの勢いで記者会見していたものが、どんどんと後退してきていますね。
 共に民主党の党員としてそこそこの関係があり、かつ人事に推薦することを断り切れないくらいの仲ではあったということなのでしょう。
 件のドルイドキングなる人物は「経済的共振化集団」という団体を運営してきて、その集まりで政治家の講演会なんかもあったとのこと。
 で、講演会にきた政治とツーショットを撮って「この政治家とコネがある」ということを示していたとのことです。
 「パワーブロガー・ドルイドキング」としてますます信頼性が高まっていって、というようなスパイラルに乗ることができていたのでしょう。
 ちょっと前に話した韓国映画のザ・キングにも検察庁に入った主人公の父親が詐欺師で、主人公の上司である部長とツーショットを撮ってそれを闇不動産会社のテントに貼っていたなんて描写がありましたっけ。

 で、その最終的な仕上げがドルイドキング本人が大阪総領事になるということだったのでしょうが。
 まあ、残念なことにそこまでの分け前を与えるほどの人物でもなかったと。
 で、今回のコメント自作自演に走った、ということですかね。
 いやぁ……下らない。
 下らない事件ではありますが、韓国社会というものを切り取っているのは間違いないですね。

D&Dプレイヤーにとってはクレリックのサブクラス。
ケルトの賢者「ドルイド」―語りつがれる「知」
スチュアート・ピゴット
講談社
2000/01

韓国での政権批判のコメント書きこみ犯、大阪総領事の座を狙っていた理由は「日本が沈没するから」……??

「コメント操作」ドリューキングが「大阪総領事」要求した理由は(ハンギョレ)
インターネットポータルサイトでムン・ジェイン政府誹謗コメントを書いて推薦数などを操作した疑いを受けているキム某(ID「ドリューキング」)氏が昨年の大統領選挙後のキム・ギョンス加え、民主党議員に大阪総領事職を要求したことが明らかに最近の議論になってている。これに対してキム氏が運営していた経済的共振化集団の会員が「いくつか預言のような内容がある。日本が沈没 する場合に備えたものである」と16日主張して目を引く。 (中略)

◆匿名> 日本は、最終的には崩壊すると信じているんですよ。だから日本を離れる資本があり、それらのための場所が必要なような時点が来るということで準備をするんです。当然あちらで影響がある人、このような人々とコネをつけなければなりませんし。

◇キム・ヒョンジョン>ちょっと待ってね。日本はあなたたちの預言、「ソンハ秘訣」によると、日本は沈没する。そのために政界にコネをつける。それはなんの言葉ですか? 沈没をするのになぜコネが必要ですか?

◆匿名>沈没したら多くの人がどこに行くか? 近くの韓国とか北朝鮮、満州とかそういったところに最終的には場所が必要になるだろう、現時点で我々の組織内部の人間が、そういったことに関しての準備する必要がある。このような計画があるんです。

◇キム・ヒョンジョン>私は今聞いてもこれが何の論理なのかはよくわかりませんが……そのためには、今総領事として行っておいてあらかじめベースを固める必要がある……このようなものですよね?

◆匿名>はい。
(引用ここまで)

 で、出たー。
 日本沈没説。韓国では基本的な認識のひとつです。
 韓国特派員が現地の人と仲良くなると「韓国に引っ越してきなさい。日本は沈没するのだから」って助言されるっていう話があるくらいで。
 日本人がこれといって正式に仏教のことを学んでいなくても「地獄」とか「三途の川」について知っているように、韓国では「日本は将来沈没する」というのは常識なのです。
 どんなに日本が優位であっても、二言目には「でも日本は沈没するんでしょう」って言われるくらい。
 日本列島が総じて沈むような事態だったらすぐ横の韓国が無事でいられるわけないのですがね。

 おそらくエドガー・ケイシーのアカシックレコード云々の予言から来ていると思われます。
 1958年から1998年の間に日本列島は太平洋に沈むというもので、これが韓国人の願望とあわさったものとなっているのでしょう。
 韓国では本当に一般的に知られている話なのです。
 ドリューキングは自分、もしくは自分が開催している団体(経済的共振化集団)のメンバーがそれに備えて日本の総領事にならねばならないという認識だったとのことです。

 わけが分かりませんかね。
 でもまあ、こうして「大仰なことを声高に叫ぶ」というのはカルトの首領がよくやる手段。
 主催していた団体のメンバーに向けて「私はムン・ジェインを支持した。その見返りとして日本大使、もしくは日本総領事になる」というような話が、自分を大きく見せるために必要だったのでしょう。
 なんというか……滑稽なことこの上ない事件ですね。

新装改訂版 眠れる予言者 エドガー・ケイシー
光田 秀
総合法令出版
2018/2/14

韓国ニュースサイトに政権批判コメントをマクロで書き込んでいた人物、実際にはムン・ジェイン支持者だった。犯行動機は「ウリなのに分け前をもらえなかったから」だった……

親ムンパワーブロガーである「ドリューキング」、大阪総領事の地位を要求していた(京郷新聞・朝鮮語)
ムン・ジェイン政府を批判するインターネット世論操作に拘束されたキム某(48)が大統領選挙後に加え、民主党議員に大阪総領事職を要求したと15日、確認された。金氏は、オンラインで「ドリューキング」というペンネームで活動してきた有名な論客で、これまで親ムン・ジェイン性向を示している。(中略)

コメント操作の疑いで逮捕されたデモ3人のうち、金氏は、オンラインで「ドリューキング」というペンネームで活動してきた有名ブロガーであった。彼運営するブログ「ドリューキングのデータウェアハウス」は、累積訪問者数万980万人に達している。2009年と2010年には、ネイバーのプレビュー・人文・経済分野」パワーブログ」で2年連続選ばれた。金氏は、2000年代から盧武鉉前大統領を公然と支持するなど、親盧武鉉・チンムン・ジェイン性向論客でも知られている。昨年の大統領選挙を控えてドア大統領を公開支持し、2012年の大統領選挙では、アン・チョルス当時大統領候補について「MB(李明博前大統領)の復活」と主張した。

金氏は、オンラインの認知度をもとに、2014年の「経済的共振化の会」というインターネットカフェを開 して会員を集めてオンラインだけでなく、オフラインでも有名政治家などを招いた講演会を開くなど歳を誇示してきた。 (中略)

しかし、民主党関係者は京郷新聞との通話で、「ドリューキングが海外公館を要求した。大阪総領事桁を要求したが拒否した」と述べた。金氏は、過去の大統領選挙でムン・ジェイン候補を助けたが、新政府発足後「対価」を受けないと「アンチ」に転じ犯罪を犯したのである。
(引用ここまで)

 どうもこの事件が腑に落ちないというか。
 共に民主党の代表が「NAVERニュースのコメントが政権批判に偏っているのはおかしい」として、コメント操作を疑ったら共に民主党党員の自作自演だったというもの。  面白いというか滑稽ではあるので扱いましたが。
 政権与党が「コメント操作がある」って糾弾するっていうのも変ですし、それに対して当該の会社が警察に捜査依頼をするというのも変。
 韓国らしいといえばらしい話ですが。オチも含めて。  なんとも腑に落ちない感はあったのです。

 ちなみに家宅捜索が入ったときに、この犯人がUSBメモリをトイレに流そうとしたというテンプレ行動もあったそうですよ。

世論工作、保守に被せ「証拠USB」トイレに流した民主党員(中央日報)

 さて、このドリューキングなるパワーブロガー、元々はノ・ムヒョン支持の立場にいたそうですね。累積訪問者数は980万人……パワーブロガーなのにユニークユーザーが980万人? 楽韓Webでもユニークユーザーは7500万人を越えてますが……。
 そのあたりの数字は国にもよるとは思いますけどね。
 まあ、どちらにせよ長年左派を応援してきた人物であることは間違いないようです。
 で、ムン・ジェインをパワーブロガーとして支持してきたのだから、大阪総領事の地位を渡せと共に民主党のキム・ギョンス議員に請託したとのこと。

 ですが、当然のように断られたと。
 この一連の動きでどうにか腑に落ちたという感じですかね。
 以前、民主労総がムン・ジェインに対してさまざまな要求をしており、ムン・ジェインはそれを受け入れざるを得ないという話をしています。
 「個人の意思がどうであれウリには報酬を、そしてナムには復讐を与えなければならない」と書きました。なぜなら「そうしなければ恨が晴らされず、その恨が自分に向かってくるからだ」とも。
 そのスケールの小さいバージョンが今回の事件です。
 韓国ではこうして支援者が「分け前」を要求する、というわけなのですね。

 とまとめたところで、これ関連でもうひとつ面白いニュースが入ってきてしまった……うう、もうひとつエントリを書きましょう。

ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座
菅家 伸
ソーテック社
2016/11/3

韓国与党代表「ネットニュースへのコメントが政権批判に偏っている。組織的犯行だ!」 → 与党党員の自作自演だった……

政府批判コメに大量「いいね」、韓国与党党員3人逮捕=ソウル地方警察庁(朝鮮日報)
韓国の大手インターネット検索サイト「ネイバー」の掲示板で「いいね」の数を不当に操作したとして、与党「共に民主党」の党員3人が警察に逮捕された。平昌冬季オリンピックの女子アイスホッケー競技に南北合同チームが出場したニュースが国内外で大きな話題になったが、3人はこれに関連する記事へのコメントの中で、政府に批判的な意見に対して、特殊なプログラムを使って「いいね」を集中的にクリックさせていた。また3人は共に民主党のある中堅議員とメッセンジャープログラムを使ってやり取りを行っていたこともわかった。

 3人は600以上のIDを事前に確保し、そのIDを通じて記事へのコメントに特殊なプログラムを使って「いいね」を自動的につけさせていた。「文化体育観光部(省に相当)、大統領府、与党はすべてミスを犯した。国民は怒っている」「汗を流してきた選手たちに何の罪があるのか」といった現政権を批判する書込みに対し、共に民主党の党員が「いいね」をつけさせたのは一見矛盾しているようだが、これについて3人は警察での取り調べで「保守たちがプログラムを使って(ネットでの書込みを)どのように操作しているのかテストしたかった」「その際、保守が『いいね』の数を操作したようにみせかけたかった」などと供述しているという。 (中略)

 3人は2016年に共に民主党員となり、毎月1000ウォン(約100円)の党費を納めてきたこともわかった。警察の関係者によると、容疑者らがこれまで共に民主党主催の集会などに参加してきたかどうかはまだ確認できていないが、一方で共に民主党とは逆の保守的な考えを持つ偽装党員でないことも確かなようだ。
(引用ここまで)

 以前、与党である共に民主党の代表であるチェ・ミエから「NAVERニュースに政権批判のコメント登録が異常な数で行われ、かつ『いいね』がつきすぎている。これはコメント操作されているに違いない」と公の場で述べたことがありました。
 具体的には「女子アイスホッケー南北統一チーム結成について、韓国代表を無視したものだ」とするコメントが書かれ、それが支持されていたということを指していました。

韓国与党「ニュースサイトで政権批判のコメントが急増している。これは組織的犯行だ!」……自分たちの北朝鮮ごり押し政策には一切問題がないという認識らしい

 この組織的犯行を黙認したことで幇助していたのだから「NAVERの責任も問う」という姿勢を見せていたのです。
 NAVERはこれに対して自ら警察への捜査を依頼していたのですね。
 こんなことで責任を問われてはたまらないといったところだったのでしょう。

 で、その捜査結果が出まして。
 「共に民主党の党員が書きこみプログラムを使ってコメントし、かつ『いいね』を自動的に押すようにしていた」というものでした。
 大笑い。完全なるやぶ蛇ですね。
 3人ではありますが確かに組織的な犯行ではありました。
 まあ、正直なところこの工作がなくてもアイスホッケーの南北統一チーム結成については若者を中心に炎上していたでしょうけどね。

 野党側は「保守側の工作だと言っていたチェ・ミエの責任はどうなるのだ!」と糾弾を開始しており、政治的に炎上しかかっています。
 でもまぁ……現状の力を失った保守派の抵抗材料としては弱いかな、とは思われます。種火レベル。
 すでに保守党の力というのは相当に削がれています。6月の統一地方選挙でさらに弱まるでしょう。
 ムン・ジェイン政権の5年間だけで再起不能になるほどのダメージとなり、左派政権が延々と続く感触がありますね。


「韓国広報専門家」のソ・ギョンドク教授、選挙時の世論操作をしていた容疑で捜査される → 「関係していたら教授も広報活動もやめる」→ 嘘でした

ソ・ギョンドク「お金ないた→受けた」と言葉を翻した理由とは(韓国経済TV・朝鮮語)
「国家情報院のコメント部隊」チーム長(外郭長)の活動疑惑を受けているソ・ギョンドク教授が国家情報院のお金を受け取ったことがない従来の主張をひっくり返し作品展示のための運搬費支援を受けたことがあると明らかにした。

先立って去る4日JTBCは国家情報院の民間人のコメント部隊長に活動費を与えた後、領収書のソ・ギョンドク教授のサインが入った200万ウォン相当の領収書が発見され、証拠として提出されたと報道した。

これに対してソ・ギョンドク教授は、「教授と20年以上してきた韓国の広報活動をすべて降りておく」と断言し、国家情報院側とどのような出会いを持つことも全くなく、活動費を受けた内容は事実ではないと否定した。

特にソ・ギョンドク教授は、「(国家情報院から)お金を受け取った記憶が全くない。率直に言って、領収書のような紙に署名した記憶も出ない。国家情報院が確保したという領収書は、私に一度見せたらいいだろう」と自信を見せた。この疑惑が浮上したのには、国家情報院に通う知人が自分の名前を売って虚偽の事実を報告したという説明も付け加えた。

しかし、5日ソ・ギョンドク教授は、国家情報院から支援費を受けており、署名した事実もすべて認め、既存の主張を覆した。ただしこれは、コメント部隊活動費名目ではなく、ユネスコハングルの作品展示のための運搬費支援だったと釈明した。また、この支援費も、「知っている国家情報院職員が助けてくれただろう」と言って議論の余地を残した。
(引用ここまで)


 ソ・ギョンドク教授がいわゆる「コメント部隊」として働いていたのではないかということで警察から捜査を受けている、という話題。
 このコメント部隊の話を書くのははじめてじゃないですかね?
 ちょっと解説しておきましょう。

 2012年の大統領選で「パク・クネ(あるいはイ・ミョンバク)は正しい、ムン・ジェインの言うことは間違っている」とNAVERだのDAUMだので書き続けて、世論を操作したという疑惑がありまして。
 疑惑というか、公職選挙法で逮捕された国情院職員がいたので事実やっていたのですが。
 これを主導していたのが「国家情報院=国情院」なのですね。

 すでに終わった事件かとも思われたのですが、ムン・ジェインが大統領になってから再捜査がはじまっています。なんでかって?
 そりゃ、そういった手段で2012年に自分を落選させたパク・クネ(とイ・ミョンバク)に復讐するためですよ。
 それもかなり徹底したものとなっているとのことです。

 で、その徹底した捜査の中でソ・ギョンドクの関与が浮かんできたというのが今回の話。
 当初、この疑惑が明らかになったときには一切関係ないと明言していたのですよ。

「(国情院との)関係は一切ない」
「(関与していたら)20年間続けてきた韓国広報活動をやめる」
「教授も辞める」
「200万ウォンの領収書が出た? サインした覚えなどない」
「その領収書とやらを私に見せてみろ」

 このくらいの強さで断言していたのですね。
 で、昨日になってから──

「やっぱりお金はもらっていた」
「200万ウォンの領収書にサインしたのも自分だった」
「コメント部隊としてではなくて、ユネスコのハングル展の運営費支援のお金だった」

 などと言い出したとのこと。
 1日でなにがあったのか気になるところですね(笑)。
 ちなみにこのスクープを出したのはJTBCで、チェ・スンシルのタブレットPCを入手したとして世紀のスクープを手にしたところです。

 反日的である、ないを別にしてどうもこの教授、言っていることがおかしかったので人間的にアレなんじゃないかなぁ……という感じはしていたのですよね。
 「国外に衣料品を送るボランティア活動の送料を作るために、衣料品の99%を国内で売り払った」とか。
 「日本の主要都市に数万枚単位のポスターを貼ってきた」って豪語したのに、そのポスターを見たという日本人がひとりもいなかったり。
 ニューヨークのタイムズスクエアに独島広告を出した広告料を代理店が持ち逃げしていたなんてこともありましたね。
 韓国人としては当然といえる行動ですが、論文盗用もやっていました
 化けの皮がついにはがれたというか、個人的にはすごく納得しています。
 こういう行動をしていくには、韓国では政権とべったりになっている必要があるのだろうな、とも思いますしね。

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