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サムスン電子「Galaxy S8に音声対応アプリと専用ボタンを搭載!」 → ユーザー「なんでこんなものを搭載した!」とクレーム続出、その理由とは?

サムスンスマホ「S8」、音切れと画面破損で不満続出(朝鮮日報)
 22日現在、インターネットの各種コミュニティーの掲示板には「再生ボタンを押しても音が出ない」「(動画共有サイト)ユーチューブや音楽が、1−2秒で聞こえなくなる」「音楽を聞いていると突然音が聞こえなくなり、電源のオフ・オンをするとまた聞こえるようになる」など、音響に関する問題を指摘するS8ユーザーの声が次々と寄せられている。「イヤホンを差すと聞こえる」「スピーカー側を強く押すとまた聞こえるようになる」など解決策も書き込まれている。音響の問題は海外でも指摘されている。英国のIT専門メディア「トラスティ―ド・レビュー」は11日(現地時間)、ユーザーが投稿した動画と共に「オーディオの欠陥はハードウエアの問題という可能性がある」と報じた。

 「ギャラクシーS6エッジ」のときから指摘されていた曲面スクリーンの耐久性についても、問題視する声が相次いでいる。S8は全てが曲面スクリーンの機種として発売されているため、スクリーンの角が割れるケースが頻発しているのだ。あるユーザーは「リビングのソファーに落としたが、スクリーンの角が割れてしまった」と話した。
(引用ここまで)

 朝鮮日報では音切れとedgeディスプレイに起因する画面破損だけが問題であるかのように書いています。
 それにしても音切れの問題はしょぼい。700ドル以上するスマートフォンにおいてはありえないしょぼさ。
 これ以外にもGalaxy S8は海外マスコミではけっこう叩かれていまして。
 なぜかForbesがよく「Galaxy S8、けっこうしょもないぞ」みたいな記事を書いています。

4 Problems With The Galaxy S8 That Samsung Can Fix With The Galaxy S9(フォーブス・英語)

 「もはやGalaxy S9に期待したほうがいい」みたいな感じの記事ですね。

 その最たるものがBixbyボタン。Galaxy S8の画面左側に物理ボタンが備えられていまして、これはBixbyという音声対応ソフトウェアが起動するものなのですが。
 現在のところ、韓国語にしか対応していません。
 さらに韓国語ユーザーに言わせるとろくに使えない機能だとのこと。なんでGoogleアプリにかぶせてきたのか理解できない、とのことです。

 つまり、韓国人ユーザー以外にはなんの恩恵もない、そして韓国人ですらまともに使えないソフトに専用の物理ボタンを搭載してコストを上昇させてしまっているのですね。
 しかも、このボタンを他の用途に転用することはできません(笑)。
 英語対応は「春の遅く」とされていたのですが、遅れに遅れていて「今年上半期には……」とされています。ちなみに英語以外の言語にも対応予定なのだそうですが、いつになるかは分かりません。
 ちなみに本体の発売は4月21日でした。

 あと指紋認証が最悪とのこと。
 認識速度が遅いだけでなく、カメラの横に備えたせいでどうしてもレンズに触れてしまって汚れるという、現在のスマートフォンの使用用途として根本的な問題を抱えている。
 デザイン性を優先したようですね。

gs8p_camera
画像はドコモのサイトから。……これはひどいな。

 他にも搭載しているAPUのSnapdragon835はQC4.0に対応しているのに、なぜかいまだにQC2.0にしか対応していない。
 爆発騒ぎを起こしていたGalaxy Note7でもQC2.0にこだわっていました。チップセット自体はQC3.0に対応していたはずなのですが。
 画面が異常に赤い個体がある。
 虹彩認証をハックされた、等のレポートが上がっています。

 まあ、もっとも売れているスマートフォンのひとつであることは間違いないからこそ、こういったレポートが上がってくるのでしょうけどね。
 ま、どちらにしても曲面ディスプレイは個人的に使いづらいので買いません。

日本市場で振るわないサムスンのスマホ。シェアの低下理由は日本人の対韓感情にあり?

日本のスマホ市場シェア、サムスンは3.8%で5位…1位は?(中央日報)
サムスンのスマートフォン、日本でなぜ力を発揮できないのか(中央日報)
日本のソニーは1−3月期にスマートフォン110万台を出荷して13.5%のシェアを記録した。ソニーは出荷量で2位だが1位のアップルとの格差は大きい。富士通が5.9%、シャープが4.1%と続いた。

サムスン電子の1−3月期の日本のスマートフォン市場シェアは3.8%で5位にランクされた。サムスン電子の日本のスマートフォンシェアは2012年の14.8%から2013年に10.7%、2014年に5.6%、2015年に4.3%、2016年に3.4%と下落傾向を見せている。
(引用ここまで)
市場調査会社のストラテジーアナリティクス(SA)が22日に明らかにしたところによると、1−3月期に日本市場でサムスン電子のスマートフォンのシェアは3.8%で5位にとどまった。サムスンの墜落の裏にはアップルの善戦がある。iPhoneの1−3月期の日本市場でのシェアは51.3%に達した。アップルはiPhone7シリーズを発売した昨年4−6月期に初めて四半期シェア50%を突破した。

日本だけではない。SAによるとサムスン電子は中国のスマートフォン市場でも1−3月期に3.1%のシェアを記録し8位に落ちた。昨年1−3月期のシェア6.7%が1年で半減した。ファーウェイ、OPPO、vivo、シャオミのような現地企業だけでなく、アップルのシェア7.7%にも大きく及ばなかった。

中国と日本でサムスン電子のスマートフォンが売れない理由は何か。微妙な競争心理が原因のひとつとみられる。電子業界関係者は「韓日中の国民は競争的に『われわれの技術の方が優れている』という自負心があり、お互いの製品を排斥したりする。米国製品にはこうした拒否感がないものとみられる」と話す。
(引用ここまで)

 サムスン電子の日本におけるスマートフォン市場で最大のシェアを取っていたのが2012年。
 2012年の頃であれば、ギャラクシーS2〜S3くらいまでの頃。
 当時はまだまだAndroidは洗練されていなくて、比較的パワフルなプロセッサを搭載していたギャラクシーSシリーズの動作が他のAndroidよりもよかったのですよね。
 この頃はまだドコモがiPhoneの取り扱いをしていなかったので、そのシェアを取ることができていた……ともいえますが。

 実はサムスン電子がもっともドコモに推されたのは、その次のギャラクシーS4の頃なのですよ。
 ラインナップにiPhoneのないドコモはXperia AとギャラクシーS4の2機種を前面に押し出すことで、「うちもスマートフォンありますからね」という広告戦略をとらざるを得なかったのです。
 これが2013年の春モデルだったかな。
 ですが、その推しに推された年からシェアの下落がはじまっている。

 2012〜13年になにがあったかといえば、イ・ミョンバクの天皇謝罪要求です。
 あれは本当に日本人の表情が変わった事件でした。
 外務省の外交に関する世論調査でも完全に数字が入れ替わったものでしたね。

 広告戦略では推されていたにも関わらず、大きくシェアを落としたのは日本人の対韓感情があったからではないか、と思われるのです。
 ま、2013年9月からはドコモもiPhoneを扱いはじめているので、それが大きな原因でもあるのですが。
 それでもソニーはなんだかんだで2位のシェアをキープしている。
 一方でサムスン電子は3.8%で5位。
 そこにはドコモによるiPhone取り扱い開始以外の理由があるはずなのですよね。

 最終的には「サムスン」のロゴを外すところまで追いこまれたのですが、シェアは復活せず。
 どうにか5〜6位くらいに食いこめるかどうかといった存在感のままでしょう。
 ちなみに韓国のスマートフォン市場シェアは50〜60%くらいがサムスン電子、15〜20%くらいがLG、アップルが10%強くらいでその次につける……という構造まま、この数年間は推移しています。
 日本のiPhoneどころの騒ぎではないレベルでサムスンばっかりでしたね。

かつて靖国神社を占拠したポケモンGO韓国人プレイヤーが韓国に再臨……その活動とは?

かつて靖国神社ポケモンのジムリーダーだった韓国人の近況が公開された(ハフィントンポスト・朝鮮語)
発売6ヶ月ぶりに韓国でサービスを開始したナイアンテックの拡張現実ゲーム「ポケモンGO」。このゲームは、北米、日本および束草など、既に一回熱風を起こしたことがある。

当時、日本では謎のポケモントレーナーがカイリューを率いて靖国神社にあるポケモンジムを占領して、ソーシャルメディアとオンラインコミュニティで注目された。

ポケモンの名前は「安倍バカ」だったが、軍国主義の象徴とされる靖国神社ジムを、このような名前のポケモンと一緒に占領するとは普通の人ではないと思われる。多くの韓国人は延世大学校生命工学科に通う韓国人であると推測したが、これは彼のニックネームからだった。ニックネームが「Yonsei Biotech(延世大生命工学)」だったのだ。

このように靖国神社を占領していた彼は悠々と韓国へと戻ってきたものと見られる。同じニックネームの所有者が韓国で発見されたためだ。彼はまたジムリーダーになっていただった。

それも高麗大学の科学図書館のジムリーダーだ。

以前のようなニックネームのようなポケモンである。変わったことといえば、キャラクターの服装やカイリューの名前程度しかない。キャラクターの服装は、すべての青で統一されており、まるで延世大学校を象徴するかのように思われる。カイリューの名前である「猫グイヨウォ」は、高麗大の学生を意味したものと思われる。
(引用ここまで)

 小ネタ。
 ポケモンGOは日本配信に先行して韓国のごく一部でだけプレイできたこともあって、そこでプレイできていた韓国人のレベルが先行していたのです。
 そのごく一部の自治体がポケモンのイラストを勝手に使って村おこしとかやろうとしていたなんてこともありましたね。

 その配信開始直後、靖国神社がジムになっていた時期がありました。
 靖国神社のジムに中国人、韓国人が押し寄せてきたということがあったのですよ。
 で、争うようにしてジムリーダーになって、そこに登録したポケモンに「ABEISIDIOT」だのなんだのバカな名前をつけていた輩がいたのです。
 そのうちのひとりにYonseiBiotechというニックネームのプレイヤーがいて、延世大学生命工学科の学生ではないかといわれていました。

 そのニックネームのプレイヤーが、ポケモンGOが正式配信された韓国でまた現れて、今度はライバル大学とされている高麗大学のジムリーダーになって、そのポケモンの名前を高麗大学を蔑む「猫なんちゃら」というものにしていた、というお話でしたとさ。
 延世大学と高麗大学は日本でいえば早慶に当たる名門大学でライバル同士。高麗大学のエンブレムが虎なので、延世大学の学生は高麗大学のことを「猫」と呼ぶのだそうですよ。  くだらないなー。
 ちなみにその後、靖国神社からはジムやポケストップは撤去されました

最近は品切れもなくなったようですね。
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任天堂
2016/9/16

サムスン電子「ギャラクシーノート7の爆発原因はバッテリーだけでした!」→専門家「追加調査も必要だ」と厳しい指摘

スマホ爆発:サムスンの発火原因発表に専門家が問題点を指摘(朝鮮日報)
サムスン電子は23日、昨年発生したスマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事故の原因について、バッテリーの欠陥だったと発表した。ノート7向けにバッテリーを供給したサムスンSDIと中国の新能源科技(アンペレックス・テクノロジー、ATL)のバッテリー製造工程に問題があり、サムスンも組み立て過程で不良バッテリーを除去できなかったとの説明だ。(中略)しかし、一部のバッテリー専門家は、調査過程がバッテリーの欠陥を明らかにする点にばかり集中したのではないかと懸念している。 (中略)

サムスンはこれまで3カ月にわたり、700人余りの研究員がノート7の完成品20万台、バッテリー3万個を使って原因究明試験を行い、バッテリーの欠陥を突き止めたという。

 サムスンはまず、サムスンSDIのバッテリーについて、右上段が変形していたほか、陰極材料と陽極材料を分離する膜(分離膜)が薄過ぎたことが原因とした。リチウムイオンバッテリーの中央にある分離膜が破損し、陰極材料と陽極材料が接触したことで発火が生じたとの説明だ。ATLのバッテリーでは、絶縁テープが貼られていなかったか、バッテリーの接触不良で発火が起きたと結論付けた。高社長は「完成品とバッテリーの試験で40回発火を再現した」と説明した。二次電池の場合、平均で100万台に1−2個程度バッテリーの欠陥が発生するが、ノート7向けのバッテリーではそれより100倍以上高い確率で不良が発生していた。

 今回の調査には世界的な安全認証・検査業者の米UL、エクスポーネント、ドイツのテュフ・ラインランドの3社が参加し、サムスンと同様の結論を下した。エクスポーネントのケビン・ホワイト首席研究員は「2種類のバッテリーにそれぞれ異なる問題点が発見された」と指摘した。

 一部のバッテリー専門家は今回の調査結果について、「不良バッテリーが全て発火したわけではない。バッテリーの欠陥が発火につながった条件と環境については明確な調査が行われなかった」と指摘した。ULのサジブ・ジェスダス社長(コンシューマービジネス担当)は「バッテリーの変形など根本的な原因を解明するためには追加的な調査が必要だ」との意見だ。

 バッテリー専門家である蔚山科学技術院(UNIST)エネルギー・化学工学部のチョ・ジェピル教授は「アップルのiPhoneなど高容量のバッテリーを使用するスマートフォンが増えたが、ノート7のような大規模な発火事故はこれまでなかった」とした上で、「大半のスマートフォンメーカーが不良バッテリーを自社の調査で特定し除去している上、たとえ搭載されても発火を防ぐシステムが整っている」と指摘した。サムスンがバッテリーだけでなく、ハードウエア、ソフトウエアなどあらゆる分野で安全性を強化する措置を取ったことも潜在的な不安要素を取り除く狙いがある。韓国電子部品研究員次世代電子センターの朴哲完(パク・チョルワン)元センター長は「電子機器のバッテリーの発火はさまざまな原因が複合的に作用した結果だ。バッテリーの欠陥以外に他の要因がないかどうか精密な調査が必要だ」と呼びかけた。
(引用ここまで)

 以前からバッテリーに関する設計ミスではないかという話は出ていたのです。
 それもサムスン電子側のミスとして。
 それがこの記事の記者会見ではまるで「バッテリーの設計ミスは我々のミスではないが、最終製品製造者として我々の監督責任もある」みたいな話になってるのが謎。
 バッテリーメーカーとしては、サムスン電子から製造を依頼されてその通りの品物を納入しただけという認識だと思いますけどね。

 サムスンSDIが「今回の調査内容を受け入れる」というコメントを出している(引用部分外)のは、サムスン電子の関連会社であることが大きな要因でしょう。
 その一方でATLが「話すことはない」としているのは「こちらは先方から依頼があったものを製造して納入しただけだ」という気分があるからでしょうね。

 実際に調査を担当した会社からも「追加調査が必要」というコメントが出ています。
 まだまだ問題は収束したとは言いがたい、というのが本当なのでしょう。
 サムスン電子が爆発事故の影響からどれだけ逃れられるのか、というのはギャラクシーS8が発売になってみないと分からない部分ではないかと思います。

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バンダイ

ギャラクシーノート7の爆発でサムスン電子のスマホ営業率も、中国市場でのシェアも「その他」へ……

サムスン電子の屈辱…中国の華為に押され「その他のメーカー」に転落(中央日報)
急速に駆け上がる「中国スマートフォン」(ハンギョレ)
サムスン電子の面子に傷がついた。世界のアンドロイドスマートフォン市場で、これまで守ってきた営業利益1位の座を中国の華為に明け渡した。サムスン電子は「その他のメーカー」に落ちた。ギャラクシーノート7の生産中止のためだ。

市場調査会社のストラテジーアナリティックス(SA)が22日(現地時間)に発表した「2016年7−9月期のグローバルスマートフォンの営業利益額シェア率」によると、アップルは営業利益85億ドル(約9631億円)で、市場全体の91.0%を占めた。これは歴代最高値となった。

中国の華為は、2.4%で2位だった。中国のVIVOとOPPOがともにシェア率2.2%で華為の後に続いた。これら中国スマートフォン三銃士の合計シェア率は6.8%だ。

サムスン電子は、アップルと中国3大メーカーを除いた「その他のメーカー(2.2%)」に含まれた。サウスチャイナ・モーニングポストはSAのアナリスト、ニール・モーストン氏の言葉を引用し、サムスン電子は7−9月期に営業利益額シェア9位へ滑り落ちたと報道した。 (中略)

しかし、モーストン氏は「サムスンがギャラクシーS8といった新たな主力製品を発売すれば、アップルに続き世界で2番目に収益性がよいスマートフォンの供給業者に返り咲くものと見ている」と予想した。
(引用ここまで)
 華為の後に続いたのも急浮上する中国スマートフォンメーカーで、今年中国市場で善戦したOPPOとVivoである。営業利益占有率がそれぞれ2.2%だった。中国の音響専門企業BBKの子会社である両社は、2年前まで“中国内ビッグ5”にも入っていなかったが、急速に販売量を増やし、今は“世界ビッグ5”に挙げられる。市場調査機関カウンターポイントの資料によれば、両社の今年第3四半期の中国市場での出荷量は4千万台(32.8%)で、アップル(8.4%)とサムスン(5%)を大きく上回った。OPPO(16.6%)とVivo(16.2%)が華為(15%)を抜いて中国市場占有率で1,2位を並んで占めたことも目を引く。ブルームバーグはOPPOとVivoが莫大な数のオフライン売場を率いて地方都市を優先攻略したことが功を奏したと分析した。もちろん各売場に手厚い補助金を支給したことも一役買った。これは北京や上海など大都市を中心にオフライン販売を止めてオンライン販売に集中して流通原価を下げた小米(シャオミ)と対照的であるだけでなく、他企業が簡単に真似できないマーケティングでもある。

 OPPO、Vivo、華為、小米を合わせた「中国スマートフォン企業ビッグ4」の合計市場占有率は昨年の48.3%から1年で58.4%に10%ポイント以上急成長した。これはギャラクシーノート7の発火事故で苦戦したサムスン電子が中国市場で萎縮したことと関係が深い。
(引用ここまで)

 ま、営業利益占有率については次の四半期で多少は上がるでしょうし、S8が発売されればまた変わってくるのでしょう。
 ただ、S8の発売を以てしても覆せないのは中国市場での存在感の希薄さ。

 かつて中国市場はサムスン電子にとって黄金色に輝いていた市場でした。2011年終わり頃にノキアが没落して、サムスンが隆盛を誇るようになりました。
 その頃の中国市場におけるシェアは25%ほど。中国人が購入するスマートフォンの4台に1台がサムスン製。特にギャラクシーSあたりの高級機で多くの売上を誇っていましたね。
 あたかもその栄華が永久に続くくらいの勢いで語られていましたっけ。「サムスンの品質が世界最大の携帯電話市場である中国を圧倒的に支配した」みたいな記事がいくつも出ていたのを覚えています。
 まあ、ほんの5年で「その他」に組み入れられることになろうとは思っていなかったでしょうが。

 現在でも北米市場ではシェア1位となっていますが、これがどう推移していくのかがキモかなぁ。
 ギャラクシーノート7の爆発によるブランド毀損がどのていどになるのか。いまサムスンのスマホユーザーがどれだけ「次もサムスン」となるのか。
 「ブランド毀損が大きい」という説も、「ほとんど影響がない」という説もあってどうなるのか実際にS8が出てみないと分からない部分でもあります。
 あれだけアメリカで貶められたトヨタのブランドがそれほど揺らがなかったことを見ても、大きな影響はないのかな、とも思いますけどね。

SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する
齋藤勝裕
シーアンドアール研究所
2016/1/26

韓国携帯代理店「ギャラクシーノート7を他社製品に交換? じゃあ、渡したおまけも全部返品な」……ところで原因究明まだー?

スマホ爆発:景品のラーメンも返品? 製品交換で苦情噴出(朝鮮日報)
 サムスン電子が生産・販売を打ち切った最新スマートフォン「ギャラクシーノート7」の交換・払い戻しをめぐり、購入時の景品に関する消費者の不満が高まっていることが分かった。一部の代理店が同製品の購入者にプレゼントした景品について、購入者が未開封の状態で返品するか、現金で同等の金額を支払わない限り、ギャラクシーノート7の払い戻しまたは他社製品への交換に応じていないからだ。

 消費者相談センターなどに寄せられた苦情を分析した結果、ギャラクシーノート7の交換・払い戻しを開始した10月13日から1か月間で、同製品に関する相談は223件あり、そのうち景品に関する苦情が50件と最も多かったことが分かった。

 苦情は、景品の未開封状態での返品や現金での支払いを代理店に求められたというもので、特に、LGのV20やアップルのiPhone7など他社製品への交換を希望した場合にこのようなケースが発生していた。

 代理店の景品とは異なり、サムスン電子や移動通信各社が提供した景品は返品の必要がない。サムスン電子は当初、ギャラクシーノート7の払い戻しには景品の返品も必要との立場だったが、景品を返してもらう法的権利がない上、「米国では景品の返品は不要との措置が取られた」とのニュースが伝わるなど、世論が悪化したため、景品の返品は不要との決定を下した。

 これまでにギャラクシーノート7の回収率は40%台だという。
(引用ここまで)

 代理店というと、ドコモショップとかソフトバンクショップにあたるところですかね。
 爆発の危険があるリコール対象のスマートフォンを交換しにいったら「おまけの品も返せ」と言われたっていう。
 代理店としては、「サムスンのスマートフォンを買ったからこそおまけの品をつけたのであって、、他社製品に乗り換えるのであれば話は別」という考えかたなのでしょうけども。
 なんというか、本末転倒というか。リコールの意味がないだろうって話ですね。
 北米では政府機関から命じられた公式リコールなので、ユーザー保護の観点から返品を優先しているのでしょう。
 韓国でのそれはあくまでも自主リコールですからね……。

 そして、チェ・スンシル事件ですっかり影が薄くなってしまったのですが、いまだに原因究明ができていないのです。
 発売が8月19日。直後から発火、爆発の報告が多数会って最初の自主リコールは9月2日。北米での公式リコールが9月16日。
 発売からは3ヶ月、公式リコールから2ヶ月が経過しているにもかかわらず、なんのアナウンスもなし。

 時間が経てば経つほど、消費者の印象は悪化するでしょうから一刻も早くに発表するのが最良。それができないということは、よっぽど原因究明に時間がかかっているか、あるいは発表できないような部分にあるのか。

サムスン・クライシス 内部から見た武器と弱点 (文春e-book)
張相秀
文藝春秋
2015/1/25

サムスンが必死すぎる……「ギャラクシーノート7ユーザーはS7に機種変してくれたらS8でもノート8でも発売日に交換できます!」と必死にアナウンス

【取材日記】サムスンが知らない「ノート7」交換率の低い理由(中央日報)
ノート7をギャラクシーS7に交換すれば、S8の購入時に分割払い金の50%を免除(東亞日報)
Despite explosions, 33% of Galaxy Note 7 owners in Europe haven’t returned their device(BGR/英語)
「Note」シリーズは終わらない! Samsungが韓国のNote 7ユーザーに、Note 8へのアップグレード補償プログラムを発表(GIZMODE)
一方、悲しい結末に向かっているものもある。記者とギャラクシーノート7の関係だ。連絡先とアプリを苦労しながら慎重に移したのが2カ月前のことだ。最先端機能が多いノート7はさまざまな楽しみを与えてくれた。ところが誰もが知るあの事態が発生した。記者は「完全無欠」という新しい機器に交換してもらった後、連絡先とアプリを移し、指紋と虹彩を採取してサムスンペイ用カード情報を入力するなどの作業をそのまま繰り返した。いら立ったが、これで大丈夫だろうと思いながらだ。しかし予想はまた外れ、結局、記者とノート7の関係は終末を迎えることになった。

ところが記者は今、製作企業との関係も終えるべきかどうか悩んでいる。旧型フォンに交換するという言葉に堪忍袋の緒が切れた。ノート7の生産中止は消費者の責任でない。全面的に企業側の問題だ。なら同級または上位の製品に交換するのが常識だ。しかし企業側は来年出る新型フォンには交換できないという立場だ。インターネット上には記者のような不満を吐露する「ノート7同志」があふれている。交換率が低い最も大きな理由はまさにこれではないだろうか。
(引用ここまで)
韓国のNote 7ユーザーへの追加補償策として発表されたのは、2017年リリース予定のGalaxy Note 8へのアップグレードプログラム。対象となるのは、Note 7から乗り換えが推奨されるGalaxy S7/S7 edgeへ端末移行したユーザー。S7/S7 edgeを2年払いで契約すると、来年発売予定のGalaxy S8/Note 8が出たさい、端末がアップグレードされます。この時、S7/S7 edgeの残りの1年分の端末代金はチャラになるというのが大きなポイント。

少々ややこしいプログラムではありますが、SamsungのNoteブランドへのこだわりと必死さが表れた補償だと言えます。なんせ、まだ正式には未発表のNote 8まで持ち出して、ユーザーをひきとめようというのですから。Noteブランドを継続してくれるユーザーに対する手厚い対応です。
(引用ここまで)
 現在、韓国でギャラクシーノート7を交換したユーザーは10%とされています。
 案の定、こうして待てば待つほどよりよい交換条件が得られている。
 ギャラクシーS7と交換だけであったものが、S8発売時にそちらとの交換もできるという話になり、さらにはまだ影も形もできていないギャラクシーノート8が発売される際にはそちらとも交換ができるという条件になりそうだとのこと。
 その昔、ギャラクシーノート 8.0という製品があったような……。

 3番目の記事は「ヨーロッパで交換しているギャラクシーノート7はまだ33%」というものですが。さすがに韓国よりは多いですね。
 で、最初の記事は「なんで交換しているユーザーが少ないんだと思う?」っていう記事。
 まあ、メイン機を切り替えるのは面倒が少なくないので機種変を少なくしたいというのは実際のところです。

 自分の端末は大丈夫だと信じたいのでしょう。
 1ヶ月ちょっとで3回目の機種変更になるわけですよ。度重なる機種変は面倒だし、設定のやり直しも勘弁してほしい。さらには唯一無二のペンが使える大画面ファブレットという部分もある。
 交換したくない気分もわからないではないですけどね。

 面白い表現が英語記事にはありまして。
 ”Without exaggeration, Samsung’s Note 7 is a ticking time-bomb.” ―― 「控えめに言ってもサムスン電子のノート7は時限爆弾だ」だそうです。
 なんかあったらこんだけ騒がれていて「知らなかった」じゃ済まないだろうなぁ。

HUNTER×HUNTER モノクロ版 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)
冨樫義博
集英社
2003/10/3

サムスン「助けて、まだ発火原因が特定できないの!」→人材投入でギャラクシーS8の開発スケジュールまで遅延も

サムスン、「Galaxy Note7」加熱の原因をまだ特定できず--新製品の開発に影響か(CNET)
 サムスンは全世界で「Galaxy Note7」のリコールを発表してから2カ月近くが経過したが、一部の端末で過熱と発火が発生している原因をまだ特定できず、そのせいで次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8」の開発が遅れているという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間10月23日に報じた。

 サムスンの広報担当者はWSJに対し、「われわれは、最初にこの問題の本質を正しく把握できなかったことを認識しており、今も根本的な原因の特定に献身的に取り組んでいる。これまで通り、当社の最優先事項は顧客の安全を確保し、市場に流通しているGalaxy Note7端末をすべて回収することだ」と述べた。

 WSJによると、過熱および発火の原因を突き止める取り組みが、Galaxy S8に影響を及ぼしているという。エンジニアがNote7の過熱問題の原因究明に取り組んでいるため、Galaxy S8の開発が2週間遅れていると、S8開発チームのメンバーの1人はWSJに伝えた。

 サムスンはNote7の2回目のリコールを実施した後、同スマートフォンの生産と販売を中止することを10月中旬に発表した。
(引用ここまで)

 おや、そういえばマスコミから「バッテリーの設計ミスだ」という指摘はあったもののサムスン本体からのアナウンスはまったくありませんでしたね。
 原因が分かっているのか、それともまだ分かっていないのか。
 分かっていてアナウンスしていないのか、それともアナウンスできずにいるのか。

 最初のリコールが9月2日。北米での公式リコールが9月15日。生産中止決定が10月11日。
 充分な時間があったにも関わらず、サムスン電子からのアナウンスは「バッテリーが原因だったので交換すれば大丈夫」という間違ったものだけ。
 その後、原因に関してはまったくアナウンスなし。リークすらない状況です。

 以前、長期的に見たときにサムスン電子にそれほどのダメージがないだろうと予想したのは、現在は大きな潮目の変わり時ではないということがあります。
 かつてモトローラ、ノキアが没落していきました。
 モトローラはGSMから3Gへの転換期で、ノキアはフィーチャーフォンからスマートフォンへの転換期で、それぞれ強みであったものを捨てきれずにタイミングを逸してしまって2位企業の追撃にあってしまったのですね。
 現状、廉価機への需要は強いもののこれらのような強い潮目ではないので、大きなダメージにはならないだろうと予想をしたのです。

 ですが、このまま原因究明ができずに迷宮入りなんてことになれば、シェアの低下が数パーセントでは済まない可能性も出てきますね。
 いつ爆発するか分からないような携帯電話を持ちたがるようなユーザーはいないわけで。
 記事によれば原因究明のために投入されている人的リソースがS8の開発スケジュールにまで影響を及ぼしているとのこと。
 さて、どうなりますかね。

サムスンの決定は何故世界一速いのか (角川oneテーマ21)
吉川 良三
角川書店
2012/3/10

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