楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

セウォル号沈没事故

 相互RSS募集中です

セウォル号がついに地上へと引き揚げられる。しかし、捜索は難航の模様……

セウォル号陸揚げ 船体を埠頭に移動(聯合ニュース)
 韓国南西部・全羅南道の木浦新港に停泊中の運搬船に積載されていた旅客船セウォル号が9日、同港の埠頭(ふとう)に陸揚げされた。

 陸揚げ作業は同日午前9時から始まった。特殊移動装備のモジュールトランスポーター(MT、陸上に運ぶためのタイヤ付き運搬装備)で少しずつ埠頭に移された船体は午後5時半に完全に陸揚げされた。埠頭内の所定の場所に設けられた台座の上に船体を下ろす作業が残っている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、やっぱりでかいなぁ……。
 改造されて総トン数6825トンのフェリーですからね。
 全長146メートル、全幅22メートル、全高14メートル。長さはサッカーのフィールドをはるかに上回っているほど。

 これを捜索目的だろうとなんだろうと解体するなっていう遺族会の主張がいかにでたらめなものか、陸揚げしてみるとよく理解できます。
 目の当たりにしたらとんでもないでしょうね。
 立てるわけにもいかないでしょうから、全幅22メートルを横倒しにしたままで捜索させろってことなんでしょうが……。
 実際に陸揚げ前に事前捜索があったのですが、70分かけて24メートルしか進めなかったとのことです。

「70分の捜索で24メートルしか入れず」…客室の壁崩落したセウォル号(中央日報)

 船体を横たえているわけですから壁が床代わりになるのですが、3年間も海水につかっていたせいで壁がぼろぼろになっててろくに歩くことも難しいというような状況だそうです。
 地上に揚げたのに捜索のための犠牲者が出そうな勢いですわ。 

 でもまあ……解体しないままでの捜索をやらせるんだろうなぁ。

例の件もあるので沈没つながりでついでに。
日本以外全部沈没 パニック短篇集 (角川文庫)
筒井康隆
KADOKAWA / 角川書店
2015/1/25

 

引き揚げられたセウォル号がついに接岸。「引き揚げ作業で傷がついている! これでは原因究明ができない!」……そこ大事かなぁ?

「セウォル号引き揚げの過程で「沈没重要な手がかり」が数々の切断・毀損」(SBS・朝鮮語)
<アンカー>
皆さんこんにちは。4月の最初の週末8時のニュースはセウォル号ニュースで開始します。SBSが単独入手した年月号近接撮影映像を精密分析した結果、船体のあちこちが切断され、また損傷したことで明らかになりました。事故原因を明らかにする重要な証拠と手がかりが引き揚げの過程で消えた可能性があるという懸念が出てきています。
最初のニュースは、ジョウルソン記者です。

<記者>
セウォル号船首左側に二筋の鮮明にへこんだ跡が見えます。
引き揚げの過程で船首を挙げるために、ワイヤが船体を掘り下げて6.5m、7.1mの長さの亀裂が生じたのです。
問題は真相調査に重要な手がかりになる部分まで切断され、毀損されたのではないかということです。
セウォル号左側船尾側の車両出入口はヘリコプターで見たよりもはるかに大きい規模です。
幅7.9メートルの高さ11メートルにも及ぶ車両ドアが、引き揚げの過程で切り取らてしまいました。

「潜水士が入って切断したために……。開いた軸のようですね」

この門が海水が大量流入したために船が沈んだ可能性も提起されましたが、ドアがいつ、どのようにして開かれたのか調査が難しくなりました。

船首前方や右とは異なり、左舷には手すりがありません。
これまで海底に触れており、衝撃がどのようなものであったか調査が必要なところだったが、やはり引き揚げの過程で切られました。

船の方向を左右する舵もセウォル号急転進の重要な手がかりとして必要なものでしたが、ここでも気がかりなことを残しています。
海から引き揚げたセウォル号の舵は右に15度ほど折れています。
沈没当時は、中央またはやや左を指していました。
引き揚げの過程で舵が流れた可能性が提起されます。

パク・ジョンウン常任委員・セウォル号特別調査委員:「(セウォル号)の沈没原因を究明することができる最も直接的な物的証拠。最も重要な証拠だ。次に、これは毀損しないようにしてもらいたいものです」

これまで海洋水産部は、上海サルベージを選択した最初の理由として「完全船体引き揚げ」を打ち出しました。
技術的な難しさを認めても引き揚げの過程で、より慎重にすべきであったという指摘が出ています
(引用ここまで)

 セウォル号が引き揚げられてから曳航されて、ようやく木浦新港に接岸したそうです。
 とりあえず報道メディアがなめ回すようにしてその様子をレポートしているのですが。
 行方不明者捜索さえできればいいんじゃないですかね、というのは第三者的視線なのかなぁ。

 原因究明をするためには船をできるかぎり現状保存のままでどうこうと盛んに言っているのですが。
 どう考えたって原因は韓国のケンチャナヨ精神。
 セウォル号こそが韓国の映し鏡としての存在であるという話は何度もしています。
 いまさら船体というハードウェアを調べて原因究明をしたところで、それがなにかの役に立つのかって話なのです。学術的にはなんらかの知見はあるかもしれませんが。

 ただまぁ、韓国国内に蔓延する陰謀論に対抗するためには必要なんですかねぇ。
 ソウル市長までがその陰謀論に同調して「チャロさま、ありがとうございます」とか書いちゃう始末でしたから。
 こういった都合の悪いことはすべてパク・クネ政権に責任がある……というような空気があるので、それを覆すというか客観的証拠として確保しておきたいという部分はあるのかもしれませんね。

 ま、あとはセウォル号遺族会がうるさいっていうのもあるか。
 これから船内捜索を解体してから行うという予定になっているのですが、そもそも解体に対して遺族会は反対の意向を表明しています。
 さて、どうなりますかね。

ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考 (産経セレクト)
室谷克実
産経新聞出版
2014/7/18

3年前の韓国人「韓国社会は変わらなければ。またセウォル号事故が起きるぞ!」 → 3年後「やっぱり変わりませんでした」

【社説】セウォル号沈没事故3年、韓国社会の何が変わったのか(朝鮮日報)
 問題は、セウォル号の惨事の後、韓国社会の安全システムが改まったとは言えないという点だ。韓国政府は「国家改造」まで宣言して国民安全処を新設したが、何の関わりもない海洋警察を解体しただけで、何が変わったのかという重苦しい思いしかない。これまでおよそ3年の間にも、地下鉄同士の衝突、換気口の崩落、高齢者施設の火災、バスの転覆などの事故が起きた。少し前には京畿道東灘の住宅・商業施設複合ビルで火災が発生し、52人の死傷者が出たが、これは商業施設の管理者が、オープンから6年間も火災報知機を切ったままにしていたからだということが確認された。たとえ閣僚級の安全担当部門をつくったところで、意味はない。市民は相変わらず「まさか」という安全不感症にかかったままで、公務員は点検するふりしかしない。セウォル号の惨事も、船会社の安全不感症と、当局の安逸で起こった。

 過去3年間、セウォル号は絶えず政争の対象になってきた。セウォル号がなぜ沈んだのか、なぜ救助がなされなかったのかは、既に細かく明らかにされている。その明白な事実から目を背けたい人々がいるだけだ。事実と癒やし、再発防止は後方へ押しやられ、鉄拳ばかりが飛び交った。セウォル号の問題を調査すべくつくられた特別調査委員会が1年半の間、一体どんな仕事をしたのか、ほとんど記憶にない。実際、すべき仕事があるはずもなかった。惨事と何も関係ない「大統領の7時間」を明らかにしようとして、もめごとばかりが大きくなった。

 にもかかわらず、韓国大統領選の有力なランナーがきのう「次期政権は第2特別調査委を立ち上げ、セウォル号の真実を細かく究明する」と主張した。その人物は朴・前大統領の弾劾当日に彭木港を訪れ、セウォル号の惨事で犠牲になった高校生に向けて「すみません、ありがとう」としたためた。あきれ果てる、衝撃的な行為だ。セウォル号政争の極端さを示しているかのようだ。
(引用ここまで)

 セウォル号沈没事故の直後からこっち、散々「韓国は民族改造が必要だ」とか「これからはマニュアルを守れる韓国になろう」とか言っていましたね。
 それに対して楽韓Webでは「変わるわけがない」という話をしていました。
 セウォル号こそは韓国のポートフォリオそのもので、映し鏡なのだと。
 死者も弱者も顧みない。そんな「躍動的な社会」こそが韓国であり、そんな社会であっても「世界10位圏内の経済大国」になったことこそを誇りに思え、と。

 変わるわけがないし、3年経過しても現に変わっていない。
 そしてこれからも変わらないであろうことは容易に予想できる。

 ちなみに記事中にある「第2特別調査委を立ち上げる」と宣言したのはムン・ジェインです。

ムン・ジェイン「執権時第2期のセウォル号特調委の設立」(ニューシス・朝鮮語) 

 引き揚げが遅れた経緯、去年に解散したセウォル号惨事特別調査委員会が解散させられた経緯を調べるとぶち上げています。
 引き揚げが遅れたのはパク・クネ政権による陰謀だという声がガンガン挙がっているので、それに応えた形なのでしょう。
 「真実を究明する」という美名の下にどこまでも政争化。
 これからも変わりそうになく、ネタになってくれること間違いなし。

「どうせ変わらない」と多くの社員があきらめている 会社を変える「組織開発」 PHPビジネス新書
森田英一
PHP研究所
2015/11/17

セウォル号が3年ぶりに水上に姿を現す……なお、捜索は後日の予定

セウォル号、水面から13mへの引き揚げ、今日の午後または夜完了(聯合ニュース・朝鮮語)
セウォル号を水面上13mまで引き上げる作業が当初の予想よりも遅くなると思われる。

当初この作業は、23日午前11時までに完了することが予想されたが、この日の午後遅くまたは夕方にまでに完了すると修正された。

海洋水産部は23日午前10時現在の高さ22mのセウォル号船体を海底面から24.4mまで引き揚げたと述べた。
(引用ここまで)

seworu170323

 このイラストが分かりやすいので聯合ニュースの記事を選んでみました。

 去年の4月頃に想定されていた技術をそのまま使っているようですね。
 船体の下にビームと呼ばれるいかだのようなものを敷き、それを左右両方からクレーンで引き上げる。左右のクレーンの動きをシンクロさせるために引き上げににだいぶ時間がかかるそうです。
 そのためにスケジュールは遅れ気味の模様。
 まあ、7000トンクラスの船をこんな風にして引き揚げるなんてこと自体が世界でもはじめてのチャレンジでしょうからねぇ……。
 当初は一切の傷をつけないということだったのですが、ビームに固定するために船体に穴を開けてワイヤーを通しているそうです。

 23日14時現在で水面から6メートルのところまで上昇させたとのこと。
 夕方にかけて水面から13メートルまで引き上げ、半分ちょっとが水上に出た状態で、数日かけて木浦(モッポ)港に曳航していく。
 そこからさらに陸揚げさせて、船体を切断する……とのことですが。

 さて、陸揚げさせてから船体に傷をつけることに反対しているセウォル号遺族会がどのような妨害活動に出るのか。
 ろうそくデモからこっち、セウォル号について世間の関心も薄れていたのですがこの引き揚げ作業は韓国のほぼすべてのチャンネルで中継されている状況。
 ここで面目躍如とばかりに大暴れしてほしいものですが。

水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
井上たかひこ
中央公論新社
2015/10/25

ついにセウォル号の引き揚げ作業開始、反対していた遺族会はどう動く?

セウォル号 本格的な引き揚げ始まる=沈没から3年(聯合ニュース)
 韓国海洋水産部は22日午後8時50分から、2014年に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の本格的な引き揚げに着手したと明らかにした。

 作業が順調に進めば23日午前11時ごろには水面上13メートルの高さまで船体が引き揚げられると予想される。14年4月の沈没からおよそ3年を経て再び水面上に姿を現すことになる。 (中略)

 海洋水産部の金栄錫(キム・ヨンソク)長官は同日午後に珍島を緊急訪問し、本格的な引き揚げ作業を指揮している。同部は23日午前10時に珍島郡庁で記者会見を開き、進行状況について説明する予定だ。
(引用ここまで)

 セウォル号の引き揚げがようやくはじまり、明日の昼頃には海上に横たわった姿を現すことになっています。
 で、港にクレーンで引き揚げてから船体を切断して最後の捜索を行う予定になっているのです。
 まだ行方不明者が9人ほどいる。さらにいえば登録されていない乗船者もいたのではないかということで、引き揚げてからの隅々への捜索が待たれていたのですよ。

 ただ、まだ大きなハードルが残っていまして。
 セウォル号遺族会が船体の切断に大反対しているのです。
 セウォル号を解体することは真相究明をせずに迷宮入りさせようとするための陰謀だ、みたいな主張を繰り広げているのですね。
 船体を完全な形で引き揚げなければならないと。

 ついでに「特別調査委員会と遺族会が技術検討をして完全体で引き揚げなければならない」みたいなことも言っていました。
 聖遺物かって突っ込んでましたが。
 その特別調査委員会も去年9月末に解散
 ここのところ遺族会も静かでした……というか、パク・クネの弾劾一辺倒で、不法占拠していた光化門広場もろうそくデモに乗っ取られた形になってましたしね。

 遺族会にとってここが最後の花道というか、見せ所になるんでしょう。
 またハンストでもやるんでしょうかね。

韓国左派の陰謀と北朝鮮の擾乱
高 永
ベストセラーズ
2017/3/25

セウォル号遺族「事故で死んだ娘に健康診断の案内が送られてきたぞ!!」 → その驚愕の理由とは……

セウォル号の犠牲者に徴兵検査通知に続いて健康診断通知...「検診を受けに行こう」悲痛遺族(中央日報・朝鮮語)
セウォル号惨事の犠牲者を対象に、昨年徴兵検査案内文が送信されて議論が起きた中で、今回は、健康診断の案内文が送信された。

惨事で犠牲になった檀園高校の学生であったユ・イェウンさんの父ユ・キョングン氏は、娘へと送られた「子宮頸がん検診票」を公開した。ユさんは「たびたびイェウン宛てに携帯電話料金の請求書などの郵便物が来た」と「はじめは大変だったが、最近はイェウン宛てに郵便物が来るとしばらく錯覚に陥ってみる。そして、その錯覚が現実であればどんなにいいだろうかと思ってみたりもします」と明らかにした。

ユさんは「イェウンだけでなく、まだ死亡届をしない家族が多い」と付け加えた。多くの遺族・行方不明者の家族は惨事が起きてから、3年近い時間が経っているものの政府の姿に抗議する意味などでまだ死亡届をしていない状態だ。これと関連して健康保険公団は「行政記録上死亡届がされていないために発生した状況」という立場である。

兵務庁と健康保険公団などのこのような業務処理にユさんと似たような立場を示す遺族たちもいるが、政府の無関心行政に反発する遺族もいる。これらの行政のミスが相次ぐ関連機関がまとも業務プロセスを履行していないという指摘が出ている。

家族関係の登録等に関する法律によると、基本的に「死亡の届出は、同居する親族」が行わなければならない。しかし、災害などによる死亡の場合は、別途規定に基づいて届出が行われるようになっている。「水害、火災やその他の災害により死亡した人がいる場合は、『これを調査した官公署』が遅滞なく死亡地の市・邑・面の長に通報」するべきである、と規定されている。惨事当時海上警察や海洋水産部などが、これらの業務を担当すべきだという指摘が出ている。
(引用ここまで)

 ……ちょうど1年前、「セウォル号惨事で亡くなったうちの息子宛に徴兵検査通知書がきたぞ。韓国政府は鬼か!」というような記事がありまして。
 最初にざっくりとした見出しだけを見たときには、どれだけ鬼畜なんだと思ったのですが。
 実際には「まだ遺族が死亡届を出していなかった」というだけのオチだったのです。
 そりゃま、前回の兵役庁も今回の健康保険公団も書類上は死んだことになっていない人物に対しては機械的にお知らせを発送しますわな。

 死亡届を出していない理由として「まだ死んだと思いたくない」というのなら、まだ心情として理解できないでもないですが。
 「政府への抗議の意味で死亡届を出していない」ですって。
 死亡届は出していないけど、役所や公社は空気を読んでそういったものを発送するなと。
 なぜなら我々は特別扱いすべき、あの聖なるセウォル号事故の遺族なのだから、というわけですね。

 韓国における最高権威者である慰安婦と同じレベルとはいきませんが、少なくとも法令を無視しても悪いのは政府側だといえるくらいの権威は備えているようです。
 不法占拠の規模はより大きいですしね。

韓国人による沈韓論 韓国人による恥韓論シリーズ (扶桑社BOOKS新書)
シンシアリー
扶桑社
2014/8/29

次期大統領候補のソウル市長が「セウォル号沈没原因を再調査しろ」「ジャロ様ありがとうございます」と潜水艦原因説を持ち上げる理由

パク・ウォンスン、ジャロセウォル号ドキュメンタリー「セウォルX」に言及 "セウォル号偏見の中にロックされている」(韓経ドットコム・朝鮮語)
セウォル号潜水艦衝突説?朴元淳「ジャロの「セウォルX」に回答する必要がある」... 新しい特別調査委員会主張(東亞日報・朝鮮語)

去る23日パク・ウォンスンソウル市長は、自身のツイッターを通じて「ネチズンジャロがしばらくの間、見えなくて心配したがセウォル号の真実をドキュメンタリーに帰ってきた」という文を掲載した。

続いて、「犠牲になった子どもたちへのクリスマスプレゼントになりそうだ。セウォル号は、水の中に沈没されているのではなく、人々の偏見の中に沈没されている」と明らかにしこれと共にネチズン捜査隊「ジャロ」が掲載した「セウォルX( SEWOLX)のティーザー映像」のリンクした。

ジャロは、セウォル号真実が込められたドキュメンタリーである「セウォルX」を25日午後4時16分公開すると明らかにした。その映像公開は、現在のアップロードの問題で多少遅れている。

これに対して朴元淳市長は25日、「2年以上の時間も待っていた。真実を見つけるための労作を待っている時間は楽しみですらある。ジャロ様ありがとう。RTでジャロ様を応援しなければ」というツイートを掲載して応援のメッセージを伝えた。
(引用ここまで)
パク・ウォンスン市長は26日、自身のツイッターに対応する映像を共有した後、「「セウォルX」が語る真実、ネチズン・ジャロが長い忍苦の時間の中で見つかった真実に私たちは答えなければならない」という文を残した。

続いて「新しい特調委(特別調査委員会)を構成して、再原点から始めなければならない」とし「それでこそ国だ」という主張を展開した。
(引用ここまで)

 先日、「ジャロ(=文字?)」という「ネチズン捜査隊」が8時間以上もの「セウォル号の沈没原因は韓国海軍の潜水艦に衝突したためだ」というドキュメンタリー動画をFacebook、およびYouTubeにアップロードしたという話はすでにエントリを書きました。
 この新たな(実際には新しくもないのですが)陰謀説はセウォル号の沈没原因が韓国海軍であった、つまりすべての悪いことをパク・クネ政権の責任であったというものにしたい現在の韓国の空気に合致しています。
 8時間を超えるにもかかわらず、動画は1日で300万回以上が再生されている状況。

 一応、その動画にもリンクを張っておきましょうかね。


 動画のコメント、およびこの「セウォル号の沈没は潜水艦が原因である」という記事へのコメントを見てみたのですが、ほぼ「新たな真実が明らかになった!」と諸手を挙げての賛同。
 「ジャロ様ありがとうございます」だの「我々の国は国ですらなかった」だの。

 そして、次期大統領候補と目されているソウル市長のパク・ウォンスンがこのセウォルXにTwitterで言及。
 ネチズンの意識をそのまま反映するように「ジャロ様ありがとうございます」、そして「新たな特別調査委を立ち上げなくてはならない」と騒ぎを助長するようなツイートをしているのです。
 以前にも書きましたが、パク・ウォンスンは極左の位置にある人物です。
 かつ、今回の選挙では明らかに出遅れています。
 より激しくポピュリズムに迎合し、パク・クネ政権を悪とすることで自分の位置を引き上げたいと考えているのでしょう。

 あるいは北朝鮮の意向もそこには入っているかもしれませんね。
 ま、この動画によって韓国はさらなる混沌に叩きこまれたと言っても過言ではありません。
 まだ「この主張に反抗するものは非国民だ」までは行っていませんが、その寸前といったところですかね。
 パク・クネ政権にとって不利になることであれば、なんでも「真実」であるというところまであと一歩のところにきています。
 これから先はかなりの危険区域ですが……楽々と踏みいるのだろうなぁ。

と学会誌34
と学会
WARMACHINE
2016/9/12

「セウォル号沈没の真実が明かに! 韓国海軍の潜水艦と衝突していたのだ!!」……ああ、はいはい

文字、JTBCと単独インタビュー「セウォル号沈没の原因、軍潜水艦衝撃性 」(中央日報・朝鮮語)
ネチズン捜査隊「文字」がJTBCイ・ギュヨンのスポットライト単独インタビューで、「セウォル号沈没の原因は、軍潜水艦との衝突の可能性もある」と主張した。

25日午後放送されたJTBCイ・ギュヨンのスポットライトで「セウォル号沈没の原因は、外部からの衝撃にある。外部からの衝撃は、軍の潜水艦である可能性が高い」という主張を繰り広げた。これまでのセウォル号沈没の原因は、過積載や操舵未熟、整備不良で把握された。しかし、文字は「セウォル号はそれまで1〜2年運航しながら、過積載したことが一度や二度ではない」「ドスンと音がしてから、船腹まで傾いたという生存者の証言が多い」などの理由で外部からの衝撃がセウォル号沈没の原因だと主張した。 2014年6月シム・サンジョン正義党議員で公開した深度VTSのレーダー映像に基づいて衝突直後の船のような大型の物体が捕捉されたと分析した。セウォル号が突然方向を変更したポイントは水深が50メートルと、これまで「水深が浅く潜水艦が入らない」と軍も反論した。ただし、潜水艦とセウォル号直撃したという具体的な証拠は、この日公開されていなかった。文字は、JTBCを介して「軍は、当時のレーダー映像を公開しなければならない」と主張した。

この日、JTBCイ・ギュヨンのスポットライトは、通常の放送時刻である午前9時40分から80分延期され、10時20分に放送された。放送は文字がこの日4時16分に公開されるとしていた動画の歳月のX(SEWOLX)一部だけ公開した。文字は同日午後、Facebookを介して「本当に申し訳ありません。 8時間49分の映像ファイル自体が大きすぎて、アップロードにかかる時間が予想よりもはるかに長い時間がかかるね」と語った。この動画は、11時06分現在まで公開されていない。

文字は身分を隠して偽名でのオンラインコミュニティで活動しているネチズン捜査隊だ。 2013年、国家情報院の大統領選挙介入の証拠を世に発表した。また、2014年にはジョン・ソングン文化体育部長官内定者がTwitterに投稿政治偏向的な記事を収集して公開した。チョン氏は、国会の検証の過程で辞退した。
(引用ここまで)

 「あのスクープを連発したネチズンが、セウォル号沈没の原因を韓国海軍の潜水艦であると喝破」したって感じですかね。
 「文字」というのがハンドルネームなのかな。
 なんかこれ、構造的にどこかで見たことがあるような話だなぁ……と感じていたのですが。

 2010年に天安艦が北朝鮮の潜水艇に撃沈されたときの陰謀論ですね。
 一部の人間は北朝鮮の仕業であると信じずに、「米軍の潜水艦の潜望鏡が切り裂いたのだ」なんていう話を出してきましたっけ。
 その他に当時、「証拠として出された魚雷についているホヤは黄海には生息しない」なんて話も出ましたが、そもそもその「ホヤ」は生物ですらなかったというオチでした。

 今回の「韓国海軍の仕業だ」というのは、パク・クネ政権下で行われたということからよりその罪を強くしようというところから発しているんじゃないかと感じますね。
 韓国の混乱をより長引かせようとする勢力から発せられているものではないかと。

陰謀論の正体!
田中聡
幻冬舎
2014/7/3

最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
君の名は。 Blu-ray3枚組
スペシャルエディション
4K同梱5枚組も。
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めて
3DS版もありますよ。
亜人ちゃんは語りたい 5巻
初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ