楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

セウォル号沈没事故

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セウォル号事故当時の自治体「犠牲者の葬儀を急がねば!」→「葬儀費用が横流しされてました」 → どこに行ったかは不明……

どこへ消えた? セウォル号犠牲者葬儀費用めぐり疑惑(朝鮮日報)
 2014年4月の貨客船「セウォル号」沈没事故直後、犠牲者が多数出た檀園高校(京畿道安山市)の教師・生徒250人の葬儀が行われた。葬儀費用約51億ウォン(約5億1000万円)は京畿道教育庁が全額負担し、安山教育庁が実務執行した。だが、本紙が当時の予算内訳を入手して分析したところ、執行された予算と葬儀業者が受け取った費用の間に大きな差があることが確認された。遺体を載せる「リムジン型霊きゅう車」には1回当たり平均66万ウォン(約6万6000円)の予算が割かれたが、実際に霊きゅう車を出した業者が受け取った金額はその半額を下回る30万ウォン(約3万円)に過ぎなかった。事故で状況が大混乱している中、犠牲者に支給されるべき葬儀費用の予算がどこかへ流出してしまったということだ。

 「セウォル号犠牲者の葬儀費用は正しく執行されていない」という話は京畿地域の葬儀業者の間では知る人ぞ知る話となっていた。安山教育庁側は「一度にあまりにも多くの葬儀が行われたため、執行内訳を個々に確認するのは困難だった」と話している。安山教育庁は当時、中間業者が提出した簡易領収書を見て口座振替やクレジットカードで葬儀費用を支給した。本紙が確認した「葬儀費用執行状況」の内訳には犠牲者の氏名と業者名、霊きゅう車費用しか書かれていなかった。しかし、当時の54件の霊きゅう作業をしたとされるソウル市内の葬儀業者・N社の関係者は「セウォル号事故当時、当社はかかわっていない。何者かが当社の名前を盗用したようだ」と話した。安山教育支援庁関係者は「当時は別途に確認手続きをすることなく予算を執行したので、他業者の名前を使っても分からない状況だった」と説明した。 (中略)

ある葬儀業界関係者は「葬儀場は当時、通常よりも多く酒や飲み物を提供したり、ご遺体の装束を本来の価格よりも大幅に引き上げたりして、かなり稼いだといううわさが飛び交った」と語った。
(引用ここまで)
 ……まあ、韓国では普通のことですよね?
 テグの地下鉄火災がありましたよね。死亡者は192人となる大規模な事件だったのですが、遺骨がまだあるかもしれないという状況でテグの鉄道公社は水掃除をはじめたのですよ。
 いわく「遺骨があるとしても誰かがこっそりと悪意を持って持ちこんだものである可能性もある」のでもう無駄だと。
 つまり、誰かが遺骨を持ちこんで保険金詐欺の可能性があるので、掃除をはじめるべきだと。

 あのとき、「さすがにその発想はなかったわ」と感じたのですが、韓国では一般的なことなのでしょうね。
 こうして事故の中で有耶無耶になるような状況で小銭を稼ぐというのは。
 セウォル号沈没事故が国民に衝撃を与えるメモリアル的なものとなったからこうしていろいろと騒がれて、悪行が暴露されたりもしているのですが。
 そうでもない事故の場合はただ単にぼったくられて終わりなのでしょう。

 先のテグの地下鉄火災では募金が集まったり、政府からの支援金もあったのですが、その使途について遺族団体同士が骨肉の争いをしているなんて話もありました。
 上に政策あれば下に対策あり……は中国のことわざでしたっけ。
 いつも「韓国のぼったくりは経済格差の補正作業だ」という話をしていますが。
 まあ、こういう作業もその一環なのでしょうね。

居酒屋ぼったくり1 (アルファポリスCOMICS)
しわすだ / 秋川滝美
アルファポリス
2016/10/31

パク・クネ、セウォル号沈没事故の報告時刻を30分遅らせて報告していた→遺族会「その30分の1分1分は1時間にも等しい貴重な時間だった!」……それ、ホント?

朴政権 セウォル号報告時間を9時半から10時に改ざん=韓国大統領府(聯合ニュース)
韓国青瓦台(大統領府)の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は12日、2014年4月に発生した旅客船セウォル号沈没事故の当日に朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)が最初に事故の報告を受けた時間が後になって改ざんされたことを示す報告書のファイルが見つかったと発表した。

 青瓦台国家安保室の共有フォルダーのファイルから前日に見つかったという。

 青瓦台は当時、朴大統領が事故当日の午前10時に事故の最初の報告を受け、同10時15分に最初の指示を出したと発表していた。しかし、今回見つかった報告書によると、実際は午前9時半に最初の報告を受けていたことが明らかになった。任氏は「事故から約半年後に作り直された報告書で最初の報告の時間が午前10時に変更されていた」と説明。「報告時間を30分遅くしたのは、報告を受けた時間と大統領が最初に指示を出した時間との間隔を狭める意図だったと判断せざるを得ない」と述べた。
(引用ここまで)

 「あと30分、大統領が早く指示を出していたら」みたいなコメントがセウォル号遺族会から出てますね。「あのときの1分は1時間にも等しいものだった」ですって。
 ネチズンのコメントは「パク・クネを吊せ!」「7時間半の空白の時間を追求せよ!」ってものばかり。

 ……本当に30分早く大統領からの指示が出てたら、なんか変わってたんでしょうかね?
 Wikipediaの経緯を参照してみると、セウォル号が事故を起こしたのが8時52分。
 10時17分にはほぼ沈没。この間、わずかに1時間25分。
 新たな事実として、大統領府に第一報がもたらされたのが9時30分。

 これが本当だとして。
 本当に30分早く大統領府からの命令があれば、なにかできたんですかね?
 海上警察がいち早く到達できたり、脱出できた人数が増えたりしたのでしょうか。

 事故本体と、その対処、後処理、さらには加藤達也氏への名誉毀損裁判や統営艦が出向できなかったオチも含めて、あの事故は韓国そのものの映し鏡ですよ。何度も何度も書いていますが。
 起きるべくして起きて、対処すべくようにして対処したのです。すべて「韓国流」で。
 韓国そのものの事故だからこそ、韓国人は絶望したのですよ。

 まるでパク・クネが空白の7時間(実際には7時間半)を生じさせなければ、救助されてた人間が増えたとか、ひいては「そもそも事故が起きなかった」みたいな言いかたをするのは現実逃避に他ならないと思いますけどね。
 ただまあ「報告を受けたのは10時でした!」なんていう虚偽報告自体も本当にくだらないですけどね。こんなをしているところ、そしてそれが暴露されていることも含めて、本当にあの事故は韓国そのものだったという思いを新たにしましたね。

降りられない船- セウォル号沈没事故からみた韓国
ウ・ソックン
クオン
2014/10/16

「韓国人は狂牛病になりやすい」「殺人マクワウリ」に「セウォルX」……韓国人がデマ、都市伝説に振り回される理由とは?

【萬物相】厄介なうわさに振り回される韓国(朝鮮日報)
 韓国では、大きな事件や事故が発生すると厄介なうわさが幅を利かせ、科学と理性は力を失ってしまう。狂牛病がはやった時、ある前長官は「米国にいる人間の狂牛病患者25万−65万人が認知症患者として隠蔽(いんぺい)され、死亡した」と主張した。セウォル号の沈没事件の際は、あるテレビ局が「ダイビングベル」の装備を使用すれば海中で20時間連続で作業ができる」とでたらめの主張を展開。救助作業に混線をもたらした。結局この装備を投入するおかしな事態に発展した。当然何らの成果も上げることができなかった。同テレビ局は「セウォル号の潜水艦衝突説」を主張したネティズン(インターネットユーザー)と教授のインタビューを計53分の特集で放送した。

 韓国の厄介なうわさの特徴は、それが虚偽だと判明しても、誰も潔く認めて謝罪しないという点だ。セウォル号の潜水艦衝突説を主張したネティズンは、セウォル号が水面上に顔を出し、衝突説が虚偽であることが判明したにもかかわらず「結果をいとも簡単に断定するのは望ましくない」とコメントした。同ネティズンは、最初から事実に関心がなかったのかもしれない。同テレビ局も衝突説の報道について、その後一切言及していない。

 政府が8月12日、慶尚北道星州にある米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の砲台から出るレーダー電磁波を測定したところ、人体に無害であることが分かった。電磁波が健康に害を与え、マクワウリの農業を壊滅させるといううわさは、事実ではなかったのだ。にもかかわらず、THAAD反対団体と一部の住民は「信じられない。認めることができない」と繰り返す。厄介なうわさに便乗した政治家たちが誰なのか、皆分かっているにもかかわらず誰も謝らない。
(引用ここまで)

 韓国では異常なくらいに都市伝説が流行するというか……一般にまではびこるのですよ。
 韓国人は基本的に事実かどうかであるよりも、身内(ウリ)の中で流れている話を信じます。
 ぱっと見て科学的にありえない話であっても、ウリのほうが大事なのです。
 たとえそれがデマであろうとも。

 かつてはそのデマ、もしくは噂の範囲は狭いものでした。住んでいる集落や親戚の間でだけで流れていて、情報を占有していたのですね。
 ウリで情報を占有する、もしくは共有する。
 そうすることでなおのことウリとしての意識を再認識させ、協調をより強固なものへとしていったのです。

 それがいまやインターネット、テレビによって一瞬で駆け巡る状況になってしまった。
 噂、デマに関してウリの範囲が韓国全土になってしまったのです。「ここだけの話だけどね」という話が全土で広まるという地獄。
 セウォルXなんてその典型でした。
 これが大規模にデマを流通させる原因のひとつになっているのです。

 もうひとつ原因はありまして。
 これは「ウリ意識」を固める原因でもあるのですが、とにかく韓国では李氏朝鮮の時代からお上の流す情報がアテにならなかったのです。
 なんの前触れもなく法律が変わったり、税率税法が変わったり。
 下々の民はそれに対抗するために、「ウリ」を固めていったのです。情報共有組織とでもいうか、いち早く情報を得て、政府の唐突な方針転換に対抗しようとするためにウリ意識が形成されたというべきか。

 時を経て「大韓民国」になっても、「我々は最後までソウルを死守する!」って国会決議をした翌日にはソウルの橋を国民もろとも爆破するなんてことをやってましたしね。
 そのせいで政府の公式見解を誰も信じない。
 政府の話と、ウリで流通している話、どちらを信じるのかといわれたらウリを信じる。
 そうしないと命が危ないので。
 なのでデマを信じる。なにしろ、政府は嘘をつくものだと相場が決まっていますから。

 2008年にPD手帳という番組が「アメリカ産牛肉がBSEに汚染されており、vCJDの患者は認知症として隔離されてしまっている。かつ韓国人はvCJDへの感受性が高く、アメリカ人よりも狂牛病に感染しやすい」という「隠された真実」を報道した結果、全土でろうそくデモが繰り広げられたことがありました。
 中学生が「もう人生はおしまいだ!」とか叫びながらデモに参加していたものですが。
 その後、10年ほど経過しましたが、彼の人生は終わりになりましたかね? 違う意味で終わっている可能性は大きいですが。

 とまあ、斯様に韓国では人々がひとつの方向に向かって暴走しやすい傾向にあるのです。
 この傾向はすべてにおいて適用されています。国民情緒法も同じ文脈で語れそうですね。
 楽韓Webではその様子を「過剰」というキーワードで韓国人の特徴のひとつとして挙げています。
 面白いもので、取り巻く環境がどうなろうとも、どれほど時が経過しようともそれぞれの持つ国民性の芯にある部分は揺るがないのです。

セウォル号がついに地上へと引き揚げられる。しかし、捜索は難航の模様……

セウォル号陸揚げ 船体を埠頭に移動(聯合ニュース)
 韓国南西部・全羅南道の木浦新港に停泊中の運搬船に積載されていた旅客船セウォル号が9日、同港の埠頭(ふとう)に陸揚げされた。

 陸揚げ作業は同日午前9時から始まった。特殊移動装備のモジュールトランスポーター(MT、陸上に運ぶためのタイヤ付き運搬装備)で少しずつ埠頭に移された船体は午後5時半に完全に陸揚げされた。埠頭内の所定の場所に設けられた台座の上に船体を下ろす作業が残っている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、やっぱりでかいなぁ……。
 改造されて総トン数6825トンのフェリーですからね。
 全長146メートル、全幅22メートル、全高14メートル。長さはサッカーのフィールドをはるかに上回っているほど。

 これを捜索目的だろうとなんだろうと解体するなっていう遺族会の主張がいかにでたらめなものか、陸揚げしてみるとよく理解できます。
 目の当たりにしたらとんでもないでしょうね。
 立てるわけにもいかないでしょうから、全幅22メートルを横倒しにしたままで捜索させろってことなんでしょうが……。
 実際に陸揚げ前に事前捜索があったのですが、70分かけて24メートルしか進めなかったとのことです。

「70分の捜索で24メートルしか入れず」…客室の壁崩落したセウォル号(中央日報)

 船体を横たえているわけですから壁が床代わりになるのですが、3年間も海水につかっていたせいで壁がぼろぼろになっててろくに歩くことも難しいというような状況だそうです。
 地上に揚げたのに捜索のための犠牲者が出そうな勢いですわ。 

 でもまあ……解体しないままでの捜索をやらせるんだろうなぁ。

例の件もあるので沈没つながりでついでに。
日本以外全部沈没 パニック短篇集 (角川文庫)
筒井康隆
KADOKAWA / 角川書店
2015/1/25

 

引き揚げられたセウォル号がついに接岸。「引き揚げ作業で傷がついている! これでは原因究明ができない!」……そこ大事かなぁ?

「セウォル号引き揚げの過程で「沈没重要な手がかり」が数々の切断・毀損」(SBS・朝鮮語)
<アンカー>
皆さんこんにちは。4月の最初の週末8時のニュースはセウォル号ニュースで開始します。SBSが単独入手した年月号近接撮影映像を精密分析した結果、船体のあちこちが切断され、また損傷したことで明らかになりました。事故原因を明らかにする重要な証拠と手がかりが引き揚げの過程で消えた可能性があるという懸念が出てきています。
最初のニュースは、ジョウルソン記者です。

<記者>
セウォル号船首左側に二筋の鮮明にへこんだ跡が見えます。
引き揚げの過程で船首を挙げるために、ワイヤが船体を掘り下げて6.5m、7.1mの長さの亀裂が生じたのです。
問題は真相調査に重要な手がかりになる部分まで切断され、毀損されたのではないかということです。
セウォル号左側船尾側の車両出入口はヘリコプターで見たよりもはるかに大きい規模です。
幅7.9メートルの高さ11メートルにも及ぶ車両ドアが、引き揚げの過程で切り取らてしまいました。

「潜水士が入って切断したために……。開いた軸のようですね」

この門が海水が大量流入したために船が沈んだ可能性も提起されましたが、ドアがいつ、どのようにして開かれたのか調査が難しくなりました。

船首前方や右とは異なり、左舷には手すりがありません。
これまで海底に触れており、衝撃がどのようなものであったか調査が必要なところだったが、やはり引き揚げの過程で切られました。

船の方向を左右する舵もセウォル号急転進の重要な手がかりとして必要なものでしたが、ここでも気がかりなことを残しています。
海から引き揚げたセウォル号の舵は右に15度ほど折れています。
沈没当時は、中央またはやや左を指していました。
引き揚げの過程で舵が流れた可能性が提起されます。

パク・ジョンウン常任委員・セウォル号特別調査委員:「(セウォル号)の沈没原因を究明することができる最も直接的な物的証拠。最も重要な証拠だ。次に、これは毀損しないようにしてもらいたいものです」

これまで海洋水産部は、上海サルベージを選択した最初の理由として「完全船体引き揚げ」を打ち出しました。
技術的な難しさを認めても引き揚げの過程で、より慎重にすべきであったという指摘が出ています
(引用ここまで)

 セウォル号が引き揚げられてから曳航されて、ようやく木浦新港に接岸したそうです。
 とりあえず報道メディアがなめ回すようにしてその様子をレポートしているのですが。
 行方不明者捜索さえできればいいんじゃないですかね、というのは第三者的視線なのかなぁ。

 原因究明をするためには船をできるかぎり現状保存のままでどうこうと盛んに言っているのですが。
 どう考えたって原因は韓国のケンチャナヨ精神。
 セウォル号こそが韓国の映し鏡としての存在であるという話は何度もしています。
 いまさら船体というハードウェアを調べて原因究明をしたところで、それがなにかの役に立つのかって話なのです。学術的にはなんらかの知見はあるかもしれませんが。

 ただまぁ、韓国国内に蔓延する陰謀論に対抗するためには必要なんですかねぇ。
 ソウル市長までがその陰謀論に同調して「チャロさま、ありがとうございます」とか書いちゃう始末でしたから。
 こういった都合の悪いことはすべてパク・クネ政権に責任がある……というような空気があるので、それを覆すというか客観的証拠として確保しておきたいという部分はあるのかもしれませんね。

 ま、あとはセウォル号遺族会がうるさいっていうのもあるか。
 これから船内捜索を解体してから行うという予定になっているのですが、そもそも解体に対して遺族会は反対の意向を表明しています。
 さて、どうなりますかね。

ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考 (産経セレクト)
室谷克実
産経新聞出版
2014/7/18

3年前の韓国人「韓国社会は変わらなければ。またセウォル号事故が起きるぞ!」 → 3年後「やっぱり変わりませんでした」

【社説】セウォル号沈没事故3年、韓国社会の何が変わったのか(朝鮮日報)
 問題は、セウォル号の惨事の後、韓国社会の安全システムが改まったとは言えないという点だ。韓国政府は「国家改造」まで宣言して国民安全処を新設したが、何の関わりもない海洋警察を解体しただけで、何が変わったのかという重苦しい思いしかない。これまでおよそ3年の間にも、地下鉄同士の衝突、換気口の崩落、高齢者施設の火災、バスの転覆などの事故が起きた。少し前には京畿道東灘の住宅・商業施設複合ビルで火災が発生し、52人の死傷者が出たが、これは商業施設の管理者が、オープンから6年間も火災報知機を切ったままにしていたからだということが確認された。たとえ閣僚級の安全担当部門をつくったところで、意味はない。市民は相変わらず「まさか」という安全不感症にかかったままで、公務員は点検するふりしかしない。セウォル号の惨事も、船会社の安全不感症と、当局の安逸で起こった。

 過去3年間、セウォル号は絶えず政争の対象になってきた。セウォル号がなぜ沈んだのか、なぜ救助がなされなかったのかは、既に細かく明らかにされている。その明白な事実から目を背けたい人々がいるだけだ。事実と癒やし、再発防止は後方へ押しやられ、鉄拳ばかりが飛び交った。セウォル号の問題を調査すべくつくられた特別調査委員会が1年半の間、一体どんな仕事をしたのか、ほとんど記憶にない。実際、すべき仕事があるはずもなかった。惨事と何も関係ない「大統領の7時間」を明らかにしようとして、もめごとばかりが大きくなった。

 にもかかわらず、韓国大統領選の有力なランナーがきのう「次期政権は第2特別調査委を立ち上げ、セウォル号の真実を細かく究明する」と主張した。その人物は朴・前大統領の弾劾当日に彭木港を訪れ、セウォル号の惨事で犠牲になった高校生に向けて「すみません、ありがとう」としたためた。あきれ果てる、衝撃的な行為だ。セウォル号政争の極端さを示しているかのようだ。
(引用ここまで)

 セウォル号沈没事故の直後からこっち、散々「韓国は民族改造が必要だ」とか「これからはマニュアルを守れる韓国になろう」とか言っていましたね。
 それに対して楽韓Webでは「変わるわけがない」という話をしていました。
 セウォル号こそは韓国のポートフォリオそのもので、映し鏡なのだと。
 死者も弱者も顧みない。そんな「躍動的な社会」こそが韓国であり、そんな社会であっても「世界10位圏内の経済大国」になったことこそを誇りに思え、と。

 変わるわけがないし、3年経過しても現に変わっていない。
 そしてこれからも変わらないであろうことは容易に予想できる。

 ちなみに記事中にある「第2特別調査委を立ち上げる」と宣言したのはムン・ジェインです。

ムン・ジェイン「執権時第2期のセウォル号特調委の設立」(ニューシス・朝鮮語) 

 引き揚げが遅れた経緯、去年に解散したセウォル号惨事特別調査委員会が解散させられた経緯を調べるとぶち上げています。
 引き揚げが遅れたのはパク・クネ政権による陰謀だという声がガンガン挙がっているので、それに応えた形なのでしょう。
 「真実を究明する」という美名の下にどこまでも政争化。
 これからも変わりそうになく、ネタになってくれること間違いなし。

「どうせ変わらない」と多くの社員があきらめている 会社を変える「組織開発」 PHPビジネス新書
森田英一
PHP研究所
2015/11/17

セウォル号が3年ぶりに水上に姿を現す……なお、捜索は後日の予定

セウォル号、水面から13mへの引き揚げ、今日の午後または夜完了(聯合ニュース・朝鮮語)
セウォル号を水面上13mまで引き上げる作業が当初の予想よりも遅くなると思われる。

当初この作業は、23日午前11時までに完了することが予想されたが、この日の午後遅くまたは夕方にまでに完了すると修正された。

海洋水産部は23日午前10時現在の高さ22mのセウォル号船体を海底面から24.4mまで引き揚げたと述べた。
(引用ここまで)

seworu170323

 このイラストが分かりやすいので聯合ニュースの記事を選んでみました。

 去年の4月頃に想定されていた技術をそのまま使っているようですね。
 船体の下にビームと呼ばれるいかだのようなものを敷き、それを左右両方からクレーンで引き上げる。左右のクレーンの動きをシンクロさせるために引き上げににだいぶ時間がかかるそうです。
 そのためにスケジュールは遅れ気味の模様。
 まあ、7000トンクラスの船をこんな風にして引き揚げるなんてこと自体が世界でもはじめてのチャレンジでしょうからねぇ……。
 当初は一切の傷をつけないということだったのですが、ビームに固定するために船体に穴を開けてワイヤーを通しているそうです。

 23日14時現在で水面から6メートルのところまで上昇させたとのこと。
 夕方にかけて水面から13メートルまで引き上げ、半分ちょっとが水上に出た状態で、数日かけて木浦(モッポ)港に曳航していく。
 そこからさらに陸揚げさせて、船体を切断する……とのことですが。

 さて、陸揚げさせてから船体に傷をつけることに反対しているセウォル号遺族会がどのような妨害活動に出るのか。
 ろうそくデモからこっち、セウォル号について世間の関心も薄れていたのですがこの引き揚げ作業は韓国のほぼすべてのチャンネルで中継されている状況。
 ここで面目躍如とばかりに大暴れしてほしいものですが。

水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
井上たかひこ
中央公論新社
2015/10/25

ついにセウォル号の引き揚げ作業開始、反対していた遺族会はどう動く?

セウォル号 本格的な引き揚げ始まる=沈没から3年(聯合ニュース)
 韓国海洋水産部は22日午後8時50分から、2014年に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の本格的な引き揚げに着手したと明らかにした。

 作業が順調に進めば23日午前11時ごろには水面上13メートルの高さまで船体が引き揚げられると予想される。14年4月の沈没からおよそ3年を経て再び水面上に姿を現すことになる。 (中略)

 海洋水産部の金栄錫(キム・ヨンソク)長官は同日午後に珍島を緊急訪問し、本格的な引き揚げ作業を指揮している。同部は23日午前10時に珍島郡庁で記者会見を開き、進行状況について説明する予定だ。
(引用ここまで)

 セウォル号の引き揚げがようやくはじまり、明日の昼頃には海上に横たわった姿を現すことになっています。
 で、港にクレーンで引き揚げてから船体を切断して最後の捜索を行う予定になっているのです。
 まだ行方不明者が9人ほどいる。さらにいえば登録されていない乗船者もいたのではないかということで、引き揚げてからの隅々への捜索が待たれていたのですよ。

 ただ、まだ大きなハードルが残っていまして。
 セウォル号遺族会が船体の切断に大反対しているのです。
 セウォル号を解体することは真相究明をせずに迷宮入りさせようとするための陰謀だ、みたいな主張を繰り広げているのですね。
 船体を完全な形で引き揚げなければならないと。

 ついでに「特別調査委員会と遺族会が技術検討をして完全体で引き揚げなければならない」みたいなことも言っていました。
 聖遺物かって突っ込んでましたが。
 その特別調査委員会も去年9月末に解散
 ここのところ遺族会も静かでした……というか、パク・クネの弾劾一辺倒で、不法占拠していた光化門広場もろうそくデモに乗っ取られた形になってましたしね。

 遺族会にとってここが最後の花道というか、見せ所になるんでしょう。
 またハンストでもやるんでしょうかね。

韓国左派の陰謀と北朝鮮の擾乱
高 永
ベストセラーズ
2017/3/25

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