故・盧武鉉元大統領の息子、追悼式で与党代表に暴言(朝鮮日報)
【社説】前職大統領の息子が取るべき言動(朝鮮日報)

盧元大統領の長男・盧建昊(ノ・ゴンホ)氏(42)は政権与党の代表として追悼式に出席した与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表に対し「権力を使って元大統領を死に追いやっておきながら、反省もない」などと暴言を浴びせた。建昊氏はさらに「国家の最高機密である首脳会議の議事録まで選挙のために利用し、国の権力を総動員して少数派を抹殺した。このように社会全体で際限なく地域対立、イデオロギー対立をあおっておきながら、権力だけは絶対に手放さず、私的な欲望ばかりを満たそうとしている」「国の基本秩序を根本から揺るがせた」などと非難した。これら建昊氏の発言を受け、野党の一部議員や、親盧派の中でも特に古くから盧元大統領を支持してきた議員らは「これこそ盧武鉉マインド」などと叫びながら称賛や歓声を送った。 (中略)

 新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は追悼式が終わった直後「今こそ盧武鉉・金大中(キム・デジュン)元大統領の心を安かにしてさしあげよう」と呼び掛けたが、建昊氏や親盧グループの暴言に対する遺憾表明などはしなかった。このように親盧派が声を大にし始めたことで、今年2月に党代表に就任し、「有能な経済政党」「安保政党」といった中道路線を掲げてきた「文在寅体制」も壁にぶつかった。「親盧」を「親文(文在寅代表)」にすることを目指す文代表の思惑にもブレーキがかかった。

 新政治民主連合内部の親盧と非盧の両グループの対立は以前から非常に深まっていたが、盧建昊氏の演説と追悼式における非盧派への攻撃はこれに油を注いだ。親盧派はキム・ハンギル議員には「ごみ」、無所属の千正培(チョン・ジョンベ)議員には「裏切り者」といった非難を浴びせ、ペットボトルなどを投げ付けた。
(引用ここまで)
 建昊氏の一連の発言はあらかじめ準備していた原稿をそのまま読み上げたものだという。つまり建昊氏は亡き父の追悼にやって来た客を侮辱する言葉を喪主でありながらあらかじめ準備し、公の席でこれを読み上げたわけだ。この日、建昊氏の姿は元大統領の息子ではなく、まさに親盧派の活動家そのものだった。 (中略)

 また建昊氏以上に失望を禁じ得なかったのは新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表だった。追悼式後、文代表は「盧元大統領の前で親盧・非盧の各派に分裂し、対立する姿は本当に恥ずかしい」と述べ、同じ野党の両派に対立をやめるよう呼び掛けた。しかし追悼式の際、自らのすぐ隣に座っていた金武星代表を公の席で侮辱する事態が起こったことについては、謝罪の言葉など一切口にしなかった。文代表は盧元大統領の遺族や親盧派、さらにその支持者たちが最も信頼を寄せている親盧派のリーダー的存在だ。その文代表が今回の追悼式で起こった不祥事について何も語らないのは、まさに政治的責任逃れに他ならない。
(引用ここまで)

 楽韓Webではまったく扱わなかったのですが、4月の末あたりに韓国では国会議員の補欠選挙が4選挙区でありました。
 例の統合進歩党の解党にともなう選挙ですね。で、この4選挙区で3つを与党のセヌリ党が取りました。
 ソン・ジョンワンリストでイ・ワング首相が辞任した直後だったので、与党不利かという話も出ていたのですが安定して強かったとのこと。
 パク・クネがアレでイ・ワングがあんなんでも、国民が与党支持に回ったのはそれ以上に野党に期待できないという共通認識があったからのようです。

 野党は虎視眈々と来年の総選挙と再来年の大統領選挙で与野党逆転を狙っていたのに、もはや党内で代表のムン・ジェインの責任を問う勢力もある始末。

 で、この騒ぎ。
 じり貧になった輩がやりそうなことです。
 より小さな単位で政争を起こして離散集合を繰り返す。で、弱者連合になって烏合の衆と化していく。
 生活の党……じゃなくて、「生活の党と山本太郎と仲間たち」でしたっけ? あれと同じことですね。
 アン・チョルスの新政治民主連合からの離脱もありえるかなー。

弱者の戦略(新潮選書)
稲垣 栄洋
新潮社
2014-12-26