楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

ノーベル賞

 相互RSS募集中です

韓国メディア「日本人だってノーベル賞受賞を期待している!!」……韓国人の「期待」とは違うような……

日本3年連続ノーベル賞受けるか...期待感満開(聯合ニュースTV/朝鮮語)
昨年生理医学賞と物理学賞を受賞した日本。
物理学賞は、一昨年に続いて2年連続で受賞しました。

当然のことながら、今年も日本では、ノーベル賞受賞への期待感が大きいものとなっています。
今年もノーベル賞を持って行けば、3年連続で受賞です。
日本のマスコミは、受賞の可能性がある分野別の候補を紹介しながら期待感を高めています。

イギリスのオンラインギャンブルサイトドブローク・スは、ノーベル文学賞候補上位の日本の小説家村上春樹が上がっています。
といって日本が歴代受賞者が少なかったのはありません。
これまで物理学賞11人化学賞7人、生理医学賞3人、文学賞2人、平和賞1人で全24人のノーベル賞を受けました。

しかし、ノーベル賞が各分野において最高の権威ある賞だと見ているために、3年連続受賞に対する期待感が高いのは事実です。
日本が最高権威に有毒弱くノーベル賞に関心が高いではないかは、現地メディアの指摘もあります。
日本経済低迷期にノーベル賞受賞が日本国民に自信を吹き込んでくれるきっかけになるという分析も出てきます。
しかし、ノーベル賞受賞は、基礎学問に積極的に投資して支援したという傍証でもあるため、日本国民は、今回もノーベル賞受賞を楽しみにしています。
(引用ここまで)

 んー、というかもうノーベル賞受賞は「期待している」というよりも日常に近い感覚なのですが。
 回数でいえば2000年以降の16年間で日本人の受賞があった年は8回。
 個数でいえば2000年以降で14個。日本生まれも含めるのであれば16個。

 そんなに珍しい話でもないし、そんなに霊験あらたかなものでもないのですよね。国民全体が希求しているというようなものでもない。
 もちろん、だからといってその業績が低くなったりするというわけでもなく。
 単純に慣れてしまっている。

 「これは韓国人がノーベル賞を受賞したらその人の名前をつける無名の橋です」
 「将来のノーベル賞受賞者のために台座を用意しました
 「今年もノーベル賞が獲れなかった。科学技術省の大臣は喪服を着てこい!

 というようなことをやらないで済んでいる。 
 ……まあ、受賞がなくても日本人がそんなことをやっていたかは怪しいもんですが。

 こんな感じで「日本が3年連続の受賞に期待している」というような記事が何本もあるのですよ。
 韓国人的にはそういうような飢餓感を日本人も持っているって思いたいのでしょうけどね。

このキングジムのモニタ台座はUSBつきで便利。あとモニタ上の台座もおすすめ。
キングジム デスクボードUSBハブ付き ガラス天板 THDBU-20W
キングジム
2014-10-01

韓国人「今世紀前半には韓国人がノーベル賞を受賞できる……はず!」「受賞するのは医学生理学賞」「マイクロRNAで受賞する」

国内の科学者10人のうち3人 "ノーベル科学賞6〜10年以内に受ける"(コリアヘラルド/朝鮮語)
韓国、初のノーベル科学賞は誰受けるか(国民日報/朝鮮語)
韓国研究財団がノーベル賞受賞者の発表を控えて国内の科学者のノーベル科学賞受賞の可能性を問うアンケート調査を実施した結果、回答者の27.27%が所要期間を「6〜10年ほどかかる」と答えた。次に▷'11〜15年の「(23.08%)▷'16〜20年の「(21.68%)▷'30年を超える「(7.69%)▷「5年以内」(6.29%)の順だった。

今回のアンケート調査は、去る8月27日から9月12日までに、国内の基礎科学分野のコア研究者722人を対象に書面応答で実施された。

韓国がノーベル科学賞の可能性については、生理医学(24%)と化学(20%)、物理(15%)の分野の順序で最初の受賞の可能性が高いという意見を提示した。
(引用ここまで)
韓国初のノーベル科学賞に近い韓国人は誰だろうか。国内の権威ある研究者は、ソウル大学碩座教授でありながら、基礎科学研究院(IBS)の研究団長を務めているキム・ピッネリ(46・女)教授を最有力候補に挙げた。

韓国研究財団は、先月27日〜今月12日の基礎研究本部前・現職専門委員144人を対象にアンケート調査した結果、ノーベル賞生理学・医学賞の分野にキム教授が最も有力なものと評価されたと27日、明らかにした。

キム教授は、「マイクロRNA」研究の最高権威者である。マイクロRNAは、動植物の細胞の中で遺伝子が過剰か、不足して活動していないように調節する役割をする。正常に動作しない場合、糖尿病、癌などの病気が発生する。

金教授は、2002年から昨年まで60編の関連論文を書き、30%はネイチャー、サイエンス、セルなど、いわゆる「3大科学学術誌」に掲載された。現在、セル誌とサイエンス誌の編集委員でもある。
(引用ここまで)

 先日、ノーベル科学賞政策討論会「待ちの美学」というノーベル賞関連の討論会が開催されるというエントリを書きましたが、その討論会でさまざまな意見が出たそうですよ。

 「韓国はいつ自然科学部門のノーベル賞が取れるか」という質問に対しては――

・1-5年以内 9人(6%)
・6-10年以内 39人(27%)
・11-15年以内 33人(23%)
・16-20年以内 31人(22%)
・21-25年以内 14人(10%)
・26-30年以内 6人(4%)
・30年以上 11人(7%)

 6-20年以内に韓国がノーベル賞を取れると考えている科学者が72%。
 20年以内であれば78%。
 その一方で30年以上かかると考えている研究者も7.7%。

 韓国が受賞する部門については――

・医学生理学賞 35人(24%)
・化学賞 28人(20%)
・物理賞 22人(15%)
・意見なし 59人(41%)

 ということでした。
 意見なしが一番多いというのがアレな部分だな。

 さらに「ノーベル賞受賞の可能性が高い研究者」は誰という設問に対しては、キム・ピッネリという女性研究者であるという回答。
 マイクロRNAについての先端科学者なのだそうですよ。セル誌とサイエンス誌の編集委員であるということなら、相当に高名な研究者なのでしょう。
 寡聞にて名前は聞いたことないのですが、マイクロRNAは昨今の熱い研究分野であるのは間違いないところ。
 受賞が期待できる部門として医学生理学賞が多く挙げられているのはそれを受けてのことですかね。

 韓国人研究者的には「今世紀前半には獲得できる」という認識のようです。
 受賞シーンが見てみたい、という気はしているのです。
 どれだけ国を挙げてのお祭り騒ぎになるのかとか、どれだけ銅像が建てられるのかとか、そういう部分での興味なのですけどね。


コ・ウン詩人、今年はノーベル文学賞発表を避けて海外脱出へ

【記者の視点】コ・ウンと春樹の違い(朝鮮日報/朝鮮語)
ノーベル文学賞の季節が帰ってきた。高銀詩人がまた候補と呼ばれて出てきた。同時に彼に向かって皮肉も開始された。10年以上支払う毎年恒例のイベントだ。国外のギャンブラーたちはブックメーカーサイトを介してノーベル文学賞候補を予想した後、配当をかけて順位を発表する際に、コ・ウン詩人はおおよそ10位圏に上がっているからである。スウェーデンアカデミー側が候補を正式に公開していないために、コ・ウン詩人が実際に対象に上がったのか知ることができない。ギャンブル的予見によると、今回も受賞の可能性は大きくない。ネチズンらはすでに高銀に向かって「スパーリングパートナー」「職業的万年候補」と皮肉を開始する。受賞者発表日に合わせて自宅に取材陣が集まるバカ騒ぎを避けるために、今回コ・ウン詩人は、外国に滞在する予定だという

高銀は悔しいだろう。毎年候補として選出されて連戦連敗しているからである。ノーベル文学賞受賞が完全に作品性を保証するものでもない。政治的力学関係などが考慮されるからである。 2012年にノーベル文学賞をとった中国小説家莫言も「ノーベル賞受賞者が必ずしも最も優れたものではない」と断言していたではないか。 「ノーベル賞の渇望は、変形された西欧中心主義の発露」と露骨に非難する韓国作家もいる。しかし、韓国の「ノーベル賞恋煩い」は、5月小説家漢江のブッカー賞受賞時に端的に明らかになった。メディアでも出版社も受賞の知らせの前に 「ノーベル文学賞とともに、世界3大文学賞に数えられる」という修飾語をつけた。これは、「ブッカー賞」の受賞ではなく、「ノーベル文学賞にも劣らないブッカー賞」を受賞ということであったのだ。
(引用ここまで・太字引用者)

 ついにコ・ウン詩人はノーベルウィークに海外脱出。
 やむを得ないところでしょう。これで市庁舎も「ノーベル文学賞ノミネートおめでとう!」というプラカードを出さないようにしてくれたらいいのですけどね。
 まあ、どうせ先日と同様に滞在先に追いかけていって「どうですか、ノーベル文学賞は」みたいな話をするのでしょうけども。
 近所の人に迷惑をかけないで済む分、多少は気が楽なのかな。

 後半のブッカー国際賞受賞時の大騒ぎはこちらのエントリでちらと扱っています。翻訳者との同時受賞だったのですが、その翻訳者が「韓国人のノーベル文学賞への執着は理解不能です」と呆れたというお話。

 あとついでに……

 ・「韓国人がノーベル文学賞を受賞できないのは韓国語があまりにも優秀だから
 ・「ノーベル委員会は韓国語を学べばノーベル文学賞を与えるようになるはずだ

 の2本もご覧ください〜。んがくっく。


 

「全世界の「東海・独島」の表記が誤っている、訂正させなければ!」 → そこから見る「ノーベル賞が取れない理由」とは?

海外の「東海・独島」表記の誤り 改善率が低調(聯合ニュース)
韓国の「東海」と「独島」の表記が間違っているケースが海外でみられるが、改善率は低調であることが25日、分かった。

 最大野党、共に民主党の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員が文化体育観光部海外文化広報院から提出を受けた資料によると、8月末現在、海外で見つかった「東海」の表記の誤りの累計は1万4573件だが、このうち訂正されたのは27.6%の4029件にすぎなかった。

 「独島」の表記の誤りも480件だったが、訂正されたのは43.3%の208件で半分にも満たない。

 安議員は、東海と独島が「わが国の外交にとって重要な意味を持つ」とした上で、海外での誤表記が訂正されるよう対策を講じるべきだと指摘した。
(引用ここまで)

 「東海」の表記誤りは1万4572件。「独島」の表記誤りが480件。
 訂正されたのが4029件と208件。

 韓国がいうところの「表記が正解」のケースがどれだけあるのか、というのも気になるところですね。
 ただ、そもそもこの「海外で見つかった表記・誤記」がなにを意味するのか不明です。
 書籍なのかインターネットにおける表記なのか、各国の公式文書なのか。その混合なのか。
 まあ、インターネット上の表記なのでしょう。「誤りを訂正」できるメディアはあまりありませんので。

 で、日本海表記をしていたら誤りなのか、併記していたら正解なのか。
 「竹島」とあれば確実に誤りなのでしょうけど、併記はどうなのか。リアンクルロックはどうなのか。それともミススペルのことなのか。
 「誤り」とする条件、「訂正された」ものの条件が明記されていないのでなんともいえないのですが。

 韓国でこういう数字を発表する場合、本当に前提とか条件が分からないことが多くていらいらするのですよ。
 あまり韓国的には気にしない部分なのでしょうけどね。「訂正されている割合が少ない!」で満足なのでしょう。
 逆にこういうところで「ああ、自然科学部門のノーベル賞を狙えるような、リテラシーの下支えみたいなものがないのだな」と分かってしまったりもするのですが。




韓国の秋と言ったらこれ、「初の韓国人ノーベル賞受賞者は誰だ?」討論会開催!

「韓国もノーベル賞受賞ができるだろうか?」 最初のノーベル科学賞の討論会(聯合ニュース/朝鮮語)
今年ノーベル文学賞は誰に? ……春樹、有力候補に浮上(聯合ニュース/朝鮮語)
来月ノーベル賞受賞者の発表を控えて国内の科学者のノーベル科学賞受賞の可能性を予想する行事が初めて開かれる。

韓国研究財団は来る27日、大田大徳研究開発特区内財団研究官でノーベル科学賞政策討論会「待ちの美学」を開くと19日明らかにした。

研究財団は、この日の現場で研究者を対象にアンケート調査をして論文の引用回数・受賞歴などを総合的に、国内でノーベル賞受賞の可能性が最も大きい候補を予測し表示する計画だ。
(引用ここまで)
今年のノーベル文学賞は誰の元へと行くだろうか。

ノーベル委員会は最近、公式ホームページを通じて今年のノーベル賞受賞者を発表日程を公開した。委員会は、来月3日、医学・生理学賞をはじめとして物理学賞(4日)、化学賞(5日)、平和(7日)、経済学上(10日)の受賞者を次々と発表する。

ノーベル文学賞発表日程はまだ発表されていないが、通常文学賞は木曜日に発表することを考慮すると、10月6日に行われる可能性が高い。

今年のノーベル文学賞受賞有力候補としては、日本のスター作家村上春樹が予想された。

春樹は19日現在、英国のオンラインギャンブルサイトドブローク・バスから配当率5対1で、今年最も有力なノーベル賞候補に選ばれた。(中略)

韓国のコ・ウン詩人は配当率33対1で11位だった。昨年の8位より3階段落ちた順位だ。
(引用ここまで)

 今年もノーベル賞の季節がやってまいりました。
 まさかノーベル賞の発表スケジュールを韓国メディアから知ることになろうとは(笑)。
 ちょうど東京はぐっと気温が下がりはじめたところで、「ああ、これから秋になるんだなぁ……」とか思っていたところにこれ。
 まさに秋の季語と化しています。

 で、テジョンの大徳研究開発特区というのは日本でいえばつくばみたいな扱いの場所のようでして。
 KAISTがある場所でもあります。
 「科学ベルト」なるものが政府肝いりで設置され、例の重イオン加速器もここに設置予定。あとスーパーコンピュータ「ノーベル」もここにあったかな。
 そこでシンポジウムが行われるのだそうですよ。その名も「ノーベル賞政策討論会『待ちの美学』」だそうで。
 待ちの美学。

 まあ、美学であるかどうかはともかく。
 待ち続けている、待望していることは間違いありませんね。 

 そして、今年のノーベル文学賞候補でブックメーカーが1位に推しているのが村上春樹であることも韓国メディアから知らされるという始末。
 ここまで待望……渇望しているのですから、ひとつ受賞できたらどんなことになるんでしょうかね。
 そのシーンをちょっと楽しみにもしているのですが、正直なところ生きている間に見られるかどうか……。



韓国で「有力な韓国人ノーベル賞受賞候補」が「もうノーベル賞云々は勘弁してくれ」と叫ぶわけ

韓経:「科学の研究は好奇心から出発…ノーベル賞を強要する風土なくすべき」=韓国(中央日報)
キム教授は韓国人で最も有力なノーベル科学賞受賞候補としてメディアの注目を浴びた。だが2010年のノーベル賞は彼とほぼ同時期にグラフェンを発見した英国の科学者2人に渡った。選定委員会のミスだったという指摘が出た。彼は今でも自身に「有力な韓国人受賞候補」という修飾がつくことについて「もう私はノーベル賞とは関係ない人間」と言い切った。それと共に「科学者は決してノーベル賞をもらうためだけに研究するわけではない」として「スポーツ選手にいつ頃オリンピックで金メダルを取るのかと尋ねることがふさわしくないように、研究者にノーベル賞を強要しなければ良いだろう」と強調した。
(引用ここまで・太字引用者)

 このキム教授、韓国メディアが勢揃いで「ノーベル委員会のミスだ!」って激昂しているときに、中央日報のインタビューを受けたことがありまして。
 「まあ、そういう解釈もあるでしょ。あのふたりはノーベル賞が評価する『最初の寄与者』ですから。研究は楽しかったけど受賞が目的ではありませんから」とひょうひょうと語ってしまった人物。
 むしろインタビュワーのほうが悔しさを隠し切れていない不思議な記事でしたね。

 で、このインターネット番組での発言、特に太字部分は「もう勘弁してくれ」っていう懇願ですね。
 「同じ研究分野に2度ノーベル賞は与えられない」という原則が分かっている教授は、韓国からのそういう期待に応えられないというのが分かっているからこそ苦しいという部分もあるでしょうし。

 それでも日本人が21世紀になってから自然科学分野のノーベル賞をアメリカの次に受賞しているっていう事実は韓国人の自尊心(実際には虚栄心)を刺激するのですよ。
 それに次世代に期待できる科学者もそれほどいない。
 なので、いまだにキム教授を「有力な韓国人受賞候補」としてしまうし、コ・ウンさんが住んでいる市は「ノミネートおめでとうございます」ってトンチンカンなプラカードを掲げてしまう。

 そして、その狂騒ぶりを日本からニヤニヤしながらウォッチされてしまうのです。 


「この支援を受けた韓国人がノーベル賞を受けて欲しい」と基礎科学育成に化粧品会社会長が私財3000億ウォンを投入……化粧品会社の会長が?

ソ・ギョンベ、ノーベル賞に向けた夢... "空の上の空を見る基礎科学育て"(News1/朝鮮語)
「スタートは3000億だが、財団の事業をうまく回して1兆ウォンにまで育てる必要があります。財団が50年、100年と長く運営していくことで成果を出していけば、継続して私財を投入するつもりです。10年、20年後にはこの事業に参画する人々が出てくることを望みます」

ソ・ギョンベ アモーレパシフィックグループ会長が、自分だけの道を開拓するための第一歩を踏み出した。アモーレパシフィックの名前では、父の故ソ・ソンファン先代会長が行わおいた基盤を逃れることができなかった自分の名前をかけた財団を設立し、「人類の生活の質の向上」という夢を込めた。 (中略)

ソ会長は「ノーベル賞を期待していないとすれば嘘になりますが」とし「今後は韓国も受賞者を輩出するでしょうから、その栄光の瞬間に同じ場所に立ちたいと思う」という望みを表わした。 (中略)

ソ会長は「純粋な科学は、企業経営に直接支援を与えていない」とし「ソ・ギョンベ科学財団は、大韓民国の基礎科学の発展を目的として設立された財団であるだけアモーレパシフィック財団と自然に区分されるだろう」と語った。

しかし、ソ会長はこのような夢を実現させるためには、韓国社会の慢性的な問題と正面から対抗しなければするものと見られる。基礎科学の支援活動が皆無だったせいで、国内の人材が急速に海外に流出していきているからだ。

2015年スイスの国際経営開発研究院(IMD)が発表した韓国の頭脳流出指数は3.98で下位圏だった。この指数は、0に近いほど人材の流出が深刻さを意味する。

2013年基準の調査対象60カ国のうち頭脳流出が最も少ない国はノルウェー(1位・8.27)、スイス(7.56)、フィンランド(6.83)、米国(6.82)の順となった。韓国は44位平均にも及ばなかった。 (中略)

最後に、「今から30年後には変わった何かを作り出す必要があるのではないかと思う」とし「長期的な観点から、優れた能力を持つ若い研究者を支援して『空の上の空』を見ることができたらよいと思う」と締めくくった。

財団事業選抜対象は生命科学の分野で新しい研究を開拓する創造的かつ情熱的な国内外の韓国人の研究者だ。各課題ごとに5年を基準最大25億ウォンの研究費を支援する。財団は、特に優れた研究者には、長期的継続的な支援を行う計画である。

財団は、毎年公募を介して3〜5人の研究者を選抜する。 1次書類審査、2次研究計画書の審査やディスカッション審査などが行われる。財団運営の専門性と公正性を高めるために、国内外の専門家の科学者段落と審査員を構成することにした。

研究課題の独創性と波及力、研究力を重点的に審査する予定である。研究支援事業の1年目の課題は、来る11月発表される予定である。 2017年1月から2月まで受領した後、1次審査(3〜4月)と2次審査(5月)を経て、6月に最終選定者が発表される予定である。
(引用ここまで)

 さて、9月に入ったということで季節は秋に移ろいつつあるのですが。
 韓国で秋の季語といえばノーベル賞。もしくはノーベル症。というわけで断続的にその関連記事をお伝えしましょう。

 アモーレ・パシフィックというのは韓国最大手の化粧品の会社。
 戦前から化粧品業をやっていた一家が戦後すぐに会社を立ち上げて、70年間事業を続けてきた企業です。日本からはあっさり撤退しましたが、新参者のネイチャーパブリックなんかとは年季もなんもかも異なる老舗(韓国基準)です。
 化学に若干の関連性がないとはいえませんが、基礎科学には縁もゆかりもない業界っていうのが実際のところ。

 そんな基礎科学には縁もゆかりもない企業の会長が、私財3000億ウォンを投じて財団を作って若手科学者を支援しなければならない。さらには「なんだったら1兆ウォンまで出資する」まで言わせてしまうというね。
 さすがにここまでやるのであれば「できればこの財団から支援があった科学者にノーベル賞が贈られたら嬉しい」くらいは言ってもいいんじゃないかって気がしますわ。  実際、韓国の基礎科学研究というのは相当に厳しい環境だという話です。

 簡単な例を挙げると「2015年までに重イオン加速器を建設する! コリアニウムを発見するのだ!」って鼻息も荒く構想を練っていたら、その世界にも類を見ないユニークな形状の「韓国型」重イオン加速器がまんまパクりであったことが判明。
 設計から完全にやりなおして、現在では2021年を目標にしているそうです。
 このパクりの経緯がかなり「韓国型」で印象が強いのですよね……。

 さっきネイチャーパブリックと書いて思い出しましたが、以前にロッテ会長の長女がネイチャーパブリック20億ウォンの裏金で捜索を受けているという話のときに「たった20億ウォンぽっちで?」と違和感を持っていると書きましたが。
 このアモーレ・パシフィックの会長の「私財を最大で1兆ウォン投入する」って宣言から、その違和感の正体を感じてもらえるんじゃないですかね。
 アモーレ・パシフィックはコングロマリットではないので財閥ではない「大企業」ですが、こういった大手企業の会長であればこのくらいのことはできてしまうのですよ。
 そもそも私財だけでも6兆ウォンともされています。大半はアモーレパシフィックの株で、中国向け化粧品がかなりのヒットしているおかげで近年株価が高騰しているということだそうです。

 まあ、さすがにこれができる人であれば尊敬せざるをえないかなー。
 若干、この供出される私財がどう廻るのかには興味ありますが。
 この会長が失意の中で息を引き取るようなことがなければいいですね。

 そういえばKEKのKEKBとかが個人寄付を募ってたなぁ……。なんぼか出すとしよう。


ソウル大総長「金を出すからノーベル賞を獲れ!」

若い教授に年1億ウォンずつ10年支援、ソウル大ノーベル賞「200億ウォン体計」(中央日報)
ソウル大が「新進学者ノーベル賞支援プロジェクト」(仮称)を早ければ今年下半期に始める計画だと27日、明らかにした。若い教授を選抜し、10年間にわたり毎年研究費1億ウォン(約1000万円)ずつ支援する。200億ウォン以上の予算が投入される大規模プロジェクトだ。

成楽寅(ソン・ナクイン)ソウル大総長は「現在のソウル大をはじめとする国内大学の風土では、学者が研究費の支援を受けるための『一過性研究』に埋没しやすい。お金に振り回されず研究にまい進できる道を開こうという趣旨でこの事業を構想した」と説明した。

成総長は25日、2004年ノーベル化学賞受賞者のアーロン・チェハノバ・ソウル大客員教授(69、イスラエル国籍)などと新進学者支援案について議論した。ソウル大の関係者によると、チェハノバ教授はこの席で「ノーベル賞受賞者を輩出するためには教授が短期の成果にこだわらなくてもよい環境から作らなければいけない」と主張した。

このプロジェクトの優先支援対象は在職期間4年以下の30−40代の若い教授だ。施行初年度に研究計画などを検討し、最大20人の教授を選定した後にも、審査を経て毎年10人ほどの学者を追加で選ぶ方針だ。ソウル大の関係者は「持続的に新しい人員を選抜する計画であり、従来の支援対象者のうち20%程度は途中で脱落することもある」と説明した。

ソウル大の教授はこの事業が「安全主義」の研究文化を変えると期待している。ある教授は「『定年の保証から得よう』という考えで教授が人気研究誌への寄稿にこだわるケースが多い。このプロジェクトが革新的な研究を望む教授にはプラスになると思われる」と話した。

ソウル大の卒業者や教授がノーベル賞を受賞したことは一度もない。米ハーバード大は157人のノーベル賞受賞者を輩出した。日本の東京大と京都大からは10人ずつの受賞者が出ている。英国の「ザ・タイムズ高等教育」が昨年発表した「2015年世界大学ランキング」でソウル大は85位だった。シンガポール国立大(26位)、北京大(42位)、東京大(43位)などアジアの主要大学より低い評価を受けた。

成総長は「日本の中村修二教授は米国の大学の支援を受けてノーベル賞を受賞した。このようなケースのように潜在力がある学者を外国に奪われないためにも今回のプロジェクトは必要」と述べた。日本の徳島大で修士学位を受けた中村修二教授は日亜化学工業の研究員として入社した後、研究成果が認められないため、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授職の話を受けて米国に渡った。その後、青色発光ダイオード(LED)を世界で初めて発明した功労で2014年にノーベル物理学賞を受賞した。
(引用ここまで)

 いや。
 なんでこんなていどの記者が堂々と科学関連の記事を書けるんだろう。
 そして、「ソウル大学の総長」がなんでこんなバカなことが言えるんだろう。
 本当にバカ……というか、まあソウル大学の総長あたりにはふさわしい人物かもしれませんね。

 ノーベル物理学賞を受賞したナカムラ氏の青色LEDへの貢献がいつの時代のものであったか、ちょっと調べればすぐ分かるはずなのに。
 そもそも、ナカムラ氏は「頭脳流出」にはあたらないと思うなぁ。
 南部博士や江崎博士はまさに頭脳流出だけど。

 それと記事の中身というか主題自体も噴飯ものだし。
 「新進学者ノーベル賞支援プロジェクト」ですって。
 あれだけ外から「ノーベル賞自体は研究がうまくいったことに対するご褒美」であって、目的とするものじゃないって話をしてあげているのに、なにも理解できなかったわけです。
 ま、それはそれでいいんじゃないですかね。
 またノーベル賞受賞者を招聘して、すぐ帰ってもらうとかやればいいんじゃないですか。


最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
NEW GAME! 6巻
この世界の片隅に (Amazon.co.jpオリジナルメイキングDISC付)
君の名は。 Blu-ray3枚組
スペシャルエディション
4K同梱5枚組も。
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めて
3DS版もありますよ。
初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ