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パク・クネ

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韓国の宇宙開発、「パク・クネのやったことはすべて積弊だ!」としてなにもかもご破算へ

【コラム】政争の中で袋叩きにあった韓国宇宙開発(中央日報)
与党・共に民主党の朴洪根(パク・ホングン)議員は国政監査で前政権の月探査事業が研究開発分野の代表的な積弊だと主張した。間違った話ではない。朴槿恵(パク・クネ)政権は当初、2020年に月着陸船を送って月に太極旗(韓国の国旗)がはためくようにすると公言した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が定めた最初の政府案を5年繰り上げた計画だった。科学界も戸惑った。

最近、科学技術情報通信部は朴槿恵政権当時に出てきた宇宙計画を全面的に見直す作業を進めている。12月に開かれる宇宙委員会では韓国の中長期宇宙計画を修正・確定する。これを控えた宇宙分科委員会では甲論乙駁の真っ最中だ。こうした中、月面着陸目標を2020年と2025年でもなく2030年に先送りする方向で意見がまとまりつつあるという。青瓦台は2030年まで待つにはあまりにも長いため、来年10月に1段ロケットの試験打ち上げをした後、現政権の任期内に2段を利用した追加の試験打ち上げをしようという話をしている。科学界はまた当惑している。3段ロケットで試験打ち上げする場合、最初から3段型でする必要があり、1段、2段を別に試験するのは科学的に意味がない予算の浪費だと話す。

朴槿恵政権の月探査が積弊である理由は政治が科学を揺さぶったからだ。権力行使の誘惑は甘い。積弊をなくそうとする文在寅政権がまた政治論理で宇宙計画を揺さぶらないことを願う。
(引用ここまで)

 ま、確かに宇宙開発の前倒し、特に月探査計画はパク・クネの発案でした。
 公約の中で「2020年に月着陸船を送って、太極旗を月面にはためかせる」と宣言してましたね。月面で旗はためかないよ、っていう無粋な突っこみはともかく。
 ローバーで月探査を行う。
 ルナインパクター計画はNASAが韓国の技術力に恐れおののいて共同開発を申し込んだ。
 月インターネット(?)を世界で初めて開通させる等々の計画が華々しくぶち上げられていましたっけ。

 記事には早ければ2016年には月周回軌道に乗る探査船を打ち上げるだの、2018年には打ち上げるだのと夢のような計画があったものです。
 楽韓Webでも「ぷぷぷ」と苦笑しつつもそのスケジュールを追っかけたりしてましたね。
 でも、ムン・ジェイン政権になってすべてのスケジュールがご破算で願いましては。

 まあ……開発陣は救われたと言っていいんじゃないでしょうか。
 2段式のKSLV-2は当初予定では来月、変更されたスケジュールでも2018年10月打ち上げとかでしたからね。
 来年10月には1段ロケットの打ち上げをするんですって。15年前のKSR-3レベルに後退してますよ(笑)。

 KSLV-2はケロシンロケットでH-2の持っているマーケットをすべて奪うことになるだろうなんて中央日報の記事もありましたっけ。
 パク・クネのやってきたことはすべて否定するように動き続けてきたムン・ジェイン政権でしたが、これは正直正解でしょう。
 そもそもの計画すべてを見直してもいいと思いますけどね。
 ま、ネタ的には残念ではありますが。

世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略 (ブルーバックス)
佐伯和人
講談社
2014/8/20

韓国における三権分立の様子をご覧ください → ムン・ジェイン政権の圧力でパク・クネは拘束延長、暴動に対抗した警察官は在宅起訴……

【社説】韓国のデモ、死者が出るのは警察の過失なのか(朝鮮日報)
【コラム】朴槿恵被告釈放問題、文政権に対する無駄な期待(朝鮮日報)
 農業に従事する白南基(ペク・ナムギ)さんがデモ参加中に機動隊の放水を受けて死亡した2年前の事件について、検察は現職と前職の警察官4人を業務上過失致死の容疑で在宅起訴した。検察は「当時、機動隊がバスで壁を作り、放水を行った行為は違法ではなかった」としたものの「白氏の死亡は警察の過失が原因であるため、警察に責任がある」とする捜査結果を公表した。

 白氏の犠牲は痛ましく残念なことだ。しかし問題のデモは「民衆総決起大会」と銘打たれた非常に過激なもので、なおかつ都心のまん真ん中で行われたあまりにも危険なものだった。そのため捜査に当たっては、デモそのものの違法性あるいは暴力性についても同時に問題視しなければならない。(中略)しかもデモ隊は鉄製のはしごや鉄パイプなどを振り回して機動隊バスを破壊し、またこれらを使って機動隊員に暴行を加えようとした。実際に一部のデモ参加者が竹の棒を振り回して機動隊員に暴行を加える様子も目撃されている。また彼らは歩道のブロックを破壊して機動隊員に投げ付け、鉄製の空気銃に工業用ボルトを詰めて隊員らに向けて撃っていた。さらに機動隊バスの注油口をこじ開けて火を付けようとし、バスにロープを結び付けて倒そうとした。あるデモ参加者はバスの上にいた機動隊員を下に突き落とそうとした。その結果、113人の機動隊員が負傷し、50台のバスが大破した。

 凶器を持って自分を殺そうとする相手を制止する際、逆に相手が負傷、あるいは運悪く死亡するに至った場合、通常は正当防衛として処罰されない。当時もデモ隊は機動隊員の命が危険にさらされるほど非常に過激で暴力的であり、実際に現場では「死ね」などと本当に殺意を感じさせる叫び声もいくらでも聞こえた。(中略)そのような中で白さんは死亡した。残念なことだが、機動隊員が意図して白さんを殺害した可能性はほぼ考えられない。そのためいくら政権が変わったとはいえ、当時現場にいた隊員たちが突然責任を追及されることには到底納得がいかないし、また暴力デモがその根本原因だったという事実もしっかりと考慮しなければならない。
(引用ここまで)
 このコラムは「無駄な期待」だとすぐにお分かりになることだろう。裁判所の決定は世間に広く伝えられている予測通りになる可能性が高い。「朴槿恵(パク・クネ)前大統領の拘束は当然、延長されるだろう」というのが大多数の見方だ。それが正しいだとか、どんな法的根拠をもって言うかとかよりも、「現政権ではそうなるだろう」と黙認しているのだ。 (中略)

 法理だけで考えれば、朴槿恵被告の身柄に関する決定はそれほど難しくないだろう。今、裁判所が悩んでいるのは、法理以外の問題に違いない。拘束延長と釈放、どちらの決定の方が比較的後遺症が少ないか考えているのだろう。(中略)

 現政権で朴槿恵被告を釈放するのは「リスク」が大きすぎる。最近、裁判所前に数百人の「太極旗群衆」(朴槿恵支持派)が繰り出しているが、もし同被告を釈放すれば、「ろうそく群衆」(朴槿恵反対派)が再集結する公算が高い。司法は「積弊(長年の弊害)勢力」のように責め立てられ、司法改革の世論に油を注ぐ形になるだろう。担当判事はインターネット上の悪質な書き込みや個人情報暴露の対象となり、おそらく昼間でも街を歩けなくなる。このような個人的な問題も心配になってしまう。 (中略)

 裁判官も人間だから、さまざまな状況を考えざるを得ない。だからこそ悩みが深いのだ。しかし、それは法の外的要素だ。裁判官はそこまで考える必要はなく、そのような権限も与えられていない。そういう悩みや世論の顔色をうかがうのは、政治家やメディアなどで十分だ。裁判官が法の外的要因を考えれば、その瞬間、自身も気付かないうちに、いわゆる「政治判事」になるのだ。それぞれの裁判官が法の原則を貫くために悩み、そのような政治的考慮をしなくなれば、司法全体の独立が徐々に成り立っていくことだろう。

 「朴槿恵問題」は裁判所の当面の課題だが、根本的に解決するには文在寅(ムン・ジェイン)大統領が立ち上がらなければならない。文大統領が統合を打ち出しているというなら、「敗軍の将」に対する最低限の礼儀をまず見せるべきだ。 (中略)

 文大統領は、口では統合を叫びながら、行動では分裂を助長している。国内では相手側への恨みと呪いがコンクリートの壁のように固く築かれている。なぜ大統領として成功できる道をあえて避けて通るのか理解に苦しむ。
(引用ここまで)

 下のコラムはパク・クネの拘束延長が10月16日よりも決まる前に書かれたもので、まあ実際に拘束延長となりました。
 しかも次の拘束期限は半年延長されて4月16日。セウォル号が沈没してから3年となるその日なのですね。
 まあ、拘束延長を命じた裁判官の気持ちはよく分かりますわ。

 記事にあるように保釈決定したら「担当判事はインターネット上の悪質な書き込みや個人情報暴露の対象となり、おそらく昼間でも街を歩けなくなる」でしょう。
 嘘とデマで固められ、無数のろうそくで照らされた悪意の道を、顔を上げて法曹人として歩くことができるのか。
 それとも、こうして多少の後ろ指を指されはしてもなんの問題のない道を行くのか。
 そう問われて、後者を選んだのですよね。

 サムスン電子副会長のイ・ジェヨンの最初の逮捕状を却下した判事に浴びせられた悪口雑言や「息子がサムスン電子に就職している」といったデマ、プライベートを端から端までほじくり返された様子を見ていたでしょうから、こうなってもしかたないかなとは思いますが。

 そんなこんなで実質的にムン・ジェイン政権は法の支配から自由になっている。
 自由になっているどころか、操ってすらいる感がありますよね。大法院長官指名や、まだ楽韓Webでは扱っていないのですが、本来定員が9人の憲法裁判所の裁判官を8人のまま、かつ憲法裁長官を空席のままにしていることなんかもその傍証としてあげられるでしょう。

 今回のデモ中に放水銃が直撃して亡くなった事件も、「パク・クネに反抗する聖なるデモの殉職者」みたいな形にしようということなのでしょう。
 ちなみにその聖なるデモとやらはこんな様子でした。


 デモというか、単純に暴動なのですが。
 これに対抗して放水銃使ったことは「過失責任を取らなければならない」のだそうですよ。
 当時、こういった動画を撮影した人間を探し出せとか、デモを主導した連中はやってましたね。
 放水銃は空手のパンチ力並の力、ただしテコンドーのパンチはもっとすごいとかやってましたっけ。

 もちろん、加藤達也氏の出国禁止処分から名誉毀損で起訴されたこと、および無罪判決が出たことまでパク・政権がらみであったことは間違いありません。
 斯様に歴代の政権も同様に司法への介入をやってきてはいるのですけどね。
 まあ、韓国の政権というものはこういうものなのです、ということころでしょうか。

韓国人に生まれなくてよかった
武藤正敏
悟空出版
2017/6/1

パク・クネ、セウォル号沈没事故の報告時刻を30分遅らせて報告していた→遺族会「その30分の1分1分は1時間にも等しい貴重な時間だった!」……それ、ホント?

朴政権 セウォル号報告時間を9時半から10時に改ざん=韓国大統領府(聯合ニュース)
韓国青瓦台(大統領府)の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は12日、2014年4月に発生した旅客船セウォル号沈没事故の当日に朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)が最初に事故の報告を受けた時間が後になって改ざんされたことを示す報告書のファイルが見つかったと発表した。

 青瓦台国家安保室の共有フォルダーのファイルから前日に見つかったという。

 青瓦台は当時、朴大統領が事故当日の午前10時に事故の最初の報告を受け、同10時15分に最初の指示を出したと発表していた。しかし、今回見つかった報告書によると、実際は午前9時半に最初の報告を受けていたことが明らかになった。任氏は「事故から約半年後に作り直された報告書で最初の報告の時間が午前10時に変更されていた」と説明。「報告時間を30分遅くしたのは、報告を受けた時間と大統領が最初に指示を出した時間との間隔を狭める意図だったと判断せざるを得ない」と述べた。
(引用ここまで)

 「あと30分、大統領が早く指示を出していたら」みたいなコメントがセウォル号遺族会から出てますね。「あのときの1分は1時間にも等しいものだった」ですって。
 ネチズンのコメントは「パク・クネを吊せ!」「7時間半の空白の時間を追求せよ!」ってものばかり。

 ……本当に30分早く大統領からの指示が出てたら、なんか変わってたんでしょうかね?
 Wikipediaの経緯を参照してみると、セウォル号が事故を起こしたのが8時52分。
 10時17分にはほぼ沈没。この間、わずかに1時間25分。
 新たな事実として、大統領府に第一報がもたらされたのが9時30分。

 これが本当だとして。
 本当に30分早く大統領府からの命令があれば、なにかできたんですかね?
 海上警察がいち早く到達できたり、脱出できた人数が増えたりしたのでしょうか。

 事故本体と、その対処、後処理、さらには加藤達也氏への名誉毀損裁判や統営艦が出向できなかったオチも含めて、あの事故は韓国そのものの映し鏡ですよ。何度も何度も書いていますが。
 起きるべくして起きて、対処すべくようにして対処したのです。すべて「韓国流」で。
 韓国そのものの事故だからこそ、韓国人は絶望したのですよ。

 まるでパク・クネが空白の7時間(実際には7時間半)を生じさせなければ、救助されてた人間が増えたとか、ひいては「そもそも事故が起きなかった」みたいな言いかたをするのは現実逃避に他ならないと思いますけどね。
 ただまあ「報告を受けたのは10時でした!」なんていう虚偽報告自体も本当にくだらないですけどね。こんなをしているところ、そしてそれが暴露されていることも含めて、本当にあの事故は韓国そのものだったという思いを新たにしましたね。

降りられない船- セウォル号沈没事故からみた韓国
ウ・ソックン
クオン
2014/10/16

韓国与党議員「パク・クネ政権は怪我をした元慰安婦を治療し、見舞いまでして世論工作していた。とんでもないヤツらだ!!!」……えーと、もう1回最初から言ってもらっていいかな?

「挺対協実体知らせなさい」... 朴政府、慰安婦関連世論工作(ノーカットニュース・朝鮮語)
朴槿恵政府が「12 .28韓日慰安婦合意」以降急激に悪化した世論を反転させるために挺対協など日本軍慰安婦被害おばあさん支援団体をまるで反政府勢力のように描写するなど、積極的に世論工作を行った情況が明らかになった。

さらに8月死去したハ・サンスク日本軍慰安婦被害おばあさんが生前に、中国での事故で重体に陥った切ない状況を世論工作に活用することもしたし、民弁(民主社会のための弁護士の会)が外交部を相手に、日韓慰安婦の合意の交渉文書公開訴訟を提起したことについてもいちいち青瓦台が対応方針を指示した情況も分かった。

11日共に民主党イ・ジェジョン議員とCBSノーカットニュース取材によると、昨年1月4日に作成された「秘書室長の指示履行と対策(案)」(以下「秘書室長の指示」)文書には、「大多数の国民が慰安婦問題背後にある挺対協などの批判勢力の実体をよく知らないので、国民がその実体をひとつひとつ知ることができようにする方案を講ずること」とされている。

挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)は、1990年に結成された団体で、日本帝国主義の蛮行として行われた日本軍慰安婦問題の解決を促して、被害者(生存者)の名誉回復など率先してきた団体だ。

昨年1月24日に作成された「秘書室長の指示」文書にも挺対協など慰安婦を支援する市民団体を狙った部分が出てくる。

この文書には、「挺身隊対策協などが『慰安婦の合意無効』を主張する大規模な集会(1.30予定)を推進するが、一度ローキー(Low - Key)基調を維持しながら、慰安婦対象説得努力を継続する一方で、参加団体の実体がメディアに自然にさらされる可能性のある方策も検討する」と明示されている。

慰安婦の合意に反発した団体を、反政府勢力やまるで背後勢力があるかのように描写しながら、これらを牽制することを当時の青瓦台の李丙ギ秘書室長が直接指示したもので、大統領府が慰安婦合意以後悪化した世論を反転のための世論工作の司令塔の役割をしたものと思われる。

朴槿恵政府が海外に居住する慰安婦被害おばあさんの転倒を世論工作の手段として活用した情況も明らかになった。

故ハ・サンスク慰安婦被害おばあさん(8月28日死去)は、昨年2月に中国に居住する当時の階段で倒れ大きく負傷した。肋骨が肺を刺し重篤な状況になったのだ。

これに対して政府は4月1日報道資料を出しておばあさんの治療のために、国内の医療陣を派遣すると発表した。また、一週間後にしおばあさんを国内に移送して治療を行うという事実もメディアに知らせ、ハおばあさんの手術が終わった後には、黄教安首相(当時)とユン・ビョンセ前外交部長官、ガン・ウンフイ前女性家族部長官などが相次いでお見舞いをした。

しかし、このような政府の対応に真正性を疑わせる部分が4月1日に作成された「秘書室長の指示」文書で出てくる。

この文書には、「最近の事故で重体に陥っている中国の居住慰安婦に政府が専門医療陣を派遣し、健康状態を確認した後、国内移送するかどうかなどを検討する計画だが、このような政府の努力を促進することが必要」と出てくる。

政府の素早い対応と政府高官らの相次ぐ見舞いが韓日慰安婦合意以降悪化した世論を反転させようとの世論工作の次元で行われたものと解釈することができる内容である。

宗教団体を動員し、世論工作を行った情況も分かった。(以下略)
(引用ここまで)
 おや、残念。挺対協の背後関係をきっちり洗い出すようなことができれば、それは韓国のためにもなったと思うのですけどね。
 これも「前政権への報復」のひとつといえるでしょう。
 ノーカットニュースと共に民主党の議員が明らかにした、ということですからね。
 「日韓で慰安婦合意を決めたあとに、世論工作をした」と決めつけていますから。

 でも、この「世論工作」と言われるもの、中身を見たら普通のことにしか見えません。
 一度、政権として取り決めた合意を遵守するために世論を自らの政権にとって好ましいものにするというのは普通の行為ではないですかね?
 それに反対する挺対協や他の団体は明らかに北朝鮮からの息がかかっているのは間違いないし、そこをつくのは常套手段でしょう。

 引用部分の後半にある「中国在住の元慰安婦がけがをしたから、韓国国内に移送して治療」っていうのも、同様のことで。
 実際にこれをやってまして。ユン・ビョンセやファン・ギョアンが見舞いに行ってましたね。
 これが世論工作だったそうですよ。
 ……いや、まあなぁ。

 何度も楽韓Webでも書いているように韓国の政権交代は確実に易姓革命であり、前政権は叩き潰す対象にしかならない。
 パク・クネ政権を弾劾することで成立した今回のムン・ジェインの場合は、その性格を過去の政権よりもより多く持っている……にしても。
 これは普通にパク・クネ政権の善意だろ。
 「こうして温情を見せることで世間にパク・クネ政権の正統性を広めようとしているのだ」みたいな考えかたなんでしょうが。
 意図が悪であっても行動が善であれば、それは善なんだよなぁ……。ましてや、これは意図そのものも悪とはいえない。

 こんなことまで「悪」として認定するのであれば、その悪意は次に政権を失うであろう5年後だか13年後だかにより増幅されて自分たちに帰ってくるだけでしょうにね。
 もっと他にやることないのか、おまえらって話です。

 ま、このニュースについているコメントはほぼすべて「パク・クネを高く吊せ」ってものばかりなので、これはこれで正解なのかもしれませんけどね。

「韓国広報専門家」のソ・ギョンドク教授、選挙時の世論操作をしていた容疑で捜査される → 「関係していたら教授も広報活動もやめる」→ 嘘でした

ソ・ギョンドク「お金ないた→受けた」と言葉を翻した理由とは(韓国経済TV・朝鮮語)
「国家情報院のコメント部隊」チーム長(外郭長)の活動疑惑を受けているソ・ギョンドク教授が国家情報院のお金を受け取ったことがない従来の主張をひっくり返し作品展示のための運搬費支援を受けたことがあると明らかにした。

先立って去る4日JTBCは国家情報院の民間人のコメント部隊長に活動費を与えた後、領収書のソ・ギョンドク教授のサインが入った200万ウォン相当の領収書が発見され、証拠として提出されたと報道した。

これに対してソ・ギョンドク教授は、「教授と20年以上してきた韓国の広報活動をすべて降りておく」と断言し、国家情報院側とどのような出会いを持つことも全くなく、活動費を受けた内容は事実ではないと否定した。

特にソ・ギョンドク教授は、「(国家情報院から)お金を受け取った記憶が全くない。率直に言って、領収書のような紙に署名した記憶も出ない。国家情報院が確保したという領収書は、私に一度見せたらいいだろう」と自信を見せた。この疑惑が浮上したのには、国家情報院に通う知人が自分の名前を売って虚偽の事実を報告したという説明も付け加えた。

しかし、5日ソ・ギョンドク教授は、国家情報院から支援費を受けており、署名した事実もすべて認め、既存の主張を覆した。ただしこれは、コメント部隊活動費名目ではなく、ユネスコハングルの作品展示のための運搬費支援だったと釈明した。また、この支援費も、「知っている国家情報院職員が助けてくれただろう」と言って議論の余地を残した。
(引用ここまで)


 ソ・ギョンドク教授がいわゆる「コメント部隊」として働いていたのではないかということで警察から捜査を受けている、という話題。
 このコメント部隊の話を書くのははじめてじゃないですかね?
 ちょっと解説しておきましょう。

 2012年の大統領選で「パク・クネ(あるいはイ・ミョンバク)は正しい、ムン・ジェインの言うことは間違っている」とNAVERだのDAUMだので書き続けて、世論を操作したという疑惑がありまして。
 疑惑というか、公職選挙法で逮捕された国情院職員がいたので事実やっていたのですが。
 これを主導していたのが「国家情報院=国情院」なのですね。

 すでに終わった事件かとも思われたのですが、ムン・ジェインが大統領になってから再捜査がはじまっています。なんでかって?
 そりゃ、そういった手段で2012年に自分を落選させたパク・クネ(とイ・ミョンバク)に復讐するためですよ。
 それもかなり徹底したものとなっているとのことです。

 で、その徹底した捜査の中でソ・ギョンドクの関与が浮かんできたというのが今回の話。
 当初、この疑惑が明らかになったときには一切関係ないと明言していたのですよ。

「(国情院との)関係は一切ない」
「(関与していたら)20年間続けてきた韓国広報活動をやめる」
「教授も辞める」
「200万ウォンの領収書が出た? サインした覚えなどない」
「その領収書とやらを私に見せてみろ」

 このくらいの強さで断言していたのですね。
 で、昨日になってから──

「やっぱりお金はもらっていた」
「200万ウォンの領収書にサインしたのも自分だった」
「コメント部隊としてではなくて、ユネスコのハングル展の運営費支援のお金だった」

 などと言い出したとのこと。
 1日でなにがあったのか気になるところですね(笑)。
 ちなみにこのスクープを出したのはJTBCで、チェ・スンシルのタブレットPCを入手したとして世紀のスクープを手にしたところです。

 反日的である、ないを別にしてどうもこの教授、言っていることがおかしかったので人間的にアレなんじゃないかなぁ……という感じはしていたのですよね。
 「国外に衣料品を送るボランティア活動の送料を作るために、衣料品の99%を国内で売り払った」とか。
 「日本の主要都市に数万枚単位のポスターを貼ってきた」って豪語したのに、そのポスターを見たという日本人がひとりもいなかったり。
 ニューヨークのタイムズスクエアに独島広告を出した広告料を代理店が持ち逃げしていたなんてこともありましたね。
 韓国人としては当然といえる行動ですが、論文盗用もやっていました
 化けの皮がついにはがれたというか、個人的にはすごく納得しています。
 こういう行動をしていくには、韓国では政権とべったりになっている必要があるのだろうな、とも思いますしね。

韓国裁判所「物証はないが心証では有罪。なのでサムスン電子副会長は懲役5年」 → こんな無茶苦茶が通る理由はパク・クネの裁判への影響?

【社説】「黙示的な請託」 疑わしきは罰する司法判断は正義なのか(朝鮮日報)
裁判長は「面会の際、李被告が朴前大統領に明らかに請託を行った事実は認められない」との見方を示したものの、李被告には経営権継承という大きな課題があったことに加え、乗馬への支援がすなわち崔順実被告への支援になること、そしてそれは大統領への金品の提供にあたることを(李被告は)認識していたと裁判長は判断した。つまり朴前大統領と李被告の間で「以心伝心、すなわち黙示的な形の不正な請託」が行われたというのだ。李被告と朴前大統領の間で経営権継承に関するやりとりがなかったのは事実だが、李被告はこれについて朴前大統領が力を貸してくれることを期待して乗馬への支援に応じ、また朴前大統領も様々な形で経営権の継承を後押ししたというのだ。

 朴前大統領と李被告の心の中で互いに請託が行われたかどうかなど確認のしようがない。二人が本当に以心伝心の形でやりとりを行ったのか、あるいは朴前大統領の求めに李被告がやむなく応じたのかなど誰にもわからない。事実なら有罪で、そうでなければ無罪になるのだろうが、それは証拠に基づくものではなく、単に裁判長の個人的な判断にかかってくるのだ。 (中略)

 この事件は司法が法廷の外から加えられる有形無形の圧力に屈せず、法律と証拠のみに基づいた判断ができるかという点でも関心が集まった。大統領府は裁判中「大統領府のキャビネットからみつかった」として過去の様々な文書をわざわざ公表し、特別検事を通じて裁判所に提出した。現職の閣僚も法廷で被告に不利な証言を行った。(中略)

 「世紀の裁判」とまで言われた事件だ。国民の誰もが納得できる明確な判決を期待したが、結局はどこか後味の悪さが残ってしまった。政治による圧力や険しい世論の中で行われた裁判の判決理由は「以心伝心の黙示的請託」だった。上級審でこの後味の悪さが払拭されるか改めて注目したい。
(引用ここまで・太字引用者)

 昨日、書き切れなかったイ・ジェヨンの贈賄での有罪についてちょうど書いている朝鮮日報の社説があったのでピックアップ。
 まあ、ここから下の文章はそれを一切見ないで書いているのですけども。

 今回の「贈賄」認定のなにが無理筋かというと、パク・クネもチェ・スンシルも賄賂を受け取っていないというところなのです。イ・ジェヨンはもちろん、サムスン電子も直接の贈賄をしていない。
 イ・ジェヨンがやったことは「スポーツ振興のための寄付を頼む」と言われて、それまでもやってきた寄付をしたことだけなのですよ。
 サムスン電子は延々と乗馬協会をサポートしてきたし、平昌冬季オリンピックに向けて冬季種目の強化のためにといわれて英才センター設立もサポートした。
 チェ・スンシルの設立したKスポーツ財団、ミル財団にも寄付をした。
 それが「乗馬協会はチェ・スンシルに牛耳られてきた。英才センターはチェ・スンシルの姪が牛耳っている」といわれて贈賄認定。

 これまで韓国ではスポーツだの文化振興だのに財閥からの寄付がばんばん使われていたのですよ。もちろん、パク・クネ政権でも同様。
 たとえばパク・クネは青少年雇用ファンドなんてものを提唱して、サムスン電子の会長であるイ・ゴンヒは意識はないけど20億ウォンを寄付しています。その他の財閥からも寄付があったそうです。
 こういった政府からの寄付要請はすべて贈賄であると認定される可能性が出てきたのですね。

 他の財閥のトップも戦々恐々としているようです。

[イ・ジェヨン宣告]凍りついた財界「大統領が呼んでただけなのに...」(ニュース1・朝鮮語)

 チェ・スンシルが実質的に設立したKスポーツ財団、ミール財団にはサムスン以外にもSK、ヒュンダイ自動車、LG、ハンファ、ロッテといった財閥がほぼすべて寄付をしているのです。

 イ・ジェヨンの弁護士もそのあたりを突いていまして。
 「他の財閥も同じように寄付を依頼され、同じように寄付をしている。これらが贈賄にならないのに、なぜサムスン電子だけ、なぜイ・ジェヨンだけは罪になるのだ」と。

 まあ、ぶっちゃけていえばパク・クネを確実に有罪にするためには、贈賄・収賄の両方で有罪になる必要があるからですよね。
 寄付したほうが贈賄と認定され、有罪になった。
 だから、寄付を依頼したほうも収賄であり、有罪なのだと。

 加えてその他の財閥についても現政権に逆らうようであれば、同じように扱うぞという脅しでもあるわけですよ。
 「最低賃金が上がったから海外に工場を建設する? イ・ジェヨンと同じになりたいというわけか?」というような感じですかね。
 ムン・ジェインの独裁体制を固めるために裁判所も加担した、ということなのです。

む、徳富蘇峰の近世日本国民史が安くなっている……。
近世日本国民史 田沼時代 (講談社学術文庫)
徳富蘇峰 / 平泉澄
講談社
1983/7/10

ムン・ジェインの大統領就任記念切手が発行され行列も……歴代大統領の記念切手も見てみよう

郵便局前で「ムン・ジェイン切手」を購入のための珍しい風景が演出されて... 「夜明けから並んでいる」(MBN・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領の就任記念切手が今日9時から全国総括局とインターネット郵便局で販売を開始した中で、切手を買うために並んで立つなど珍しい風景が続いています。 ネチズンたちは、このような状況を、社会関係網サービス(SNS)を介してリアルタイムで中継しています。 (中略)

今日から販売を開始したムン大統領記念切手セットはムン大統領の子供の頃の姿、盧武鉉前大統領と並んで立っている姿、社長就任式のシーンなどが盛られています。
(引用ここまで)

 朴正熙の生誕100周年記念切手は発行中止に追い込んでおきながら、自分は就任記念切手を発行かよと思われるかたもいるかもしれませんが。
 韓国では大統領が就任するごとに記念切手が発行されるのはお約束のようなものなのです。
 ちょっと歴代の記念切手も見て見ましょうか。

第13代大統領盧泰愚。ちなみにここから人物をカラー印刷するようになりました。盧泰愚以前も就任記念切手は発行されています。
noteu

14代大統領 金泳三。呪いの鉄杭を抜きまくってIMF管理下に置かれた人。
kimyorusan

第15代大統領 金大中。ノ・テウ以降で大統領個人として記念切手を2回発行した唯一の人物。
kindaichuu

上が就任記念切手。2回目のそれは当然、ノーベル平和賞受賞記念。
kindaichuu2

第16代大統領 ノ・ムヒョン。
nomuhyon

第17代大統領 イ・ミョンバク。すっきりとしたデザインですね。
2mb

第18代大統領 パク・クネ。デザインにはチェ・スンシルがからんだのではないかという噂。

parkkunhe

でもって、第19代大統領ムン・ジェイン。5・18関連の写真やノ・ムヒョンとのツーショットも入っているということで話題。
munjein

 うーん、こうやってなにも考えなしにありものを並べるだけのエントリはなんて楽なんだ。
 まあ、たまにはこういうものもよいでしょう。

 韓国では記念切手がぽんぽん出るのですよね。ファン・ウソク記念切手とか、ワールドカップ4位記念切手とかも出てましたよ。

事情のある国の切手ほど面白い (メディアファクトリー新書)
内藤 陽介
KADOKAWA / メディアファクトリー
2012/10/17

ムン・ジェイン政権「パク・クネ政権が慰安婦合意を違法に指示していた文章を発見したぞ!」→菅官房長官「韓国の国内事情にはコメントを控えたい」

慰安婦合意の違法支持文書発見も、日本「韓国は合意履行を」(朝鮮日報)
 朴槿恵(パク・クンヘ)政権が2015年の韓日慰安婦合意に関して違法な指示を出していたことを示す文書が見つかったことに関連し、日本政府は18日「合意の着実な履行を求める」という従来の立場を繰り返した。

 日本政府の菅義偉官房長官は同日午前の定例会見で、問題の文書の発見が慰安婦合意見直しの動きに影響を与えるかとの質問に対し「韓国政府内部の文書であり、(日本)政府としてはコメントを差し控えたい」と述べた。
(引用ここまで)

 まあ、韓国国内でなにがあろうとどんな事情であろうと。そして、それが違法であろうと適法であろうと脱法であろうと知ったこっちゃないのですけどね。
 政府間で合意を形成したのであって、その片方の国内事情なんかどうでもいいのですよ。

・パク・クネは前政権だ→知らんがな
・パク・クネは弾劾された→知らんがな
韓国国民が情緒的に受け入れられない→知らんがな
・当事者が受け入れていない→7割受け取ってる
・パク・クネが違法に行った→知らんがな

 韓国側がどんな事情を全面に押し出そうと、日本側には一切関係がない。
 安倍総理が言っているように、慰安婦合意は日韓関係の一丁目一番地
「最終的かつ不可逆的に解決」された問題を再度持ち出すのであれば、裏書きをしたアメリカとの関係も含めてそれなりの覚悟をすべきなのですが。
 ここをスルーしてツートラック外交とかあり得ないのですけどね。

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