楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

パク・テファン

 相互RSS募集中です

パク・テファンのキャリア終了は、そのまま韓国水泳界の終了を意味する。インフラも育成も二流国に過ぎない

パク・テファン錯視効果終わったとき、下側に現れた韓国水泳(朝鮮日報/朝鮮語)
韓国水泳は、今回のリオ五輪を通じて「パク・テファンの後」の版を新たに組まなければならないという痛恨の教訓を得た。
パク・テファンを含む韓国競泳種目の出場選手8人(男3・女5)のうち一人も決勝に上がることができなかっ。水泳代表チームで決勝に上がったのはダイビング(男子10mプラットフォーム)のウ・ハラム(18)が唯一だった。水泳は、合計46個の金メダルがかかっている。韓国はその辺にも行ってみなかった。
パク・テファンが韓国水泳の最初のオリンピックのメダル(自由形400m・金)を獲得した2008年の北京オリンピックから8年が過ぎた。韓国水泳はなぜパク・テファンという世界的な選手が出てきた後も、むしろ後退しているのだろうか。

水泳界の関係者は、「パク・テファン錯視効果」が消えた口をそろえた。
代表コーチを務めたした指導者は、「パク・テファンは『突然変異』に過ぎず、韓国水泳のインフラと選手育成の構造は、世界水泳先進国と比較できないほど遅れている」と話した。
エリートスポーツの中心となる代表チームはむしろ選手たちにとって忌避対象になった。水泳選手の親たちはライバルの選手が代表に選出されると喜んだ。 「代表チームに行けば記録が落ちて戻ってくる」は、あきれた理由だ。

水泳界では「競争力のない指導者も代表不振の原因」という批判も出ている。パク・テファンが外国人コーチを別に置いて訓練することも、国内の指導者が世界水泳の流れを全く追いつけないからである。
韓国の水泳底辺は日本の35分の1の水準である。日本の登録選手(小・中・高・成人)は、12万4996人(2015年日本水泳連盟基準)である。韓国は2015年基準3597人である。 3500人の中にパク・テファンが1人出てきた場合は、日本ではパク・テファンのような選手が35人出てくる可能性があることを意味する。日本水泳は劉で金2・銀2・銅5で9個のメダルを収穫した。
まったくもって不足している正式規格のプール、どんぶり勘定式で運営されているクラブのシステムも問題だ。水泳が生活に活きた体育として取り入れられている日本・オーストラリアでは、学校のプールを簡単に見つけることができるが、韓国では登録されたエリート選手たちでさえ訓練場所を見つけるのは難しい。クラブ指導者は「プールは収入のための講習会員に席を与え、選手たちに貸してくれない」とした。国家代表ともなれば泰陵(テルン)と鎮川のプールを利用することができる。パク・テファン熱風以降、雨後の筍の生まれたプライベートクラブも問題だ。 「検証受けていない指導者が懐だけ潤している」という言葉が出てくる。このような状況で泳ぐ有望株は、大学入学やプロ進出に役立つ球技に転向してしまう。

韓国水泳全体を管理しなければならない連盟も自らの役割をしていなかった。水泳連盟は、財政悪化と執行部の不正で、3月体育会管理団体に転落した。
当時の前・現職役員5人国家代表選抜などを口実に賄賂を受け取った容疑で起訴された。
(引用ここまで)

 錯視……もくそも。
 過去もパク・テファンしかいなかったし、現在もいない。
 そして有望な選手もいない。

 キム・ヨナと同じですよね。
 そして新体操のソン・ヨンジェも同様。
 突然変異で受け継がれないし、団体への参加もできない。水泳ではメドレーリレーもできないし、新体操団体にも、スケート団体にも参加できない。

 「水泳、フィギュアスケートでも韓国はトップレベルに進出したのだ!」なんて妄言を垂れ流していた時期もありましたが、実際にはキム・ヨナが終わればフィギュアスケート終了
 そしてパク・テファンが終われば水泳も終了。

 スケートのショートトラックと女子ゴルフはなぜか伝承できたのですけどね。
 そこの差異がどこから生じているのか、興味深いのですが。個人競技だから、というわけではないようです。
 ゴルフに関しては「お金になる」という面は大きいと思うのですが、それではショートトラックの理由付けにはならないのです。
 プールと違ってショートトラック用のリンクは作りやすいという言いかたはできるかもしれません。
 そしてショートトラックの層というものは世界的に見ても薄かったので、韓国が集中投資するのに向いていた……という構造かな。

 年金や一時金(報奨金)をもらえる根拠になる年金ポイントをいかにして稼ぐのかという視点もあると思うのですが、この解説は面倒なのでまたいつか別の機会に。

孤独の価値
森博嗣
幻冬舎
2014-11-28

フェルプス他「ドーピングしたヤツに価値なんてない」 → 中国水泳協会が謝罪要求 → パク・テファン「撤退します……」

中国選手は「薬物使用者」発言問題で、豪州側が謝罪拒否/競泳(サンスポ)
<リオ五輪>「やつの尿は紫色だ」=豪州選手に続き、フランス選手も中国の孫楊を揶揄!―仏紙(RecordChina) <五輪水泳>フェルプスも孫楊を非難 「スポーツは公正であるべき」(中央日報)
リオ五輪:土下座出場の朴泰桓、1500M自由形を棄権(朝鮮日報)
英国デイリー・メールは10日(日本時間)、「フェルプスが『中国水泳スターの孫楊を薬物服用者と非難したマック・ホートン(オーストラリア)を支持する』という立場を明らかにした」と報じた。ホートンは2016リオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)水泳男子競泳400メートル自由形で金メダルを獲得した後、銀メダリストである孫楊のドーピング摘発前歴ついて非難した。

フェルプスもデイリー・メールとのインタビューで「スポーツはクリーンであるべきだし、公平な舞台で行われるべき。ドーピング検査で二度も陽性を示した選手が、まだ五輪に出場できているということは非常に悲しいこと」としながら「ドーピングの不正が繰り返されていることに心を痛めている。誰か何とかしてくれることを願っている」と話した。

「ドーピング検査で摘発された選手と同じプールで戦いたくない」というホートンの発言を支持したものだ。今大会で五輪5回連続出場のフェルプスは男子4×100メートルリレーで個人通算19回目の金メダルを獲得した。

フェルプスだけでなく、他の選手も孫楊のメダル獲得に対して不満を表明した。平泳ぎ女子100メートル金メダリストのリリー・キングと銅メダリストのケイティ・マイリ(以上、米国)も「個人的に、ドーピングが発覚した選手と同じチームにいたくない」と声を高めた。
(引用ここまで)

 最初のホートン選手は「drag cheatとは同じプールにいたくない」と発言しているのですが、これが競技者の正直な感想でしょうね。
 ドーピングした人間というのはもう別カテゴリで争ってくれって話です。
 王楊は今回のリオオリンピックで活躍しているのでこうして目の敵にされていますが、パク・テファンも同様のカテゴリにいる人間なのですよね。
 ドーピングなしでは予選落ちばかりなので、まったく目立っていないという状況になっているわけですが。

 で、そんなジューサー(ドーピングしている人間という意味の隠語)と競技者の間の舌戦とは関係なく、400、200、100メートルでことごとく予選落ちしたパク・テファンがひっそりと1500メートルでは予選に参加することなく帰国。
 本人は「これでは終われない」ということで東京オリンピックを目指すとしているのですが。
 ……晩節を汚すばかりですよ。もうやめればいいのに。

 韓国国内のいわゆる「韓国人の反応」では「もう26歳は水泳選手として老人だ」みたいな話が主流になっているのですが。
 件の王楊は25歳。北京金メダルの時の北島は25歳。フェルプスは化け物なので比較対象にしにくいですが、31歳。200x4自由形リレーで銅メダルを取った松田選手は32歳。
 ちゃんとケアをしていれば競技者として戦える年齢なのですけどね。


「ドーピング」のパク・テファンは予選敗退、同じ日にイチローが3000本安打達成で思う「ドーピング」の惨めさ

韓国競泳の朴泰桓 400m自由形予選敗退(聯合ニュース)
リオ五輪第2日の6日、男子400メートル自由形が行われ、韓国の朴泰桓(パク・テファン)は予選で敗退した。

 紆余(うよ)曲折の末に4大会連続で五輪出場を果たした朴は予選6組に出場し、3分45秒63で同組4位、全体10位で決勝進出を逃した。
(引用ここまで)

 かつての金メダリスト、前回オリンピックでの銀メダリストが予選敗退。決勝にすら進めなかった。得意の400メートルはもちろん。200メートルでも。

 以前書いたように出ないほうがむしろよかったのですよ。
 本人は「準備不足で……」という言い訳をしていますが、CASの裁定がどうであろうと練習自体はできていたはずなので言い訳にすぎません。
 なにがしんどいって、これで「薬を使っていなかったときの実力はこのくらいだ」という認識になってしまうこと。
 過去のメダルも薬のおかげではないかという考えになってしまうことなのですよ。

 実際にメダル獲得時にドーピングをしていようと、していまいと。
 一度、薬に手を染めてしまった選手へのイメージはそうなるのですね。

 今日、イチローが3000本安打を達成しましたが、メジャーリーグで3000本安打を打ったプレイヤーはわずかに30人。
 そのほとんどが殿堂入りしています。引退してから5年未満で、殿堂入りの審査が行われていないジータ。そしてまだ現役であるA・ロッド、イチローを除く27人のうち、実に25人までが殿堂入りしています。
 ひとりは永久追放されているピート・ローズ。永久追放されていない選手の中で唯一、殿堂入りを逃しているのがパルメイロという選手。
 現役中に「わたしはステロイドなど使ったことがない。以上」という有名な米議会での証言をしたのです。、その後に3000本安打(+500本塁打)を達成したものの、その直後にステロイド陽性反応。
 その年に引退して、5年後から殿堂入りの審査がされたものの得票はまったく伸びずに殿堂入り失敗。過去の栄光もまったくないものとして扱われているのです。
 ボンズも同様ですねぇ……。

 パク・テファンが実際にどのくらいの期間、ドーピングに手を染めていたかは分かりませんが。
 その獲得してきた金メダルの価値はぐっと薄まってしまったことは間違いありません。



リオ五輪まであと2ヶ月、パク・テファンの出場可否はいまだに決まらず

競泳・朴泰桓と大韓体育会の面談延期 リオ五輪出場問題(聯合ニュース)
 今夏のリオデジャネイロ五輪の競泳韓国代表に選出されなかった北京五輪男子400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン)と大韓体育会による国家代表選抜規定をめぐる25日の面談が無期限延期となった。

 大韓体育会の関係者は「朴泰桓側の事情で面談ができなくなった」と述べ、朴側があらためて面談の日時を決めて連絡することになったと伝えた。

 朴側の要請により、朴側と大韓体育会の事務総長はこの日午前10時から面談する予定だった。韓国国内でトレーニング中の朴も出席することになっていた。だが、午前中に朴側からの要請で午後2時に延期された末、面談そのものが中止になったという。その理由について、事前の調整で溝を埋められなかったためとの見方も出ている。

 朴は筋肉増強効果があるテストステロンに陽性反応を示し、ドーピング(禁止薬物使用)違反で国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。処分は今年3月に終わり、復帰戦だった4月末の国内大会では五輪参加標準を上回る記録をマークしたが、大韓体育会は処分終了後3年間は国家代表になれないとの規定を定めている。朴は4月末、この規定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。
(引用ここまで)

 リオオリンピックの開幕まであと2ヶ月ちょっと。
 いまだにパク・テファンの処遇は決まらず。
 KOC会長は「個人的には出してあげてもいい」というようにコメントしていましたし、世論調査では70%以上が出場させてもいいという賛意を示していました。

 その一方で「決まりは決まりだろ」という話も若干ではありますが出ていまして。
 まあ、その「決まりは決まり」ということが守れているようであれば、韓国はこんな国にはなってはいなかったのですが。

 最大の問題は韓国水泳連盟ではパク・テファンは主流派に属していないということですかね。
 主流派に属しておらず、なおかつ水泳競技では唯一メダルが狙える一にいつ存在であるということが大問題。
 報奨金がもらえない事態になっていたのはそのあたりも作用しているのですね。
 なので水連としては今回のドーピング騒ぎは願ったり叶ったりだったのですが。
 そのあたりがどう作用するか、という感じですかね。


韓国五輪委会長「国民の7割がパク・テファンのリオ出場を願っている」ので規則をなかったことにする模様

競泳・朴泰桓のリオ五輪出場 大韓体育会長が前向き姿勢(聯合ニュース)
大韓体育会の金正幸(キム・ジョンヘン)共同会長が17日、北京五輪競泳400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン)の今夏のリオデジャネイロ五輪出場に前向きな姿勢を示した。

 歴代五輪選手団長との懇談会で、金氏は「個人的な意見」と前置きした上で「私も選手出身のため、朴選手が五輪に出ればいいと思う」と述べた。

 朴は筋肉増強効果があるテストステロンに陽性反応を示し、ドーピング(禁止薬物使用)違反で国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。処分は今年3月に終わったが、大韓体育会は処分終了後3年間は国家代表になれないと定めている。朴は先月末、この規定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。

 金氏は「薬物などスポーツの4大悪はなくしていくのが原則だが、国民の7割以上が朴選手の五輪出場に賛成している」と述べた一方、大韓体育会内部の委員会の意見を聞く必要があると慎重な姿勢も示した。

 国家代表の選抜規定を変更するには、競技力向上委員会の意見をスポーツ公正委員会で審議し、これを踏まえて理事会で決定することになっている。

 スポーツ公正委員会は先ごろ「特定人のための規定変更は不適切」との見解を示したが、金氏が「個人の意見」としつつも公の場で朴の五輪出場に前向きな姿勢を示したことから、大韓体育会が立場を変えるかどうかが注目される。
(引用ここまで)

 大韓体育会、つまりKOCの会長が「個人的な意見」とはしているものの、これまでの規定を変更してパク・テファンの出場を許可しようと発言したと。
 「国民の7割以上が出場に賛成している」ので、これは正しいことだということですかね。
 「韓国の最高法規は憲法ではない、国民感情だ」なんてよく言いますが。
 憲法と比べたらKOCの規則なんてまさに空気みたいなものでしょうね。

 そこに「会長様のお言葉」までいただけたのであれば、もうこれは間違いないでしょう。
 あれですね。
 これこそが「アンチマニュアル社会」というヤツなのでしょう。
 韓国人がいうところの「マニュアル社会である日本には真似すらできない、弾力的な規則の運用」というヤツです。
 もうそんなんだったら最初からマニュアルとか規則なんて一切必要ないように思いますけどね。
 すべて国民投票にして理想の社会でも作り上げればいいのですよ。


ドーピングでリオ出場絶望のパク・テファン、最後の手段のスポーツ仲裁裁判所への仲裁を依頼へ

<水泳>「五輪出場不可」朴泰桓、スポーツ仲裁裁判所に提訴していた(中央日報)
 朴泰桓のマネジメント会社チームGMP側は14日、大韓体育会国家代表選抜規定をめぐり先月26日にCASに提訴した、と明らかにした。チームGMPの関係者は「21日以内に提訴しなければいけないというCASの規定に基づき26日に書類を伝えた」と説明した。

大韓体育会は先月6日、第1回スポーツ公正委員会を開き、朴泰桓のオリンピック(五輪)出場の可否を決定できる国家代表選抜規定を改定しないことにした。こうした内容が公式に発表された日は翌日の先月7日。朴泰桓側は21日以内に提訴しない場合、機会を完全に失うかもしれないと判断し、CASに提訴した。しかし2日後の先月28日、CAS側に直ちに仲裁中止を申請し、現在、関連の案件は進展していない状態だ。

大韓体育会は「朴泰桓がCASに仲裁の申請をしたのは事実。大韓体育会と大韓水泳連盟を相手に提訴した。12日夜にCASから関連公文書を受けた」と関連内容を認めた。
(引用ここまで)

 スポーツ仲裁裁判所へ仲裁を依頼するというのはまあ常道。
 いつぞやペナルティを取られて優勝をふいにした韓国人女子ゴルファーがいきり立って「CASに提訴する!」なんて言っていましたが。
 けっきょくはやりませんでした。

 というのもCASへの提訴(仲裁申し立て)にはものすごい金額がかかるのですよ。
 元サッカー日本代表選手の我那覇和樹(当時川崎F)が受けた点滴がドーピングではないことを証明するためにCASへ提訴して、結果「正当な医療行為であり、ドーピングではない」という結果を勝ち取りました。
 このとき、たしか数千万円の費用がかかったと記憶しています。
 弁護士への依頼やらなんやらでめちゃくちゃ費用がかかるので、我那覇やJリーグ選手会もサポーターへの寄付を募っていましたね。

 今回の「とりあえずCASに提訴したけども、停止している」というのも、提訴の期限だけではなくそういう経済的な面があるからなのでしょう。
 んでもってこの裁判の行方ですが、分からない……としか言いようがないのですね。
 WADA規定による出場禁止処分がすでに終了しているにも関わらず、処分明けから3年間は代表選手として出場できないという大韓体育会の規定は二重処罰ではないかという話があります。
 原則として二重処罰は禁じられていて、出場させないということはできないはず……なのですが。

 実際にアメリカで陸上選手がWADAの出場禁止が明けた選手もオリンピックに出場できないという規定を作っていたIOCを相手取ってCASに提訴し、「二重処罰は無効であり、オリンピックへの出場を認めなければならない」という判決を勝ち取ったことがあります。
 ただし、パク・テファンの場合、大韓体育会が禁じているのはあくまでも「韓国代表選手としての活動」であって、オリンピックや世界水泳への出場ではないのですよ。
 たとえば他の国に移民するというような方法でオリンピックに出場できないとは言い切れない。
 なので、自由裁量の範囲内と言えなくもない……。微妙。
 まあ、以前も書いたように「出場させないこと」こそが、かつての金メダリストに対する温情だとは思いますけどね。

スポーツドキュメントの名著です。

ドーピングでリオ五輪絶望のパク・テファン、コーチが土下座で「出場させてくれ!」と叫ぶ

リオ五輪:元韓国代表監督が土下座でお願い「朴泰桓に出場の機会を」(朝鮮日報)
 競泳の朴泰桓(パク・テファン、26)が28日、東亜水泳大会(光州・南部大学国際プール)・男子一般の部100メートル自由形決勝で48秒91の大会新記録を出し優勝した。自己最高であり韓国記録でもある48秒42には及ばなかったが、200メートル・400メートル・1500メートル自由形の優勝に続く4冠に輝き大会を終えた。

 朴泰桓は禁止薬物であるテストステロンに陽性反応を示し、国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月間の資格停止処分を受けたが、先月処分が解けた。

 今回の大会では出場した4種目すべてで8月のリオデジャネイロ五輪出場資格の基準となる参加標準記録Aをクリアした。だが、「薬物などに対する懲戒処分の満了から3年が経過していない者は韓国代表になることができない」という国内規定に基づき、リオ五輪には出場できない状況だ。

 朴泰桓は同日の記者会見で「今回の大会でベストを尽くす姿を見せることが重要だと思った。自分のやるべきことをすべてしたと思う」と言った。朴泰桓を指導したノ・ミンサン監督は「泰桓はこれまで長い間自粛した。ぜひチャンスをいただければ」と言い、土下座した。
(引用ここまで)

 男性ホルモンを注射するという超ド級のドーピングで資格停止処分となったパク・テファンが、国内の五輪代表選考大会で出場した種目すべてで圧勝したそうです。
 だけども、規程で代表になることはできず、オリンピックへの道は絶たれたわけですね。
 ま、 しょうがない。まさに自業自得。

 パク・テファンに限らず、アスリートのドーピングで怖いのは副作用ではないのですよね。
 周囲が「本当の実力はどこまでだったの?」と疑心暗鬼になることなのです。

 パク・テファンの場合なら8年前と4年前のオリンピックでそれぞれメダルを獲っています。
 でも、嫌韓やらなんやら別にして、スポーツファンなら誰しもが思うはずなのですよ。「あれも本当の実力で獲ったのかな?」と。
 メジャーでもボンズの記録に*をつけて参考記録扱いにしようという動きがあるのは、「ドーピングしなかったらあの記録は出なかったんじゃないの?」という疑惑がつきまとってしまうからなのです。
 「ドーピングなしの時代と比較はできない」って考えるのも当然というものでしょう。
 ドーピングがばれた時点でアスリートとしては死んだも同然なのです。

 あともうひとつ、実はパク・テファンは助かっているのですよね。
 韓国の水泳界は層が紙より薄いので韓国国内では圧勝できても、オリンピックではぼろ負けするでしょう。
 オリンピックに出場してぼろ負けしていたら「ああ、あれがドーピングなしでの実力だったのだな」となる。
 それを出場禁止条項で助けてもらったのです。
 ある意味において出場しない(できない)ことでメダルの価値を保持することができた、ということもいえるでしょうね。

 これがプロレスならヒールターンでキャラ作りにもなったんでしょうが……。リアルなアスリートだからなぁ。


パク・テファン、ステロイドだけでなく4年間出場停止の超弩級ドーピングとなる成長ホルモンも投与していた。

ドーピング:朴泰桓に新疑惑、成長ホルモン剤も注射か(朝鮮日報)
 「ネビド(Nebido)」だけでなく、「ディクラジェ(Declage)」もやっていた。

 禁止薬物の男性ホルモン剤に陽性反応を示し、18カ月間の選手資格停止処分(2014年9月3日−16年3月2日)中の「韓国競泳界のスター」朴泰桓(パク・テファン、25)が、成長ホルモン剤も注射していたと見られることが分かった。

 朴泰桓は14日、ソウル中央地方裁判所で行われた「朴泰桓ドーピング事件」第3回公判に証人として出席した。朴泰桓は「14年7月29日に自身に対し男性ホルモン注射剤『ネビド』(テストステロン成分)を十分な説明なしに投与した」として、ソウルT病院院長を今年1月、告訴した。検察は業務上過失致傷と医療法違反の疑いで院長を在宅起訴した。

 検察は同日の公判で、朴泰桓が昨年11月3日にT病院のC看護師と交わした携帯電話のテキストメッセージを公開した。「姉さん(年上の女性に対する呼びかけ)、姉さん、7月29日に打った注射がディクラジェだったかネビドだったか教えてよ」(朴泰桓)、「ネビドですよ〜」(C看護師)という内容だった。

 朴泰桓は14年9月3日に国際水泳連盟(FINA)が行った抜き打ちドーピング検査で陽性反応を示したが、その直後の11月3日、院長のもとを訪れた。朴泰桓は「その時、初めて7月29日に打たれた注射がネビドであり、成長ホルモンだったという話を聞いた」と主張している。その日、病院を出てからT病院のC看護師に注射の種類がディクラジェなのかネビドなのかをテキストメッセージで質問したものだ。

 ここで新たに登場したディクラジェとは、成長ホルモン(ソマトロピン成分)注射剤の名前だ。成長ホルモン剤も世界反ドーピング機関(WADA)が定めた常時禁止薬物(ペプチドホルモン・成長因子・関連薬物および類似薬剤)だ。WADAは今年から制裁規定を強化、ドーピング検査の試料から成長ホルモン剤が検出された場合、初めての違反だったら選手に4年間の資格停止処分を下すことにしている。 (中略)

 本紙がインタビューした時、院長は「成長ホルモン剤の部分は事件と直接関係ないので、『患者の秘密保持』の観点から記事にしないでほしい」と頼んできた。院長も朴泰桓もホルモン剤が禁止薬物であることは知らなかったと主張している。しかし、選手と医師のどちらの過ちの方が大きいのかを法廷で争ううち、朴泰桓が男性ホルモン剤のほかに成長ホルモン剤まで注射していたことが明らかになってしまったものだ。
(引用ここまで)

 ヒト成長ホルモン、HGHの投与……か。超弩級ドーピングですね。
 自転車のランス・アームストロングや、メジャーリーグオンアレックス・ロドリゲスもこれをやっていました。
 2000年代はまだ検出技術が未熟で「購入の履歴」を追跡することで認定することしかできなかったのですが、現在ではWADAによって検出されるようになっていますね。
 以前のFINAによる18ヶ月の出場停止という制裁はアナボリックステロイドを投与したことについてでしたが、追加制裁はあるんでしょうかね?  記事にあるようにHGHの投与は4年の出場停止が普通です。

 それよりもちょっと驚くのは韓国で成長ホルモンがあまりにも気軽に使われていることですね。
 以前から気軽に使われているという報道はあったのですが。
 まさか「こないだ注射したのはステロイド? それともHGH?」なんてレベルの会話がなされていようとは。
 整形と同じように身長を伸ばすための努力も欠かさないのですね。「努力」なのかどうか微妙ですが。

 まあ、その気軽さをスポーツに持ちこむとこうなってしまいますよってことですが。



最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
韓国人による北韓論
緊急追記で金正男についても。
BABYMETAL
LIVE AT TOKYO DOME
初回限定+早期購入特典
初音ミク ハートハンターVer.

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド COLLECTOR'S EDITION

匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ