楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

ヒュンダイ自動車

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ヒュンダイ自動車が高級ブランド路線、そのブランド名がひどすぎると話題

現代自が高級車ブランド設立を宣言 レクサスなどに対抗(聯合ニュース)
 韓国の現代自動車は4日、ソウル市内で記者会見を開き、世界的に急成長している高級車市場への進出を正式に宣言した。新ブランドを設立し、2020年までに高級車6種のラインアップを取りそろえ、トヨタ自動車のレクサスやフォルクスワーゲン(VW)のアウディ、メルセデス・ベンツなどに対抗したい考えだ。

 新ブランド名は世界市場で知名度があり、現代の高級セダンの主力車種となった「ジェネシス」に決めた。
(引用ここまで)
 新ブランド名はジェネシス。

 ……えーっと。
 トヨタにたとえさせてくださいね。

(以下仮想記事)

 トヨタがプレスリリースを発行しました。
 これまでにないまったく新しい高級車ブランドを立ち上げます。
 つきましては発表会、記者会見を行います。

 「高級車につけるブランド名は……」

 ダララララ(ドラムロール)……パンパカパーンっ!!


 「クラウンです!」 


(仮想記事ここまで)

  っていうことですよね?
 まあ、確かにジェネシスは北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車種ですよ。
 エンブレムもナナメHじゃないので、当初からそういった高級ブランド路線になるんじゃないかという話はあったのです。
 それも例の燃費偽装でミソをつけてしまったのですが。

 ここ10年くらい、ヒュンダイ自動車は高級車路線を行きたいという話はずーっと出していたのですが、ようやく実現といったところですかね。



ヒュンダイ自動車、2017年からヨーロッパを走れなくなるかも?

VWの排ガス不正を明らかにしたICCT「現代自動車は新基準の通過困難」 (ハンギョレ)
 フォルクスワーゲンの排気ガス トリックを明らかにした国際清浄交通委員会(ICCT)が15日に発刊した白書「EURO6 乗用車の窒素酸化物抑制技術」によると、同委員会は「実験室ではなく実際の道路条件方式(RDE)で合計32台を調査した結果、ボルボ、ルノー、現代自動車の実験車両(各1種)が窒素酸化物を非常に多く排出した」と明らかにした。 委員会は続けて「現代自動車などが大気汚染物質である窒素酸化物抑制システムを改善しなければ、実際に道路上での排出ガス測定テストが適用されれば該当車両は基準を通過できず、ヨーロッパ連合(EU)市場から追い出されることになるだろう」と明らかにした。

 白書によれば、現代自動車の車両は、実際の道路条件方式のテストで窒素酸化物が基準値の6.9倍に達した。 ルノーは8.8倍、ボルボは14.6倍に達した。今月からヨーロッパ連合と国内で全面適用されたEURO6排出ガス基準上、窒素酸化物の許容値は80ミリグラム/キロメートル以下だ。今回の調査で現代自動車の実験車両は走行距離1キロあたり窒素酸化物553ミリグラムを排出した。

現代自動車の調査対象車種は準大型クラスだとし、モデル名は公開されなかった。ただし、これら車両は現行の実験室条件での測定方式では全て排出ガス基準をかろうじてクリアーした。 現在、EURO6排出ガス測定方式は、実験室条件でなされており、2017年9月頃から実際の道路条件に基準が変わる予定だ。
(引用ここまで)

 えーっと、なんのソースも出せませんので眉に唾をつけて読んでほしい話。
 日本の自動車企業に勤めているエンジニアが「欧州車のクリーンディーゼルはおかしいわ。それほどの技術差があるわけがないのは分かってる。エンジンを解体してもうちと似たような構成要素しか出てこない。触媒も大きく変わるわけでもない。でも、テスト環境で出てくる数値が違う。圧倒的に違う。そんなに変わるっていうのは物理的にありえない話なんだよな……」という話をしていましたよ、と。
 まあ、VWの件については多くの日本車メーカーの社屋でひざを叩く音が響いていることでしょう。「ああ、そういうからくりだったのね」と。

 さてさて、ヒュンダイ自動車。
 こういった環境団体が「実際の燃費」や「実際のNOxの量」を計測してしまう時代になったのですね。
 そして、それをインターネットでひょいひょいと公開してしまう。
 メーカーにとっては怖い時代になったものです。
 消費者にとってはありがたいことですけどね。

 前回の燃費偽装も、今回の窒素酸化物の量もやり玉に挙げられたのがヒュンダイというところに面白さを感じてしまうのでうちだけでしょうかね。
 技術力では太刀打ちできないので、価格競争でなんとかしたい。
 でも、それだけでは自尊心が満足できないので数値をいじってなんとかする。

 まあ、今回に関してはまだ「将来の基準に現行車が達していない」というだけなので、悪質なものではないのですが。
 自動車産業は総合力を戦わせる時代なんですよね。
 デザインや足回りなんかの一点突破でなんとかできるような時代はずっと前に終わってしまっていた。
 すべてが80点のメーカーと、いくつか100点があっても50点の部分がひとつあるメーカーとが比較されるとき、前者は80点のメーカーとして認識されて、後者は50点のメーカーと認識されるわけですね。
 特に環境関連性能ではそうなると。

 時限ストなんてやってる場合じゃないと思いますけどね。
 まあ、ヒュンダイ自動車の工場労働者がストをしなくても解決できるような事柄ではありませんが。


ヒュンダイ自動車、定年延長にともなって勤続年数=昇給制度を廃止しようとしたものの、例の労働組合が反対した結果→

現代自動車が号俸制廃止提案を撤回 労組の反発で(聯合ニュース)
 韓国の現代自動車が賃金体系の改善に向け号俸制の廃止を提案したが同社労働組合の反発を受け撤回したことが26日、分かった。

 労組は、夏休み前に開かれた同社の「賃金体系および通常賃金改善委員会」で会社側が号俸制廃止を提案したが、夏休み後に開かれた同委員会で提案を撤回したと説明した。

 現代の提案は、賃金体系を勤続年数が増えるにつれ賃金が上がる号俸制から成果主義中心に切り替える狙いがあったとみられる。

 現代の労使は昨年、残業代や退職金などの算定基準となる通常賃金の増額問題解決に向け同委員会の設置に合意した。

 労使は今年6月から賃金・労働協約の団体交渉と並行して同委員会を開いている。委員会の運営が行き詰まる場合は団体交渉も難航すると予想される。
(引用ここまで)

 ヒュンダイ自動車で年齢が行くに従って昇給する制度をやめて、成果給にしようという提案を企業側がしたそうですよ。
 でも、「あの労働組合」が反対してぽしゃったと。
 ま、そりゃそうです。
 ヒュンダイ自動車の従業員といえば、いまの韓国における既得権益の象徴のような存在です。
 中国にあるヒュンダイの工場で働いている中国人労働者の1/10の労働効率なのに、工員で年収1000万円クラスの給料をもらってさらに工員の地位を子供に継承させるためのポイント制度まであるっていう。

 そんな既得権益まみれの連中が、定年延長をおいしくいただける制度をやめるわけがないのです。
 もちろん、そうすることによって新規雇用は絞られて、かつ企業としてのヒュンダイ自動車の体力も削られていくのですが。
 ま、そんなこた知ったこっちゃないですよね。
 いまさえよければすべてよし、なのですから。

 少なくともこれまではそうやることでそこそこうまくいってきた。
 企業自体は世界で有数の自動車製造数を誇るようになったし、韓国国内では圧倒的なシェアを誇ってきた。
 でも、もう状況は変わっているのですよ。
 既報のように中国ではシェアを落とし、韓国国内では外国車が売れるようになってきてかつてのように国内で高く売って、国外でダンピングなんていうこともできないようになってきた。
 なによりも人口ボーナスが枯渇することで、韓国国内での実需が落ちること。
 そして来年からの定年延長で、これまでやってきた「45歳で『名誉退職』させて人件費の削減」ができなくなったのですよね。

 韓国企業にとってパラダイムシフトといっても過言ではない、冬の時代がこようとしているのですが、ちゃんとそれに備えられているんでしょうか。


ヒュンダイ自動車「同じ車でも輸出車のほうがクオリティが高い」という噂を否定するために、衆人監視の中で衝突実験……その結果は?

現代自動車、内需用vs輸出用で衝突試験…内需用逆差別はなかった(中央日報)
この日の行事は「ソナタ30周年」を迎え現代自動車が用意した世界初の自動車同士の公開衝突試演会だ。「輸出用や米国などで生産された車と違い韓国国内用の車は低品質」という批判を意識した行事だ。そこで実験には生産地だけ異なる「ソナタ2.0ターボ」2台を動員した。それぞれ忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)と米アラバマ工場で生産された。(中略)

双方から100メートルずつ走り中間地点でぶつかる衝突実験の結果は「引き分け」だった。2台のボンネットとエンジンルームは大きく損傷し原形がわからなくなるほどだった。だが、同じ形に破損しており同じ大きさの衝撃を受けたものと評価された。衝突の瞬間2台の運転席と助手席のエアバッグとひざエアバッグもやはり全部正常に作動した。(中略)現代自動車関係者は「内需・輸出用とも、ダミー人形の部位別傷害程度により評価した結果でもともにグリーン(優秀)を記録した」と明らかにした。

通常衝突実験は研究所のような統制された環境で行う。その後結果が良ければ大衆に公開する。この日のように変数が多い野外で数百人が見守る方式の実験はリスクが大きく、内外でも前例は見当たらないという。現代自動車は「内需用逆差別」議論を積極的に釈明するため行事を進めた。現代自動車がアンケート調査した結果、「内需用はほどほどに作り海外に輸出する車はしっかり作る」と考えていた顧客は81%に達した。

現代自動車のクァク・ジン国内営業本部長(副社長)は「こうした指摘に対し骨の髄まで悩んでいることをしっかりと示したかった。リスク負担が大きな実験だが顧客と近く疎通したく釈明する場を用意した」と話した。

試験車両を選ぶ時も一般人に任せ公正性を高めた。牙山工場のソナタの場合、自動車専門ブロガーのイ・テファンさんが選択し、アラバマ工場のソナタはキム・ピルス教授が現地を直接訪問して選んだ。
(引用ここまで)

 韓国でもそうですが、中国でも似たような話は浸透していますね。
 「日本製品は一級品を日本で売る、二級品を欧米に売る、中国に来るのはそれ以下のクオリティ」っていう。
 わざわざ日本に来て爆買いしているときに「日本製」にこだわっているのには、そんな部分もあるのですね。
 そんな選別、かえって工程数が増えちゃってしょうがないのでやるわけないのにね。

 韓国でも同様に「韓国国内で売られているものは二級品で、輸出に廻されているものはトップクオリティ」ってされているのです。
 で、それを信じているユーザーがなんと81%。
 これ、実は投影なのですよね。

 自分が経営者であればそうするであろう、そういうようにして金を稼ぐであろうという話なのです。
 なのでそう固く信じられているわけです。

 今回のこのイベントもパフォーマンスとしては面白いですが、韓国人にとって「心証では確実」なことなので、信じない人も多いでしょう。
 記事にあるように車を選ぶところからやっていて公正に見せているのでしょうが、疑う人が見ればなにをどうしようとも信じられないわけで。「用意されているように見えているのはすべて輸出スペックのものだ」とかなんとか、いくらでも言えます。

 ま、韓国企業も同じグレードの車種だったら韓国では高く売られているということは間違いなくやってきたのですよ。
 そりゃま、消費者側も疑い深くもなるってもんでしょう。

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2015-09-02


韓国経済:「ツートップ」のサムスン電子、ヒュンダイ自動車がしおしお……

サムスン電子、4−6月期スマホ市場で苦戦…出荷量・シェアともに減少(中央日報)
先月の販売3割急減、中国で三重苦の現代自動車(朝鮮日報)
23日(現地時間)、市場調査機関IDCによると、今年4−6月期の世界スマートフォン出荷台数は昨年同期比11.6%増の3億3720万台だった。

4−6月期の出荷台数を基準とすると、世界スマートフォン市場シェア上位5社はサムスン電子(7320万台、21.7%)、アップル(4750万台、14.1%)、ファーウェイ(華為、2990万台、8.9%)、シャオミ(小米、1790万台、5.3%)、レノボ(1620万台、4.8%)だった。

サムスン電子は昨年同期に比べて出荷台数が2.3%減少した。しかし、上位5社のうち出荷台数が減少したのはサムスン電子が唯一だった。サムスン電子の市場シェアは昨年同期比3.1%ポイント下がった。
(引用ここまで)
 「とても苦しい局面に陥っています」

 現代自動車グループのある役員は、中国自動車市場で自分たちが置かれた状況についてこう語ります。それもそのはず、現代自動車と傘下の起亜自動車は先月、中国市場での販売台数が約3割も急減したのです。上半期で見ると前年同期に比べ約8%の減少です。販売の減少率が次第に拡大していることが、両社をさらにおびえさせています。

 現代自と起亜自は昨年、中国市場でグループの世界販売台数の22%に当たる176万台を販売しました。しかし、最近は中国メーカーの急成長、日本や欧米の競合メーカーによる値下げ攻勢で大きな打撃を受けています。中国の消費者に人気の小型スポーツタイプ多目的車(SUV)などの新車は、まだ準備が足りず年内に発売できそうにありません。さらに悪いことに、中国の乗用車市場は先月、3.2%のマイナス成長となりました。市場のパイが縮小し、価格競争は激しくなる一方なのに新たな武器がない、まさに三重苦の状況です。
(引用ここまで)

 韓国経済を担うツートップともいえるサムスン電子、ヒュンダイ自動車のどちらも苦戦気味。
 かつてはこの2企業だけが好調でKOSPIの値を「錯視」させるほどだったのですが。

 特にサムスンのスマートフォン部門はひどいですね。
 2011年に世界シェアで1位になってから、2012-13はともに世界シェアは30%を超えてまさに「我が世の春」を謳歌していました。2014年は6ポイント減らして24.5%に。
 と同時に減収減益のターンになってしまった、というのは記憶に新しいところ。
 現在のサムスン電子は半導体のおかげでなんとか体面を保っている……というような状況ですかね。

 かつてはモトローラがレイザーシリーズで大躍進。
 しかし、レイザーシリーズに頼りすぎでコケて終了。それに乗じて低価格機路線でシェアを伸ばしたのがノキア。そのノキアはスマートフォンへの乗り換えタイミングを失敗して終了。
 そのどちらも企業買収されてしまいましたね。
 サムスンは両者とは大きさが異なるのでそこまで落ちていくのかは分かりませんが。それにしても企業が栄えてから没落するまでの周期がかなり速くなっているのも確かなのです。

 モトローラは黎明期から延々と携帯電話製造の雄でした。それを退けたノキアも世界シェア1位であった期間は7年だったと記憶しています。
 どちらもシェアで40%を超えるようなまさに「巨人」として君臨していたのに比べ、サムスン電子は群雄割拠の中での頭ひとつ抜け出している状況。2014年の第4四半期には、シェアでアップルに追い抜かれていましたね。
 ま、2012年前後の「我が世の春」はもうこないのでしょう。

 ヒュンダイ自動車も同様に苦戦。
 先日も増収減益シェア減を発表していました。
 中国市場にかなり注力していたのが、中国の景気後退局面+円安ユーロ安で日欧メーカーから追撃を食らっていると。

 あとは労使問題。
 自動車が売れようが売れまいが給料上げろ、経営権よこせなんていう労働組合がある以上、これ以上の質的な向上は難しいような気がしますね。
 じっくりと韓国国内の工場での生産数を減らしていって、海外工場での生産をメインにすればなんとかってところか。

 ツートップがこうなのだから、他の企業がどうであるかってことでもあるのですよ。
 サムスン電子はこの第3四半期の成績が前年同期比でどうなるかがキモ。1年前のアーニングショックを克服できるかどうかが注目点。
 ヒュンダイ自動車は減収減益を増収減益に持ってきたので、ここから増益に持っていけるかどうか。

 ただ、どちらもアップルやシャオミ、日本企業といったライバルが幅を利かせつつあるので苦しくなっている……というのが実際ですかね。
 日本円がリーマンショック以前になっただけでこうですからねぇ。



韓国経済:ヒュンダイ自動車の減収報道から「やはりサムスン電子は特別なのか」と見えてくる理由

現代自動車の4〜6月期営業益 前年比16%減(聯合ニュース)
 現代自動車が23日発表した4〜6月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比16.1%減の1兆7509億ウォン(約1864億円)だった。

 円安や新興市場の通貨安などが影響して5四半期連続の減少となったが、厳しい経営環境の中でも減少幅が1〜3月期(マイナス18.1%)よりも縮小し、業績が底を打ったとの見方も出ている。

 売上高は前年同期比0.3%増の22兆8216億ウォン、当期純利益は同23.8%減の1兆7904億ウォン。世界市場での販売台数は123万2943台で、前年同期に比べ2.8%の減となった。
(引用ここまで)

 ヒュンダイ自動車のここのところの成績は2014年の第4四半期に減収増益、2015年の第1四半期は減収減益。
 で、この4-6月の第2四半期が増収減益。

 サムスン電子が5四半期連続で減収減益を続けているのに比べれば、まだ健闘しているのかなとすら思わされてしまうのですが。
 2年くらい前までは「この2社だけが好調で株価が上がり、全体株価を押し上げている。これは錯視に過ぎない」くらいまで言われていたのですが。
 相当に厳しい。増収にはこぎ着けることができましたが、16%の減益で「底を打った」っていうのもなんだかな。

 とまあ、そんなことを書いていたのですが。
 なんかこう、違和感を感じていたのですよね。んで、さっき「サムスン電子は5四半期連続で〜」とピックアップした過去エントリを見ていたところ気がつきました。

 ヒュンダイ自動車をはじめとして、普通の企業では一般的な「前年同期比」で数字を出しているのですよ。この記事でもそう。
 まあ、これが世界標準というか当たり前の記述。

 でも、サムスン電子だけは違うのです。前年同期比ではなく、前期比。
 収益が改善しているように見えるからなのでしょうね。

 そんなことをやってなんの意味があるんだって気はするのですが。
 まあ、錯視の中に生きている人たちですので……。


 

ヒュンダイ自動車労組「自動車が売れない? 知ったこっちゃない、もっと給料よこせ! あと経営権もな!」

車が売れないのは経営陣のせい? 利己的な現代自労組(朝鮮日報)
 「内需不振は経営陣のせい、会社の解雇陰謀論!」

 現代自動車の営業社員労働組合である販売委員会(以下、営業労組)は先月から、ソウル・江南の同社国内営業本部の前でこうした内容のプラカードを掲げてデモを行っています。

 発端は、4月に会社側が営業社員に一斉送信した1通の電子メールでした。メールには、販売実績が極めて低調な社員に対し、モチベーションを上げるための教育を実施すると書かれていました。営業労組はこれを「現場の弾圧」「営業自主権の侵害」と規定し、教育を拒否してデモに突入しました。

 営業労組は先ごろ提出した団体交渉要求書に「営業職群の自動昇進制」を盛り込みました。営業職の正社員が職群ごとの平均販売台数と勤続年数を満たした場合、自動的に昇進させるよう求めたものです。労組は併せて、直営店の数を2017年まで455店以下で維持すること、65歳までの定年延長、昨年純利益の30%の成果給支給、7.8%の賃上げなども要求しました。この中には経営権に関する事項も含まれています。

 現代自は、円安とユーロ安に伴う海外での競争力低下と内需不振という内憂外患を抱えています。昨年の営業利益は4年ぶり低水準となり、今年に入り韓国国内でのシェアは40%を下回りました。世界的な金融危機に見舞われた08年よりも経営が厳しいとの見方が内外で出ているほどです。

 それにもかかわらず、労組は自分たちの利益にしか関心がないように見受けられます。現代自の労組は9日に発行したニュースレターで「会社側は団体交渉の顔合わせで、依然として経営が厳しいと大げさに言っていた」「現代自は09年以来、質的な意味で世界最高の収益率を記録している」などと主張しました。現代自の労使はこの日、2回目の本交渉を行いました。

 会社が傾く中で労組だけが生き残ることはできません。現代自は先ごろ、経費の3割カットなどを打ち出し経営の改善に乗り出しました。こんなことは2000年代に入って初めてのことです。労組も会社の置かれた現実を直視し、危機の克服に力を合わせるべきではないでしょうか。
(引用ここまで)

 デモのネタはなんでもいいのですよ。
 ミリほどの瑕疵を見つけてはデモのネタにして、経営陣から金をむしり取る。

 ヒュンダイ自動車の正規工員は年俸で1000万円を軽く超える給料をもらっていて、現代の両班であるという話を何度かしていますが。
 その一方で両班に集る常民のような存在でもあるのですよね。
 この労働争議のやりかたはまんま両班への集りなのです。

 両班は暴君のように振る舞っているって見聞録が多いのですが、そんな風に搾取だけされてたら常民が生きていられるわけもなく。
 なんかっちゃー両班に集って生きていたのですよ。
 その手法が「金を出さないと仕事しねー」って両班を脅すというものでして。
 まんま労働争議のそれなのですよ。

 韓国の労働争議が過激な実力行使になりがちなのは、そんな文化的な背景があるからだったりします。
 それだけに根付いていて排除しづらい ものであるのですよ。

 まあ、さすがにヒュンダイ自動車労組をはじめとした民主労総はやりすぎな輩ではありますが。
 そりゃまあ、韓国国外に工場も逃げますよね。


ヒュンダイ自動車、自社工場駐車場にヒュンダイ車以外はお断りのお触れ

シェア減少に危機感? 現代自が他社車の駐車取り締まりへ(朝鮮日報)
これ以上押されればおしまい…目標増やした現代自動車(中央日報)

韓国・現代自動車の主力工場である蔚山工場が、工場付近の社外駐車場の利用を現代製の自動車に限り、他社製を取り締まることにした。

 現代は8日、韓国市場で輸入車のシェアが拡大する中、全役員・社員が経営危機意識を持つよう、こうした方針を固めたと説明した。ある関係者は、社員から取り締まりが必要との意見が上がったとしながら、「役員・社員が愛社精神を高めるための措置と理解してほしい」と話した。
(引用ここまで)
現代(ヒョンデ)自動車が年初に保守的に設定していた今年の国内・海外年間販売目標を大幅に上方修正した。現代自動車が年間販売目標を途中で大幅修正するのは前例がないことだ。韓国市場と海外市場とも、「これ以上押されればおしまい」という雰囲気の中で出した決心の性格が強い。実際に状況は危急だ。

今年第1四半期の現代自動車の韓国国内シェアは37.7%で予想値の40%を大きく下回った。海外市場もやはりフォルクスワーゲンやトヨタなどの競合メーカーが円安とユーロ安を背景に大々的なプロモーションを展開したため販売が停滞する兆しが現れている。

これに伴い、現代自動車は韓国市場の販売目標値を当初69万台より3万台多い72万台に、海外市場は505万台から5万台多い510万台を売ると年間販売計画を新たに立てた。シェア目標も引き上げた。輸入車販売台数が急増する韓国市場では年初に計画したシェア41%を守り、米国でも2011年に達成したシェア5.1%に相当する5%を新たに掲げた。 (中略)

 現代自動車に対する「アンチファン」が多い韓国の20〜30代の消費者にも集中マーケティングを実施する。現代自動車独自の調査結果によると、韓国の30代顧客の現代自動車人気は22%にとどまったのに対し、ドイツのメルセデスベンツは58%、BMWは52%、フォルクスワーゲン(アウディ含む)は40%だった。現代自動車国内営業本部関係者は「エントリーカーとして現代自動車の代わりに輸入車を選択する30代は今後も現代自動車を避ける可能性が大きい。若い顧客が持つ誤解を解くことができるなら消費者の前で米国販売車両と韓国国内向け車両を実際に分解することもできるというのが現代自動車の姿勢」と説明した。

アンチ消費者を「集中ケア」する部署も別に設けた。昨年10月に国内営業本部に新設した国内コミュニケーション室だ。先月27日にインターネット同好会の会員40人を対象に新車「i40」の試乗会を開催した部署もここだ。
(引用ここまで)

 ヒュンダイが通勤に使う自動車はすべてヒュンダイにすべき、と。
 まあ、従業員であれば普通にある話なのかな。
 技術者であればまた別の考えかたもできますが。
 プライベートで乗る車までヒュンダイになりたくないっていう部分はあるのでしょうが。

 それでなくてもここ数年、韓国にもようやく外車が市場として根付きつつあって、ヒュンダイ・キアにとってブルーオーシャンだった国内市場が侵食されつつあるのですよね。
 記事中にあるように、20ー30代に財閥嫌いがすっかり根付いてしまっていて、ヒュンダイ自動車を選択肢としていない。
 これまでは韓国国内で高く売ることで企業体力を保持しつつ、北米で10年保証だの1台買ったらもう1台みたいなキャンペーンをやってシェアを稼いできたのですが。
 その屋台骨が揺らいでいるってところですね。

 アメリカ市場では、やっていた燃費偽装が相当に消費者の不興を買っているようです。
 アメリカ人っていうのは不公正をやたらに嫌いますからね。
 自分の態度は棚に上げておいて、そうされるのを嫌うという意味においてですが。
 企業風土っていうものは変わらないものなのだなぁ……。


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