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ユン・ビョンセ

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韓国で慰安婦合意の破棄への動きが加速中 → 外相「破棄を含めてすべて可能」 ソウル市長「再交渉は不可避だ」 ナヌムの家「合意をした前外相を偽証罪で訴える!」

ソウル市長「韓日慰安婦合意は惨事…再交渉は不可避」(中央日報)
<慰安婦TF発表>韓国外交部長官「合意破棄含めすべて可能」(中央日報)
<慰安婦TF発表>慰安婦被害者、合意当時韓国外交部長官を相手に偽証罪で告訴検討(中央日報)
朴市長は2日、韓国ニュース専門チャンネルYTNの番組に出演し、韓日慰安婦合意の裏合意が明らかになったことについて「惨事としか言いようがない。協約をするうえで裏合意をするというのは堂々たるものではないということであり、国民にも説得力がない合意の内容を入れたということだ」と述べた。続いて「実際に内容を見ると、政府が大韓民国を代弁しているのか日本を代弁しているのか分からないほどの内容が入っている」と批判した。

韓日間の再交渉問題については「私は避けられないと考える。もちろん、すでに政府間で合意したものであり容易ではないが、国民の意思を代弁していないものをどうやって認めるのか。したがって時間がかかっても問題を提起するべきだと考える」と述べた。
(引用ここまで)
4日午前、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、韓国の放送局CBSのニュース番組に出演し、「慰安婦合意を破棄しようと思ったらできるか」との質問に「すべてのことが可能だ」としながら「しかし、その結果については十分に考えなければならない」と述べた。続いて「日本は粘り強く立場を守っている」とし「日本とこの問題をどのように解決していくべきか非常に悩んでいる」と述べた。

また、康長官は慰安婦合意の問題点について「当事者である被害者、またその方々を支援してきた団体との疎通が足りなかったことが最も大きな欠陥だった」と指摘した。
(引用ここまで)
4日、JTBCの報道によれば、慰安婦被害者が集まって暮らしている「ナヌムの家」は慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんらが12月27日の外交部TFによる韓日慰安婦合意検証結果の発表を受け、尹炳世前長官を偽証罪で検察に告訴するという意向を明らかにしたと伝えた。

ナヌムの家のアン・シングォン所長は「被害者らが前から合意が間違っていると指摘したが、検討してみると『本当にそうだった』と考えられたようだ」とし「尹炳世前長官は偽証罪が成立すると見られる。朴槿恵(パク・クネ)前大統領と李丙ギ(イ・ビョンギ)前秘書室長はさらに検討しなければならない」と話した。

2016年1月、尹炳世前長官は国会に出席して韓日慰安婦合意に裏面合意があったかとの質問に「私が知っている限りない」と答えたことがある。
(引用ここまで)

 「慰安婦合意では慰安婦問題は解決していない(だけども対日外交はツートラックで行う)」という主旨の大統領談話に続いて、カン・ギョンファ外交部長官も「破棄を含めてすべてのオプションが行使可能」とメディアに対して言明。
 次期大統領を狙っているパク・ウォンスンも同様に「再交渉せよ」との発言。
 そして、ナヌムの家に住む元慰安婦ががユン・ビョンセを偽証罪で告発しようとしていると。

 最後のユン・ビョンセ前外交部長官を告発というニュースは「慰安婦合意検証は政権を保たせるための国内事情で行われている」という部分を補強している感じではありますかね。
 ですが、政治家として大物は明白に慰安婦合意をどうにかしようと考えているのは間違いないところ。
 偽証罪で逮捕拘束されるとしたら例の「韓国文化界の王子」のようになるんでしょうかね。

 カン・ギョンファが「すべてのオプションを取り得る」って言っているのも、「ろうそく民心」である韓国人に向けてのニュースではあります。
 そもそも大統領選挙中から韓国メディアでは「なんのペナルティもなく、破棄することはできる……そのあとのことをなにも考えないのであれば」というような論調で語られていました。
 選挙活動中(だけ)にムン・ジェイン陣営に加わっていたホサカ・ユウジ教授も同じようなことを言っていました

 パク・ウォンスンは次期大統領を狙って、共に民主党での予備選不出馬を表明していましたね。ムン・ジェインと争わない姿勢を見せることで政権の禅譲を狙っているなんて部分もあるのかもしれません。
 ろうそくデモをノーベル平和賞に推薦するとか言っていたことや、光化門広場の不法占拠を取り締まらないというように「ろうそくデモの守護者」というような立場になって、国民からの支持を受けて次期大統領に……という目論見でしょう。

 ま、どれも韓国国内における事情を反映したもので、日本政府としては取り上げる必要もないことではありますけどね。
 ユン・ビョンセの逮捕拘束は見たいという気がしないでもないですが。

僕は髪の毛が少ない (コミックエッセイ)
新井 キヒロ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2013/3/22

韓国メディア「ムン・ジェイン政権は慰安婦合意を破棄するのか、その際の日韓関係に事後策はあるのか?」と叫ぶ……たぶん、ない

【時視各角】慰安婦合意は破棄するべきか(中央日報)
最近、2年前の韓日慰安婦合意が乙巳勒約((第2次韓日協約)並みの反民族行為だとして罵倒される雰囲気だ。破棄運動が広がり、60%前後だった再交渉賛成世論は85%まで高まった。本人の意思も尋ねず合意したのは明白な誤りだ。21日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓日議員連盟代表団に会った席でもこの問題が取り上げられた。しかし被害者の多数が合意内容に反対しているかのように導くのも間違っている。文大統領は6月、ワシントンポスト(WP)のインタビューで「慰安婦合意は韓国国民が情緒的に受け入れられず、特に被害者が拒否する」と述べた。

果たしてそうだろうか。合意履行のために設置された和解・治癒財団というものがある。あまり知られていないが、これまで接触した被害者47人のうち36人が慰労金1億ウォン(約1000万円)を受け取ったり受けることを決めたというのが財団側の説明だ。また1人あたり平均4回ずつ受け入れ意思を確認し、強要・懐柔によるものでないことを証明するために録画することもあったという。韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)側は「正確な合意内容を正確に知らせることもなく資金を受け取るようにするのは不当な措置」と指摘する。しかし多数の被害者が合意を拒否しているとは言えない。

過去の政権の作品であっても外交的な合意を覆そうとするのは大きな問題だ。後に新しい妥協案を引き出す時、「今回は破棄しないとどうやって信じればよいのか」と尋ねてくればどうするのか。

合意があった2015年末には「韓日関係の改善が急がれる」というのが世論の大勢だった。当時、韓日関係について韓国人の67.2%、日本人の67.8%が「望ましくなく、改善されるべき」と答えた。さらに平均90歳の被害者が少しでも補償を受けるには一日も早く解決策が出てくるべきだという緊急性も合意を催促した。

迅速な韓日関係改善および被害者補償、そして国民100%が満足する日本側の謝罪および措置という2つの選択肢のうち前者を選んだからといって非難できるかは疑問だ。

20世紀最高の法学者ハンス・ケルゼンはこのように指摘した。「2つの価値が衝突する時、どちらがより重要かは、合理的な認識で決めることはできない」と。相反する価値が存在する時は何が正義かは誰も断言できないということだ。

慰安婦合意に胎生的な欠陥があるのは事実だ。それでも完全になかったことにするかは別の話だ。韓日関係の専門家らは「今の雰囲気ではより良い解決策を引き出すのは不可能」と口をそろえる。

もちろん再交渉の声が高まるのは安倍政権の責任も大きい。安倍晋三首相から謝罪の誠意が感じられない。昨年10月、日本の国会で慰安婦被害者に謝罪の手紙を送る考えがあるのかという質問が出ると、「毛頭ない」と答えたのが端的な例だ。このため従来の合意を土台に首相の謝罪手紙の伝達など補完策を添えるのが望ましい。北朝鮮と核ミサイル問題で対立する状況で非常時支援基地になる日本と協力するどころか戦線を形成するほど非理性的なこともない。
(引用ここまで)

 比較的冷静な「慰安婦合意」に対する韓国保守派側からの提言。 
 これも保守派からの断末魔の叫びのひとつでしょう。これまでは経済関連でのそれが多かったのですが、外交政策でも同様の声が聞かれるようになってきましたね。

 アメリカとの外交関係をどうするのか、中国とはどうするのか。そして日韓関係をどうするつもりなのか。
 ムン・ジェイン政権の外交政策からは具体的な方向性が見えてきていない。
 この情勢の中で韓国をどこに向かわせようとしているのか。
 あえていうならアメリカとは距離を取り、北朝鮮とは対話路線継続という感じですが。
 それによってどこへ韓国を持っていこうとしているのかが不透明なので不安を持たれているのですね。

 で、日韓関係を象徴するものが慰安婦合意。
 安倍総理が「ゴールポストは動かない」と発言したように、日本側が慰安婦合意を日韓関係の大前提としているのは間違いないところ。

  つまり、中央日報は「慰安婦合意を覆してもいいだろう。ただ、ムン・ジェイン政権はそのあとの日韓関係がどうなるのか理解しているのだろか」という話をしている、ということなのですよ。
 よくて崩壊寸前、悪くすれば崩壊という状況に追い込まれることになるが、その覚悟はあるのか、事後策はあるのかと問うているわけですね。
 外交政策でも不安要素満載なので。

 まあ……これまでのやりかたを見るに事後策とかないでしょう。
 ろうそく革命を主導した勢力、そしてなによりも韓国の最高権威者である慰安婦とその地上における権威代行者である挺対協が反対している。
 とりあえず現状は「慰安婦合意を韓国国民は受け入れられない」「被害者を優先しなければならない」という発言に留まっています。
 しかし、先月末に発足した慰安婦合意対策タスクフォースが、どのような経緯で合意が結ばれたのかという結論を出せば遠慮なしに再交渉、破棄といった方向性を打ち出すことでしょう。

 そして、当事者である前外交部長官ユン・ビョンセは高く吊されることになるのでしょうね。
 チャ・ウンテクと同様の姿となって……。

元慰安婦らが「カン・ギョンファを外交部長官にしなさい」と支持宣言。……やっぱり「対日外交最終兵器」であると勘違いしている模様

慰安婦被害者3人が外相候補への支持表明「問題解決してくれる」(聯合ニュース)
韓国の慰安婦被害者3人が8日、ソウル市内で記者会見を行い、外相候補に指名されている康京和(カン・ギョンファ)氏をへの支持を表明した。会見に出席した李容洙(イ・ヨンス)さんは「康京和氏が外交部長官になることを望む」として、「(康氏が)われわれの問題を解決してくれると約束した」と述べた。

 李さんは康氏が2日に慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪問したことについて、「慰安婦(被害者の)おばあさんたちがひどい目に遭っているが、康京和という人がやって来た。彼女が来て慰めてくれ、病気で寝たきりになっているおばあさんが泣き、天も泣いた。雨が降った」とし、「ありがたかったが、あげるものがなくて(康氏に)バッジをつけた」と説明した。康氏は7日に行われた国会での人事聴聞会にこのバッジをつけて出席した。

 李さんは康氏が外交部長官になる前に慰安婦被害者と面会したことに感謝の気持ちを伝えた。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対しても、「慰安婦問題だけは解決してほしい」と訴えた。

 会見に同席した「ナヌムの家」の安信権(アン・シングォン)所長は「人権(問題)専門家の康氏の専門性を踏まえて判断してもらいたい」と述べた。一部の慰安婦被害者や市民団体などは旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意に強く反発している。
(引用ここまで)

 カン・ギョンファ外交部長官候補に対して、韓国の最高権威者たる慰安婦が「我々の問題を解決してくれる人」と支持表明したそうですよ。
 やはり、韓国では「対日外交最終兵器」と考えられているのですね。
 韓国では聯合ニュースによる速報が流れて、かつそれに6000件超のコメントがついています。

慰安婦被害おばあさん、ガンギョンファ候補支持宣言(聯合ニュース・朝鮮語)

 まあ、これで決まりかな。
 ローマ法王が「この人事はこうするように」と言ったのと同じくらいの重さがあるのです。韓国では。

 昨日も書きましたが首相就任とは異なり、外交部長官は国会の同意は必要ありません。
 聴聞会の報告書を採択することで外交部長官の就任に同意したことになるのですが、現在野党はほぼすべて反対している状態です。
 大統領は10日以内に報告書送付を求めることができて、それをも無視された場合は大統領権限で任命することができる、というシステムになっています。

 というわけで若干時間はかかりますし、野党からの「国会無視か!」という怒号は響くのでしょうが、任命されることになるでしょう。今月中には就任できるのかな。
 なにしろ、カン・ギョンファが指名辞退なんてことになろうものなら、次の候補者がいないのです。
 ……現在出せる最良の人材なのですよ。あんなんでも
 国連で最悪の人材であるというレポートが出されているという記事を見た覚えがあるんですが、どこだったかなー。ちょっと探してみましょう。

 任命されるまでの間、外交部長官のポストはどうなっているのかって?
 ユン・ビョンセがまだ現役となっています。
 通常であれば大統領選挙から大統領就任まで2ヶ月以上とけっこうな期間があるので、その間に与野党で折衝して大統領就任とほぼ同時に首相が就任し、その後の1〜2週間くらいで各大臣ポストが埋まっていくというパターンになるのですが。
 今回は弾劾後なので大統領当選翌日に就任という形になっていることもあって、いろいろとガタガタしているのですね。
 ユン・ビョンセはその間、外交部長官であり続けて給料も大臣のそれをもらい続けることができるので大勝利ですね。新しいヅラでも買うとよいですわ。

重要会議ではヅラをかぶろう 超・実践クリエイティブ経営
青井博幸
講談社
2009/10/10

釜山市長「慰安婦像保護条例を見送ったのはユン・ビョンセ外相の圧力」 → 釜山市会議員「私はムン・ヒサン特使がやったと聞いている」とグダグダ政争

釜山少女像条例が市議会常任委員会に上程されなかった理由とは(ハンギョレ)
 ソ・ビョンス釜山市長は23日、ハンギョレとの電話インタビューで「ユン長官が、釜山少女像保護条例が市議会の福祉環境委員会に上程される前日の16日午後、電話をかけてきて、少女像保護条例の市議会常任委員会への上程を見送られるようにしてほしいと要請した。事情が理解できたため、行政副市長などに市議会と共に民主党などに状況を説明するよう指示した。外圧はなかった」と明らかにした。さらに、彼は「ユン長官はまだ在任中で、現政権の人だ。ユン長官が悪化した韓日関係を解決しなければならない現政権を助けようとしたのではないかと思う」と付け加えた。

 ユン長官とソ市長の通話事実が公式確認され、ユン長官が、釜山少女像保護条例が常任委に上程されなかったことでさらに深まっている、共に民主党や自由韓国党、釜山市の軋轢を煽ったという批判の声があがっている。少女像保護条例案を発議したチョン・ミョンヒ釜山市議員(共に民主党)は「ユン長官は韓日政府の慰安婦被害者拙速合意の張本人であり、裏面合意疑惑の当事者として、聴聞会に立たされるべき人なのに、条例案の上程を保留させてほしいと釜山市に圧力を加えた」と批判した。彼は「ユン長官の行動は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本の安倍首相との電話会談で、少女像の問題は民間の領域なので、政府(の役割)には限界があると述べたことにも背馳する。釜山市も中途半端に介入した」と付け加えた。 (中略)

 これに先立ち、パク・ジェボン市議員(自由韓国党)は22日、ハンギョレとの電話インタビューで、「パク副市長に直接連絡して確認した結果、(ムン・ヒサン)日本特使がチェ・インホ委員長に条例の上程を見合わせてほしいと要請しており、チェ委員長がその内容をパク副市長に伝えた。共に民主党の要請で行われた一連の事態をまるで自由韓国党の問題であるかのように仕立てている」と主張した。全体議員8人の中で、自由韓国党所属が7人の釜山市議会の保健環境委員会は、釜山市の要請を受け入れ、17日午後2時に会議を開いたが、少女像保護条例は上程しなかった。
(引用ここまで)


 まだ新任の外交部長官は国会の承認を受けていないので、候補段階。
 現外務大臣はユン・ビョンセであるわけです。

 日本総領事館前にある慰安婦像を保護するための条例というものが、釜山市議会に提出される予定だったのです。
 現在の慰安婦像は違法設置物であるので、設置に法的根拠を持たせようという試みです。去年末の設置当初から語られていましたね。
 その条例の上程が先週に予定されていたとのことなのですが、それがユン・ビョンセから釜山市長への電話で取りやめになったと。

 事実かどうかは分かりませんが、少なくとも市長はそのように主張しているとのこと。
 で、現在の野党である自由韓国党の市会議員によると「ムン・ヒサンから日本へ向かう前にそのような要請があったからだ」と言い出している。
 ただの政争ですね。
 市長は旧セヌリ党(現在の自由韓国党)に属していたように記憶しているのですが。

 それはともかく、もはや「日本と前政権が結んだ裏合意がある」というのは前提なのだなー。そのあたりを次のエントリで紹介予定。

おや、こんな面白そうな本が……。
政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男 (講談社+α文庫)
倉山満
講談社
2016/12/20

挺対協「慰安婦合意を主導した人物は懲戒・処罰せよ!」→大統領候補「異議なし!」……まさかユン・ビョンセのあれを……!?

大統領選候補ら、慰安婦問題日韓合意について「破棄し再協議すべき」=韓国(WoW!Korea)
 先日の正義記憶財団(慰安婦合意に基づいて設立された癒やし・和解財団に対抗して、挺対協が設立したもの)による大統領候補たちへの公開質問状への回答と同じニュースなのですが。
 ちょっと追加部分があったのでピックアップしてみました。
 一方、候補者らは慰安婦問題日韓合意に主導的に参加した責任者への懲戒や処罰意向があるかを尋ねた質問に対しても、ホン・ジュンピョ候補を除く全員が真相究明を通じて必要な場合、懲戒と処罰を下すと伝えた。
(引用ここまで)

 「日韓合意に主導的に参加した責任者」といえば、外交部長官(外相相当)であるユン・ビョンセですね。
 もしくはそのユン・ビョンセを任命したパク・クネであるということになるのかもしれませんが。

 すごいな。
 まず、この設定で公開質問状が出せるという状況がすごい。
 「慰安婦合意を主導した人間を懲戒せよ」ってことは、おそらくは大臣、もしくは次官級の公務員を処罰すべきであるという考えかたなのでしょうが。
 なんの罪で懲戒するつもりなのやら……。

 で、さらに大統領候補の5人中4人が「問題があれば懲戒、処罰する」って答えているっていう。
 まさに易姓革命そのもの。
 それを政権側だけじゃなくて、民衆側も支持している状況であることがよく分かります。
 こんな国とまともな交渉ができるわけがないんだよな……。慰安婦合意にかぎらず。

 なお、ユン・ビョンセへの懲戒はひとつしか思い浮かばない模様。

ヅラをずらせば長生きする: 頭よりも心臓に毛を生やせ
仲秋素志

ユン・ビョンセ、米韓外相会談でティラーソンに「日本は柔軟になってほしい」と泣きつく。そんな強硬姿勢を作り上げたのは誰ですかね?

米国務長官、訪韓時に韓日関係改善を要請…「少女像」葛藤をねらったか(中央日報)
日韓関係改善を要請 米国務長官、訪韓時に(朝日新聞)
レックス・ティラーソン米国国務長官が先週の訪韓当時、韓日関係の改善を要請していたと朝日新聞が23日、報じた。

同紙はティラーソン長官が17日に黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行と会った席で「最近、日韓関係が停滞していることは残念だ」としながら「早期の関係改善を望む」と語ったと伝えた。この発言は、昨年末に慰安婦少女像が釜山(プサン)日本総領事館前に設置されたことを念頭に置いたものと見られると同紙は解説した。これに対して黄代行は「韓日慰安婦合意を着実に履行する考えに変わりはない」と従来の韓国政府の立場を明らかにした。韓国国務総理室は17日、黄代行とティラーソン長官の面談結果を発表したが、韓日関係のやりとりは公開しなかった。

ティラーソン長官は尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官との会談で米国の北朝鮮政策の見直し状況を説明するなかで「米韓日協力は重要だ」と述べた。尹長官は外交部が慰安婦少女像移転を促す公文書を釜山東区庁などに送ったと説明しながら「今度は日本がもう少し柔軟になってほしい」と答えたと同紙は付け加えた。
(引用ここまで)

 ティラーソン−ファン・ギョアン大統領代行との間での会談でも日韓間の停滞が話題になり、慰安婦合意について話題になる。さらにはティラーソン−ユン・ビョンセの外相会談でも同じように慰安婦合意についての話題が出る。
 それを朝日新聞が報じるという不思議な状況ですが。
 ティラーソンは慰安婦合意を裏書きしていたアメリカの外相なので、当然のことながら慰安婦合意を順守しろと韓国に迫る。
 ユン・ビョンセは日本から却下された「自治体にお手紙を書きました」しか出せる材料がない。
 さらには「日本はもう少し柔軟になってほしい」と言い出す始末。

 ま、正直なところ、韓国政府も慰安婦合意を結んだ当初は日本側がこれほどまでに強硬措置に出てくるとは思っていなかったのでしょうね。
 実際に自分が交渉した世界遺産騒動での経験から、「無理を通すことができる相手」くらいに考えていた節があります。
 ところが、その世界遺産での騒動こそが日本側の態度を硬化させていた主因なのですよ。

 あの経験で「韓国の言葉には10にひとつも実がない」ことが分かってしまい、「合意文に『不可逆的に解決』と入れられなければ帰国してきていい」といった強硬姿勢で臨むことができたのです。
 世界遺産登録騒動の際に「なんでこんなシーンごときで強硬な『手のひら返し』という毒のカードを切って外交戦を戦う必要があるのだろう……」と感じて「この毒は韓国自身の身に廻る」と楽韓Webでは語っていました。
 数年のスパンを想定していたのですが、わずか半年で慰安婦合意として毒が結実してしまったのですね。

 「強硬姿勢の日本」こそ韓国が丹精を込めて作り上げたものなのです。
 それをいまさら「もう少し柔軟になってほしい」とか片腹痛いですわ。

北韓論もKindle化しましたね。
韓国人による北韓論 韓国人による恥韓論シリーズ (扶桑社BOOKS新書)
シンシアリー
扶桑社
2017/02/28

ティラーソン米国務長官「日本は核心的同盟、韓国はパートナー」 → 韓国人「許されることではない!」

米国から「同盟国」と呼ばれなくなった韓国(日経ビジネスオンライン)
 ティラーソン国務長官は翌18日に北京に向かいましたが、韓国政府の誰とも食事をしませんでした。これが騒ぎの発端です。
 韓国各紙は「尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が夕食に誘ったのに断られた」と一斉に書きました。 (中略)

──「差別された」と怒っているのですね。

鈴置:韓国人はどんなことでも「日本並み」の待遇を受けないと怒り出します。当然、この怒りを英語でも発信しました。 (中略)

 岸田外相とは夕食付きで2時間半も話したのに、尹外相とはたったの1時間。ランチも夕食もなかった――という恨み節です。

 これだけなら「また韓国人がひがんでいるな」という話で終わったと思います。が、韓国の役人が言ったとされる「余計な一言」が問題に火を付けました。「食事なしはティラーソン長官の疲労のせい」との部分です。 (中略)

──なぜ、韓国の役人は「疲れのせい」にしたのでしょうか。

鈴置:米国側の、それも不可抗力の理由にしておかないと「日本と比べ軽んじられた」との怒りが、自分たちに向くと思ったからでしょう。韓国の役人が本当にそう言ったとしての話ですが。

 国務長官としての資質に疑問を付けられたティラーソン長官は、直ちに反論しました。3月18日、ソウルから北京に向かう機中で、ただ1社だけ長官搭乗機への同乗を許されたウェブメディア「インデペンデント・ジャーナル・レビュー」(IJR)の記者に以下のように語ったのです。 (中略)

 ティラーソン長官は「私が夕食会を断ったのではない。韓国政府が招いてくれなかったのだ」と明言しました。さらには「それが明らかになると世論に悪い影響が出ると気がついた韓国政府が、私の疲労のせいにしたのだ」と言い切りました。

 すると記者がすかさず「韓国側が嘘を言っているのですね?」と確認しました。それに対してティラーソン長官は「いや、状況を説明しただけだ」と答えました。

──「状況を説明しただけ」ですか……。

鈴置:「韓国人が嘘つきと大声で言うつもりはないが、彼らの言っていることは嘘だ」ということです。
(引用ここまで)

 引用部分にはないのですが、この後にティラーソン国務長官は「日本は核心の同盟、韓国はパートナー」と語ったということで、韓国国内がちょっとした騒ぎになります。
 このティラーソン国務長官の一連の動きをまとめようかな、と思っていた矢先に鈴置氏が書いてしまいました。
 韓国ウォッチャーならこの一連の動きには興味をそそられるので、当然と言えば当然なのですが。
 最終的には国務省から「あれはただの言葉の綾で、日米同盟も米韓同盟も等価である」というコメントが出るのですが。

米国務省「韓日に差別はない…強力な同盟でパートナー」(中央日報)

 まあ、それを信じるかどうかはあなた次第ですってヤツですかね。

 今回のティラーソン国務長官による訪韓はかなり軽んじられたものになっているのは確かです。韓国からの待遇もそうですし、ティラーソン国務長官からの韓国への扱いもさっときてさっと帰るというような感じになっています。
 17日の午後5時に空港着、18日の午前には中国へ出発するという強行日程。
 LCCのトランジットだったらこんなスケジュールありそうですね。

 ちなみに日本には15日夜に来て17日の午後に韓国へ出発。
 安倍総理への表敬訪問も1時間ほどあったそうです。
 まあ、いまの韓国政府と話したとしても、それが実現するかどうかなんて分かりませんからね。
 それであれば短い滞在時間で「いまのおまえらはこういう扱いな」というのを見せつけて、コメントでも「日本は革新的な同盟、韓国はパートナー」って言っておけばいいということでしょう。
 あとから文句が出るようであれば、その都度「いやあれは……」と言えばいい、というくらいの扱い。

 もちろん、これは韓国の次期政権に対しての圧力にもなっているのですが。
 問題はムン・ジェインをはじめとする左派にとって、これらの行動が圧力になっているかどうか……ということですかね。
 むしろ反米の体のいい言い訳になりかねないかなーと感じます。

SAPIO (サピオ) 2017年 4月号 [雑誌]
SAPIO編集部
小学館
2017/03/04

韓国野党議員「俺たちが新政府を作る。旧政府の役人は報復人事で飛ばしてやるから覚悟しておけ!」

「尹炳世外交部長官と考えが同じなら、次期政府では次官を辞めろ」(中央日報)
15日、国会外交統一委員会で、共に民主党の姜昌一(カン・チャンイル)議員〔済州(チェジュ)甲〕の質疑が「新政府の占領軍のようだ」とする声が出ている。姜議員は党内では非主流に分類される4選の重鎮議員だ。

姜議員はこの日、外交通商委の懸案質疑で「現政権に〔朴槿恵(パク・クネ)政府〕の外交政策、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官と違った考えを持つ人々が多くいる」としながら「新政府に入れば当然政策の転換があるだろうが、準備のためにそのような人々を中心に急いでTF(タスクフォース)を構成しなくてはならない」と主張した。「2カ月後には新しい政府が入るというのに、(現政府が)次の政府に非常に大きな負担を与えるようなことをしている」と述べながらだ。

姜議員は続いて「次官のことです。ずっと固執し続けるおつもりですか? そうするのですか? しないでしょう。次官は尹長官と考えがどうなのか知りませんが、考えが違う人もいるはずです。なぜ何も言わないのですか。返事をしないおつもりですか」と詰め寄った。この日、東南アジアに海外出張中の尹長官に代わって出席した安総基(アン・チョンギ)第2次官が「政府は首長を中心に一致した意見で業務を遂行することが穏当」と答えると、姜議員はさらに強く出た。

姜議員は「次官も(長官と)同じ考えなら、新政府に入ったらすぐに辞めてもらわなくてはなりませんね。周りを見てください。考えが違った方がおられるはずです。準備していただかないと」と述べた。姜議員は「(外交部は)大韓民国の公務員であって、尹炳世の子分ではないでしょう。なぜそのようにいい加減にお答えになるのですか」と問い質した。

姜議員は「どうせ(新政府になれば)政策転換があるというのは誰もが想像できることではないですか。検察はうまくやります。検察は新政府になればこれに合わせて改編するつもりですが、外交部も(そのように)しなければならないということです」と主張した。

姜議員は人事上の報復措置を念頭に置いた発言もした。姜議員は「局長は全員辞表を出すつもりですか。安次官と同じ考えなら、総入れ替えしなければいけませんか。外交部をなくすべきですか。政策の変化は誰もが皆知っているでしょう」と述べた。

閉口した安次官が返事をしないため、姜議員は「頭を縦に振るだけでは速記録に何も残りません。(何か)言ってください」と返事を要求した。安次官はやむをえず「新政府が樹立する時に備え、時間が残されていないので、これまであった出来事と政策を整理して、おそらくブリーフィングをする準備作業はしている」と述べた。

姜議員は「すべて終わろうとしているのに。国のことを考えるなら多様な対応方向を準備する、これが極めて当然なことではないですか。ああ、もう全く」とまくし立てた。
(引用ここまで)

 韓国人としては実に普通の考えですね。
 敗戦の将についていたのだから、共に高く吊されるべき。
 公務員試験に合格していようがなんだろうが関係ないのですよ。
 現政府を構成していた者に対して「おまえらはウリの範囲ではない」という認識は共に民主党の人間はすべて持っているでしょうね。
 これほどに激しく言及するかどうかはともかく。

 「誇るべき市民革命」によって旧政府は燃やされ、新たな政府が形作られる。
 旧政府に属した大臣はもちろんのこと、高官級もともに首級を並べるべきであるということでしょう。
 つまり、「これはただの政権交代ではないのだ、我々は誇り高き新政府、いや旧政府を滅ぼした占領軍なのだ」と。
 フランス革命でルイ16世とマリー・アントワネットを断頭台に送ったように、占領軍は旧政府の人間をすべてギロチンに送るべきだという意識なのです。

 韓国国内では「ろうそくデモをノーベル平和賞に!」とか「今回の弾劾を『ろうそく市民革命』と呼ぼう」だのといったかけ声があるのですが、重要なのは政権交代後になにをやるかであってその経緯ではないはずなのですがね。
 すでに政権にあるという意識はあってもいいでしょうが、それがこうしたウリとナム宣言につながるのはいかにも韓国人、といったとこですわ。

ベルサイユのばら(1)
池田理代子
フェアベル
2013/10/1

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