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光州世界水泳

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韓国光州市「世界水泳開くから国費をください!」 → 政府「え、なんのこと? 聞こえない」

2019光州世界水泳大会「至急なのにますます絶壁に……」(光州ドリーム)
2019光州世界水泳選手権大会(以下、世界水泳大会)の開催準備がまさに手に負えない。
25日光州市によると、今月初めからこの日まで行われた来年度の政府予算の企画財政部の二次審議で世界水泳大会の予算が一銭も反映されなかった。
市は世界水泳大会と関連して来年の国費で74億ウォン(施設費26億ウォン、組織委員会運営費48億ウォン)を要求したが、文化体育観光部は施設費19億ウォンだけを記載部に提出した。
これまでの6月1次審議に続いて今回の2次審議でも全額削減された。
「世界水泳大会の政府の消極的な態度がますます露骨である」という懸念が高まっている。

昨年も政府は世界水泳大会の予算支援に否定的な態度を見せた。市が今年、国費で求めていた46億ウォンは予算に1ウォンも反映されていないが、国会審議を通じて20億ウォンがやっと反映されたのである。
大会の開催時期はますます近づき、市が期待する政府の積極的な支援はまだはるかに遠い状況である。
特に、世界水泳大会組織委員会事務総長の人選については文体部が一ヶ月以上「まだ待て」という答えしか光州市に与えず、市が燃え上がろうとしている。
市は9月までに組織委員会事務局の構成を目指しているが、組織委員会臨時総会・文体部法人設立許可などの手続きを考慮すると、遅くとも今月末まで事務総長の人選に対する政府の承認が行われなければならないというのが市の説明である。

国会の教育文化体育観光委員会所属である国民の党のソン・ギソク国会議員が最近「文体部から今週初めまでにジョ・ヨウンテク内定者の承認手続きを終えという回答を受けた」と明らかにした。
この状態では手続きまでの「マジノ線」にはどうにか間に合わせることができると見られるが、時間的余裕がないという点が気にかかる部分である。
3級副理事官を本部長とした支援本部の設置など、今後やるべきことが山積されているからである。
これ以上の後退は、大会の開催そのものを再度心配させるのに充分だ。

国際水泳連盟(FINA)も文体部キム・ジョンドク長官などに、メールでの対応を送って予算、組織委員会事務総長に任命などの条件が保証されていない場合は、開催を中止することができる開催都市契約の条項を検討するという立場を明らかにした。
記載部今月末から来月10日までの3回の予算審議を行う予定で、市の関係者は、今回の記載部審議結果について、「予算が削減されたのではなく未反映となっているだけである。より深く見てみようという趣旨にすぎない」とし「3次審議はもちろん、今年の末の国会審議が終わる瞬間まで、必要な予算が確保されるよう努力する」と述べた。

事務総長の人選と関連して「今日か明日にでも答えが出てくる待っている」と付け加えた。
世界水泳大会は2019年7〜8月24日、光州で開催される予定である。競泳、ダイビング、​​水球など6種目に全世界1万5000人が参加することでは予想している。
開催費用は1935億ウォン(国費508億ウォン、市費714億ウォン、その他713億ウォン)と推算された。
市は事務総長の人選が完了すると、ステップ1で9月までに計35人規模の組織委員会事務局を構成する予定である。以後140名まで規模を拡大する計画である。
大会の行政的支援のために一時的(2020年初めまで)に設立する支援本部は、定員24名の2と3担当で組まれる予定である。
(引用ここまで)

 韓国政府の1億ドルの支援があると国際水泳連盟をだまして誘致した以上は、国からの予算に頼らずに自力で開催しろというのが政府の基本的方針のようですね。
 国際水泳連盟からも「返上するなら早いうちにお願いね」と言われてしまう始末。  実際に返上もありえるかな、という事態になってまいりました。

 なんだかんだいっても国費支援をするのではないかと思っていたのですよね。
 F1誘致も世界陸上も同様でした。もちろん、大赤字。
 地方自治体が中心になって誘致して、その尻ぬぐいは常に国費支援というのがこれまでのパターンだったのです。
 その最たるものが平昌冬季オリンピックになるのは間違いないのですが。
 こちらのエントリで一覧を翻訳してみましたが、どれもこれも予算超過がひどいのなんの。

 逆説的にいうのであれば、もはや韓国政府に国費で支援できる余裕がなくなったということでもあるのでしょう。
 これからは地方自治体の首長のレガシー作りにつきあうようなことはしませんよ、という宣言なのでしょうね。
 なお、
光州市は現状でも地方自治体の負債比率でワースト3位とのことです。

夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント
鈴木直道
講談社
2014/10/20

光州で世界水泳開催→国際水泳連盟「大丈夫? 返上する?」

国際水泳連盟「2019年世界水泳光州大会、準備不足なら開催取り消し」(朝鮮日報)
 国際水泳連盟(FINA)が2019年世界水泳選手権光州大会組織委員会事務総長の人選と大会支援の約束履行などを促す書簡を文化体育観光部(省に相当)長官にあてに送ってきたことが分かった。光州広域市が8日、明らかにした。

 これは、光州市が同日、「コーネル・マルクレスクFINA事務総長が先月24日、文化体育観光部の金鍾徳(キム・ジョンドク)長官とキム・ジョン次官に手紙を送ってきた。FINAは予算確保、マーケティング・広報計画樹立、競技施設確定、能力と経験を備えた組織委事務総長の人選などを要求した」と発表して分かったものだ。FINAは書簡で「こうした要求が満たされなければ、大韓水泳連盟と光州市の開催能力に疑問を抱くしかない。開催都市協約書に基づき、大会開催を取り消すこともある」と警告した。開催権がはく奪された場合、光州市は既に支払った開催権料89億ウォン(約8億2400万円)、保証金24億ウォン(約2億2200万円)、違約金60億ウォン(約5億5500万円)、サムスンが支払うことになっている開催権料120億ウォン(約11億1100万円)など、300億ウォン(約27億7600万円)台の損失を受け入れなければならなくなる。

 FINAの「圧力」は組織委員会事務総長の人選と関連があるという見方がある。光州市は当初、キム・ユンソク2015光州ユニバーシアード組織委員会事務総長を世界水泳選手権組織委員会事務総長に内定し、文化体育観光部からも同意を得ていたが、先月末にこの人選を白紙化した。キム・ユンソク元事務総長は先月初め、FINA調査団の光州訪問時に同行し、施設などを案内していた。同市関係者は「文化体育観光部と協議し、問題解決に乗り出す」と述べた。
(引用ここまで)

 はいはい、2019年に開催予定の光州世界水泳ですね。
 これ、誘致決定の経緯がとにかく異常だったのです。
 光州市が「予算は潤沢にあるし、万が一の時にも国が1億ドルまで保証すると言っています」っていう前提で誘致に成功したのですが。
 1億ドルどころか、国が誘致に関する保証なんてまるで認知していなかった。
 「韓国政府は積極的に支援します」という木で鼻をくくったかのような書類を、光州の担当者が「大邱世界陸上と同じレベルで支援します」と書き換えていたのですよ。
 一応、担当者は拘束されていたのですが。

 その後に地方財政が破綻しつつあることもあって、予算の目処がつかなくなり、光州から「このままだと返上せざるをえない」って話にもなっていました。
 で、今回はそれを国際水連が追認する形になっているのですね。
 世界水泳をするくらいの設備であれば、世界中にあるのですよ。

 いつものパターンなのですけどね。
 世界選手権を開催することでインフラ整備をしよう。
 ついでに建設ラッシュで財政を上向かせよう。
 開催にこぎ着けた首長の功績を未来永劫称えよう。
 この三点セットなのです。
 で、競技人口が少ないものだからけっきょくインフラは維持管理費で足が出てて地方財政を圧迫すると。
 平昌オリンピックの縮小版になることは目に見えているのですが。

 国際水連は圧力というよりは、純粋に心配しているんじゃないでしょうかね。
 そもそもの誘致担当者が当局に拘束されているんですから(笑)。


韓国で2019年に開催の世界水泳、書類偽造で招致したために返上か?

韓国・光州「2019世界水泳選手権大会」開催が不透明に?(中央日報)
光州(クァンジュ)市が招致した「2019世界水泳選手権大会」の開催が不透明になった。大会招致過程で膨らんだ文書偽造問題を理由に政府が「予算を支援できない」という立場を明らかにしたからだ。光州市は「財政上、国費支援なしには国際大会を開催することはできない」とし、最悪の場合は大会を返上する可能性も排除していない。

企画財政部は11日、「補助金管理法に基づき光州世界水泳選手権大会には予算を支援できない」と明らかにした。ソン・ヨンソク企画財政部2次官が10日の国会予算決算審査委員会で示した支援不可の立場を再確認したのだ。ソン次官は「政府文書の偽造で招致した国際競技大会には予算を支援できないというのが政府の基本立場」と述べた。

世界水泳選手権大会をめぐる論争は2013年7月に遡る。当時、政府は「光州市が世界水泳選手権大会を招致しながら政府の財政支援保証書類を偽造した」とし、招致委の関係者を検察に告発した。光州市が同年4月、国際水泳連盟(FINA)に招致申請をする際、政府書類を偽造して提出した容疑だった。

調査の結果、政府が金額を明示せず「積極的に支援する」ことで光州市と合意したが、光州市はこれを「2011大邱(テグ)世界陸上選手権大会に匹敵する財政支援をする」と書いてFINAに送った。この文書にあった金滉植(キム・ファンシク)元首相と崔光植(チェ・グァンシク)元文化体育観光部長官の署名も加筆されたことが明らかになった。これに対し裁判所は公文書偽造容疑で起訴されたキム・ユンソク招致委事務総長(62)と6級公務員(46、女)に懲役6月の宣告猶予判決を下した。 (中略)

これに対し光州市は「政府の方針は与野党の合意で国際競技大会支援法を改正した根本趣旨を無視するものだ」と主張している。昨年2月に国会を通過した改正案には支援対象に「光州水泳大会」が含まれている。光州市は該当法を根拠に来年の46億ウォンをはじめ計278億ウォン(約30億円)の国費予算を確保する方針だった。しかし企画財政部が組織委出捐金と運営費に関連する来年度予算を全額削減することで、組織委の発足自体が難しくなった。

光州市は「国費支援なく独自の財政だけでは大会の開催は事実上不可能」という立場だ。光州市が大会を返上する場合、違約金55億ウォンとその間に投入した預託金や開催権料など計213億ウォンの血税を無駄にする。新政治民主連合の朴恵子(パク・ヘジャ)議員(光州西区甲)は「違約金も問題だが、大会を放棄する場合、光州と大韓民国の国際信任度が落ちるのは明らか」と憂慮した。

さらに1149億ウォンだった大会予算は最大1850億ウォンに増えた状態だ。メーン競技場候補の一つ、南部大国際プールの観客席をFINA規定に合わせて現在の3290席から1万5000席に増やすのにも500億ウォン以上かかる。一部では「光州市が大会招致にばかり集中し、予算確保やインフラ造成などを軽視した」という声も出ている。
(引用ここまで)

 記事にあるように、2013年の招致成功の時にすでに偽造書類であることは確定していたのですよ。
 当時のエントリがこちら
 呆れてものが言えなかったことを覚えています。

 で、韓国政府は「そのような違法なやりとりで行われた招致を認めるわけにはいかない」ということで、支援をしないと宣言。
 まあ、黙認していたんですけどね。
 パク・クネの言うところの「非正常の正常化」の一環なのかな。
 これまでめちゃくちゃなイベント招致の軌跡で、政府からアホほど支援が行われてきたのですよね。

 F1韓国グランプリ、漕艇世界選手権、世界陸上、アジア大会、冬季オリンピック。
 平昌冬季オリンピックなんて韓国の国家予算の3%ていどを支援金として使うレベル。一覧はこちらのエントリにまとめてありますので、ごらんください。

2倍以上に膨れあがる平昌オリンピック予算、韓国の国家予算の3%規模の支援が必要に?

 光州側は「政府からの支援がもらえないままでは大会開催を返上するしか手がなくなってしまう」、そして「返上になれば光州だけじゃなく、韓国に国際的な信頼がなくなってしまうんだぞ、それでもいいのかー」って叫んでいるようですが。
 それは政府としても願ったり叶ったりじゃないのかなぁ。
 地方自治体が身の丈に合わない国際的なイベントを招致して、その度に政府からの支援を要求するという無限ループを止めたいのでしょう。

 なにしろ、招致する最大の理由っていうのが、それぞれの地方自治体の長が「世界的なイベントを招致したという実績を後世に残したい」ですからねぇ……。



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