楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

労働争議

 相互RSS募集中です

韓国GM労組、「今日の5時になれば法定管理」に屈して経費削減要求を丸呑み。暫定合意を結んでしまう

政府「韓国GM、23日午後5時過ぎると確実に法定管理に行くつもり」(東亞日報・朝鮮語)
韓国GM労使、賃金団体協議暫定合意... 法定管理避け(聯合ニュース・朝鮮語)
労使交渉に難航している韓国GMのリストラのコントロールタワーの企画財政部の高官が「期限の23日を過ぎると、法廷管理に行くしかない」と話した。韓国GM労使が当初20日の交渉期限を23日に延長したが、追加の延長は、GMだけでなく、政府としても容認するのは難しいという意味を表わしたものである。

米国GM本社が労使合意期限を再延長したり、韓国GMが法廷管理(会社更生手続)を申請しても、株主総会の議決過程で労使が劇的に妥結する可能性もある。しかし、韓国GM労使が継続時間をドラッグすると、政府としても韓国GMの法定管理申請を防ぐが困難になった。
(引用ここまで)
韓国 GM労使が法廷管理するかどうかを決定する「デッドライン」の23日、劇的に自己救済計画に合意した。
韓国 GM労使は同日、仁川富平工場で2018年度の賃金と団体協約(賃金団体協議)交渉を行い、暫定合意案を用意したと発表した。

労使は去る2月7日の初顔合わせの後、14回に渡る賃金団体協議交渉の末、この日、最終的に暫定合意に達した。
双方は、争点だった群山工場労働者の雇用保障の問題と関連して、徹夜の議論の末折衷点を求めた。
労使は希望退職後群山工場に残った労働者680人の希望退職と転換配置を行い、無給休職は実施しないことにした。
希望退職施行以後残留人員については、希望退職の終了時点で、労使が別途合意する計画だ。

労使は経営正常化のために賃金凍結と成果給の未払いに合意した。
(引用ここまで)

 日刊韓国GM。おそらく最終回。
 なんと朝の5時から労使交渉を行い、法定管理申請まで残り1時間を切ったところで労使が妥結に至りました。

 で、合意の中身を見ると労組側が韓国GMの言い分を丸呑みしているのに等しいもの。
 閉鎖される群山工場でこれまで希望退職に応じなかった680人については追加の希望退職は募集する。レイオフはしないものの、場合によっては他の工場への配置転換で対応する。
 金額は未定ですが、もめていた福利厚生費も削減の方向。
 賃金凍結と成果給の支払いなしにも同意。
 労組の要求していた転換株式の労組員への配布、知的財産権の譲渡、10年間の雇用保障などもなし。もちろん、群山工場の再開もありません。

 金曜日だったデッドラインを今日までに延長させたキム・ドンヨン副首相兼企画財政部長官はG20財務相会議から急いで帰国したものの「労使が苦痛を分かち合わなければならない」と原則論を語るのみ。
 労組側の味方になるつもりはない、という表明をしたのも大きく作用したのかな。

 一応、新型SUV、CUVの生産を割り当てられたので稼働率、利益率も上昇する……はず、という想定なのだそうですが。
 今回のことで韓国GMに対する信頼度は地に落ちたでしょうから、国内需要はゼロも同然。
 まあ、おそらくは輸出がメインとなるのでこれはこれであり、なんでしょうかね。


韓国GM労使、週末も交渉 → 条件に怒った労組が社長に椅子を投げようとする → 決裂

韓国GM労使「13次交渉中断... 今後のスケジュール議論中」(ニュース1・朝鮮語)
韓国GM( GM)労使が13回賃金団体協議交渉を中断した。
韓国GM労組によると、この日の午後1時から仁川富平工場で再開された第13回賃金団体協議交渉を中断した。
この日、使用者側は交渉が開始されると、以前に提示した「群山労働者5年無給休職」を4年にするとの修正案を示し、「経営正常化のための将来の発展の展望」は後日発表するという立場を明らかにした。
労組は使用者側の要求に強く反発して、25分には閉会を要請した。

また、一部の組合員がカハー・カゼム社長に椅子を投げようするなど騒ぎを起こそうとしたと伝えられた。
(引用ここまで)

 土曜日の今日も一応、韓国GMの労使交渉があったことはあったのですよ、ということで。
 で、韓国GM側は修正案を持ってきたのだけども、その内容に労組側が激怒。
 カハー・カゼム社長に対して椅子を投げようとした組合員がいたということで団体交渉は中断。
 その間、わずか25分。

 まあ、韓国GM側も「レイオフの期間を5年から4年にしてもいい」っていう、本当にどうでもいい条件修正案を持ってきたってことでかなり煽り気味にしていますけどね。
 あえて煽って時間を潰そうという意図なのかとも思えるほど。
 それにまんまと乗ってしまう労組側もアレですが。
 これは合意する気ないな、韓国GM。政府からの支援がないかぎりは出ていく、というのは既定路線なのでしょうね。

真・デッドラインまであと2日。

真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日 Blu-ray BOX
バンダイビジュアル
2010/09/24

韓国GM、今日が交渉デッドライン。労使合意できなければ20時にも法定管理申請が決定。30〜50万人規模の雇用に影響か

韓国GM「運命の日」、理事会で法定管理議論( アジア経済・朝鮮語)
韓国GMが米国本社が定めた自己救済案提出デッドライン(20日)を迎えた。運命の岐路に立った韓国GMはこの日の午後遅くに理事会を開き、法廷管理申請を議論することが分かった。
20日、自動車業界によると夕方に韓国GMは緊急理事会を開く。理事会には、カハー・カゼム社長と債権団である韓国産業銀行の役員理事などをはじめ10人が参加すると伝えられた。米国の理事は、ビデオ会議システムを活用して理事会の議論に参加する予定である。

理事会では、主として「法定管理申請」に関する意見を交わすと予測されている。以前にダン・アンマンGM総括社長は「構造調整合意期限は20日であり、合意に至らなければ法定管理を申請する」と述べている。

法定管理の分水嶺である労使の賃金団体協議合意が進捗を見せておらず、展望を暗くする。韓国GM労使は前日の19日には8時間以上の賃金団体協議交渉を行ったが、隙間を狭められなかった。
企業側は、コスト削減の問題を優先合意しようという立場であるのに対し、労組は群山工場の従業員(680人)の問題と将来の発展方案などをコスト削減と一括妥結しなければならないという立場を固守している。
韓国GM関係者は、「緊急事態といえる。労働組合と会社の将来を議論することができる場所を作成するために努力する」と述べた。
(引用ここまで)

 日刊韓国GM情報。
 昨日は14時から8時間に渡って労使交渉が行われたのですが、妥結することはできませんでした。基本的に労使の主張はこれまでと同様、一切交わっていない感じですね。
 さすがに午前に法定管理申請ということはなかったようなので、夕方まで交渉自体を行うかどうかの話し合いが行われる模様。
 労組側はいまだに「韓国GMは違法行為を行っている企業である」という前提の下で強気の姿勢を崩していないのですね。
 昨日の中央日報の「違法行為はなかった」という記事がどんな感じで作用するかも見ものではあります。

 で、デトロイトのあるアメリカ東部標準時の早朝にあたる韓国時間の夕方から緊急理事会が行われるとのこと。
 それまでに自己救済案に合意形成ができなければ韓国GMは一巻の終わり。
 裁判所は事業清算させたほうが債権団にとって利益が高いと判断するでしょうから、事業清算することになるでしょう。
 事業清算となれば解雇しほうだい。
 群山工場閉鎖時の希望退職に伴う慰労金も支払わなくてOK。
 韓国から工場ラインも持ち出して、他の国の工場に持っていく等々も可能になる。
 ……なんだ、GMにとって悪いことなんかなにもないですね。
 おそらく韓国での販売はやりたいといってもできなくなるでしょうが、まあそれも考慮しての結果となるでしょう。

 最初から事業清算を狙っていたというのは穿ちすぎな見方でしょうが、事業再生してもよし、清算してもよしとどちらでもいいように都合をつけていたというのは実際でしょう。
 おっと、最新の情報では夕方とされていた緊急理事会は韓国時間で20時に後ろ倒しされたそうです。
 まだ多少の希望はある、といったところですかね。

自動車会社が消える日 (文春新書)
井上 久夫
文藝春秋
2017/11/17

韓国GM労組「米GM本社は違法に韓国GMを搾取している!」→韓国メディアが真相を調べてみた結果……

韓国GM「食い逃げ論」3大疑惑、よくよく見れば労組が間違っていた(中央日報)
ゼネラルモーターズ(GM)本社が提示した韓国GMの法定管理(裁判所主導の企業回生手続き)時限(20日)が迫っているが、労使は自己救済案について合意をできずにいる。このような状況下で、民主労総と与野党政界はGMとKDB産業銀行に対する批判を強めている。米国GM本社が韓国GMの利益を隠匿しており「渡り鳥」行為を繰り広げ、これを2大株主である韓国産業銀行が適切に防げなかったということだ。しかし、中央日報がGM本社の高金利ローン、過度の研究開発費の負担、米社の不合理な完成車・部品取引疑惑など韓国GM不良が原因で提起される3つの疑惑をGM本社の年次報告書(GM 10-K)と韓国GMの会計帳簿・信用評価報告書などをもとに分析した結果、特別な問題は発見されなかった。

まず、労働組合と政界はGM本社が韓国GMに年5.3%と4.8%の金利で1兆1000億ウォン(2017年末)を融資しているのは、「本社が韓国GMの利益を引き抜きのための高金利ローン」と主張する。高金利の融資は低金利でお金を借り、途方もなく高い金利で貸し出すときに成立する概念である。しかし、韓国GMへ融資したGM本社も4〜5%の金利で外部からの資金を借りている。GM本社も負債比率が507%(2017年末基準)に達するなど、財務状態がよくはないのでクレジット格付けが低いためである。国際格付け会社ムーディーズは今年2月、GM本社の信用格付けを「Baa 3」に評価した。韓国信用評価社基準では「BBB -」の評価である。一段階だけ落ちても社債では、資金調達が困難な投機等級(BB +以下)となる。信用が良くない本社が多少高い金利でお金を借りて子会社に似たような金利で融資することを「高金利で商売をする」と見るのは難しいだろう。

本社が韓国GMに過度の研究開発費を負担させたという疑惑も根拠が欠けている。オ・ミンギュ全国非正規労組連帯会議政策委員は10日、「韓国GM不良、本当の原因究明大討論会」で、「韓国GMの研究開発費の支出は、2003〜2006年の平均2700億ウォン水準で、2007年〜2016年まで6000億ウォン規模で跳ね上がった」と指摘した。

しかし、2003年から2017年までに韓国GMの売上高比の研究開発費の支出額の割合を調べると、すべての3〜4%で一定の水準を保っていた。研究開発費の絶対額が増えていた時期は、売上高も同じ比率で増えていたのだ。これは、海外現地法人の売上高の割合に応じて、海外子会社全体の研究開発費の支出額を分配する「コスト分担協定(Cost Share Agreement)」に基づくものである。海外子会社全体に適用される同じ研究開発費の処理基準があるので、韓国のみ過度の研究開発費を支出させたと考えるのは難しいだろう。パク・ヘホ韓国GM部長は「監査報告書に開示されていないが、支出された研究開発費の相当部分を本社が再び返すポリシー(役務の売上収益)もある」と説明した。

この他、本社が完成車と部品を不当な高価格で韓国GMに売却しているという疑惑も「経済協力開発機構(OECD)規約に基づいて、すべての海外支社で同じ価格で完成車と部品を取引している」というのが会社側の説明である。産業銀行実態調査チームもこれを確認するために、海外子会社の部品仕入れ状況を閲覧したりしたという話だ。 (中略)

不良原因を正確に把握したのであれば、代案もこれに合わせなければならない。このような巨視的な状況は、韓国政府と政界が変えることは難しい。また、GMが韓国市場から撤退するかどうかはGM本社の経営判断であり、これに関与することもできない。GMが韓国から撤退しても構わないというのであれば、韓国政府はこれに合わせて失業対策を考慮しなければならない。あるいは韓国GMを韓国に残留させることを望むのであればそれなりの理由を提示すべきだ。技術に優れたパートナーが多く、将来の技術を迅速に受け入れる韓国市場の利点を生かして韓国の工場の高コスト構造を克服するのであれば、GMも引き続き韓国でビジネスをする理由となるだろう。現代自動車やサムスン電子など韓国を代表する企業が海外生産基地を撤収するか否を決定するのと同じ基準でGMを見なければならない。
(引用ここまで)

 アメリカのGM本社が韓国GMを違法に搾取しているという主張があるのですよ。
 曰く……

・5%前後という高利で韓国GMへ貸し出しをしている。
・韓国GMに高額の研究開発費を負担させている。
・部品、完成車を韓国GMにだけ高く販売している。

 そういう主張があるからこそ、韓国GM労組は明日にも法定管理申請されようかという状況下でも「群山工場閉鎖を撤回しろ」みたいな強気の交渉に出ているという側面があるのです。
 先日の「韓国GM労組は法人としての韓国GMの刑事告発も視野に入れている」というのは、これらのことについての模様ですね。
 韓国GMの労組の上位団体にあたる金属労協、民主労総あたりが「韓国GMを国有化すればいい」というような話まで出しています。
 国有化云々は高利貸し等が業務上横領に当たるという主張に立脚している、ということらしいのですよ。
 韓国GMを韓国政府が接収して工場を引き継げばいい、みたいに思っているようですね。
 GMのバッジがつけられないものをどうやって売るのかさっぱりなのですが。
 労組側が知的所有権を寄越せ云々と言っていたのは、このあたりの戦略にもからんでいたのかな。

 ところが、中央日報が調査したところそういった事実はまったくなかったというオチ。
 この調査が本当であれば、これまで「韓国GMは違法企業だ」みたいに言っていた話がまったく通用しなくなってしまう。
 ですが、これが判明してもデッドラインまではあと1日。
 韓国GM側は20日になったら即法廷管理申請ということはせずに、ギリギリまで待つという姿勢のようですが。
 さて、どうなりますことやら。
 韓国GM最後の日まであと1日半。

そういえば日本のSF第1世代は豊田先生くらいしか生き残ってないなぁ……。
「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか (祥伝社新書)
豊田有恒
祥伝社
2017/10/10

韓国GMの労使交渉、またも決裂! 韓国GM「いくつか妥協案を……」→労組「我々の要求を全部受け入れなければ意味がない!」

韓国GM賃金団体協議交渉決裂... 労組、使用者側修正案に反対(聯合ニュース・朝鮮語)
リストラを続けている韓国GMが18日、労組との賃金・団体協約(以下賃金団体協議)交渉で労組がコスト削減にまず合意すれば群山工場の従業員を対象に、追加の希望退職と転換配置をすることができる修正提示案を出した。

しかし、労組はコスト削減の合意にかかわらず、群山工場の問題から解決しなければならないという態度を維持し、交渉が決裂した。 韓国GMによると労使は同日午後1時から約2時間、仁川富平工場で2018年度の賃金団体協議第9回交渉を行った。
今回の交渉で会社側は20日までに1千億ウォン規模の福利厚生費の削減を骨子とする自己救済案に、最初に合意しなければならない従来の立場を維持した。20日は、ゼネラルモーターズ(GM)本社が定めた「デッドライン」である。

ただし、企業側は労組が要求した群山工場の労働者の雇用問題への代替案を「別途提示しない」という形で、この日初めて出した。
企業側はコスト削減に合意するのであれば、希望退職後に群山工場に残っている労働者680人が解雇を避けるように再度の希望退職、配置転換、無給休職施行を検討することができると明らかにした。
具体的には群山工場の従業員を対象に希望退職を1回追加で実施して富平・昌原など他の工場の状況に応じて段階的に転換配置する案を提示したと伝えられた。
また、転換配置から除外された従業員に対しては、生産能力が正常化されている2022年までの5年以上無給休職を施行することができると述べた。

同社の関係者は「労組が重要項目として掲げた群山工場の従業員の雇用問題を円満に解決するために努力しようという意味で、非常に進展した案を出した」と述べた。
これと共に、企業側は新車割り当てと関連して、富平工場で2019年末からトラックス後継車にあたるスポーツユーティリティ車(SUV)モデルの生産を開始して2021年に追加SUVを生産する計画を労働組合に伝えた。
昌原工場ではクロスオーバーユーティリティ車(CUV)の生産を2022年から開始すると明らかにしたことが分かった。

しかし、労組は群山工場の雇用と新車割り当て問題を先に確定してコストを削減自己救済案と一括妥結しなければならないという立場を固守している。
労組の関係者は「企業が一方的に提示した案は受け入れられない」とし「労組が十分に苦痛分担をしなければならないが、企業側が新車割り当てを含む将来の発展の展望確約と群山工場人員雇用問題など2つの重要要求に対して回答した後になって可能だろう」と述べた。
この関係者は「企業側提示案は今月20日より前に合意すれば効力が発生するという内容も含んでいるが、これは話にならない」としながら、できるだけ早いうちに後続交渉をすることを要求した。
(引用ここまで)

 日刊韓国GM情報〜。
 昨日は9回目となる労使交渉が行われました。

 韓国GM側からは群山工場の労働者にとって有利な形での希望退職は1回だけで、これ以降は一切の希望退職募集は行わないというアナウンスがあったのですが。
 それを撤回して群山工場からさらなる希望退職者を募集するという妥協案が出てきました。
 希望退職者には慰労金として2〜3年分の賃金と子女がいる場合は進学費用、そして韓国GMの自動車を購入する場合は1000万ウォンの支給……っていうような内容でしたね。
 かなりの好待遇。
 まあ、逆にいえば群山工場の閉鎖の方針自体は変わらない。

 労組側の要求はそもそも群山工場の閉鎖撤回であって、希望退職者募集の再開ではないということで席を立ったとのこと。
 韓国GM側もそれが分かった上で煽っているのでしょうけども。
 うまいこと時間稼ぎに使われているってところでしょうかね。

 それに加えて3月30日で期限を迎えて消滅したはずの新車生産導入にも前向きな発言があったとのこと。
 韓国GMが韓国から撤退するという最大の理由は「韓国の工場は稼げないから」というもので、それを改善する一手として利幅の大きなSUV、CUVを韓国工場に任せてもいい……という方針なのですが。
 逆にいえば全世界のどこでも利益が取れるような車種を任せて利益が上がらないようだったら……という部分でもありますかね。
 ヒュンダイで小型SUVの生産が足りなくなりそうで、韓国国内工場でも生産させようとしたら「労使協定違反だ!」としてストライキをはじめていましたが。
 あれは海外工場と同一車種を作らされるとその生産性が浮き彫りになるから、という部分もあるのだろうなぁ。

 これについても労組からは「我々の(工場閉鎖撤回などの)要求を容れないのであれば意味がない」と拒絶。
 わけがわからないよ。
 まあ……グローバルスタンダードに乗せられるのを拒絶しているのでしょうね。
 自分たちの立ち位置というものを独自のものにしておけば、生産性が劣るという現実から目をそらすことができますから。

 今日はもう1本、韓国GM関連のエントリを書く予定です……というか、このエントリに容れようと考えていたのですが、思ってたよりも内容が濃くなってしまったので別に分けたというか。
 韓国GM最後の日まであと2日。

おっと、プライムビデオに登録されていた。
魔法少女まどか☆マギカ
アニプレックス

韓国GMの労働組合が内部分裂か? 「徹底抗戦」と「会社に残りたい」で揺れている模様

表では闘争、中では不安定な韓国GM労組... 分裂の兆しまで(イーデイリー・朝鮮語)
中央労働委、韓国GM労使に「調整停止」... スト突入か(聯合ニュース)
生死の岐路に立っている韓国GMが再生の道に行く最後の希望だった第8回賃金・団体協約交渉まで決裂して終わりが見えるにつれて、法定管理行が現実に近づいている。

これ会社との協力に最後まで屁理屈を言って闘争路線を唱える労働組合執行部とは異なり、内部ではこれを批判する声もたまに上がってきている。クムホタイヤ労組が法廷管理直前に分裂の動きを示したように、韓国GM労組も「会社を生かしてみよう」という主張に説得力がある場合、賛否投票となる可能性も排除することはできない見込みである。
(引用ここまで)
韓国GM労組が17日合法的にストライキできる争議権を確保した。

中央労働委員会はこの日、韓国GM労使の賃金・団体協約(以下賃金団体協議)の争議調整の結果、「調整停止」の決定を下した。
調整停止は労使の立場の差が大きく調停案を提示するのが難しいという意味である。この決定が下されれば、労組が争議権を確保して合法的にストライキすることができる。 (中略)

韓国GM労使は18日午前10時富平工場で第9回賃金団体協議交渉に乗り出す予定だ。
(引用ここまで)

 日刊GM騒動〜。

 そもそもがなんのための「労働争議」や「労組」なのか、って話ですわな。
 労働条件をよくするはずのものが、むしろ破滅の道をひた走っているっていう状況。
 職場そのものがなくなってしまったら、よくなるわけがない。
 結果、クムホタイヤもSTX造船も破滅だけは避けたわけですが。

 当然、労組内部でも「このままでは職場そのものがなくなる」という危惧はあるようで。
 内部分裂しそうな勢いになっている、と。いくつかの報道では「劇的妥結もあるかもしれない」というように語られはじめました。
 福利厚生が減ったり、給料が減ったりしても、職場がなくなるよりはマシって考えは当然あるでしょうしね。

 ただ、その一方でストライキの準備も着々と進んでいるとの話。
 労組の投票で賛成多数なら今日からでもストライキできるとのことです。
 この期に及んでストライキしてなにを引き出そうというのやら。

 なお、労組側は「韓国撤退なら刑事的責任を問うだろう」とか言い出していて苦笑。横領かなんかがあるという話です。
 韓国産業銀行は「法定管理になったら法的対応」といっていますが、こちらは撤退の阻止を念頭に置いているようです。

  20日の法定管理まであと3日、あと3日しかないのだ。

「オルグ」の鬼 労働組合は誰のためのものか (講談社+α文庫)
二宮誠
講談社
2016/3/16

韓国GMの労使交渉、なにも決まらずに終了。デッドラインまであと4日。労組側はストライキの手続きに突入へ

韓国GM労使賃金団体協議交渉も決裂... 立場の違いだけを確認(聯合ニュース・朝鮮語)
法定管理への岐路に立っている韓国GMの労使双方が16日、賃金・団体協約(以下賃金団体協議)交渉を再開したが、成果なく終わった。
韓国 GMによると労使は同日午後2時から2時間30分の間、仁川富平工場で第8回賃金団体協議交渉を行ったがなんら合意をまとめることはできなかった。

韓国GMの関係者は、「会社はコスト削減自己救済案の暫定合意を、労組は群山工場の雇用問題を含む一括妥結を求め、お互いの立場の違いを確認した」と明らかにした。
この関係者は、「次期交渉日程は幹事間議論に決めることにした」とし「時間があまり残っていないので、すぐに17日午前に当日交渉日程が決まることもあり得る」と述べた。

カハー・カゼム韓国GM社長はこの日午後、労使交渉終了後にイム・ハンテク労組支部長とキム・ホギュ金属労組委員長のふたりと非公開会合を行い、賃金団体協議交渉と使用者側の法廷管理方針について議論したことが分かった。
この日、韓国 GM労使賃金団体協議交渉は先月30日、7次交渉が決裂した16日後にようやく行われたものである。
(中略)

労組がスト権を確保するために、中央労働委員会に申請した争議調整の最終的な審議の結果は、17日出てくる。もし調整中止決定が下されれば、労組はストライキ賛否投票をするなど、合法的にストライキ手続きに突入することができるようになる。
(引用ここまで)

 この日になったら不渡りを出すとされている20日の金曜日まで1日1回は韓国GMの動静をお伝えしましょう。
 とりあえず昨日の月曜日午後には労使交渉がありました。なにも決まらずに終了。
 2時間半ほどの交渉で韓国GMは「福利厚生費の削減」を主張し、労組側は「群山工場の閉鎖ハンターイ」「福利厚生費の削減ハンターイ」「リストラハンターイ」と主張する。
 これまでのパターンと同じですね。

 今回は監視カメラによる記録ではなく、労組側が「安全に考慮する」と一筆入れることで韓国GM側が交渉の場につくことを認めたとのこと。
 そして無駄な交渉を積み上げて、韓国GM側に「我々は真摯に交渉したのだが、労組側は一歩も退くことがなかったのでしかたがなかった」というエクスキューズ、既成事実を積み上げさせている。
 完全に手のひらの上で転がされていますね。

 そしてその一方で労組側の申請していたストライキの審議結果が今日発表されます。この期に及んでストライキでなんらかの局面打開ができると思っているんですからおめでたいというかなんというか……。
 企業側からしてみたら「貴重な交渉時間をわざわざ浪費してくれてありがとう」くらいなものでしょう。

 最大で50万人が失職するという金曜日まであと4日。


韓国GM、撤退に向けて水面下作業を開始中……最大で50万人が失職か

韓国GM法定管理秒読み... イングル社長帰国せずに「陣頭指揮」(聯合ニュース・朝鮮語)
ゼネラル・モーターズが自己救済を通した韓国GMの「回生」より、事実上の破産宣言のような「法定管理」の準備に入り、懸念していた韓国GMの撤退と大々的リストラが現実に近づいている。
果たして GM側が提示した期限20日までの残り5日間、政府、産業銀行、 GM、韓国GM労使等の利害関係者が最後の交渉を介して破局を防ぐことができるか注目される。

15日、業界によると韓国GMは現在、財務・人事・法務関連組織を通じて法定管理の申請実務作業を準備している。
万が一の場合に備えたものではなく、実際にGMと韓国GM経営陣が数回言及した「資金枯渇」の時点で、20日になればすぐにでも裁判所に法廷管理を申請するための内部手続きに入ったのだ。
先月26日に韓国を訪問したGM本社バリー・イングル社長は労組と非公開面談で「3月末までに労使賃金団体協議が暫定合意にでも至らなければ、4月20日までの自己救済案は通らないだろう」とし「このような場合、政府や産業銀行の支援も期待できないために資金難の状況で不渡りが出ることもある」と述べた。

ダン・アンマンGM総括社長も「すべて(韓国GMの利害関係者)が、次の週の金曜日(20日)に交渉のテーブルに出なければならない」とし、構造調整デッドラインが「20日」であることを確認したとロイター通信が13日伝えた。
法定管理などGMの最後の決定が迫っているという事実は、GM本社海外事業部門の責任者であるイングル社長の動向を見ても確認することができる。
去る10日、午後に訪韓したイングル社長は翌週までに出国する予定がないことが分かった。
イングル社長は昨年末から最近まで、ほとんどの平均2週間毎に一度韓国を訪れては政府、産業銀行、韓国GM労組、自治体関係者と会って韓国GM回生のための投資計画と自己救済案を説明して協力と支援を要請してきた。
しかし、これまでは1回の訪問あたりの滞在期間が2〜3日に留まっていたために、もし予定通りイングル社長が次の週末までにほぼ十日間韓国にとどまった場合、韓国GMの最後の決断と談判のためのものと解釈される。

現在、GM本社と韓国GMは資金枯渇が予想される20日までに、人件費削減のための劇的な労使合意や政府や産業銀行の支援などを期待するのは難しいという判断を既に下したことが分かった。事実上自己救済案実行と新規投資を通じた再生計画をほぼあきらめた状態だ。
韓国GMは今年2月13日の群山工場閉鎖後には「韓国での継続事業したい」とし、韓国GMに貸した借入金27億ドル出資転換、2車種の新車割り当て、28億ドルの新車生産設備・研究開発(R&D)新規投資などそれなりに現実味のある骨太な再生案を比較的素早く提出してきた。

しかし、先月末から急激にGMの最高経営陣の韓国GM処理基調が「回生」よりも「法定管理」に向かっていることが判明している。
2月初めにスタートした2018年の賃金団体協議労使交渉が二ヶ月以上も進捗を見せずに人件費削減の可能性が減少したうえに、産業銀行による韓国GM経営チェックも当初韓国GMが期待した3月末をはるかに超過して5月頃に終わると予想されており、「待つのは難しい」という声がGMの内部で大きくなったというのが、韓国GM内外の伝言だ。
ここで、産業通商資源部も韓国GM富平・昌原工場「外国人投資地域」の指定申請について「新成長技術が不足している」とし、事実上の否定的な立場を明らかにしたことも影響を及ぼした。

業界では、残りの5日間、政府が積極的に仲裁に乗り出して労使政協議体を構成し、産業銀行、韓国GM労組が一堂に座って解決方案を探す「多者会議」が必要な時点だという分析が出ている。
政府と産業銀行が「個別の外国人投資企業の労使間の賃金団体協議問題」として傍観している時期は既に過ぎたという指摘だ。
業界では、錦湖タイヤが法廷管理の直前に、先月30日、政府・債権・労使間会議で、最終的に破局を避け「劇的妥結」したものの、今回はGMが外資系企業である上に不良責任論議などが重なり、現実的に可能性は大きくないことが懸念される。

実際に韓国GMが法廷管理に入ると、破産や厳しい構造調整を通じた再生手続きを踏むことになる。
追加リストラはもちろん、現在のGMと韓国GMの内部の雰囲気としては生産設備、最終的にすべて閉鎖して研究・デザインセンターと販売組織ていどが残されるという可能性が非常に有力との観測が韓国GMの内部から出ている。
業界関係者は「本社が韓国工場の主力輸出モデルであるトラックスの生産量を中国に渡す方法について検討してきて、現実的に大きな問題がないという結論が出たと聞いている」と伝えた。
現在富平工場は年間27万台のトラックスを生産して海外各地に輸出しているが、法定管理などの構造調整の過程でもっとも重要なアメリカへの輸出量である15万台分を中国工場に移転する案が有力だという説明だ。

韓国自動車産業と経済が受ける衝撃も莫大なものとなる。
韓国GMの部品サプライヤーの緊急対策委員会によると、301ある韓国GMの1次協力会社中、韓国GMへの依存率が50%を超える企業は150社に達し、韓国GMにのみ100%納品する業者も86に及ぶ。
非常対策委は、韓国GMが事業清算された場合、1・2・3次協力部品メーカーと主・副資材納品業者など、直接または間接的な利害関係者を含めて30万人の雇用が危うくなると主張している。業界では、韓国GM事態に影響を受ける雇用数が50万人という推定まで出ている。
(引用ここまで)
 この3月から4月にかけて危機を迎えるであろうとされていた韓国の大企業は3つ。
 クムホタイヤ、STX造船海洋、そして韓国GM。

 クムホタイヤはぎりぎりで清算を回避し、中国企業のダブルスターに買収されました。とりあえず雇用は3年間保証されるとのことですが、3年後がなかなか楽しみですね。
 STX造船海洋は自己救済案をぎりぎりで提出することができて、債権団筆頭である韓国産業銀行の精査待ち。まだ正常化に向けてはだいぶ遠いというのが実際。
 これらふたつの企業と韓国GMが大きく異なるのは、外資であるというところですね。
 言ってみれば逃げようと思えばいくらでも逃げられる。

 これまでは大宇自動車を買収した際の「15年は撤退しないこと」という契約に縛られてきただけで、GM本社としては撤退上等。
 直近の4年で3兆ウォンの赤字を出して、生産性は中国工場の1/10以下なんていう企業を活かしておく理由なんてゼロ……というか、「暴力集団がいるので出張不可」なんてお触れが出ているようなところに工場を存続させておくほうがおかしい。

 今週の金曜日までに妥結しなければ、リストラだろうとなんだろうとやり放題の破産決定。
 群山工場は閉鎖するということで、早期退職希望者には2年分の慰労金を支払う予定でしたが、それすら支払いの必要がなくなるという状況。破産ですからね。
 当然、前日までにしっかりと用意しておくことでしょうよ。
 なお、労組側はいまだにストライキの議論中だそうです。

韓国GM結局大乱起こるか... 労組、ストライキ決行するかどうかの議論(ニュース1・朝鮮語)

 懲りませんね。成功体験から抜け出ることは大変だ、ということでもあるかもしれませんけども。

撤退と聞くとキスカ島を思い出す。
指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎 (文春新書)
早坂 隆
文藝春秋
2010/6/18

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