楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

北朝鮮

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韓国メディア「在韓アメリカ人にも特別な動きはない、日本政府は騒ぎすぎだ! ブーメランが刺さるぞ」 → 在韓米軍、6月に民間人避難訓練へ

[社説]度を超した日本の“朝鮮半島危機説”煽り立て(ハンギョレ)
在韓米軍 6月に民間人の海外避難訓練実施(聯合ニュース)
 20万人の自国民が韓国に居住する米国でも特別な動きは見られないのに、連日大げさに騒ぐ日本政府の態度は、単純に有事の際の備えのためだけとは見られない。「朝鮮半島危機説」を煽り立て、自衛隊の武装強化と敵基地攻撃能力保有世論を育て、安倍晋三政権の国内政治上の危機を乗り越えようとする意図と思われる。4月に安倍内閣の支持率は50%になり、「昭恵スキャンダル」による下落傾向を食い止め反転上昇した。安倍首相が願ったものはこれなのか。隣国の危機説を煽り立て政治的利益を得ようとするのは短見に過ぎず、結局はブーメランとなり日本政府に戻ってくるだろう。
(引用ここまで)
   ↓
在韓米軍が6月、朝鮮半島有事の際に韓国に滞在する米国の民間人を海外に避難させる訓練を実施することが23日、分かった。韓国軍関係者が明らかにした。

 同訓練は在韓米軍が行う定例訓練で、北朝鮮との戦争など朝鮮半島有事の際に韓国にいる米国の民間人を迅速かつ安全に海外に待避させる能力の向上を目的に行われる。

 今回は朝鮮半島の緊張が高まっていることを受け、より実戦的に行う計画という。

 在韓米軍が同訓練を行うのは約7カ月ぶり。前回は北朝鮮が5回目の核実験を実施した直後の昨年10月31日から11月3日にかけて行われた。

 前回は、子供を含む米軍の家族数十人をヘリコプターで京畿道平沢の米軍基地に運び、そこからC130輸送機で在日米軍基地に避難させた。米軍の家族を実際に朝鮮半島の外に運ぶ訓練が行われたのは7年ぶりだった。
(引用ここまで)

image
 なにがどうなったら「安倍政権にとってブーメラン」になるのやら。
 少なくとも国内状況としては「しっかりと邦人保護をしてくれる」という認識になるだろうし、いまさら日韓関係が悪化してどうこうというものもまずない。
 これ以上悪くなりようがないというか、すでに国交断絶の一歩手前の「大使一時帰国」まできている状況の中、帰任したのはなぜかということを考えれば日本政府のやっていることは常道。
 備えてなにもなければそれでいい。最悪なのは「起きないだろ」という希望的観測のところに起きること。

 先日の中央日報の社説朝鮮日報の社説もそうなのですが、「日本が朝鮮半島有事を利用している」だの「そんな言葉を吐くべきではない」みたいな言葉が多いのですよ。
 まるで秀吉の唐入りが本気がどうかを探りに来た朝鮮通信使のようですわ。
 ……と書いていて、長嶺駐韓大使との会見を拒絶した韓国政府はまるで李氏朝鮮末期のようだと書いていたことを思い出しました。
 民族の根本的なメンタリティというものは世紀をいくつ越えても変わらないのですねぇ……。

 というようなことを書いていたら、在韓アメリカ民間人が避難訓練するという報道が入ってきて苦笑。
 ブーメランくらっていたのはハンギョレだったというオチ。

 避難訓練が行われるのは6月とされていますが、すでに去年の10〜11月にかけても行われていて実際に在韓米軍の家族が日本の米軍基地に避難するという実地的な訓練だったそうですよ。そういえばそんな報道もありましたね……。
 言ってみれば、去年の核実験からアラートは鳴りっぱなしだったということになりますか。
 今回は「より実戦的な避難訓練を行う」のだそうで。
 ハンギョレのいうところの「20万人いるアメリカ人は微動だにしていないのに」という前提はあっさりと覆されているわけですよ。
 すべての針は「米朝開戦も充分にある」という方向を指しています。韓国メディアは本気で見えていないのか、見えていて見えないふりをしているのか。
 在韓日本人は地下のシェルターや避難経路を確認しておいたほうがいいかもしれませんね。

完全オールカラー首都直下地震 東京23区震災避難マップ
FRIDAY編集部
講談社
2012/6/11

朝鮮半島有事:「軍事衝突はない」「いまは予行演習中」「中国主導もある」……どれなのよ

中国主導の半島有事が「十分あり得そう」な理由(日経ビジネスオンライン)
開戦前、国家は密かに“予行演習”を実施する(日経ビジネスオンライン)
朝鮮半島で軍事衝突はない(日経ビジネスオンライン)

 日経ビジネスオンラインだけでもこうしてまったく朝鮮半島有事に対して異なる見方が載っているのが面白いなと思って掲載。
 上から福島香織氏、神野正史氏、重村智計氏のコラムです。
 肩書きはそれぞれ中国ウォッチャー、予備校講師(世界史)、南北コリアウォッチャーといったところかな。
 三者三様の視点でそれぞれ描かれているので、参考になると思います。

 楽韓さんの考えとしては「国家は密かに“予行演習”を実施する」に近い感じがします。
 空母カール・ビンソンはオーストラリア軍と演習を行い、自衛隊とも演習を行う予定で、すでに韓国軍とは先月に演習済み。
 現状は開戦を充分に考慮に入れた上での交渉中で、「ここを跨いだら開戦」というレッドラインを明確に持っている(けど、対外的に明らかにはしていない)。
 おそらく、想定しているレッドラインは核実験。
 これだけ警告した上での核実験であれば、世界に対しての名聞が立つ。そもそも国連安保理の決議違反。

 ま、実際に核実験やられたらまたシチュエーションは変化するとは思いますが。特に中国関連で。
 アメリカとしては現在表明している「北朝鮮の国家体制を覆さない」ができる最大譲歩だとは思うのですけどね。

週刊ニューズウィーク日本版 「特集:トランプ vs 北朝鮮」〈2017年4月25日号〉 [雑誌]
ニューズウィーク日本語版編集部
CCCメディアハウス
2017/4/18

北朝鮮がいまさらのように日本人妻を前面に押し出してきた理由

北朝鮮ついに「人間の盾」作戦 日本人妻ら会見で対応要求(ゲンダイデジタル)
 北朝鮮は19日、訪朝中の日本メディアに対し、過去に在日朝鮮人の夫と一緒に北朝鮮に渡った日本人妻らでつくる団体とされる「ハムンにじの会」の事務所を公開。チマチョゴリを着た団体のメンバー6人が会見に出席し、このうち、1960年に北朝鮮に渡ったという熊本出身の85歳の女性が日本語で「一日も早く日朝が国交正常化し、私たちが生きている間に何らかの動きを見せてほしい」と訴え、日本政府に対応を求めた。

 かつて「地上の楽園」と喧伝された北朝鮮に渡った日本人妻の数は約2000人。多くが厳しい監視体制の下で差別されたり、迫害されたりしたことが分かっているほか、高齢になっても日本への一時帰国すら認められず、安否不明者も少なくない。北朝鮮はこうした日本人妻を「盾」にして、武力攻撃をチラつかせる米国や日本に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
(引用ここまで)

 これまでほとんど出すことのなかった日本人妻を前面に押し出してきた北朝鮮。
 本格的にまずいということを理解していて、使えるものはなんでも使おうという方針になっているのでしょう。
 これまでも何度かこういったパレードを取材させるために、海外のマスコミが北朝鮮を取材することはありましたがこうして日本人妻が出てくることはなかったように記憶しています。

 拉致被害者再調査の一環として、残留日本人や日本人妻の現況を調査するという話があったのですよ。
 北朝鮮側はこの調査で拉致再交渉のお茶を濁そうとしていたのですが、日本側は「その調査は北朝鮮側がやってもいいが、こちら側の求めるものではない」として拒絶までは行かないものの「ソレジャナイ」として放置していたものですね。

 どうも北朝鮮側は「日本人妻が外交カードになる」と思い込んでいる節があるのですよ。
 で、日本政府はそれに対して困惑しているというような図式が毎度毎度繰り広げられていたという。

 ここで残りの拉致被害者が出てきたら劇的な展開にもなるんでしょうが、日本人妻じゃなあ……。

だいぶ昔の本ですが、北朝鮮関連でこれは面白かった覚えがある。
北朝鮮に消えた友と私の物語 (文春文庫)
萩原 遼
文藝春秋
2001/5/10

安倍総理「韓国、北朝鮮からの難民対応に備えたい」 → 韓国人が右から左まで一斉に大反発中!

[キム・ジノの世界を読む]朝鮮半島の戦争の危機?日本政府妄動に大韓民国外交部はなぜ沈黙するか(京郷新聞・朝鮮語)
【社説】韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動(朝鮮日報)
本当に奇妙な国だ。隣国で戦争が起こると不安をあおっているにも関わらず、誰ひとりとして声を挙げない。大統領候補として乗り出した候補者はもちろん、外交を生計とする高位公職者たちですらなにもしようとしていないのだ。今、ここ朝鮮半島で起きている状況を冷静に見て見ないでどのように「国事」で金を稼ごうというのか。その中でもどうやって考えようとも納得ができないことが大韓民国外交部の沈黙である。

最近、広く知られているように日本政府関係者による言葉を総合すると「朝鮮半島は戦争前夜」である。安倍晋三首相はついに17日衆議院(下院)における質問で、朝鮮半島有事の際の対策について「着陸手順と収容施設の設置及び運営に関しては、日本政府が保護しなければならない人に該当するかスクリーニング(審査)するなどの対応を考えている」と述べた。南でも北でも朝鮮半島から海峡を越えて日本に渡ってくるのであれば難民審査をするということだ。自国民が突然「仮想難民」に転落したにもかかわらず、外交部当局者は口を閉ざしている。日本政府はこの日、朝鮮半島有事の際における在韓邦人6万人の保護案についても協議をしたという。

日本政府の極めて非外交的な言辞は昨日今日のことではない。その反射利益で安倍内閣の支持率下落が反発している。隣国の安保問題を生け贄にして政治的実利を取りまとめている格好だ。安倍は13日の参院外交防衛委員会では、サリンガス地下鉄テロのトラウマがある日本国民に「北朝鮮がサリンガスを装着したミサイル発射能力を備えただろう」と言って不安を最大限に高めた。

もちろん現在の韓半島の上空を覆っている暗雲の発祥地は、北朝鮮である。キム・インリョン国連駐在北朝鮮代表部次席大使は17日、「米国が切実に必要ないくつかの種類の戦争にも対応する準備ができている」と脅しの言葉を発した。6回目の核実験も「私たちの指導部が決める問題」と、米国をはじめとする国際社会の警告をすっかり無視した。韓国外交部は、これらの言葉に対応できる方法はないだろう。しかし、日本に対しても抗議警告していないのは、どのような理由でも説明されていない。

日本外務省は11日、「海外安全ホームページ」を通じて韓国に入国したり、滞在する人々を対象に注意警報を出した。旅行や滞在中の緊急事態発生に備えたメール通知サービスまで開始した。韓国内の日本人学校に「朝鮮半島情勢に注意要請」メールも発送した。

個人の間柄でも国家間の外交問題でも、沈黙は暗黙の同意を意味する。朝鮮半島戦争の状況を既成事実化を試もうとする日本政府の行動に、外交部が沈黙すれば韓国政府も朝鮮半島の戦争危機を認めるのと同じことだ。沈黙の意味を誰よりもよく知っているのが外交部ではないか。

これまた朴槿恵政府の外交部の行動だ。2015年12月28日、日本軍慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に合意してことで、韓日国交正常化以来の最大の贈り物を丸ごとプレゼントしてくれた「ユン・ビョンセの外交」という言葉だ。その大きな贈り物を日本に与えても言うべきことを言えない外交部が、自ら自分の顔に唾を吐くのであれば関心はない。しかし、その様を見せつけられて自尊心がひどくしわくちゃになる国民はどうなのか。釜山の日本総領事館前少女像を撤去せよと抗議している途中、日本に帰る85日間「デモ」をしてきた長嶺在韓日本大使が凱旋将軍のように帰還することを見ているだけでもよいものなのか。現職の外交官の多くは、2011年の憲法裁判所による「慰安婦問題解決のために政府が行動していなかった」との違憲判決を受けた人々である。いくら奇妙なリーダーシップの下で数年を過ごしたとしても、ここまで外交部が壊れることができるだろうか。

安倍内閣は居直りになった慰安婦問題に続いて、現在は露骨なほどに朝鮮半島有事を口にしている。「特殊業務」をする場合も通常の業務をする場合も、公務員の存在理由は国を太平に国民を快適にするものである。国太安民という言葉は、そのような意味でだろう。昨今の沈黙を見ると、外交業務をアウトソーシングしたいとすら思えてくる。本当に国民が怖くもないのだろうか。日本政府に厳重に抗議し、必要とあらば駐日大使を召還することを勧める。
(引用ここまで)
vr  韓国国内で、先日の安倍総理が国会答弁で答えた「朝鮮半島から難民があった場合のスクリーニングを行う」という発言に韓国が大反発中です。
 北朝鮮からの武装難民もあり得るし、武装スリ団のような韓国人も難民を装って来日する可能性も充分にある。
 朝鮮日報では──
韓国の国会で「日本で大地震が発生して韓国に難民が流入した場合」の対策を聞く質問が出て、韓国の公職者が「スクリーニングする」と答弁する光景を想像してみてほしい。今、一部の日本人の間に反韓感情が広がっているとはいえ、公職者たちがまるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動でこれに迎合しようというなら、両国関係の正常化はますます遠ざかるしかない。
(引用ここまで)

 ──というように書いているのですが。
 これ、全然話の構造が違ってますわな。
 実際には大地震は生じていない。別にその予兆もない。
 一方で朝鮮半島では目と鼻の先で戦争が起きそうな状態になっている。展開によっては明日起きてもおかしくない。
 ここで過去の日本政府であればなんの対策も取らなかったでしょうけども。
 まあ、順当な対策としか言いようがない。

 それと大地震があっても韓国なんかに向かう日本人がどれほどいるかってことも考えたほうがいいかな。
 EUがアフリカ、中東からの難民対策を取っても、中東やアフリカがEUからの難民対策をしないのと一緒ですわ。
 こういうことを言いたいなら、日本に滞在している不法残留者を一掃してから言ってくれって話です。

 一方で京郷新聞はハンギョレとともに左派メディアの2大巨頭なので、その文句の矛先は現政権になっているのですが。
 基本はどちらも「日本ごときがなんと失礼なことを言っているのだ」ってな話になっています。
 それに加えて「韓国をこうしてあげつらうことで、支持率反発効果を狙っているのだ」というのも多く語られている話なのですが。
 森友問題で下落した支持率が、朝鮮半島有事を想定した一連の答弁によって戻ったのだ、というように語っているのですよ。
 ……うーん。森友問題はもう飽き飽き、というのが一般的な国民の感じかたじゃないですかね。こんだけやってなにも出てこなかったらもう出てこないし、いいから他のことを進めてくれよっていうのが本音でしょう。
 ここ何日かの世論調査による内閣支持率の上昇(というか数字の戻し)はそれが原因でしょう。

 なんかっていうと「韓国を生け贄にして支持率を稼ぐ安倍内閣」みたいな言い方をしてくるのですが、実際にいうほど上昇したのは釜山の慰安婦像設置に対する対抗措置を出したときくらいなものですわな。
 自分たちの価値を大きく見積もりすぎです。

欧州複合危機 苦悶するEU、揺れる世界 (中公新書)
遠藤乾
中央公論新社
2016/10/25

朝鮮半島海域に空母3隻が集合!? カール・ビンソン、ロナルド・レーガン、ニミッツが……

「米空母3隻が韓半島集結」報道、韓国軍は否定(朝鮮日報)
 一部の海外メディアは最近、日本の横須賀に配備されている空母「ロナルド・レーガン」と、シンガポールから韓半島方面へと向かっている空母「カール・ビンソン」のほか、米国ワシントン州ブレマートンを母港とする空母「ニミッツ」も間もなく西太平洋に進入すると報じた。

 しかし、現存する米国の空母の中で最も古いニミッツ(1975年就役)は2015−16年に大々的な整備が実施され、最近まで南部のカリフォルニア近海で配備前訓練(COMPTUEX)に参加していた。ニミッツが西太平洋または韓半島の周辺海域に向かっているという一部報道について、国防部の関係者は「そのような話は聞いていない」と話した。国策研究所の関係者は「ニミッツまで西太平洋に配備されれば、米国本土の西部を守る空母が『ルースベルト』しかなくなってしまう」として「三つの空母戦団を1カ所に集めるのは米国の軍事戦略にも合致しない」と指摘した。

 一方、カール・ビンソンは当初、北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席の105回目の生誕記念日に当たる4月15日前後に韓半島周辺に到着するとの報道が多数あったが、これは事実でないことが確認された。一部では、朝鮮人民軍創設85周年(4月25日)を控えて北朝鮮が挑発を仕掛ける可能性があるため、カール・ビンソンが25日前後に東海(日本海)に到着するのではないかとの見方が出ている。
(引用ここまで)

 実際にニミッツが現状でどこにいるのかは分からないのですが、これはちょっと面白い話。
 つまり、海外のニュースサイトはニミッツまで参戦するのではないか、と見ているところもあるということなのです。
 朝鮮半島近海に空母3隻体制だったら確実にやるだろう、という認識があるということですね。
 ま、ニミッツが向かうなんてこた、実際にはないとは思いますが。ジェラルド・R・フォードと交代する最後のご奉公って時期ですしね。
 こういう話題が出ること自体が、メディアの多くが「現在は戦争の前段階にある」と認識しているということなのでしょう。

 ちょっと前に書いたように、個人的には空母ロナルド・レーガンが朝鮮半島海域に入って2隻体制になったら本気だと考えています。
 ちなみに現在、ロナルド・レーガンは1月に4ヶ月のメンテに入るということでドック入りしています。つまり、メンテ明けは今月末から5月頭。
 どうなるかはまだまだ分かりませんが、 カール・ビンソンの朝鮮半島海域到着が25日前後であるという話には27日爆撃説とのちょっとした符合を感じますかね。

 そういえば、長嶺韓国大使が緊急帰任したときにさんざん、「安倍ガー」とか言ってた人たちはいまごろ息しているのかなぁ……。

武器の世界地図 (文春新書)
21世紀研究会編
文藝春秋
2015/7/20

訪韓したペンス副大統領「北朝鮮は大統領の決意を試すべきではない」 マクマスター補佐官「この問題に対応すべき時が来た」

「北朝鮮は米国を試すべきでない」 米副大統領が警告(日経新聞)
北朝鮮問題、「対応すべき時が来た」 米大統領補佐官(CNN)
 ペンス氏は、核放棄に向けた北朝鮮の行動を待つ米国の「『戦略的忍耐』は終わった」と指摘。北朝鮮の核開発阻止に向けた中国の役割に期待を示しつつも、中国が影響力を行使しないのなら「米国が同盟国と行動する」と述べた。シリアやアフガニスタンへの攻撃で「トランプ大統領は力と決意を示した」とし、「北朝鮮は大統領の決意を試すべきではない」と北朝鮮を強くけん制した。

 ペンス氏は「韓国と100%行動を共にする」と韓国防衛への決意も訴えた。
(引用ここまで)
ワシントン(CNN) 米国のH・R・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、北朝鮮の核開発計画への対応について、「全ての選択肢が俎上(そじょう)にあり、調整と展開が進んでいる」と述べる一方、米国は軍事力の行使を望んでいないと強調した。

マクマスター補佐官はABCテレビの番組の中で、「米国およびこの地域の同盟国やパートナーが敵対的政権によって核兵器の脅威にさらされる事態を、大統領は容認しない。同盟国やパートナーと連携し、中国のリーダーシップによって、幅広い選択肢を確立する」と語った。

同補佐官によると、選択肢の提示に当たっては、米国家安全保障会議(NSC)と国防総省、国務省および情報機関が連携し、「このような不穏当な行動パターンが続いた場合」、トランプ大統領が行使できる状態とする。

「この問題に対応すべき時が来た。平和的に問題を解決するため、今こそ軍事的選択肢を除くあらゆる行動に出るべき時だ」とマクマスター補佐官は述べ、「今後数週間、数カ月のうちに、我々のすべてにとって絶好の機会が訪れると思う。武力衝突に至らない範囲で行動を起こせば、最悪の事態は避けられる」と予想した。
(引用ここまで)

 大統領、副大統領、大統領補佐官といったアメリカの首脳が「オバマの時代とは変わったのだ」という宣言をしているのですね。
 民主党政権の時代は終わりを告げ、共和党の時代が戻ってきたのだと。
 中国に対しても主張すべきを主張する。
 韓国に対しても、おそらくは日本に対しても協力を要請してくることでしょう。

 マクマスター補佐官のいうように「武力衝突に至らない範囲で行動を起こす」ターンがまだ続く。「今後数週間、数ヶ月」の間は中国に圧力をかけさせるし、ボールはしばらく渡しておく。
 ただし、核実験や大陸間弾道ミサイルの実験をするようであれば話は別だ、と。

 ただ、北朝鮮もそれを受けてなにもしないわけにはいかないのですよね。
 国内には不満がたまりまくっている。なんらかの強烈なアピールで政権は強い指導力を持っているのだということを見せつける必要があるのです。
 核実験をして「我々はいまや核保有国となった」という宣言をしなければならない。

 当分は我慢比べであるというのが実際なのでしょう。
 トランプは「中国が圧力を加え、問題を解決する」ことを求めているのであって、単純に圧力を加えることだけを求めているのではない。
 問題を解決することが重要であり、それが中国にできないのであれば「我々は独自に問題を解決する」と宣言している。
 アメリカ大統領の言葉は軽くない。軽くあってはならないのですよ。
 これを覆すようであれば、今後の任期はすべてそうして言葉を覆すという前提で対応されてしまう。
 いつまで中国にボールを持たせておくか、という見切りが問題ですかね。
 マクマスター補佐官の言葉によれば「今後数週間、数ヶ月間」とのことですが。

デビュー30周年記念 『“破壊王"橋本真也 ゼロワン激闘録』 FIGHTING TV サムライ×Gスピリッツ DVD BOOK vol.1 (タツミムック)
辰巳出版
2014/8/6

韓国メディア「北朝鮮監視のために、民間情報や外国からの借り物ではなく独自の偵察衛星を確保しなければ!」……月探査とかよりもそっちの優先順位のほうが上じゃない?

【社説】北の核を監視する韓国独自の偵察衛星確保を急ぐ時(中央日報)
北朝鮮の6回目の核実験が秒読み段階に入った。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は衛星写真を分析して「豊渓里(プンゲリ)核実験場が『装填、据銃』状態」と伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が命令さえ出せばいつでも核実験ができる準備を終えた状態だ。 (中略)

しかし問題は、現在のところ北朝鮮の核実験に関する主な情報を韓国政府ではなく米国の民間団体「38ノース」を通じて入手しているのが現実だ。この団体は民間衛星情報を活用しているという。もちろん韓国の軍と情報当局はこれよりはるかに高解像度の米軍事衛星の映像・信号情報を受けている。昨年11月に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した日本とも衛星情報などを共有している。日本は韓半島(朝鮮半島)周辺に4基の静止衛星を運用し、北朝鮮を見つめている。衛星情報収集能力で韓国より一段階上と評価される。宇宙研究に着実に投資してきた結果だ。韓国当局も対北朝鮮映像・信号情報などを独自で収集するが、衛星情報は解像度が落ち、情報収集能力も制限的だ。

情報衛星を利用した情報収集能力はキルチェーンを通じた対北朝鮮核抑止力の核心であり、海上・空中作戦と国防体系・通信セキュリティー分野でも重要だ。偵察衛星・通信衛星・GPS衛星と空中早期警戒管制機などを利用して、北朝鮮のミサイル標的を探知するのは、探知−識別−決定−打撃とつながるキルチェーンの中枢神経でもある。したがって政府は昨日国会に報告した2018−2022年国防中期計画で、独自に北朝鮮地域を偵察する「偵察衛星映像情報体系」を構築することにし、そのためにドイツ・フランス・イスラエルなど外国の偵察衛星を借りることを打診しているという。かなり遅くなったが、衛星情報収集能力を一時的に増やす良い機会だ。

政府はこれをきっかけに国産衛星を確保する「4・25事業」の速度も高める必要がある。防衛事業庁は昨年、1兆ウォン(約950億円)を投入して2020−2022年に解像度0.3−0.5メートルの偵察衛星5基を戦力化する予定だと明らかにした。この日程は国防部情報本部が人工衛星戦力化事業を初めて要求してから3年近く遅延してきた。国家情報院が衛星管制権限を要求し、部処間の隔たりが整理されずに生じたことだ。

政府は部処間の隔たりを迅速に調整し、国産衛星開発・打ち上げ事業を積極的に進める責任がある。北核事態という厳しい状況で我々の生存のために、これ以上は外国の情報に依存するべきではない。情報戦の優位に立ってこそ、国際社会で誰も我々を無視できなくなる。情報こそが自主国防の核心だ。
(引用ここまで)

 北朝鮮を監視するのに、やっていることは民間の分析サイトから情報を買うこと。
 近い将来にやろうとしていることは外国の偵察衛星の一時借用。
 2020年以降にやろうとしているのが、自国所有の高精細偵察衛星の打ち上げ。

 現在はイスラエル製の光学機器を搭載したアリラン2号と、EADSから技術供与を受けたアリラン3号3A号、合成開口レーダーを搭載したアリラン5号が観測衛星としてしようされています。
 どれも地球観測がメインの役割で、専門の偵察衛星というわけではないのですね。

 で、イスラエル製の偵察衛星を借りて当座をまかなってから、2020年以降の国産衛星を開発・打ち上げしていく予定だと。
 2020年以降というのは、KSLV-2の打ち上げスケジュールが順調に行けばということなのかな。もうすでに試験打ち上げですら10ヶ月遅れがアナウンスされていますが。
 まあ、独自ロケットで他国のスケジュールによって左右されずに打ち上げたいのでしょうね。
 アリラン5号打ち上げのときはロシアに邪魔されたという経緯があるのですよ。
 逆にアリラン3号のときは開発が遅れてH-IIAの打ち上げを遅延させてくれましたけど。

 むしろKSLV-2への予算、もしくは月探査予算をこっちに持ってくるべきではないかって思うのですが。
 優先順位を間違えてないですかね。
 北朝鮮の核開発監視なんて韓国にとっては最優先に行うべきもので、20年前からやっててもおかしくない事業ですわ。
 いまさらKSLV-2のあとから偵察衛星打ち上げって。

人工衛星をつくる ―設計から打ち上げまで―
宮崎 康行
オーム社
2011/11/30

北朝鮮がミサイル発射 → 直後に爆発 → これは陰謀論が楽しそうだ……

北朝鮮がミサイル発射するも失敗 東部新浦付近から1発=韓国軍(聯合ニュース)
 北朝鮮は16日午前、弾道ミサイル1発を発射したが失敗したようだ。韓国軍合同参謀本部はこの日、「北がきょう午前、(北東部)咸鏡南道・新浦付近から未詳のミサイルを発射したが、失敗したとみられる」と明らかにした。北朝鮮が発射したミサイルの種類はまだ確認されていない。 (中略)

 情報当局の関係者は「この日、発射に失敗したミサイルは5日に新浦付近から発射したものと同系列だとの見方に重点を置いている。地上の発射施設から遠くまで飛ばせなかったとみられる」と伝えた。 (中略)

 北朝鮮は25日に朝鮮人民軍創建85周年を迎えることから、再度弾道ミサイルを発射する可能性が高いとみられる。
(引用ここまで)

 うーむ、他のエントリを書いていたところで速報が入ってきたので見守っていたのですが、続報はほぼゼロ。
 現在のところまでミサイルの種類は不明とされています。
 発射直後に爆発ということなので、迎撃されたということではないのでしょう。英語表記ではwithin secondsとあるので秒単位で爆発。
 かつアメリカからこれといった声明も出ていないことから大陸間弾道弾クラスのものでもない。
 今月初めにもあったスカッドERかな。

 実験に成功していたら北朝鮮からなんらかのアナウンスがあったのでしょうが。
 今月25日の朝鮮人民軍設立85周年記念日まで、同じようになんらかの動きが出てくると思われます。

 国内的にはアメリカに対抗する姿勢をミサイルを打ち上げなければならない。
 だけども、それをアメリカにとがめられて開戦することは本意ではない。
 で、発射直後に爆発させた……というのはうがち過ぎですかね。この場合であれば、「爆発させたのは誰か」というのもちょっと面白いところですが。
 陰謀論に傾きすぎているかな。

SUPERサイエンス 爆発の仕組みを化学する
齋藤勝裕
シーアンドアール研究所
2017/3/27

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