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韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

口蹄疫

 相互RSS募集中です

韓国で口蹄疫発生→大量の殺処分→「3年経てば埋却地で農業もOK」→実際にちょっと掘り起こしてみたら……

浸出水出るのに、「殺処分土地」の再利用の問題ないのか?(MBC・朝鮮語)
[ニュースデスク]◀アンカー▶
AIと口蹄疫に過去3ヶ月間3万匹以上の動物が殺処分されて地面に埋葬された。
このように、家畜の死体を埋没した土地は、現行法上、一定期間が経過すると再び使用することになりますが、問題が少なくないです。
オヒョンソク記者が取材しました。

◀レポート▶
京畿道の農村野原。
6年前、口蹄疫にかかった豚の数百匹が埋葬されています。
シャベルで土砂をいじくり回しただけで、豚の死体が塊で出てきます。
「後ろ足でしょう? ここに肉がそのままじゃないですか。表に革が残っってて……」

13 Kmほど離れた別の埋葬地。
900匹以上の豚の死体が埋まっている口蹄疫埋葬地です。
ご覧のように、畑の真ん中に6年間も放置されています。

【アンギョンジュン/土壌生態学博士] 「遺体消滅せずに上部だけ平らに作って農地や既存にあった用途に畜舎のような建物が建っている事例もあります」

このように家畜の死体を埋めた埋没地は通常3年が経過すると、管理対象から除外されます。
作物を育てる場合もあります。

[支庁公務員]
「そこにトウモロコシを植え、唐辛子を植え、ごまを植えても(遺体が)ほとんど腐敗していないのですよ。見るから...」

もっと大きな問題は、家畜の死体から出てくる浸出水。
実際の家畜埋没地模、浸出水がどのように流れて出てくるかを測定してみました。
4年前の豚12頭が埋め込まれた5mの深さの土砂。
毎週100 mL以上の浸出水が出てきます。
埋葬地の管理対象期間である3年たっても有害物質が継続して検出できるとのことです。

[ユ・スンホ博士/韓国原子力研究院] 「家畜糞尿から出るアンモニア性窒素の濃度よりもはるかに高い特性がありますが。チアノーゼを誘発する汚染物質になります」

このような浸出水の汚染を避けるために殺処分埋没方式の代わりに浄化槽や微生物分解方式を拡大する必要があるというのが専門家たちの指摘です。
政府はまた、2年前から遺体がないことを確認してから再利用するように通知したが、正確な確認作業は行われていません。
MBCニュースオヒョンソクです。
(引用ここまで)

 リンク先は動画ニュースですが、映像は微グロなので注意。

 今回の鳥インフルエンザ渦は慶尚北道以外の自治体のすべて(一部の特別市を除く)で発生し、現在までで3566万羽が殺処分になったそうです。
 ちなみに3月になってもまだ家禽への発生は続いているとのこと。ただ、かなり沈静化はしているようですね。
 口蹄疫については2月に発生してからこっち、続報は確認されていません。
 今回はスプレッダーになってしまう豚への感染がなかったので、大規模感染は防げたようですね。
 どちらも農林水産省のサイトで情報が確認できます。

口蹄疫に関する情報
鳥インフルエンザに関する情報

 口蹄疫は6年前に大流行して、豚を生き埋めにするような自体が起こっていました。
 生き埋めにしないまでもまともな処理をせずにただ埋めただけという埋却処分も多かったようです。

香川ではうどん出汁、愛媛ではポンジュース、韓国で蛇口をひねると出るものは?

 この騒ぎは6年前のもの。大規模感染で300万頭以上の牛豚が埋却処分となりました。
 埋却地に500羽の鷲が集まるなんてホラー映画のような騒ぎもありましたっけ。
 その埋却地は規定の年月が過ぎたら他の用途に使ってもいい。農地にしてもいいということなのですが、実際にはまだ腐らずにそのままの遺体が残っている状況だ、というのが今回の記事。

 3年前も小規模な発生がありましたね。その際には6年前の失敗を繰り返すまいと対策を練っていたのです。
 遺体を貯蔵槽に入れて腐らせようという計画だったのですが、案の定失敗しました
 今回は鳥インフルエンザなので、3500万羽とはいえ体積的にはそれほどでもないのでしょうが……。

 埋却地であっても3年経過したら農業をやってもいい……か。
 そうそう、いま日韓FTAの交渉は座礁している状況ですが、韓国側としては農産物の輸出を目論んでいるそうですよ。

[まとめ買い] 伝染(うつ)るんです。
吉田戦車

またまた韓国で口蹄疫が蔓延……ワクチン以前の防疫問題はここにあった!

【社説】口蹄疫抗体生成率5%…深刻なモラルハザード=韓国(中央日報)
【社説】鳥インフル・口蹄疫が年中行事のように起こる韓国(朝鮮日報)
口蹄疫の流行16年で8回 ワクチン頼みで消毒手薄に=韓国(聯合ニュース)
農林畜産食品部は昨年末基準で牛は97.8%、豚は75.7%の高い抗体形成率を維持し、口蹄疫は発生しないと自信を表した。牛・豚350万頭を殺処分した「2010年口蹄疫事態」以降に義務化したワクチン接種のおかげということだ。しかし今回の口蹄疫発生農家の抗体生成率は報恩が19%、井邑は5%にすぎないことが分かった。これでは防疫とは言えないレベルだ。当局がでたらめな統計を信じる間、現場ではこうした「水ワクチン」が広まった。

農林畜産食品部は一部の農家がワクチン接種を避けた「モラルハザード」が原因だと指摘する。費用も少なくないうえ、接種すれば牛乳の生産量、牛の体重が減り、牛が流産するという噂もあり、接種をしない農家が少なくないということだ。当局の指摘が事実なら、目の前の利益のために科学的「防疫道具」に背を向けた農家の責任を無視することはできない。

しかし農家の責任にする前に防疫当局もワクチン効果を十分に得られる正しい接種法教育と確認に対する責任がある。ワクチンは冷蔵保管が必須だが、接種は室温(摂氏18度)状態でしてこそ正常な効果を得ることができる。しかし寒い現場で接種して効果が顕著に落ちたというのが専門家らの指摘だ。結局、防疫を怠ったり避けた一部の農家も問題であり、これを管理できない防疫当局の責任も軽くはない。
(引用ここまで)
 鳥インフルエンザに続いて口蹄疫まで年中行事のように発生し、被害がますます深刻になっているのを見ると、韓国の防疫体制には何か大きな穴があいているとしか思えない。韓国各地の畜産農家には、口蹄疫ワクチンの接種が義務付けられている。農林畜産食品部(農食品部。省に相当)は、昨年10月から今年5月までを「口蹄疫特別防疫対策期間」と定め、昨年末の時点でウシは97.5%、ブタは75.7%のワクチン抗体形成率を維持しているとしていた。口蹄疫が全国に広がることはないだろうと自信を見せていた。

 しかし、韓国政府の発表をそのまま信じるのは困難だ。取りあえず、今回口蹄疫が発生した忠清北道報恩の乳牛農場だけを取り上げてみても、昨年10月にワクチンを接種した記録はあるが、抗体の形成率は19%にすぎなかった。一部の畜産農家は、ワクチンを買っても接種は後回しにするという。乳牛や肥育牛は、ワクチンを接種すると、一定期間あまり飼料を食べなくなる。そのぶん、牛乳や肉の生産が落ち込むため、畜産農家はワクチン接種を後回しにするのだ。鳥インフルエンザのときも、一部の農家や関係者の無責任な行動が、事態を取り返しのつかないものにした。
(引用ここまで)
 口蹄疫が毎年のように繰り返し発生していることから、畜産防疫当局の無責任なお役所仕事がその原因だとの批判も出ている。国際獣疫事務局(OIE)の基準通りとはいうものの、全体の飼育頭数に関係なく1農家当たり牛1頭だけを標本検査し、抗体の形成率を算出するというおざなりなやり方が惨事を広げたとの指摘だ。(中略)

ワクチンに頼るあまり、畜舎の消毒などがおろそかになっていたとの批判もある。防疫当局のある関係者は「伝染病予防の主軸は徹底した畜舎周辺の消毒と部外者の出入り統制、出入り車両の徹底的な消毒」だとし、ワクチン導入後は最も基本的なこれらが手薄になっていたかもしれないと認めた。
(引用ここまで)
 相変わらずの異形防疫ですね。
 農林畜産食品部は牛での抗体形成率を97.8%、豚では75.7%としているのですが、これがなんの数字だったのかさっぱり分からない。
 接種率なのか、接種したことが確認できた家畜の中での抗体形成率なのか、それとも畜産家にワクチンを渡した率なのか。

 記事をいろいろ読むとどうやら「ひとつの農場につき1頭だけの検査をしていて、それで抗体形成率が95%を越えている」というように発表していたようです。
 で、畜産場によっては異なるけども、30%を越えることはないというのが実際の抗体形成率。
 その理由として──

・そもそも打ってない(育成不良になる等の理由から)。
・打ち方を間違っている。
・ワクチンに効き目がない(水ワクチン問題)。

 ……といったものがあるようです。
 農場によっては「提出する1頭だけワクチンを打っておこう」というようなところもあったでしょうね。
 それで「達成率約98%、マンセー」とやっていたわけです。
 大躍進政策時の中国とあまり変わらないなぁ。社会主義国家的というべきか。

 農業は半分以上……8割がた化学なので、マニュアルの存在が大事なのです。
 江戸時代から金肥の投入時期なんかで農業読本が流行るくらいだったので、農家も読み書きができたという話もあります。
 銀の匙にも農業高校の生徒が一定の部門にやたらに詳しいなんて描写がありましたね。
 その一方で韓国では「文盲と機能性文盲を併せると25%超」と高率になっているのは地方や農家が原因になっているという分析があります。

 ま、そもそも韓国人はマニュアルなんて必要としない柔軟さを誇る民族らしいですから。
 「ワクチンを(一部の)牛に打ったからもう完璧!」みたいにして、柔軟に口蹄疫やら鳥インフルエンザに立ち向かっていただければいいんじゃないでしょうか。
 まずは消毒が最初の一歩なんですけどね。
 全国民に「トイレから出たら手洗いをしましょう」という消毒に関する啓蒙運動をすることのほうが先かなぁ。

 いや、ホントに手を洗わないのです。
 以前の勤務先のオフィスビルで、隣のテナントが某韓国企業だったのです。全員がエリートクラスと思われるかなりの大手企業だったのですが、そこの韓国人従業員が驚くくらいにトイレで手を洗わない。ついでに個室でたばこを吸う(年長者の目の前ではたばこが吸えないからと思われる)。
 あれを見ていたので、鳥インフルエンザも口蹄疫も蔓延して当然だろうなぁ……としか思えないのですよね。

熟成・希少部位・塊焼き 日本の宝・和牛の真髄を食らい尽くす (講談社+α新書)
千葉祐士
講談社
2015/10/20

韓国でまた今年も口蹄疫発生 → ワクチンがまったく効いていない模様

口蹄疫:ずさんな予防策、巨額投じたワクチンは効果なし?(朝鮮日報)
 口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を防ぐため、韓国政府は2010年から毎年およそ500億ウォン(約49億円)の予算を投じて牛・豚にワクチンを接種しているにもかかわらず、韓国では口蹄疫が年中行事のように毎年起きている。今年も忠清北道・報恩の農場と全羅北道・井邑の農場で相次いで口蹄疫発生が確認され、ワクチン接種を通じた政府の予防策には効果がないとの指摘が出ている。

 韓国農林畜産食品部(省に相当)は7日、前日に口蹄疫の確定判定が出た全羅北道・井邑の農場で飼育されている牛20頭を検査した結果、口蹄疫の抗体が形成されていたのはわずか1頭だったと明らかにした。抗体形成率が5%にすぎないということだ。同じく口蹄疫の確定判定が出た忠清北道・報恩の農場と隣接する農家2か所で乳牛20頭を検査した結果も、抗体が確認されたのは6頭(抗体形成率30%)だけだった。農林畜産食品部は牛の抗体形成率について95.6%と発表しているが、これは机上の数値にすぎず、実際にははるかに低いことが確認されたわけだ。

 さらに政府は牛に抗体が形成されたかどうかを確認する検査を、全国の牛310万頭のうち10%の標本に対してしか実施していなかったことが分かった。残りの90%はワクチンを接種したかどうかの確認すらしていなかったことになる。これまで口蹄疫発生の頻度が高かった豚については、全ての農家で毎年検査を実施しているが、牛については管理が極めてずさんだったところに口蹄疫の直撃を受けた。2010年以降、政府は殺処分に対する補償金、防疫費用など、口蹄疫の後処理に対してのみ2兆8100億ウォン(約2700億円)の財政を投入してきたが、実効性のある対策を立てられずにいる。政府は8日から全国の全ての農家で飼育されている牛に対し、一斉にワクチンを接種する予定だが、抗体形成まで1週間を要するため、口蹄疫拡大を防げるかどうかは今後1週間がヤマ場となる見通しだ。
(引用ここまで)

 韓国で毎年恒例の口蹄疫が発生しまして。
 今回はどうやらすぱっと「すべての偶蹄類の30時間移動禁止」を決めたそうです。さすがに鳥インフルエンザの蔓延で懲りた模様。
 しかし、忠清北道、全羅北道の2カ所で同時発生というのがいやな感じ。

 で、ワクチンがまったく効いていないという記事が出てきまして。
 なにをいまさら……って感じですね。
 おととしの時点で「韓国で蔓延するタイプの口蹄疫とワクチンの型があっておらず、効き目のないいわば『水ワクチン』を打っている」という報道が出ていました。
 で、なんでそんなワクチンを延々と使っているのかというと、韓国で役人が天下りして作られた会社が独占供給しているワクチン以外のものを使うと違約金を取られる契約になっているからなのです。
 この契約は2018年まで有効なのだそうです。

 つまり、少なくとも来年までは口蹄疫が起き放題と考えて間違いない。
 近隣国にとっては本当に迷惑な話なのですが……。

デンセンマンの電線音頭
デンセンマン、伊東四朗 & 小松政夫
Sorid Records
2015/12/16

韓国「鳥インフルや口蹄疫の殺処分で地下水汚染がひどい」→「そうだ、貯蔵槽に入れてしまおう」→3年経過した結果がひどい……

プラスチック容器に鶏・豚埋没、3年経ってもミイラのようにならない腐らないまま(中央日報・朝鮮語)
23日午後、慶尚南道陜川郡ヤロミョンの鳥インフルエンザ(AI)家禽埋葬地。ここでは、2014年3月AIに予防殺処分した3万3186羽の鶏などを繊維強化プラスチック(FRP)貯蔵槽20に入れて埋没したところである。専門家と一緒に白の防護服を着て地面に埋め込まれた20個の貯蔵槽の蓋を開けてみた。瞬間鼻を突くひどい悪臭がマスクの間に漏れ入って息さえ困難であった。約3年が過ぎても、当時麻袋に入れて埋没したまま腐らない状態であった。袋の表面に鶏の見た目がでこぼこ飛び出し出腐敗がほとんど進まず、まるでミイラのように見えた。

口蹄疫埋葬地の状況もほぼ同じだった。12日午後、京畿道利川市ジャンホウォンウプの口蹄疫にかかった豚埋没地を尋ねた。簡易件水に入ると土地の上そびえる貯蔵槽が見えた。この貯蔵槽は2015年2月の口蹄疫で殺処分した豚100匹が含まれて埋められていたが、やはり腐っていなかった。

毎年ほぼ毎年恒例の行事のようにAIと口蹄疫が発生し貯蔵槽に家禽や牛・豚などを大規模に殺処分して埋没したが、2〜3年が過ぎても腐敗が進んでいないミイラのように残っていること本紙の取材で明らかになった。政府防疫マニュアル(SOP)などには「貯蔵槽に埋没した家畜は、6ヶ月の場合、液相に変わる」と書かれているが、実際にはそうではなかった。イヨンジン農林畜産食品部防疫管理課事務官は「当時の状況が緊迫して遺体の分解速度について洗練された研究を進めたり、別の影響評価せずに貯蔵槽を導入してみると、このような問題が生じたようだ」と話した。
(引用ここまで)

 韓国では数年前から殺処分された家畜が適切に埋却処分されておらず、地下水を汚染しているという話が出ていました。

香川ではうどん汁、愛媛ではポンジュース、韓国で蛇口をひねると出るものは?
 埋却地でまともな作業が行われていないことが最大の問題だったのですね。
 中には殺処分せずに生き埋めにしているようなところもあったようです。そのあたりでの韓国でのいい加減な話は2014年の口蹄疫発生時のエントリにまとめてあります。興味があればそれぞれのエントリにどうぞ。

 でもって3年前の鳥インフルエンザ(当時の史上最大の殺処分数)や、2年前の口蹄疫ではそれらの地下水汚染が問題になったために、FRP製の貯蔵槽が用いられるようになったのだそうですよ。
 生石灰で消毒し、殺処分した遺体と発酵微生物を入れてふたをする……という方式なのだそうで。
 2014年以降に取り入れられて、鳥インフルエンザ罹患疑いの4865万羽の鶏と、口蹄疫で殺処分された豚・牛の2279万頭がこのFRP方式で処分されたそうですよ。

 で、なにが起きたかというと。
 FRP貯蔵槽の中で生石灰が発酵微生物まで殺してしまってまったく腐敗が進まなかったと。
 FRP貯蔵槽はふたをしてしまって完全に密封状態。適度な空気の循環もなし。
 そりゃまあ……なあ。
 韓国にこういう専門家っていないんですかね。

 日本ではこういう埋却地に問題が出たっていう話は聞きませんが……。
 もっとも日本では韓国のように異様なほどに感染が拡大して、殺処分数も異常な数にはならないというのはそもそもの大きな違いでしょうけども。

失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村洋太郎
講談社
2005/4/15

韓国でまたまたまたまた口蹄疫発生……21世紀に入って何度目?

韓国南西部の養豚場で口蹄疫、9カ月ぶりの感染確認(ロイター)
韓国農林畜産食品省の高官によると、南西部の養豚場で口蹄疫の感染が確認された。韓国で口蹄疫が発生するのは、昨年4月以来9カ月ぶり。

高官によると、養豚場があるのはソウルから約200キロ南西に位置する金堤市。飼育されている670頭すべてが殺処分されるという。

韓国では2014年7月に口蹄疫が発生。封じ込めは難航しており、鳥インフルエンザも抱える中で食の安全への懸念が高まっている。
(引用ここまで)

 またか……。
 発生そのものはしょうがないのですが、封じ込めができないのはどうなのって話なのですよね。
 去年の発生と同じ株のウイルスなのか、それとも中国あたりから新たに持ちこまれた株なのかでまた対応は異なってくるのでしょうが。

 新たな輸出産業として「韓牛」をブランド化しようと何度もチャレンジしているのですが、その度に口蹄疫が発生してなし崩しになるというパターンを繰り返していますよね。
 ワクチン非接種清浄国として認定されるためには、ワクチンを使って抗体を生じた個体がいなくなってから3ヶ月間、口蹄疫の発生がなくなればいいのですが。 

 もはやワクチン非接種清浄国の認定は難しいのかもしれません。
 ワクチン非接種清浄国として認定されると、発生国・ワクチン使用清浄国からの輸入を禁止することができて、かつ輸出する肉の価格を高く保つことができるのですよ。
 ちなみに日本は2010年4月に宮崎で発生した口蹄疫でワクチンを使用しましたが、2011年2月にはワクチン非接種清浄国へと認定復帰しています。


韓国に流通する口蹄疫ワクチン、まったく効果がなかった……代替ワクチンを使えない理由がこれまたひどい……

口蹄疫「スーパー伝道者」と「水」ワクチンの背後(KBS/朝鮮語)
1.明らかになった真実...「水」ワクチン
先月18日、農林畜産食品部は口蹄疫ワクチンに対する総合監査結果を出しました。監査結果は衝撃的です。まとめると、農林畜産検疫本部は「国内で使用されている口蹄疫ワクチンが効果がないことを知りながら、特定の会社のワクチンを農家に継続供給」していたのです。韓国の口蹄疫に、より効果が良いことが知られている他の会社のワクチンが存在し、効果を証明する実験データも持っていたにも関わらず、なぜか「特定の会社から出るそのワクチン」だけにこだわりました。監査をしていた農食品部は政策の失敗を認めて農林畜産検疫本部長など5人を懲戒委員会に付託し、27人を警告や注意処分にしたと明らかにした。政府が右往左往する間、口蹄疫は全国200以上の農家に拡大され、17万匹が埋却されました。事実上の口蹄疫「スーパー伝道者」は、政府だったわけです。

理解しがたい思いがあります。なぜ検疫本部は、その会社のそのワクチン、すなわち多国籍製薬会社M社の01-Manisaこだわったのでしょうか。いくつかの理由があるようです。まず、検疫本部が、そのワクチンの効果を強力に信じていたのです。農民が数度に渡ってその効果に疑問を提起しても、大韓養豚協会が問題のワクチンが効果がないという独自の実験結果を提示しても、検疫本部はワクチンの効能を疑っていなかった可能性があります。問題の「水ワクチン」の生産者は、口蹄疫ワクチン製造基盤技術を保有している多国籍製薬会社です。

2.「水」ワクチンの背後...(株)SVC?
他の理由はないでしょうか? なぜ農民たちにM社のワクチンのみが供給されたのでしょうか? その謎の糸口を解いていくためには、口蹄疫ワクチン供給プロセスを調べる必要があります。韓国のすべての口蹄疫ワクチンは、以下の流通経路に農家に供給されます。

M社のワクチン原液の輸出 →(株)SVC輸入 → 国内5社の製薬会社のワクチン生産 → 地域農業/畜産協同組合流通 → 農民

目立つのは(株)SVCです。 SVCは、「Special Vaccine Company」の略で、過去2013年水面上に登場しました。多国籍製薬会社M社は政府と直接契約していることが多いのです。ところが、過去2013年農食品部は直接に契約を行わずに(株)SVCを急いで作り、この会社がM社と契約しました。つまり、(株)SVCは、政府の代行会社であるわけです。前農林畜産検疫本部長が代表である特殊法人であるため、獣医師協会と5つの対策企業が均等に株式を持っています。豚一匹が口蹄疫の予防接種を受けるたびに70ウォンが(株)SVCに入り、このお金が毎年少なくとも5億ウォンから7億ウォンに達します。

これ以外の流通経路はありません。完全な独占供給状態なのです。口蹄疫の予防接種のための価格は2千円。韓国養豚農家、韓牛農家は1年に3万匹分のワクチンを買って使う消費者にとって他の選択はありません。 M社のワクチンが「水ワクチン」という事実が明らかになった今、(株)SVCは、そして政府はどのように行動すべきでしょう? まず問題の水ワクチン輸入を停止しなければならないでしょう。農家にも水ワクチンではなく、他のワクチンを供給する必要があります。契約も変更する必要があり、M社に加え、なぜ水ワクチンを韓国に輸出したのかも確かめて支払わなければならするでしょう。何よりも、より効果が良いワクチンを見つけ出さなければなりません。

mizuvaccine

3.口蹄疫スーパー伝播者のジレンマ
取材の結果、農家はまだ水ワクチンを使用していました。上の写真の右のワクチンは、政府が3月から供給を開始したワクチンであるが、水ワクチンで明らかになった01-ManisaにM社が生産した別のワクチン株である「0-3039」が混合されています。農民たちは既存の水ワクチンよりもよいようだと見ています。しかし、政府が言うように、その効果が6ヶ月間継続することはできないようだと見ています。不安な気持ちからワクチンをより頻繁に与える農民もいました。一体なぜ政府は問題の水ワクチンを放棄していないでしょうか? その理由を知るために(株)SVCとM社結んだ具体的な契約条項を取材しました。そして次の二つの事実を知ることになりました。

- 契約期間は2013年から2018年までとする。
- M社と競合する他社のワクチンを輸入、生産、流通、供給しない。

韓国は2018年までにM社から出てくるワクチンを使わなければなりません。そして、私たちは2018年までにM社以外の製品は、使用できないのです。契約内容がそうなっています。途中で契約を破棄したり、変更するとそれに相応する対価を支払わなければならないのです(罰則規定について(株)SVCは、公開していません)。
ところが、継続して使わなければならないM社の代表ワクチンは、問題の水ワクチンと0-3039です。韓国の口蹄疫と最もよく合うは「安東州」ワクチンがM社でも販売されたのであれば、使用することが出います。しかし、残念ながらそのワクチンは、オランダに本社を置く他の会社が製造しています。M社との契約が続くのであればもっとも効果がよいとされている、そのワクチンは使用できないのです。このようなことがあってもなにもできないのが現状です。
ある養豚農家は慎重に「仮説」を提示したりしました。政府が韓国の口蹄疫に最も効果があるワクチンの有効性検査完了時点をM社との契約を終了する2018年まで遅らせることができるというのです。こうなると、契約は破棄せずに新しいワクチンを導入することができます。農民はその証拠として置き換えワクチンの実験が延々と先送りにされており、最近になってようやく始まったことを発表した。実際に国際認定機関が韓国政府に、我々が使ってきたワクチンが「水ワクチン」であるという内容を通知したのは、昨年末です。しかし、政府は代替ワクチンの本格的な実験を先月(6月)になってようやく開始したに過ぎません。農民はこの仮定が間違っていてほしいと言いました。同じ過ちを二度と繰り返さず農食品部を信じると言いました。からまった糸をどこから解くのでしょう? 農食品部が評する「最大規模懲戒」は、問題を正すための小さい開始に過ぎないと思われます。

4.政府の明確化のため解明
記事が出た後、農林畜産食品部は釈明資料を出しました。農林畜産食品部のホームページ「プレス」の欄に見れば出ています。内容を要約すると以下の通りです。

- ワクチン効能が低い場合、いつでもワクチン株を交換することができている。
- 農食品部は効果がよいワクチンについて国や企業の差別なしに輸入を許可している。

この言葉が事実なら、(株)SVCとM社結んだ「独占供給契約」については、実際には存在していないことになります。つまり、M社の水ワクチンを2018年までに使用しなければならないとしたKBSの報道も事実ではありません。そこで苦心の末に、以下の資料を公開します。下の写真は、KBSが単独入手した「2015農林畜産検疫本部定期的な監査結果報告」の一部です。先月18日に発表された「水ワクチン監査結果」の原本資料です。

mizuvaccine2

内容をそのまま書き写してみましょう(参考までにKBSは契約当事者である(株)SVCと電話で「2018年までに独占契約」という点はもちろん、以下の指摘事項は、予告された事実を確認しました)。

「現在使用しているM社のワクチンよりも、国内で発生した口蹄疫をよく守ることができる他の会社のワクチン株を予防接種ワクチンで決定した場合、M社と(株)SVCとの間の独占契約量移行の問題と、長期的にワクチン国産化のためのM社技術移転にも支障が発生することがありますので、農食品部では(株)SVCで様々な多国籍企業と取引できる条件と技術移転にも支障がないように指導すべきだった……これから国内で発生した口蹄疫を効果的に防御することができるワクチン株選定の際、現在使用されているワクチンではなく、新しいワクチンを選定する場合に備えて、現在の(株)SVC独占契約による国内のワクチン供給体制を改善できる方案を講じてほしい…… "

監査報告書も、プレス釈明資料もすべて同じ農食品部から出たものであるにも関わらず、双方で書かれている言葉は異なっています。監査報告書は、M社との独占契約の問題を指摘して対策が必要であるが、釈明資料はそのような排他的な契約は当初なかったとしています。問題ないという政府の言葉だけを信じてワクチンを使用していたが、蔓延する口蹄疫の前になすすべもなくさせられた農民の苦しい心を少しでも分かってほしいものです。
(引用ここまで)

 韓国で口蹄疫が延々と収束しない理由が、ワクチン株が韓国で流行しているそれにあっていないからというものでした。韓国ではこのワクチンを「水ワクチン」と称しているのですね。
 ここまでは既報。 

 で、今回の記事はそんな「17万頭の埋却という事態」はなぜ起きてしまったのかというものです。
 水ワクチンと呼ばれている、韓国で供給されているワクチンは韓国で流行している型の口蹄疫に対してはほとんど抗体を作ることができず、効き目がないかあっても最小限。
 感染拡大を防げないものなのです。
 であれば、効果のあるワクチン株に切り替えればいいだけの話なのですが、それができずに延々と「水ワクチン」、あるいは「水ワクチン改」を接種しているという状況。

 なぜそのような状況になっているのかというと、担当省庁である農食品部の部長クラスが天下りして作った会社が口蹄疫ワクチンを独占供給しており、そこが供給している以外のワクチンを使おうとすると違約金を取られるから。

 こういった天下りは官僚制をとっている国であれば、どうしても生じてしまう弊害ではあるのですが。
 それにしたってなぁ……。

 以前は韓国の養豚業者が「生育が悪くなる」という理由で摂取をしていないのではないかと疑っていたのですが(そしてそれも少なからずあり得るのですが)、それにしたって感染が拡大しすぎなのですよ。
 まさかここまで腐敗していたとは想像の埒外でしたね。


韓国で口蹄疫が流行している理由が判明……ひどすぎる

【独占】口蹄疫ワクチン試験どんぶり勘定...「水ワクチン」の供給疑惑
<アンカーコメント>
口蹄疫被害を受けた農民たちがワクチン効能が落ちるという主張を続けているのにはそれなりの理由がありました。
政府が間違った方法で試験を進行するなど、効能が確認されていない「水ワクチン」を農家に供給したという疑惑がかなりの説得力を得ています。
イ・ジョンフン記者の単独報道です。

<レポート>
「抗体形成率100%」が出てきた口蹄疫が発生した農家は全国に15ヶ所にもなります。
豚に効能が高いワクチンを接種する必要があり、抗原が生じて抗体が形成されます。
ワクチンの効能がどれほどであるのかを判断するためには、実際に口蹄疫ウイルスが侵入した時に感染を防ぐ特異抗体である「中和抗体」が接種された豚の体内に生じることが重要です。
政府の口蹄疫ワクチン効能試験である「中和抗体」の結果通知を分析したところ、テストプロセスが抜け穴だらけでした。

接種試験から3週間後、豚の体内の中和抗体の数値が0.862となりました。これはすでに汚染されていた病原菌豚に試験を行ったことを意味します。
農林畜産食品部のワクチン検定基準は、無菌豚に試験をする必要があります。
特に外国のウイルスを試験に使用した場合、韓国の口蹄疫に対してワクチンが効能があるか否かを証明することができませんでした。

<インタビュー>バク・ボンギュン(教授/ソウル大学獣医学科):「対照群で非特異反応が出れば、試験全体に影響を与えるので試験結果を認めてはいけないのです。非常に危険な発想であり、ガイドラインがまちまちになってしまいます」

しかし、農林畜産食品部はこれを大きく問題とはしていないようです。

<インタビュー>ソン・ジェヨン(農林畜産検疫本部動物薬品評価課長):「(汚染豚ではなく)無菌豚の本来血清中に含まれている非特異因子によって生じる反応です」
口蹄疫はすでに全国80カ農家に増えており、「水ワクチン」に対して農家の不満が高まると政府は最近、新しいワクチンを輸入して普及に努めはじめました。
(引用ここまで)

口蹄疫水ワクチン

 ここでいう「水ワクチン」というのは「効果のないワクチン」を意味しているようです。
 以前、口蹄疫の発生を受けて「もしかしたら近隣の酪農家を出し抜くために成長を阻害する作用もある口蹄疫ワクチンを打たないでいる酪農家とかもいるのかもしれませんね」という話をしたのですが。
 多くの農家できっちりワクチン接種を受けていた模様です。

 抗体ができているということは、ワクチン接種があったということです。
 でも、抗体が100%ある農場でも15件も口蹄疫が発生している。
 すなわち、効果のないワクチンを打たれていただけだった……と。
 ……ダメだ、この国。

 以前も50%の確率でポジティブ/ネガティブがてきとーに出現するHIV検査薬があったり、ベトナムでジフテリア予防のワクチンが接種中止になったりしていました。
 今回もそれと同じ文脈だったということですね。
 ちなみにワクチン自体は外国製のものらしいですが。

 韓国の酪農家のかたには謝罪申し上げます……ってその一方で接種していなかった酪農家もいたであることには確信がありますけども。

 あとニュースの細部がなにを言ってるのかさっぱりですわ。できるだけ翻訳時にフォローは入れていれたのですが、防疫について門外漢なので限界があります。
 韓国のニュースって往々にしてこうなのですよね。分かっている人間が、分かっていない人間に対して知らせることができていないのです。特に科学系ニュースとかホントにひどい。
 とりあえず、記事全体の意味が分かるようには翻訳できたと思いますが。




韓国で口蹄疫拡大。殺処分1万3000匹超となり、上から2番目の警戒態勢へ移行

口蹄疫「警戒警報」に格上げ...殺処分拡大(聯合ニュース/朝鮮語)
口蹄疫感染拡大 危機警報を「警戒」に=韓国(聯合ニュース)

豚の口蹄疫の危機警報が2段階である「主の "3段階である「境界」に格上げされた。

農林畜産食品部は、口蹄疫が17日、忠清北道曽坪豚の繁殖農家では今月に入って9件目の陽性反応が確認されるなど、口蹄疫が拡散する兆しを見せており、危機警報を高めたと18日明らかにした。危機警報は関心→注意→境界→深刻の4段階になっている。(中略)

イ・ジュンウォン農食品部次官補は「今回の口蹄疫が農場に流入したウイルスが原因になってワクチン接種が不十分な豚で発症したものと推定している」
(引用ここまで)

 受付日地域畜種殺処分の現状
112.3忠清北道鎮川10,102
212.4忠清北道鎮川1,082
312.8忠清北道鎮川754
412.12忠清北道鎮川823
512.13忠清北道鎮川540
612.15忠清北道鎮川181
712.15忠清北道鎮川3
812.16忠南天安117
912.17忠清北道曽坪31
* 12.3~12.17日まで殺処分・埋没:1万3千633匹

 韓国で口蹄疫が拡大しつつあるという話題。
 この12月に発生して以来、発生は9件目。
 そのどれもが「ワクチン接種していなかった」ブタが罹患したものなのだそうで。
 今回の口蹄疫はO型の発生で、本来だったらワクチンで防げているはずがすでに1万3000匹を超える殺処分。

 公がないということは恐ろしいことですわ。
 それでもさすがに3年前の野火が拡がるような感染拡大はないようですが。

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