楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

嘘でした

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韓国大統領府「日韓首脳会談で漁業協定妥結についてムン大統領から提案し、安倍も了承した」→嘘でした

文「漁業協定を早くしよう」... 安倍「協議して模索してみましょう」(済州日報・朝鮮語)
ムン・ジェイン、韓日漁業協定と関連してもまた国民への詐欺劇を広げる(メディアウォッチ・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領と安倍晋三日本の首相が韓日首脳会談で、日韓漁業協定の早期妥結に向け協力することで合意した。これにより、両国は近いうちに次官級または局長級協議を展開、2年以上、足踏み状態である韓日漁業協定の新しい扉がひらく見通しだ。

10日、大統領府の関係者によると、9日に東京で開かれた韓・中・日の首脳会議に出席したムン大統領は安倍首相との韓日首脳会談に続く両首脳間の晩餐会で速やかに韓日漁業協定が妥結されなければならないと提案した。

これに対して安倍首相は「協議して模索してみましょう」と答え、遅かれ早かれ次官級または局長級会談が行われるものと思われる。ただし、日本政府側が漁業協定協議と一緒に他の議題を追加協議する可能性もあり、完全な妥結まで多少時間がかかると思われる。

青瓦台の関係者は、「ムン大統領が強く提案し意志を明らかにした」とし「まず対話の扉を叩くことで、速やかに協定が妥結されるように対応する方針だ」と述べた。
(引用ここまで)
最近、一部の国内メディアがムン・ジェインと安倍首相が日韓首脳会議で韓日漁業協定の妥結推進に協力することにしたとの報道に関連し、大統領府が背後から再び小細工を弄したのではないかという指摘が出ている。

対日外交問題と関連して韓国政府と韓国メディアの国内限定の発表と報道が歪曲または誇張であることが 後になって明らかになったことは一度や二度ではない。あとから見てみれば日本政府と日本のマスコミで確認できる本物の公式発表と報道とはいつも異なる内容だった。

今回の 韓日漁業協定の妥結推進協力云々も、 実際には両首脳間の礼儀レベルの会話であったものを、大統領府がまるで正式に議題化されて合意と成果があったかのように過大包装したという批判を避けられなさそうだ。 10日、済州日報は文「漁業協定を早くしよう... 」安倍「協議して模索しよう」とする記事をビョン・ギョンヒェ記者記名で「ムン・ジェイン大統領と安倍晋三首相が韓日首脳会談で、日韓漁業協定の早期妥結に向け協力することで合意した」と報道した。 (中略)

記事の行間だけ読んでもムン・ジェインの「提案」でも、安倍首相の「反応」にしても韓日漁業協定の妥結推進協力の議論はあくまでも両首脳のレトリックレベル以上ではなかったことを知ることができる。

何よりも安倍首相からの「協議して模索してみましょう」との返答は、形式的な返答以上のものではなかった。さらに、ムン・ジェインによる「提案」は公式会議の席でもなく、夕食(昼食会)で出たものである。正式議題化された話ではなく、ただ食事時の話の一部に過ぎないものだ。

実際に 大統領府の「韓日首脳会談と昼食会の結果」という公式発表では両首脳による漁業協定関連言及はまったく見られない。日本の産経新聞が公開した首脳会談要旨も同じだ。両首脳は漁業協定素材を正式議題にして、いかなる合意も形成していない。

客観的状況がこうであるにもかかわらず、大統領府の関係者は「ムン大統領が安倍首相に強く提案し、韓日漁業協定の妥結の意志を明らかにした」とし「まず対話の扉を叩くことで、速やかに協定が妥結されるように対応する方針だ」と済州日報との国際新聞に伝えたという。
(引用ここまで)

 韓国ではちらちらとですが、日中韓首脳会談のあとに行われた日韓首脳会談で日韓漁業協定について話し合われたとする報道がありまして。
   それが上の済州日報の記事。これ以外にもいくつか同様の記事が出ています。
 いわく「ムン・ジェイン大統領は力強く『日韓漁業協定を早期妥結しなければならない』と述べ、安倍総理も同意した」というような話なのですが。
 外務省のリリースにはそのような話はゼロ。農林水産省でも同様です。
 それどころか韓国大統領府側の公式リリースにも、日韓漁業協定についての話はゼロでした。

 訪日以前から「大統領が直接訪日するのだから妥結するだろう」というような予測記事がいくつか出ていまして。
 「議題になるだろう」だの「即座に妥結するだろう」というような記事が済州島のメディアを中心に掲載されていました。
 だいぶ期待されていたのは間違いないのでしょうね。

 4月には海洋水産部長官が「今月中に妥結しないのなら『決断』を下すだろう」とか言っていたくらいですから。  それ以前にも済州島や釜山の漁師が「頼むから妥結してくれ」だの「沿岸の漁じゃ小鯖しか獲れない」だの叫んでましたっけね。
 ……おや、4月は終わっているような気がするのですが。なにか韓国側から決断でも下されましたかね?

 ま、そんなこんなで漁協から圧力が加わっていたのでしょう。
 とりあえず大統領府関係者は「日韓首脳会談で議題になった。まもなく妥結する」とかなんとか言わざるを得なかったということですかね。
 で、けっきょくはいつもの「嘘でした」というオチになったというわけです。

韓国GM労組「米GM本社は違法に韓国GMを搾取している!」→韓国メディアが真相を調べてみた結果……

韓国GM「食い逃げ論」3大疑惑、よくよく見れば労組が間違っていた(中央日報)
ゼネラルモーターズ(GM)本社が提示した韓国GMの法定管理(裁判所主導の企業回生手続き)時限(20日)が迫っているが、労使は自己救済案について合意をできずにいる。このような状況下で、民主労総と与野党政界はGMとKDB産業銀行に対する批判を強めている。米国GM本社が韓国GMの利益を隠匿しており「渡り鳥」行為を繰り広げ、これを2大株主である韓国産業銀行が適切に防げなかったということだ。しかし、中央日報がGM本社の高金利ローン、過度の研究開発費の負担、米社の不合理な完成車・部品取引疑惑など韓国GM不良が原因で提起される3つの疑惑をGM本社の年次報告書(GM 10-K)と韓国GMの会計帳簿・信用評価報告書などをもとに分析した結果、特別な問題は発見されなかった。

まず、労働組合と政界はGM本社が韓国GMに年5.3%と4.8%の金利で1兆1000億ウォン(2017年末)を融資しているのは、「本社が韓国GMの利益を引き抜きのための高金利ローン」と主張する。高金利の融資は低金利でお金を借り、途方もなく高い金利で貸し出すときに成立する概念である。しかし、韓国GMへ融資したGM本社も4〜5%の金利で外部からの資金を借りている。GM本社も負債比率が507%(2017年末基準)に達するなど、財務状態がよくはないのでクレジット格付けが低いためである。国際格付け会社ムーディーズは今年2月、GM本社の信用格付けを「Baa 3」に評価した。韓国信用評価社基準では「BBB -」の評価である。一段階だけ落ちても社債では、資金調達が困難な投機等級(BB +以下)となる。信用が良くない本社が多少高い金利でお金を借りて子会社に似たような金利で融資することを「高金利で商売をする」と見るのは難しいだろう。

本社が韓国GMに過度の研究開発費を負担させたという疑惑も根拠が欠けている。オ・ミンギュ全国非正規労組連帯会議政策委員は10日、「韓国GM不良、本当の原因究明大討論会」で、「韓国GMの研究開発費の支出は、2003〜2006年の平均2700億ウォン水準で、2007年〜2016年まで6000億ウォン規模で跳ね上がった」と指摘した。

しかし、2003年から2017年までに韓国GMの売上高比の研究開発費の支出額の割合を調べると、すべての3〜4%で一定の水準を保っていた。研究開発費の絶対額が増えていた時期は、売上高も同じ比率で増えていたのだ。これは、海外現地法人の売上高の割合に応じて、海外子会社全体の研究開発費の支出額を分配する「コスト分担協定(Cost Share Agreement)」に基づくものである。海外子会社全体に適用される同じ研究開発費の処理基準があるので、韓国のみ過度の研究開発費を支出させたと考えるのは難しいだろう。パク・ヘホ韓国GM部長は「監査報告書に開示されていないが、支出された研究開発費の相当部分を本社が再び返すポリシー(役務の売上収益)もある」と説明した。

この他、本社が完成車と部品を不当な高価格で韓国GMに売却しているという疑惑も「経済協力開発機構(OECD)規約に基づいて、すべての海外支社で同じ価格で完成車と部品を取引している」というのが会社側の説明である。産業銀行実態調査チームもこれを確認するために、海外子会社の部品仕入れ状況を閲覧したりしたという話だ。 (中略)

不良原因を正確に把握したのであれば、代案もこれに合わせなければならない。このような巨視的な状況は、韓国政府と政界が変えることは難しい。また、GMが韓国市場から撤退するかどうかはGM本社の経営判断であり、これに関与することもできない。GMが韓国から撤退しても構わないというのであれば、韓国政府はこれに合わせて失業対策を考慮しなければならない。あるいは韓国GMを韓国に残留させることを望むのであればそれなりの理由を提示すべきだ。技術に優れたパートナーが多く、将来の技術を迅速に受け入れる韓国市場の利点を生かして韓国の工場の高コスト構造を克服するのであれば、GMも引き続き韓国でビジネスをする理由となるだろう。現代自動車やサムスン電子など韓国を代表する企業が海外生産基地を撤収するか否を決定するのと同じ基準でGMを見なければならない。
(引用ここまで)

 アメリカのGM本社が韓国GMを違法に搾取しているという主張があるのですよ。
 曰く……

・5%前後という高利で韓国GMへ貸し出しをしている。
・韓国GMに高額の研究開発費を負担させている。
・部品、完成車を韓国GMにだけ高く販売している。

 そういう主張があるからこそ、韓国GM労組は明日にも法定管理申請されようかという状況下でも「群山工場閉鎖を撤回しろ」みたいな強気の交渉に出ているという側面があるのです。
 先日の「韓国GM労組は法人としての韓国GMの刑事告発も視野に入れている」というのは、これらのことについての模様ですね。
 韓国GMの労組の上位団体にあたる金属労協、民主労総あたりが「韓国GMを国有化すればいい」というような話まで出しています。
 国有化云々は高利貸し等が業務上横領に当たるという主張に立脚している、ということらしいのですよ。
 韓国GMを韓国政府が接収して工場を引き継げばいい、みたいに思っているようですね。
 GMのバッジがつけられないものをどうやって売るのかさっぱりなのですが。
 労組側が知的所有権を寄越せ云々と言っていたのは、このあたりの戦略にもからんでいたのかな。

 ところが、中央日報が調査したところそういった事実はまったくなかったというオチ。
 この調査が本当であれば、これまで「韓国GMは違法企業だ」みたいに言っていた話がまったく通用しなくなってしまう。
 ですが、これが判明してもデッドラインまではあと1日。
 韓国GM側は20日になったら即法廷管理申請ということはせずに、ギリギリまで待つという姿勢のようですが。
 さて、どうなりますことやら。
 韓国GM最後の日まであと1日半。

そういえば日本のSF第1世代は豊田先生くらいしか生き残ってないなぁ……。
「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか (祥伝社新書)
豊田有恒
祥伝社
2017/10/10

クムホタイヤ労組「国内企業からの買収打診がある! 海外企業への売却反対!!」→ 嘘でした(安定)

クムホタイヤ「買収の意思明らかにした国内企業はない」(韓国経済・朝鮮語)
産「錦湖タイヤ労組、ダブルスター資本誘致口頭で合意」(イーデイリー・朝鮮語)
産「錦湖タイヤ労組に全従業員対象の賛否投票を提案」(聯合ニュース・朝鮮語)
クムホタイヤは26日、国内企業が買収の意思を明らかにしたが、いくつかのメディアの報道と関連した照会公示回答で「ダブルスターの外部投資誘致公開以来、国内企業からの投資提案を受けたことがない」と述べた。
(引用ここまで)

 クムホタイヤ労組が「中国のダブルスター以外に国内企業がクムホタイヤ買収に手を挙げている」というように主張していたのですが。  案の定「嘘でした」でした。
 ま、当初から分かりきっていたことですけどね。

 で、それに付随した形でいくつかお話が出てまして。
 まず韓国産業銀行が「労働組合も買収に関して賛意を口頭で示した」と発表。
 ついで、「労組だけと交渉していても埒があかないので、全従業員を対象にして賛否を問おう」というように方針転換したとのこと。

 労働組合側は明らかに引き延ばし策に出ていて、3月30日のダブルスターによる買収期限さえ過ぎてしまえばなんとかなるというような態度です。
 今回の「国内企業が買収に手を挙げた」というのもその一環でしょう。
 債権団である韓国産業銀行がその対抗策を出してきた、ということでしょうね。

 そして産業銀行はダブルスターからの買収案がうまくいかないのであれば事業清算と宣言しています。
 買収期限まであと5日。
 まだまだ紆余曲折ありそうです。

企業買収の裏側―M&A入門―(新潮新書)
淵邊善彦
新潮社
2010/9/17

韓国五輪委会長がIOC役員用の席を占拠、ボランティアに暴言→炎上→会長自らボランティアに直接会って謝罪し、和解した→嘘でした

「おい! 我々は開催国だ」IOC席を占拠したKOC会長の暴言(国民日報・朝鮮語)
「傲慢な非難」イ・ギフンのKOC会長、最終的に謝罪(ヘラルド経済・朝鮮語)
KOCイ・ギフン会長、謝罪もカプチル……当事者相手ではなかった(毎日経済・朝鮮語)
イギフンの体育会長が平昌冬季オリンピック観覧席で国際オリンピック委員会(IOC)側が予約したVIP席を占拠したままだったことが知られ、議論を呼んでいる。この過程での体育会の関係者に見える人が「ちょっとは頭を使え」などの暴言をしたことが分かった。

16日、現場にいたある目撃者によると、この会長は15日午後3時30分ごろ、クロスカントリースキー女子10匯邱腓行われた平昌アルペンシアクロスカントリーセンターを訪れた。彼はオリンピック関係者だけ利用することができる一種のVIP席のOF(Olympic Family)席に座った。しかし、この席はIOC側で既に予約をしておいた席だった。女性ボランティア2人がこのような事情を説明し、他の席に移動してくれることを要請したが、会長は席を移動しないままで粘った。この過程での体育会の関係者に見える人がボランティアに「おい!」と三回大声で叫びながら、「ちょっとは頭を使え」などの暴言をしたし、「IOCがなんだっていうんだ」「私たちが開催国だよ」などというの発言もしたことが分かった。 (中略)

現場にいたあるボランティアはピョンデチョン(訳注:オリンピックボランティアのフェイスブックコミュニティ)に「3分ほど引き止めても、われわれの言葉を無視して、IOC側の職員が共に制止した」とし「(李会長は)トーマス・バッハ(IOC委員長)が来たら移動すると言って、最後まで腕を組んだままで座っていた」と伝えた。 (中略)

一方、クロスカントリーセンターOF席を予約していたIOC側の関係者は、騒動発生後の30分ほど後にに到着し、李会長はやっと席を移したことが分かった。
(引用ここまで)
自分に指定された座席ではなく、国際オリンピック委員会(IOC)のゲストシートを占拠したが、これを制止するボランティアに暴言を吐いた件が非難に上がったイ・ギフンの体育会長が、最終的にはこのボランティアを訪ね謝罪した。
大韓体育会は「IOCの座席で持ちこたえ大韓体育会の暴言」論議と関連し、この会長が17日午後、クロスカントリー競技場を直接探してボランティアに対して謝罪の意を伝え、対話を通じて誤解を解いたと18日明らかにした。
会長は「2018平昌冬季オリンピック大会の開催成功のために寒さの中でも熱心に献身し、本人に任された責任を果たそうしたボランティアたちの苦労を深く尊重する」と述べた体育会は伝えた。
(引用ここまで)
2018平昌冬季オリンピックガプジル事件で非難されるイ・ギフン会長以下の体育会は、まだ被害者に直接会っていないことが判明した。

大韓体育会は17日午後8時プレスリリースを通じ、「イ・ギフン会長は(ガプジル波紋の舞台となった)アルペンシアクロスカントリーセンターを直接訪ねてボランティアたちに会って、謝罪の意を伝え、対話を通じて誤解を解いた」と説明した。

多くのメディアがこの内容を報道したが、実際に確認の結果、事実ではなかった。イ・ギフンの体育会長ガプチル重要被害者Aは18日、「17日には出勤していなかった」とし「私に直接会わなくても、『謝罪と誤解を解いた』と一方的に事件を終えるという予想はしていた」と述べた。 (中略)

Aさんは「正直、イ・ギフン会長と直接に会いたいとは思わない」とし「面談を要求し謝罪ということ自体がストレスで精神的な負担。謝罪するのが本気なら、今回のガプチル波紋に怒りの共感をした2018平昌冬季オリンピックボランティアと国民にするのが正しい」と指摘した。
(引用ここまで)

 まあ、現在開催中のオリンピックを統括するKOCの会長様ですから。
 旧来の韓国人が持つ価値観では「どこに座ろうと私の勝手だ」ということになります。そりゃそうですよね。
 その取り巻きも「このかたをどなただと心得ている」「ちょっとは頭を使え!」「ボランティア風情が」という話になるでしょう。
 でも、多くの韓国人はその構造に対して異を唱えている。
 実際に彼らが会長の立場になったらどう振舞うかはともかくとして、少なくともそういった話を拒絶する雰囲気になっているのですね。

 特に若年層には「ろうそく革命で積弊を清算したはずなのに、そんな旧来の価値観に囚われたくない」というような意識が高くなっています。
 女子アイスホッケーの統一チームに反発したのもその一環といえるでしょうね。

 案の定、ボランティアから告発があって炎上したのですね。
 で、翌日にはイ・ギフン会長が暴言を吐いたボランティアに直接面会して、謝罪を述べたということだったのです。
 両者は誤解を乗り越え、和解した……とKOCからプレスリリースがあったのですが。

 直接面会も謝罪もしてませんでしたー、というオチ。
 もうね……いや、それでこそ韓国人というものでしょう。高位にいる韓国人はこうでなくてはいけません。むしろこうあるべき。
 謝罪していないのに謝罪したと述べる。こうでなくては。
 甲質(カプチル)=甲乙葛藤の典型例として今回もいい仕事をしてくれましたわ。

紙は明日発売、Kindle版は週末発売です。
人を楽にしてくれる国・日本〜韓国人による日韓比較論〜 (扶桑社BOOKS)
シンシアリー
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2018/2/21

ムン・ジェインのメンツが丸潰れ! 韓国大統領府「ペンス副大統領の晩餐会不参加は当初から予定されていた」→嘘でした

ペンス米副大統領、平昌五輪開会式前の夕食会に出席見合わせ(AFPBB)
米ペンス副大統領金永南と晩餐を拒否... 5分で退場(朝鮮日報)
平昌冬季五輪の米国代表団の団長として韓国を訪問しているマイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領は9日、大会開会式に先立って行われた夕食会への出席を見合わせた。韓国政府が明らかにした。

 報道で伝えられたところによると、ペンス氏は韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領のほか、北朝鮮の形式的な国家元首である金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長と同じテーブルを共有し、金氏とは相対する形で席に着く予定だった。

 だが韓国大統領府(Blue House、青瓦台)の報道官によると、ペンス氏は夕食会の会場に遅れて姿を現したものの、「主賓席に座った人びととあいさつを交わし、着席することなくその場を後にした」という。

 ただ、同報道官によると、ペンス氏は前もって韓国政府に夕食は米国選手団と取ると知らせており、「ペンス氏の席は用意されていなかった」という。集合写真の撮影後にペンス氏は夕食会の会場をすぐに立ち去る予定だったが、文大統領に「友人らと会うよう」促されたため、ペンス氏は夕食会の会場に少しだけ立ち寄ったとしている。
(引用ここまで)
しかし、ユン疎通首席のこのような説明は、事実ではないことが確認された。

この日の晩餐が行われている間、ヘッドテーブルには2つの席が並んで空であった。その上に「米国(United States of America)」、「米国副大統領夫人(Second Lady of United States of America)」という名札が置かれていた。

(中略)

ペンス副大統領と金永南は、テーブルを挟んで向かいあって座ることになっていた。

ペンス米国副大統領と安倍首相はムン大統領がゲスト迎える行事である「レシービング」イベントを終えるまで受付所に到着しなかった。レシービング行事が終わった午後5時53分、ムン大統領夫妻が10分間トイレに行った。

午後6時04分になったわけだがその間もフェンス副大統領と安倍首相は、会場に姿を見せなかった。ムン大統領は二人を待って6時11分会場に入場した。20分近くペンス副大統領を待ってたわけだ。

ペンス副大統領と安倍首相が受付所に到着したのは、ムン大統領がレセプション場に入場した直後だ。この時までに、二人はムン大統領と記念撮影していなかった。代わりに、二人の日米首脳部は、レセプション場の前で記念撮影をしました。
(引用ここまで)

 平昌冬季オリンピックの開会式前に行われる記念夕食会がありまして。
 ペンス副大統領が出席を見合わせたとのこと。
 それに対して韓国大統領府の国民疎通首席であるユン・ヨウンチャンは「これは予定されていたことで、そもそもペンス副大統領の席は用意されていなかった」と解説したとのことです。

 で、その解説が嘘でした、とのこと。
 北朝鮮の党ナンバー2とされているキム・ヨンナムと対面する形で用意されている席を拒否した、ということでしょうね。
 あるいは北朝鮮の代表と同席すること自体を拒んだのか。

 それ以上に面白かったのは、「ペンス副大統領と安倍首相がムン・ジェインを20分待たせて、かつ来場しなかった」ことに加えて記事を見るかぎりではペンス副大統領と安倍首相は同時に入場した、ということのようです。
 日米のつながりを見せて、かつ北朝鮮に対する拒絶を見せる。
 さらにホストであるムン・ジェインのメンツを完全に潰すことで、アメリカの立ち位置を見せる。
 一石三鳥ですね。

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学
M・スコット・ペック
草思社
2011/8/12

マクロン大統領は平昌冬季五輪の開会式に出席する → 嘘でした

開会式にフランスは外相、スポーツ相派遣 大統領会談で伝える(産経新聞)
ムン・ジェイン韓国大統領と電話会談(フランス大統領府ニュースリリース・フランス語)
フランスのマクロン大統領は18日、韓国の文在寅大統領と電話会談し、2月の平昌五輪開会式には仏政府からルドリアン外相、フレセル・スポーツ相が出席すると伝えた。仏大統領府が19日に発表した。
(引用ここまで)

 先日の「中国は平昌の開会式に党序列7位を派遣する」というエントリのときに「マクロン大統領 ○?」と書いてます。
 実は「マクロン大統領が開会式に来る」と書いていたのはハンギョレ新聞だけだったのですよ。

 で、同時に「ヨーロッパから競うようにして平昌訪問が決まっている」という「外交部関係者の話」がありまして。
 この時点で眉に唾を塗りすぎてべっとべとになっていたのですが。
 なんにせよ正式リリースがなければ信じることはできません。
 というわけで「○?」と書いていたのですが。
 ま、もっとも正式リリースがあったとしても韓国政府だけからであれば信じられないのですけどね(笑)。

 案の定。
 極左と言ってもいいハンギョレはムン・ジェイン政権とのパイプが太いっぽいので、実際のところにあるのかな……とか思ったのですが、そんなことありませんでしたね。
 日本で「マクロン大統領にペンス副大統領も来る。平昌へのバスに乗り遅れるな!」みたいな論調で安倍総理の平昌訪問を急かしていた言論が一部にありました。

 彼らのハシゴ、一気に吹き飛んじゃいましたね。
 平昌は強風の土地として知られているそうですから、しょうがないかな。

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2016/3/14

韓国政府「トランプ大統領は『ムン大統領を100%支持し、平昌に家族を派遣する』と言った!」→嘘でした

韓米合同軍事演習の延期に…米「南北対話は五輪に制限」(中央日報)
Readout of President Donald J. Trump’s Call with President Moon Jae-In of the Republic of Korea(The White House)
米ホワイトハウスは4日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が電話会談で平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間に合同軍事演習をしないことで合意したという事実を公式確認した。 (中略)

ただし、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が公開した「我々の助けが必要であれば、いつでも知らせてほしい。米国は100%文在寅大統領を支持する」というトランプ氏の発言は米国側の発表文にはなかった。また「家族派遣」もなかった。
(引用ここまで)

 ホワイトハウスがトランプ大統領とムン・ジェイン大統領の間で対話のあった米韓合同軍事演習の延期についてリリースを出しました。
 さらっと訳すとこんな感じ。

「両国は北朝鮮に対して最大級の圧力の継続と、過去の失敗を繰り返さないことを確認した。両者は平昌五輪の安全と成功に専念し、トランプ大統領は高官を代表団として送ることを語った。両者は期間中の軍事演習を回避することに合意した」

 これだけです。
 あくまでも事実だけを追った事務的なリリースですね。
 韓国大統領府は「トランプ大統領は『100%ムン・ジェインを支持する』と言明した」だの「家族を派遣する」だの言っていましたが、そんな話はまったくなし。

 ……ね?
 先のエントリで「韓国大統領府の言っていることだからなぁ」……と散々書いていましたが。
 笑っちゃうくらいにその通りになってしまうというね。
 原則として韓国大統領府からのリリースは疑ってかかる必要があるのです。
 まあ、実際の会話としてはトランプ大統領はそういったことを言っていた可能性はあると思いますが。
 それをリリースというか、リークさせるかどうかはまた別の話ですわな。
 数時間単位ではしごを外されてしまったわけです。
 米韓の間に吹く隙間風を感じざるを得ませんね。
 あ、中央日報の記事の後半部分にはまた別途言及したい部分があるのでもうひとつエントリ書くと思います。

嘘の見抜き方(新潮新書)
若狭 勝
新潮社
2013/5/17


韓国政府「中国のTHAAD圧迫は終わり新たな中韓関係がはじまる」→嘘でした

青瓦台が発表した文大統領の訪中…中国の発表には見られず(中央日報)
韓中会談でのTHAAD言及、真逆の中国報道に青瓦台は…(朝鮮日報)
THAAD封印のはずが…習主席、韓中会談で問題蒸し返す(朝鮮日報)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平国家主席による11日のベトナム・ダナン首脳会談は、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備で冷え込んだ韓中関係の「公式解氷」宣言と見ることができる。 

両首脳は未来志向的な両国関係の構築に合意した。文大統領が来月中国を訪問することにし、習主席は韓国側の来年2月の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)訪問要請に「訪韓のために努力する。事情があって行けなくても高官級代表団を派遣する」と明らかにした。しかし会談では北朝鮮核問題の解決法や中国のTHAAD報復解除が具体的に扱われなかった。「文在寅−習近平」会談に対する韓国の期待と中国の計算が一致しなかったのだ。 (中略)

また「文大統領は『韓国は中国のTHAAD問題に対する懸念を認識し、中国の戦略的安保利益を害する意図はない』と述べた」と公開した。中国国営の新華社通信と人民日報の速報はこの部分を強調した。

青瓦台はTHAAD問題に関してこのように詳細な内容を明らかにしなかった。首脳会談で習主席はTHAAD配備の問題点を取り上げたが、文大統領はTHAAD報復の問題点を指摘しなかったという。
(引用ここまで)
中国側の発表によると、習主席はかなり長い時間をかけてTHAAD問題についてこと細かに話し、これに対し文大統領が「THAADは中国を狙ったものではない」と釈明する羽目になったとしている。このため青瓦台がTHAAD問題に対する習主席の発言を取捨選択し、都合のよい発言だけを選んで記者会見で発表したのではないかとの指摘が出ている。
(引用ここまで)
 文大統領は、公開された会談内容で「韓国には雨降って地固まるということわざがある。中国にも『梅経寒苦』といって、梅の花が冬の寒さに打ち勝って春を告げるという四字成語がある」と述べた上で「韓中間の失われた時間を取り戻せるよう努力しよう」と呼び掛けた。これに対し習主席は「中韓関係と韓半島(朝鮮半島)情勢にはカギとなる時期がある。今日の我々の会談は今後の両国関係発展と韓半島問題において、双方の協力、そしてリーダーシップの発揮という点で重大な契機になると信じている」と応じた。 (中略)

 しかし会談でTHAAD問題を「封印」するとしていた青瓦台の説明とは異なり、この日の習主席はTHAAD問題に再び言及した。習主席は文大統領に対し、THAADに対する「責任ある姿勢」を求めた。これに対し、文大統領は「中国を狙ったものではない」と述べた。
(引用ここまで)

 韓国側は今回のAPECにおける中韓首脳会談の様子を「THAAD問題は手打ちになった。もう圧迫されることはない」という意図で発表を行った。
 それに対して中国側は「THAAD問題に対して韓国側の釈明があった」と発表した。
 韓国マスコミはそのすれ違いをもって「韓国大統領府は都合のいい部分だけをピックアップして発表したのでは?」という疑惑を持っているということですね。
 疑惑というか、それが実際のことなのでしょう。そして、韓国政府による都合のいい発表はいつものことではあるのですが。

 中韓双方から同じような発表があればマスコミも納得したでしょうし、その細かな差異までは気にしなかったでしょう。少なくともAPEC取材中に「発表内容が違いすぎる、どうなってんだ!」みたいな糾弾はされずに済んだはずです。
 でも、実際には韓国政府は「THAAD圧迫は終わり、中韓関係は新しい時代を迎えた」と発表し、中国政府は「韓国は中国のTHAAD問題に対する懸念を認識し、中国の戦略的安保利益を害する意図はない」とムン・ジェインが釈明を行ったという発表をしている。
 その後、韓国政府関係者が「THAAD問題に対する言及はあった」と言葉を濁しながら認める、というみっともない事態になったわけですね。

 ここに韓国マスコミは注目していないのですが、さらなる問題点があります。
 もはや中韓関係は政府の発表内容をすりあわせることすらできない状況である、ということです。
 まあ、中国からの視点では「三不の誓い」でもはや主権すら放り投げた冊封国にそこまでの気を遣う必要はないということになるのでしょう。
 その一方で韓国政府、ムン・ジェイン政権としては「三不は主権放棄などではない」「ただの立場表明だ」っていう気分があるので「新しい中韓関係の幕開けです!」と華々しく語ってしまう。
 そして釈明に追われる。

 中国に対して三跪九叩頭するということはこういうことなのですよ。
 あと残っているのは「自国民を解放される」ことくらいですが、中国の歴代王朝による方針は「朝鮮半島は放置」でした。その歴史的経緯からもこれ以上の手出しはないんじゃないかなぁ……と感じます。
 例外として元は徹底して高麗を隷下に置きましたが、元は「中国王朝」とするにはちょっと異端ですからね。

 まあ、どちらにせよ「三不の誓い」は決定的だった、ということなのでしょう。鈴置さんのやっている米中星取り表も終わるくらいの威力があると思いますよ。

高麗の隷属の様子が描かれているのがアンゴルモア最新刊と、本当に悲惨な朝鮮史
アンゴルモア 元寇合戦記(8) (角川コミックス・エース)
たかぎ七彦
KADOKAWA / 角川書店
2017/8/26

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