楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

在韓米軍

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韓国メディア「在韓アメリカ人にも特別な動きはない、日本政府は騒ぎすぎだ! ブーメランが刺さるぞ」 → 在韓米軍、6月に民間人避難訓練へ

[社説]度を超した日本の“朝鮮半島危機説”煽り立て(ハンギョレ)
在韓米軍 6月に民間人の海外避難訓練実施(聯合ニュース)
 20万人の自国民が韓国に居住する米国でも特別な動きは見られないのに、連日大げさに騒ぐ日本政府の態度は、単純に有事の際の備えのためだけとは見られない。「朝鮮半島危機説」を煽り立て、自衛隊の武装強化と敵基地攻撃能力保有世論を育て、安倍晋三政権の国内政治上の危機を乗り越えようとする意図と思われる。4月に安倍内閣の支持率は50%になり、「昭恵スキャンダル」による下落傾向を食い止め反転上昇した。安倍首相が願ったものはこれなのか。隣国の危機説を煽り立て政治的利益を得ようとするのは短見に過ぎず、結局はブーメランとなり日本政府に戻ってくるだろう。
(引用ここまで)
   ↓
在韓米軍が6月、朝鮮半島有事の際に韓国に滞在する米国の民間人を海外に避難させる訓練を実施することが23日、分かった。韓国軍関係者が明らかにした。

 同訓練は在韓米軍が行う定例訓練で、北朝鮮との戦争など朝鮮半島有事の際に韓国にいる米国の民間人を迅速かつ安全に海外に待避させる能力の向上を目的に行われる。

 今回は朝鮮半島の緊張が高まっていることを受け、より実戦的に行う計画という。

 在韓米軍が同訓練を行うのは約7カ月ぶり。前回は北朝鮮が5回目の核実験を実施した直後の昨年10月31日から11月3日にかけて行われた。

 前回は、子供を含む米軍の家族数十人をヘリコプターで京畿道平沢の米軍基地に運び、そこからC130輸送機で在日米軍基地に避難させた。米軍の家族を実際に朝鮮半島の外に運ぶ訓練が行われたのは7年ぶりだった。
(引用ここまで)

image
 なにがどうなったら「安倍政権にとってブーメラン」になるのやら。
 少なくとも国内状況としては「しっかりと邦人保護をしてくれる」という認識になるだろうし、いまさら日韓関係が悪化してどうこうというものもまずない。
 これ以上悪くなりようがないというか、すでに国交断絶の一歩手前の「大使一時帰国」まできている状況の中、帰任したのはなぜかということを考えれば日本政府のやっていることは常道。
 備えてなにもなければそれでいい。最悪なのは「起きないだろ」という希望的観測のところに起きること。

 先日の中央日報の社説朝鮮日報の社説もそうなのですが、「日本が朝鮮半島有事を利用している」だの「そんな言葉を吐くべきではない」みたいな言葉が多いのですよ。
 まるで秀吉の唐入りが本気がどうかを探りに来た朝鮮通信使のようですわ。
 ……と書いていて、長嶺駐韓大使との会見を拒絶した韓国政府はまるで李氏朝鮮末期のようだと書いていたことを思い出しました。
 民族の根本的なメンタリティというものは世紀をいくつ越えても変わらないのですねぇ……。

 というようなことを書いていたら、在韓アメリカ民間人が避難訓練するという報道が入ってきて苦笑。
 ブーメランくらっていたのはハンギョレだったというオチ。

 避難訓練が行われるのは6月とされていますが、すでに去年の10〜11月にかけても行われていて実際に在韓米軍の家族が日本の米軍基地に避難するという実地的な訓練だったそうですよ。そういえばそんな報道もありましたね……。
 言ってみれば、去年の核実験からアラートは鳴りっぱなしだったということになりますか。
 今回は「より実戦的な避難訓練を行う」のだそうで。
 ハンギョレのいうところの「20万人いるアメリカ人は微動だにしていないのに」という前提はあっさりと覆されているわけですよ。
 すべての針は「米朝開戦も充分にある」という方向を指しています。韓国メディアは本気で見えていないのか、見えていて見えないふりをしているのか。
 在韓日本人は地下のシェルターや避難経路を確認しておいたほうがいいかもしれませんね。

完全オールカラー首都直下地震 東京23区震災避難マップ
FRIDAY編集部
講談社
2012/6/11

帰任した駐韓日本大使、在韓米軍司令官、在韓アメリカ大使代理と相次いで会談。なお、韓国大統領代行や国防部長官から拒絶のまま

在韓米軍司令官らと対北連携強化確認…長嶺大使(読売新聞)
 長嶺安政・駐韓大使は6日、ソウル市内でビンセント・ブルックス在韓米軍司令官、米国のマーク・ナッパー在韓代理大使と会談し、弾道ミサイル発射などを繰り返す北朝鮮に対し、日米韓の連携強化が必要との認識で一致した。

 日米外交筋が7日明らかにした。

 長嶺大使らは、北朝鮮の核ミサイルに実践的に対応するため、日米韓の合同訓練を戦略的なレベルに引き上げる重要性について一致。米側は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が日米韓の枠組みでも重要だと指摘した。
(引用ここまで)

 長嶺駐韓大使がソウルで在韓米軍司令官、在韓米国大使代理と会談。
 その一方で韓国の国防部長官と統一部長官は面談を拒絶
 この対比、すごく面白いですね。

 何度も韓国人に当事者意識がないという話をしていますが、このコントラストがそれを如実に描いています。
 最初から大使は「大統領代行、統一部長官、国防部長官と話をしたい」と宣言して帰任した
 この3人と会うのに「慰安婦合意の履行を求める」わけがない。
 それなのに韓国政府は「格が違う」だの「外交的欠礼」だのを言い訳にして会おうとしない。
 あるいは韓国政府にはアメリカ側から情報が行っていない、という事態も考えられますかね。
 さすがにそれはないと思うのですが……。それにしても、これだけ当事者意識がないのはなぁ。

 その一方で在韓米軍司令官、在韓米国大使代理といったアメリカ側の当事者とはすぐ会談ができる。
 日米で今回の事態についての共通意識がある、あるいは情報共有が確実にできているということなのでしょう。
 北朝鮮と戦闘状態になるのであれば、日本もその当事者の一員であることは間違いありません。
 その際の邦人脱出についての話なんかも出たのでしょう。

 こういった情報収集については「大使」という肩書きは役に立つのです。
 大使代理であるとどうしても後回しにされてしまう。なので、この事態においては大使の肩書きがどうしても必要であったので帰任させた。
 当初から「この帰任は有事に備えたものである」と楽韓Webでは語っていましたが、それがこの会談で裏付けられたように思えます。

 有事が起きるかどうかはともかくとして、その備えであると。
 しかし、それにしたって韓国政府に当事者意識なさすぎると思うのですがね。
 うーん、本当に蚊帳の外にされているのかなぁ。あるいは「どうせあと1ヶ月で終わりの政権だし」くらいの勢いなのか。
 ただ単にものが見えていないだけなのか。ちょっと分からないですね……。

一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート (角川書店単行本)
上原 善広
KADOKAWA / 角川書店
2016/7/1

韓国保守派が「このままでは在韓米軍も撤退してしまうぞ!」と叫ぶものの、候補者はレールを走り続けるのみ。その行く先は……

【コラム】韓米同盟の解消、韓国人に覚悟はあるのか(朝鮮日報)
「デモに参加する市民の中には、北朝鮮の脅威を深刻に考えている人はいないだろう。もし韓米同盟がなければ、こんなことはしていられないはずだ」と主張した。

 この元議員の言葉通り「もし韓米同盟がなければ、在韓米軍が今この地になければ、大統領の過ちを責める行動がこれほど平和でなおかつ自由にできるだろうか」と記者も自分自身に問い掛けた。野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表は「(憲法裁判所で弾劾が棄却されれば)革命を起こすしかない」と言ったが、これは「デモに参加している市民が大統領を強制的に辞任させるべき」という意味でもある。本当に韓米同盟がなければ、あるいはそれ故休戦ラインの状況を常に心配しなければならない状況であれば、文氏が言ったようなことを簡単に口にできるだろうか。おそらくできないだろう。 (中略)

世界で最も危険な休戦ラインからわずか60キロしか離れていないソウルの光化門広場において、いきなり砲弾が撃ち込まれるようなことを全く心配もせず、デモによって大統領を弾劾訴追できるのは、安全を保障してくれる韓米同盟があるからだ。われわれはそれを空気のように、あるいは水のように「あって当然」と考えているが、その水や空気に感謝する人はあまりいない。 (中略)

要するに彼らの外交・安全保障政策は韓米同盟に反対し、これを危うくすることでしかないのだ。彼らは韓米同盟があるおかげでこの国の安全保障について何ら心配せず、キャンドル集会に便乗できているのだが、ところがその彼らが先頭に立って韓米同盟を危険にさらす発言や行動をしている。自分が立っているこの地を自分で崩壊させようとしているのだ。彼らは勇敢なのか、それとも愚かなのだろうか。

 われわれは韓米同盟が永遠に存在するものと思い込んでいる。われわれが何を主張し、あるいは何が起こっても「それはある」と考えている。国際関係を自らの観点でしか考えられない習慣は、自分たちを自分の血を流して守ったことのない国ではよくあることだ。

 野党は「米国がこの国にいるのは米国が必要だからそうしている」と考える。しかし米国は実は韓米同盟など望んでいない。米国はあのつらい6・25戦争(朝鮮戦争)の影響からもう抜け出したいと思っている。米国はあの戦争がいつ再発するか分からないと考えており、それが現実となって再び巻き込まれることに嫌気が差しているのだ。(中略)

 トランプ氏が大統領に就任した後も韓米同盟がこれまで通り存続するか、あるいは危機的状況となるかは今はまだ分からない。しかしはっきりしていることは、彼が「価値」ではなく「利益」を重視する人物であり、そのため韓米同盟は今後「空気」や「水」のようなものではなくなるということだ。空気が「あって当然」でなくなれば、周りの全ての環境が変わってくるだろう。その状況に耐えられる実力や覚悟、あるいは戦略があればよいが、もしないのならわれわれは自重しなければならない。
(引用ここまで)

 韓国の保守側は相当な危機感を抱えているのは間違いない。
 なにしろ、朝鮮日報はろうそくデモのテーマソングのようにして扱われている「これが国か」の中で、チェ・スンシルと同等の戦犯とされているほど。
 なので、エクスキューズとしての部分があるのは否めないのですが。

 ですが、本当に覚悟があってやっているのかというのは本音なのでしょう。
 ここでは米韓軍事同盟について書かれていますが、日韓GSOMIAや慰安婦合意を破棄することができるのか。
 以前から次期大統領の本命候補とされているムン・ジェインはTHAADミサイル配備、慰安婦合意、GSOMIAの3点セットすべてを覆すという話をしています。
 朝鮮日報はそれに対して「本当にそんなことをやるつもりなのか」という社説を出しています。すでにアメリカの専門誌からも「このまま左派政権が誕生なら在韓米軍は撤退するしかない」という警告も出ています。
 その影響を受け止めることができるのか、という話ですね。

 さらにムン・ジェインを支持するであろう韓国人に対しても同様に問うているのですよ。
 「このままでは米韓軍事同盟も、日本との経済協力もなくなってしまうのだがそれでもいいのか」 と。
 まあ、「ろうそくデモは世界4大革命」って浮かれている勢力はそのままムン・ジェインを支持するのでしょうけどね。
 ムン・ジェインもイ・ジェミョンが過激な発言で突き上げてきている以上、発言の後退はできない。
 しっかりと敷かれているレールは破滅への道なのですが、そこから外れることはもはや許されないのです。

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2017/3/1

 

米専門誌「このまま韓国で左派政権が誕生すれば在韓米軍は撤退するしかない」と忠告

韓国大統領選:米誌「文在寅・李在明が当選すればトランプと衝突」(朝鮮日報)
 韓国の次期大統領選挙で最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表や京畿道城南市の李在明(イ・ジェミョン)市長が当選したら、在韓米軍の経費問題でトランプ米次期大統領と衝突し、在韓米軍が撤退する可能性があるという寄稿文が、米国の外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に掲載された。

 米国のシンクタンク「外交問題評議会(CFR)」のマックス・ブート上級研究員は27日(現地時間)、フォーリン・ポリシー誌に掲載された「トランプ氏のアジア中心戦略」という寄稿文で、「文在寅氏は左派、李在明氏は『韓国のトランプ』と呼ばれるポピュリスト(大衆迎合主義の政治家)だ。もし、どちらか1人が大統領に当選し、トランプ氏が韓国の在韓米軍防衛費分担金を増やせと要求したら、韓国は米軍が(韓半島〈朝鮮半島〉から)去ろうとするのを止めない可能性がある。駐韓米軍が撤退すれば、アジア・太平洋地域での米国の地位は下がるだろう」と述べた。

 ブート研究員はさらに、「朴槿恵(パク・クネ)大統領と日本の安倍首相は米国に好意的な人物で、2人はトランプ氏の防衛費分担金増額要求を受け入れる可能性があるが、朴大統領に対しては現在、弾劾手続きが進められている。その後に続く野党の先頭走者が文在寅氏と李在明氏だ。この2人は親米傾向があまりなく、北朝鮮とは対決ではなく和解を模索しようとする傾向がある」と評した。

 この寄稿文は、米国の次期トランプ政権と韓国の野党との間で亀裂が生じる可能性を指摘したものだ。野党は早くも事実上、大統領選挙戦の火がついた状況で、路線の違いをはっきりさせるため相次いで北朝鮮に対して融和姿勢を見せている。戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐっても、文在寅氏らが「配備を延期または見直しすべきだ」と主張しているのに対し、トランプ氏に次期安全保障担当大統領補佐官に指名されたマイケル・フリン氏は「米韓同盟の象徴」として撤退する意思がないことを表明した。その上、米共和党が北朝鮮問題に対して基本的に強硬な姿勢を取っていることを考えると、韓国の次期大統領選挙で野党が勝利し、「太陽政策」を復活させようとすれば、韓米間で衝突が起こるかもしれないということだ。

 ブート研究員は「トランプ氏が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を白紙に戻したことで、米国の太平洋地域に対する影響力は低下した。トランプ氏は自分が同盟国に対して抱いている(防衛費分担金などへの)反感について考え直さなければならない」と言った。
(引用ここまで)

 ムン・ジェイン、もしくはイ・ジェミョンが政権を担うことになればトランプと衝突することになるだろう、という予測記事。
 フォーリンポリシー誌の元記事はまた今度見るとして、これが実際に書かれていることであれば見出しは間違っていますよね。
 「米誌『左派政権になれば在韓米軍が撤退する』と予測」とするべきです。
 韓国の保守派にとっては悪夢のような予測なのですが。

 ですが、これが現在の韓国にとってもっとも現実に即した予測であることは間違いないところ。
 次の政権の5年間だけではこうならないかもしれません。
 しかし、確実にその方向性に向かうことでしょう。パク・クネの業績をすべてひっくり返すためにGSOMIA、THAADミサイル配備、慰安婦合意の3点セットを覆しにくる。
 そんな状態で日本とアメリカとまともな外交ができるわけもなく。
 パク・クネ政権後期にアメリカ側に戻ったようにみせていた方向性は完全に覆され、中国の傀儡となることでしょう。というか、それ以外に生きる道はないし。

 そうなることがたとえ分かっていても、「アンチパク・クネ」という路線を明確にしないと大統領選挙で負けることは目に見えてる。
 選挙に勝ってからすべてちゃぶ台返しして現実路線に戻るなんていう腹芸ができるような人物も存在しない。あえていうならアン・チョルスあたりはその辺ができそうですが、大統領選に勝てそうにもない。
 2020年代には完全に日韓、米韓は別の道を歩むことになるでしょうね。

中国はほくそ笑んでいることでしょうよ。
中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)
エドワード・ルトワック
文藝春秋
2016/3/18

韓国「ムスダンがマッハ11でもTHAADで迎撃できる!」 → 中・露「朝鮮半島へのTHAAD配備に反対!」(3日間で2回発言)

北ムスダン、マッハ11.3で飛行…韓国国防長官「THAADで迎撃可能」(中央日報)
  ↓
「THAAD韓半島配備反対」共同声明 中露首脳が3日間に2回発表(中央日報)
この当局者は「高度1413.6キロまで上昇したことを根拠に計算すれば1秒あたりの移動距離は3759.6メートルで、音速(秒速333メートル)の11.3倍に相当する」と説明した。軍当局はムスダンが最高速度マッハ17を記録したと判断した。この説明通りなら、高度40キロで音速の5倍で飛行するミサイルを迎撃するパトリオットミサイルでは防ぐことができないということだ。

しかし別の軍当局者は「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系はマッハ7の速度で飛行し、迎撃はマッハ14程度まで可能」とし「今回のムスダンの速度はマッハ14以内であり、迎撃できる」と主張した。

韓民求国防部長官もこの日の記者懇談会で、THAADで迎撃が可能かどうかについて「確認する事項」としながらも「概してTHAADで(迎撃が)可能だと評価するものと把握している」と述べた。
(引用ここまで)
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が高高度ミサイル防衛体制(THAAD)の韓半島(朝鮮半島)配備に反対するという内容が入った共同文書を3日間に2回発表した。両国首脳は23日に上海協力機構(SCO)共同声明を主導したのに続き、25日には北京に場所を移して会談した後に両国共同声明を出したが、ともにTHAAD配備に反対する内容が含まれた。

中露共同声明で両首脳は「韓半島問題は政治外交経路を通じて解決されなければいけない」と強調した後、「北東アジア地域に軍事力が増強配備されることに反対する」と明らかにした。続いて「北朝鮮の核・弾道ミサイルプログラムを口実に米国の弾道ミサイル防衛体系の太平洋拠点が北東アジア地域に新しく配備されることに反対する」と、THAADに反対の立場を明示した。両首脳は「北東アジア地域の政治・軍事的対決と軍備競争および増強は決して受け入れることはできない」と述べた。
(引用ここまで)

 うむ、面白い。
 韓国は「ム、ムスダンがマッハ11とかでもTHAADがあれば大丈夫なんだからね!」と虚勢を張る。
 中国とロシアはTHAADミサイルとそれに伴うXバンドレーダーの配備に神経を尖らせている。
 特に中国は「THAAD配備が決定したら一瞬で中韓関係は終了だ」って宣言したくらいにピリピリしています。
 在韓米軍はすでに候補地の調査まで終了
 あとは韓国の態度次第。

 どこをどう選ぶのか。
 この選択が韓国の21世紀前半から中盤にかけての試金石になりそうですね。
 これまでは中国の言いなりであったものが、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル実験でそうも言っていられなくなった。
 アメリカは在韓米軍へのTHAADミサイル配備の希望は出しているものの、あくまでも様子見。
 中国は無条件の絶対反対。
 ロシアも同様。
 さまざまな条件が重なる中で、韓国の選択は……ってとこですか。
 中国の圧倒的圧力に負けざるをえない気がしますけどね。



前在韓米軍司令官「戦時統制権返還はスケジュール通り行われるべき」と発言

シャープ前駐韓米軍司令官 「戦時作戦統制権、予定通り来年12月切り替えるべき」(聯合ニュース)
> 韓-米当局が延期論側に糸口をつかんだ戦時作戦統制権(OPCON・以下 戦作権)転換問題に対して、ウォルター シャープ前駐韓米軍司令官が "来年12月予定通り韓国軍に渡さなければならない" と指摘した。

 シャープ前司令官は最近ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)に寄稿した文でこのように主張し、 "ただし戦作権転換以後に現行韓-米連合司令部(CFC・以下 連合司令部)のような構造で韓国軍が指揮責任を務める高位級指揮体系(CFC-ROK)を構成する必要がある" と提案した。

 シャープ前司令官は "戦作権転換時点を無期限または、韓国軍が能力を備える時まで延期しなければならないという主張が出ているのは、戦作権転換以後に米国が韓国防御に消極的に変わるだろうという憂慮のため" とし "戦時における米国の韓国軍支援は、戦作権を誰が行使するかの問題でなく、韓-米相互防衛条約にともなう当然の措置" と指摘した。
(引用ここまで)

 以前、聯合ニュースが「戦時統制権の返還は延期で事実上合意されたというニュースを書いていました が、やはり「そういう主張は出ている」というレベルでしたね。
 で、アメリカ側は「やっぱり戦時統制権は韓国にお渡しするのが筋」と考えている人も少なくないと。

 アメリカの軍事的な意味においてのフェードアウトがはじまりつつあるっていうところですか。
 いきなりの撤退ではなくて、「韓国を尊重する」「韓国国民の意思を反映する」というような形になると思われます。
 フィリピンからの撤退もピナツボ火山の噴火がきっかけにはなっていますが、反米感情が高まったので「フィリピン国民の気持ちを尊重」したものだったのですよね。 

 とりあえずこの秋に討議されるっていう予定なので、この戦時統制権問題の行方が2010年代後半の米韓関係がどうなるのかの指針となるでしょうね。
 この夏くらいから韓国からは「米韓同盟が本筋だ」という声も出ていますが、なにしろアメリカ側からは「もう韓国とは無理ですわ」みたいな話がこぼれ落ちてきていますので。 


 

在韓米軍司令部はソウルに残る? それとも統制権移管にともない移転?

在韓米軍司令官「連合司令部ソウル残留も考慮」(朝鮮日報)
  ↓
米軍基地 ソウル以南への移転を計画通り推進=韓国長官(聯合ニュース)

> 国防部庁舎で行なわれた記者懇談会で韓氏は、「米軍基地の移転は国民に約束したもので、履行される」と発言した。「竜山基地移転計画」や「連合 土地使用管理計画」などの在韓米軍の移転事業が予定通り推進されると、米第2師団(京畿道北部一帯)とソウルにある在韓米軍司令部、韓米連合司令部は 2016年までに平沢に移されることになる。

 ただ基地移転については、韓国と米国が韓米連合司令官から韓国軍への有事作戦統制権移管時期を再延期することで事実上合意したことに伴い、韓米連合司令部をソウルに残す可能性が出てきた。
(引用ここまで)

 うむ、よく分からん。
 っつか、連合軍司令部を動かすっていうのは戦時統制権移管にともなう措置のはず。
 で、米軍司令官が「ソウル残留もあるかも」と発言し、その翌々日に国防部長官(防衛相相当)が「いや、移転する」と発言。
 それを報じた聯合ニュースは「統制権移管再延期が事実上合意したのでソウルに残す可能性も」って。
 ……いつそんなものが「事実上合意」されたんでしょう。

 今年の秋に討議されるってことで、韓国国内では「この討議で延期が決定されることだろう」という話にはなっていますが。
 昨今の中韓、米韓関係から見てそんなすんなりとはいかないと思いますけどね?

 MDとAIIB、どちらの踏み絵にも対応していない状況で、どうするつもりなんでしょ。
 特にMDはまんま戦時統制権とも直結していると思うのですけどね。


 

在韓米軍司令官「このままでは韓国になにかあっても増援できない」と断言

在韓米軍司令官「韓半島有事でも増援が困難に」(朝鮮日報)
  スカパロッティ司令官はこの日、米国連邦議会下院国防委員会の聴聞会で「韓半島で軍事衝突の危機が高まったら、兵力を速やかに移動・配置して備えなければ ならない。しかし予算削減が計画通り進められると、在韓米軍や将来の兵力増派に問題が生じかねない」と語った。韓米両国は、韓半島有事をめぐって「米軍の 増援戦力配置、北朝鮮内の戦略目標攻撃、北朝鮮への侵入および上陸作戦、占領地の軍事統制、韓半島統一」という5段階からなる「作戦計画 (OPLAN)5027」を策定しているが、この第1段階から問題が生じる恐れがあるというわけだ。

 スカパロッティ司令官は「韓半島 は、アフガニスタンに続き米軍が最優先にしている戦場。在韓米軍は韓半島と米国の利益を守るために備えているが、有事の際、後続部隊の増派に問題が生じれ ば非常に心配」「偶発的な事態が発生したとき、米軍の増援兵力が韓半島に速やかに増強配置されなければ、北朝鮮に防衛体制を構築する時間を与えることにな り、韓米連合軍の作戦時間が長引いて味方の被害も増えかねない」と懸念を示した。
(引用ここまで)

 ぱっと読むかぎりだと「米軍の予算緊縮が続くと、韓国を守りきれないよ」という話なのですが。
 じっくり考えると「次に切り捨てるのはここね」という予告でもあるのです。
 米軍の緊縮予算はもう前提です。
 なので、未来はこうなるという話なのです。

 しかし、これだけ「もう救わないよ」というシグナルを煌々と出されていて、いまだに「バランサー外交」をできるというすごさ。
 10年後に粛々と中国側に向かうというのであればともかく、現状として駐韓米軍の力が必要な状況なのに堂々と中国に向かっている。
 で、アメリカにもいい顔をしていたかったのだけども、その本性はばれてしまっていて「現状のままなら増援は無理っすね」って言われてしまったと。

 で、今月のオバマのアジア歴訪でこのあたりが話し合いの俎上に上がることになるのでしょう。
 戦時統制権の返還がどうなるか、ここでアメリカの本気度がどれだけなのか分かるんじゃないでしょうかね。


 
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