楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

外交

 相互RSS募集中です

中国が下座に韓国特使を置いた件、ある意味で「特別扱い」だった模様

下座に韓国特使、中国は「新しい慣行」と釈明(朝鮮日報)
 当時の座席配置は、習国家主席が上座に座って会を主宰し、韓国大統領特使である鄭義溶室長一行と中国側関係者がその左右に座る形で、儀典上、明らかに目下に対する扱いだった。

 北京の外交筋は26日、「会談後、中国側は『今回の座席配置には新たに定着しつつある慣行という側面がある』と言った」と伝えた。中国側はこれと共に、昨年6月に中国で行われたBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)外相会議で参加国の外相らと習国家主席が会談した際のことなどを例に挙げ、「他国に対してもそのような座席配置にした事例がある」と説明したという。

 ところが、この時の会談は定例外相会議に出席したブラジル・ロシア・インド・南アフリカ外相が集団で習国家主席に会ったもので、首脳の代理である特使との会談とは性格が違う。

 「新しい慣行」という説明とは異なり、中国は昨年10月のベトナム共産党書記長特使・ラオス人民革命党書記長特使との会談時や、同年11月にミャンマー軍司令官との会談時は、習国家主席と訪中団メンバーのいすを同列に並べた。

 つまり、中国が「特使」と呼ぶ訪中団メンバーをぞんざいに扱った事例は事実上、韓国以外にないことになる。中国は昨年5月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として訪中した李海チャン(イ・ヘチャン)議員が習国家主席と会談した時から、こうした座席配置をしていた。
(引用ここまで)

 去年5月に派遣された特使に続いて、キム・ジョンウンとの会談の報告のために特使として訪れたチョン・ウィヨン国家安保室長も下座に座らされる
 中国からの説明では「この座席配置は新たな慣行」とのことなのですが。
 韓国の特使以外に下座に座らされたのはブラジル・ロシア・インド・南アの外相が集団で会談したときだけ。
 1対1の会談で実際にそうやって座らされていたのは韓国の特使だけ。

 韓国特使だけは下座に置かれるという特別扱い、ということじゃないですかね。
 ムン・ジェイン本人が来れば座席配置的には同列には扱ってもらえる。
 ただし、現実的な扱いは国賓なのに次官補級が出てきたことをはじめとして、とんでもないものでしたけども。

 そんな国家元首の名代としてやってきた特使であれば、一段下として扱われて当然というのが中国のやりかたということなのでしょう。
 外交プロトコールとして、韓国特使はそう扱うべき存在であるという中国の主張なのです。
 中国に対して三不の誓いを掲げて主権を放棄したのだから、当然といえば当然の扱いではないかと思いますけどね?

プロトコールとは何か 世界に通用する公式マナー (文春新書)
寺西千代子
文藝春秋
2016/11/20

韓国大統領ムン・ジェイン、やっぱりポンコツだった→「これほどまでに外交が重視されるとは知らなかった……」と発言

文大統領「国政で外交の比重がこれだけ高いとは知らなかった」(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、「以前は外交が国政に占める比重がこれだけ高いとは知らなかった。平昌冬季五輪が行われる最近になって外交が本当に重要であることに気付いた」と語った。文大統領は同日、大統領府で新任大使9人に信任状を授与し、「平昌五輪の成功が第一の課題だが、その後も外交的成果を続けてこそ初めて、我々の未来が開かれる」と言った。
(引用ここまで)

 ポンコツだなぁ……。
 災害でも起きようものなら「なにぶんはじめてのことなので……」とか「私は寝てないんだ!」とか言い放ちそう。
 気分がそうであっても言ってはいけないということが政治家にはある。
 泣きたいような状況であっても泣いてはいけないのが政治家。

 それがことある毎にピーピー泣く
 「雇用大統領」を自称したのに、自分の設定した状況になっていないから「雇用を司るのは民間企業だと思ったら大間違いだ」とか閣僚を叱責する(で、後日に閣僚らは新たに組織だけ立ち上げてほっかむり)。

 世界はだんだんと平昌後の北朝鮮核問題、そして平昌後のさらにあとの朝鮮半島情勢を気にしつつありますが。
 いつまで経っても当事者が蚊帳の外という変な自体になるかもしれませんね……というようなことを明日くらいに書く予定。


韓国大統領府「外交・安保においても『ろうそく民心』がなによりも優先する。例外はない」……素人任せってことですね?

米・日とは摩擦ばかりの「国内支持層向け」文在寅外交(朝鮮日報)
 米国務省は29日、「開城工業団地の閉鎖決定を支持する」と明らかにした。韓国統一部(省に相当)政策革新委員会が開城工団の稼働中止を「朴槿恵(パク・クネ)政権の超法規的措置」と批判した翌日のことだ。日本では「安倍晋三首相は平昌冬季五輪出席を保留し、在韓日本大使の帰国措置も検討する」という報道が出た。慰安婦合意をめぐる韓国の検証結果発表に対抗した措置だと見られる。レックス・ティラーソン米国務長官は同日、韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官との電話会談で「韓米日の協力は重要だ」と強調した。相次ぐ米国・日本との足並みの乱れに懸念を表明したものと受け止められている。

 外交関係者の間では、「韓米・韓日関係が悪化し、韓国の外交的立場が狭まるのでは」という見方が出ている。「文在寅(ムン・ジェイン)政権が韓国国内の支持層ばかり見て、外交・安保政策を覆したためだ」という指摘も少なくない。敏感な外交・安保事案を『積弊(過去の政権による長年の弊害)清算』の1つとして取り上げたものの、収拾がつかなくなっている、ということだ。 (中略)

 与党関係者は先日、私的な場で、「外交・安保政策も『ろうそく(デモで示された)民心』に従うべきで、例外はない」と言った。「支持層の意見」が外交・安保でも最も大きな考慮要素だということだ。このところ外交部や統一部などが保守政権(前政権・前々政権)時の外交・安保政策に対して「自己批判」的な調査結果を発表しているのにも、こうした理由があるものと見られる。

 問題は、前政権批判で支持層には称賛されても、米国・日本との摩擦が増えていることだ。統一部政策革新委員会が「朴槿恵政権の間違った政策」と批判した開城工団稼働中止措置について、米国務省は「(開城工団中止は)北朝鮮の徐々に増している脅威や安保理決議無視によるものだ」と述べた。北朝鮮に原因があると言っているのだ。「開城工団再稼働を準備すべきだ」という同委員会の提案にも、米国務省は「すべての国は、北朝鮮の経済的孤立を深めるための行動を取らなければならない」と遠回しに懸念を表明した。
(引用ここまで)

 ムン・ジェイン政権の外交方針がここにありますね。

 「外交・安保も『ろうそく民心』に従うべきで例外はない(キリッ 」

 外交方針というか、政策全般というべきかもしれませんが。
 ろうそく民心に従う、つまり大統領選挙の公約でもある「積弊清算」をなによりも優先するということなのでしょう。
 すなわち、パク・クネ、およびイ・ミョンバク政権を否定することが第一義。
 先日、UAEとのもめ事はどうやら派兵についてらしいというエントリを書いた際に、すべての省庁で「積弊清算委員会」やそれに類するものができていて、過去9年半の「積弊」をあげつらっているという話を書きましたが。
 なにより優先するものが積弊清算。
 その次が所得主導成長の実現。ま、実現するわけがないのですが。

 ムン・ジェインの「慰安婦合意は問題を解決してない」という大統領談話も、この「ろうそく民心」とやらに従った国内事情によるものだという解説をしましたね。
 ま、それはそれで正しい解説というか理解なのですが。
 そんな国内事情を持ち出されても、外交相手である日本やUAEにとっては関係のないことなのですよね。この「相手がいる」という視点が大事。

 外交相手にしたらそんな国内事情で約束を違えたり、非公開を前提としたやりとりを公開されたりするなってだけで、そんな国とはなんの約束もできないし、契約も不可能になるってだけなのですが。
 後日になって「支持率に影響するからあの約束なし」なんてことをやってくる相手とは、最初から交渉する時間の無駄というだけ。
 「国民が納得しない」って言われても、「納得させるのはそちらの仕事」(by河野太郎)で終了なのですよ。

 本当に経済も社会も外交もなにも分かっていない素人集団なんだよなぁ……。
 だからこそ日本は全力で(裏から)ムン・ジェイン政権を支える必要があると思いますけどね。弾劾とかされないように。

ど素人でも稼げるネット副業の本
翔泳社
2014/1/17

100年前も今も主体性なくふらふらするだけの韓国、いったいどこに向かうつもりなのか……

韓経:【コラム】21世紀の韓国に落とされる日英同盟の「影」(中央日報)
日英、安保行動計画策定へ 外務・防衛2プラス2開催、共同声明発表(産経新聞)
1902年1月30日、英国・ロンドンで「日英同盟」が宣言された。19世紀に世界最強国だった英国が「栄光ある孤立」をやめて選択した最初の同盟国は意外にも極東の日本だった。

1年前の1901年に駐英ドイツ大使だったヘルマン・フォン・エックハルトシュタイン男爵が世界的に膨張した当代の「主要2カ国(G2)」のロシアを牽制するために「日英独同盟」を提案したのが始まりだった。日本国内ではロシアと直接対応するのが負担になったため英国との同盟締結に否定的な認識が少なかったこともあった。 (中略)

100年余り前の国際関係を改めて振り返ったのは最近の北朝鮮の核・ミサイル威嚇を契機に作られている韓半島周辺の国際情勢が当時と似ているという思いを振り払いにくいためだ。北朝鮮の軍事的脅威という表面的理由だけでなく、浮上する強国の中国を牽制するために「覇権国」の米国が日本との結束をさらに強化する姿が100年ほど前の英国と日本の姿にオーバーラップされる。 (中略)

英国が軍艦を売り軍事情報を提供したように、先月の日本訪問の際にはF−35ステルス戦闘機をはじめとする先端兵器購入に関する突っ込んだ協議をしたりもした。安倍首相は「インド太平洋構想」を出し中国を包囲することを望む米国の意向を推し量る姿を演出したりもした。韓国はそうした渦中で韓米首脳会談晩餐会場に出された「独島(ドクト)エビ」で日本との摩擦を起こした。

韓国の境遇は100年前もいまもあいまいなのは同じだ。ある瞬間から韓国は「どちら側なのか」という質問を絶えず受ける対象になった。米国は当然視された平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加に一時文句をつけた。中国訪問を控えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領に中国CCTVのアナウンサーは露骨に高高度防衛ミサイル(THAAD)を追加配備せず、韓米日軍事同盟を結ばず、米国のミサイル防衛体系(MD)に参加しないという「三不」発言を要求した。

「韓国人は子どもと同じで怖がらせれば言うことを聞く」という19世紀末の駐日清国公使何如璋の認識が変わらず続いているのだ。日米の結束が強くなり、周辺が混乱したこの時に韓国が取る「賢明な道」が何か深く悩まなければならない時だ。
(引用ここまで)
 共同声明は、日英両国が欧州とアジアにおける「最も緊密な安全保障上のパートナー」と確認し、協力関係を「次の段階へ引き上げる」と明記した。また、中国が海洋進出を進める東・南シナ海情勢については「懸念」を表明した。 (中略)

 欧州連合(EU)から離脱を選択した英国は、欧州での孤立回避のため、グローバルパートナーを求めている。海洋進出を強める中国に懸念を深め、米国を共通の同盟国として価値観を共有する日本との関係が急速に進展してきた。

 大正12(1923)年の失効から約100年を経て、日英同盟が「復活」の兆しをみせている。
(引用ここまで)

 ちょうどふたつの記事が重なって面白かったのでピックアップ。
 イギリスはEU離脱後に英連邦、いわゆるコモンウェルスを中心とした枠組みで動こうとしています。
 ただ、英連邦ではインド、カナダ、オーストラリア以外の国が小国。そしてインドもまだまだ大国への道のりは長そうですし、カナダは地政学的に安定しまくっているのでのんびり屋。オーストラリアは政権が変わればいつ中国に寝返るか分からない。
 日本はアメリカを挟んだ同盟国同士、民主主義かつ自由主義国家ということもあって、準同盟国的な扱いになりそうですね。いわゆるダイヤモンド構想に加わる形になりますか。
 ……む、アメリカを挟んだ同盟国、民主主義かつ自由主義国家……近くにそんな国があったような、なかったような。
 ちなみにスペインもスペイン語圏があるのでEUの統制下になくてもいいやくらいの気分がどこかにあると聞きます。

 それはさておき、韓国経済新聞のコラムが片腹痛くてしょうがない。
 まるで100年前も今も大国に翻弄される悲劇の国みたいな話をしているのですが。
 今も昔も周囲の恫喝に怯えた外交しかできていないのは、主体性をなくしてあっちにふらふらこっちにふらふらとしているからですよ。
 100年前はロシア、清、日本の間でふらふらしまくり。日本が外交権を取り上げても密使外交を繰り広げるとかやってましたっけ。
 いまはアメリカと中国の間で揺れまくり。正確には双方から利を得ようとして失敗しているだけなのですが。

 どうなりたいのか、どこへ向かいたいのか。
 目標が見えずにただ右往左往して周辺国にいい顔をしているだけ。そんな国は信頼を失って当然だというだけの話なのです。
 まあ、三不の誓いを立てたことで主権を捨てて中国側に向かう態度は明白になったといえるでしょうけどね。
 ただ、ここからまたアメリカに揺り戻してくるなんてことがあり得るから韓国というのは計り知れない国なのですよ……。

日英同盟 同盟の選択と国家の盛衰 (角川ソフィア文庫)
平間 洋一
KADOKAWA / 角川学芸出版
2015/8/25

朝鮮日報「主権を捨てた『三不』にトランプ訪韓時の失態……ムン・ジェインの外交はまるでアマチュアだ!」……多少は同情しないでもない

【社説】文政権の素人外交、韓国人と米国人をばかにしているのか(朝鮮日報)
 韓国政府は中国を意識して三不政策を公表したが、そもそもこれ自体があまりにも戦略不在であり、しかも主権を放棄し、外交政策に自ら足かせをかけるアマチュア的な行動だった。当然米国もあからさまに不満を表明している。駐韓米国大使に就任する可能性が高いジョージタウン大学のビクター・チャ教授は「一国の安全保障政策において、将来の選択肢の1つとなり得るオプションを最初から排除することは国益にプラスにならない」と指摘しており、またかつて米国務省で韓国課長を務めた人物も「(韓国政府は)韓国人と米国人をばかにしているのか」とまで言って激高した。

 トランプ大統領来韓の際に発表された韓米共同発表文には「アジア太平洋」という言葉ではなく「インド・太平洋」という言葉が使われたが、後に韓国政府がこれを認めないとしたこともアマチュア的だった。同意しないのなら当然協議の時点で取り上げるべきではなかった。ところがトランプ大統領がソウルを出発すると同時に韓国政府は違うことを言い出し、それも外交担当者ではなく経済政策の補佐官が口にした。ここまでずさんな外交政策があってもよいものだろうか。

 近く文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平・国家主席との首脳会談が予定されているが、今韓国政府の目にはこのことしか見えておらず、首脳会談の席で習主席が不快感を示さないようにすることが全てに優先しているようだ。韓国は決して大国とは言えないが、かといって小国でもない。自らの信念と原則を守り、国益の優先順位をしっかりと見定めて政策を遂行していけば、どこの国も無視できない程度の国力は持っている。ところが今政府が行っている外交政策は、この持っているものまで勝手に捨て去ろうとするようなものだ。
(引用ここまで)

 あえていうならムン・ジェインの気分も分からなくはないですけどね。
 周辺国からどういう扱いを受けているか、チェックしてみるとこんな感じ。

 北朝鮮の核問題は日に日に重さを増している。
 中国からはTHAAD配備で圧迫を受けている。
 アメリカからは「おまえらは物乞いか」と叱責される。
 日本からは「日韓関係の1丁目1番地は慰安婦合意」と距離を取られる。

 外交的にもうどうしようもない。
 動きの取りようがないのですよ。解決の糸口すら見つからない。

 北朝鮮とは対話路線で行こうと思っていたのに一蹴されて、一顧だにされない始末
 中国からは「THAAD配備したら一瞬で中韓関係は終わりだって言ったよな?」とすごまれる。
 アメリカからは「北朝鮮へ圧力をかけようという時におまえはなにをしている?」と問われる。
 日本からは「日韓関係を適切にマネージしたい」と距離を取られる。

 この中でぱっと見で解決できそうなのって中国しかないのですよね。
 すべての言い分を受け入れればとりあえずTHAAD配備に伴う圧迫だけは外してもらえそう。
 その結果、主権を捨てて中国が言うとおりの「三不」を受け入れることになったわけです。
 一番なんとかなりそうなことをなんとかしたに過ぎないのですよ。最悪の形ですが。

 朝鮮日報は「アマチュア外交」って言いますけど、韓国人はそれを許容しているわけですしね。
 支持率も70%をキープし続けている。
 「日本とは同盟しない」って言っただけでNAVERニュースに10000を超えるコメントがついて、そのほとんどが絶賛なのですよ?
 朝鮮日報をはじめとした保守派はもう諦めろ。なにを言ってもおまえらはこの大統領を国家元首として掲げたままであと4年半行くしかないんだから(笑)。
 アメリカ対策もホワイトハウス内部にファンクラブがあるんだから大丈夫ですよ、きっと。

世界史で学べ!地政学
茂木誠
祥伝社
2015/6/15

世界記憶遺産、慰安婦関連資料の登録を保留 → 次回からは「意見相違のある場合は原則保留」で完全勝利!

慰安婦記録物の「世界の記憶」登録は保留…日本の圧力で(中央日報)
韓国・中国など8カ国の市民団体が共同で進めてきた「旧日本軍慰安婦記録物」の「世界の記憶」(世界記憶遺産)登録が結局、保留となった。慰安婦記録物の登録を阻止するために日本政府がユネスコに圧力を加え、結局、実現しなかった。ユネスコの国際諮問委員会(IAC=The International Advisory Committee)は30日(現地時間)、仏パリでの登録審査の末このように決定したと伝えた。

旧日本軍慰安婦記録物は日本の蛮行を告発する被害者の証言と治療記録、慰安婦運営の事実を証明する史料など2744点で構成されている。これに先立ち小委員会は人権侵害された被害者の勇気ある発言と真相究明を引き出したという点で「唯一かつ代替不可能な資料」と評価したが、日本政府の強い反発を受け、関係国間の対話が必要だという理由で登録の判断を保留した。

その間、日本はユネスコ予算の9.6%を分担金として支給する最大後援国であることを武器に、登録審査制度改革案を自国に有利に変更するなどユネスコにあらゆる方向から圧力を加えてきた。このため今後の見通しも明るくないという分析だ。ユネスコは日本政府の強い要求で改定された審査制度を来年から施行し、関係国間の歴史認識に隔たりがある場合は審査を保留すると明らかにしている。
(引用ここまで)

 ユネスコの世界の記憶に登録申請の出ていた「慰安婦関連資料」が登録保留決定しました。
 いまさっきまでやってた官房長官記者会見でも話題が出ていました。

 喜ばしいことですね。
 NAVERニュースでは検索ワードの第1位に「慰安婦関連資料」が上がり、ニュース記事のコメントは余裕の1000オーバー。

[総合]ユネスコ、慰安婦記録遺産登載保留... 「関連国の議論せよ」(ニューシス・朝鮮語)
ユネスコ執行委員会は18日、世界記録遺産と関連意見の相違がある場合は、締約国間の対話を促して意見が集められるまで、最大4年間審査を保留する決意(審査制度改革案)を満場一致で採用している。新しい制度の適用は2019年から適用されるが、ユネスコ記録遺産登録の申請は、2年に一度行われる。このため、昨年5月、世界記録遺産登載申請をした慰安婦資料が今年登載されない場合は、新しい制度を適用されることになり、最終的には日本の強力な反対によって事実上登録が難しくなるという見通しが提起されてきた。

また、新しい審査の規定は、2019年から適用されるが、ユネスコはこの規定を事実上前倒しして今回婦ドキュメンタリー審査に適用したことになる。ユネスコが今回の声明で明らかにしたように、韓国と中国、日本の関係者を対話の場に集めたとしても異論が狭まる可能性は今のところほとんどない。

日本政府はこれまで、ユネスコ分担金の支払いを拒否してまで慰安婦ドキュメンタリーが世界記録遺産の審査対象となることを防ぐために総力を傾けてきた。日本はユネスコ米国に続いて二番目に多くの分担金を支給する国であり、これまでユネスコが自国に不利な決定をするたびに、分担金の支払いを延期し、ユネスコに圧力をかける手段として活用してきた。

特に最近、米国がユネスコ脱退を宣言した以降は、正式に最大の分担金の支払い国となって影響力が以前よりも大きくなった。
(引用ここまで)

 ネチズンは「最終的には金か!」「軍艦島が登録されて、なんでこちらはダメなんだ」というようにファッビョーン状態。
 ま、実際に分担金支払い留保は大きな武器として使えてきたでしょうね。
 ようやく日本も外交や交渉というものを取り戻してきたってところです。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)
西原理恵子
KADOKAWA / 角川書店
2012/6/25

慰安婦資料の記憶遺産登録見送りに韓国政府も「外交的努力をする」というだけでなにもできない模様

慰安婦資料の記憶遺産登録 「正当な審査受けるよう努力」=韓国(聯合ニュース)
ユネスコが記憶遺産登録を審査 30日か31日に結果公表へ(産経新聞)
旧日本軍の慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶(世界記憶遺産)」の登録審査を巡り、日本メディアが27日、審査を行う専門家の委員会が登録するかどうかの判断を見送ったと報じたことについて、韓国外交部当局者は同日、「現在、審査手続きが進行中だ」とした上で、「ユネスコの手続きに従い、客観的かつ正当な審査が受けられるよう、できる限りの外交的努力を続けていく」との立場を明らかにした。
(引用ここまで)
 国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)の国際諮問委員会は27日、「世界の記憶」(世界記憶遺産)の登録について、4日間の審査日程を終える。ユネスコによると、ボコバ事務局長は諮問委の勧告を踏まえて登録を決定し、30日か31日に結果を公表する予定。

 日中韓などの団体が登録申請した慰安婦関連資料は、25、26日の審査で対象になったとみられる。ユネスコ執行委員会(加盟58カ国で構成)は今月18日、ボコバ事務局長や諮問委に対し、今回の記憶遺産登録では「対話と相互理解の原則に沿って、政治的な緊張の高まりを防ぐ」よう求める決議を採択しており、日本が反対する慰安婦関連資料については、諮問委の中でも「登録を見送るべきだ」との声が強い。
(引用ここまで)

 阿鼻叫喚だったネチズンに続いて、韓国政府も半ば白旗を揚げている状況になりましたね。
 努力は続ける、って具体的になにをするのやら……。

 27日の官房長官記者会見(午前)でも関連質問がありました。

 閣議概要等のあとの質問で1、2問目がそれでした。「まだ正式な発表がなく政府としては答弁すべきでない」という回答でしたが。

 日本政府が主張した「ユネスコが国家間の論争を手助けするような事態をこれ以上黙認することはできない」という建前が効いた、ということなのでしょう。
 この決議がルールとして適用されるのは来年以降とのことで、そのことから韓国では楽観論もあったのですけども。
 それ以前でも決議の精神は同じだろうということですから。

 かつて日本は国際機関をうまく使うことができていなかった……というか、まともな外交はなにひとつとしてできていなかったものです。
 昨今になって、というよりは第2次安倍政権になってようやく外交資源をいろいろと使えるようになってきたという感触です。
 Aでは負けてもBを取るということができずに、Aを取られたら取られっぱなしみたいなことが多かった。
 慰安婦合意を当初から評価していたのは、きっちりと「これで終わらせる」という明確な外交意図があったからなのですよ。
 今回も「枠組みの中で動く」のではなく、「枠組み自体の変更も考える」という外交的思考ができているのは評価すべき部分だと思いますね。

 まだ実際の発表は週明けということですからなんともいえませんが。中国の動きも気になるところですし。
 ただ、前述の決議と慰安婦関連資料の登録の動向を見守る、ということで現時点でもうすでに今年分の分担金支払いを留保しているのですよね。
 最終的にはユネスコが……というかボコバ事務局長がどのように出てくるか、ということなのですが。
 ま、とりあえず公式発表を見守るだけではありますか。速報予定です。

Pen (ペン) 『創刊400号記念 完全保存版 ニッポンの世界遺産。』〈2016年 3/1号〉 [雑誌]
Pen編集部
CCCメディアハウス
2016/2/15

ムン・ジェイン政権、なにからなにまで『脱官僚』だった……これは日本のあの風景を思い出すアレだ

信用されない韓国のエリート官僚(朝鮮日報)
 7月にはキム・ドンヨン経済副首相が反対したにもかかわらず、与党・大統領府(青瓦台)・国会主導で法人税、所得税の最高税率引き下げが決まり、官庁街では「キム・ドンヨン外し」という言葉が流行した。大統領府の経済首席秘書官や関税庁長のようにこれまで企画財政部の取り分だと思われていたポストにも外部出身者が起用された。

 企画財政部官僚の無力感について、文在寅(ムン・ジェイン)政権幹部は「キム・ドンヨン外しという言葉は適切ではない。正確に言えば、企画財政部の官僚を信用しないという『企画財政部外し』だ」と指摘。その背景については、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に官僚に取り込まれ、さまざまな改革政策が挫折したトラウマが強く残っているためだ」と分析した。

 既存の官僚組織に対する不信は、エリート官僚が多い企画財政部、外交部、法務部(検察)で特に目立つ。外交官試験出身ではない康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、教授出身の朴相基(パク・サンギ)法務部長官の任命などが代表的だ。 (中略)

 文在寅政権の人事の特徴は、公務員よりも外部出身者を重用する点にある。現在空席の中小ベンチャー企業部長官を除く現政権の国務委員(閣僚)18人のうち、文在寅陣営出身ではない純粋な官僚はキム・ドンヨン経済副首相だけだ。官僚出身は歴代政権で最も少ない。(中略)

陣営出身者が組織のトップに立つと、官僚機構に浮かぶ油のような存在になり、結局は業務を把握しようとしても、官僚に振り回されることになる。キム・ヒョンジュン明知大教授(政治学)は「歴代政権で公務員を敵に回して成功した事例はない」と断言した。
(引用ここまで)

 うわぁ……。
 日米中露の韓国大使のすべてが外交官=官僚出身ではないという時点で「ムン・ジェインは『脱官僚』を外交において展開するつもりなのか、まるで民主党政権時代みたいな話ですね」というエントリを書いたものでしたが。
 そもそも外交部長官であるカン・ギョンファ自身が外交官出身ではないこともあって、「外交方針として『脱官僚』なのだな」と思っていたのですよ。
 外交についてのメンターである特別顧問のムン・ジョンインに言いたい放題言わせているのもそういう部分でのアピールなのだろうと理解していました。
 官僚というのはその道の実務者であり、プロ。その手を借りないなんてことはありえないのです。
 よっぽどのバカか、よほどの能力のある人物でなければ。

 でも、それだけじゃなかった。
 経済関連でもムン・ジェイン政権が世界で初めて「所得主導成長」を採用するなど、野心的な(オブラートに包んだ言い方)経済政策を連発しています。

・経済成長率にもインフレ率にも基づかない最低賃金の大幅な上昇
・中小企業へ最低賃金を直接補助
・最低賃金を守らない企業への懲罰的罰金に言及
・世界の趨勢に反する法人税増税
公務員の大幅増
福祉予算の異常なばらまき

 ノーマルな経済刺激策を執らずに、これらの独特な経済政策を採用して大暴れ。
 経済官僚の言い分を1ミリも採用していない状況であることを理解すべきでしたね。
 実地で経済を見てきた人間ではなく、観念的経済論を振り回している人間がムン・ジェインのメンターとして政権中枢にいるのでしょう。

 楽韓Webでは何度かムン・ジェイン政権を真・鳩山政権であると言ってきました。
 はるかにそれを越えた存在になりそうですね。
 どうやら民主党政権が3年以上続いたら、その先はどうなっていたのifを見ることができそうですよ。

ど素人が不動産投資の本を読んで月100万円稼げた!
堀口 博行
ダイヤモンド社
2011/6/9

最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
朝鮮紀行
6/28まで50%ポイント還元中。
ブラックパンサー MovieNEX
一応、韓国関連かな
TES V SKYRIM
Switch
初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ