楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

平昌冬季オリンピック

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平昌冬季オリンピックでもボランティアのドタキャン続出! 韓国人「対策として必要数の20%マシで募集してます」

ボランティアたちのドタキャンに頭抱える平昌五輪組織委(朝鮮日報)
 2018平昌冬季五輪組織委員会の最大の悩みは「ボランティアたちのノーショー(約束のドタキャン)防止」だ。最近韓国で開催された国際大会で、ボランティアの大多数が大会の途中に現れないケースが多かったためだ。ボランティアの離脱が多くなると、大会の運営にも支障を来してしまう。

 「ノーショー」が占める割合は、特に若者の間で高い。2015光州夏季ユニバーシアード大会のボランティア担当者は「20代のボランティアのうち当日現場にやって来なかった割合は30%に上った」と話す。このため当時の組織委は、初めから20代のボランティアを実際に必要な人員よりも20%多く選抜した。特に韓国は、他の国よりも若いボランティアたちの占める割合が高いだけに「ノーショー」がより大きな問題となる。

 この代案として、シルバーボランティアたちの積極的な参加を呼び掛ける声が高まっている。専門家たちは「現在の韓国社会の50−60代は、高学歴で強い責任感を兼ね備えている人々が多い。こういった層に呼び掛ければ平昌でも活躍してくれるはず」と期待を込める。2015光州大会で50代以上のボランティアに占めるノーショーの割合は10%にとどまった。
(引用ここまで)

 テスト大会もそれなりに行われていますが、韓国国内では驚くほどに盛り上がっていない。
 去年の春、済州島のついでにちらとソウルに行ったときに平昌オリンピック関連のものを探したのですが、見つかったのは(セウォル号遺族会に占拠されている)光化門広場の横にあるKTテレコムのこの広告だけ。



 ちなみにこの1月に行ったときには撤去されていて、ビルの裏手に貼られていました(笑)。

 その他にも公式マスコットが空港やソウル駅には展示されていましたが、目に見える範囲での展示物はそれくらいのものでしたねぇ。



 「本当に1年後にオリンピックが開催されるのかねぇ……」というイメージ。
 今回はついでではなく、けっこう意識して探していたのですけども。
 ソウルは平昌から遠く離れた場所なので盛り上がらなくても当然かな、という気もしますが。

 前に書いたように平昌は韓国最後のフロンティア。
 今回のオリンピックでようやくインフラが整うという地域。開催時は開通するとされている高速鉄道もまだ通っていない。
 四大陸フィギュアのレポートにあったように仁川から狂ったように飛ばすバスで3時間半。
 ちなみに平昌はさらにもうちょっと先。

 地元の人間にとってもアクセスが問題になるレベルですわ。
 ソウルからだったらなおのこと。
 韓国で予約を直前でキャンセルする「ノーショウ」が話題になったことがあるのですが、今回のボランティアもそうではないかという話なのです……。
 さすがにあそこに集合しろ、というのは辛い気がします。

 もうちょっとアクセスなりボランティアの待遇を考えるなりしないと厳しいんじゃないの……というのは本音でしょうね。
 四大陸フィギュアのレポートによればボランティアのクオリティもぐだぐだだったそうですし、そのあたりもなんとかして欲しいものです。

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫)
田中優
河出書房新社
2017/1/10

韓国代表ボブスレーチーム、昨シーズンはW杯優勝もあったのに今年は成績低迷……その理由はいつものアレ……なのだけども

世界1位韓国ボブスレー、スタッフの内紛で成績低迷(朝鮮日報)
 昨年12月3日、カナダのウィスラー・スライディングセンター。2016−17年シーズン最初のボブスレー・ワールドカップ(W杯)の試合を前に、韓国代表チームのエースパイロット(操縦士)ウォン・ユンジョンが乗っていた4人乗りボブスレーがコース走行中に転覆した。現代自動車が独自に製作して韓国代表チームに寄贈したボブスレーだった。腰を負傷したウォン・ユンジョンはメーン種目の2人乗りでW杯出場を強行したが、けがの影響で第2走行時に小さなミスが出て結局3位に終わった。

 試合が終わったその日の夜、ボブスレーの装備担当コーチのハンシュリー・シーズ氏とファビオ・シーズ氏の親子が、走行担当コーチのエリック・ステファン・アラドゥ氏の所へ行った。シーズ親子は「走行方法の教え方が悪かったのではないか。なぜ突然ミスが出たのか」と問い詰めた。アラドゥ・コーチも激怒して、「そもそもボブスレーの整備が悪いからひっくり返ったのではないのか。ちゃんと仕事をしているのか」と反発した。双方の言い争いはしばらく続いたという。結局、装備担当のシーズ親子はチームをやめてしまった。当初は「家庭内の事情」と言っていたが、後に「アラドゥ・コーチと一緒には仕事ができない。申し訳ない」と連絡が来たそうだ。

 この出来事を境に、韓国のボブスレーは転落し始めた。この出来事の発端となったW杯第1戦3位を最後に、今季は表彰台に立っていない。今月18日にドイツで行われた世界選手権では21位にまで下がった。昨シーズン1位だった世界ランキングも今季は7位になった。感情的な争いに起因するコーチング・スタッフの内紛が順位下降を招いたのだ。

 シーズ親子は2014−15年シーズンから韓国代表チームに合流した。当時の走行コーチは英国出身のベテラン指導者マルコム・ロイド氏(当時67歳)だった。このころまでは韓国代表チームの仲には問題はなかった。しかし、ロイド・コーチが昨年1月に病気で突然他界、今シーズン開始前に後任としてアラドゥ・コーチが選ばれてから確執が起き始めた。(中略)

 装備担当技術者2人を失ったことで、チームがこれほどまでに順位を落とすことがあり得るのだろうか。ボブスレー関係者は「担当者がシーズ親子だったらそれもあり得る」と話す。ボブスレーは前後がつながっている構造だ。この接続部分をどれだけ締めるかによってカーブを抜ける時の衝撃や速度が変わる。世界各地のコースの特性を研究し、接続部分の締め付け具合を変えなければならないと言うことだ。

 ボブスレーはエッジの温度まで調節しなければならないほどデリケートな種目だ。エッジの温度が高いとボブスレーがコース氷を溶かしすぎて記録が悪くなる。こうしたあらゆる知識が装備コーチの「ノウハウ」から出てくる。

 ハンシュリー・シーズ・コーチは2006年トリノ冬季五輪の時はカナダ代表チームで、14年のソチ五輪時はスイス代表チームで働き、それぞれ銀メダルを取るのに貢献した世界トップクラスの技術者だ。このため、シーズ親子が韓国代表チームを去ると、ボブスレー関係者の間では「韓国は平昌五輪のメダルを捨てた」という話まで飛び交った。本紙はこれについてシーズ親子とメールで接触を試みたが、連絡がついていない。(中略)

 結果的には内紛が起きている中で事態を傍観していた大韓ボブスレー・スケルトン連盟の責任論が取りざたされている。平昌五輪で最もメダルが有力なボブスレー韓国代表チームの内部に亀裂が生じ、長期にわたって反目が続いていたのにもかかわらず、「外国人間の感情的な対立」と安易に対応したのだ。
(引用ここまで)

 タイトルを見たときには「ああ、はいはい。いつもの内紛ね」と思ったのですが、外国人コーチ同士の内紛でした。
 昨シーズン、いきなり韓国代表チームがワールドカップで好成績を出してきたのですよ。
 言ってしまえばボブスレーにはそれほど興味がないので、「まあ、なんか大きな変化があったんだろうなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、外国人コーチを招聘していたのですね。
 なるほど、世界最強クラスの装備担当技術者を招聘するとここまで変わるのか。
 代表監督はおそらく韓国人のままなのでしょうけども。

 スポーツの世界はよくも悪くも我が強い人間が多いので、こういう事態にはなりやすいのです。
 野球の話になりますが、メジャーリーグで分析担当をしているセイバーメトリシャンが一番苦労していることが自分たちの理論を監督に、そして選手にどうやって納得してもらうかという手段。
 守備シフトを敷けばアウトにできる確率が上昇する、ツーシームファストボールを投げてゴロを打たせればなおよい……といった数値は出せる。
 だけども、それをどのようにして監督、選手に理解してもらい、実践してもらえるようになるのか。
 GMやデータ分析担当がフィールドで野球をするわけではないですからね。
 人間同士のコミュニケーションをきっちりやるしかない。数字オタクのギークではどうにもならない部分なのです。

 まあ、大邱の世界陸上対策でジャマイカや日本からコーチを招聘しても「ロッカーの中身は全部捨ててくれ」と言い残して帰国させてしまう国、ですから。
 上意下達以外にコミュニケーション手段がないので、こういう結末になってしまうのでしょうね。

ピッツバーグ・パイレーツでは成績低迷でクビ寸前の監督が人徳者だったおかげ、という部分もあったとのこと。
ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法 (角川書店単行本)
トラヴィス・ソーチック
KADOKAWA / 角川書店
2016/3/17

あの平昌PR動画のダンスコンテストがひどい終わりかたをしている件

 えーっと、あの平昌オリンピックの公式PR動画とされていたダンスコンテストの募集動画を覚えていますでしょうか。
 それを見た日本人はいうに及ばず、韓国人の表情すらをも微妙なものへとさせたあの怪作です。

 画像はその動画から引用。

 優勝作品には3万ドル、2位(2組)には1万ドル、3位(2組)には5000ドルが賞金として渡されるという、この手のコンテストとしてはかなりの大盤振る舞い。総額6万ドルですからね。
 YouTubeでもけっこうな応募作があったようです。
 ダンスコンテストの動画募集は去年の年末で締め切られ、今年の1月に優勝作品が発表される予定だったのです。
 ですが、なぜか発表は延期されて今日、ようやく発表されました。

 それでは優勝者を発表しましょう!
 ダラララララララララ(ドラムロール)──

 優勝者なしです!

 楽韓Webでは珍しくフォント芸を使ってしまいましたが、いやひどい(笑)。
 2位、3位は出てますが、

 そして、発表と同時に例の動画を削除。
 さらに文化体育観光部のYouTubeチャンネルも削除
 Facebookでは世界中(主としてインドネシア)から22万もいいねをもらったあの動画を削除するなんて信じられませんね。
 平昌オリンピックをダンスでPRって話なのに、開催の1年前に削除って。

 まあ、文体部=文化体育観光部としては忘れたい過去なのでしょう。
 今回、発表が遅れたのはチェ・スンシルゲートに伴って、パク・クネの文化人ブラックリスト ── 政権に批判的な文化人のリストを作って決して政府からの支援をしないように画策していた ── 問題が明らかになったために、文体部長官(大臣に相当)が逮捕されるという騒ぎになったためだと思われます。

 優勝賞金とされていた3万ドルの行方も知りたいところ。
 いや、それにしてもすごいオチになりましたね。「まさに韓国」って感じ。
 楽韓Webはこういうアフターフォローも忘れないのがいいところだと自認しています。 
 ハフィントンあたりがあたかも自分が見つけたようにしてこのネタ書いたりするんでしょうね。

 詳細はこちらの公式サイトでどうぞ。

ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考 (産経セレクト)
室谷克実
産経新聞出版 
2014/7/18

平昌プレ大会:四大陸フィギュアは最低の周辺環境、最低の交通、最低のボランティアであふれていた。でも、会場はなかなかの出来……らしい

平昌五輪会場で行われる四大陸選手権。課題山積みの大会周辺を現地レポート。(NumberWeb)
 五輪用に仁川空港から平昌まで高速鉄道が建設中とされているがまだ完成しておらず、今回関係者は空港からバスでの移動となった。

 著者も金浦空港から小型バスに乗り込んだが、運転手はできたばかりの高速道路を怖いほどのスピードですっ飛ばした。それでも3時間半たっぷりかかり、とにかく遠いというのが第一印象であった。 (中略)

 メディアホテルのある周辺には、小型のリゾートホテルらしき建物と、一目でそれとわかる派手なデザインのラブホテルが混在していて、かなり微妙な雰囲気だ。だがそれでも、会場から車で10分というこのホテルを確保できたのはラッキーだった。 (中略)

 平昌五輪ではこれまで何度も、開催時のホテル不足の懸念が報道されてきたが、実際に現地に入ってみるとそれが誇張でも何でもないことがわかった。(中略)

 平昌の山のほうにはいくつかホテルが建設中だというが、江陵で目に入るのは、日本でいうならホテルというよりは「〇〇旅館」と呼んだ方がふさわしいようなこぢんまりしたホテルばかりである。

 収容人数の多い高層の近代的ホテルは見当たらず、たとえそのような施設が建てられても、この土地ではその後の維持は困難だろう。

 五輪には選手とコーチ、オフィシャルなど関係者だけでおよそ6500人、報道関係者がさらに2000人ほど集まることが見込まれている。選手は選手村に滞在するとしても、関係者と観客たちすべてに対応できるような施設が、あと1年で整うのだろうか。

 今の江陵の様子を見ると、とても五輪を開催できるような場所には見えないのである。

 さて肝心の運営のほうはどうか。

 筆者が最初に不安を感じたのは、金浦空港に到着したときである。

 どの国際大会でも、その玄関口となる最も会場に近い空港の到着ロビーには、当然大会のインフォメーションデスクが設置されている。だが金浦空港には、四大陸選手権の歓迎デスクは影も形もなかった(仁川空港のほうにはあったと後に関係者に聞いたが)。

 送られてきた資料には、本数はわずかとはいえ、ホテルから会場までのシャトルバスの時刻表が入っていた。

 到着したメディアホテルでフロント嬢にシャトルバスの乗り場を聞くと、「そんなものがあるとは聞いてないです」と片言の日本語を話してくる。他のジャーナリストに聞いてみると、もう一軒のメディアホテルでもまったく同じ対応だったという。(中略)

 早目に現地に入って公式練習から取材をしていた記者たちは、当然ながら会場までタクシーで往復をしていた。

 だが、2日目にはプレスルームのヘルプデスクの前に、「タクシーを呼ぶのは私たちの仕事ではありません」と英語で書いた紙が貼られていた。

 世界中どこの国に行っても、記者用のタクシーの手配をボランティアがやってくれるのは普通のことだ。まして英語を解さない江陵のタクシーを、韓国語のわからない海外メディア関係者はいったいどうやって呼べというのか。

 欧州からやってきた記者たちも、ヘルプデスクの「ヘルプ」は、いったい何の意味なのかと、前代未聞の対応に呆れかえった。
(引用ここまで)

 なんかどこかで見たテイストだな……と思ったら、今宮純さんの韓国GPレポートでした。
 まあ、韓国でなんらかのイベントを地方でやるとなるとこうならざるを得ないのでしょう。
 多少無理してでも世界陸上には行くべきだったなー。

 インフラがないのは当然なのですよ。
 そもそも韓国ではイベントを開催する理由といえば、地方が国に対してインフラ整備を求めるためのものなのですから。
 以前にも書きましたが、平昌はいわば韓国最後のフロンティアというくらいになにもないところ。

 平昌でオリンピックを開催すれば交通インフラが開通して、ホテルもばんばん建設されてコンドミニアムも建っちゃってすごいことになる……というような話で開催が決定されたのです。
 でも、もはや韓国政府にも江原道にもそんな予算はない。
 経済成長は終わってしまいましたからね。
 かつてF1が開催された霊岩サーキットがアレなように、平昌で開かれるオリンピックもそうなるのです。

 あ、それでもなんかアイスアリーナの評判自体はよいようです。まあ、それだけは選手にとって救いかな……。
 例の電光掲示板も再度設置されたようですけどね。

 ボランティアが英語ができないのも、働かないのも当然のことで。地方にそんな力はないのです。
 実際、ソウルであれば英語を貫き通すこともできなくはない相談。たとえば駅でも駅員が話せなくても、通りがかりの学生がなんとか話せたりする。
 でも、ソウルを一歩出てしまうと終了。これは実感です。

 そしてウィンタースポーツに興味がないので、プレスになにが必要になるのかも分からないのです。
 ちょうどF1韓国GPでベッテルがスクーターに自ら乗ってきてピットに帰ってきたように。車両火災があっても放置されていたように。
 ゼロからやらないとダメなんでしょうが……最後までダメなんだろうなぁ……。
 ソウルのコンサートであってですら、運営はあのていたらくでしたからね。

廃墟の歩き方 探索編
栗原亨
イースト・プレス
2002/5/10

平昌プレ大会:スピードスケートW杯、いくつもの課題が出たものの……

スタート後に選手紹介⁉ 未熟な運営、平昌五輪に課題浮き彫り=スピードスケート世界選手権(朝鮮日報)
 9日から行われていた2017国際スケート連盟(ISU)スピードスケート種目別世界選手権(江陵スピードスケート競技場)が12日、幕を下ろした。各国の選手やコーチング・スタッフたちは大会施設や氷質にはほぼ満足している様子だった。ISUのヤン・ダイケマ会長(72)=オランダ=も12日、韓国人記者との懇談会で、「小さな電光掲示板が2つしかなかったのが残念だが、大会は非常に順調かつ無事に行われた」と評価した。

 しかし、平昌冬季五輪1年前の「リハーサル」的に行われた大会としては運営が未熟だったとの指摘も少なくなかった。各国選手やコーチング・スタッフが最も不便さを訴えたのは輸送に関する問題だった。車で1時間の距離にある公式宿泊施設(襄陽)と競技場(江陵)を行き来するシャトルバスが5台しかなく、運行間隔が30分・1時間・1時間15分などと不規則だったためだ。カナダ代表チームの関係者は「翌日のシャトルバス運行時間が前日夜になってやっと決まるなど、練習予定を立てるのに支障があった」と語った。基本中の基本である意思疎通ができず、運営に不便さを感じる事態もあったという。あるISU関係者は「選手の宿泊施設や輸送に関する問題を担当する組織委員会担当職員が英語ができず、別の担当者の助けを借りていた」と述べた。道案内するボランティアが観客席の位置を正確に知らずに迷う姿もしばしば見受けられた。

 全世界に生中継される五輪だったら恥をかきそうな一幕もあった。大会初日の9日、女子3000メートルの試合で、「レディ(用意)」という号令があった後に一足遅れで場内アナウンサーが選手を紹介したことだ。
(引用ここまで)

 まあ、誰にもコースや設備による負傷がなくてよかった。
 「課題浮き彫り」とありますが、実際に開催してみないと分からないことというのはいくらでもあるもので。
 というか、課題を出すためにプレ大会はやるわけです。
 見通しや予測が違っていたなんてことは普通にあることです。
 ……まあ、シャトルバスの運行間隔は最初から分かっているべきだと思いますけどね。
 さらにいえば英語のできるスタッフが少ないっていうのも事前に分かっていそうなものですが。

 「小さい電光掲示板しかなかった」というのはおそらく、工事を見直していてどちらにもつけてないってことなのかな。
 それともつけるつもりがないのか。
 この競技場は当初オリンピックでのみ使用して、閉会後は取り壊す予定だったものが事後活用もされることに決まったというもの。
 どうやらチェ・スンシル一族の横やりで、ということなのですけどね。

 電光掲示板が落ちてきたのは江陵スピードスケート競技場ではなくて、隣にあるアイスアリーナです。ついでにいうと、カーリングとアイスホッケーの会場もこの近くにあるようです。
 あの落下事故はなかなかの衝撃映像でしたからね……。

 あ、それと送風機問題をISU会長から指摘されて、使用を中止したそうです。
 本番でもちゃんとやってくれるんですかねー。

金メダリストが考えた 世界一の腰痛メソッド
清水宏保
マガジンハウス
2012/7/26

平昌五輪のジャンプ台に非難続出→選手「助走路が歪んでる……」「FISで問題提起するかも」

強風、助走路整備に懸念=平昌五輪のジャンプ台(時事通信)
 来年2月開催の平昌冬季五輪で使われるスキージャンプの会場で、ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)が1年前のテスト大会として開催されている。夏はサッカー場として使用し、1万人以上を収容できるスタジアム型の施設に、ラージヒルとノーマルヒルのジャンプ台を備える景観が目を引く。
 ジャンプ台はスタジアム内の正面左手に設置され、選手は着地後にグラウンドに向けて滑り降りてくる。3日に行われたW杯の予備飛躍では、ラージヒルの助走路について「癖がなく、シンプルな台」と受け止めた日本選手が多かった。
 だが、助走路の一部に左右にゆがんでいる部分があるという。加藤大平(サッポロク)は「気にして、いいジャンプができなかった。(左右に)振られるというか」と苦笑いし、渡部暁斗(北野建設)も「(ゆがみは)少しではない」と指摘。W杯ではあまり見られない整備状態のジャンプ台の改善に向け、全日本スキー連盟の関係者は国際スキー連盟の会議で問題提起する可能性を示した。
 さらに、標高800メートル以上の高地にある会場の近くには風力発電の施設が並ぶほど風が強い。大会組織委員会の資料によると、平均秒速3.2メートルもの風が吹くとされ、試合運営に影響を与える懸念がある。今回のW杯では風の影響を軽減する防風ネットを踏み切り台の周囲に張った。渡部暁は「間違いなく吹くと思う。向かい風だったら、ネットを付けても防ぎ切れないのでは」と心配した。
(引用ここまで)

 先週の土日、ノルディックスキー複合のワールドカップが来年の平昌オリンピックのプレ大会として行われました。
 選手から「助走路が左右に歪んでいる」という指摘が相次いでいます。
 さもありなん。

 細部の作りが本当にダメな国なのですよ。
 道路ががたがたなのは何度かレポートしていますし、コーヒーのふたの作りが甘いなんていう話も書きましたね(実は今回も同じものを見つけてました)。
 もうひとつ、面白いものをお見せしましょう。
 釜山のKTXチケットカウンターで順番を待っているときに、パーティションポールがあったのですよ。
 KORAIL(韓国鉄道公社)のロゴがついているものだったのですが。

image

 まあ、一事が万事こんな感じ。
 どこか間が抜けている。
 大枠では作れているのですが、細部に魂がこもっていない。

 どんな場所でもアスリートは全力を出そうとするでしょうが、サッカー日本代表が東南アジアのでこぼこなピッチに苦労するのと同じように、歪んでいる助走路では日本代表は苦労するんじゃないでしょうかね。
 来週、スキージャンプのワールドカップがプレ大会としてこの会場で開催されます。男子・女子の両方行われます。
 日本製の防風ネットが張られているのが写真でも見えますが、うまく風を抑えてくれることを願うだけ。
 とにかく誰も怪我がないようにしてくれたらもうそれだけでいいですわ……。

【追記】当初タイトルを「ISUに問題提起するかも」としていました。もちろん、FIS(国際スキー連盟)の間違いです。

謎の1セント硬貨 真実は細部に宿る in USA (講談社文庫)
向井万起男
講談社
2012/2/15

韓国人「韓国の抗議でアパホテルが極右書籍を撤去した」 → 嘘でした

大韓体育会の抗議でアパホテルの極右書籍を撤去へ=冬季アジア大会(朝鮮日報)
重ねて配慮求める=アパホテル問題で−アジア大会組織委(時事通信)
利用者の要望には応える=「問題視」での撤去否定−アパホテル(時事通信)
 選手団の宿泊施設に極右傾向の書籍が置いてあるとして物議を醸していた件で、札幌冬季アジア大会組織委員会がこの書籍を撤去することを正式に通知した。大韓体育会のイ・ギフン会長は25日の代議員総会終了後、「札幌冬季アジア大会組織委員会から極右傾向の書籍を韓国選手団の宿泊施設から撤去するとの回答を受けた」と明らかにした。これは、大韓体育会が同日午前、日本オリンピック委員会(JOC)と大会組織委員会に正式に抗議の書簡を送ったことに対する措置だ。(中略)

 大韓体育会は20日、これに対して組織委員会に是正を求めたが問題が解決しなかったため、25日にあらためて抗議の書簡を発送していた。大韓体育会は「アジア・オリンピック評議会(OCA)憲章には『いかなる政治的・宗教的・人種的宣伝もOCA大会の関連場所で許可されない』と定められている」と述べた。
(引用ここまで)
 札幌市内の同ホテルも大会の選手宿舎になる予定で、組織委は2015年春、該当書籍だけでなく客室内すべての「情報物」を撤去するよう要請。この問題を受けて再度、宿舎となる全ホテルに通知した。
(引用ここまで・太字引用者)
 冬季アジア大会の選手団が宿泊する札幌市のアパホテルに、旧日本軍による南京事件などを否定する書籍が置かれていることに関し、アパグループは26日、同ホテルの利用は「『選手村』として全館貸し切りでの予約であり、一連の報道とは関係なく、利用者の要望に応える必要はあると考えている」との見解を明らかにした。
 一方で「あくまでも『書籍設置を問題視されての撤去』は考えていない」と強調した。
(引用ここまで・太字引用者)

 なるほど。
 最初に朝鮮日報の記事を見たときに「あそこがそんな抗議ごときで撤去するかなぁ?」って疑問だったのですよ。
 アパホテルの会長は筋金入りの確信犯(正しい使用例)なので、抗議によって撤去するというパターンが想像できなかったのです。
 というわけで、ちょっと調べただけでもこんな話が出てきました。

 そもそも冬季アジア大会の選手宿舎として一棟借り上げるという話が出た2015年の時点で「情報物の撤去」が要請としてあったわけですね。
 で、アパホテルはその要請には従っただけ、というわけです。
 朝鮮日報の記事では「KOCの抗議でやってやったんだ!」みたいになっていますが。
 選手宿舎としては、そもそも設置する意図すらなかったというオチでしたとさ。

 つまり、朝鮮日報の最後にある「アジア・オリンピック評議会憲章には『いかなる政治的・宗教的・人種的宣伝もOCA大会の関連場所で許可されない』と定められている」というKOCのコメントは、そのままブーメランとして平昌冬季オリンピックの公式サイトにぶっささるわけですが。
 さて、どういう対応になりますかね。

アパ社長カレー
2016/3/22

日本政府に続いてJOCも「平昌五輪HPから独島表記を外せ」と要求へ

JOCが修正求める=平昌五輪HPの「独島」表記(時事通信)
 2018年平昌冬季五輪・パラリンピックの大会組織委員会ホームページ(HP)で島根県の竹島が「独島」と表記されていることについて、日本オリンピック委員会(JOC)が国際オリンピック委員会(IOC)と韓国オリンピック委員会(KOC)に対してHPの修正を求めていたことが21日、分かった。

 五輪憲章では五輪会場での政治的な宣伝活動を禁じている。JOCは19日にIOCとKOCに対し、「HPでの不必要な政治的文言の記載は憲章に抵触する恐れがある」との内容の文書を提出した。

 この問題では、岸田文雄外相が20日の記者会見で韓国政府に抗議したことを明らかにした。
(引用ここまで)

 日本政府に続いてJOCからも正式に抗議。
 韓国の大会組織委員長が「対応の価値がない」とか言っている場合じゃないのですけどね。
 これを放置するとなるとオリンピック憲章が有名無実となってしまう。
 逆に言えば、これが許されるのであればどんな政治的アピールでも、領土紛争でも許されることとなる。

 それを避けるためにも、ここで日本が声を上げる義務があるのです。
 IOCは腐敗してますし、オリンピック憲章なんてものは建前にしか過ぎません。
 それでもこれはやるべきことだと思いますね。
 日韓関係がどうこうとか、領土紛争がどうとかいう以前の問題として。

 というか、そんな「それ以前の問題」をいちいち指摘してあげなくちゃいけない国ってどういうことなのって話なのですけどね。
 あれはダメ、これはダメってやっちゃいけないことをいちいち指摘しないと理解できないていどの国が、わざわざ立候補して2回落選してまで開催するってどういうことなの。
 これでIOCから削除命令がきたら「国力ガー」だのなんだの言い出すのでしょうね。
 いちいち指摘しなくちゃいけないことも含めて、本当にうざったいことですわ。

1964年の開催物語。
TOKYOオリンピック物語
野地秩嘉
小学館
2013/10/13

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