楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

平昌冬季オリンピック

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平昌オリンピックの開会式が地獄絵図となる予感……体感温度マイナス20度で4時間じっとしていなければならない……

【時視各角】空ばかり眺める平昌オリンピック(中央日報)
「2018年2月9日。平昌冬季オリンピック開会の日だ。心配した通りだった。昨夜降った雪でアルペンシアスタジアムが凍結した。急いで軍将兵を投入して氷を割り、座席の解氷をするが、どうにもならない。3万5000席をどう処理するのか。午後8時の開会式まで12時間しか残っていない。観客は午後6時になると入場してくる。

あれほど祈ったが、空も無情だ。期待した異常高温もなかった。むしろ酷寒に大雪。夜9時の予想気温は氷点下12度、風速は時速10メートル。体感温度は風速1メートルあたり1度ずつ落ちる。観客は氷点下22度の酷寒の中で4時間ずっと座っていなければいけない。公演が目に入るはずがない。いくら良い作品を制作しても意味がない。花より団子というように、温かく腹が満たされてこそ感動や感嘆の声が出る。大統領の演説中、ついに観客が震えながら席を外す。外国の首脳も北風寒雪にそわそわする。惨事もこれほどの惨事はない」。

宋監督は「考えるだけでぞっとする」と語った。これはすべて予算のためだ。アルペンシアスタジアムには屋根がない。工事費を減らし、撤去を容易にするためだ。このため酷寒には無対策となった。座席に熱線を入れようというアイデアもあった。しかし数十億ウォンの予算がなく、あきらめるしかなかった。防寒装備でもまともに準備してくれればよいが、膝かけ1枚とカイロがすべてだ。やはり予算がなく、1人あたり1万6000ウォン(約1600円)以内で準備しなければならなかった。したがって厚くて大きいブランケットや防寒帽、防寒マスクなどは考えることもできない。

宋承桓監督は今年2月9日午後8時にアルペンシアスタジアムに行ってみた。やはり氷点下5、6度に風が強く、体感温度は氷点下20度ほどに感じられた。完璧に防寒服で身を包んだが、どうにもならなかった。同行したイ・ビョンナム・オリンピック組織委局長と職員は異口同音に「1時間ほど過ぎると凍死しそうだった」と語った。(中略)

オリンピック組織委員会はいくら切り詰めても3000億ウォンほど不足するとみている。このため急ぎでない酷寒対策は後回しにされた。(中略)

20万−150万ウォンの入場券を購入して来た観客が真冬の酷寒に震えていても5万−6万ウォンの防寒キット一つも配れない。これでは平昌が国の名誉を高めるどころか、悪名をはせることになりかねない。空ばかり眺める天水田のようになった平昌、いつまで見守らなければいけないのだろうか。
(引用ここまで)

 こう書かれててソチの開会式はどうだったかなーと思ったのですが、全席に屋根のあるサッカースタジアムでしたね。
 その前のカナダのバンクーバーはドーム競技場でした。トリノもサッカースタジアムだったと思うのですが、まあさすがにヨーロッパのスタジアムだったら屋根はあるかな。
 ソルトレーク、長野までは覚えていませんが、長野は開会式セレモニーの出来がアレすぎて……。あ、長野パラリンピックの開会式はすごくよかった。おそらくすべての冬季オリンピック・パラリンピックを通じても屈指の出来でした。久石譲氏の演出だったはずです。

 閑話休題。
 ちょっと調べたら長野の開会式は気温0度だったそうです。風がどうだったかまでは覚えていませんが、昼間にやっていました。アメリカのプライムタイムに生中継するためだったと記憶しています。
 ……なんで平昌は夜にやるんですかね。
 それも午後8時から4時間とか。
 長野(というか日本)と時差は変わらないからESTとは14時間。ニューヨークは朝の7時。ロスだと朝の4時。時差が原因ではないっぽいかな。
 電飾とか花火が目立つ演出ができるのは夜ですけどね。韓国が夜で、かつアメリカがぎりぎり起きてくる時間で……ということかなぁ。

 気温がマイナス5度。風が吹いて体感温度はマイナス20度。
 屋根もなく、風対策もない。暖房もないし、貸し出し防寒具もない。
 吹きっさらしの開会式場で体感気温マイナス20度で4時間。なんだろ……がんばれ、超がんばれ>観客

サバイバルシート(防寒・保温シート)5枚パック
防災研究プロジェクト
2014/1/14

弱小だったアイスホッケー韓国代表、トップディビジョンに昇格。登録選手の1/3が帰化組。しかも、その扱いが……

アイスホッケー:弱小・韓国、帰化選手の活躍で1部入り目前(朝鮮日報)
 男子アイスホッケーの韓国代表は、以前なら考えることすらできなかった夢に近づこうとしている。20年前の韓国は世界選手権で世界3部リーグと4部リーグの間を行き来する弱小チームだったし、この10年間は2部リーグと3部リーグの間で昇格と降格を繰り返し、挫折していた。世界最高の16チームが競い合う1部リーグ(トップディビジョン)など遠い国の話でしかなかった。だが今、その夢が現実になろうとしている。

 韓国は、ウクライナのキエフで行われた世界選手権ディビジョン1グループA(世界2部リーグクラス)で1部リーグ昇格まであと勝ち点2を残すばかりとなった。韓国は26日、ハンガリーとの第3戦に3−1で勝って大会3連勝を記録、勝ち点を9として現在首位に立っている。上位1・2位チームは来年の世界選手権から1部リーグに上がることになる。韓国は2位のオーストリア(勝ち点6)、3位のカザフスタン(勝ち点5)との差を広げ、有利になった。世界のアイスホッケー界は「韓国に何が起こったのか」と驚いている。韓国は今大会に参加した6チームの中で世界ランキングが23位と最も低いチームだ。

 韓国がこのところ見せている驚異の成長についてはさまざまな見方がある。一部には「帰化選手7人のおかげではないか」と自虐気味に話すファンもいる。韓国が平昌冬季五輪に備えて韓国国籍を取得させた北米出身選手たちが戦力の大部分を占めており、国内組は付き添い程度ではないのかという意見もある。
(引用ここまで)

 帰化選手7人……増えてた(笑)。
 アイスホッケーで氷上に出られるのは6人。以前はスタメン6人きっちりが帰化選手だったのですが、やっぱり交代要員にもそれなりのクオリティが必要だということになったのでしょうね。
 これまで韓国への帰化は二重国籍を認めないものだったのですが、スポーツ選手や科学者に対しては二重国籍も認める特別帰化が推奨されています。
 要するになりふり構っちゃいられない事態だという認識なのでしょう。

  んでもって、国家代表で戦う世界選手権でもその帰化チームが大活躍で1部リーグに手が届くかもしれないというところまできている。
 それを「韓国代表はかつての夢に届きつつある」としているのですが……。
 まあ、夢への道のショートカットを歩みたかったのだからしかたない。強化方針としては大正解でしょう。

 一昨日の29日のウクライナ戦に勝利して、上位16カ国が参加するトップディビジョン昇格が決定しました。
 ざっくりと登録選手は20人前後。帰化選手以外の韓国人選手もトップディビジョンを経験することは財産になるでしょうね。

 さてそれを報じるニュースの中でちょっと1枚、衝撃的な写真があったのでご紹介しておきましょう。

「キエフの奇跡」アイスホッケー韓国代表、故郷に錦を飾る(聯合ニュース・朝鮮語)

 韓国代表が帰国して入国ゲートで記念撮影しているというものなのですが。

icehockey_kikoku


 帰化組存在していない。
 記事の下のほうには全体写真もあるのですが、帰化選手とおぼしきプレイヤーは左隅にひとりいるだけ……。シーズンが終わったので、直接「帰国」したのかもしれませんね。

[まとめ買い] 行け!!南国アイスホッケー部(少年サンデーコミックス)
久米田康治
小学館

【知ってた】平昌オリンピックのカーリング競技場が『競技不可』の判定で作り直し。もちろん、原因はアレでした

韓国で「手抜き工事」頻発…カーリング会場の床に亀裂 「五輪不適合」で全面再施工のお粗末(ZAKZAK)
ぐちゃぐちゃに割れたオリンピックカーリングセンター……「ホームアドバンテージなくなった(朝鮮日報・朝鮮語)
 2018年平昌五輪のカーリング会場で3月22日、コンクリート床面の全面に亀の甲羅のような亀裂が複数生じているのが確認された。朝鮮日報(電子版)が報じた。手抜き工事が原因とみられており、地元自治体・江原道が床面を全面撤去して施工し直す計画。既存施設を134億ウォン(約13億4000万円)かけて整備したが、再施工にさらに3億〜4億ウォン(約3000万〜4000万円)の費用が必要で、五輪支出で苦心する江原道は施工業者に負担させる考えだ。(中略)

 朝鮮日報が報じた写真を見ると、江陵カーリングセンターの縦60メートル、横30メートルのコンクリート床面はパテが埋め込まれているような亀裂が不規則に走っている。専門家はコンクリートが氷の荷重に耐えられなかったと指摘し、「当初から不良施工をした疑いがある」と原因を推測していた。

 2月に平昌五輪のテスト大会として実施された世界ジュニア選手権で、世界トップレベルにあるカナダの製氷技術者(アイスメーカー)が、この会場が五輪に適していないという意見を平昌五輪組織委員会に伝えていたと報じられる。世界カーリング連盟(WCF)も口頭で組織委に伝えており、朝鮮日報は「事実上『五輪不適合』の判定がなされた状況」と伝えた。 (中略)

 五輪本番会場が使えないことで、スポーツ関係者の間では平昌五輪で金メダル7個を獲得し総合4位を目標とする強化計画にも狂いが生じると懸念が広がっている。他国に比べて本番会場への適応力を磨く時間が取れるはずの「開催国の利点が消えてしまった」と関係者から不満が出ているという。
(引用ここまで)

image

 画像は朝鮮日報のページから。

 江原道江陵にはいくつかの競技場が用意されています。
 アイススケートのショートトラック+フィギュアの会場であるアイスアリーナ、スピードスケート、アイスホッケー、そしてこのカーリングの会場となります。
 オリンピック開催時には準高速鉄道が通るらしいですが、現状では空港からバスで3時間かかるというレポートがありましたね。
 会場はいい出来だが、インフラに不安があるというものでした。
 アイスアリーナでは電光掲示板の落下事故なんかもありました。

 今回のカーリングセンターは氷の重さにコンクリートが耐えられずに亀裂が生じたということなので、コンクリートを惜しんだ手抜き工事である可能性が高いようですね。
 床のコンクリートをすべて引っぺがして、補修することで今年の夏くらいまでには間に合わせるとのことです。

 しかし、面白いのは「改修することで代表が本番と同じ場所で試合ができずにホームアドバンテージが消失してしまった」という文章が最初の段落にきていることです。
 そこ重要かなぁ……っていう。
 思えばボブスレーでも競技団体から「選手の命を最優先にしてくれ」なんて言われていました。
 ……戦争にでもならないかぎり、最終的にはなんだかんだで開催できるとは思います。
 選手に競技場由来の怪我がないことを祈るだけです。

偽装: 「耐震偽装事件」ともうひとつの「国家権力による偽装」
小嶋 進
金曜日
2015/4/19

平昌冬季オリンピックでもボランティアのドタキャン続出! 韓国人「対策として必要数の20%マシで募集してます」

ボランティアたちのドタキャンに頭抱える平昌五輪組織委(朝鮮日報)
 2018平昌冬季五輪組織委員会の最大の悩みは「ボランティアたちのノーショー(約束のドタキャン)防止」だ。最近韓国で開催された国際大会で、ボランティアの大多数が大会の途中に現れないケースが多かったためだ。ボランティアの離脱が多くなると、大会の運営にも支障を来してしまう。

 「ノーショー」が占める割合は、特に若者の間で高い。2015光州夏季ユニバーシアード大会のボランティア担当者は「20代のボランティアのうち当日現場にやって来なかった割合は30%に上った」と話す。このため当時の組織委は、初めから20代のボランティアを実際に必要な人員よりも20%多く選抜した。特に韓国は、他の国よりも若いボランティアたちの占める割合が高いだけに「ノーショー」がより大きな問題となる。

 この代案として、シルバーボランティアたちの積極的な参加を呼び掛ける声が高まっている。専門家たちは「現在の韓国社会の50−60代は、高学歴で強い責任感を兼ね備えている人々が多い。こういった層に呼び掛ければ平昌でも活躍してくれるはず」と期待を込める。2015光州大会で50代以上のボランティアに占めるノーショーの割合は10%にとどまった。
(引用ここまで)

 テスト大会もそれなりに行われていますが、韓国国内では驚くほどに盛り上がっていない。
 去年の春、済州島のついでにちらとソウルに行ったときに平昌オリンピック関連のものを探したのですが、見つかったのは(セウォル号遺族会に占拠されている)光化門広場の横にあるKTテレコムのこの広告だけ。



 ちなみにこの1月に行ったときには撤去されていて、ビルの裏手に貼られていました(笑)。

 その他にも公式マスコットが空港やソウル駅には展示されていましたが、目に見える範囲での展示物はそれくらいのものでしたねぇ。



 「本当に1年後にオリンピックが開催されるのかねぇ……」というイメージ。
 今回はついでではなく、けっこう意識して探していたのですけども。
 ソウルは平昌から遠く離れた場所なので盛り上がらなくても当然かな、という気もしますが。

 前に書いたように平昌は韓国最後のフロンティア。
 今回のオリンピックでようやくインフラが整うという地域。開催時は開通するとされている高速鉄道もまだ通っていない。
 四大陸フィギュアのレポートにあったように仁川から狂ったように飛ばすバスで3時間半。
 ちなみに平昌はさらにもうちょっと先。

 地元の人間にとってもアクセスが問題になるレベルですわ。
 ソウルからだったらなおのこと。
 韓国で予約を直前でキャンセルする「ノーショウ」が話題になったことがあるのですが、今回のボランティアもそうではないかという話なのです……。
 さすがにあそこに集合しろ、というのは辛い気がします。

 もうちょっとアクセスなりボランティアの待遇を考えるなりしないと厳しいんじゃないの……というのは本音でしょうね。
 四大陸フィギュアのレポートによればボランティアのクオリティもぐだぐだだったそうですし、そのあたりもなんとかして欲しいものです。

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫)
田中優
河出書房新社
2017/1/10

韓国代表ボブスレーチーム、昨シーズンはW杯優勝もあったのに今年は成績低迷……その理由はいつものアレ……なのだけども

世界1位韓国ボブスレー、スタッフの内紛で成績低迷(朝鮮日報)
 昨年12月3日、カナダのウィスラー・スライディングセンター。2016−17年シーズン最初のボブスレー・ワールドカップ(W杯)の試合を前に、韓国代表チームのエースパイロット(操縦士)ウォン・ユンジョンが乗っていた4人乗りボブスレーがコース走行中に転覆した。現代自動車が独自に製作して韓国代表チームに寄贈したボブスレーだった。腰を負傷したウォン・ユンジョンはメーン種目の2人乗りでW杯出場を強行したが、けがの影響で第2走行時に小さなミスが出て結局3位に終わった。

 試合が終わったその日の夜、ボブスレーの装備担当コーチのハンシュリー・シーズ氏とファビオ・シーズ氏の親子が、走行担当コーチのエリック・ステファン・アラドゥ氏の所へ行った。シーズ親子は「走行方法の教え方が悪かったのではないか。なぜ突然ミスが出たのか」と問い詰めた。アラドゥ・コーチも激怒して、「そもそもボブスレーの整備が悪いからひっくり返ったのではないのか。ちゃんと仕事をしているのか」と反発した。双方の言い争いはしばらく続いたという。結局、装備担当のシーズ親子はチームをやめてしまった。当初は「家庭内の事情」と言っていたが、後に「アラドゥ・コーチと一緒には仕事ができない。申し訳ない」と連絡が来たそうだ。

 この出来事を境に、韓国のボブスレーは転落し始めた。この出来事の発端となったW杯第1戦3位を最後に、今季は表彰台に立っていない。今月18日にドイツで行われた世界選手権では21位にまで下がった。昨シーズン1位だった世界ランキングも今季は7位になった。感情的な争いに起因するコーチング・スタッフの内紛が順位下降を招いたのだ。

 シーズ親子は2014−15年シーズンから韓国代表チームに合流した。当時の走行コーチは英国出身のベテラン指導者マルコム・ロイド氏(当時67歳)だった。このころまでは韓国代表チームの仲には問題はなかった。しかし、ロイド・コーチが昨年1月に病気で突然他界、今シーズン開始前に後任としてアラドゥ・コーチが選ばれてから確執が起き始めた。(中略)

 装備担当技術者2人を失ったことで、チームがこれほどまでに順位を落とすことがあり得るのだろうか。ボブスレー関係者は「担当者がシーズ親子だったらそれもあり得る」と話す。ボブスレーは前後がつながっている構造だ。この接続部分をどれだけ締めるかによってカーブを抜ける時の衝撃や速度が変わる。世界各地のコースの特性を研究し、接続部分の締め付け具合を変えなければならないと言うことだ。

 ボブスレーはエッジの温度まで調節しなければならないほどデリケートな種目だ。エッジの温度が高いとボブスレーがコース氷を溶かしすぎて記録が悪くなる。こうしたあらゆる知識が装備コーチの「ノウハウ」から出てくる。

 ハンシュリー・シーズ・コーチは2006年トリノ冬季五輪の時はカナダ代表チームで、14年のソチ五輪時はスイス代表チームで働き、それぞれ銀メダルを取るのに貢献した世界トップクラスの技術者だ。このため、シーズ親子が韓国代表チームを去ると、ボブスレー関係者の間では「韓国は平昌五輪のメダルを捨てた」という話まで飛び交った。本紙はこれについてシーズ親子とメールで接触を試みたが、連絡がついていない。(中略)

 結果的には内紛が起きている中で事態を傍観していた大韓ボブスレー・スケルトン連盟の責任論が取りざたされている。平昌五輪で最もメダルが有力なボブスレー韓国代表チームの内部に亀裂が生じ、長期にわたって反目が続いていたのにもかかわらず、「外国人間の感情的な対立」と安易に対応したのだ。
(引用ここまで)

 タイトルを見たときには「ああ、はいはい。いつもの内紛ね」と思ったのですが、外国人コーチ同士の内紛でした。
 昨シーズン、いきなり韓国代表チームがワールドカップで好成績を出してきたのですよ。
 言ってしまえばボブスレーにはそれほど興味がないので、「まあ、なんか大きな変化があったんだろうなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、外国人コーチを招聘していたのですね。
 なるほど、世界最強クラスの装備担当技術者を招聘するとここまで変わるのか。
 代表監督はおそらく韓国人のままなのでしょうけども。

 スポーツの世界はよくも悪くも我が強い人間が多いので、こういう事態にはなりやすいのです。
 野球の話になりますが、メジャーリーグで分析担当をしているセイバーメトリシャンが一番苦労していることが自分たちの理論を監督に、そして選手にどうやって納得してもらうかという手段。
 守備シフトを敷けばアウトにできる確率が上昇する、ツーシームファストボールを投げてゴロを打たせればなおよい……といった数値は出せる。
 だけども、それをどのようにして監督、選手に理解してもらい、実践してもらえるようになるのか。
 GMやデータ分析担当がフィールドで野球をするわけではないですからね。
 人間同士のコミュニケーションをきっちりやるしかない。数字オタクのギークではどうにもならない部分なのです。

 まあ、大邱の世界陸上対策でジャマイカや日本からコーチを招聘しても「ロッカーの中身は全部捨ててくれ」と言い残して帰国させてしまう国、ですから。
 上意下達以外にコミュニケーション手段がないので、こういう結末になってしまうのでしょうね。

ピッツバーグ・パイレーツでは成績低迷でクビ寸前の監督が人徳者だったおかげ、という部分もあったとのこと。
ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法 (角川書店単行本)
トラヴィス・ソーチック
KADOKAWA / 角川書店
2016/3/17

あの平昌PR動画のダンスコンテストがひどい終わりかたをしている件

 えーっと、あの平昌オリンピックの公式PR動画とされていたダンスコンテストの募集動画を覚えていますでしょうか。
 それを見た日本人はいうに及ばず、韓国人の表情すらをも微妙なものへとさせたあの怪作です。

 画像はその動画から引用。

 優勝作品には3万ドル、2位(2組)には1万ドル、3位(2組)には5000ドルが賞金として渡されるという、この手のコンテストとしてはかなりの大盤振る舞い。総額6万ドルですからね。
 YouTubeでもけっこうな応募作があったようです。
 ダンスコンテストの動画募集は去年の年末で締め切られ、今年の1月に優勝作品が発表される予定だったのです。
 ですが、なぜか発表は延期されて今日、ようやく発表されました。

 それでは優勝者を発表しましょう!
 ダラララララララララ(ドラムロール)──

 優勝者なしです!

 楽韓Webでは珍しくフォント芸を使ってしまいましたが、いやひどい(笑)。
 2位、3位は出てますが、

 そして、発表と同時に例の動画を削除。
 さらに文化体育観光部のYouTubeチャンネルも削除
 Facebookでは世界中(主としてインドネシア)から22万もいいねをもらったあの動画を削除するなんて信じられませんね。
 平昌オリンピックをダンスでPRって話なのに、開催の1年前に削除って。

 まあ、文体部=文化体育観光部としては忘れたい過去なのでしょう。
 今回、発表が遅れたのはチェ・スンシルゲートに伴って、パク・クネの文化人ブラックリスト ── 政権に批判的な文化人のリストを作って決して政府からの支援をしないように画策していた ── 問題が明らかになったために、文体部長官(大臣に相当)が逮捕されるという騒ぎになったためだと思われます。

 優勝賞金とされていた3万ドルの行方も知りたいところ。
 いや、それにしてもすごいオチになりましたね。「まさに韓国」って感じ。
 楽韓Webはこういうアフターフォローも忘れないのがいいところだと自認しています。 
 ハフィントンあたりがあたかも自分が見つけたようにしてこのネタ書いたりするんでしょうね。

 詳細はこちらの公式サイトでどうぞ。

ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考 (産経セレクト)
室谷克実
産経新聞出版 
2014/7/18

平昌プレ大会:四大陸フィギュアは最低の周辺環境、最低の交通、最低のボランティアであふれていた。でも、会場はなかなかの出来……らしい

平昌五輪会場で行われる四大陸選手権。課題山積みの大会周辺を現地レポート。(NumberWeb)
 五輪用に仁川空港から平昌まで高速鉄道が建設中とされているがまだ完成しておらず、今回関係者は空港からバスでの移動となった。

 著者も金浦空港から小型バスに乗り込んだが、運転手はできたばかりの高速道路を怖いほどのスピードですっ飛ばした。それでも3時間半たっぷりかかり、とにかく遠いというのが第一印象であった。 (中略)

 メディアホテルのある周辺には、小型のリゾートホテルらしき建物と、一目でそれとわかる派手なデザインのラブホテルが混在していて、かなり微妙な雰囲気だ。だがそれでも、会場から車で10分というこのホテルを確保できたのはラッキーだった。 (中略)

 平昌五輪ではこれまで何度も、開催時のホテル不足の懸念が報道されてきたが、実際に現地に入ってみるとそれが誇張でも何でもないことがわかった。(中略)

 平昌の山のほうにはいくつかホテルが建設中だというが、江陵で目に入るのは、日本でいうならホテルというよりは「〇〇旅館」と呼んだ方がふさわしいようなこぢんまりしたホテルばかりである。

 収容人数の多い高層の近代的ホテルは見当たらず、たとえそのような施設が建てられても、この土地ではその後の維持は困難だろう。

 五輪には選手とコーチ、オフィシャルなど関係者だけでおよそ6500人、報道関係者がさらに2000人ほど集まることが見込まれている。選手は選手村に滞在するとしても、関係者と観客たちすべてに対応できるような施設が、あと1年で整うのだろうか。

 今の江陵の様子を見ると、とても五輪を開催できるような場所には見えないのである。

 さて肝心の運営のほうはどうか。

 筆者が最初に不安を感じたのは、金浦空港に到着したときである。

 どの国際大会でも、その玄関口となる最も会場に近い空港の到着ロビーには、当然大会のインフォメーションデスクが設置されている。だが金浦空港には、四大陸選手権の歓迎デスクは影も形もなかった(仁川空港のほうにはあったと後に関係者に聞いたが)。

 送られてきた資料には、本数はわずかとはいえ、ホテルから会場までのシャトルバスの時刻表が入っていた。

 到着したメディアホテルでフロント嬢にシャトルバスの乗り場を聞くと、「そんなものがあるとは聞いてないです」と片言の日本語を話してくる。他のジャーナリストに聞いてみると、もう一軒のメディアホテルでもまったく同じ対応だったという。(中略)

 早目に現地に入って公式練習から取材をしていた記者たちは、当然ながら会場までタクシーで往復をしていた。

 だが、2日目にはプレスルームのヘルプデスクの前に、「タクシーを呼ぶのは私たちの仕事ではありません」と英語で書いた紙が貼られていた。

 世界中どこの国に行っても、記者用のタクシーの手配をボランティアがやってくれるのは普通のことだ。まして英語を解さない江陵のタクシーを、韓国語のわからない海外メディア関係者はいったいどうやって呼べというのか。

 欧州からやってきた記者たちも、ヘルプデスクの「ヘルプ」は、いったい何の意味なのかと、前代未聞の対応に呆れかえった。
(引用ここまで)

 なんかどこかで見たテイストだな……と思ったら、今宮純さんの韓国GPレポートでした。
 まあ、韓国でなんらかのイベントを地方でやるとなるとこうならざるを得ないのでしょう。
 多少無理してでも世界陸上には行くべきだったなー。

 インフラがないのは当然なのですよ。
 そもそも韓国ではイベントを開催する理由といえば、地方が国に対してインフラ整備を求めるためのものなのですから。
 以前にも書きましたが、平昌はいわば韓国最後のフロンティアというくらいになにもないところ。

 平昌でオリンピックを開催すれば交通インフラが開通して、ホテルもばんばん建設されてコンドミニアムも建っちゃってすごいことになる……というような話で開催が決定されたのです。
 でも、もはや韓国政府にも江原道にもそんな予算はない。
 経済成長は終わってしまいましたからね。
 かつてF1が開催された霊岩サーキットがアレなように、平昌で開かれるオリンピックもそうなるのです。

 あ、それでもなんかアイスアリーナの評判自体はよいようです。まあ、それだけは選手にとって救いかな……。
 例の電光掲示板も再度設置されたようですけどね。

 ボランティアが英語ができないのも、働かないのも当然のことで。地方にそんな力はないのです。
 実際、ソウルであれば英語を貫き通すこともできなくはない相談。たとえば駅でも駅員が話せなくても、通りがかりの学生がなんとか話せたりする。
 でも、ソウルを一歩出てしまうと終了。これは実感です。

 そしてウィンタースポーツに興味がないので、プレスになにが必要になるのかも分からないのです。
 ちょうどF1韓国GPでベッテルがスクーターに自ら乗ってきてピットに帰ってきたように。車両火災があっても放置されていたように。
 ゼロからやらないとダメなんでしょうが……最後までダメなんだろうなぁ……。
 ソウルのコンサートであってですら、運営はあのていたらくでしたからね。

廃墟の歩き方 探索編
栗原亨
イースト・プレス
2002/5/10

平昌プレ大会:スピードスケートW杯、いくつもの課題が出たものの……

スタート後に選手紹介⁉ 未熟な運営、平昌五輪に課題浮き彫り=スピードスケート世界選手権(朝鮮日報)
 9日から行われていた2017国際スケート連盟(ISU)スピードスケート種目別世界選手権(江陵スピードスケート競技場)が12日、幕を下ろした。各国の選手やコーチング・スタッフたちは大会施設や氷質にはほぼ満足している様子だった。ISUのヤン・ダイケマ会長(72)=オランダ=も12日、韓国人記者との懇談会で、「小さな電光掲示板が2つしかなかったのが残念だが、大会は非常に順調かつ無事に行われた」と評価した。

 しかし、平昌冬季五輪1年前の「リハーサル」的に行われた大会としては運営が未熟だったとの指摘も少なくなかった。各国選手やコーチング・スタッフが最も不便さを訴えたのは輸送に関する問題だった。車で1時間の距離にある公式宿泊施設(襄陽)と競技場(江陵)を行き来するシャトルバスが5台しかなく、運行間隔が30分・1時間・1時間15分などと不規則だったためだ。カナダ代表チームの関係者は「翌日のシャトルバス運行時間が前日夜になってやっと決まるなど、練習予定を立てるのに支障があった」と語った。基本中の基本である意思疎通ができず、運営に不便さを感じる事態もあったという。あるISU関係者は「選手の宿泊施設や輸送に関する問題を担当する組織委員会担当職員が英語ができず、別の担当者の助けを借りていた」と述べた。道案内するボランティアが観客席の位置を正確に知らずに迷う姿もしばしば見受けられた。

 全世界に生中継される五輪だったら恥をかきそうな一幕もあった。大会初日の9日、女子3000メートルの試合で、「レディ(用意)」という号令があった後に一足遅れで場内アナウンサーが選手を紹介したことだ。
(引用ここまで)

 まあ、誰にもコースや設備による負傷がなくてよかった。
 「課題浮き彫り」とありますが、実際に開催してみないと分からないことというのはいくらでもあるもので。
 というか、課題を出すためにプレ大会はやるわけです。
 見通しや予測が違っていたなんてことは普通にあることです。
 ……まあ、シャトルバスの運行間隔は最初から分かっているべきだと思いますけどね。
 さらにいえば英語のできるスタッフが少ないっていうのも事前に分かっていそうなものですが。

 「小さい電光掲示板しかなかった」というのはおそらく、工事を見直していてどちらにもつけてないってことなのかな。
 それともつけるつもりがないのか。
 この競技場は当初オリンピックでのみ使用して、閉会後は取り壊す予定だったものが事後活用もされることに決まったというもの。
 どうやらチェ・スンシル一族の横やりで、ということなのですけどね。

 電光掲示板が落ちてきたのは江陵スピードスケート競技場ではなくて、隣にあるアイスアリーナです。ついでにいうと、カーリングとアイスホッケーの会場もこの近くにあるようです。
 あの落下事故はなかなかの衝撃映像でしたからね……。

 あ、それと送風機問題をISU会長から指摘されて、使用を中止したそうです。
 本番でもちゃんとやってくれるんですかねー。

金メダリストが考えた 世界一の腰痛メソッド
清水宏保
マガジンハウス
2012/7/26

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