楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

日韓通貨スワップ協定

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ムン・ジェイン、来日時に「通貨スワップ協定」、「漁業協定」、「TPP11参加」のいずれにも言及せず……関係者「総理に持ち出しても断られると察知したのかも」

突然、TPP11、日韓通貨スワップに意欲…日本に再びすり寄る韓国経済の“窮地”(産経新聞)
 5月9日、東京で日中韓サミットのほか、日中、日韓の首脳会談がそれぞれ開かれた。日中では通貨スワップ協定の早期再開などで合意し、両国の融和ムードが前面に打ち出される一方、日韓では経済分野の具体的成果はなく、“温度差”が浮き彫りになった。

 実は韓国では日中韓サミット直前の4日、韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が約3年間中断している日韓通貨スワップについて、「今後、再開のための話し合いが始まる可能性がある」と記者団に期待感を示していた。 (中略)

ただ、関係者によると、日韓首脳会談では、TPPや通貨スワップ再開の話は出なかったという。慰安婦問題などがくすぶる中、「韓国側は『これらの要請を持ち出しても断られる』と察知したのかもしれない」(関係者)。
(引用ここまで)

 おや、てっきり日韓首脳会談で日韓通貨スワップ協定の話を出してくると思ったのですが、実際にはなかったとのこと。
 カン・ギョンファが去年末の日韓外相会談で臆面もなく通貨スワップ協定の再開に言及していたくらいなので、ムン・ジェインも同様に言ってくるかと思ったのですが。
 なにしろ、事前の企画財政部長官、韓銀総裁のコメントからの韓国メディアによる盛り上がり具合ときたら「え、なんでいきなり実現できるとか思ってんの?」と感じるほどでした。
 「日中通貨スワップ協定ができるなら日韓もできるはずだ」とか、なんでそこつながるのっていうレベル。日本人には見えないつながり、関連性があったんでしょうねぇ……。

 実際には首脳会談で日韓漁業交渉、TPP11、日韓通貨スワップ協定のどれも話題にしなかったようです。
 昼食会だかの席で漁業協定についてはちらっと話が出たくらいとのこと。

 まあ、そもそもムン・ジェインは当日の朝にきて10時間滞在してとんぼ返りするっていうスケジュールだったので「本当に来日していたの?」というほどに存在感が薄かったのです。
 日中韓三者首脳会談の後に日韓、中韓の二国間首脳会談が行われて、そのまま帰るって感じでした。
 存在感の薄さを狙ってやったのであれば大成功といえるでしょう。

 以前からムン・ジェインは日本に対しての優先度を低く見ている感触でしたが、見事なほどのスルー具合。
 個人的にはこれでよいのではないかと感じます。
 韓国が「日韓関係を重視する」という場合、一方的な日本側の片務になるこれまでの関係を継続するということですから。
 フラットな二国間関係、ドライなビジネス相手という立場がこれからの日韓関係にはさらに必要になることでしょう。
 北朝鮮についても同様です。

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韓国が「日韓通貨スワップが必要だ!」と叫ぶ理由はここ

<専門家分析>究極的な通貨スワップは韓米…韓日も重要(中央日報)
アルゼンチンが国際通貨基金(IMF)に支援を要請し、ブラジル・ロシア・トルコの通貨価値が軒並みに下落したのは非常に危険な前兆だといえる。米国発のテーパー・タントラムの影響が、財政や産業構造が堅実でない国に先に及び、危機に陥れているということだ。金融危機はいつも弱いところから始まり、他の国に伝染する。財政的にそれほど厳しくない国にあった資金も流出し、危険が広がるというメカニズムだ。 (中略)

韓国も完全に大丈夫だとはいえない状況だ。脆弱国家ではないが、安心はできない。徹底的に備えなければ、歴史はいつでも繰り返される。究極的な通貨スワップは米ドルとのスワップだという事実を直視しなければならない。そのためには韓米、さらに韓日関係が大事だ。
(引用ここまで)

 韓国がアメリカの利上げに戦々恐々なのが分かりますね。
 何度か書いているように、通貨危機からIMF管理下に置かれたというのは韓国のトラウマといってもいい状況。
 リーマンショックではその再現にまでは行きませんでしたが、危ういところだったというのは間違いない。
 そして今回はアメリカの利上げがトリガーになりつつある、というのは新興諸国の動きを見ても分かるところ。

 これまで中国との通貨スワップ協定を延長し、かつカナダスイスと通貨スワップ協定を結んできましたが本丸であるドル、ドルに次いで兌換性の高い円、ユーロとは通貨スワップ協定を結べていません。
 ここのところ、韓国銀行総裁企画財政部長官(財務相相当)まで「日韓通貨スワップ協定を」と言い出したのは、次、もしくはその次のアメリカの利上げが本当に怖いから、ということなのでしょう。
 まあ、この次のエントリに書くであろう先日発刊された外交青書を見ても、現状では日韓通貨スワップ協定は無理。
 米韓通貨スワップ協定をがんばってお願いしてみるとよいのではないでしょうか。応じる理由がゼロですが。
 あるいは市民団体戸やらに慰安婦像撤去をお願いしてみるか、ですね。


韓銀総裁に続いて韓国財務相が「日韓通貨スワップ協定に向けて努力したい」と発言……日本側からのリアクションがゼロの理由とは?

韓国経済副首相「韓日通貨スワップの再開、韓銀総裁と同じ考え」(中央日報)
韓国の金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官が、韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁の韓日通貨スワップ再開の可能性に対する発言について「李総裁と話を交わしたが、私も同じ考えだ」と明らかにした。

金長官は8日午後、ソウル江南(カンナム)の革新創業団地「TIPSTOWN」を訪問した後、記者団に対してこのように述べた。金長官は「日本と中国が通貨スワップを再開するという報道があるが、韓国と日本の間の通貨スワップも李総裁の言葉のように雰囲気が熟そうとしている過程なのではないかと思う」と述べた。
(引用ここまで)

 今回、韓国が「日韓通貨スワップ協定!!!」って騒いでいるのは、やはり日中通貨スワップ協定が議題に出たということが大きいようですね。
 財務相からのリリースでも日中首脳会談における合意で「円‐元の通貨スワップ協定の締結のための作業を早期に完了させる」という文言を見ることができます。

日中首脳会談における日中金融協力に係る合意(財務省)


 韓国としてみれば「仲の悪かった日中でも通貨スワップ協定が締結できるなら、日韓でもできるはず」という考えになっているのでしょう。
 実質的にはASEAN+3での財務相会合で決まっていたのでしょうね。

 今回、日韓スワップ協定が云々っていう話、韓国側からしか出ていないのですよ。
 韓銀総裁が「再開に向け努力する」というコメントを出し、韓国メディアが諸手を挙げて賛成しているというような状況。
 日本側からはミリほどの動きも出ていないのですね。
 おそらくは韓国側は声を挙げることでアドバルーンを上げている状況。韓銀総裁に続いて、財務相に相当する企画財政部長官が「総裁と同じ考えだ」と言い出している。
 そして日本側は沈黙を守って世論の動向を見守っているという状況なのでしょう。

 もし、韓国との通貨スワップ協定の協議再開をしたらどう日本国内の世論が動くのか、という。
 ここ数日のリアクションでおおよそのリサーチは済んだんじゃないでしょうかね。


韓国メディアが「日韓通貨スワップ協定を結ぶべき、日中韓首脳会談で決めてこい!」と必死の形相……韓国人が根本的に抱えるトラウマとは?

韓経:【社説】醸成されつつある韓日通貨スワップ再開の雰囲気(韓国経済新聞)
【噴水台】通貨スワップの追憶…韓日スワップ復元なるか(中央日報)
【社説】韓国大統領の6年5カ月ぶり訪日、懸案解決の契機にせよ(朝鮮日報)
韓日間の通貨スワップ規模はかつて700億ドルに達したが、両国間の対立で2015年に終了した。その後、再開の議論があったが、昨年1月に釜山(プサン)日本領事館前の少女像設置問題で葛藤が深まり、また議論が中断した。李総裁は3月まで政治外交的事案と重なり議論の再開まで時間が必要だと述べていたが、最近の南北首脳会談などをきっかけに北東アジア情勢が急変し、気流が変わったとみられる。

李総裁の言葉のように通貨スワップは経済協力レベルで接近すべきだが、現実的な外交問題が影響を及ぼすのも否めない事実だ。しかし韓中通貨スワップが中国とTHAAD(高高度防衛ミサイル)問題でもめていた昨年末に延長したことを勘案すると、日本との通貨スワップも締結できない理由はない。何よりも南北首脳会談、米朝首脳会談の開催をきっかけに日本国内で「ジャパンパッシング」に対する懸念が強まり、日本が通貨スワップ再開に前向きな態度を示す可能性がいつよりも高まった。 (中略)

小規模な開放経済であるうえ通貨危機の経験がある韓国としては主要機軸通貨国との通貨スワップが必須だ。現在、米日中3カ国のうち韓国と通貨スワップを締結している国は中国しかない。ちょうど日中間でも通貨スワップの議論が始まっただけに雰囲気は悪くない。
(引用ここまで)
最近、アルゼンチン・ブラジル・トルコなど新興国通貨の価値が急落した。米国の金利上昇で、外国人資金が新興国から離脱しているためだ。アルゼンチンは一週間で政策金利を3回に分けて12.75%ポイントも上げる劇薬処方まで使ったが、ペソ貨下落を防ぐことができなかった。経常収支・財政赤字が深刻なこれらの国とは違い、韓国はファンダメンタルズが強い。金融市場も比較的安定的だ。それでも対岸の火を見物するようにこの流れを見るべきではない。 (中略)

韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が、先週、日本との通貨スワップの再開の可能性について言及した。南北首脳会談で変化した北東アジアの情勢をうまく活用すれば、感情的な争いで途切れた韓日通貨スワップを復元することは十分に可能だ。9日に東京で開かれる韓日中首脳会談と韓日首脳会談がその良い契機になればと思う。
(引用ここまで)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今月9日、韓中日首脳会議と韓日首脳会談のため日本を訪問する。韓国大統領による訪日は6年5カ月ぶりだ。平昌冬季オリンピックの際に日本の安倍首相が来韓したのに続き、今回文大統領が日本を訪問することで、両首脳によるシャトル外交が復活したとの意味合いもあるだろう。 (中略)

 韓日両国の間には北朝鮮問題に限らず共に解決すべき多くの懸案が横たわっている。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁はつい先日「日本との通貨スワップ再開に向け努力したい」と述べたが、2001年から14年以上にわたり続いてきた韓日通貨スワップが15年に中断した理由もやはり独島や慰安婦問題だった。これらの問題は今後、今のもつれにもつれた韓日関係を解く最初のきっかけになるかもしれない。
(引用ここまで)

 ……なんだろう、「必死だな」ってヤツですか。
 北朝鮮情勢が変化しそうだからといって、韓国がそれにいっちょ乗りできる理由なんてどこにもないと思うのですが……韓国からの視点だと違うようですね。
 
 外貨不足について韓国ではトラウマの域と化しています。
 そこからIMF管理下に置かれたことも併せて、韓国人が根本的な恐怖感を持っているといっても過言ではないでしょうね。
 バラエティの海外ロケに非難が集中したときに「外貨を無駄遣いするな」なんてクレームが入ったほどです。
 逆説的にそのおかげで財政的には健全性が保たれているのですが(いろいろなものを犠牲としつつ)。

 各国との通貨スワップ協定に奔走しているのもそこが原因なのでしょう。
 通貨スワップ協定を締結する度に大ニュースとして扱うなんてのも、根本的な恐怖感が拭えていないからこそなんでしょうね。カナダドルを「基軸通貨」としているところなんて憐れすぎて言葉が出ませんでしたよ。
 中国はそのあたりをうまくくすぐって、通貨スワップ協定の延長をさせることで大きな恩を売ることに成功しています。

 ただまあ……再開協議を中止したのは釜山の日本総領事館横に慰安婦像を設置したから。
 そのときと政権も同じだし、財務相すら替わっていない。徴用工像の設置を阻止したなんてのはプラス要因ではないのは前に書いたとおり。
 ASEAN+3の財務相会議ですでにシンガポール、インドネシアとは通貨スワップ協定を結んでいるのだから、本当に日本にやる気があるのであればそこでオフィシャルな話は出ていると思いますよ。
 いつもの「アドバルーンを打ち上げれば勝ち」ってアレのような感じがしますね。

「空気」の研究 (文春文庫)
山本七平
文藝春秋
1983/10/25

韓国中央銀行総裁「日韓通貨スワップ協定を再開させたい」と妄言

日本との通貨スワップ再開に向け努力 韓国中銀総裁が意向表明(聯合ニュース)
韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、金融危機時にドルなどを融通し合う韓日通貨交換(スワップ)の再開に向け努力すると表明した上で、今後このための協議が始まるとの見方を示した。4日の韓国、日本、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による財務相・中央銀行総裁会議後に報道陣に明らかにした。

 韓日のスワップ協定は2015年2月に終了したが、両国は16年8月、韓国の提案により再開に向けた協議を開始することで合意した。しかし、釜山の日本総領事館前に旧日本軍の従軍慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことを受け、昨年1月に協議は中断された。

 李総裁は今年3月下旬まで「(協議)再開までは時間がさらに必要」と発言していた。だが、南北首脳会談などを機に北東アジアの情勢が変わり、スワップ協定を巡る協議の再開に向けた動きにも影響を及ぼしているようだ。
(引用ここまで)

 聯合ニュース曰く「北東アジアの情勢が変わり、スワップ協定を巡る協議の再開に向けた動きにも影響を及ぼしているようだ」ですって。
 ……どこが?
 「北東アジアの情勢が変わり」っていうのは、北朝鮮情勢のことなんでしょうが。
 なんでそれで「日韓通貨スワップ協定の協議再開をしましょう」なんてことになるのやら。
 今年の2月にはこの韓銀総裁から「日韓通貨スワップ協定を再開したい」という声は出ていましたし、それについで韓国の財界からは「アメリカの金利引き上げでキャピタルフライトが起きたときに必要だ」という声が出ているようですが。

 今回のASEAN+3の財務相会議で関連討議としてあったのはチェンマイイニシアチブについて。
 IMFによるレビューなしで40%までは使える(現状は30%まで)ようにしようという話が出たのだけども、ペンディング。これ、提唱からされてだいぶ久しいのですが、足並みが揃わずに保留され続けていますね。
 あとは日中韓の財務相・中央銀行総裁会議もありましたが、その共同ステートメントはこちら。

第18回日中韓財務大臣・中央銀行総裁会議(財務省)

 どちらも日韓通貨スワップ協定の話はゼロ。
 二国間通貨スワップ協定はシンガポールと延長、インドネシアとの改定があったくらいですかね。どちらもこれまで米ドルのそれだったのですが、日本円を使うことをシンガポールとの協定では検討、インドネシアに対しては決定されているとのこと。
 去年はフィリピンとの同様の契約締結がありましたね。
 じわじわとですが、日本円をアジアに広げていきたいという意向を実現できているようです。

 え、韓国?
 通貨スワップ協定の再開協議中止は釜山の日本総領事館横に慰安婦像を設置したことに起因しているのですから。
 それを撤去してからゆっくり考えればいいんじゃないでしょうかね。
 約束を守れるようになってから契約しましょうね、ってことで。

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今度は韓国財界から「日米と通貨スワップ協定が必要だ。米利上げで韓国は外貨不足に陥りかねない」との声……知らんがな

韓国、米利上げ時に通貨危機の可能性…日米との通貨スワップ必要(中央日報)
全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院(以下、韓経研)は18日、報告書「米国通貨政策正常化の影響と韓国の政策対応方向」を発刊し、この中で「米国が年内に利上げに踏み切った場合、第3の金融危機が発生する可能性がある。これを防ぐためには米国および日本との通貨スワップが必要だ」と明らかにした。 

  韓経研は、米国が年内に利上げやドル回収など通貨政策の正常化を進める一方、欧州中央銀行(ECB)も量的緩和政策を中断して緊縮政策に転じることによって韓国経済に少なくない影響を与えるだろうと予想した。 

  韓経研は韓国が通貨危機に陥った場合、外貨保有額が約1200億ドル(約12兆7000億円)不足すると推算している。また、「国内居住者の資本流出と海外韓国法人の現地金融のうち短期償還分、市場安定化のための韓国銀行による外国為替市場介入分などを考慮すると、不足額はさらに増えるだろう」と分析した。
(引用ここまで)

 現状の韓国経済のポートフォリオなんかをちらと書いてみますか。
 楽韓Webでも何度か書いていますが、半導体は通常のシリコンサイクルを超えてスーパーサイクル入りしていることもあってサムスン電子、SKハイニックスは異常な決算を叩き出しています。
 日米欧の半導体関連企業の決算も同様に順調そのもの。
 でも、韓国で順調なのはそこだけなのですよ。
 さらに半導体製造企業は自動車や造船といった産業に比べて、雇用が大きくないというのも特徴です。

 世界的に景気はなんとか上向き方向なのですが、韓国企業の多くはその恩恵にあずかれていません。
 ざっくりと見るかぎりではこれまで中国の輸入に頼ってきた分が、中国政府の内需への転換方針で削られているのが大きな原因ではないかとも思われます。
 中国が多くの中間材を輸入から自国生産に切り替えているのですね。
 半導体に関しても中国企業が多数のファブを建設しており、DRAMやNANDフラッシュといった半導体の生産を行おうともしています。スーパーサイクルが終焉するとしたらそれが原因になるのではないかともされています。

 というわけで韓国では景気が拡大していません。半導体関連産業が異常に潤っているので、経済成長率だけは妙に高いのですけどね。
 そんな状況で利上げができる回数は限られています。
 アメリカの利上げに追随できるかというとかなり疑問。

 どこかでキャピタルフライトが起きて、大きなウォン安ドル高局面になりかねない。
 で、今回の財界からのレポートでは「日米と通貨スワップ協定を締結して防衛せよ」という結論が出ている、というわけです。

 ま、それを拒んでいるのは韓国政府ですから。まずは釜山の慰安婦像撤去でもやってみるとよいかな。
 ムン・ジェインは大統領選挙前に釜山の慰安婦像詣でをしているから無理だと思いますけどね。

他人の意見を聞かない人 (角川新書)
片田 珠美
KADOKAWA / 角川マガジンズ
2015/3/10

韓国メディア「スイス、カナダとは通貨スワップ協定を結べた……だが、日米とは交渉すらできていない」……それこそ韓国が望んだ結果でしょ?

韓国の通貨スワップ、今後の課題は何か(朝鮮日報)
 韓国企画財政部と韓国銀行は2月9日、スイスと100億スイスフラン(約106億ドル)規模、期限3年の通貨スワップ協定を結ぶことで合意したと発表した。スイスフランは米ドル、ユーロ、円、英ポンド、カナダドルと共に世界の6大基軸通貨に数えられる。スイスとの通貨スワップ締結に成功したことで、韓国の金融の安定性はさらに高まったと評価できる。 (中略)

 国家間の通貨スワップは有事に際し、あらかじめ定めた限度内で自国通貨を相手国に預け、所定の為替レートで相手国通貨を借り入れることができる契約だ。例えば、韓国が通貨スワップ契約を結べば、韓国は必要な時にウォンをスイスの中央銀行に預け、スイスフランを調達できる。外貨不足で通貨危機が起きれば、相手国が限度内で外貨を融通してくれるため、流動性危機を回避することができる。そうした意味で、通貨スワップは「第2の外貨準備高」とも呼ばれる。外貨準備高が外貨不足に備える「積立金」ならば、通貨スワップは一種の「当座貸越」と言える。通貨危機に際し、国際通貨基金(IMF)から資金支援を受けるためには、さまざまな規制を受けることになり、経済主権と国家イメージが低下しかねない。これに対し、通貨スワップは特に干渉を受けず、安定的に外貨流動性を確保できるというメリットがある。 (中略)

 金融危機後、各国の中央銀行は通貨スワップ協定を拡大している。米国、ユーロ圏、英国、日本、スイス、カナダなど6カ国・地域の中央銀行は13年、常時有効の多国間通貨スワップ協定を結んだ。自国でドルが不足した場合、他国の中央銀行から3年間の短期融資を受ける内容だ。日本は中国に対抗し、東南アジアへの影響力を拡大する手段として、通貨スワップを活用している。シンガポールに続き、昨年にはタイ(30億ドル)、フィリピン(120億ドル)との通貨スワップを結んだ。中国も人民元の国際化に向け、通貨スワップを積極的に利用している。中国は韓国など32カ国と3兆元を超える通貨スワップ協定を結んでいる。

 通貨スワップは一国の信用格付けを向上させる要因にもなる。外国人の投機資本による攻撃で、外貨が引き潮のように流出しても、外国から流動性を確保し、防衛することができるからだ。また、通貨スワップ協定を結ぶということは、互いを簡単にはデフォルト(債務不履行)には陥らない国として認定することを意味し、国内金融市場に心理的な安定をもたらす。キム・ドンヨン経済副首相が昨年10月、中国との通貨スワップ協定を延長した際、「通貨スワップは多ければ多いほどよい。米国であれ、日本であれ、機会があれば結びたい」と述べたのもそのためだ。 (中略)

韓国は現在、米ドル、日本円、ユーロによる二国間通貨スワップ協定がない。国際取引に多用される信頼性が高い通貨とウォンを交換できる協定を結ぶことが重要なのだが、実情はそうではない。特に米日とは過去に通貨スワップ協定を結んでいたが、現在は解除された状態だ。 (中略)

 日本の場合は事実上、両国間の協議ルートが全てストップした状態だ。日本は実は韓国が最初に通貨スワップを結んだ国だった。韓日通貨スワップは01年の20億ドルからスタートし、11年には700億ドルにまで規模が拡大した。しかし、12年に独島(日本名・竹島)の領有権争いなど外交問題で規模が130億ドルへと縮小され、15年2月に完全に終了した。16年8月、韓国の求めで交渉が再開されたが、昨年1月に日本側が釜山の日本領事館前への慰安婦少女像設置を理由に交渉中断を宣言し、現在まで交渉が行われていない。
(引用ここまで)

 韓国人に通貨スワップ協定とはなにか、といったことを教えるための記事というような感じですかね。
 カナダに続いて、スイスとも通貨スワップ協定を結べたということで、「基軸通貨との通貨スワップ協定ができた」とか言っているのですが。
 スイスフランが基軸通貨……ねぇ?
 まあ、そう思いたいのであれば思っていてもいいとは思いますけども。

 さて、以前にも書いたように日本は米加欧英瑞の中央銀行と無制限かつ無期限の多国間協定を結んでいます。
 つまり、円の為替防衛という意味であれば日本はもはや他の国と通貨スワップ協定を結ぶ必要はないわけです。
 それでも、日本はインドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアといった国々と通貨スワップ協定を結んでいます。
 円の国際的影響力を増していうという意向と、そういった国々とは「信頼で結ばれている」という前提があるからですね。

 韓国とはそれがない。
 民間ではともかく、少なくとも政府間では問題を終結させようとした慰安婦合意ですら守ることができない。
 合意で謳われていた日本大使館前の慰安婦像の撤去どころか、釜山の日本総領事館横にまで像を建ててしまう始末。
 それであれば「約束を守れない相手なら貸した金も帰ってこないかもしれない」わけですよ。
 それなのに、「約束を守らない」と前もって宣言しにきた相手から「通貨スワップ協定の協議再開をお願いしたい」とか外相会談で言われてしまう滑稽さ。

 韓国政府が……というか、ムン・ジェイン政権が対日外交を二軍扱いにしようとしてもそれはそれで問題ないのです。
 でも、そうするのなら自分たちの要望が通りにくくなるということも覚悟しろって話。
 「心の通い合う友人になりたい」のであれば、最低限約束を守れるようになれってことですね。
 これまでは旧宗主国としていくばくかの金を恵んできたけども、そんな時代はもう終わったのです。
 それも韓国が好んで終わらせたのですから。
 戦後70年以上が経過しているのですから、そろそろ独り立ちしてくれってことですわ。

韓国銀行総裁が「日韓通貨スワップ協定を再開したい」と寝言を言っている模様……これまでの経緯を見てみよう

「韓・日通貨スワップの再延長を準備」韓銀総裁(毎日経済新聞)
李柱烈(イ・ヂュヨル)韓国銀行総裁は日本との通貨スワップに対する関心を表明した。また、米国が基準金利を上げてもわが国の経済事情を優先考慮し、「引かれ式」の金融政策は行わないという意志も明らかにした。

20日(現地時間)、韓・スイス間の通貨スワップ契約署名式のためにスイスのチューリッヒを訪れた李総裁は、記者たちと会って「通貨スワップは相手国の経済事情が堅実だという判断と信頼があってこそ可能な条約」だと強調した。今後の他の基軸通貨国との追加的な協定と関連して、李総裁は「6大基軸通貨国の中では日本が関心事」だと明らかにした。

李総裁は「今は環境が良くないが、中央銀行間の交流を定期的に行っているので、時間が経過すれば通貨スワップの話を自然に行うことができると考えている」とし、「それに備えて中央銀行間の交流をうまく維持している」と付け加えた。韓国と日本は2001年から通貨スワップ契約を結んできたが、独島と少女像の設置問題をめぐって国家間の外交葛藤が浮き彫りになり、2015年の契約満了後の再延長議論が中断した。
(引用ここまで)

 毎日経済新聞はどうも機械翻訳に頼っているっぽいので、韓国版の原文も見てみたのですが。
 本当に「日本との通貨スワップ協定は関心事」って書いてあったなぁ。この状況でなんで通貨スワップ協定が締結できるとか思っているのやら。
 ついでなんでここ数年の日韓通貨スワップ協定についての時系列を軽く並べてみましょうか。

 そもそもその協議再開自体が韓国側から求めてきたものでした。
 2016年8月に麻生財務相から「向こうから話が出れば検討する」と言明されたあとの財務相会議で話題が出て、聯合ニュースが「日韓通貨スワップ協定再開!!!」という速報を出すほどのニュースとして扱われました。実際にはこれが「協議再開」だったわけですけどね。
 当時も韓国メディアからは「韓国側がプライドを捨てたと日本側がことさら言い立てるのは望ましくない」なんて話が出ていたものでした。
 土下座したけど土下座したって指を指すなという話です。つまり、土下座してるってことなんですが。

 パク・クネの弾劾騒ぎがあって麻生財務相曰く「誰が交渉相手なのかも分からない」ってことで2016年の年内の再開はなくなりました。
 その後、日本政府が釜山の慰安婦像設置に対抗措置を講じて、2017年の初頭に再開協議が中止されてますね
 直後に麻生財務相から「約束を守れない相手に金を貸したら戻ってこないかも知れない」と煽られてましたっけ。
 それからこっち、韓国政府は「日本との通貨スワップ協定は必要ない、日本が先に求めるのなら別だが」とか「こだわる必要はない」だの強気の発言を連発していました。

 去年の年末、カン・ギョンファ外交部長官が来日した際にはいきなり「日韓通貨スワップ協定の再開」を願い出てたりもしました。
 で、今回は韓銀総裁から「日韓通貨スワップ協定に期待している」と直接の言及。

 韓国としてみたら「政経分離の原則ガー」とか言うのでしょうが。
 何度も何度も書いていますが、通貨スワップ協定は政治的事柄なのですよ。そもそも通貨スワップ協定自体がイ・ミョンバクの天皇謝罪要求から「日本国民の了解が得られない」という理由で漸減していって消滅したのですよ。
 再開協議も韓国が慰安婦合意を守らないからポシャったわけで。
 そこから毫ほども状況が好転していない、むしろ悪化するだけ悪化しているのに、なんで経済協力だけは別なんて考えられるのやら。
 それこそ「約束を守らない相手に金を貸すバカはいない」って一蹴されて終わりでしょ。
 産経新聞あたりが週明けの官房長官記者会見で質問してくれませんかね。

対談なのでさらっと読めます。
韓国リスク 半島危機に日本を襲う隣の現実 (産経セレクト)
室谷克実 / 加藤達也
産経新聞出版
2017/12/30

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