楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

空母

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アメリカ「北朝鮮への圧力として空母を三隻送った! 日米韓で合同軍事演習だ!」→韓国「中国に三不を誓ってしまったので三国での合同軍事演習はできません……」

米空母中心の韓米日合同訓練、韓国の反対で白紙に(朝鮮日報)
韓日米「空母」連合訓練、韓国が拒否(中央日報)
 米国の原子力空母3隻が参加し、北朝鮮に対して武力を誇示するという性格の大規模海上訓練が、11日から14日まで東海(日本海)で行われる。韓半島(朝鮮半島)周辺に空母機動部隊が3つも集まるのは、6・25(朝鮮戦争)以来3度目。このため、当初米国は韓米日3カ国の合同訓練を提案していたが、韓国側の反対で白紙になり、韓米だけの合同訓練として行われることになった。11日に予定されている韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平国家主席の韓中首脳会談や、韓国政府が中国と「高高度防衛ミサイル(THAAD)合意」を行って表明した「三不」の立場が理由なのかどうか、注目されている。

 韓国軍の消息筋によると、先月米国はドナルド・トランプ大統領のアジア歴訪の期間に合わせ、3つの空母機動部隊を動員した東海での訓練を計画し、韓国と日本に3カ国合同訓練を提案した。米空母3隻が日本の海上自衛隊の艦艇に護衛され、東海に設定された韓国海軍の作戦水域(KTO)に順次入ったら、韓国海軍の艦艇も加勢して空母の護衛作戦、航空作戦、航空射撃などさまざまな訓練を3カ国合同でやってみようというものだった。しかし韓国側が難色を示したことにより、3カ国合同訓練は白紙になった。日本の艦艇はKTOに入る前まで米空母機動部隊に同行し、KTO内では韓米の艦艇だけが一緒に訓練をするものと決まった。
(引用ここまで)
韓国国防部のムン・サンギュン報道官は前日、「韓日米連合訓練計画はない」と述べたが、その理由は説明しなかった。

しかし政府消息筋は「高高度防衛ミサイル(THAAD)問題を解決して韓中首脳会談をすることにした過程で中国と合意した『韓日米安保協力は軍事同盟に発展しない』などの『3不(No)原則』に基づく措置とみられる」と伝えた。
(引用ここまで)

 アメリカは対北朝鮮を想定した軍事演習なので、日米韓の連携練度を高めておきたいでしょうね。
 日本にとっては集団的自衛権を行使する可能性を論ずるシチュエーションとしては、対北朝鮮が最大のものとなるでしょう。それだけに当該海域での準備をしっかりとしておきたい。データも取っておきたいことでしょう。
 さらにこの海域で三カ国が合同軍事演習することで北朝鮮に与える圧力を最大化できる。
 日本とアメリカの利害は完全に一致しています。

 その一方で韓国は宗主国である中国に「三不」を誓って冊封国と認定していただいたので、作戦水域での日米韓演習を許すことができない。
 これまでも中国の意向を気にして様々な制約を自ら課してきた韓国でしたが、もはや「三不」に逆らうことはなにひとつできなくなったと見るべきでしょう。
 つまり、禁じられていることはTHAAD追加配備、日米韓の三国軍事同盟、ミサイル防衛への参加だけではない。
 それに類すること、延長線上にそれらのことがあると思われることは禁止事項なのです。

 ……これ、もはや独立国であるとはいえませんね。
 李氏朝鮮末期そっくりです。
 カン・ギョンファは閔妃、王毅は袁世凱になるのかな。
 まあ、一般的に見て「三不」の誓いは主権放棄なので当然といえば当然なのですが。

 ムン・ジェインの就任から約半年。これまでほとんどなにもしてこなかった韓国外交ですが、動き出すと同時に馬脚を露わしてきました。
 いやぁ……さすがにここまでひどいとは想定していなかった。これまでの経済政策をはじめとした内政を見てきて外交も相当にひどいだろうな、というのは予想できていたことですけども。
 正直、ここまでなにもできない……というか、なにもかもしっちゃかめっちゃかにしてくるとは想定外。

悪名高き皇帝たち──ローマ人の物語[電子版]VII
塩野七生
新潮社
1998/9/30

空母レーガン、ルーズベルトに続いてニミッツが第7艦隊管轄海域に……空母3隻が集結か

米軍第7艦隊管轄海域 空母3隻態勢に 北朝鮮への圧力強化か(NHK)
アメリカ軍は、北朝鮮情勢への対応に当たっている第7艦隊の管轄海域に、空母「セオドア・ルーズベルト」に続いて「ニミッツ」が入ったと発表し、西太平洋からインド洋で活動する空母は、「ロナルド・レーガン」も含めて3隻となりました。

アメリカ軍は25日、空母「ニミッツ」と5隻のミサイル駆逐艦などからなる第11空母打撃群が、中東での任務を終えてインド洋周辺の第7艦隊の管轄海域に入ったと発表しました。 (中略)

第7艦隊は、空母「ニミッツ」の今後の活動について、「管轄海域を通じ作戦への支援に備えることになる」としていますが、具体的な計画については明らかにしていません。
(引用ここまで)

 空母ニミッツが第7艦隊管轄区域に入ってきて、空母ロナルド・レーガン、空母セオドア・ルーズベルトと3隻の空母が同一の管轄区域に存在することになりました。
 以前から複数の空母が集結することは戦争開始のサインだという話をしています。
 3隻の空母が来ることがあれば大事(おおごと)だ、とも書いています。

 ただ、まだ第7艦隊の管轄区域に3隻の空母がいるというだけで、朝鮮半島海域ではない……という言い訳はできますかね。
 第7艦隊の管轄区域は西端はインド洋からで、東端はアラスカの西側からこっちの西大西洋。南半球まで入っているので相当に広大です。
 なので単純に「第7艦隊区域に加わった」だけでは、なんともいえないのですね。
 実際にニミッツがどこへ行くのかは明らかにされていません。

 一方、もしニミッツが朝鮮半島海域にきたとするとこれはかなりシグナルとしては濃厚なものになります。
 空母カール・ビンソンも含めると当該海域での訓練経験がある空母は4隻になります。
 イラク戦争、湾岸戦争では投入された空母は6隻。どちらも地上戦あり。
 以前から「対北朝鮮では(中国に配慮して)地上戦はない、あっても斬首作戦等の特殊部隊が上陸するのみ」と言われています。
 その場合、空母をはじめとした打撃群の数がイラク戦争や湾岸戦争と比べたときに増えるのか、減るのか微妙なところ。

 ただまあ、確実に時計の針は進んでいるということは言えるでしょう。

海上自衛隊「装備」のすべて 厳しさを増すアジア太平洋の安全を確保する (サイエンス・アイ新書)
毒島 刀也
SBクリエイティブ
2016/11/15

韓国で非常用持出袋がギフトで大人気、その一方でまたもや複数の空母が朝鮮半島海域に接近中……

今年の秋夕ギフトセット、非常持ち出し袋が人気(朝鮮日報)
【萬物相】「非常持ち出し袋」が秋夕の贈り物とは(朝鮮日報)
 9月22日、ソウル市江南区のある海運会社が社員に秋夕(チュソク=中秋節、今年は10月4日)の贈答品として「非常持ち出し袋(避難袋)」を配ったという。重さ5.5キログラムの非常持ち出し袋には、非常食・使い捨て毛布・寝袋・ガスマスク・ヘルメット・携帯用ラジオ・携帯用ランプなどが入っていた。この会社は社員たちに「国内外の情勢を考慮して、是非とも用意しておくべき物を選んで非常持ち出し袋に入れて配った」と説明した。この会社に勤める社員が非常持ち出し袋の写真を撮ってインターネット上のコミュニティー・サイトに掲載して、こうした経緯が明らかになった。この写真を見た人々は「地震などの備えに対する心配が多い昨今、役に立つ」「このところ非常用品をいろいろ取りそろえて非常持ち出し袋を用意しているが、会社でやってくれるなんてうらやましい」などと書き込んでいる。
(引用ここまで)
 非常持ち出し袋を売るネットショップには注文が殺到、今注文しても配送は秋夕以降になるという。「まさか」と言っていた人々も、今は「もしかしたら」と思うようになったのだろうか。日本から輸入されたという非常持ち出し袋まで登場した。 (中略)

 あまり目にしたことのない品物も少なくない。鉛筆削りのように持ち手を回すと自家発電して放送が聞けるラジオが人気だという。このような手動式ラジオでなくても、携帯用ラジオの売上は大幅に伸びている。スマートフォンは敵が電磁パルス(EMP)攻撃をしてきた場合、無用の長物となる。非常食は「アルファ米」という米が使用されており、お湯さえ注げばご飯になる。 (中略)

 秋夕の贈答品は世相を反映する。好景気時は牛カルビ・イシモチ・フルーツのギフトセットが増え、不況時はハム・煮干し・食用油・海苔(のり)のギフトセットなどが流行した。変わらないのは感謝の気持ちをやり取りすることだった。非常持ち出し袋が秋夕の贈答品として登場したのを見ると、感謝というよりも安全を贈り合わなければならない時代が来たようだ。
(引用ここまで)

 韓国のチュソク(秋夕)の季節につきものといえば帰省と贈り物。そしてそれが変容したボーナス。
 中国・台湾でも月餅を送る風習から、雇用者がボーナスを出すようになってますね。
 いつだったか中国の電子メーカーで中秋節の月餅とボーナスが取り消されて怒りのストライキがありました。中華文明圏ではこの時期に贈り物の風習があるという理解でよいのではないでしょうか。

 で、そのチュソクの贈り物で「非常用持ち出し袋」が売れている、というお話。
 4月頃はなんでこいつらはこれほどまでに当事者意識がないんだっていう話をしていましたが、ようやくじわじわと「すぐ隣に戦争の火種がある」ことに気がつきつつあるというところですかね。


 そして、空母ロナルド・レーガンと空母セオドア・ルーズベルトが朝鮮半島に近づきつつあるとの話。

韓半島に来る「レーガン・ルーズベルト」... 同時に北圧迫(SBS・朝鮮語)

 朝鮮半島の海域に複数の空母がくるのは5月以来ですかね。
 このニュースのコメントで空母ジョン・C・ステニスも来ているんだってのがありますが、ステニスは母港のキトサップに停泊しているはずです。
 少なくとも先月26日に更新されているUS Carrier Strikes Group Locationではそのようになっています。
 3隻の空母が来るようであれば大事ですが……。さて。


韓国人「韓国は空母保有国になれていたはずなのに!」……いや、助かってるだろ、それ

【コラム】残念な韓国の歴史場面…空母「ミンスク」を蹴った(中央日報)
韓半島(朝鮮半島)は緊迫する。恐怖の絶対核兵器、先端戦略爆撃機が舞台を埋める。韓国の武装力は助演だ。その厳しい状況は過去のエピソードを思い出させる。22年前、韓国は空母の臨時保有国だった。ロシア製「スクラップ空母」2隻を保有した。

空母「ミンスク」。スクラップの用途で韓国に売却された。ひどく錆つき、武装機能は破壊されていた。しかし外観と骨組みの損傷は大きくなかった。生まれ変わる潜在力は少なくなかった。その時期、中国はウクライナから空母(「ワリャーグ」)を買い取った。その船を10余年後に再誕生させた。中国初の空母「遼寧」だ。「ミンスク」は「遼寧」と比較される。両空母の原籍はソ連。「ミンスク」のエピソードはこうだ。

91年12月、ソ連が崩壊した。国が混乱すれば軍事力の維持は難しい。94年のロシアの決定は空母の放棄と退役。海外入札にかけた。売りに出された太平洋艦隊の空母は「ミンスク」と「ノヴォロシースク」だ。両空母は威力的な戦略資産だった。世界33社が入札した。韓国の中堅貿易会社(英流通)が落札した。チョ・ドクヨン英流通会長は産業化時代の挑戦と闘志を持っていた。

「ミンスク」の価格は460万ドル(当時の為替レートで37億ウォン)だった。「ノヴォロシースク」は430万ドル(34億ウォン)。驚くほど安い。黒豹タンク(K2)1台分にもならなかった。最近話題になっている原子力潜水艦の建造費用(推定)は2兆5000億ウォン(約2460億円)。両空母は短い期間で退場した。活躍年数は15年(「ミンスク」)、11年だった。米空母「エンタープライズ」の運用期間は50年だった。「ミンスク」は「キエフ」(航空巡洋艦)級空母だ。巨大で魅力的だ。排水量3万8000トン(満載4万5500トン)、全長273メートル。飛行甲板195メートル。大きさは米空母より小さい。しかし巡洋艦の強みを持つ。攻撃の筋肉質では上回った。両艦艇はソ連時代に米海軍第7艦隊と対抗した。

その空母がその価格で処分された。スクラップの塊りの重さで契約された。当時、日本の放送NHKが韓国を牽制した。「主要装備がそのまま装着されている。軍事用に転用が可能」。その報道は刺激的だ。ロシア海軍は指揮・防空・標的探知の主要装備を壊した。そのような状態で95年10月、両空母は太平洋艦隊の港(ソベツカヤガバン)を離れた。曳き船に引かれて5日後、浦項(ポハン)沖に来た。予想しなかった試練が待っていた。

空母入港反対の激しいデモがあった。環境団体が先頭に立った。空母解体時の油流出、放射能汚染問題を提起した。両空母は原子力空母ではない。ディーゼル推進だ。しかし怪談が広まった。「ノヴォロシースク」はポスコで解体された。その過程でスクラップの中に隠れていた宝物が飛び出してきた。滑走路用の特殊鋼が発見された。逆設計ができた。それは当時の権寧海(クォン・ヨンヘ)安全企画部長の主導的作品だ。学習の結果は「独島(ドクト)」建造過程に投入された。

「ミンスク」はそのような運命も拒否された。どの港も受け入れなかった。鎮海(チンヘ)の海軍埠頭に入った。当時の海軍のスケールは沿岸作戦にとどまっていた。空母は大洋海軍の象徴だ。海軍は「ミンスク」を厄介者扱いにした。しかし危機は機会だった。「空母解体が不可能、それなら再構成・改造に方向転換をするべきでは」。空母復活条件が逆説的に形成されたのだ。磨きあげれば可能だった。韓国の造船とIT技術は世界最高だ。そのような力が「ミンスク」に適用されなかった。それは国家意志の不足のためだ。国防の想像力は貧弱だった。安保の主人意識欠乏は長く続いている。環境団体との対立は避けられない。それを突破するのがリーダーシップの決断だ。

その頃の国際情勢は今とは違った。中国がライオンの爪を見せる前だ。北朝鮮は苦難の行軍の時期だ。米国の協力を得ることができた。しかし宝物の真価は伏せられてしまった。それを足で蹴ったのだ。元ロシア駐在武官のユン・ジョング提督(予備役)は胸が痛むという。彼は「我々の国防の歴史で最も残念な場面」と語った。

中国の購入空母は未完成状態だった。工程率70%。購買(2000万ドル)条件の用途は海上カジノ。しかし条件は意味がない。国家指導部の決心が重要だ。「遼寧」は中国海軍力の威容だ。貿易人チョ・ドクヨン会長の快挙は悲劇に終わった。98年の通貨危機の頃、「ミンスク」は中国に売却された。「ミンスク」は「明思克(ミンスク)航母世界」(ミンスク・ワールド)の看板を掲げた。広東省深センの海上テーマパークでだ。昨年「ミンスク」は江蘇省南通海上公園に移された。

宋永武(ソン・ヨンム)国防長官の野望は原子力潜水艦だ。彼は佐官時代、「清州(チョンジュ)」の艦長だった。彼の記憶の中で「ミンスク」はどんな存在だろうか。「ミンスク」の悲運は韓国の力不足を表す。それは生きている教訓だ。
(引用ここまで)
 ミンスクに関しては韓国を経由していることはなんとはなしに知っていたのですが、ノヴォロシースクについては恥ずかしながらまったく知りませんでしたわ。
 こんなことがあったのですねぇ……。
 ソ連崩壊直後はこういった感じで、なんでも売りに出ていたのです。

 韓国が原潜用原子炉の技術を所有している、あまつさえ原子炉の現物を持っているらしいという話もあるのですが、これもソ連崩壊時に流出したものではないかと言われています。
 もう、当時はなんでもかんでも売りに出ていたようですね。
 手で持っていけるものであれば社員(共産主義なので社員ではないですが)がなにもかも持ち出して、西側に売っていたなんて話もあります。
 テトリスの生みの親であるアレクセイ・パジトノフがあまりにも「あれをくれ、これをくれ」と言うので某所で「アレくれい・パジトノフ」と呼ばれていたのもやむなしといったところ。

 さて、この記事は韓国人記者の「うまくすれば空母所有国となっていたのに!」という視点で書かれていますが。
 空母だけあってどうすんのって話ですわ。
 艦載機もなけりゃ、艦載ヘリもない。エンジンもオミットされていてどんがらだけ。自力航行もできないスクラップ。
 記事中では「韓国は造船大国であり、IT大国であるから云々」と書かれていますが、そんな風に変な自信を持って「利益率が高い!」って飛びついて、大赤字を出したのが海洋プラントでしたっけ。

 韓国人的には「スペインもイタリアもタイですら空母を持っているのに!」という感覚なのでしょうが、キエフ級にはカタパルトもジャンプ台もなし。ハリアーしか艦載用の機種が存在しない。
 それなのに4万トン級の経費だけはかかる。
 むしろ、スクラップとして活用したことで助かってますわ。
 逆に空母保有国となっていた韓国を見たかった気はしますけどね。お笑い韓国軍的な意味で。

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柿谷 哲也
SBクリエイティブ
2010/9/15

残念? 朝鮮半島海域で空母3隻の集合ならず。カール・ビンソンは来週にも朝鮮半島海域へ到着

「米空母3隻が韓半島集結」はウソ…ニミッツは中東へ(朝鮮日報)
 米国の軍事専門サイト「ディフェンスニュース」は17日(現地時間)、米太平洋司令部の関係者の言葉を引用し、空母3隻が数週間以内に韓半島周辺の海域に集結するという最近のニュースを同関係者が否定したと報じた。同サイトは「(空母)カール・ビンソンがシンガポール南側のインド洋でオーストラリア海軍と合同演習を実施している」とした上で、「カール・ビンソンがすでに韓半島の周辺海域に到着している」という報道が相次いでいることに複数の太平洋司令部関係者が驚いている、と伝えた。

 また、米国の海軍専門週刊誌「ネイビータイムズ」も同日「(韓半島に向かっているとされる空母)ニミッツは現在、今夏の配備に向けて最終段階の準備に入っている」と報じた。ニミッツはイージス巡洋艦1隻とイージス駆逐艦4隻と共に第11空母打撃群(CSG)を構成し、韓半島周辺ではなく中東方面に戦闘機などを載せて向かう予定だという。

 インターネットでは最近、南シナ海から韓国の東海(日本海)方面に北上している空母カール・ビンソンと、現在日本の横須賀で整備中の空母ロナルド・レーガンに加え、米国カリフォルニア周辺海域を拠点とする空母ニミッツも韓半島に向かっているという一部海外メディアの報道を受けて「4月戦争説」が流れていた。とりわけ今月14日には日本の時事通信が「カール・ビンソンのほかにニミッツも(第7艦隊の担当区域である西太平洋に向かって)航行中」と報じたことから不安がますます高まっていた。
(引用ここまで)

 最初に3隻が合流というニュースがあった時点からニミッツの合流はないかなとは思っていましたが、案の定。
 北朝鮮を相手にするのであれば、カール・ビンソンとロナルド・レーガンの2隻で充分でしょう。場合によっては1隻でも行けるとは思いますが、2隻あったほうが保険が効きますから。

 カール・ビンソンは演習を終えて朝鮮半島に向かっているとのことで、到着は来週中になるとのこと。言いかたがなんとも微妙なのですが、どんなもんなんでしょうかね。
 個人的には27日の攻撃はない。すなわち、もうちょっと長く中国にボールを持たせておくのではないかと考えているのですが。

 向かわせる直前にオーストラリア海軍と演習をしている、というのがなんとも不気味。
 さらに朝鮮半島海域に到着したら海上自衛隊とも合同演習が控えているそうで。
 周辺同盟国と歩調を合わせる必要があるからですかねー。
 ちなみに3月頭に行われた大規模な米韓合同演習であるキーリゾルブにカール・ビンソンは参加しているので、韓国軍との合同演習はすでに経験済み。ふむ。

帝国海軍空母大全 (学研M文庫)
菊池征男
学研プラス
2009/6/12

朝鮮半島海域に空母3隻が集合!? カール・ビンソン、ロナルド・レーガン、ニミッツが……

「米空母3隻が韓半島集結」報道、韓国軍は否定(朝鮮日報)
 一部の海外メディアは最近、日本の横須賀に配備されている空母「ロナルド・レーガン」と、シンガポールから韓半島方面へと向かっている空母「カール・ビンソン」のほか、米国ワシントン州ブレマートンを母港とする空母「ニミッツ」も間もなく西太平洋に進入すると報じた。

 しかし、現存する米国の空母の中で最も古いニミッツ(1975年就役)は2015−16年に大々的な整備が実施され、最近まで南部のカリフォルニア近海で配備前訓練(COMPTUEX)に参加していた。ニミッツが西太平洋または韓半島の周辺海域に向かっているという一部報道について、国防部の関係者は「そのような話は聞いていない」と話した。国策研究所の関係者は「ニミッツまで西太平洋に配備されれば、米国本土の西部を守る空母が『ルースベルト』しかなくなってしまう」として「三つの空母戦団を1カ所に集めるのは米国の軍事戦略にも合致しない」と指摘した。

 一方、カール・ビンソンは当初、北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席の105回目の生誕記念日に当たる4月15日前後に韓半島周辺に到着するとの報道が多数あったが、これは事実でないことが確認された。一部では、朝鮮人民軍創設85周年(4月25日)を控えて北朝鮮が挑発を仕掛ける可能性があるため、カール・ビンソンが25日前後に東海(日本海)に到着するのではないかとの見方が出ている。
(引用ここまで)

 実際にニミッツが現状でどこにいるのかは分からないのですが、これはちょっと面白い話。
 つまり、海外のニュースサイトはニミッツまで参戦するのではないか、と見ているところもあるということなのです。
 朝鮮半島近海に空母3隻体制だったら確実にやるだろう、という認識があるということですね。
 ま、ニミッツが向かうなんてこた、実際にはないとは思いますが。ジェラルド・R・フォードと交代する最後のご奉公って時期ですしね。
 こういう話題が出ること自体が、メディアの多くが「現在は戦争の前段階にある」と認識しているということなのでしょう。

 ちょっと前に書いたように、個人的には空母ロナルド・レーガンが朝鮮半島海域に入って2隻体制になったら本気だと考えています。
 ちなみに現在、ロナルド・レーガンは1月に4ヶ月のメンテに入るということでドック入りしています。つまり、メンテ明けは今月末から5月頭。
 どうなるかはまだまだ分かりませんが、 カール・ビンソンの朝鮮半島海域到着が25日前後であるという話には27日爆撃説とのちょっとした符合を感じますかね。

 そういえば、長嶺韓国大使が緊急帰任したときにさんざん、「安倍ガー」とか言ってた人たちはいまごろ息しているのかなぁ……。

武器の世界地図 (文春新書)
21世紀研究会編
文藝春秋
2015/7/20

韓国人「韓国が空母を保有し、艦載型KF-Xを搭載すれば中国もアメリカも一目置くはず! そして日本は国富を受け渡すはずだ!」……妄想乙

トランプの時代、韓国型空母建設に国益を最大化する必要がある(アジア経済)
次に、韓国はどのような準備をすべきか? 4万t級の韓国型空母の建造を介して、米国の対中国包囲網に積極的に加担する必要がある。韓国型空母の建設を介して低迷期に入った造船業を生かしながら、海上作戦ヘリコプターとKF-X(韓国型戦闘機)を変形した艦載機を国内開発することで、造船業と航空産業を同時に発展させる必要がある。新型艦艇建造技術を蓄積して軍事技術と艦載機を輸出することで、防衛産業を国の新成長動力として育成する必要もある。

空母が建設できたのであれば、我々の目前の海を通って太平洋に進出しようとする中国海軍の計画を牽制することができる。中国は韓国の顔色を見ることになるだろうし、米国と日本は韓国にもっと頼るようになるだろう。北朝鮮と中国の挑発を最先鋒で受け止めているので、日本に安全保障借款を提供するために、米国を介して圧迫すれば日本から多くの部分で譲歩を受けることもできるだろう。

米国は第2次世界大戦当時、真珠湾を空襲した日本をまだ信じていない。したがって、韓国がアジアで警察の役割を米国と一緒に実行することを望んでいるので、米国をよく説得すれば日本の国富を一部韓国に持ってくることもあるだろう。米国も根本的には日本が大きくなることを望まないのだからなおさらだ。トランプの当選が韓国にはむしろよい機会なのである。

チェ・オソク韓国防衛産業学会会長
(引用ここまで)

 またおまえか。
 以前にも「艦載型KF-Xを搭載した4万トンの韓国型空母を建造しよう」というネタがあったのですが。
 まったく同じチェ・オソクなる人物によるものでした。というところに言及できるのが楽韓Webの積み重ねというわけですかね。

 今回の記事は「トランプが次期大統領として当選したから、こういう流れになる。それに対して韓国はどう動くべきなのか」という体裁になっているのですが。
 言っていることが1ミリも変わっていないという。
 いわく「中国への牽制になり、アメリカからは感謝され、日本を島国の中に押し込めることができる」と。
 韓国軍出身の保守派の論客っぽいのですが、韓国の国力の見極めができていないというか。

 ソ・ギョンドクが安倍総理のアメリカ議院演説を阻止しようとしていたときにも「真珠湾を思い出せ!」みたいな広告を出していましたが。
 「真珠湾攻撃をした日本をアメリカは信用していない」という考えは、濃度の差こそあれども韓国人の多くが共有しているっぽいのですよ。
 アメリカは韓国と共に朝鮮半島を守るために戦ってくれた血盟国家であり、アメリカにとって韓国の重要度は日本よりもはるかに上なのだ、というように。

 朝鮮半島は「韓国を守るため」ではなく、純粋に地政学的な問題だったのですがね。
 ついでにいえば日韓併合も。
 なので「韓国は重要な国だ」という前提が間違っているので、結論も間違っている。

 そもそも空母を1隻持ったからってそんなにプレゼンスが上がるわけないだろうに……。
 まあ、「空母保有国」という言葉が魔力を持っているのは確かなのでしょうけどねー。

艦隊これくしょん -艦これ- ねんどろいど 空母ヲ級 (ノンスケール ABS&ATBC-PVC 塗装済み可動フィギュア)
グッドスマイルカンパニー
2014/6/22

韓国人「韓国型空母が必要だ、米中日に韓国の重要性を思いしらせるために!」「艦載型KF-Xもできるはず」

中国の南シナ海掌握陰謀「韓国型空母で対応しなければ」(Global Defence News/朝鮮語)
最近、中国が南シナ海を自国の領海に宣​​言してサンゴ礁の人工島を建設するなど、海上軍事基地化をしようとしており、周辺国の不安を加重させている。これ米国は、日本、ベトナム、フィリピンなど南シナ海周辺国を糾合して、中国の海上勢力が膨張することを牽制している。もし南シナ海が中国の領海と認めになって、その水域を通過するすべての船舶が中国港湾当局に報告をして通航しなければならない状況が発生した場合、韓国に入ってくるすべての戦略物資に対する詳細な情報を中国政府が「手のひらの手相」を見るように知ることができるのである。

これに対して海上検閲をしようとしたり、海上制御をすれば大韓民国は憲法で保障された主権を実質的に喪失することになる可能性がある緊急事態なのである。しかし、残念ながら遠い海で起こっていることなので、私たち国民は大韓民国の主権が実質的に脅かされている重大な事案について真剣に考えていない状況である。 (中略)

大韓民国海上交通路を確保して主権を実質的に保ち、低迷している大韓民国の造船産業と防衛産業を新しい成長動力として育成するためには、4万トン級空母とイージス艦と大型護衛艦艇の大々的な投資が必要な状況である。 (中略)

現在KF-X事業が進められているが、4万トン級空母が導入されれば、今後開発されるKF-Xの戦闘機も空母用に改造して搭載することになると大韓民国の航空業界や造船産業など先端産業を短い期間内に飛躍で成長させることができると予想される。フランスの「ラファール」戦闘機もフランス海軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」に搭載されて運営されているので、私たちのKF-Xも空母搭載が不可能ではないと考えられる。 (中略)

もし私たちが4万トン級空母と護衛船団を備え、南シナ海で私たちの商船を保護するという名目で活動するなら、米国の空母がその水域を空ける間に米国と周辺国が韓国政府に助けを求めることもできる。逆に中国政府は私たちの政府との衝突を避けるために、より多くのニンジンを提示することができる。もし空母の南シナ海活動について、中国が韓国企業に経済的報復をすると脅しをするならば、私たちの政府は「韓・米・日三角同盟を正式に結ぶことができる」と、むしろ切り返せるようになるので、むしろ中国に対して大きな音を打つことができるようになる。

現在、米国を中心とした韓米同盟と日米同盟が構築されているが、2つの同盟が韓・米・日三角同盟に正式に発足して陸・海・空・海底・宇宙・サイバースペースで同時多発的中国に圧力を加える最悪のシナリオを中国は望んでいないので、私たちの海軍の空母は規模は小さくても外交的に信じられないほど大きな威力を発揮することができるのだ。私たちは空母船団を保有することになら大韓民国はアジアで「てこ」になることもあり、手榴弾の「安全ピン」の役割をすることができるため、米国と中国の両方でラブコールを受けることになると考えられる。 (中略)

空母を建設するには、莫大な予算がかかるが、「この財源をどのように調達するか?」の悩みも多くの状況である。政府からの先行投資をするなら大韓民国造船産業と防衛産業が高度化する契機になり、軍事用船舶と各種の先端防産製品の輸出にほとんど回収することができ、開発された高度な技術を業界全体で拡散させて経済的波及効果を極大化することができる。したがって空母建設に投入される費用を「埋没コスト」で見るのではなく、先端技術を確保して大韓民国業界全体の競争力と輸出競争力を向上させる投入される「投資」と事故の方向のみ切り替えると、十分に可能である。 (中略)

韓国が韓国で建造された空母・護衛艦・潜水艦と韓国型艦載機をガジゴソ南シナ海で海上作戦を展開した場合、全世界が大韓民国の造船技術と航空技術について再評価することになるだろう。軍事船舶輸出と​​KF-Xの戦闘機の輸出も増えると見込まれる。大韓民国の船舶建造技術は世界最高水準であるが、造船機資材などの部品は、世界的なレベルとの距離が遠い状況なのに空母建造を介して先端技術を確保をして、私たちの企業が納入実績を積むことができるような機会を与える必要がある。
(引用ここまで)

 南シナ海事態に対して韓国は4万トン級の空母を建設しなければならない。
 フランスがシャルル・ド・ゴールを持っているので、韓国だって持っていたっておかしくない。
 いや、むしろ持つべき。
 空母を持つことができればアメリカにも中国にも日本にも一目置かれる存在になるから。
 造船産業と防衛産業にも仕事を与えられて、韓国のプレスティージも上昇して、KF-Xの艦載型も開発できて、輸出もできる。
 なんという薔薇色の未来。

 空母なんてそこそこの国力があれば作れますが、最大の問題は維持費と運用する人員なのですよね。
 そこに一切の言及なしで「空母が持ちたい!」とか。苦笑するしかないですね。
 通常動力にするのか、原子力空母にするのかの言及もないしなぁ。

 もうひとつ面白いのはKF-Xの艦載型もできるっていうところかなぁ。
 まだ影も形も存在していないKF-Xに艦載型もできちゃう。ついでに空母の護衛艦としてイージス艦も特盛りで作っちゃう。
 予算がどれだけあっても足りませんな……。
 まあ、この「提言」の中では「輸出することですべてまかなえる」らしいので、問題ないようですが。
 これが子供の妄想で「ぼくのかんがえたさいきょうかんたい」ならともかく、士官学校を卒業した准将予備役が言っているんだから救えません。

空母入門 (光人社NF文庫)
光人社
佐藤和正
2005/11/15

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