楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

踏み絵

 相互RSS募集中です

ムン・ジェイン「米韓首脳会談ではTHAAD配備問題は協議しない。議題からも外す!」……無理筋じゃね?

THAAD:韓国大統領府、韓米首脳会談議題からTHAAD外しを提案(朝鮮日報)
 韓国大統領府が今月末、米国で開催される予定の韓米首脳会談で、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を正式な議題から外す考えを米国側に伝えたことが6日、分かった。THAADのような敏感な問題で確執を深めるよりも、北朝鮮の核問題などの懸案に集中しようという趣旨だという。

 大統領府関係者は「THAAD配備に関連した『国内的措置』が進行中であり、これはTHAAD撤回を意味するのではないということを米国側には既に伝えた。韓米両国の安全保障当局者の間で互いに理解している事案なので、首脳会談の議題からはTHAADが外されると思う」と語った。

 これについて、米国はひとまず「理解できる」と述べたが、最終的な合意はまだだという。

 これに関連して、外交消息筋は「首脳会談の議題から外されるとしても、トランプ大統領が記者会見で質問を受ければ関連発言をする可能性もあるので、それに備えている」と述べた。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「THAAD問題は韓米間で緊密に協議している」という原則的な言及にとどめると言われている。
(引用ここまで)

 ……いやいや。
 THAAD配備問題こそが、いまの韓国の対米、対中外交の本筋でしょ。
 すなわち、どちらに付くのか。 THAAD配備はその踏み絵なのです。

・先月31日にはムン・ジェインの元にアメリカのダービン上院議員が訪れて「防衛兵器であるTHAADを排除しようとすることは理解できない」と述べた。

・1-3日には韓国大統領府の国家安保室長がアメリカを訪れて、マクマスター大統領補佐官と会談してTHAAD配備問題について「韓国の行動を理解する」と言葉を引き出した。

韓国「THAAD配備撤回は絶対にない」(中央日報)

 ただし、このときも「その決定を支持する」とか「同意する」ではなく、あくまでも「理解する」まで。

・ついで5日には米韓連合司令官とミサイル防衛局局長(まさにTHAAD関連の最高責任者)が予定になかった大統領府訪問をした。

米THAAD責任者、青瓦台を急きょ訪問(中央日報)

 相次いで米国議会の重鎮やミサイル防衛局長が韓国を訪れて現状の確認や、大統領府への訪問を繰り返している。
 大統領補佐官との会談でもTHAAD配備の話は中心議題となっていた。

 今月末の米韓首脳会談でTHAAD配備の問題が話し合われないとしたら、それこそ不自然ですわ。
 本当に避けて通ることができるんでしょうかね。
 いま韓国政府がTHAAD配備を「国内問題」にしようとしていることは、「たとえいまこの瞬間、在韓米軍に向けて北朝鮮のミサイルが飛んできても防御することを許さない」って宣言していることなのですが。

 たとえ議題から外すことができたとしても、問題を先送りにしてよけいにこじらせるだけだと思いますけどねー。


ひとつの新聞に「パク・クネは中国に行け」「いや、行くな!」と真逆の記事が載るほどに韓国国論も真っ二つ

【社説】米国・日本も行かない中国の戦勝式になぜ韓国が行くというのか(中央日報・韓国経済新聞)
「朴大統領、訪米日程を公式化後に中国戦勝式典出席を」(中央日報)
韓国政府が、来月3日に中国北京で行われる中国の抗日戦争勝利(戦勝節)70周年記念式に朴槿恵(パク・クネ)大統領が参加するかどうかをめぐり苦心中だという。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が昨日「上海の大韓民国臨時政府庁舎の再開館式など諸般の事情を考慮して慎重に検討している」と明らかにしたままだ。ところが政府は数カ月前から出席する側に方向を定めていたという声が聞こえてきた。今も9月3日頃に予想される上海臨時政府庁舎再開館式が議論されているのをみれば、大統領の参謀は訪中の大義名分を探すのに腐心しているようだ。 (中略)

韓国の外交の動きはそれこそ危険だ。米国の反対を押し切って中国とのFTAと中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)を選んだ。米国ワシントンでは中国に近づく韓国と距離をおこうとする情緒がいつになく広まっている。環太平洋経済連携協定(TPP)加入がはるかに遠くなり、韓米日3角防衛協力を米日豪3角協力体制に変えるべきだという声が公然と出ている状況だ。それでもこうした親中外交で中国の対北朝鮮姿勢が変わったわけでもない。北朝鮮の核問題だけでも、中国はいまだ韓半島(朝鮮半島)の核問題だとねじって話している。「THAAD問題」も解決されていない。

それでも外交長官はこのようなジレンマをあきれたことに祝福だと自画自賛する。

かつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が「反米はほどほどにしたらどうか」と言ったいわゆる「北東アジア均衡者(バランサー)論」を想起させる。韓国外交は日本との過去の歴史フレームに閉じ込められて自らを崖っぷちに追いやっている。
(引用ここまで)
政府内では、米国との関係だけが解決されるならば行くべきだという意見が多い。ただし政府の高位当局者は「白黒論式の選択の問題ではない」と話した。また「今後の状況を見れば訪米日程を再び決定しなければならず、9月末には主要国首脳が皆参加するとみられる創設70周年国連総会がある。10月頃には韓国がホスト役をつとめる韓中日首脳会議を推進している」として「中国の戦勝行事出席の有無を基準に、韓国の下半期の外交スケジュールが変わるかもしれない」と述べた。

専門家たちは周辺国との緊密な疎通を通じて韓国の立場を適切に知らせることが重要だと助言した。国立外交院のキム・ハングォン教授は「長期的に米中それぞれに開かれた姿勢を取ることが国益に役立つので、中国の戦勝行事に行く方向で検討した方が良いようだ」として「だが、この場合は延期した訪米日程を公式化するまで発表を先送りするなど『運用の妙』を発揮することが重要だ」と話した。中国の行事に参加するとしても、延期された訪米日程を再び確定して発表する手順を踏んだ後に公式化しようという意味だ。韓米同盟の重要性を鮮明に示すことによって国益外交の一環として推進される訪中の機会費用を減らせという話だ。
(引用ここまで)

 抗日戦勝パレード出席問題。

 同じ中央日報日本語版に掲載されている社説とコラムで「出席するな」と「アメリカに一言断りの言葉を入れてから出席しろ」とほぼ真逆の話が出ています。
 中央日報といっても、前者は「韓国経済新聞」のもので後者は「中央日報」の記事でかつ専門家の弁として記事を書いているだけなのですが。
 それでも、こんなところからも韓国の苦悩が見えてきて面白いですね。

 ちなみに中央日報のスタンスは中道やや保守。韓国経済新聞というか、その親会社の韓国日報のスタンスは中道やや革新。

 韓国経済新聞の社説の最後に、「まるでノ・ムヒョンのバランサー理論だ」って書いていますが、確かにあの頃の定見のなさを思い起こさせます。
 ただ、バランサー理論ってそんなに間違った話ではないのですけどね。
 アジアの中堅国が大国となった中国やアメリカ、EUの間をうまく取り持ち政治的な影響力を高く保ち続けるって話ですから。
 思想的には間違っていないし、そういう外交戦術があるべきでしょう。

 問題があるとしたらその外交戦術を繰り広げるために必要となる外交センスや他国からの尊敬、潮目の変わりを見計る視力といったようなものが韓国にはひとつもないくらいなものです。
 現状の中国とアメリカに踏み絵を突きつけられている状態を持って、外相から「韓国は大国からもてもてで困っちゃう」なんてコメントが出るのですから、お笑いのセンスはありなんですけどね。



日本メディア「韓国はアメリカに抗日パレードに出席するなと言われた」 → 韓国政府「そんな事実はない!」

米、韓国に不参加要請 中国の抗日記念行事(日経新聞)
韓国 米の不参加要請は「事実無根」=中国の抗日記念行事(聯合ニュース)

北京で9月3日に開かれる「抗日戦争勝利記念行事」をめぐり、オバマ米政権が韓国側に「朴槿恵大統領が出席すれば、米韓同盟に中国がくさびを打ち込んだとの誤ったメッセージになる」と懸念を伝達、出席を見合わせるよう事実上求めていることが8日、分かった。米政府当局者や外交筋が明らかにした。 (中略)

 米政府当局者は、韓国が米国の反対にかかわらず中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加した例を挙げ「記念行事に韓国首脳が出席すれば、中国の思惑にさらに同調することになる」と述べた。

 米側はまた、記念行事によって中国が歴史問題で韓国と対日共闘姿勢をアピールすることを懸念しており、日米韓の協力を軸としたオバマ政権のアジア重視戦略にも影響するとの見解を伝えた。
(引用ここまで)
 韓国外交部は9日、来月初めに北京で開かれる「抗日戦争勝利記念行事」への出席を見合わせるよう米国が韓国に求めたとする日本メディアの報道に対し、「事実無根」と否定した。

 外交部当局者は聯合ニュースの取材に対し、「(外交慣例上)あり得ない話だし、実際にそのようなこともない」と明らかにした。朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席するかどうかはまだ決まっていないという。
(引用ここまで)

 さて、面白いことになってきました。
 韓国を廻って米中が駆け引きをしています。
 パク・クネは個人的には出席する気満々でしょう。
 というか、ここで出席しないと「抗日協力体制があった」という韓国の建国神話にも関わる問題にもなってしまいます。
 中国に協力して韓国臨時政府は連合国の一員として日本と雄々しく戦ったのだという建前が崩壊するのですよね。

 その一方でアメリカ側としては欧米をはじめとした西側諸国の出席を最低限にしたい。
 韓国が出席すると、西側諸国の象徴として扱われる可能性があるのでできるかぎり避けたいというのは本音でしょうね。

 でも、もはや中国の属国への道をまっしぐらの韓国としては、アメリカの干渉を最低限にしたい。
 しかも「抗日戦勝パレード」ですからね。
 卑日を国是とする韓国としては、是が非でも出席して嫌がらせをしたいところでしょう。声をあわせて「レキシニンシキガー!」を叫びたい。
 いくら告げ口外交を繰り広げても共感はいっこうに拡がっていかない。一緒になって「レキシニンシキガー、ニホンガー」と叫んでくれる唯一の国こそが中国ですから。

 この風景をまたユン・ビョンセあたりは「ウリナラモテモテ!」とでも言うのかなぁ。

斎藤一人 モテモテ道
宮本 真由美
PHP研究所
2015-03-03

 

【踏み絵】パク・クネは中国の抗日勝利記念の軍事パレードに出席するや否や?

【寄稿】朴大統領は中国の抗日戦勝式典に出席するべき(朝鮮日報)
抗日勝利記念の軍事パレード、反日色が強すぎで西側首脳陣欠席も、中国は朴大統領を熱望―仏メディア(レコードチャイナ)
 北京の閲兵式は、日本という特定の国を超え、全世界のファシスト勢力を相手にした勝利を記念する行事だ。第2次大戦当時、中国は米国と共に連合国の一員であり、韓国の臨時政府も、小さいながら一助となった。従って、韓国がこの戦勝記念式に出席しない理由はない。

 朴大統領の訪中が韓日関係に冷水を浴びせる、という見方も性急だ。安倍首相訪中の可能性があるからだ。(中略)

 朴大統領の出席は、習主席の体面を立ててやることができる。北京の閲兵式に出席する外国首脳のリストは、今年5月にモスクワで開かれた戦勝記念式のものと大きくは違わないだろう。出席する首脳の数がもう少し増えることもあり得るが、新鮮な重量級の首脳は特にいないだろう。必要とされる時に行ってやるのが、真の友だ。中国の「親・誠・恵・容・善隣外交」の成功例たる韓国の指導者が行けば、主席にとっては「千軍万馬」となるだろう。これは、韓中関係の懸案となっている韓中FTA(自由貿易協定)、一帯一路、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)、ユーラシア・イニシアチブなどを、この先中国が一層友好的に扱うよう仕向ける上で効果があるだろう。 (中略)

 行くと決まれば、太っ腹に行こう。閲兵式に出席しないとか、行っても存在感のないことはやめよう。10個の小さなプレゼントより、1個の大きなプレゼントの方がましだ。行くついでに上海臨時政府の庁舎を訪問すれば、名分はより大きくなる。決定の時期も重要だ。AIIBは実利の問題であって、決定が遅くても差し支えなかったが、9月3日の行事は名分の問題だけに、素早い決定が必要だ。米国が嫌がっても、安倍首相が行かなくても、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が行こうが行くまいが、韓国人が考えるべきは国益だ。
(引用ここまで)
ある専門家は、西側指導者の不参加はたいした驚きではなく、中国政府が最も望んでいる出席者は韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領だとし、「もし朴大統領が主席しなければ軍事パレードの意義自体が不完全になるうえ、朴大統領が米国の圧力を受けたことを公にしてしまうことにもなる」と述べた。
(引用ここまで)

 抗日勝利軍事パレードにパク・クネが出席するのかどうか。  また中国が踏み絵を出してきていますね。
 鈴置氏のいうところの「米中星取り表」に掲載されそうな大きなイベントであると。
 アメリカは「中国から正式な招待を受けていない」と言っています。実際がどうかは不明ですが。
 その他の西側諸国も招待を受けないところが多数出てくるのではないかという予想がされています。

 で、レコードチャイナの記事にもあるように、実質的には韓国をねらい打ちにしている部分もあると。
 「さて、韓国を正式に招待したけどどうするの?」と。
 アメリカの「融和を優先したイベントにしてくれ」という依頼はとても通りそうにない。
 どのような型式のイベントになるかは不明ですが、まあ「日本を叩き潰した」ということになっているのでしょう。八路軍と交戦した覚えが日本側にないとしても。
 踏み絵として充分な威力を持ったものになるんじゃないでしょうかね。
 西側諸国が出席しない中で、韓国はどうするのかと。 

 で、朝鮮日報のコラムでは「日本? 知ったこっちゃない、出席しろ」みたいな乱暴なものなのですが。
 ちょっと面白いのが「中国は連合国の一員で、韓国もその助けになった」って微妙な記述をしているところ。
 連合国ではないのだけども、一緒になって戦ったんだという韓国の建国神話を懸命になって信じこんでいる、もしくは信じこもうとしているのが分かりますね。
 韓国ではこの時期が来る度に自分たちに正統性がないという事実と、憲法にも書かれている建前との間で苦悩するのです。
 で、そのコンプレックスの解消のために日本を攻撃すると。
 かつては日本もそれにつきあってきてあげてきていたのですが、現状は「やりたいなら勝手にやれば」くらいのものになっていますね。
 ま、これが正常な関係だとは思いますが。


在韓米軍が独自に(勝手に?)THAAD配備候補地を調査。「非公式」で一気に押し切る模様

THAADの韓国配備 候補地調査済み=在韓米軍(聯合ニュース)
 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題をめぐり、在韓米軍司令部は12日に発表した資料で、「韓国にはTHAADが配備される可能性がある場所があり、将来の配備に備えて適切な場所を探すための非公式調査を行った」と明らかにした。ただ、「THAADの配備の可否や場所に関する決定は下されていない」と説明した。 (中略)

 米側は京畿道・平沢の在韓米軍基地や江原道・原州など、複数の場所で調査を実施したとみられる。調査を行ったことについて、両国の軍当局が非公式で認めたことはあるが、在韓米軍側が公式に確認したのは初めて。  

 また在韓米軍司令部は「駐留国(韓国)に対する通知も行われたことはない」とした上で、「米政府が韓国にTHAAD部隊を配備することになれば、韓国政府と十分に協議した後に行われる」と強調した。
(引用ここまで)

 先日は「非公式に話し合った→そんな事実はない」という話で。
 今回は「非公式に配備候補地を調査した。ただし、正式な決定はなにもない」ですか。

 なかなかの搦め手です。
 リッパート大使が襲撃された直後という、米韓関係が一方的になっているときに一気にやれることをやってしまおうということですか。
 文句を言えないタイミングですよね。
 アメリカ大使館に抗議に行ったとして、リッパート大使が出てきたらもうなにもできませんわ。

 そもそも調査はしているけど、非公式なものなのだからなんともいえない。
 韓国が調査に文句を言ったら「あれ、配備を拒否するの?」って話になる。
 中国が文句を言うのなら「軍事的に関係ないよね?」って韓国の同盟国であるアメリカ側からむしろ文句がでる。

 さらに調査自体を秘密裏にするのではなく「非公式に配備候補地の調査をしました」って発表してしまうことで、韓国にも中国にもプレッシャーを与え続けられる。 

 やりかた自体は先日の国防総省高官のコメントと同じですね。
 でも、さらに狡猾になっています。
 大使襲撃事件の余波が収まらないうちに、一気に寄り切ってしまおうという心持ちに見えます。
 予想通りともいえますが。


中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に韓国はけっきょく加入せず

韓国が抜けてインド合流…中国主導のAIIB、21カ国署名へ(中央日報)>

> 中国政府のある消息筋は22日、「24日に北京でAIIB創立のための総会を開催し、発起人の意味を持つ21カ国の加盟国が銀行設立に関する了解覚書 (MOU)に公式署名する予定」と明らかにした。続いて「韓国に数回にわたり参加を促したが、まだ確答を聞くことができず残念だ。しかし銀行が公式発足す る来年末まで時間があるだけに、必ず参加すると期待している」と述べた。

韓中指導者フォーラム出席のために訪韓した唐家セン元国務委員は21日、朴槿恵(パク・クネ)大統領を表敬訪問した席で、韓国のAIIB参加を繰り返し要 請したと伝えられた。唐元国務委員は朴大統領の表敬訪問後、韓国側の要人に会い、「AIIBの大勢を防ぐことはできない。韓国は早く決断しなければいけな い」とし、これを朴大統領にも説明したと述べたという。 (中略)

中国政府によると、了解覚書に署名する国は中国を含め、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国とインド・モンゴル・パキスタン・スリランカ・ネパール・カザフスタン・ウズベキスタン、アラブ圏のクウェート・オマーン・カタールの計21カ国。

当初中国の出資比率50%に不満を表したインドは、加盟国間の対話で支配構造を調整することができるという中国の意思を確認し、参加を決めたという。ホッ キー豪財務相は20日、日本経済新聞のインタビューで、「AIIB参加を前向きに検討中で、今週中に創設準備の了解覚書に署名するだろう」と明らかにし た。しかし22日現在、確認された了解覚書署名メンバーに含まれず、米国の立場を考慮して観望していると分析される。
(引用ここまで)

 おや、韓国に対して加入しろ、加入するなと米中で綱引きのあったAIIBですが、けっきょく韓国は加入せず。
 ASEAN諸国、インドは加入でオーストラリアは様子見と。
 鈴置さんのやっている米中得点表で、AIIBに関してはアメリカに白星です。

 発展途上国にとっては世銀だろうとアジア開発銀行だろうと、AIIBだろうと金を貸してくれるところであればどこでもいいし、競争相手が産まれるのであればそれもよしってところでしょうか。
 金にきれいも汚いもありませんし、開発にはお金がかかるものです。

 中国が一方的に嫌われているという見方は危険だというのが、この加入国一覧からも見えますね。
 直接的に領海領土を争っているフィリピンやベトナムはともかく、その他の国はアメリカ、日本、中国の顔色を見つつ、もっとも自国の利益になるように振る舞うのは当然のこと。
 そんな中でも日本がアジアのリーダーシップを取ってほしいという要望は実際に大きいのですが……。

 中国が嫌いだろうとなんだろうと、近隣国として存在していることは止められないわけで。
 そういう部分は日本人であれば、いやってほどに思い知っていますよね(笑)。

中国「韓国がフィリピンに中古艦を供与? おまえの主人は誰あるか、よく考えるよろし」

(スクープ)中国の露骨な「主人顔」(東亞日報/朝鮮語)

> 韓国がフィリピンに寄贈することにした退役軍艦を問題視し、中国側が韓国政府に正式に抗議した事実が一足遅れて確認された。複数の政府関係者によると、6月 10日と11日、駐韓中国大使館の高位関係者とは武官部代表が、国防部、外交部を続けて訪問し「寄贈議論を中断してほしい」と要求したという。中国側代表 は「予定通り推進するのであれば、7月の韓中首脳会談に悪影響を及ぼすこともある」と述べたと伝えられた。第三国への武器輸出や供与について、中国側がこ のように直接干渉したことは前例がない。

問題の軍艦は、5月30日にソウルで開かれた韓・フィリピン国防長官会談でキム・クァンジン長官(当時)が今年の年末までに無償寄贈することにしたポハン 級哨戒艦(1220t)1隻。韓国側はこれと共に、多目的上陸艇(LCU)1隻とゴムボート16隻を無償供与することを約束している。韓国政府は、これら の合意事項を明らかにしなかったが、フィリピン外務省は6月5日にプレスリリースを出して積極的な広報に乗り出した。発表当日にニュースを最初に伝えたの は日本の「共同通信」。日本はすでに昨年、中国牽制のための多目的哨戒艦(MRRV)10隻をフィリピンに販売することに決めている。 (中略)

 匿名の国内の中国問題専門家は「結局、この問題は5月のアジア相互信頼醸成措置会議(CICA)の後、さらに声が大きくなった北京の態度とは無関係では ない。小さくは南シナ海、大きくはアジア全体においてアメリカの影響力を遮断しようとする中国側の戦略は、今後も韓中両国の間に同様の葛藤を続けて課す可 能性が高い。韓国に対する中国の『主人顔』は、今から始まるというわけだ。我々韓国人が正確な原則と論理を立てておかなければ、こういったことがより頻繁 により露骨に起こるだろう」とコメントした。
(引用ここまで)

 元ネタはみずきの女子知韓宣言さまから

IMG_20140805_132649

 韓国海軍で退役したポハン級哨戒艦をフィリピンに無償供与するという話題がありまして。
 ちなみに供与されるのはポハン級という哨戒艦。
 ポハン級といえば2010年に北朝鮮の潜水艇に撃沈された例の哨戒艦ですね。
 かなり古いタイプのものであるとは聞いていましたが、1番艦が就役から30年経過したので退役するくらいに旧式だったのです。

 この供与に関して韓国国内では大きく扱わなかったのですが、フィリピンは大々的にプレスリリースを発し、日本のマスコミがそれを報じたと。

韓国がフィリピンに哨戒艦供与へ、南シナ海の領有権めぐり緊張(AFPBB)

 で、それに対して中国の武官と大使館関係者が即座にリアクションを起こし、韓国の国防部と外交通商部を回って「この計画を取りやめろ!」と「厳命」したのですね。
 MD、AIIBに続いてまたも韓国に課される踏み絵です。

 記事中にあるように、日本はすでにフィリピンへ巡視船という名の多目的哨戒艦をODAで供与することが決まっています。
 実質無償で10隻の新造艦を供与するわけですね。
 ベトナムと共に、供与される巡視艇は100メートル級のものになると言われています。

 それに比べて韓国がやったことといえば就役から30年が経過して退役を開始した88メートルの哨戒艦を1隻、そしてその他雑多な船を供与しただけ。
 日本のそれに比べればインパクトはかなり低い。
 それだけなのに、中国からいきなり「こんなことをするとは!」と叱られるっていう。

 誰がおまえの主人であるのかよく理解しておけと言い渡されたということですよね。

 中国からの「申し入れ」を断るのか、それとも受け入れてフィリピンへの哨戒艦供与をやめにするのか。
 これまで「経済は中国、防衛はアメリカ」と大ざっぱにやってきた韓国ですが、この「申し入れ」に対してどういうリアクションをとるのか。
 ちょっと面白く煮えたぎってまいりました。

原生林のコウモリ 改訂版
遠藤 公男
垂井日之出印刷所 出版事業部
2013-05-15

 

アメリカからはMD、中国からはAIIB。二大国から踏み絵を突きつけられた韓国

習主席来韓:相次ぐ提案に韓国困惑、北東アジア情勢激変(朝鮮日報)
>  習近平・中国国家主席の来韓は、アジア回帰戦略の駆使を狙う米国と、大国化を目指す中国の間の緊張感を高め、北東アジア外交戦争を加速している。中国は 韓国を「親戚の国」に格上げし、本格的なラブコールを送っている。韓米日の三角協力体制の重要な軸・韓国を味方に引き入れることで、北東アジアの勢力構図 を中国に有利に変えようとするものだ。(中略)

 韓中首脳会談直後の3日夜、大統領府の外交ラインに赤信号がともった。国営の中国中央テレビ(CCTV)は同日夜のニュースで「来年が抗日戦争勝利と光 復節(日本の植民地支配から解放された記念日=日本の終戦)70周年に当たることから、習主席は朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に中韓共同の記念式典開催を 提案した」と報じた。共同声明にもない内容が、韓国との事前協議なしに中国国営メディアで報じられるのは異例のことだ。韓国政府周辺では「中国側が意図的 に国営メディアを使って流したのではないか」という声も聞かれた。

 習主席は4日の特別昼食会でも韓中共同式典に言及した。朴大統領は「韓国でも意味のある行事を準備しようと考えている」と、その内容を紹介したと伝えら れている。大統領府関係者は「首脳レベルですぐに『一緒にやろう』あるいは『できない』などと言うことはできない。中国が本当は何をしたいのか、韓国が一 緒にできることなのか検討が必要だ」と話した。困惑しながらも、きっぱりと拒絶することもないというわけだ。かつて大統領府に勤務していた外交専門家は 「中国が日本の侵略の歴史に集中的に言及することで、韓国を米日との協調から引き離そうという意図のようだ」と推測した。

 習主席は4日、ソウル大学での講演で「中国はアジア・インフラ投資銀行(AIIB)創設を提案した。関連国が積極的に参加するよう希望する」と述べた。 米日が主導するアジア開発銀行(ADB、本部:フィリピン)に対抗する性格が強いとみられる。韓国政府は参加するかどうかを決めないまま、協議だけは継続 することになった。

 中国側は3日に行われた1対1の韓中首脳会談では、米国のミサイル防衛(MD)システムについて言及したという。あらゆる方面から韓米間の距離を引き離そうと試みているのだ。
(引用ここまで)

 ふむ。
 そういえば、河野談話検証で韓国政府は「外交機密が破られた! 安倍政権は韓日間の橋を燃やしてしまった!」って大騒ぎしていませんでしたっけ?
 えーっと確か「こんなやりかたで、誰が日本政府と外交をするだろうか」とかでしたっけ?

 ま、どうせダブルスタンダードなんだから気にしませんけどね。
 「え、外交機密を暴露? 中国に同じこと言ってみろよw」っていう実証例があったというだけです。

 んで、そろそろ「米韓からもてもての韓国!」みたいな話題が出てきそうですね。
 実際にはアメリカからはMD参加、中国からはAIIB参加で踏み絵を出されていて、「Show your flag!」って両方から言われているだけなのですが。


 
最新記事
スポンサーリンク
オススメアイテム
NEW GAME! 6巻
この世界の片隅に (Amazon.co.jpオリジナルメイキングDISC付)
君の名は。 Blu-ray3枚組
スペシャルエディション
4K同梱5枚組も。
ドラゴンクエストXI
過ぎ去りし時を求めて
3DS版もありますよ。
初音ミク ハートハンターVer.


匠の技 ステンレス爪切り
About This Weblog
楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

相互RSSのご連絡先等 → rakukan.net★gmail.com
★を半角@に変更してください。
なんか適当な欄w
記事検索
Twitter プロフィール
楽韓Webの更新情報なんかをお伝えしますよ
最新コメント
Monthly Archives
Categories
スポンサーリンク
QRコード
QRコード
逆アクセスランキング
Twitter
  • ライブドアブログ