楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

魚ロボット

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あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

韓国経済:技術貿易収支で絶望的な赤字、OECDでの順位はなんと驚きの……

57億ウォン浪費した「魚ロボット」、韓国政府の研究課題設定の失敗例(中央日報)
「研究院長より恐ろしいのは所轄官庁の事務官だ。研究予算を受けようとするなら事務官によく見せるべきだ」。政府系研究所A委員の哀訴だ。産業現場より政府の好みに合う研究をすることになりやすいということだ。工科大学B教授の話も似ている。「支援金対象を評価する時も論文配点が高く産学協力はおろそかになるほかはない」。

韓国政府は2013年基準として公共研究所に5兆6000億ウォンを投資した。大学にも4兆5000億ウォンを支援した。しかし毎年こうした大規模な金額を支援しても成果は大きくないという話が出る。「特許・ライセンス・技術指導」などの支出・収入を集計した「技術貿易収支」だけでも慢性的赤字を記録し、経済協力開発機関(OECD)29カ国で最下位だ。海外から買ってくる技術がそれだけ多いという話だ。 (中略)

解決法は何か。全経連はドイツのフラウンホーファー研究所を模範事例に挙げた。ここではデジタル音源に画期的に寄与したMP3圧縮技術が生まれ、電球に代わる高性能LED部品も誕生した。フラウンホーファーは欧州各国の66の研究所で構成された連合体だが、政府と関係なく各研究所の代表が自律的に研究方向を定める。

全経連は、「韓国のように政府主導で研究課題を設定するトップダウン方式は過去の追撃型産業構造に合うもの」と主張した。特に韓国では研究所を評価する際に論文・特許出願とともに「政策履行度」を見るため、顔色をうかがい結局失敗する事例が多いということだ。全経連は4大河川水質改善のための「魚ロボット」だけでも研究所4カ所が2010年から開発に乗り出したが、移動速度・距離が不十分で結局57億ウォンの損失を出したと明らかにした。
(引用ここまで)

 楽韓Webをはじめてからこっち、延々と「研究をしなければ」という話をしているのですよ。
 実際には楽韓Webをはじめる前からそういう話は出ているのです。ノーベル賞にもからめてね。

 マスコミも政府も評論家も。
 「基礎研究をなおざりにしていけない」「10年後に苦しむことになる」と。
 もちろん、韓国企業もそうですね。
 で、実際に10年後に苦しんでいることになっているわけですが。

 企業のR&Dへの投資は以前から比べればだいぶ増えました。絶対額も売り上げ比率でも。まあ、それで充分な額なのかといえば微妙なところなのですが。
 それでも多くが研究開発費ではなく、工場等の投資ですしね。
 純粋な研究費としては本当に微妙。

 で、結局のところ韓国が開発したものってなにもない。
 本当になにもなにもない。
 以前、それなりに調べたのですが驚くくらいになにもない。
 なぜか韓国人は記事にあるMP3について「MP3を開発したの韓国人」って思いこんでいるのですが、実際にはMPmanを作っただけです。
 シリコンオーディオを開発したといえば聞こえはいいですが、音楽を持ち歩くというフォーマットを開発したウォークマンの方式を置き換えただけですよね。

 まあ、魚ロボットの発想自体は面白いので嫌いじゃないですけどね。個人的には。
 自律行動する水質検査ロボ。群泳して通信しあってお互いをフォローするとかロマンがありますわ。
 でも、そんなロマンも技術力に裏付けられてこそなのですよね。
 手元にある自分の財産を最大限活かしてなにができるのかを考える。研究に費やせる時間も含めて。
 それを認識せずに「偉大な大韓民国はこのくらい簡単にできる!」って宣言して、こういうオチになるのですよね。

 ……まあ、その落差が楽韓Web的には大好物なのですが。


韓国独自の月面探査船打ち上げまであと6年、6年しかないのだ

朴大統領公約の「月面探査計画」は第2の「ロボット魚」になる(ハンギョレ)

  ソ・ヨンギョ新政治民主連合議員はこの日、国会予算決算特別委員会で「朴槿恵政権の国政課題である月面探査事業が予備妥当性調査を期日までに通過できず、 来年の政府予算案に反映されなかった。政府は年末に行われる国会の予算審議過程で400億ウォン(1ウォンは約0.1円)の予算を組み込もうとしている」 として「これは典型的な政府側の“メモ予算”」だと主張した。 本来メモ予算とは、国会の予算案審査の際に議員が自分の地方区の事業費を獲得するために予算決算委員に非公式的に予算を要請することを言うが、ソ議員は政 府が当初予算案になかった事業を組み入れようとしていることを政府側メモ予算と遠回しに言った。

 野党は政府が月面探査計画を急いで進めようとしているのは、事業の客観的な必要性よりは政治的意図があると見ている。 朴大統領は2012年12月の大統領選挙候補当時にテレビ討論で「2025年に月に着陸船を送る計画を2020年まで操り上げる」と明らかにした。 以後、月面探査事業は翌年5月の新政府国政課題に選ばれ、宇宙開発中長期計画に反映された。 2017年までに国際協力を通じて試験用月軌道船を開発し発射して、2020年には韓国型発射体を利用して月軌道船と着陸船を自力発射するという内容だっ た。 (中略)

 未来部と韓国航空宇宙研究院が今年9月に作成した月面探査事業推進計画案にもこのような憂慮が出ている。 未来部は月面探査事業の必要性として「融複合宇宙開発の試みを通じて他事業に技術を波及するなど“創造経済”に寄与でき、国家地位の向上、国家ブランド広 報、国民の自負心鼓吹、理工系活性化、青少年に夢と希望を与える」とし、「韓国型発射体の2019年試験発射、および2020年の月面探査船発射は日程上 無理があるが、挑戦的な目標を達成することによって宇宙先進国との技術格差を短縮できる」と書いた。

 政府は2017年までに行われる1段階事業に対して予備妥当性調査を実施したが、調査結果は9月末に出た。 結局、月面探査事業費は9月18日の政府予算案発表時に含まれず、9月23日に国会に提出された予算案にも反映されなかった。 その後、未来部は「経済性がある」という予備妥当性調査結果を根拠に、1段階予算総額2000億ウォンのうち来年は事業費400億ウォンを反映してほしい と該当常任委員会に要請した。

 ソ議員は「中国も発射体の完成から月着陸船の発射までに5年かかった。大統領の無理な公約履行のために血税を浪費する可能性が高い」と指摘した。 また「李明博政権の時にロボット魚開発のために57億ウォンを投じたが、結局は監査院監査の結果不良品であることが明らかになった。 朴槿恵政府の月面探査計画は第2のロボット魚事業ではないか」と批判した。
(引用ここまで)

 魚ロボットは57億ウォンを投入していますが、とりあえず笑いを取ることには成功していますから。
 そういう意味ではイ・ミョンバク政権がやった事業の中では成功したもののひとつとは言えるんじゃないでしょうかね。
 笑いというよりも苦笑ですが。

 さて、韓国独自の技術で製造されるKSLV-2の試験発射まであと3年ちょっと
 月探査船の運用まで6年となりました。
 現状、1段目と2段目に使われる予定の75トンエンジンの燃焼試験なし(試験設備が完成していないので)。

 というか、これまで液体燃料ロケットを飛ばしたことがKSR-3の12.5トンエンジンの試験1回だけ。
 それも工作精度の低さから予定高度の半分で試験は半ば失敗。

 そんな国が75トンエンジンをゼロの状態から製造して、4本クラスタさせて打ち上げる。
 無理です。 
 以前のエントリで韓国の宇宙開発史の簡単な来歴を書いているのですが、これで成功できるって思っているほうがおかしい。

 ちなみにKSLV-2開発の総事業費は、今年の頭に見積もられていた額で2兆ウォンがちょっと欠けるくらいでしたかね。
 魚ロボットの350倍ほどを費やして、どう見ても失敗にしか向かうことができない事業を延々とやり続ける気持ちが分かりません。
 まあ、22兆ウォンを費やした4大河川整備事業よりはマシかもしれませんが。 

 日本にも北朝鮮にもやれたことが韓国にできないわけがないというメンツ、チェミョンの問題にすり替わっちゃっている気がするなぁ……。
 パク・クネの政権公約でもあったのですけどね。



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