楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

4大河川事業

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今年の韓国製「抹茶ラテ」は一味違う、もはや生物の生存すら許さない!

「緑茶ラテ」よりも緑化された洛東江(KBS/朝鮮語)
35度を超える猛暑が一ヶ月近く続いて慶南と釜山地域の水源である洛東江のアオコがますますひどくなり飲料水に赤信号が灯った。

アオコを取り除くと言って先週水門放流までしたが、むしろ下流区間では、アオコがより濃くなって実効性に疑問が大きくなっている。
毎年繰り返される現象であるが、今年はさらに深刻だ。洛東江の水を農業用水として使用している農民はもちろん、工業用水として使う企業も騒いでいる。

4大河川事業の後、川の流れと一緒に生命活動の流れも止まってしまい、魚も見えなくなっている。
猛暑が続き、洛東江一円を緑藻の猛威が襲っている。韓国水資源公社は16日、洛東江に設置された堰のうち、漆谷梁とカンジョン堰、達成堰、陜川堰、咸安堰など5ヶ所の堰を開いて水を放流した。
毎秒900tの水を13時間流して、総水量は3400万tであった。

これに加え、陜川(ハプチョン)ダムも水門を開いて、14日から5日間、こちらは合計900万tを放流した。
ダムと堰の水門を同時に開放してアオコを一気に下流に押し流すという計画だった。
しかし、放流翌日の17日に達成堰では、アオコの数が1万8000個とむしろ放流前に比べて3倍以上急増して水質予報「関心」段階が発令された。

陜川昌寧堰の場合、状況はより深刻で、8日にはアオコの数が1万5000個だったが、放流翌17日には16万4000個と約10倍以上に増加した。
この期間、猛暑が続いたうえ、上流地域の藍藻が放流とともに下流地域に流入したためと推定される。

水量が豊富であれば自浄作用でアオコが減りますが、水量が減少すれば、流速が遅くなり、これにより、停滞した水の中で、アオコが急増するからだ。
最終的にはアオコ現象が激しい洛東江の中上流地域でアオコを解消するために水を一度に流す、いわゆる「パルス放流」を実施して、状況を悪化させたということが環境団体や専門家の見解だ。

アオコが激しくなり、洛東江を生活の場として生きていく漁師たちは、緑の川で空の漁網をたくし上げることが日常になった。
洛東江の投網を投げ、漁網を収めて子供の学費と生活費をすべて払ってきた漁師たちの生活は、4大河川事業が終了した2012年から変わったという。
漁網や投網をいっぱいに満たした魚もますます減って今では一日に10匹捕らえることすら珍しい。これさえ河ヒラやブルーギルなどがほとんどで、病気にかかったようなものばかりで売ることもできないということである。

過去2013年の初めの4大河川事業が完了した3年後にはアオコが猛威をふるったために、生態全般に対する根本的な対策が用意されなければならないという声が高まっている。
洛東江のアオコ発生日数は、2013年に100日、2014年143日を記録したのに続き、昨年は一年の半分に近い171日ほど発生した。
先月末には大韓河川学会、マチャンジン環境運動連合など11の市民団体が参加した4大河川調査委員会が発表した洛東江の水質調査の結果を見ると、洛東江が重篤な病状であることが分かった。

表層は、生物化学的酸素要求量(BOD)2等級を維持していたが、水深が深いほど、4等級、5等級に落ちた。水深が6〜7mになると、酸素がない無酸素状態に変わっていた。
調査委員会は、洛東江の8つの堰により流速が10〜40倍ほど遅くなったことを理由に挙げた。流速が遅いために沈積物がたまり、汚染の原因が増えてアオコが急成長する環境が作られたのだ。
問題は、気候変動によって夏の異常高温がさらに激しくなることが予想されるという点である。このように、日常されて悪化の一途であるアオコを堰の一時放流や単純な浄水処理するだけでは解決できないということだ。

この際水門を全面開放するか長期的には限りなく水質議論を引き起こす4大河川事業が適切か否かの再議論をする先制的対応も切実に求められている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、いやこれはすごい。
 確かに「抹茶ラテを超えた」っていっても過言ではない。

 イ・ミョンバクの遺産のひとつとして、4大河川事業がたびたび挙げられますが。
 総投資額22兆ウォン。毎年の堰の管理費が4500億ウォン。公共事業としてはかなりの巨額。
 韓国の経済規模であればGDPを引き上げるのに充分な規模ですね。

 で、その余波で水資源公社はとんでもない負債を引き受けることになって、韓国でのユニバーサルスタジオ事業が頓挫したり、再協議したり、やっぱり頓挫したり。
 毎年毎年、アオコが大発生して「イ・ミョンバク謹製抹茶ラテ」といわれることになったり。ちなみにこちらが去年の様子

 まあ、「公共事業でGDPを押し上げる」というやりかたとしてはそれほど間違っていないとは思うのですが、後遺症が面白すぎましたね。
 韓国の春の訪れは道路陥没とともにはじまり、「ソメイヨシノは韓国起源!」でピークを迎えます。
 そして、夏の訪れは抹茶ラテの出現で、そのピークは生物絶滅ってところですか。

夏への扉
ロバート A ハインライン
早川書房
2013-05-24

 

あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

韓国に夏の訪れ:イ・ミョンバクの4大河川が抹茶ラテと化す

[フォト]夏が来るとアオコで覆われる洛東江(ハンギョレ)
[フォト] アオコで覆われた漢江…悪臭に魚も斃死(ハンギョレ)
大邱(テグ)広域市達城(タルソン)郡の船着き場前の洛東江(ナクトンガン)に18日午前、アオコが広がっている。韓国水資源公社のモーターボートがアオコをかき乱すために水面を旋回している。いくら見ていても川の水は死んだように止まっている。心配な目つきで船着き場に現れた住民のキム・ソクトンさん(60)は「4大河川工事が始まる前はこんな光景を見たことがない。水門を少し開けたところでどうにもならない。流れてこそ川であって、あれはいったいなんのマネだ」と不愉快な表情をした。
(引用ここまで)

macchalatte

 画像もハンギョレから。
 ソウルでもテグでも同様にアオコの爆発的繁殖で抹茶ラテが作られます。

 韓国の春の訪れは道路陥没と一緒にはじまって、夏の訪れは河川が抹茶ラテと化すことからはじまるのです。
 ちなみにこの抹茶ラテを作るのに2兆円ほどかかっています。
 イ・ミョンバクワールドに飾られるべき遺産のひとつとして挙げられているアレです。

 韓国では季語として抹茶ラテを採用してもいいんじゃないでしょうかね。俳句ないけど。



韓国建設業界、「海外事業のために談合摘発をやめろ」の次は「赤字転落になる追徴金をやめろ!」

中東での受注急減に巨額の課徴金、建設業界は青息吐息(朝鮮日報)
低価格受注の落とし穴、建設業界の悪夢と化したサウジ(朝鮮日報)
 10月23日と30日に韓国の証券市場に驚くべきニュースが相次いで報じられた。財界で優良企業と目されてきた大林産業と現代重工業が今年の7−9月期に大規模な営業赤字を計上したというのだ。両社の株価は一時、52週安値を付けるほど急落した。

 ところでこの両社の「実績悪化」には共通点があった。サウジアラビアで致命的な打撃を受けたというのだ。大林産業と現代重工業はサウジアラビアで進行中のプラント工事で、7−9月期だけでそれぞれ3300億ウォン(約350億円)、5900億ウォン(約625億円)の損失を出した。これは何もこの両社に限ったことではない。サウジアラビアに進出した韓国の建設・プラント企業の損失は最近雪だるま式に膨れ上がっている。昨年と今年の累積損失額は約2兆ウォン(約2100億円)を超えている。海外での営業損失のほとんどがサウジアラビアに集中している状況だ。 (中略)

 韓国企業がサウジアラビア発の赤字に苦しむようになったのは、悪材料が重なったためだ。まず、韓国企業間での過当競争により発生した低価格受注が足かせとなったという指摘だ。2010−12年までの3年間でサウジアラビアで受注した受注額は420億ドル(約4兆9400億円)。これは年平均で140億ドル(約1兆6400億円)に上るもので、同期間に中東地域全体で発生した受注額の3分の1に迫っている。海外建設協会のキム・ジョンヒョン常務は「国内企業がサウジアラビアでの受注を獲得するために一挙に殺到し、競争が激しくなった。低価格で受注した事業が今になって問題を引き起こしている」と分析する。
(引用ここまで)
 今年も残すところあと1カ月余りですが、大手建設各社の海外工事受注額は当初の目標の半分にも届いていません。年初に170億ドル(約2兆円)を目標に掲げたサムスン物産は、現在65億ドル(約7650億円)程度で、大林産業とポスコ建設も目標額の20−30%台にとどまっています。ある大手建設会社で海外営業を担当する役員は「来年はサウジアラビアをはじめとする中東市場がさらに冷え込むとみられ、心配だ」と話しています。

 さらに、公取委が科した巨額の課徴金も建設業界にダブルパンチとなっています。今年、建設各社の営業実績はコスト削減や構造調整などにより回復の兆しを見せましたが、4大河川(漢江・洛東江・錦江・栄山江)整備事業や仁川都市鉄道、湖南高速鉄道の工事などの入札談合で総額8000億ウォン(約846億円)を超える課徴金を納めたため、純利益が大きく目減りしてしまいました。中でも、サムスン物産は上半期の純利益(2749億ウォン、約290億円)の約半分に当たる1336億ウォン(約141億円)の課徴金を納めました。 (中略)

 業界の関係者は「トップが交代した公取委がこれから課徴金問題をどう扱うかに建設業界の運命がかかっていると言っても過言ではない。誤った慣行は正すべきだが、小さなことのために大事を損なってはいけない」と話しています。
(引用ここまで)

 また「財閥を罰するな論」ですね。
 前回の記事では「海外受注ができなくなるから談合を摘発するな!」で、今回は「赤字で苦しいから、追徴金を払わせるな」と。
 まだ前の理由のほうがマシだったかなぁ。

 自分たちのやったことは小事で、業界の命運は大事だから目をつぶるべきだと。
 情治の根本原因ですよね。
 ウリなのだから見逃せと。公取委からしてみたら「知ったこっちゃないわ、見逃したらこっちの首が飛ぶ」ってだけの話でしょうに。

 韓国の建設業界は韓国国内の不動産市況がまったく奮わないので、活路を海外に求めているのですよ。
 んで、なにがなんでも中東で受注実績を取ろうとしてぎりぎりの入札をしたものだから、なんらかの理由で遅延や性能未達があるとあっという間に赤字転落。
 それをいくつもやってりゃ、そりゃ全体の業績も悪くなりますわ。

 自業自得なのに、まるで悪いのは他人であるかのようにいう。
 これも彼らの基本思考のひとつなのですよね。



韓国経済:イ・ミョンバクの負の遺産、4大河川事業の維持費が1年だけで1兆7000億ウォン

【噴水台】来年の4大河川事業予算でできたこと=韓国(中央日報)

 先週、人類は新たな歴史を作った。マッハ53の速度で動く直径4キロのすい星に洗濯機ほどの大きさの探査ロボットを着陸させた。(中略)


 その長い旅程を誤差なく計算する科学技術もそうだが、目標に向かって急がず待つことができる科学者の忍耐力に賛辞を送りたい。企画段階から見れば待った 歳月は20年だ。着陸の位置がずれ、フィラエの動力も尽きて休眠に入ったが、これまでの結果だけでも大成功に間違いない。かかった費用の1兆7000億ウォンも、批判の声が多い4大河川後続事業として来年使う予算と変わらないから安いものだ。


すべて多くの人々が額を突き合わせ、長い間の熟考をした末に実行したおかげで可能だった。それに比べて我々はどれほど即興的でどんぶり勘定なのか。百年大計という言葉の意味が薄れるように毎年修学能力試験(日本のセンター試験に相当)出題ミスハプニングを繰り返し、数千億ウォン台の庁舎を自治体の首長の功徳碑のように建て、任期内に再建すると急いで継ぎ接ぎのような国宝1号(崇礼門=南大門)ができてしまった。


最初から自分の子ども、自分のお金、自分の家のように考えていれば、そのような結果が出ただろうか。フィラエが撮影したすい星の写真を眺めながら、韓国の為政者が科学者の責任意識を少しでも考えてみたのかどうか気になる。

(引用ここまで)


 4大河川整備事業の後続事業に1兆7000億ウォン……。
 けっこうな数の堰だのなんだのを作ったので、その補修も必要になるでしょう。平昌オリンピックでも問題になっている、いわゆる維持費用ですね。
 さすがに2兆円を超える額を一気使った公共事業だけのことはあります。維持費も半端ないというわけですか。

 その結果が悪臭と抹茶ラテ、海外事業に支障が出るほどの談合禍
 ユニバーサルスタジオ建設を吹き飛ばして、500兆ウォン規模の公社債務を育て上げたと。
 こうしてみるとノ・ムヒョンは外交的にも内政的にも笑えたことがメインでしたが、イ・ミョンバクによる負の遺産はちょっと厳しいなぁ……。

 いまの日韓状況も根本原因はイ/ミョンバクの「天皇謝罪要求」にあるわけですし。
 韓国にとっては笑えない大統領であったのは間違いありません。
 満を持して当選した「経済大統領」だったはずなのですけどね。


韓国企業の海外受注ができなくなる! 談合摘発をやめろ!

4大河川談合が足かせとなる韓国建設輸出(中央日報)

来年初めに施工者選定を控えた140億ドル規模のクウェート新規精油工場建設事業。入札意向書を出した現代建設など韓国の大手建設企業に最近、発注機関か ら1枚の公文書が届いた。4大河川事業の談合で処罰を受けた内容を詳細に説明してほしいという内容だった。大手企業A社の関係者は「海外建設事業でも競争 が激しくなり、海外の競合他社が4大河川事業に関して国内建設企業が談合で処罰を受けたことを集中的に取り上げている」とし「このため入札から排除されな いか心配」と述べた。

国内建設企業が「4大河川事業」のトラウマに苦しんでいる。国内では談合に対する課徴金と入札制限を受け、国外では主力事業である海外建設までが脅かされているからだ。課徴金だけで1000億ウォン台を超えるが、追加調査が進行中で、課徴金はさらに増える可能性がある。湖南高速鉄道受注談合事件などを加えれば、今年だけで課徴金は6000億ウォン台となる。

さらに大きな問題は課徴金ではなく、国内企業の主力事業である海外建設だ。海外建設協会のキム・テヨプ企画情報室長は「談合問題は各国発注機関の利益とも直結する敏感な問題であり、いくつかのチャネルを通じて真偽を確認していると聞いている」と話した。実際、韓国企業が原発を施工中のアラブ首長国連邦は最近、原発工事に参加中の国内企業に4大河川事業の談合について釈明を要求した。これに先立ち4月にはノルウェー・オスロのトンネル事業発注機関が該当企業に談合に関する事実関係などを問いただした。

ある大手企業の関係者は「海外に談合による制裁が知られ、競合国や競合企業の誹謗も強まっている」と語った。競合国であるフランスの有力日刊紙ルモンドは昨年、4大河川事業の談合を特筆大書した。米ウォールストリートジャーナルも今年、4大河川とソウル地下鉄7号線の談合を詳細に報じた。

業界では今年の受注目標額である700億ドルはもちろん、来年は海外建設50周年を迎えて累積受注額7000億ドルを達成するという計画にまで支障が生じるのではという懸念も出てくる。

20日現在の海外建設受注額は557億2700万ドルと、今年の目標(700億ドル)の79%。キム室長は「談合問題が対外信任度の低下につながれば、来年からは国内企業の入札参加制限などの問題が生じかねない」と懸念した。海外建設が揺れれば韓国経済も影響を受ける。建国大不動産学科のシム・ギョオン教授は「企業も過当競争をやめて公正競争のために努力しなければいけない」とし「国内経済に及ぼす影響などを考慮し、政府も過度に追い詰めるのを自制する必要がある」と述べた。
(引用ここまで)
 談合自体はまあいいですよ。
 どんな業界だって、どんな国だってあるでしょう。
 それがたとえ、なんの意味もなく川をいじくって2兆円かけて抹茶ラテを作ったり泳げない魚ロボットを作ったり、挙げ句の果てにはその余波でユニバーサルスタジオ建設を吹き飛ばした事業であったとしても。
 建設事業なんて、ある意味で談合の塊みたいなものですしね。

 韓国のすごいところは談合の存在ではなく。引用の太字部分。
 海外受注ができなくなるから談合摘発をやめろ……か。
 ここでも公ではないのです。
 法律を優先するな、というのは財閥の会長を釈放しろというのと同じですね。

 そんなに涙目になりながら建設業界が海外受注を行っているのですが、実はその大半が赤字受注だったりするのですけどね。



イ・ミョンバクの「ロボット魚」完成 → 「群れぬ! 泳げぬ! 通信せぬ!」

57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット(1) (2) - (中央日報)
‘4大河川 ロボット魚’成功?…‘ウソ’だった(ハンギョレ)

> 57億ウォン(約5億7000万円)を予算で支援され、2010年6月から2013年6月まで魚ロボットが開発されたが、結果は完全な失敗だった。9つの 試作品のうち7つは監査院が監査をする前にすでに故障していた。残り2つのうち1つも監査院が今年3月、実際にテストをしている途中に故障し、監査が終わるまで直らなかった。結局、1つで性能検査をしたが、当初の目標とはかけ離れた結果が出た。
事業計画書の目標によると、魚ロボットが水中で泳ぐ速度は秒速2.5メートルだった。しかし監査院の実験では秒速0.23メートルにしかならなかった。速度は10分の1ほどだ。

水中での通信距離目標は500メートルだった。その程度になってこそロボットに搭載されたセンサーが統制室に伝えられ、実質的な水質監視が可能だ。しかし 実験では50メートルにすぎなかった。4大河川の川幅は50メートルを超えるところが多いが、実際、川岸でも通信するのが難しいレベルということだ。 (中略)

実験項目の中には3つの魚ロボットが水中で群れを作って目標物に到達する「群集制御」機能もあったが、作動するものが1つしかないため、この機能は調べることもできなかったという。 (中略)

研究の成果ではないが成果として包装したり、研究費8915万ウォンを用途外に使った不正行為も摘発された。
(引用ここまで)

ロボット肴

 2011年に投入予定だったものが、2013年に延期されていた「4大河川の水質監視用魚ロボット」ですが、けっきょくはまともなものが作れずに有耶無耶に終了。
 2011年の時点で楽韓さんは「有耶無耶になるんじゃないか」と考えていましたが、案の定。

 9機製造されたうち、監査を受けられたのは2機だけ。
 その2機のうちの1機も故障。
 「3機で群れて泳ぐ機能」が装備されていたのだけども、まともな機体が1機しかなかったので検証できない。 おまけに秒速23センチでしか泳げない。実際の川に放流したら流されるでしょうね。

 22兆ウォンを投入した4大河川再生事業の一環だったのですが、韓国独自の製造手法による抹茶ラテを産み出しただけですべてが無駄に終わってます。
 このロボットの予算が5億7000万円(笑)。
 で、この研究費のうち900万円が流用されていたというオチ。

 そもそもまっとうな技術力なんかないんですから、こんなもんですよ。
 ま、こう言っちゃなんですが、最後の研究費流用も含めてすべて想定内に収まったというところですかね。


 

【スクープ】ユニバーサルスタジオコリアはイ・ミョンバクによって潰されていた

白紙化されたユニバーサル・スタジオ・コリア、敷地の確保ができても...(亜州経済/韓国語)
失敗に終わった理由は、土地の問題を解決していなかったということにある。

当初、京畿道とユニバーサル・スタジオ・コリア・リゾートはMOUを締結し、宋山グリーンシティーにテーマパーク建設を推進することにした。
しかし、2007年11月の事業計画の発表後、購入契約問題で危機を経て、7年目漂流中だった。

これに関連し、文化体育観光部観光レジャー基盤と関係者は亜州経済による取材で「いまだに敷地を確保できていないのが実情だ。ユニバーサル・スタジオ側は土地契約を締結しなければテーマパークの建設は不可能だと述べていたが、解決できなかったと聞いている」と伝えた。

関係者は「当初文教体育省の次元では、進入道路など基盤施設を支援する計画だったが、これも土地の契約が締結されて以降のことで、事業が円滑に行われなければならない」と付け加えた。

京畿道華城のテーマパーク予定事業地を所有している水資源公社が土地価格として5000億ウォンを要求したが、施工会社は3000億ウォンに下げるべきであると対抗し、事業自体が失敗に終わったのである。
(引用ここまで)

 昨日、livedoorトップからリンクされたこともあってかなりのアクセスを稼いでしまったユニバーサルスタジオコリアの事業白紙化ですが、ぽちぽちと韓国メディアにも日経の引用で報じられるようになっています。

 で、その事業白紙化の原因が水資源公社が事業予定地を5000億ウォンでユニバーサルスタジオコリアリゾート(以下USKR)に売ろうとしたことであると。
 これ、実は既報でして。
 今年の3月の時点でいくつか話題が出ていました。

華城市ユニバーサル・スタジオ造成事業、依然として霧の中(聯合ニュース/韓国語)

 上記記事によると、ユニバーサルスタジオコリアは総敷地面積が420万平方メートル、雇用者数1万1千人、波及雇用効果15万人、年間観光客誘致数1500万人という超巨大リゾートとなる予定だったとのこと。
 パク・クネ政権の公約のひとつだったそうです。

 ただ、年間1500万人の観光客が望めるとかいうのは確実に無理でしたよね。
 東京ディズニーリゾートのシー、ランドの両方あわせて3100万人規模(2013年実績)。 
 敷地が広けりゃどうにかなるというものでもないでしょうに(ちなみにディズニーランドで約50万平方メートル)。

 さて、閑話休題。
 USKR側は420万平方メートルの敷地中、155万平方メートルを優先的に買い付けてあとは次第に事業地を拡張していこうという方式をとりたかった模様です。
 一方で水資源公社側は5000億ウォンで一括買い取りを希望して、その希望額の差が埋まらなかったということが主因であるとされています。

 ただ、実はこれは「主因」ではないのです。
 なぜ、水資源公社は5000億ウォンにこだわったのか。
 そこにこそ主因があるのですね。

 という前提で、こちらの記事をごらんください。

韓国水資源公社、巨額な赤字(統一日報)

 水資源公社の負債は現状で約14兆ウォン。
 そしてこれが2017年には17兆ウォンに膨れあがる予定となっています。

 この莫大な負債のうち、10兆ウォンはある事業によって費やされました。

 はい、勘のいいかたはすでに「ああ!」となっているかもしれません。
 そう、ロボット魚投入がけっきょく有耶無耶になり、韓国オリジナルの抹茶ラテ(by シンシアリーさん)を産んだ「四大河川整備事業」です。
 22兆ウォンを投じたがまったくの無駄だったとパク・クネ政権に断じられたアレですね。

 このイ・ミョンバクの遺産によって、水資源公社が莫大な負債を抱えたために手持ちの土地をできるだけ高価に売却する必要が出ていたのです。
 記事によると水資源公社の利子負担は1年分で3200億ウォン。1年分の利子にもならないような額で売るわけにはいかないという考えが働いたのでしょう。

 その結果……

 適正価格で土地を売り払うこともできず。
 ユニバーサルスタジオが韓国にできることもなく。
 水資源公社の負債もまったく減らすこともできない。

 という最悪の事態に陥っている、というわけですね。
 ついでにいえば韓国は人口ボーナスの終焉がきているので、土地価格は原則として下がっていかざるをえません。
 USKRに売るのが最後のチャンスだったと思われるのですけどね。


 
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