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4大河川事業

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ムン・ジェイン当選前「報復の歴史は終わらせるべき」 → 当選翌日「イ・ミョンバク政権の事業はすべて監査せよ!」

文在寅大統領、自叙伝で李明博政権に敵意むき出し(朝鮮日報)
【社説】李明博政権の4大河川事業、7年で4回目の監査(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこれまで発行した自らの自叙伝や対談集などの中で、李明博(イ・ミョンバク)政権に対する感情をむき出しにしてきた。

 今回の大統領選挙が始まる前に出版した『大韓民国が問う』(2017)では「李明博政権の4大河川開発事業も美しい国土を完全にぶちこわした。最初から話にならない計画だった」と指摘した上で「22兆ウォン(現在のレートで約2兆2000億円)という巨額の国費を投入した国家事業が総体的手抜きだったとなれば、今からでも真相解明を行い責任を追及すべきだ」と主張した。前回2012年の第18代大統領選挙を前に発行された著書では「李明博政権発足により、参与政府(盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉政権)は国家権力を動員した非常に厳しい報復を受けざるを得なかった」「前政権に対して容赦なく加えられる報復の歴史は必ず終わらせなければならない」などとも訴えた。(中略)

文大統領は09年に盧元大統領が逝去した直後、当時の李明博政権と葬儀の手順をめぐって対立したことについて「政府の狭量な態度がわれわれを苦しめた」と指摘し、当時の政府の態度を批判している。
(引用ここまで・太字引用者)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、李明博(イ・ミョンバク)政権が行った4大河川開発事業に対する監査を改めて行うよう指示した。文大統領はせきの撤去や補強が適切だったかの判断も2018年までに結論を出したいとしている。(中略)

朴前大統領は検察を使って不正がなかったかしらみつぶしに調べたが、工事を行った企業を苦しめただけで特別な問題は発見されなかったのだ。今回行われる4回目の監査もその結果はある程度分かり切っている。李元大統領を敵視する文大統領が指示したため、監査院はその意向に沿った結果を発表するだろう。またその監査結果を受けて検察が再び動きだすかもしれない。

 官民合同の評価も朴前政権ですでに行われた。中立とされる民間の専門家92人で構成された委員会が1年かけて延べ240回にわたり現場で調査を行い、2014年12月に2500ページからなる報告書を提出した。その結論は「一部で副作用もあるが(洪水や干ばつへの備えという面では)一定の成果もあった」というものだ。これがいわば常識的な判断だろう。

 4大河川開発事業はその規模の大きさに比例して賛成あるいは反対のいずれの声も大きくなるだろう。いわば効果と弊害の双方があるのはある意味当然のことだ。ところが複数の左翼系メディアは弊害ばかりで効果など全くなかったかのように数年にわたり執拗(しつよう)に攻撃し、野党がこれに加勢してきたことで、4大河川開発事業は完全な「悪」だったとするレッテルが貼られてしまった。しかもこの事業で確保された水量を干ばつの際に使うため水を引く水路の工事にも彼らは反対している。彼らの言動を見ていると、風車を怪物と考えて突進したという小説「ドン・キホーテ」がふと思い出される。
(引用ここまで)

 私怨ですなー。
 ムン・ジェインはノ・ムヒョンとは弁護士時代に共同事務所を開設するなど、盟友と言ってもいい仲だったのです。
 ノ・ムヒョンが大統領になってからは大統領側近として。
 その死後は金大中とノ・ムヒョンの遺志を継ぐ者として政治家(国会議員)になったという人物です。
 幾度となく楽韓Webでも「ノ・ムヒョンの後継者」という言いかたをしていますね。

 ノ・ムヒョンが自殺した当時、「イ・ミョンバクの責任だ」という話がけっこう出ていました。ハンギョレなんかはその旗振り役でしたね。
 イ・ミョンバク政権が検察に捜査を命じなければあのようなことにはならなかったはずだ、と。
 すなわち、これは弔い合戦なのですよ。
 この4大河川事業をはじめとして、資源外交も同様に俎上に乗せられることでしょう。イ・ミョンバク政権のやったことはすべて監査することになるくらいの勢いになるでしょうね。
 4大河川事業の詳細と、それをどのように監査するのかという話はこちらのエントリをごらんください。

ムン・ジェイン「保守政権で行われた4大河川事業の不正調査に着手する! 不正蓄財があれば没収だ!!」

 大統領就任翌日に、政権の最優先課題として持ち出した話……ですよ。
 ちなみに引用の太字部分ですが「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」という韓国の一般常識に従って処理されることでしょう。
 そもそも、イ・ミョンバク政権は「前政権」ではありませんしね(笑)。
 報復の歴史を繰り返してもセーフなのでしょう。

サイコパス (文春新書)
中野信子
文藝春秋
2016/11/18

ムン・ジェイン「保守政権で行われた4大河川事業の不正調査に着手する! 不正蓄財があれば没収だ!!」

4大河川事業も撤退... 16個の堰を常時開放して、いくつかの撤去検討(韓国日報・朝鮮語)
李明博政府が推進した4大河川事業と当時設置された16個の堰の運命が岐路に立った。新政府が別名「アオコラテ」で疲弊している4大河川の水質改善のために、16個の堰の一部を撤去することもあるという観測が出ているからである。

ムン・ジェイン大統領は大統領選挙期間4大河川に設置された16個の堰の問題を綿密に検討するという意見を複数回明らかにした。彼は「堰を構築し、砂を汲み出しながら水深6mの奇形的な川になった」とし「改善されたと言ってい水質はますます悪化しており、過去には真夏の下流地域でだけ現れたアオコが、今では一年中、河川のすべての流域で発生している」と指摘した。アオコの密度もひどくなり、「アオコラテ」でもう「芝球場」レベルというのがムン・ジェインの評価だ。

ムン大統領は対策として、「水が正常に流れるようにすることしかない」とし「一度作成された4大河川水門を常時開放して川が正しく流れるようにしなければならない」と主張した。

ドア大統領はさらに、4大河川事業の問題点を選別するための官民共同の特別調査委員会を発足させるという構想も披露した。これにより、4大河川の水質汚染の実態を把握し、その原因を分析し堰及びダムの常時開放や堰の撤去まで検討することができるという立場だ。

これまで国土交通省と環境省などは「アオコは日射量と水温、水の滞留時間、汚染物質など、複数の要因が複合的に作用して生じる」と4大河川事業と水質の悪化は無関係だと主張してきた。しかし、今年3月「ダム及び堰及び貯水池連携運営方案」研究を発表してアオコの発生を低減するために堰水門を開いて水を大量に放流する必要性があると認めた。試験運用の結果、洛東江は地下水の制約水位まで水位を下げるのであれば中・下流の5つの堰から藍藻細胞が最大36%まで減少することが明らかになったからである。

4大河川問題は、今後の構成される官民特別調査委の活動の結果に基づいて、その方向が決まると思われる。しかし、ムン大統領と共に民主党があまりにも4大河川に否定的な認識が強いとなると堰機能を放棄した常時開放を超えて、堰の完全撤去までつながる可能性も排除できない。

特にドア大統領は4大河川事業に関する全面再調査を通じて、法的責任と損害賠償責任を求めるという立場も表明している。この場合、李明博政府が22兆ウォンを超える血税を投じて事業を強行する過程で表面化した各種不正疑惑の真相などがあらわれることがあります。

4大河川事業管轄官庁である国土部は困惑した表情を隠せずにいる。国土部の関係者は、「現在、大統領選挙が終わったばかりな状況であり、4大河川運営がどうなるか今のところ分からない」とし「新内閣が設定されると、大きな方向が定まるのではないか」と話した。
(引用ここまで)

 さっそく易姓革命としての政権交代がその姿を見せてきましたね。
 当初からムン・ジェインは4大河川事業については不正調査を行うと公約してきたものです。
 もっとも、4大河川事業についてはイ・ミョンバクの手によるもので、パク・クネからも糾弾されていたものではありますが。
 まあ、「保守政権の9年間」で行われてきた事業は総点検するということなのでしょう。

 4大河川事業とはイ・ミョンバクが「経済大統領」として待望されていた候補時代、「朝鮮半島大運河構想」と呼ばれていたものでして。
 北朝鮮も含めた朝鮮半島を運河で結ぶことで安価な物流を行おうというものでした。
 けっきょく、技術的に難しいとされたので同じような土木工事を伴う4大河川整備事業に変更されたという経緯があります。
 ま、要するにイ・ミョンバクの構想としては、大規模な公共工事を行っていこうというものだったのですね。
 目的なんかどうでもいいので、まずは公共工事をすることが大事だったということです。
 実際に公共工事は経済的な広がりを持っているので、一時的なカンフル剤としてはよく効くのです。よく効くように見えると言うべきか。

 で、目的なんてどうでもよかったので、河川に適当に16個の堰を作って水の流れを止めてみたわけです。
 するとどうしたことでしょう、アオコが大増殖。
 夏の風物詩として抹茶のように色濃い緑色で水面が覆われるようになったのです。
 去年のそれは一切の生物の生存を許さないレベルにまでなっていましたね。

 ちなみに総事業費は22兆ウォン。
 その中には利権だのなんだのいろいろと違法なものもあったでしょうけども、それについては目をつぶらされるというのも世界の国を問わずによくあること。
 清濁併せのむ必要があるのもまた公共工事の側面であるのですよ。
 魚ロボットなんかもその一環といえるでしょう。

 で、今度はそれを糾弾しようということです。
 コメントを見ても「これで保守政権の10年が暴かれる!」とか歓迎の声ばかり。
 そういえば昨日の軍事費25%増加!のエントリのニュース元でも中身への言及はほぼゼロで「防衛産業の不正を正してください!」って声が大多数でしたね。
 堰を取り除くのもいい公共事業になるんじゃないでしょうか。
 国民の溜飲を下げて、かつ公共事業のネタものを見つけてと。

 こうして韓国の政権交代というのは連綿と受け継がれてきたのだろうなぁ……ということがよく分かる、易姓革命としての政権交代の側面が理解できる事例ですね。

「あなたは保守党員であるか、もしくはかつてそうであったか?」なんて聞かれるようになるのかな。
赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復 (中公新書)
黒川修司
中央公論新社
1994/7/1

今年の韓国製「抹茶ラテ」は一味違う、もはや生物の生存すら許さない!

「緑茶ラテ」よりも緑化された洛東江(KBS/朝鮮語)
35度を超える猛暑が一ヶ月近く続いて慶南と釜山地域の水源である洛東江のアオコがますますひどくなり飲料水に赤信号が灯った。

アオコを取り除くと言って先週水門放流までしたが、むしろ下流区間では、アオコがより濃くなって実効性に疑問が大きくなっている。
毎年繰り返される現象であるが、今年はさらに深刻だ。洛東江の水を農業用水として使用している農民はもちろん、工業用水として使う企業も騒いでいる。

4大河川事業の後、川の流れと一緒に生命活動の流れも止まってしまい、魚も見えなくなっている。
猛暑が続き、洛東江一円を緑藻の猛威が襲っている。韓国水資源公社は16日、洛東江に設置された堰のうち、漆谷梁とカンジョン堰、達成堰、陜川堰、咸安堰など5ヶ所の堰を開いて水を放流した。
毎秒900tの水を13時間流して、総水量は3400万tであった。

これに加え、陜川(ハプチョン)ダムも水門を開いて、14日から5日間、こちらは合計900万tを放流した。
ダムと堰の水門を同時に開放してアオコを一気に下流に押し流すという計画だった。
しかし、放流翌日の17日に達成堰では、アオコの数が1万8000個とむしろ放流前に比べて3倍以上急増して水質予報「関心」段階が発令された。

陜川昌寧堰の場合、状況はより深刻で、8日にはアオコの数が1万5000個だったが、放流翌17日には16万4000個と約10倍以上に増加した。
この期間、猛暑が続いたうえ、上流地域の藍藻が放流とともに下流地域に流入したためと推定される。

水量が豊富であれば自浄作用でアオコが減りますが、水量が減少すれば、流速が遅くなり、これにより、停滞した水の中で、アオコが急増するからだ。
最終的にはアオコ現象が激しい洛東江の中上流地域でアオコを解消するために水を一度に流す、いわゆる「パルス放流」を実施して、状況を悪化させたということが環境団体や専門家の見解だ。

アオコが激しくなり、洛東江を生活の場として生きていく漁師たちは、緑の川で空の漁網をたくし上げることが日常になった。
洛東江の投網を投げ、漁網を収めて子供の学費と生活費をすべて払ってきた漁師たちの生活は、4大河川事業が終了した2012年から変わったという。
漁網や投網をいっぱいに満たした魚もますます減って今では一日に10匹捕らえることすら珍しい。これさえ河ヒラやブルーギルなどがほとんどで、病気にかかったようなものばかりで売ることもできないということである。

過去2013年の初めの4大河川事業が完了した3年後にはアオコが猛威をふるったために、生態全般に対する根本的な対策が用意されなければならないという声が高まっている。
洛東江のアオコ発生日数は、2013年に100日、2014年143日を記録したのに続き、昨年は一年の半分に近い171日ほど発生した。
先月末には大韓河川学会、マチャンジン環境運動連合など11の市民団体が参加した4大河川調査委員会が発表した洛東江の水質調査の結果を見ると、洛東江が重篤な病状であることが分かった。

表層は、生物化学的酸素要求量(BOD)2等級を維持していたが、水深が深いほど、4等級、5等級に落ちた。水深が6〜7mになると、酸素がない無酸素状態に変わっていた。
調査委員会は、洛東江の8つの堰により流速が10〜40倍ほど遅くなったことを理由に挙げた。流速が遅いために沈積物がたまり、汚染の原因が増えてアオコが急成長する環境が作られたのだ。
問題は、気候変動によって夏の異常高温がさらに激しくなることが予想されるという点である。このように、日常されて悪化の一途であるアオコを堰の一時放流や単純な浄水処理するだけでは解決できないということだ。

この際水門を全面開放するか長期的には限りなく水質議論を引き起こす4大河川事業が適切か否かの再議論をする先制的対応も切実に求められている。
(引用ここまで)

 リンク先には画像もありますが、いやこれはすごい。
 確かに「抹茶ラテを超えた」っていっても過言ではない。

 イ・ミョンバクの遺産のひとつとして、4大河川事業がたびたび挙げられますが。
 総投資額22兆ウォン。毎年の堰の管理費が4500億ウォン。公共事業としてはかなりの巨額。
 韓国の経済規模であればGDPを引き上げるのに充分な規模ですね。

 で、その余波で水資源公社はとんでもない負債を引き受けることになって、韓国でのユニバーサルスタジオ事業が頓挫したり、再協議したり、やっぱり頓挫したり。
 毎年毎年、アオコが大発生して「イ・ミョンバク謹製抹茶ラテ」といわれることになったり。ちなみにこちらが去年の様子

 まあ、「公共事業でGDPを押し上げる」というやりかたとしてはそれほど間違っていないとは思うのですが、後遺症が面白すぎましたね。
 韓国の春の訪れは道路陥没とともにはじまり、「ソメイヨシノは韓国起源!」でピークを迎えます。
 そして、夏の訪れは抹茶ラテの出現で、そのピークは生物絶滅ってところですか。

夏への扉
ロバート A ハインライン
早川書房
2013-05-24

 

あの「イ・ミョンバクの魚ロボット」を作った研究員に実刑、なんと殺人よりも重い量刑が……

韓国の「泳げない魚ロボット」の研究員に懲役刑=韓国ネット「希代の詐欺」「すべての元凶、李明博前大統領はどうなる?」(レコードチャイナ)
2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。
地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。
(引用ここまで)

 イ・ミョンバク政権における、四大河川事業の中でも目玉だった水質検査のために投入される予定だった魚ロボット。
 当初のスペックでは巨大になりすぎて周囲の魚のストレスになるということで、1.5メートル級の魚ロボットを3機1チームで遊泳させる。
 相互に通信を行い、さまざまな検査の結果をリアルタイムで伝える。
 泳ぐ速度は時速9kmほどで、必要に応じて川を遡り検査地点に自律的に向かうことができる。
 いわばIT強国である韓国ならではこその水質検査ロボットだったのです。

 まあ、すべて達成できなかったのですが。

 最大通信距離は50m。川の中央にいたら川岸に届かない。
 相互に通信できるかどうか、稼働できたロボットが1機だけだったので不明。
 要求スペックは時速9kmだったのだけども、実際には時速0.8kmで川流れする。

 魚ロボットを開発できなかった研究員に懲役7年の実刑。
 全体的に刑罰の軽い韓国において、かなりの重い量刑です。

 以前、「日本統治時代はよい時代だった」と語った95歳の老人が撲殺されるという事件がありましたが。
 酒を飲んでいて心神耗弱が認められたので懲役5年の実刑でした。

 人を殺すよりも重い刑罰が科せられた、というわけですね。
 大統領のメンツを潰す、ということに対してこういった判決が出る……という一例でした。


 

韓国に夏の訪れ:イ・ミョンバクの4大河川が抹茶ラテと化す

[フォト]夏が来るとアオコで覆われる洛東江(ハンギョレ)
[フォト] アオコで覆われた漢江…悪臭に魚も斃死(ハンギョレ)
大邱(テグ)広域市達城(タルソン)郡の船着き場前の洛東江(ナクトンガン)に18日午前、アオコが広がっている。韓国水資源公社のモーターボートがアオコをかき乱すために水面を旋回している。いくら見ていても川の水は死んだように止まっている。心配な目つきで船着き場に現れた住民のキム・ソクトンさん(60)は「4大河川工事が始まる前はこんな光景を見たことがない。水門を少し開けたところでどうにもならない。流れてこそ川であって、あれはいったいなんのマネだ」と不愉快な表情をした。
(引用ここまで)

macchalatte

 画像もハンギョレから。
 ソウルでもテグでも同様にアオコの爆発的繁殖で抹茶ラテが作られます。

 韓国の春の訪れは道路陥没と一緒にはじまって、夏の訪れは河川が抹茶ラテと化すことからはじまるのです。
 ちなみにこの抹茶ラテを作るのに2兆円ほどかかっています。
 イ・ミョンバクワールドに飾られるべき遺産のひとつとして挙げられているアレです。

 韓国では季語として抹茶ラテを採用してもいいんじゃないでしょうかね。俳句ないけど。



韓国建設業界、「海外事業のために談合摘発をやめろ」の次は「赤字転落になる追徴金をやめろ!」

中東での受注急減に巨額の課徴金、建設業界は青息吐息(朝鮮日報)
低価格受注の落とし穴、建設業界の悪夢と化したサウジ(朝鮮日報)
 10月23日と30日に韓国の証券市場に驚くべきニュースが相次いで報じられた。財界で優良企業と目されてきた大林産業と現代重工業が今年の7−9月期に大規模な営業赤字を計上したというのだ。両社の株価は一時、52週安値を付けるほど急落した。

 ところでこの両社の「実績悪化」には共通点があった。サウジアラビアで致命的な打撃を受けたというのだ。大林産業と現代重工業はサウジアラビアで進行中のプラント工事で、7−9月期だけでそれぞれ3300億ウォン(約350億円)、5900億ウォン(約625億円)の損失を出した。これは何もこの両社に限ったことではない。サウジアラビアに進出した韓国の建設・プラント企業の損失は最近雪だるま式に膨れ上がっている。昨年と今年の累積損失額は約2兆ウォン(約2100億円)を超えている。海外での営業損失のほとんどがサウジアラビアに集中している状況だ。 (中略)

 韓国企業がサウジアラビア発の赤字に苦しむようになったのは、悪材料が重なったためだ。まず、韓国企業間での過当競争により発生した低価格受注が足かせとなったという指摘だ。2010−12年までの3年間でサウジアラビアで受注した受注額は420億ドル(約4兆9400億円)。これは年平均で140億ドル(約1兆6400億円)に上るもので、同期間に中東地域全体で発生した受注額の3分の1に迫っている。海外建設協会のキム・ジョンヒョン常務は「国内企業がサウジアラビアでの受注を獲得するために一挙に殺到し、競争が激しくなった。低価格で受注した事業が今になって問題を引き起こしている」と分析する。
(引用ここまで)
 今年も残すところあと1カ月余りですが、大手建設各社の海外工事受注額は当初の目標の半分にも届いていません。年初に170億ドル(約2兆円)を目標に掲げたサムスン物産は、現在65億ドル(約7650億円)程度で、大林産業とポスコ建設も目標額の20−30%台にとどまっています。ある大手建設会社で海外営業を担当する役員は「来年はサウジアラビアをはじめとする中東市場がさらに冷え込むとみられ、心配だ」と話しています。

 さらに、公取委が科した巨額の課徴金も建設業界にダブルパンチとなっています。今年、建設各社の営業実績はコスト削減や構造調整などにより回復の兆しを見せましたが、4大河川(漢江・洛東江・錦江・栄山江)整備事業や仁川都市鉄道、湖南高速鉄道の工事などの入札談合で総額8000億ウォン(約846億円)を超える課徴金を納めたため、純利益が大きく目減りしてしまいました。中でも、サムスン物産は上半期の純利益(2749億ウォン、約290億円)の約半分に当たる1336億ウォン(約141億円)の課徴金を納めました。 (中略)

 業界の関係者は「トップが交代した公取委がこれから課徴金問題をどう扱うかに建設業界の運命がかかっていると言っても過言ではない。誤った慣行は正すべきだが、小さなことのために大事を損なってはいけない」と話しています。
(引用ここまで)

 また「財閥を罰するな論」ですね。
 前回の記事では「海外受注ができなくなるから談合を摘発するな!」で、今回は「赤字で苦しいから、追徴金を払わせるな」と。
 まだ前の理由のほうがマシだったかなぁ。

 自分たちのやったことは小事で、業界の命運は大事だから目をつぶるべきだと。
 情治の根本原因ですよね。
 ウリなのだから見逃せと。公取委からしてみたら「知ったこっちゃないわ、見逃したらこっちの首が飛ぶ」ってだけの話でしょうに。

 韓国の建設業界は韓国国内の不動産市況がまったく奮わないので、活路を海外に求めているのですよ。
 んで、なにがなんでも中東で受注実績を取ろうとしてぎりぎりの入札をしたものだから、なんらかの理由で遅延や性能未達があるとあっという間に赤字転落。
 それをいくつもやってりゃ、そりゃ全体の業績も悪くなりますわ。

 自業自得なのに、まるで悪いのは他人であるかのようにいう。
 これも彼らの基本思考のひとつなのですよね。



韓国経済:イ・ミョンバクの負の遺産、4大河川事業の維持費が1年だけで1兆7000億ウォン

【噴水台】来年の4大河川事業予算でできたこと=韓国(中央日報)

 先週、人類は新たな歴史を作った。マッハ53の速度で動く直径4キロのすい星に洗濯機ほどの大きさの探査ロボットを着陸させた。(中略)


 その長い旅程を誤差なく計算する科学技術もそうだが、目標に向かって急がず待つことができる科学者の忍耐力に賛辞を送りたい。企画段階から見れば待った 歳月は20年だ。着陸の位置がずれ、フィラエの動力も尽きて休眠に入ったが、これまでの結果だけでも大成功に間違いない。かかった費用の1兆7000億ウォンも、批判の声が多い4大河川後続事業として来年使う予算と変わらないから安いものだ。


すべて多くの人々が額を突き合わせ、長い間の熟考をした末に実行したおかげで可能だった。それに比べて我々はどれほど即興的でどんぶり勘定なのか。百年大計という言葉の意味が薄れるように毎年修学能力試験(日本のセンター試験に相当)出題ミスハプニングを繰り返し、数千億ウォン台の庁舎を自治体の首長の功徳碑のように建て、任期内に再建すると急いで継ぎ接ぎのような国宝1号(崇礼門=南大門)ができてしまった。


最初から自分の子ども、自分のお金、自分の家のように考えていれば、そのような結果が出ただろうか。フィラエが撮影したすい星の写真を眺めながら、韓国の為政者が科学者の責任意識を少しでも考えてみたのかどうか気になる。

(引用ここまで)


 4大河川整備事業の後続事業に1兆7000億ウォン……。
 けっこうな数の堰だのなんだのを作ったので、その補修も必要になるでしょう。平昌オリンピックでも問題になっている、いわゆる維持費用ですね。
 さすがに2兆円を超える額を一気使った公共事業だけのことはあります。維持費も半端ないというわけですか。

 その結果が悪臭と抹茶ラテ、海外事業に支障が出るほどの談合禍
 ユニバーサルスタジオ建設を吹き飛ばして、500兆ウォン規模の公社債務を育て上げたと。
 こうしてみるとノ・ムヒョンは外交的にも内政的にも笑えたことがメインでしたが、イ・ミョンバクによる負の遺産はちょっと厳しいなぁ……。

 いまの日韓状況も根本原因はイ/ミョンバクの「天皇謝罪要求」にあるわけですし。
 韓国にとっては笑えない大統領であったのは間違いありません。
 満を持して当選した「経済大統領」だったはずなのですけどね。


韓国企業の海外受注ができなくなる! 談合摘発をやめろ!

4大河川談合が足かせとなる韓国建設輸出(中央日報)

来年初めに施工者選定を控えた140億ドル規模のクウェート新規精油工場建設事業。入札意向書を出した現代建設など韓国の大手建設企業に最近、発注機関か ら1枚の公文書が届いた。4大河川事業の談合で処罰を受けた内容を詳細に説明してほしいという内容だった。大手企業A社の関係者は「海外建設事業でも競争 が激しくなり、海外の競合他社が4大河川事業に関して国内建設企業が談合で処罰を受けたことを集中的に取り上げている」とし「このため入札から排除されな いか心配」と述べた。

国内建設企業が「4大河川事業」のトラウマに苦しんでいる。国内では談合に対する課徴金と入札制限を受け、国外では主力事業である海外建設までが脅かされているからだ。課徴金だけで1000億ウォン台を超えるが、追加調査が進行中で、課徴金はさらに増える可能性がある。湖南高速鉄道受注談合事件などを加えれば、今年だけで課徴金は6000億ウォン台となる。

さらに大きな問題は課徴金ではなく、国内企業の主力事業である海外建設だ。海外建設協会のキム・テヨプ企画情報室長は「談合問題は各国発注機関の利益とも直結する敏感な問題であり、いくつかのチャネルを通じて真偽を確認していると聞いている」と話した。実際、韓国企業が原発を施工中のアラブ首長国連邦は最近、原発工事に参加中の国内企業に4大河川事業の談合について釈明を要求した。これに先立ち4月にはノルウェー・オスロのトンネル事業発注機関が該当企業に談合に関する事実関係などを問いただした。

ある大手企業の関係者は「海外に談合による制裁が知られ、競合国や競合企業の誹謗も強まっている」と語った。競合国であるフランスの有力日刊紙ルモンドは昨年、4大河川事業の談合を特筆大書した。米ウォールストリートジャーナルも今年、4大河川とソウル地下鉄7号線の談合を詳細に報じた。

業界では今年の受注目標額である700億ドルはもちろん、来年は海外建設50周年を迎えて累積受注額7000億ドルを達成するという計画にまで支障が生じるのではという懸念も出てくる。

20日現在の海外建設受注額は557億2700万ドルと、今年の目標(700億ドル)の79%。キム室長は「談合問題が対外信任度の低下につながれば、来年からは国内企業の入札参加制限などの問題が生じかねない」と懸念した。海外建設が揺れれば韓国経済も影響を受ける。建国大不動産学科のシム・ギョオン教授は「企業も過当競争をやめて公正競争のために努力しなければいけない」とし「国内経済に及ぼす影響などを考慮し、政府も過度に追い詰めるのを自制する必要がある」と述べた。
(引用ここまで)
 談合自体はまあいいですよ。
 どんな業界だって、どんな国だってあるでしょう。
 それがたとえ、なんの意味もなく川をいじくって2兆円かけて抹茶ラテを作ったり泳げない魚ロボットを作ったり、挙げ句の果てにはその余波でユニバーサルスタジオ建設を吹き飛ばした事業であったとしても。
 建設事業なんて、ある意味で談合の塊みたいなものですしね。

 韓国のすごいところは談合の存在ではなく。引用の太字部分。
 海外受注ができなくなるから談合摘発をやめろ……か。
 ここでも公ではないのです。
 法律を優先するな、というのは財閥の会長を釈放しろというのと同じですね。

 そんなに涙目になりながら建設業界が海外受注を行っているのですが、実はその大半が赤字受注だったりするのですけどね。



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楽韓WebのBlog版。今年中にはドメイン含めて移行予定。

うちはそこらにありがちなゼノフォビアライクなところとは異なっており、文化的・文明的背景をもって「なぜこのようになっているのか」を解説して、大いに韓国を楽しんでしまおうというコンセプトの元に2002年から設立されているサイトです。単純に韓国が嫌いなかたは他を見てもらったほうが満足できるんじゃないかと。

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