楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

KTX

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「韓国の玄関から高速鉄道を利用できる」と鼻息の荒かった仁川空港直通のKTX、わずか4年で廃線

300億円投じた仁川空港KTX4年で廃線、国際空港と高速鉄道に相乗効果なし(朝鮮日報)
 地方から仁川国際空港まで1本で行ける仁川空港行きの韓国高速鉄道(以下、仁川空港KTX)が開通から4年で廃止されることになった。仁川空港KTXは2014年6月に開通、一日に京釜線12回、湖南線4回、慶全線・東海線・全羅線各2回の合計一日22回、仁川空港を行き来していた。ところが昨年、ソウル駅から仁川空港駅まで仁川空港KTXを利用した乗客は一日平均3433人に過ぎなかった。全座席数が1万4970席なので77%が空席だったことになる。誰がどのような理由で同事業を推進したのだろうか。

 仁川空港KTXは2010年、鄭鍾煥(チョン・ジョンファン)国土海洋部(省に相当)長官時代に、「KTXに仁川空港とつなぎ、鉄道運営を効率化する」として推進された事業だ。同部の洪淳晩(ホン・スンマン)交通政策室長=当時=が主導した。ところが、韓国政府系シンクタンク・韓国開発研究院(KDI)の予備妥当性調査では費用便益比(B/C)が0.93と評価が低かった。B/Cが1未満というのは投資した費用に見合った利益が出ないという意味だ。事業進行が妥当かどうかを問う総合評価(AHP)指標は0.502で、最低基準(0.5)をかろうじて上回る程度だった。KDIは当時、「経済的妥当性がやや不十分なので、事業を施行するかどうか慎重に判断しなければならない」としていた。

 それにもかかわらず、国土海洋部は総事業費3000億ウォン(約300億円)以上かかるこの事業をゴリ押しした。KTX路線が唯一なかった仁川市も同事業を積極的に支持した。劉正福(ユ・ジョンボク)仁川市長=当時=は「仁川発KTX事業は私の最大の公約だ。仁川市民の交通利便性のため絶対必要だ」と主張した。11年6月に着工、新京義線(京畿道・ムンサン−ソウル・竜山)と仁川空港鉄道をつなぐ水色連結線(2.2キロメートル)を新たに作り、空港鉄道路線を高速鉄道が通れるよう、既存の線路を改良する作業などに3031億ウォン(約304億円)が投じられた。

 だが、実際にふたを開けてみると、料金が高くて時間もかかる「厄介者」になった。釜山駅からKTX路線に沿って仁川空港まで行けば7万2100ウォン(約7200円)かかるが、釜山駅からKTXでソウル駅まで行き、そこから空港鉄道に乗り換えれば6万7300ウォン(約6750円)で済む。ソウル駅から仁川空港駅までKTXでは約50分だが、空港鉄道を使えば直通で43分だ。このため当然、仁川空港KTXは座席の77%が空席となった。

 それでも、平昌冬季五輪開催時は仁川空港から江原道江陵に直接行ける大量の交通手段が必要だという理由で路線がそのまま維持された。16年5月に韓国鉄道公社(KORAIL)社長に就任した洪淳晩氏(17年8月まで)は「(仁川空港KTXは)平昌冬季五輪時に選手団や観客を輸送する最も速くて安全な手段だ」と述べた。
(引用ここまで)

 予告されていた仁川空港と各地方都市を直接つなぐKTXが廃止になりました。
 廃止になったのはソウルー仁川国際空港間での運行です。
 で、競争力がないっていうのは最初から予告されていたものである、という記事。


 実際に使ってみたのですが、驚くくらいに乗客がいませんでしたからね。

 じゃあ、なんでそんなものを無理矢理に通したかというと、ひとつは記事中にある仁川市長によるゴリ押し。
 もうひとつは平昌冬季オリンピックに向けて、海外からの客を直接平昌まで運べます……というところに国家的な威信をかけていたからということでしょうね。
 そもそも仁川国際空港から開催地への直接のアクセスというのは冬季オリンピックの立候補にあたっての公約のひとつでもあったのですよ。
 「ものすごい僻地らしいけどアクセスはどうなの?」って聞かれて「我が国が誇る高速鉄道を開催地まで敷いて見せます」って言っちゃったっていう。
 その後、一度計画見直しになったりしたのですが、けっきょくは最高時速250kmという準高速鉄道扱いで開通
 オリンピックが終わって仁川から直接のアクセスを必要としなくなり、仁川−ソウル間の運行終了ということになったと。

 そもそも仁川−ソウル間は既存の空港鉄道路線に割り込む形になったので空港鉄道自体の運行本数にも支障が出た上に、KTX自体も最高時速で150kmくらいしか出せない状況だったのですよ。
 空港鉄道の線路自体が高速鉄道用の専用線ではないので、実際には最高時速は100kmちょっとくらいだったんじゃないかな。
 横に高速道路が併設されているのですが、そこを走る自動車と同じくらいの速度しか出ていませんでしたから。

 というわけで既存の空港鉄道の邪魔になっていた。
 かつ、速度もそれほど出せなかったということで利点がなにもないというオチで終了です。
 高速鉄道というのは専用線を敷かないとさほど意味がない、という当たり前の知見と結論が当たり前に出た、ということでしたかね。

韓国の高速鉄道KTX、猛暑に時速70kmで徐行運転中……高速鉄道?

時速300キロのKTX、猛暑で70キロに速度制限(朝鮮日報)
 韓国鉄道公社(コレール)は23日午後、猛暑の影響で京釜高速線の天安牙山駅−五松駅区間で高速列車(KTX)の運行を時速70キロ以下に制限中だと発表した。

 最高気温37度超の猛暑日となった同日午後3時15分ごろ、天安牙山駅−五松駅区間の線路の温度は61.4度に達した。コレールは、時速300キロで運行していた全てのKTXを、列車安全運行基準に従って同区間を時速70キロ以下で走行するよう緊急の措置を取った。

 コレールは、レールの温度が55度以上であれば徐行、64度以上なら全てのKTXの運行を中止するよう細則で定めている。
(引用ここまで)

 普段の韓国であれば「徐行するように規定はあったのだが無視して事故」というパターンだったのでしょう。進歩しているって言ってもいいんじゃないかな。
 でもまあ、新幹線が猛暑を原因として運休とか徐行運転とか聞いたことないですね。東海道新幹線は雪に弱いのはしょうがないとして。
 というか、本家TGVでもそんなん聞いたことないなぁ……。
 
 おそらくは保線意識が異なっているのでしょうね。
 以前の楽韓Web謹製の動画や、新規路線のSRT(車体はKTX2)を見ても保線がろくにできてない感じですから。
 まあ、保線ができないのであればこうして徐行運転するなりして対応するしかないですね。
 「韓国の高速鉄道」としてはそんなもんかな、という感じ。

図解・TGVvs.新幹線 : 日仏高速鉄道を徹底比較 (ブルーバックス)
佐藤芳彦
講談社
2008/10/20

仁川国際空港からの直通運転KTX、「邪魔だから」という理由で運行終了へ

空席80%の仁川空港行きKTX、4年で姿を消す?(中央日報)
国土交通部によると、KORAILは先月19日、地方−仁川空港間のKTX運行を中断するという内容の「鉄道事業計画変更認可申請書」を提出した。KORAILは申請が受け入れられる場合、9月1日から路線を全面廃止する計画だ。

これに先立ちKORAILは3月末からKTX車両整備などを理由に仁川空港行きKTX運営を中断している。当初この路線には一日22回(片道基準)列車が運行した。京釜(キョンブ)線12回、湖南(ホナム)線4回、慶全(キョンチョン)線2回、東海(トンヘ)線2回、全羅(チョンラ)線2回だ。当初、仁川空港行きKTXは地方の乗客の空港アクセスを改善し、空港鉄道の利用を増やすという趣旨で2014年に運行が始まった。

これを受け、国土部は3日、仁川、釜山、光州、大邱、慶南(キョンナム)、全南(チョンナム)などの担当者と会議を開き、仁川空港KTXの廃止に関する意見を聞くなど世論を把握中だ。国土部の関係者は「今月末まではとにかく結論を出す予定」と明らかにした。

KORAILが廃止の理由として挙げるのは何よりも需要不足だ。昨年基準でソウル駅−黔岩(コムアム)駅−仁川空港駅の空港鉄道区間を利用したKTXの乗客は一日平均3433人。この区間に一日に供給されるKTXの座席(1万490席)の23%にすぎない。黔岩駅で乗り降りする乗客は870人で、仁川空港は2563人。10席のうち8席は空席で走っているということだ。

KORAILのホン・ミョンホ報道官は「他の路線では座席が足りず、立って利用する人も多い」とし「仁川空港までほとんど空っぽの状態で走る列車をソウルの南側の区間に投入すれば、はるかに効率的な乗客輸送が可能になるだろう」と述べた。また「路線が廃止される場合、ソウル駅の始発・終着KTX増便、KTX・空港鉄道連係乗車券の発売、光明(クァンミョン)駅都心空港ターミナル利用の活性化などを通じて従来の乗客の不便を減らすことができる」と説明した。 (中略)

空港列車を運営する空港鉄道側も仁川空港行きKTXの廃止を積極的に支持している。2014年にKTXが運営されたことで空港列車の運営が大幅に減ったからだ。一日420回ほど運行していたが、現在は357回に縮小した。KTXが運行する時間を避けるためだ。当時はまだ空港列車の乗客が少なかったが、現在は一日平均24万人が利用するほど乗客が増えた。一日に28万人が利用したこともある。
(引用ここまで)

 仁川国際空港から出ている直通運転のKTXが姿を消すのではないか、という話。
 平昌オリンピック・パラリンピックが終わったと同時に直通運転を中断中。
 まあそれも当然かな、と。
 仁川からの直通KTXは2回ほど使ったのですが、仁川−ソウル間は本当にがらっがら。
 1両につき60人乗車できるのに、ソウルまで5人しか乗ってなかったなんて状態でした(だけども楽韓さんの隣には乗客がきたのだった……)。

 その一方でがらっがらで空気列車とまで呼ばれていたA'Rexが最近になってようやく人気が出てきたとのことで。
 そりゃ、空港からソウルまでタクシーでぼったくられるよりは、空港鉄道で40分で行くほうが合理的ですわな。しかも急行で900円とかですし。椅子はすり切れていますが
 Wi-Fiもあって割と快適だったので「なんでそんなに人気がないんだろうなぁ……」とか思っていたほどです(ただし、Wi-Fiが使いやすいとは言ってない)。
 中国人が公共交通機関に乗らないのと同じ理由かなぁ、とか考察したことがあるのですが。

 しかも、KTXとはいえ仁川−ソウル間は最高時速で150km。おまけに動力集中方式だからトルクがなくて一度速度を落とすとなかなか戻らないというとても高速鉄道とは思えないようなものでした。
 まあ、速度を出すとガタピシいうのですけどね。
 それでいて仁川−ソウル間の料金は3倍とかでしたしね。
 中止しても「国際空港から高速鉄道に直接乗車できる」という体面以外はなんの問題もないんじゃないかな。

韓国人記者が「KTXの騒音はあまりにもひどい。日本人に『戦車の中かと思った』と言われるレベルだ」と大憤慨【動画あり】

「戦車の中なのかKTX室内のかわからない……」(世界日報)
知り合いの結婚式に出席するために4月7日の午後、釜山発ソウル駅行KTX206号列車に乗った。
列車が10分を走って釜山都心を離れ金井トンネル(20.3辧国内最長の鉄道トンネル)に入った瞬間から、普段からひどいと思っていた騒音は加速度的にひどくなった。
証拠を残さなければという考えに金井トンネルを通って千聖山トンネルを通過する間に、携帯電話を取り出して録音を開始し、2分ほど続けた。

「ピピピピ、ビー、ビー」という機械音に加え「ヒュー、セエエン、セエン」というような機械的ノイズが延々と続いた。ちょうどKTXの関係者が通ったので「KTXはなぜこのように騒音が激しいのか。とても眠れない」としたところ、「トンネル通過時は、元からひどいのです」という答えが返ってきた。
「これ録音して、インターネットにアップしてもいいものだろうか」と言うと「ぜひ上げてください。そうすれば問題提起にもになるでしょう」と言われた。
KTX京釜線の場合、全区間に70以上にも及ぶトンネルがあるために、騒音が少し低くなる平地からすぐまたトンネルに入る現象が繰り返される。このため、騒音によるストレスが加重されている現象さえ現れている。
臨時便として投入されているKTX 206号列車の場合、車内騒音がトンネルでの基準値71db(平地66db以下)をはるかに超える80dbを上回ると予測される。この基準値自体も住宅地、観光・休養地区事業場における夜間基準値(45db以下)に比べて途方もなく高く策定された不合理なものである。

現在KTXの室内騒音レベルは環境意識が韓国に比べて大きく及ばない中国の高速鉄道に比べても非常に高い。中国の首都北京と第2の都市上海を接続する1318劼猟垢気竜滬高速列車も室内の騒音は65dbでKTXに比べてはるかに良好である。
特にトンネルと平地の区別なく全区間40dbを下回る、日本の新幹線の快適な乗り心地、静粛性には比較すらできない。 (中略)

日本人大島典子(51・釜山鎮区)氏は、「日本の新幹線室内は非常に静かなです。韓国の高速列車に乗っていると、トンネル通過時に戦車に乗っているような感じがする」とし「日本の観光客がKTXを利用して、慶州やソウルにたくさん行っているので騒音を減らすことができれば、さらに気持ちよく観光を楽しむことができるだろう」と述べた。
(引用ここまで)

 KTXに乗った記者が「これはあまりにもひどいのでは」ということで特別レポートを掲載した、といったところですかね。
 日本では「プッシュプル方式のKTXは動力分散方式の新幹線よりも静かだ」というような話がまことしやかに語られているのですが。
 たとえば「日帰りで平昌に行ってみよう」という朝日新聞記者によるレポートなんかも「新幹線より静かかも」って書いてましたね。
 平昌行きのKTXは時速250kmに最高速度が制限されているので、そういうこともあるかもしれませんが。

 毎度毎度おなじみのこの動画でも貼っておきますか。


 実際、ガタピシ言い出すのは280km/hを超えたあたりから。
 定期的にこの動画に「フェイクだろ」とか「手で揺らしている」っていうコメントがつくのですが、そしたらガタピシ音はどうやって出しているんですかね(笑)。

 でもってこちらが記者の録音したもの(音声のみ)。他サイトでの再生が許可されていないので、リンクのみ。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=AohrBzKbtOM

 どちらの動画でも聞こえているこの「キーン」という耳障りな音は一定速度を超えると延々としています。
 軽量化のために車体が薄くて応力に負けているのだろうなぁ……というイメージです。あと振動に関しては保線の問題もあるでしょうね。

 新幹線の車内が40デシベルっていうのはどこから出てきた数字なのか不明ですが、まあKTXに比べたらどこの高速鉄道だって静かだと思いますわ。

飛行機、新幹線を多用するならホントにおすすめ。
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2017/9/5

身体が氷結した? 平昌五輪会場のレポートがけっこうな怖さ

零下14度、宿泊費は通常の3〜10倍!! 極寒の平昌オリンピック開催地をルポする(文春オンライン)
 車を降りた瞬間、体が氷結した。

 その日は雲一つない快晴だったが、気温は零下14度! ところどころに残っていた雪が、強風で粉雪となってクルクルと舞っていた。 (中略)

 昨年暮れに訪ねた大関嶺面(テグァンリョンミョン)は、開・閉幕式が行われるメインスタジアムがあり、スキージャンプなどの会場となる平昌オリンピックの中心地。期間中、オリンピック組織委員会をはじめ、プレスセンターなどが設置される。そんな、開催が直前に迫った現地をルポする。 (中略)

 メインスタジアム近くにあった小さな記念品店に入ると、チマチョゴリ風のエプロンやオリンピックマスコットのキーホルダーなどが所狭しと並んでいた。そろそろ客足も増えていて、国内のスキーヤーやオリンピックの下見に来ている欧米人などが多いという。

 店番をしていたのは地元出身の大学生で、せっかくだからオリンピックに関わりたいと帰省した。

「やっぱり地元でオリンピックが開かれるからには参加したいですよね。ただただ無事に終わってほしい」

 そう語る彼女に寒さ対策をどうしているのか訊くと、「地元住民は寒さに慣れているから」と言いながらも、冬の気温が下がる日はロングダウンジャケット(膝下まであるダウンジャケット)と耳まで隠れる帽子(この上にさらにダウンジャケットのフードをかぶる)、手袋はもちろん必須で、冷えやすい足下には靴下を2枚重ねし、顔も冷気に触れないようフェイスマスクで覆うそうだ。

 そして、忘れてはならないのが携帯のスペアバッテリーや充電機器で、「外で電話しようものなら、寒さであっという間にバッテリーが減ります」と教えてくれた。

 そう、開催を前に今、平昌オリンピックで一番怖れられているのがこの寒さだ。
(引用ここまで)

 韓国在住の記者による平昌の現地レポート。
 11ヶ月前にあった四大陸フィギュアのレポートの時に比べると、アクセスや宿泊状況についてはマシになっている感じですかね。

 KTXの開通でだいぶ様相が変わっているというのは実際なのでしょう。
 ソウルから2時間で着くっていうなら、のぞみで東京〜京都間とさほど変わらない。目的がひとつだけなら日帰りも可能な範囲になったとはいえますか。

 ところで現状、北米には大寒波が訪れていてフロリダでは30年ぶりの積雪、ニューヨークでは爆弾低気圧で街が凍ったと言われ、州知事は非常事態宣言発令。ボストンでは潮位が上がって街中氷水まみれ。カナダでは動物園のペンギンが屋外から待避するという状況になっているそうです。
 去年、すさまじい寒波が襲ったヨーロッパも同様に寒いらしく。全世界的に今年の冬は平年よりもかなり寒いものになりそうとのこと。

 この記事の中でも風の強さと、それによって下がる体感温度について語られていますね。
 平昌の名物はスケトウダラの干物とのことで、それも強い風あってのものだとか。
 前に九州旅行した時にイカを回転させて干しているのを見てちょっと驚いた覚えがありますが、あれも人工的に風に当てて一夜干しを作る機械なのですね。ちなみにあの機械の名称は「いかぐるぐる」。

 さて、低温と風のダブルパンチで、開会式場で行われた杮落としのコンサートでは低体温症患者が出たことから、「シベリア開幕式」にそなえて防風幕をつけるということになったそうですが。

 ・施設は解体が簡単なように風が抜ける骨組み中心の構造体になっている。
   ↓
 ・そこに防風幕をつける。
   ↓
 ・防風幕が風を受け止めて応力が発生する。

 ……一瞬、ドリフの「盆周り」が頭の中にかかったような気がしたのですが、気のせいでしょう。

ザ・ドリフターズ ベストコレクション
ザ・ドリフターズ
渡辺音楽出版株式会社
2004/11/25

平昌−ソウル間の高速鉄道KTX開通!→始発列車はガラガラ……これがオリンピック後は続く模様

韓国 国際空港と五輪会場結ぶ高速鉄道 一部で営業運転始まる(NHK)
韓国で、来年開かれるピョンチャンオリンピックとパラリンピックに向けてソウル近郊の国際空港から大会会場までを直行で結ぶ高速鉄道の路線が開通し、22日から一部の区間で営業運転が始まりました。

韓国は、オリンピックとパラリンピックのために高速鉄道KTXでソウル近郊にある空の玄関口、インチョン(仁川)国際空港から大会会場のピョンチャン(平昌)とカンヌン(江陵)までを直行で結べるよう、路線を大幅に延長し、このほど開通しました。(中略)

高速鉄道ではソウルからピョンチャンまでおよそ1時間40分で着くことができるようになり、従来の車やバスに比べて時間が大幅に短縮されるだけに、乗客からは「ぜひ高速鉄道を利用してオリンピックの観戦に行きたいです」といった声が聞かれました。
(引用ここまで)

 招致時には「開催決まったら高速鉄道ひいちゃうから地方でも大丈夫。仁川国際空港から1時間!」とぶちあげていた平昌向けのKTX。
 実は政府にはそんなつもりはまったくなかったという暴露がありましたね。

 けっきょく準高速扱いで最大時速200kmのものですが、なんとか開通にこぎ着けたとのこと。線路を高速用にしなかったおかげで費用はそこそこ安くあがったって話です。
 メディアによっては時速250kmだって書いてあるところもあるのですが。
 1編成410人定員で、オリンピック期間中は51便。ソウルからKTXを使って行けるのは21000人弱かぁ……。バスとの併用でそのくらいで大丈夫っていう算段なんでしょうかね。
 立席もあるのかな。

 ソウルから会場最寄りとなる珍富駅まで183km、東京−静岡間くらいです。
 ソウルからは1時間37分ほど、仁川国際空港から2時間20分ほどかかるそうです。まあ、現実的な解ではあるかな。
 料金は指定席の一般室でソウルから平昌駅まで19700ウォン、珍富駅まで21900ウォン。東海道新幹線の1/3。
 バスだと3時間、12900ウォン。相変わらず公共料金は激安。

 日本からも鉄な人たちが何人か向かったそうです。 始発に乗車されたかたのつぶやきがこちら。


 NHKの映像では一般室はそこそこ入ってるような感じでしたが、特室はガラガラだったとのこと。
 あるいはNHKのほうは始発ではなく、昼間のものなのかもしれません。
 日本人から見れば激安に見えるKTXも韓国人からしてみると「高くて乗ってられない」という水準になるそうで。
 ソウル−釜山間の400kmで58800ウォンとかなんですけどね。
 グリーン車に相当する特室は1両のみ。料金は5割増し。激狭な2×2席の一般室に比べて余裕のある2×1席になります。それでも新幹線の指定と同じくらいの席だったりしますが。

 韓国に鉄オタってあまりいないんですかね。
 って鉄子の旅 6巻にはそれほどいないというようなことが書かれてましたっけ。
 言ってみれば、オリンピックなしの実需は上記のTwitterのほうなのでしょう。
 楽韓Webでも「平昌、それは最後のフロンティア」とか書いていましたが、実際にド田舎だしなぁ……。
 オリンピックが終わった1年後、どうなっているかを見てみたい感じではあります。

西村京太郎はKTXにまで手を出していたのか……。
韓国新幹線を追え (講談社文庫)
西村京太郎
講談社
2016/2/13

平昌オリンピックに投入される高速鉄道、あの超振動KTXだった! なお、試運転ですでに死亡事故発生済み

安全性は大丈夫か? 五輪用の高速鉄道で事故・故障が頻発(産経新聞)
 聯合ニュースは9月14日、平昌五輪の開幕に合わせて開通させようとして、無理な試運転を行ったと報じた。鉄道施設公団はシステムエラーを事故の原因と指摘しているが、鉄道労組は「それは責任回避にすぎない。開通時期に追われて点検時間を節約しようとして安全対策もなく、無謀にも同一線上で2本の列車に試運転を強行させたことが根本的な原因だ」と強調した。また、システムエラーが発生した場合、列車は追突するしかなく「運転士の命を懸けた無謀な試運転が惨事につながった」と非難した。

 新型の高速鉄道は3月11日にも突然停止する故障を発生した。原因は主な改良点である電力供給部のボルトが1つ正しく締められておらず、そのためバッテリーが早く消耗してしまったようだ。

 東亜日報によると、この問題は3月に国会の国土交通委員会で取り上げられ、新型車両は昨年12月に商業運行されてから1カ月に1回の頻度で障害が発生していると指摘されていた。3月の故障を受けて、韓国鉄道公社(KORAIL)は改良した電力供給系統を集中点検してボルト問題を確認。「製造上の欠陥」と結論づけ、現代・起亜自動車グループ傘下の製造メーカー、現代ロテムを介して部品交換やシステム変更などの措置を行ったと伝えられる。

 ただ、新型車両が故障を生じたのは運行開始から5〜19日しか経っていないことから、試運転が正常に行われて、初期障害の原因を確認して除去したかの議論が起きたという。KORAILは法律に基づいて実施したと釈明するが、専門家は別路線で試運転した論法に否定的で「線路は路盤と曲線の半径、高さなどに違いがあり、その路線で試運転が必要だ」と問題視したという。
(引用ここまで)

 ああ、あのATPが作動したかどうかすらよく分かっていない事故を起こした車両はこれだったのか……。
 なるほど、驚愕の振動鉄道SRT用に開発されたKTX-山川の改良型である120000型/SR130000型と同型の140000形が平昌に向かう原州江陵線に投入されるのですね。

 さらっとKTXのこれまでの歴史を辿ると……

 KTX-I(100000形。フランスから車両ごと直輸入)
 KTX-I(100000形。部品輸入して韓国でノックダウン生産)
 KTX-山川(110000型。韓国の純国産技術で作った、という建前)
 KTX-山川改良型(120000型=SR130000型=140000型)

 ……なんでこんなに型番の桁数が大きいのだろう。
 KTX-山川については韓国の裁判所からも「欠陥列車」という認定を受けているくらいなので、その改良型が製造されたということです。

 それではまずその改良されたKTXをSRTにリースした「SR130000型」の振動の様子でも見ていただきましょう。平昌への高速鉄道はこれと同型です。


 専用線ではない平昌への投入は最大時速が250kmなので、ここまで揺れるかどうかは不明ですけどね。
 楽韓さんが撮影したKTX-山川(おそらく110000型)の揺れ具合も見ておいてくださいな。


 ちなみにこの動画に「カメラを揺らしているだけだろ!」って文句のコメントをつけてきた人がいるのですが、ビビり音はどうやって説明するんでしょうか。

 以前に平昌への取材はしないと宣言しましたが、投入されているKTXがこれであることが分かったらなおのことですね……。

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2012/07/25

韓国で平昌冬季五輪に向けて開通する鉄道路線で試運転 → ATS作動せずに死亡事故

平昌五輪用の列車2台が試運転中に衝突、7人死傷(朝鮮日報)
平昌オリンピック輸送列車試験走行中「バン」... オリンピック安全警告灯(聯合ニュース・朝鮮語)
13日未明、京畿道楊平郡京義中央線線路で追突した車は、「2018平昌冬季オリンピック」の輸送を支援するため、試運転中だったことが確認された。 (中略)

事故車は仁川国際空港第2旅客ターミナルの接続鉄道建設事業(6.4辧法既存の線(調査〜書院株)高速化事業(108.4辧砲髪濕〜江陵鉄道建設事業(120.7辧砲嚢圓錣譴織リンピック輸送支援事業のために試運転中だった。

このうち、12月に開通予定の円周〜江陵区間では、KTXが最高速度250劼覗るのに比べて、既存の京義中央線はムクゲ・セマウル号などが最高150丗度で運行する。

二区間が接続されるに既存京義中央線の信号システムなどが新設区間と連動しなければならず、鉄道施設公団は最近、この作業を終えてコレイルに試運転を求め、この日の旅客列車が接続されていない機関車2台を投入して試運転を行った。

試運転では、列車の自動防護装置(ATP・Automatic Train Protection)の点検が重点的に行われた。

ATPは列車が制限速度を超えて運転したり、進入を控えた区間に他の列車があれば、機関室に異常信号を送信し、速度が改善されない場合、自動的に列車を停止する緊急ブレーキ機能を持っている。

この日の午前4時、書院主駅から5分間隔で出発した機関車2台は楊平駅まで停車せずに一定の間隔を維持し運行する予定だったが、何らかの理由で前の機関車が楊平駅に着かない時点で立ち止まり、この後に従った機関車がそのまま衝突した。

このため、鉄道施設公団などはATPが動作していないのか、あるいは動作中に異常を起こして事故が起きたと推定している。事故当時ATPがオフになっていた可能性も出てきたことが分かった。

正確な事故原因は調査中だが、開通後のオリンピック期間にこのような事故が発生した場合、大きな犠牲者が生まれる可能性は明らかな事故だった。

チェ・ジンソク交通研究院鉄道の安全・産業研究センター長は「ドイツなどの過去の事例に照らしてみると、高速化、鉄道での事故が発生した場合の被害規模は想像もできない」とし「平昌オリンピックを控えてシステムの欠陥を発見することができるきっかけにならなければならない」と述べた。

コレイル関係者は「事故の回復と原因を明らかにするすべての努力を傾けて同じことが再び起こらないように最善を尽くしたい」と述べた。
(引用ここまで)

 ATPは日本でいうところのATS、ATCに相当する装置で、記事中にあるように列車同士が一定距離以内に接近した場合に警告を出し、自動で停止する機能を持っているものです。
 まあ、先進国の鉄道であれば名称はともかくとして、こうしたなんらかの保安システムが搭載されています。ヨーロッパでは各国で独自仕様のものが採用されていて、乗り入れが大変だという話をどこかで読んだ覚えがありますね。
 ただまぁ……韓国の場合は搭載してあっても動作しなかったなんてことが多いのですよ。
 これはソウルの地下鉄2号線でしたが、ソウル地下鉄もKORAILが運行管理しています。
 こちらの事故の原因は、アメリカ、ドイツ、日本と保安システムの混載が原因で、ATSの誤作動が多いので常習的に消していたので停止しなかったというものでした。

<ソウル地下鉄追突>自動停止装置、常習的に消して走っていた(中央日報)

 システムをいくら搭載しても、けっきょくのところ運行管理は韓国人なのです。

 先日、平昌には行かないと宣言しました。
 記事にあるように新規路線。それもKTX。さらには突貫工事での高架敷設
 そして、ATSを搭載していてですら、こういった事故が起きる。
 まあ、ひとつひとつはまだなんとか確率的にやりすごせても、こうして要素が増えると指数関数的に事故確率が増えていくのですよね……。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
ジェームズ・R・チャイルズ
草思社
2017/8/8

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