神田松鯉一門会
横浜にぎわい座
9月10日(火)

19年09月10日01

19年09月10日02

玄達と宮内~寛永宮本武蔵伝 神田松麻呂 開口一番 19:00~
羽黒の勘六~清水次郎長伝 神田鯉栄
徳次郎の生い立ち~天明白浪伝 神田阿久鯉
神崎の詫び証文~赤穂義士銘々伝 神田鯉風
(仲入り)
鮫講釈 神田松之丞
河内山宗俊 松江候玄関先~天保六花撰 神田松鯉 ~21:20

まさに多士済々という感じの松鯉一門会でした。

松鯉一門をまとめてにぎわい座で聴けるというありがたい会です。
前売で完売。女子率が高く、半分以上が女性客でした。
開口一番は松之丞のラジオで名前を耳にしたことのある松麻呂。「玄達と宮内」を10分、客席をちゃんと温めてくれました。

鯉栄は久し振りだと思って、後で確かめたら3年振り。「男にますます磨きがかかってきた」という自己紹介通り、お得意の「羽黒の勘六」を格好良く決めてくれました。

阿久鯉は小中高と横浜市立に通ったと、地元をアピール。天明白浪伝の「徳次郎の生い立ち」は初めて。
義賊・天狗小僧の断首を見て、自分も盗賊になろう決意する徳次郎。そんな徳次郎を励ます親分の度量の大きさが心地よい一席でした。

初めて聴く鯉風は、松之丞で何回か聴いた「神崎の詫び証文」。よく透る声で、わかりやすく進めていく鯉風、松之丞とはひと味違う高座を楽しんで仲入りです。

松之丞は「落語家さんから習った好きなネタ」、蒲鉾屋は音がうるさいと言われてたと仕込みをして「鮫講釈」。去年の秋、兼好との二人会で兼好からこのネタを習っていると聞きましたが、1年後に聴くことができました。
「この人だ、パクパクされるのは」なんていう台詞で笑わせ、講釈師の名前は貞山の弟子で貞船(ていせん)、「船が止まるわけだ」。
講釈の脱線では、本日出たネタを取り入れたりとサービスもたっぷりの一席。半年振りに聴いた松之丞、やっぱり面白いですね。

トリの松鯉は去年、松鯉・松之丞・鯉昇・鯉八の二師弟の会で聴いた「河内山宗俊 松江候玄関先」。丁寧で静かな語り口に楽しんでいるうちに終演となりました。
話を終えた松鯉の笑顔がなんとも素敵で、この会のすべてを表しているようでした。


千葉市の友人は、今朝やっと電気が復旧したそうです。
落語や講談を気楽に楽しめる幸せを改めて感じます。