第五回 よこはま旭区落語・演芸祭り サンハート喬太郎の会
サンハート(横浜市旭区民文化センター)
9月15日(日)

桃太郎 金原亭乃ゝ香  13:45~
宗論 春風亭ぴっかり
紅緒の楽屋草履(名人小団次) 一龍斎貞寿
(仲入り)
ジャグリング ストレート松浦
花筏 柳家喬太郎   ~16:05

出演者全員が持ち味を発揮してくれました。

急いで食事をとって次の会へ。喬太郎はこれまでもゲストとしてこの催しに出てましたが、今年は「喬太郎の会」を開催。ほかもなかなかの顔ぶれなので楽しみです。
まずは乃ゝ香で「桃太郎」。ルックスが話題になることが多いけど、しっかり笑いをとれる高座を披露。成長が感じられます。

ぴっかりは、乃ゝ香には妹弟子が2人いて、一番下は14才の中学生とそのかわいさを紹介。落語家の二世にはAチームとBチームがあり、Bチームの代表が木久蔵…。
マクラでしっかり笑いを取って「宗論」。
顔をぶたれた若旦那の「安倍、野田、小泉、小渕(おぶち)になりましたね」なんていう台詞もあり。マクラの勢いをサゲまでキープ。バツグンの安定感を示す一席でした。

箱根駅伝好きの貞寿は、午前中にあったマラソンのMGCを熱く語る。話したいことは一杯ありそうだけど、なんとか切り上げて、芝居が舞台のネタに。初めて聴くネタで、最後に「紅緒の楽屋草履」と教えてくれました。
市川小団次は若い頃、大坂で米十郎の名前で舞台に上がっていた。ある時、出番に遅れて座頭の怒りをかう。階段から蹴落とされた米十郎は座頭の草履を持って逃げ出す。そして17年後、江戸で2人が再会するという物語。
初めてなので、どう展開するのか興味津々で聴くことができました。

ストレート松浦は、お手玉にさりげなく新しい芸がプラスされてました。
お待ちかねの喬太郎は、「11日から旅の仕事が続いていて今日、大阪から戻って、ここにいる。つまり、疲れてます」と、いつものように客席の期待を冷ますように笑いをとっていきます。
相鉄線の終点は海老名。落語協会の人間は「海老名」という言葉には過剰に反応してしまうと地元の人にサービス。
ネタは、今やっている相撲に合わせて「花筏」。
喬太郎では何回も聴いてますが、初めの方で、親方から1日にいくら稼げるか聞かれた提灯屋が「提灯を張って、張って、張り抜いて」と答えてました。いつもこの台詞があるのかもしれませんが、サゲに繋げる台詞に初めて気がつきました。
途中でお得意の「心の叫び」で脱線したりと、安定した笑いを提供してくれる喬太郎でした。

前半の女性3人もそれぞれにレベルの高い高座を披露してくれたし、満足の会となりました。
喬太郎は11月のスズナリに一度は行けそうなので、そちらに期待です。
関係者の人はいろいろ大変でしょうが、来年もこの催しが開かれますように。
そうそう、喬太郎がマクラで市馬がよく大相撲の中継に映ることにふれてましたが、正朝があの席を持っている人が席を手放したと高座で言っていたことを、ネットで目にしましました。