ものつくる日記

使いやすくておしゃれなデザインの漆器「楽膳-RAKUZEN」デザイナーの日記。開発のエピソードや漆器の豆知識など。日々思うことを書かせていただきます。

桃専用☆ギフトボックスできました(後編)

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
前回に引き続き
桃のギフトボックスと桃の話です。

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福島県は桃の生産量全国2位の桃の産地です。
盆地気候の福島市、伊達市を中心に栽培されていて
皇室にも献上されるほど甘くて高品質の桃が育ちます。

箱に印刷されている文章は、福島桃の紹介文。

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桃産地で暮らす人のあるある=桃はもらうもの。
そして各人に固さの好みがあって
固い桃派と柔らかい桃派がいます。
もらう桃というのは
たいてい農家さんからの採れたてでリンゴみたいに固い。
スーパーで売られてる桃は収穫から時間が経ってるのでやわやわ。

固い桃を知らない人と話すと
固い桃=甘くないと思われがちですが
しっかり太陽を浴びて熟してから収穫するので、甘いんです。
固い桃の香りはフレッシュでさわやかな甘さ。
柔らかくなるにつれて濃密な甘さの
みんながイメージする桃の香りに変わります。

鮮度ばつぐんの産直桃だから固いんだよ。
桃は数日で柔らかくなるから
固い桃=ぜいたくなんだよ。


県外の人たちに固い桃の魅力が伝わったらいいなと
固い桃派のおおたけは願っています。

箱の側面にはハート型の穴が空いています。

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湿気を箱の外に逃がす空気穴の役割と
柔らかく完熟した桃の甘い香りが穴からふわりと漂ってくるしかけ。
桃の香り成分「クマリン」には幸せな気持ちにしてくれる
リラックス効果があるそうですよ。

桃の向きが上下逆向きじゃない!?
と思う方がいらっしゃるかもしれませんね。
桃太郎のイメージで桃=逆さハートが浸透してますが
木になっているときの桃はこの向き(ハート)なんですよ。

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8月!桃が美味しい季節ですねー
ご覧いただきありがとうございました。

桃のギフトボックスと福咲和紙は、三和紙店さんで販売されています。
気になった方はぜひ!
三和紙店さんのウェブサイトはこちら

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桃専用☆ギフトボックスできました(前編)

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

最近デザインさせていただいた、桃専用ギフト箱のご紹介です!

「ケーキ箱みたいな桃のギフトボックスを作りたい」
とご依頼をくださったのは福島市の「三和紙店」さん。
三和紙店さんが自社開発された「福咲和紙」
なんと桃の枝を材料に生まれた和紙です!(特許申請中)

フルーツのギフト箱にはおしゃれなデザインがほとんどない。
贈答用桃なら1個500円もしたりとか
有名パティシエ作のケーキと変わらないお値段なのに
パッケージはなおざりにされがちという現実。

福咲和紙でおしゃれな桃専用の箱を作りたいということで
三和紙店さんと一緒に作った箱がこちら。

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ケーキを贈るように、福島の甘い桃をどうぞ。
ちょっとした手土産に、かしこまりすぎず
「ありがとう」「おつかれさま」
ほんの気持ちを伝えるギフトにケーキもいいけど
桃を選ぶのもアリだよねと思ってもらえたら最高。
食べきれるように桃が2個(小玉は3個)だけ入る大きさです。

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「福咲和紙」には福島の農業を応援したい!
という熱い思いが込められています。


福咲和紙プロジェクトのリーダー・小野さんは
もともと福島の果樹産業に関わるお仕事をされていたのが
ご実家の家業を継がれて紙の仕事に就かれたそうです。

震災・原発事故後から7年が経った今でも
風評被害で苦しい状況が続く福島の農業。
福島の農作物を食べるのに抵抗があっても
福島を応援したいと思っている人はきっとたくさんいるはず。
直接口に入る農作物でなく紙にすれば
広く手にとってもらえるのではと考えて
桃の剪定枝から和紙を作ったそうです。

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桃の枝を混ぜ込んだ紙は着色していないのに
ほんのり桃色で、やさしい風合いです。
手漉きと機械漉きの2種類があります。
桃のギフト箱は機械漉き和紙で作られています。
(写真のピンク色のは着色あり、ベージュ色のが無着色)

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桃のギフトボックスと福咲和紙は、三和紙店さんで販売されています。
中身も、箱も「桃づくし」な箱
気になった方はぜひ三和紙店さんへお問い合わせを!
三和紙店さんのウェブサイトはこちら

ご覧いただきありがとうございました。
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漆塗りを習う・23回目

こんにんちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

今回でついに金継ぎが終わります!
なかなか習いに行けなかったせいで1年半くらいかかりました...長かった。

 半乾きにした赤漆に金を蒔く(乾口を取る)

化粧筆に金(消粉)をとって赤漆に乗せていきます。
コツは
赤漆にいきなり金を乗せるのでなく
まず漆の横に金を置いて→筆をすっと動かす
のだそう。
筆を動かすときに力を入れると漆がヨレてしまうので
力は入れず、すっと筆を滑らせるのもポイント。


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 何度か金を重ね塗り

金を蒔いた箇所は、漆が金を吸ってすぐに赤色が透けてきます。
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赤色が透けてきたら金を重ね塗りします。
金を蒔いた日のうちに時間を空けて何回か繰り返します。
この時は室に入れる前に3回くらい重ね塗りして
その後、室に入れてからも数時間置きに2〜3回、金を重ね塗りしました。

↓室に入れる前、3回くらい金を重ねた状態です
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 金継ぎ完成!そして残念な例も...

室で完成させて、ついに金継ぎ修理が終わりました!

前回の日記で
「乾口を取る赤漆はオーバーめに塗るのがコツ」と書かせていただきました。

こちらのカップ、金の周りに赤漆が見えていますね。
乾口の下の層の赤漆がはみ出てしまったのでした...

外側だけでなく
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内側もはみ出ている...
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赤漆がはみ出た場所だけにもう一回
乾口を取り→金を蒔くと、いかにもやり直したのが判って
さらに残念な見た目になってしまうと職人さんに言われたので
これはデザインなんだと自分に言い聞かせて良しとしました。

金継ぎ修理を終えた器たち。
また現役に復帰です!
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金継ぎしたカップでコーヒータイム。
感無量ですねー
直す前より思い入れが深くなって
これからも大事に使っていこう!と思いました
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金継ぎの先生をしてくださった「一心堂」さんは
金継ぎ教室、金継修理をやっていらっしゃいます。

わたしも直してみたい!直してほしい!という方はぜひ。
一心堂さんのウェブサイトはこちら

ご覧いただきありがとうございました^ ^
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漆塗りを習う・22回目

こんにんちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

「漆塗りを習う」シリーズ、「金継ぎ」もあと2回となりました!
金を蒔く一歩手前まで進みましたよ。

今回は
下地の赤漆を研いで、さらに赤漆を重ねて乾口(ひくち)を取る
です。

下地の赤漆を研ぐ
前回塗った赤漆を#1000の耐水ペーパーで水研ぎします。
表面の凸凹を平らにするためです。

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器の素地が見えてしまってヤバイ?と思ったけど、大丈夫でした!
欠けの修理をした箇所は凹んでいる=赤漆が残るので
研いで素地が見えた場所の漆=余分な漆となるそうです。

赤漆を塗る・2回目

研いだところに赤漆を重ねて塗ります。
細かい作業なので蒔絵筆を使います。

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コツは薄く塗ること。
厚塗りすると乾燥中に漆がヨレてしまいます。
でも、いちど失敗してみないと厚いのかちょうどいいのか、判らないんですよね。

もうひとつのすごく大切なコツ。
下の赤漆が完全に隠れるように塗ること!
下の赤漆よりもはみ出るくらいでいいみたいです。
後にこれがとっても大切だと実感することになったのでした...

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塗りたての漆のツヤツヤ感が好きです。

20分ほど乾かし→乾口を取る

● 乾口(ひくち)を取るとは
漆が半乾きの時に粉(金、銀など)をふりかけて漆と密着させることをいいます。

20分ほど室に入れておくと先ほどの赤漆が半乾きになって
触るとぺたぺたした感じになります。
これが乾口が取れたサイン。
職人さんは素手で触って確かめていらっしゃいますが
真似をするとかぶれる方が大半だと思われます。

乾口が取れたら、いよいよ金を蒔きます。
これが金粉。

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粒子が細い「消粉」とそれよりも粒子が大きい「丸粉」があるそうです。
消粉は蒔いたら完成、つや消しの仕上がり、
丸粉は蒔いた後にさらに研いでピカピカの仕上がりにできるそう。
使ったのは消粉です。

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金って、産地によって色が違うらしいです。
左右の金粉、どちらも消粉なのに微妙に色味が違いますねー。

長くなってしまうので、金を蒔くのは次回の日記に。
いよいよ金継ぎのクライマックスです!


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木地師さんの豆知識受け売り

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。

今回も少々マニアな内容。
前回の日記でご紹介した木地職人さんは木が大好き。
そこでお聞きしたトチ材にまつわるお話です。

RAKUZENの商品の多くはトチ材を材料にしています。
トチ材は、白い木目が美しい、中くらいの硬さで加工のしやすい材。
ここまではわたしも知っていました。

ここからが初耳だった、職人さんのお話。

辺材のほうが高価な木材はトチだけ
心材は死んだ細胞


〈辺材のほうが高価な木材はトチだけ〉

一般的には心材が高級な木材とされますが
トチには心材がほとんどないそうです。

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乾燥中のトチ材。
ほんとだ!赤い部分がないですねー

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さっきの木材、近寄ってよーく見ると
木材の中心にほんの少しだけ赤っぽい部分があります。
赤丸で囲った場所が心材で「偽心」というそうです。
偽心は木材はおろか薪にもパルプや木炭にもできない、利用価値のない材だそう。

心材がほとんどないんだから、辺材に価値があるのは当然ですね。
でも、どうしてトチは心材がほとんどないんだろう?
次に木地師さんにお会いした時に聞いてみよう。

〈心材は死んだ細胞〉

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トチ以外の木材。
丸太の真ん中、赤いところが心材、外側の白いところが辺材です。

心材は硬くて反りにくいから辺材よりも珍重されるのは知っていました。
でもどうして硬いのか、考えたことはありませんでした。

木の表皮側の細胞がいちばん若くて、毎年外側に若い細胞ができていく
すると、内側の古い細胞はやがて死んでいくそうです。
死んだ細胞は硬く、赤い色に変わり、心材になります。

しかも!死んだ細胞は虫が嫌いな匂いを出して
木が虫に食い荒らされるのを防いでくれるそうです。
ヒノキの香りに防虫効果があるのはこのためなんですねー

1本の木のなかに生きた細胞、死んだ細胞が共存していて
死んでからも木全体を守っている。
1本の木のなかに宇宙を感じるお話でした。
自然ってすごいなー。

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会津塗を支える鈴木式ろくろ!

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。

今日は少々マニア向けな内容。
これを楽しく読んでくれる方とは仲良くなれそうな気がします。

「鈴木式ろくろ」をご存知でしょうか?
会津で漆器産業に関わっていない方で
知っている方はマニアな部類だと思われます。

先日、RAKUZENの木地職人・長谷川利之さんの工房におじゃましてきました。
そこで聞いてきたお話が、鈴木式ろくろ。

会津の漆器産業は戊辰戦争の敗戦で一旦ぺしゃんこになって
その後、明治時代に発明された鈴木式ろくろによって再び一大産地になりました。

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図面です。特許制度って明治時代からあったのですね。
会津人の鈴木治三郎さんが発明したから鈴木式ろくろ。

画期的だったのが「スリ型」を使って器を挽くという点。
スリ型というのは刃物で木地を挽く際のガイドのようなもの。
それまで1点ずつ職人の感覚で木地を挽いていたのが
スリ型があることで同じ形の器を短時間で
大量に作れるようになったというわけです。

量産化が叶った当時は
量産したものの方が高額で売れたのだそうです。
それまでは1点ずつバラバラな形・大きさだったので
一定の品質で供給できることが価値になったのだそう。
今の感覚とは全然違いますね。おもしろい。

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赤く丸で囲ったところがスリ型。

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工房の壁にはスリ型がたくさん掛けてあります。
器ごとにそれぞれ専用のスリ型があるそうです。

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これは器のサンプル。かなり無造作に積まれています笑

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楽膳椀もちゃんとありました!
右側のがサンプル
左のは底部にカットを入れた、作りかけ状態の木地です。

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実際に木地を挽いているところ。
この日は杯を作っていらっしゃいました。
挽いていたのは80歳の職人さん!
赤丸のところがスリ型です。

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長谷川さんの工房は天井に巡らされたベルトが動力になっています。
年代物で、今ではとても珍しいものなんですって。
壊れても修理を頼める業者がいないらしいです。

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アップ。
工房の中はいつもベルトが動く音が響いていてなんともカッコイイ。

ご覧いただきありがとうございました^ ^
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大公開!デニムなうるしができるまで

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

ツヤツヤぴかぴかの漆器、キレイなまま使いたいな。
キズが付いたらがっかり、キズをつけそうで怖くて使えない...
漆器って美しいな使ってみたいな、でも...↑やっぱりやーめたという方にこそ
使ってほしいRAKUZENの「デニムなうるし

漆器を長年使ううちにキズが付いたり
塗装が剥げてきたりするのは仕方のないこと。
それでもやっぱり、キズが増えたらがっかりするもの。
キズや剥げが漆器の味になるように
キズが増えたらむしろ愛着が増すのが「デニムなうるし」!

今日はそんな
★「デニムなうるし」の作り方を大公開します!★
キズ=味の理由がここに!

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下地の状態。
昔ながらの下地の技法で「布着せ」といいます。
木の器に綿や麻の布を貼ることで強度がアップします。
この布の質感をいかして色落ちデニムの風合いを出しています。

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濃淡の異なる3色の青漆を3層に塗り重ねて作ります。
明るいブルーがいちばん下の層、暗いブルーがいちばん上の層になります。

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こちらはいちばん上の層、暗いブルー。
乾く前は空色で明るいですが、乾くと藍色になります。

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いちばん上の層=暗いブルーの上に
ある粉を蒔いてマットな、深い色合いにします。←企業秘密
マットな質感にすることで多少のキズなら目立たない漆器になります。

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イメージはこんな感じ。
色落ちしていないインディゴデニム。

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粉を蒔いた器を研ぐと、下の層のブルーが出てきます。
左が布着せをしてある箇所、右が布着せなしの場所(椀の側面)のイメージです。

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ブルーの濃淡が出るように研ぐとデニム風の漆器になります!
手作業なので1点ずつ濃淡の風合いが異なります。
履き込むうちにデニムが色落ちしたイメージ。

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10年20年と長く使っていくうちに
★キズが付いた→下の層のブルーが出てくる→キズが新しい模様に
★縁など擦れやすい場所→下の層のブルーがだんだんと出てきます

デニムの色落ちと同じく、使う人のクセでブルーの出かたは変わるから
使うほど表情が変わって愛着が増していきます。

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以上の制作工程を見て、お気づきでしょうか。
昔ながらの技と材料だけで作られているんです。
(青い漆は合成塗料じゃありません、漆に青い顔料を混ぜたものです)
漆器作りの伝統技術や素材を今の空気に合わせてデザインした漆器。
いいモノを長く大切に使いたい、そんなあなたにぜひ使っていただきたい漆器です。

デニムなうるし
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漆塗りを習う・21回目

こんにんちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

「漆塗りを習う」シリーズ、前回の更新から半年が過ぎておりました...
さて「金継ぎ」もいよいよ大詰め、もうすぐ金が出てきます!

今日は
金を蒔くための下地=赤漆を入れる作業(1回目)です。

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半年ぶりなので、金継ぎ作業のおさらい。

キズ、欠けた箇所をサビで埋める
サビを研いで平らになめらかにする
キズの深さによってを繰り返す
サビの上に黒漆で中塗り
黒漆を研いで平らになめらかに


金継はサビでキズうめ&研ぐ作業が大半なんですね。
漆器作り同様、地味な作業が大半なのだと知りました。

今日の作業
黒漆の上に赤漆をのせる(1回目)→室で乾燥
赤漆を塗るのは全部で2回行います。
金の下に赤漆を入れる理由は、金の発色が良くなるからだそうです。

器の縁とかに見える黒いところ=黒漆を入れた部分です。

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今回使うのはガラス用の漆。
基本的に漆はガラスや磁器のようなツルツルした面には塗れません。
(ただし専用の下地をすれば塗れます)
ガラス用の漆は下地なしでもガラスや陶器に塗れるというスグレモノ。

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蒔絵筆を使って、黒い部分を隠すように赤漆を塗ります。
黒い部分よりも太くしたり、デザインぽく形を変えて塗ってもOK。
でも厚塗りはダメです。
厚塗りすると、乾かすときに漆が縮んでしまいます。

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縁をぐるっと一周塗り終わりました。
他の器も同じように赤漆を塗って、室で乾かします。

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次回は赤漆を研いで→もう1回赤漆を重ね塗りします。
そのあとがいよいよ最後の工程、金を蒔く作業になります。
もう少し!

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実は便利!青いうつわ

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

前回に引き続きデニムなうるしをご紹介します。
今回は「青い器って便利!」というお話です。

青い色は食欲を減退させるっていいますね。
そんなわけで
青漆なんか塗っちゃってご飯がまずそうになるんじゃないの!?
と言われることもしばしば。

でも、思い出してみてください。
和洋問わず青い色の陶磁器って、多くないでしょうか?
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青い器は食べ物の色を鮮やかに引き立たせてくれるんですよ。
青い漆だって同じです。
デニムなうるしにお料理を盛り付けてみました。

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和食も洋食も、カラフルな食材と相性ばっちり。
食欲が減るどころか湧いてきます。

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お酒を注ぐと布目柄のブルーに光が反射してとてもキレイ。
ますますお酒が美味しくなりますねー

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スイーツ×漆器はおすすめの使い方。

アクが強そうに思われがちなペイントデニム風の模様も
お料理を盛り付けてみるとふしぎと違和感がありません。

長年使ううちに変化する風合いがデニムなうるしのいいところ。
使わないで飾っておいても経年変化は楽しめない。
それじゃつまらないから
いろんなお料理と自由に組み合わせて楽しんでみてくださいね。

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一生モノ「デニムなうるし」を育てよう

こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
ご覧いただきありがとうございます。

新作「デニムなうるし」を何回かに分けてご紹介。

昔ながらの下地の技法「布着せ」と3種類のブルーの漆を塗り重ねて
使い込んだデニム風に塗り上げた漆器です。
見た目はイマドキ、作り方は職人さんの手塗り、昔ながらの伝統の技です。
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漆器を販売していてお客様によく言われる
「キズが付きそうで怖くて日常使いできない」という言葉。
ー「漆器は意外と丈夫で日常使いできるし、キズもまた味ですよ」
と伝えても、ピカピカのツヤツヤな漆器では、使うのをためらうのも頷けます。
だったら、キズを付加価値にしてしまおう!と考えたのが
この「デニムなうるし」。
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デニムを着たことがない人って、きっとほとんどいない。
デニムにたとえたら漆器の良いところが直感的に伝わる気がしました。
・何年も使い込んで色落ちして、良い風合いになっていく
・ダメージも使い込んだ味わい
・長持ちする
・育てる楽しみがある
ーこんな漆器です。
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見た目がデニムなだけじゃなくて
何十年も使っていくうちに、フチなど擦れやすい箇所の漆がはげ落ちてきます。
表面の暗いブルーの漆の下には明るいブルーの漆が隠れていて
デニムが色落ちするみたいに明るいブルーが少しずつ現れてくるしかけ。
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使う人の癖で色落ちする場所が変わるのもデニムと一緒。
長ーく使ううちに自分だけの器が育っていきます。
(新品購入時は少しだけ色落ち風に仕上げてあります)

良いモノを大切に愛着を持って使う。
ていねいな暮らしの相棒にしてもらえたら、うれしいです。

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