こんにちは。
RAKUZENデザイナーのおおたけです。
先日、「特許の鉄人」というイベントに招いていただきました。

内容は
往年のテレビ番組「料理の鉄人」的ルール。
二人の弁理士さんが初見の商品に対するクレームを
制限時間25分で書き上げて、その内容を競うというもの。

*クレーム:特許申請時に作成する文書で、機能や特徴を記載します

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第一試合の「日用品対決」のテーマに
らく杯を使いたいと
主催者さんに声をかけていただいたご縁で
おおたけは「発明者」として登壇させていただいたのでした。

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正直、難しそう&堅いイベントなのかと思っておりました。
それが参加してみたら予想以上に白熱した戦いに
知財権に詳しくない自分も楽しめて
しかもタメになったイベントでしたー!

すごいなあ!と思ったのが
クレームって普通は1日がかりで書くものだそうです。
商品やサービスの本質を見極めて表現するのは
デザイナーにも共通する作業です。

仮に自分が初めて聞いたテーマで
たったの25分でデザインを作るとしたら…
想像しただけで頭が爆発しそうです。

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しかも形状を文章で表現するというヘビーな作業...

★勉強になったこと★↓

RAKUZENの商品って意匠権は取得済みだけど
特許って、日用品よりも
もっと劇的な発明じゃないと申請できないイメージがあって
意匠権との違いもよく知らなかったんです。
イベントで弁理士さんとお話させていただいて
ざっくりとですが違いを知ることができました。

意匠:形状
特許:機能

*本当にざっくりです

とのこと。
デザインはモノの形だから意匠権で間違いはないんだけど
機能=形状(デザイン)になっているモノもある。
らく杯はまさにそう。

こういう場合、意匠権の申請が却下されても
特許申請すると通る場合があるそうです。
日用品は機能に優れたモノが多いから権利取得の可能性は高そうです。

らく杯、以前に意匠権申請却下されてたんですよねえ。
もっと前に知りたかった〜

そんなわけで
新しい世界を知れたイベントでした。
主催者の皆さま、ありがとうございました!

ご覧いただきありがとうございました。
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