背骨に関する考察!

2015年06月12日

急患と見立て

昨日の19時前ことです、予約の患者さんも一通り終り「やれやれ今日も無事終わったな〜」とくつろいでいたら


電話が鳴りました、電話をかけてきたのは私を担当している某車メーカーの営業の人でした。


「すいません、中村さん今忙しくないですか?」


ああ〜 大丈夫ですよ。



「実は、私の先輩なんですけど夕方ぐらいから急に腰から背中にかけて痛いと言い出して、周りの人はぎっくり腰じゃないいんか?と言うんでしばらく休んでいたんですけど、治まるどころかどんどん辛くなってるみたいなんです、かまわなかったらちょっと診てもらえませんか」


良いですよ、準備しておくので来てください、その人の名前と何時に来るか教えといて



電話では、15分か30分後ぐらいに行けると思いますといっていたので、二階の椅子に座って考えられる原因をあれやこれや想像しながらどんな処置をしようかな?思いをめぐらせていると・・・・



5分後ぐらいに「ピ〜ンポ〜ン」大音量の呼び鈴が鳴りました。



「うん、今の〇〇さんにしては早すぎるな? 誰か飛び込みで来たのかな??」



急いで一階の治療室におりてみると、顔見知りの営業のF君に抱きかかえられながらIさんが倒れこむように入って来て四つんばいの状態で脂汗をにじませています。


う〜ん、普通なら待合室の椅子に腰掛けて問診表を書いてもらうんですけど、どうやらそんな余裕はないみたいです。


とりあえず椅子に腰掛けさせながら、痛みの起こった状況をF君に聞くとお客さんと接客中立ち上がって体をひねった時に何か背中の方が「ピキッ」と言う音がして、それからだんだん痛くなったとの事。


抱き起こしてマクマニスベッドに乗せ持ち上げて、患部を触診、疲労骨折や圧迫骨折なら押さえる方向によって
痛みの出方が変わるはずですが、痛みの有る肋骨下部を縦方向から押さえても横方向から押さえても痛みは変わらず。


その後体の向きを色々変えても痛みの出方はさほど変わらない(ただ、仰臥位で両膝を屈曲させた時だけ気持ち楽?)

という事は背骨由来の神経による痛みの可能性は低い、とりあえず痛みと患部の熱を取る為、念のため準備していたボルタレンジェルをぬりクライオ療法で冷やしながら痛みの変化を確認するもさほど変わらず。



背骨由来の痛みじゃないとすると、感染症か内蔵関連の病気か? 熱は無いし痛みの起こり具合からして感染系は考えにくい、とにかくカイロプラクティック療法の適応外の可能性が大きいけど、目の前で痛がっている患者さんをこのまま帰すわけにもいかないしな〜


とか考えながらも、青息吐息のかんちょーの頭の中にはこの症状に可能性の高いある病気が思い浮かんでいました。


30歳代、独身、小太り、


かんちょー Iさんのわき腹から背中の辺りをトントンして、「この時痛みますか?」


「いたたたた、響きます」



え〜と、たぶんこれは結石の可能性が非常に高いです。


尿路結石や腎結石なら、カイロでは治らないので明日病院に行って検査して下さい。


画像診断で見ればすぐ結石かどうか解かります、但し他の病気の可能性もゼロではないし、カイロでは病気の診断は出来ないので、とりあえず内科で今日の症状や状態を一から話して、診察してもらって下さいね。



とは言っても、このままじゃ動けないと思いますので私が尿路結石の時にもらった痛み止めを差し上げますので飲んでみますか?



「はい、お願いします」




かんちょーの取っておきのお薬をのんで10〜20分


どうですか 痛みは?


「はい、何となく楽に成った気がします」


うめき声しか出せなかった、Iさんだんだん普通の会話も出来るようになってきました。


いいですか、この薬は12時間効きますので明日の朝までは大丈夫と思いますがもし夜中に痛みが再発したらすぐ救急車を呼んでください、結石の痛みは痛みで気を失う人もいるぐらいですから、特に一人ぐらしなら誰も連絡してくれないから携帯を枕元において寝てくださいね。



肋骨にヒビが入っている可能性もゼロでは無いので、念のためさらしで固定しときますか?


「はい、お願いします」


「先生だいぶ楽に成りましたありがとうございます」


Iさんは、普通に会話できるようになっています。


「おいくらでしょうか?」


ああ〜今日はカイロの治療はしてないので治療代はいりませんよ、じゃ〜さらし代だけ実費で千円もらっときます。


タクシー呼びましょうか?と尋ねましたが、Iさんはいいえ駅まで歩けそうなのでそこからタクシー拾います。



こうしてようやく本日営業は終了しました。




翌日の夕方、昨日の先輩を連れてきた営業担当者から電話がありました。




「昨日はすいません、ありがとうございました」



で、どうやった?



「中村さんの言われた通りでした。」


やっぱり結石やった。


「はい、何でわかるんですかすごいですね」


そりゃ〜私らが始めての患者さん対して最初にしなければいけない事は、この人の症状は自分がやっているカイロプラクティックの施術の適応に入るかどうかの判断と見立てやからな〜 



「とにかく、お礼までと思いまして電話しました すいません」


ああ〜Iさんに食生活や体質から変えていかなくちゃいけない長い戦いになるから早く嫁さんもらいや〜って言っといて、また何か有ったらいつでも相談してください、ご紹介ありがとうございました。


人に「ありがとう」 って言われる嬉しさ、 これだからこの仕事は楽しい。

rakutaikan at 22:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年08月04日

心と体の関係

はい、今日は楽体館のテーマにも成っている「健康は心と体の調和から!」に関連した興味深い記事があっのでご紹介します。


それは「ネガティブな感情が健康に及ぼす影響」という記事で、こんな書き出しではじまっていました。



<感情と経験は私たちのエネルギーであり、それは個々の細胞に日々記憶され続けている・・・・・後略>





解かりやすく人間の「顔」を例にたとえるなら、遺伝的に生まれもった「顔立ち」とは別に瞬間、瞬間の感情が表

情として刻み込まれる顔が、年月と共に優しい気持ちの人は優しい「顔立つき」になり、いつもずる賢いことばか

り考えている時間の長い人は「ずる賢い顔つき」になるのと同じように、その人の負の感情は私たちの体に蓄積

され続けていて、その人の持っている容範囲を超えると、違和感・痛みといった不快な症状として現れてくること

は不合理でも非科学的でもなく、ごくあたり前のことかもしれない気がします。


もちろん、人間が「心(精神)と体(肉体)」で出来ている以上、目に見えない精神面だけに重点を置きすぎてもいけませんので、今まで学んだ解剖生理学をベースに心と体の関係についてももっと深く勉強していかなくてはいけないと思いました。





それではこの記事の最後に載っていた、負の感情が及ぼす体の痛みを部位別で表した「ペインチャート図」をみてみましょう。





      

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rakutaikan at 19:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年12月18日

ちょっと気に成る話

今日の朝刊を読んでいると、「働き盛りの40〜50代に発症!若年性認知症」なる記事が目に飛び込んで来たので思わず真剣に読み入ってしまいました。


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最近、物忘れが多くなったような? 仕事で不自然なミスが増えてるような気がする? 




と思っているあなた! ひょっとしたら、ひょっとするかもですよ・・・・



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そんな少し気になるあなたの為に、記事の内容をちらっとご紹介しときます。



認知症の大半は高齢者ですが、64歳以下に発症した場合を「若年性」と呼ぶそうです。 全国で約3万8000人の患者がいて、40〜50代の中年期からみられるとか・・・・・


原因は不明な場合が多いのですが遺伝子異常が多いともいわれています。


主な症状は、直前のことが思い出せない「記憶障害」、言葉の理解が出来ず、話したい言葉が出ない「失語」、季節や日付、自分のいる場所がわからなくなる「見当職障害」などがあります。



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夕飯の献立が思い出せないのが加齢による通常の物忘れで、食べたこと自体を忘れるのが認知症らしいです。



主婦だと、夕食で毎日同じメニューを続けていることに気付かなかったり、すでに冷蔵庫にたくさん入っている食品をくり返し買ってしまったりするなどの症状が表れます。


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原因別分類としては、脳全体が萎縮していく「アルツハイマー型」が約半数を占め、後は幻視や手の振るえなどの症状が出る「レビー小体型」、脳梗塞・脳血管障害などが原因で起こる「脳血管性」などが主でアルツハイマー型は女性に多く、脳血管性は男性に多いと言う事です。




治療にはアセチルコリン系、グルタミン酸系の薬を服用しますが、対処療法はあっても元には戻らないようです。でも軽い時期に受診すると進行を遅らせることができるので、年齢に関係なくおかしいと思ったら早めに認知症の専門外来を受診して下さいということです。



           さ〜

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さ〜てと、かんちょーもちょっと小腹が空いてきたので昨日差し入れにもらった和菓子を頂きながらコーヒータイムでもしましょうか。



っと思って、楽しみに取っておいたお菓子がどこをさがしても見当たりません???



おかしいな〜 昨日我慢できず食べちゃったんだっけ ????



もしかして!と思ってゴミ箱のフタを取って中をのぞいてみると、そこには和菓子の外箱と食べ終わった包み紙の残骸が・・・・









 
 おまえはもう、手遅れだ。

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rakutaikan at 21:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年11月25日

カイロの上手な利用法(番外編)

少し前の新聞に興味深い記事が載っていたので紹介します。

題名は




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 ならぬ


「ロコモにご用心」

ロコモとは「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)のことです。


内容を要約すると、日本は長寿国と言われているがこれは言葉を変えれば人口の高齢化が急速に進んでいると言う事に成る、そして高齢化が進むほど介護を必要とする人も増えている。


日本整形外科学界によると、これら介護が必要になる疾患の22.9%が「運動器疾患」で「日本は長寿国になればなるほど平均寿命と健康寿命との差が開く傾向に有り、この差を縮めるにはロコモ予防が必要だ」と指摘する。


健康寿命とは、健康上の理由で日常生活が制限されることなく生活できる期間で、平均寿命から健康寿命を引いた差が、病気や要介護の状態です。


実際平均寿命が2010と比較すると男性で+1.48歳、女性で+1.37歳長くなっているのに対し健康寿命の方は、男+1.02年、女+0.97年しか延びておらず、健康とはいえない期間が長くなっていて平均寿命は今後もさらに延びると予想されているので健康寿命を延ばさないと、「健康で長生き」とはいかない。(2004年のデータで介護状態である期間の平均は男性6.3年、女性7.9年)




記事ではこれら骨・関節・筋肉などの運動器は40歳を過ぎると急速に衰え始めますので適度の運動と足腰を鍛えてほしいと結んでいますが、症状が出だして病院に行ってからでは回復までに期間が掛かりますし、完全にもとの状態に戻すことは難しいと思われます。

しかし現在の診療制度は症状が出てからでないと保険診療が受けられないし一人一人に時間も掛けられないというジレンマを含んでいます。



出来れば自主的な運動、トレーニングなどの予防の中にカイロ等の自分では出来ない体の歪み、筋・骨格・神経生理機能のメンテナンスも入れていただければ日常の体の負担をリセットして健康寿命の延長に貢献できると思います。

言うなれば、病院は体の修理工場、カイロは体の整備工場といったところでしょうか。







rakutaikan at 22:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年11月18日

カイロの上手な利用法

前回の「〜利用法」でカイロプラクティックの基本は「背骨を整えて神経生理機能を正常な状態に戻す」ですといいましたがが、実際この背骨に関する病気の原因で最も多いのが加齢によるものです。


そしてこの背骨を含む運動器疾患(骨・関節などの病気)は、体の運動、移動の自由を奪い、高齢者では寝たきりへの道を歩ませることになりかねません。




でもこれらの運動器疾患で自覚症状を訴える人の7割以上は病院「整形外科」等に行っているのが現状ではないかと思います。


それではカイロ(整体・等他の各種療法も含みますが以下カイロ等で統一します)って必要無いですよね?



でも現実には少なからず実費治療のカイロ等に来られている方も一定数いらっしゃいます。もちろん整形外科に行っていないと思われる3割弱の人の中には多少の違和感があっても、歳のせいでだから仕方が無いと諦めてどこにも行っていない方や、針・灸・や整骨院(接骨院)などの保険で安く出来るところしか絶対行かないと決めてらっしゃる方もいると思いますので、実際カイロ等を利用されている方は背骨に係わる疾患の中でほんの数%ぐらいだと思います。




ではこの数%の方は何故カイロ等を利用されているのでしょうか?実際に当センターに見えられた患者さんの例も踏まえて思い出すままに記述していくと、(記述の順番と割合は関係ありません)



< 直接来院される方の場合 >


1、病院に行くほどでも無いけど少しでも今より楽になりたい

2、病院が嫌い

3、じっくり時間をかけて体を施術してもらいたいので

4、リラクゼーション的なものを求めて

5、骨の歪みを直したい(猫背・側弯・O脚・骨盤等)から

6、以前にカイロで良くなったから

7、慢性的に辛いので

8、知人(親族・友人)に勧められて

9、カイロって良くわからないけど何でも治してくれそうだから

10、看板を見て(腰痛・肩こり・手足の痺れ・脊柱骨盤の歪み)




<病院等他の治療院に行った後来院される方の場合>


1、病院に行ったけどどこも悪くないと言われた(けど辛い)

2、病院に行ったけど少しも良くならないので

3、診察は5〜6分なのに何時間も待たされるのが嫌

4、病院では痛み止めの薬か我慢できなければ手術ですねしか言ってくれない

5、病院で今の医学では治療法が無いと言われ経過観察中だがこのまま死ぬのは嫌

6、医者に言われるまま手術をしたが、症状は変わらないし尋ねてもうやむやな返事しかしてくれないので




ちょっと、思い浮かべてみるとこんな感じでしょうか?でもここで気をつけないといけないのは、これらの意見はあくまで当院にみえられた、患者さんの話から抜粋したカイロに来た理由だということです。

筋・骨格系の症状でカイロに来られた事の無い他の90%以上の方はこの何十倍もの「カイロ等に行かない理由」が有るでしょう。


例えて言えば、上に書いたカイロに来た理由は、よくホームページ等にある、「患者(お客)様の生の声・・・」みたいなものでしょうか、そこに書かれている内容はその方の本当の感想だとしても、その声は来院された患者様全体の何パーセントの人の感想なのかわかりません、なぜなら、一度来院されて「もう二度とこんなとこ来るもんか」と思われて帰られた方の声は聞く事も、載せることも出来ないからです。





rakutaikan at 20:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)