下肢の症状

2011年06月20日

あなたの症状から考えられる病気は?

  <脚の痛み>

 中高年の脚の痛みは、関節に変形が生じる変形性膝関節症が最も多いのですが、背骨の病気が原因のこともあります。

腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱間狭窄症腰椎(脊椎)変性すべり症脊柱靭帯骨化症、などで背骨の中を通っている神経が圧迫されると、脚が痛むことがあるのです。

関節リュウマチ外反母趾通風などでも脚の関節が腫れて痛みが起こります。

そのほか、閉塞性動脈硬化症でも歩きだすと脚の痛みが現れることがあります。



 
  <脚への放散痛、しびれ>

 おしりから太ももの後面へ走るような痛みであれば、まず「坐骨神経痛」と考えられます。坐骨神経は脚の外側と足の感覚かかわっているので、その神経の根元が圧迫されると、神経の走行の沿って痛みやしびれが起こります。

坐骨神経痛が現れる原因としては、腰椎椎間板ヘルニア腰痛症腰部脊柱管狭窄症脊椎分離すべり症脊椎変性すべり症などの病気が考えられます。

比較的若い年代では腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢者では加齢性(変性)の腰部脊柱管狭窄症が多くを占めています。



  
  <つまずきやすい、脚がもつれる、歩きにくい>

 つまずきやすいのは、つま先が上がらないためで、頚椎部で脊髄が圧迫されるために起こる痙性麻痺の特徴的な症状です。脚がつっぱって、もつれたり、歩きにくくなります。

頚椎症頚椎後縦靭帯骨化症頚椎椎間板ヘルニアなどが主な原因です。


腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアでは、痛みで歩けなくなるほか、脱力のために歩きにくくなることがあります。

ひざが痛む変形性膝関節症や、股関節の動かせる範囲が狭くなる変形性股関節症関節リュウマチで下肢の関節が障害された場合も歩きにくくなります。



  
  <長く歩けない>

 しばらく歩くと痛みやしびれ、脱力感が強くなって歩けなくなるが、坐って休むとまた歩けるようになる「間行」では、まず腰部脊柱管狭窄症が疑われます

脊椎分離すべり症脊椎変性すべり症でも、間欠跛行が現れることがあります。

同じような症状で、前かがみになって休んでも楽にならないという場合は、閉塞性動脈硬化症も疑われます。



   
  <股関節部が痛くて歩けない>

 高齢者が転倒して「股関節のあたりが痛くて歩けない」と言ったら、骨祖鬆症による大腿骨頚部転子部骨折を疑います。

歩き始めに痛みが強くて、股関節の動きが悪い場合は、変形性股関節症が考えられます。多量のステロイド薬を用いている人では、大腿骨頭壊死症で股関節部の痛みや歩行困難が起こることもあります。

また、転移性脊椎腫瘍関節リュウマチ、強直性脊椎炎でも、こうした症状が現れることがあります。



rakutaikan at 18:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)