その他・脊椎全般の症状

2011年10月07日

強直性脊椎炎

どんな病気?


<腰痛、下肢痛に始まり 進行すると背骨が曲がらなくなる>

「強直性脊椎炎」(きょうちよくせいせきついえん)は自己免疫疾患の一つで、関節リウマチとは異なる免疫遺伝子が関係している「セロネガティブ脊椎症」の一つに数えられています。

圧倒的に男性に多く、起こりやすい年代は20〜40歳代です。 関節リウマチよりずっとまれな病気ですが、遺伝的要因がかかわっていることから、家族内発生が見かけられます。

強直性脊椎炎では主に、背骨と仙腸関節(背骨と骨盤をつなぐ関節)周辺の靭帯や関節包がおかされます
靭帯や関節包に異常な骨が増殖するため、背骨や股関節を動かしにくくなります。




特徴的な症状

主な症状は、背部痛や、腰からおしりにかけての痛みです。 呼吸がしにくくなったり、咳をしたときに痛みが強くなることもあります。

また、痛みは弱いものの、首にも強い運動制限が現れ、姿勢が猫背になります。進行すると仙腸関節が固まり、椎体同士がくっついて背骨が曲がらなくなり、日常生活に支障をきたすようになります。


治療と対策

患者さんの訴える症状やレントゲン検査で、強直性脊椎炎の可能性があれば、他の自己免疫病性疾患との判別をするために病院で血液検査を受けていただきます。

治療は現段階ではまだ根治する方法が確立していないため病院での薬物療法運動療法理学療法などを併用して、進行を遅らせる治療が中心になります。

カイロ的アプローチとしては、特殊ベッドを使って関節に動きをつけていく方法を中心に、牽引療法温熱療法などで痛みを軽減していきます。

また、呼吸がしにくいときには複式呼吸訓練なども行います。

rakutaikan at 17:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年06月24日

あなたの症状から考えられる病気は?

  <姿勢の異常(背柱の変形)>


 人間の背骨は二本足歩行の衝撃を和らげる為、生理的前弯・生理的後弯があり、横から見ると自然なS字カーブを描いています。このカーブが極端に過剰になったり、あるいは減少したりすると体のバランスがくずれ、さまざまな症状の原因となることがあります。


姿勢が異常になる病気としては、脊柱の弯曲異常が代表的です。背骨が左右に弯曲している「脊柱側極端な猫背になる「脊柱後があります。

いわゆる「姿勢が悪い」のとは違って、姿勢を正しても異常な弯曲はもどりません。


<ご自分の背骨の歪みが気に成る方は、提携の病院でカイロ独特の撮影方(立位にて後方より後頭骨〜坐骨結節まで全身を撮ります)にて正面・側面のレントゲン写真を撮って来ていただき分析する、スパイノグラフィック分析などもおこなっていますので、お気軽にお問い合わせ下さい(費用:レントゲン撮影二千円〜三千円健康保険使用時+分析説明料二千円)>


     20110625170138 *注:妊娠中又は妊娠されている可能性の有る方はお受け出来ません。




 高齢者の弯曲異常では、粗鬆症による脊椎骨折、変形性脊椎症、脊椎変性すべり症、腰椎変性側弯症などが考えられます。

また進行した強直性脊椎炎では、椎体同士がくっついて「竹様脊椎(バンブースパイン)」を形成します。




  <骨折しやすい(病的骨折)>


 ささいな原因で骨折したというとき、まず疑われるのが粗鬆症です。骨粗鬆症による脊椎骨折では、これといったきっかけもなく、椎体の圧迫骨折が起こることもよくあります。

多量のステロイド薬を用いている人では、高齢でなくても粗鬆症になりやすいので注意が必要です。

関節リウマチや骨腫瘍でも、骨折が起こりやすくなります。特に癌の病歴のある人がささいなことで背骨の骨折を起こしたら転移性脊椎腫瘍を疑います。




  <手足の脱力、麻痺>


 手足に脱力や麻痺が生じているときは、脊髄の障害を考えます。外傷による脊髄損傷脊髄腫瘍脊髄空洞症などの脊髄自体の問題のほか、頚椎や胸椎の病気では、頚椎症(頚椎症性脊髄症)、頚椎椎間板ヘルニア脊柱靭帯骨化症転移性脊椎腫瘍などが原因になります。

筋萎縮性側索硬化症でも脱力や麻痺が生じるので、鑑別を要する場合もあります。




  <排尿・排便の障害、勃起障害、会陰部の灼熱感>


背骨の病気とは結びつけにくいでしょうが、「尿や便が出にくい、もれる」などの排尿・排便の障害、「勃起しない、あるいは勃起したままになる」という勃起障害、「会陰部灼熱感、違和感」なども、脊髄や馬尾の障害から起こることがあります。

外傷による脊髄損傷、頚椎・胸椎・腰椎の変形性脊椎症、脊髄腫瘍や脊椎腫瘍、椎間板ヘルニア、脊柱靭帯骨化症などがおもな原因です。

これらで尿や便などの症状が現れたときは、速やかな治療を要します。




  <めまい、動悸、呼吸が苦しい>


 リウマチ性脊椎炎破壊性脊椎症では頚椎に病変が起こりやすく、「上部頚椎」と呼ばれる環椎・軸椎(第1・第2頚椎)にずれが生じると、小脳・脳幹部への動脈が圧迫され、めまいなどが起こることがあります。

また、環椎・軸椎が破壊されて頭蓋に入り、延髄を圧迫すると「呼吸が苦しい、ドキドキする」などの症状が現れます。



  
   <発熱>


 感染性脊椎炎では、しばしば発熱を伴います急性の化膿性脊椎炎では高熱が出やすく結核性脊椎炎では微熱が続きます。



rakutaikan at 17:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)