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とうとう発売日が来た!
が、しかし!
今までコミックスは知人に貸してもらって読んできたので持ってない。今更47巻だけ買ってもなあ、、と思って、知人が貸してくれるまで数々のネタバレサイト様のお世話になろうと決意していた。・・・のも束の間、ググるともうダメ、決意むなしく、すぐに完敗。 (この単語、使えるわ~) 買ってしまった。
・・・この調子でどんどん買い揃えてしまったらどうしよう・・・
船上の阿古夜のシーン前後は別花で読んでいたので、いや、読み込んでいたので(笑)、3回くらい通して読んでやっと新シーンが脳に馴染んだわ。(笑)
この巻タイトルは第14章めぐりあう魂(1)。紅天女試演の話は最終章と銘打ちそうだし、この章は、タイトルからしてマヤと速水さんの魂のめぐりあい、つまり恋の行方中心ってことだよね!?
じゃあ、このあと(2)(3)くらいで、鷹宮一族と対決、決着。そして、つ、ついに”伊豆”へ!?。
えっ、え~もうすぐやん
こ、心の準備が、、、私そのシーン、正視できないかも~!!!
この気恥ずかしさは一体!?
何十年もマヤと速水さんのすれ違いと片思いを、時にトキメキつつ見守り続けてしまったので、なんかもう、知ってる人のラブシーン見せられるというか、他人事でないというのか、気恥ずかしいんだよね~。
それに美内先生、速水さんの片思い歴30年、万感の思いの丈をベタに紙面にぶつけてきそうだし(笑)。
でもっ!
どんな”伊豆”でも受け止めてみせる・・・!(本文乱用)
いや待てよ、”めぐりあう魂”が実は最終章って可能性もある!?
でもどのみち、最終回まであと最低5年はかかりそう。
<<以下感想、少々ネタバレ有>>
連載より加筆修正されて、2人の気持ちや話の流れがわかりやすくなった。
こっちが気恥ずかしい速水さんの表情も減ったし、デッサンもよくなったし(まだ若干変だけど)、ラブラブ度UPでよかったわ
一番は、連載時よりもさらに増えた(2ページ追加)船上の抱擁シーン<※下記に補足有り>
「いつからだ・・・?いつからオレをいやじゃなくなった?・・(省略)・・・・」
「はじめは・・・でも今は・・(省略)・」
ここ!、とてもいい!
会話が、イマイチかみ合ってないのがいい!
不器用な2人が言葉足らずに思いを伝え合う、ドキドキ感が伝わるわ~。
それと、、速水さん別荘で一人、マヤへの恋情を燃えあがらせるシーン
「いとしくて、いとしくてたまらない・・・(略)・・・なんだ、これは、本当におれか・・・!」
くくくっ(笑)こんなになっちゃって!おめでとうございます
・・・ん?あれ?
直前の内容はさておき、そもそも、なんで速水さんマヤのことがこんなにも好きになっちゃったんだっけ?
・・・・・・・・・よく思い出せない・・・・・・・・・。
あ!理由なんて無いのか、だって”魂の片割れ”だから。
でもこれやっぱり釈然としないわ~、”魂の片割れ”って本当都合のいい言葉だよね。これで目くらましされちゃって、特に速水さんは、マヤのどこに恋焦がれているのかよくわからない。もっとも、「恋とはそんなもの」と言われたらそれまでだけどさ(笑)
「安心できる、自分が素直になれる気がする」って言われてもなんだかな~、、、、マヤはそれでいいんだろうけど、一読者としては、そこをもっと掘り下げて欲しいわ。
個人的には、大昔のマヤの演劇に全身全霊を傾けられる魂に魅せられるという下り、とっても好きだったので、そこともっと絡めて欲しかったな~。
速水さんの婚約解消とか派手な障害を乗り越えるのはロマンティックだけど、そればかりだと、大昔の話がおいてけぼりになって、なんか別人の恋愛話のように見えてしまうのよね。
一読者としては万感の思いで2人の恋の行方を見守りたいので、もうちっと、連載30有余年の大河ロマンの重みを盛り込んで欲しい。
というわけで、、、悲しいかな、わたくし、速水さんとマヤのラブな2ショットには、いつも、
”なんだ、どうなってるんだ、夢をみているのか”
と、桜小路君のセリフが脳裏をかすめるんです・・・
ここだけは突っ込みたいシーン
船上でマヤが紫のバラのひとについて思うシーン
『どれだけ会いたかったか、こんなに身近にいたなんて・・・』
・・・って、かなり前から知ってたやん。
私なら、「今、こんなに身近にいる」にするな~。
『あなたがなぜ正体をあかしてくれないのかわからないけど、なにか理由があるんですね』
いや、特に無いと思う。
この時、舞い上がってて紫のバラのことすっかり忘れてたんだと思う。
っていうか、紫のバラはガラカメの最強切り札だし、これは最後まで取っといて、紫のバラで最上級に盛り上げてフィナーレを迎えたいという作者の都合だと思う(笑)。
他は、連載にはなかった速水さんが鷹宮一族との対決の嵐を予感しているシーンがいくつか盛り込んであった。
『あの子を嵐の中に巻き込みたくない・・・、どんなをしてもマヤきみを守ってみせる・・・!』と速水さんは意気込んでおられたが、、、やっぱり巻き込まれるんだろうな~。「マヤ、女優生命危うし!」となるのを速水さんは全てを捨てて必死に守ろうとし、読者は骨抜きにされるというわけだね、きっと 王道少女漫画の真骨頂、楽しみにしているよ~
しかし、その嵐、ほどほどにしてね、だって、この物語の本流は演劇だよ。
そろそろマヤの演技の天才ぶりを見てみたいわ。長いこと見てないよ。ほんとに長いこと。
また47巻では、連載既出の婚約解消と紫織さんの自殺未遂の話が収録されておらず、でも、同時発売の最新別花では47巻の続き(亜弓さんのシーン)からスタートというパラレル状態になっているようだけど、たぶん、あれは、話の順番を入れ替えてるだけで、48巻に入るんだと思う。
半年待たずして、書き直した同じシーンを同じ雑誌で掲載するのは、さすがの掟破りの美内先生でも無いんじゃないかな~。
にしても、前と絵が変わっちゃったのはなんとも残念。マヤもやたら可愛くなっているし、、、つるんとして、人のぬくもり感、泥臭さ、昭和臭が薄まってしまった・・・。時々これは別のマンガ?という錯覚すら覚える。願わくば、20年数年前にこの47巻を読みたかったな~。
当時の絵と雰囲気、それに当時の乙女心感度で(笑)。
あ、でも、このコマには昭和の残り香が・・・
マヤが別荘に誘われ、あれこれ妄想し、意を決し返事する。
ほほお~
昭和薫る、”乙女の恥じらいと、とまどい”が、また・・・オツですな、こりゃ
そして自らも意思表明。
『あたしもひとりで行きます』
よく言った
【※補足】
拍手いただいた方よりご質問がありましたので補足させていただきます。(今の拍手設定ではコメントに返信ができずここにて失礼します。近いうち、返信できるようにしたいと思います)
私が最初”加筆された船上の抱擁シーン”と書いてしまったため、”船上の抱擁シーン”は連載時は無かったのか?と誤解を招いたようです。申し訳ありません。船上の抱擁シーンは連載時もありました。でも、コミックスになったら、乗客が「いきましょう、じゃましちゃわるいわ」と去っていくところから2ページさらに追加されてました。拍手とコメントありがとうございました
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はじめまして、同じガラカメ歴の方からコメント頂いて嬉しいです!きっと私達と同じように47巻のみ買った方、他にも沢山いらっしゃる様な気が(笑)。なんていうか、”記念”ですよね、このために読み続けてきたのでは?とすら思いました(笑)。あ、紅天女も一応まだ忘れてませんよ(汗)。
> あ、真澄さんが正体を明かせないのは、マヤのお母さんが亡くなった責任を感じていて云々かんぬんだった気がします。
二人が両思いになったので、安易にもうそのことはオールクリアしたかと思ったけど、よく考えたらそれとこれとは別かもしれません。紫のバラは、真澄さんにとっても聖域だから、負い目ある自分が紫のバラのひとだとはなかなか言いづらい・・・う~ん、意外とこれ深いですね~。その辺、掘り下げて描いて欲しくなってきました(笑)
まだ終わらないと思いつつ、いつまでも続いて欲しい気もするガラカメ、そろそろ最終コーナー曲がったのかと思うと寂しいけど、お互い最後まで愛をこめて見守りましょう。