2018年10月11日

7回目のコラム

大人が鏡 〜将来考え成長の糧に〜


 啓二君(仮名)がお母さんに連れられ、楽ゼミにやって来たのは小学5年生の時。彼の発達障害の特性を知らない担任の先生から何度かひどく怒られ、不安定になったそうです。通いだして半年間は「なんでこんな所に来んといけんのんじゃ」と叫んだり、暴れたり。なかなか大変でした。


 広島東洋カープが初優勝した時の記念品を楽ゼミに飾ってありました。お皿にカープの1軍の選手達全員のサインが書かれていました。それを彼が欲しがったので、「小学校卒業まで通えたらあげよう」と約束しました。すると少しずつ仲良くなり、笑顔がだんだん増えてきました。そして中学校に進み、保健室には通えるようになりました。


 彼が中学2年生の時です。「ねぇ、いわちゃん」と私を呼び、とても真剣な顔をして論しだしたのです。「いわちゃんは大人なんじゃけぇ、僕と遊んだりしてないで、やっぱり働いた方がええと思うんよね」と。私がしがない大人に映っていたようです。思わず苦笑してしまいました。


 さらに、こんなこともありました。私が、コンビニエンスストアでアイスをおごってあげようとしたとき、彼は私の財布をのぞき込んで、驚きの声を上げました。「いわちゃん、おれよりお金持ってるじゃん」。私は爆笑しそうなのを必死で抑え込み、「大人だから当たり前だよ。人の財布をのぞき込んだら駄目だよ」と軽く注意しました。


 どうやら啓二君は私を鏡にして、将来について思いを巡らせ、成長の糧にしているようでした。今は通信制高校の3年生になり、授業に出席しています。そして、今月を最後に楽ゼミを卒業することになりました。うれしいようで、彼がいなくなると寂しいような、とても複雑な気持ちでいます。


いわちゃん


2009年12月15日の中国新聞に掲載されたコラムに
加筆修正をしています。
毎回のコラムの記事には匿名化もおこなっております。

rakuzemi2006 at 15:17│ 

2018年09月08日

6回目のコラム

〜そばにいる人が支え〜


 不登校や引きこもりの生徒たちは、心の波が激しい時があり、少しずつ落ち着いてくる場合が多いのです。社会人に復帰していった生徒たちも、浮き沈みを繰り返しながら落ち着いていき、楽ゼミを巣立っていきます。


 真夜中、私の携帯が鳴ることがあります。「寂しい…」「不安なの」。生徒や卒業生からです。家族が寝静まった自宅で、何かに押しつぶされそうな気持を伝えてきます。


 私はひたすら耳を傾けます。1時間ぐらい話を聞いて「落ち着いた」という言葉に安心して電話を切り、再び眠りにつきます。


 時には、自傷行為をしたり自殺未遂に及びそうになる生徒もいます。その直前、私に電話をしてくることもあります。


 死を思い詰める子は「学校に行けない私なんて…」「自分は駄目な人間だから…」とよく口にします。自己肯定感が低く、自分自身に嫌気が差していることが多いのです。でも、私に「死にたい」と連絡をしてくれるのは「生きたい、かまってほしい」、という気持ちが強くあるのだと思います。まさに、葛藤しているのです。


 その心情は痛いほど分かります。私も大学時代に引きこもり、自殺未遂もしましたから。引きこもりだした当初、友達がサーっと私から離れていき、一部ではひどい中傷をされデマも流されました。最後に残った友達は2人。ますます追い詰められました。


 つらいとき、大きな支えになるのは、そばにいてくれる人です。そばにいるだけで、寄り添うだけで安心するものです。「生徒が大変な時はできる限り踏ん張る」。そう心に誓っています。


いわちゃん

2009年12月8日の中国新聞に掲載されたコラムに
加筆修正をしています。
毎回のコラムの記事には匿名化もおこなっております。


rakuzemi2006 at 06:58│ 

2018年08月04日

足ツボマッサージ


満足棒















訪問支援のひとコマ。


小6の男の子と交代で
足ツボマッサージ。


どこまで押さえたら相手が快で
どこからが不快なのかを表情、声、
身体の動き、最後に言葉などで
推測するチカラを養いたい。
相手の気持ちを理解しようと
することはとても大切。


もちろん感覚過敏などがあったりして
嫌がる子には、もちろんしないです。


いわちゃん

rakuzemi2006 at 03:12│ 

2018年05月06日

今を生きる

河は流れる。
流れることで河の水は
きれいになる。


心身も一緒で
体を動かすことで元気になり
心も感動することで活性化する。
喜怒哀楽ってとても大切。


しんどくなると
つい昔のことを
考えてしまうけど
過去はかわらない。
未来などきてもいない。


今を意識して
今を生きることなんだなって
思ったりします。


今に感謝。今、存在していることに感謝。


いわちゃん

rakuzemi2006 at 23:32│ 

2018年03月01日

おかげさまで22周年♪



ごぶさたしています。
いろいろ忙しくて更新が
滞っていました。
申しわけありません。


おかげさまで本日3月1日で
楽ゼミを始めて22年になりました。


こんなあんぽんたんな岩崎が
続けてこれたのもみなさんの
おかげです。


超非力ですがこれからも
心と体が動く限り
頑張っていこうと思いますので
楽ゼミと大好きな生徒達と岩崎を
よろしくお願いしますね。


いわちゃん

rakuzemi2006 at 15:55│ 

2018年01月12日

パチンコで負けてタイヤがパンク

今日の23時ぐらいにマンガ読みながら
リラックスをしていたら
19年ぐらい前に楽ゼミを卒業した
タイヤ屋さんで働いている子(34歳)から
電話があり
「パチンコで3万円負けた上に
帰ろうとしたらクルマのタイヤがパンクしていた」
と愚痴ってきました。スペアのタイヤを積んでいたので
なんとかだいじょうぶだったようです。

不幸中の幸いでした。

取るに足らない話のようですがこういう内容で
電話してくる卒業生も逆にありがたいものです。
なかなかできていませんが
楽ゼミの敷居がもっと低くありたいです。

私は夜型なので電話相談は24時ぐらいまで
受け付けていますよ。

082-234-1004←私しか出ないようにしています。

訪問が終わるのがだいたい毎日22時ぐらいなので
22時ぐらいからの方が対応しやすいです。
むしろ午前中は寝ているのでNGです(笑)

遅くまで訪問している日もあるので
出ることができない時は
留守電に入れておいていただけたら
できるだけ後ほど掛けなおしますね。

楽ゼミの電話相談は基本的に無料です。

いわちゃん

※匿名化をおこなっております。

rakuzemi2006 at 23:56│ 

2017年11月20日

基本情報処理技術者試験合格!!

先ほど生徒から
「基本情報処理技術者試験に
合格しました!」と
電話で元気に報告がありました。

次は「応用処理技術者を目指す」と
力強く宣言してくれました。

その子が高2の時に訪問を始めたのですが
最初は非常に緊張していて
一緒に10分いるのがやっとでした。
自殺衝動も強く、心配していました。

発達障害などいろいろと
しんどいものも抱えていましたが
2年ぐらい訪問を続けているうちに
少しずつ心が安定して
専門学校に進学することができました。
生きづらさもたくさんありましたが
ひとつひとつ向き合って受け入れていき
さらに成長していきました。

達成感が自信につながり意欲的になり
自己肯定感をあげてくれます。

今日の報告。本当にうれしかったです

この子がますます成長してくれることを願いながら
しっかりサポートしていきたいです。

いわちゃん

※匿名化をおこなっております。

rakuzemi2006 at 00:24│ 

2017年10月30日

舟入会

舟入会















発達支援こころ代表の佐伯先生と
NPO法人安芸ソーシャルサポートの会
理事長の日比先生と
スペシャルゲストの学習共同体グループ
代表で広島私塾連盟特別顧問の
河浜先生と「舟入会」という名の
飲み会?懇親会?に参加しました!


最近、仕事中心で飲みに行く
ことがほとんどなかったのと
尊敬している先生方とたくさん
お話ができたのでめちゃくちゃ
楽しかったです!幸せでした!!


いわちゃん

rakuzemi2006 at 03:52│ 

2017年10月02日

5回目のコラム

少しずつ前へ 〜母の手紙 心の支えに〜


麻衣さん(仮名)が不登校になったのは中学1年生のとき。
強迫性障害という心の病が原因で、学校にいても授業に集中できず、
次第に引きこもるようになったそうです。


彼女はずっと部屋に閉じこもっていました。食事は1人でとり、
家族と話すこともほとんどありません。
だからお母さんは毎日、声を掛ける手紙を書き続けたそうです。
そのおかげか、彼女の硬くなった心が少しずつ解け、
家族との会話も戻りました。


私が麻衣さんと出会ったのは、そんなころでした。


とても人見知りで緊張しやすく、昼夜逆転の生活をしていました。
でも、優しい性格で、穏やかに接したためか、心を開いてくれました。
高校を中途退学していたので、大学入学資格検定
(今の高校卒業程度認定試験)に向けて勉強を始めました。


麻衣さんが好きなのは漫画とアニメ。勉強の合間にパソコン
でイラストを描くのが楽しみで、自身を「オタク」と呼んでいました。
私も彼女の影響を受けて「オタク文化」にずいぶん詳しくなり、
共通の話題になりました。
 

大学進学に必要な全科目に2年間で合格しました。
そして漫画を学べる関西の大学へ。
今も4年生になった彼女と電話で連絡を取り合っています。
時折、不安定な時もありますが、
アルバイトをしながら通っているそうです。


昨年、麻衣さんに引きこもっていたころの話を聞いてみました。
すると「お母さんからの毎日の手紙がうれしかった」と振り返りました。
当時は気づかなかったけど、心の支えになっていたのです。
お母さんは今も娘に手紙を送り続けているそうです。
私も受話器からの彼女の声を聞くたびに安心し、
麻衣さんが成長をしていることに幸せを感じます。


いわちゃん

2009年12月1日の中国新聞に掲載されたコラムに
加筆修正をしています。
毎回のコラムの記事には匿名化もおこなっております。

rakuzemi2006 at 02:25│ 

2017年07月30日

プチ海外旅行へ

最近、非常に悲しいことがあったので
気分転換に明日からフィリピンに
プチ旅行に行ってきます。


フィリピンに仲のいい友人夫婦がいて
すでに行く前から半日ツアーの予約などで
かなりお世話になっています。


持つべきものは友だと実感しています。


私の英語はとてもbrokenですが
英語を話すことに抵抗感が全くないので
不思議に意外と通じるんです。


異文化に触れることが
ものすごく楽しみです。


治安が悪いみたいですが
そういう方が自分が生きていることを
実感できます。


もちろん
○危険な場所には近づかない
○スリなどに気をつける
○繁華街には一人で行かない
などの基本的なことは
押さえていきます。


帰国したら勉強や仕事が待っていますが
今回の超久しぶりのプチ旅行で
しっかりくつろいで英気を養います。


とはいえ、生徒達が死にたくなったり
心がしんどい時、つらい時はフィリピンにいても
24時間電話やLINEを受け付けていますので
遠慮なく連絡してくださいね。


いわちゃん

rakuzemi2006 at 23:22│ 
プロフィール

いわちゃん