ちりとてちんにハマッテしまっている方、
この2,3週間、かなりきてしまった方
いらっしゃるのでは。。。

ちりとてちん 上 (1) (NHK連続テレビ小説)


ちりとてちんの味わい方 (桂枝光の落語案内 1)


『おい、生まれも育ちも関東者のお前が
関西ドラマに三連荘でブログ投稿かい。
ハマッチまってるのは、お前の方じゃねえのかい。。。』

『イヤハヤ、
坂東武者の神楽坂デスク、
全くもっておっしゃる通りでこざいます。
言い訳は致しません。』

さてさて、
『ちりとてちん』ですが、
ハマッテいる方は(笑)ご存知のように
概ね、週ごとに1つのストーリーが終わるように
構成されています。
まあ、90分(=15分/回×6回)のドラマなんですね

昨年のラストの放送、
除夜の鐘がなった後、ヒロインが相手役と
初めて心を通い合わせたかと思ったら。。。
『ナント、正月三が日で電撃結婚式』、
『ドタバタ新婚生活から旦那の家出』、
『シッカリモノ親友の突然の妊娠』
『仲の良い両親の別居と味わいある仲直り』

息つく暇もなくストーリーは展開し、
毎週、涙と笑いのスパイスタップリに
ソレナリの解決をみて小エンドとなるのですが。。。

今回は
第18週〜第20週まで3週間かけて
いつもある笑いはほとんどなく
大きなのテーマを扱いました。
ヒロインと他の4人の兄弟子の落語の師匠である
徒然亭 草若の死。。。についてです。
※弟子の1人は息子なので父の死ともなります。

師匠を中心にざっとストーリーを振り返ると。。。

第18週で、
師匠がヒロインの実家に立ち寄り
それぞれの弟子の思い出を語りつつ、
何かがおかしいことをヒロインの
母親は気づきます。

第19週では、
ヒロインの母親に不治の病で
あることに気づかれ、
弟子たちには隠していますが、
残り少ない命の中で様々なことをやろうとし
とうとうヒロイン達の前で倒れ
全てが知られてしまいます。

第20週では、
自分がやるはずだった落語の演目を
(『地獄八景亡者の戯れ』)
4人の兄弟子たちに教え
ヒロインは、師匠からの最後の宿題
創作落語を紆余曲折を経て
過去の自分の人生を題材として完成します。
高座の前日、師匠は家に戻り、
弟子たちと最後の晩餐を共にし、
翌日、弟子達を高座に送り出した後、
病院に担ぎ込まれ、
弟子達が高座を務めている終わった頃、
笑顔の最後を迎えます。

まあ、
ざっと言えば、
こんな感じのストーリーなのですが。。。
師匠と弟子たちの間には
様々な互いの思いと共に、
それぞれ深いところでの
結びつきがあり、
それがストーリー&映像
いい感じで出ているんですね。
エンリコ・モリコーネ(『ニューシネマ・パラダイス』の音楽担当)を
彷彿させる佐橋俊彦のキレある音楽も
全体を実に盛り上げています。

師匠は、
ぶっとんだところもありますが、
弟子たち一人一人を、
根っこのところから見ており、
言葉にすれば短いのですが、
後々まで心に染み渡るような
アドヴァイスを
昔もしてきたし、
そして最後までし続けていきます。

また、
自身のことを、徒然亭の家紋である
蜩(ひぐらし)に見立て、
残り少ない命と向き合う姿は
弟子達には生き様を見せつつも
ヒロインの母(和久井映見)には
弱さを伴った本音を伝える下りも相俟って
なんかいいんですね。

勿論、
一見、浪花節的なところあるし
泣き笑いが大袈裟の所もありますが、
人間の懸命の姿は
可笑しくもあるが
気づかせるものもあるという
このドラマのテーマの落語の考えに
通じるんだろう。。。と思わせる
ナニカはありそうです。

深い情実、人の生き様、
カッコワルサと潔さ、ズッコケと頑張り 等々
確かに濃いお話なのですが。。。

どこか、
日本人がかつて持っていたけど、
やや失いつつある何かを
不器用だけどストレートに訴えかけてくる
ドラマだとは
ハマッタ者として思います。

ああ、ここらにしておこう。
悪友の神楽坂大主筆に
有難いお言葉を頂けそうなので。。。

では、ソロソロここらでお開きとさせて頂きます。

※師匠が落語の中で語る
『その道中の陽気なこと。。。』
もう、ホンマにええですな。