京都の大文字焼きの災害木くず受け入れ拒否から、災害当初、受け入れ表明を示していた自治体が、一気に全国的に災害ガレキ受け入れを控える流れになっているようです。

となると・・・

船に乗せて、県外へ災害ガレキを搬出し、処理するという流れが厳しくなってしまいます。

となると・・・

県内での焼却処理、埋め立て、リサイクルを検討しなければならなくなってきます。

さて・・・

今、林野庁では、津波被害で崩壊してしまった海岸林を再生しようという検討を前向きに行っています。

●東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会(林野庁) 詳細はこちら

第3回検討委員会の概要を下記に抜粋します。

(一部転記はじめ)

【中間報告案について】
・今後も現地調査は進められることとなるので、海岸防災林の津波に対する被害軽減効果がみられた事例が増えてくるものと考えられる。
・海岸防災林が、津波の被害軽減にどのくらい効果があるのか、数値シミュレーション結果の精度を上げていく予定である。
・海岸防災林の再生を地域のグランドデザインに積極的に位置づけてもらうよう対応すべき。
・防潮堤等の施設は、被災したとしても、津波に対する一定の被害軽減効果があったと考えられるので、海岸防災林の再生に当たっては、防潮堤等の効果も含めて検討する必要がある。
・海岸防災林の再生に当たって、生態系保全の必要性を踏まえることは極めて重要である。

【今後の調査内容等について】
・樹木の根系の調査は観察が主になっているが、引き倒し試験など根系の強度を計測する調査も必要。
・防潮堤等の有無により、海岸防災林の被災状況が異なると考えられるので、防潮堤等の津波に対する効果も含めた被災状況調査が必要。
・健全と考えられるマツも枯れ始めているので、今後の動向についての継続的な調査が必要。

(一部転記おわり)

災害木くずにおいて、比較的乾燥している建築系木くずであれば、バイオマスボイラーの燃料やパーチクルボードの燃料として、リサイクル利用が前向きに検討されていますが、含水率の高い津波被害を受けた海岸林などの自然木は、燃料やボード材には敬遠される傾向があります。

一つの有効なリサイクル利用として・・・

海岸に集積されている自然木を現場で堆肥化し、海岸林再生における緑化基盤材として利用することが有効な選択肢の一つになるのではないかと思います。

塩害改善、森林再生実績のある「カッセーチップ堆肥化工法」をご提案します。

●祝・最優秀賞受賞  詳細はこちら

●有機堆肥の自給自足における課題と対策 詳細はこちら

海岸沿いの緑化基盤材に利用していただけると、雨水を通して、適正な栄養分がカッセーチップ堆肥化物から海に供給され、磯焼けを起こしている海の再生にも寄与できます。

●海の再生 詳細はこちら

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今後、海岸林の再生における緑化基盤材として「カッセーチップ堆肥」を提案していきます。