研究開発マネジメントノート

研究開発とそのマネジメントについてのいろいろ

2010年12月

「ヒトは環境を壊す動物である」感想

小田亮著「ヒトは環境を壊す動物である」[文献1]の感想を書いておきたいと思います。

 

現代のビジネスと科学の関わりを考える上で、地球環境問題は避けて通ることのできない課題でしょう。しかし、どのように対応すればよいかについては明確でないというのが現状ではないでしょうか。そもそも、化石燃料の消費による二酸化炭素の放出→地球温暖化→人類への被害の発生、という流れに対しても異論を唱える人々がおり、さらに、不況克服の重要性が叫ばれる現状では、地球環境問題への関心が低くなっているようにも思われます。

 

この本は、地球環境問題そのものを解説した本ではありません。つまり、世間でよく議論になる、「化石燃料の消費により本当に大気中の二酸化炭素が増えるのか」「大気中の二酸化炭素が増えると本当に地球温暖化が起こるのか」「地球温暖化が起こったとすると人類に被害が発生するのか」「現在の地球は温暖化に向かっているのか」「温暖化しつつあるなら原因は何か」「温暖化による被害が発生しているのか」「温暖化を防ぐためにはどうしたらよいのか」などの議論がなされているわけではありません。しかし、そうした議論とは別の観点での重要な示唆が与えられていると思います。

 

この本で述べられている最も重要な点は、「なぜ人類は地球環境問題への対応が苦手なのか」という点でしょう。つまり、地球温暖化や温暖化による被害が起こるかどうかはさておいて、温暖化に対して何らかの対応を考えようとしても、人類にはその能力がないのではないか、ということが述べられている点が重要だと思うのです。換言すれば、このような人類の能力上の問題を考慮することなしには、環境対策は実効のあるものとはなり得ない、とも言えるでしょう。

 

ごく簡単に上記の点に関する本書の主張を要約してしまうと、次のようになると思います。

・進化心理学の立場から見ると、人間の考え方、認知能力は進化の過程で得られたものと考えられる。

・「心もまた遺伝子が外界と接するインターフェイスである以上、基本的には自然淘汰によって形づくられたものである」[文献1p.83]

・「わたしたちの認知能力が進化的適応環境のもとで進化したとすれば、『地球規模で考える』ことが難しいというのはうなずける」「わたしたちは自分の生まれた地域で、限られた社会的なネットワークのなかで生活することに適応してきた」[文献1、p.132]

・「人間がある程度お互いを認識してまとまりを保てるのはやはり150人前後」[文献1p.96]

・「わたしたちがいま生活している環境は、わたしたちの認知能力が進化してきた環境とはかなり異なるものであり、また急速につくりあげられたもの」[文献1p.9-10]

・「わたしたちは自分の『身の丈サイズ』でした物事を捉えられないのだけど、現在の環境問題は『身の丈サイズ』を超えている[文献1p.199]

 

つまり、人類の持っている認知能力、心では、地球規模の環境問題に対応することは難しい、と言っているようです。その結果、「(われわれは環境)問題の存在を知っているし、そのメカニズムもある程度理解している」が、「日々の生活様式や社会・経済システムが環境破壊を抑制するように変わっているかというと必ずしもそうではない」、つまり、「『わかっちゃいるけどやめられない』という態度の結果が現在の状態」[文献1p.8]、ということになるわけです。

 

このような考え方は非常に興味深いと思います。まさに、現在の地球温暖化対応の停滞ぶりをうまく説明できるのではないでしょうか。地球環境問題というのは、もはや先進国だけの問題ではありません。であれば、世界中の多くの人の行動を方向づけできなければ解決できないわけですが、計画をいくら立てたところで、それが実行できないのであれば絵に描いた餅にしかすぎません。二酸化炭素排出削減計画を実行することは人間の特性から見て非常に困難な課題であるとなれば、単純な計画は意味を持たないでしょう。地球環境問題を、自己満足や、自己の道徳心のアピールではなく、本当に解決すべき問題だと考えるならば、困難な課題に取り組むのだという相当の決意と、周到な準備が必要なのではないかと思います。

 

しかし、この本では、環境問題の解決は原理的に不可能だ、と言っているわけではありません。人類に対する希望として、「われわれは、みずからについて考えることのできる動物」であって、環境問題への対策を練るためには「人間とはどういう生き物なのか、人間の本性を知る必要がある」と述べています[文献1p.10]。さらに、解決策の提案として「世界的な規模で、自分たちが同じコミュニティに属しているのだという感覚をもてるようにすることが必要」[文献1p.196]、「自分が協力に値する人間であることを評判によって他者に知らしめること」によって「利他的行為を引き出すことも可能になる」[文献1p.170]と述べています。こうした解決策は具体性に乏しいとする意見もあるかもしれませんが、現段階ではこの程度しかできないのであれば、はっきりとそれを認めることも必要ではないでしょうか。

 

上記の他、環境問題を考える上で注意すべき点についての次の指摘も興味深いものです。

・「科学技術が環境問題の解決になるという考えは根本的に間違っていることがこれまで指摘されてきました」[文献1p.196]

・道徳性に関して、規範(例えば「資源は分かち合うべき」)に従うという道徳性はその規範に従うことが最も(進化的に)合理的な選択であることによって生まれてきたものであり、「自然の権利」や「世代間倫理」のような考え方に道徳性を拡張することには無理があるのではないか[文献1p.191-193]

・「自然的な性質や関係からある規範を導いてはいけない」[文献1p.108](例えば、自然の性質がこう『である』からといって、そうである『べし』とは必ずしも言えない)

・「地球環境『問題』というのはあくまでわたしたち人間にとっての問題だ」(例えば、地球上に人類がいなくなってしまえば、問題にする人がいなくなってしまうので、環境問題は解決する)[文献127-29]、地球にやさしい○○などというのは欺瞞的である[文献1p.26]

これらの指摘は、いずれも地球環境問題を本質的に解決しようと思うならば、しっかりと認識しておくべきポイントではないでしょうか。

 

地球環境問題というのは未知の解決方法を探る問題だと言えるでしょう。従って、その課題が本来持つ不確実さ(場合によっては実現不可能かもしれないこと)を十分に認識して解決に当たる必要があるはずです。また、結果が未確定で結論がはっきりしない状態での決断も求められます。まさに、研究開発で行なっていることと同様の対応が求められるわけで、単純な思いつき程度では解決できない問題なのではないでしょうか。個人的な意見を述べさせていただくなら、現在の段階で地球環境問題に貢献できそうな手法は省エネルギー(なるべく少ないエネルギーで期待する効果を得る)が最も確実かつ有意義なのではないかと思っています(それだけでは解決のためには量的に不十分でしょうが)。エネルギー価格が上昇すれば、エネルギー消費も減り、省エネルギーに対するインセンティブも高まりますので、エネルギーに税金をかけることもひとつの可能性ではあると思いますが、その税金は国内的にも世界的にも公平でなければ意味がないでしょうから、この本に述べられたような「人間の本性」を考えるとそれも難しいことのように思います。もちろん、化石資源の消費によっても温暖化が起こらず、あるいは、温暖化が起きても人類に悪い影響を及ぼさないのであれば温暖化対策は必要ないのでしょうが、しかし、万一その予想が外れて人類が困ることになるのでしたら、何らかの対策をとっておくべきであろう、とは思います。この本を読むと、対策は不可能なのではないか、という気もしてきますが、それが問題の本質であるならば、その本質から目をそらしてしまっては、絶対に解決は望めないと思います。地球環境問題への対応は、難しいことを認識した上で、あえてそれに挑戦する覚悟で進めなければいけないのでしょう。

 

本書の内容は、センセーショナルな内容でもなく、わかりやすい解決策が示されているわけでもないのですが、地球環境問題に関する世の中の議論とは異なる視点からの大変重要な指摘を含んでいると思いました。

 

文献1:小田亮、「ヒトは環境を壊す動物である」、筑摩書房、(2004.

ヒトは環境を壊す動物である (ちくま新書)

参考リンク

エスノグラフィーとイノベーション

i.schoolについて取り上げた時に、「エスノグラフィー」という言葉が登場しました。最近の「日経ビジネス」誌2010.12.6号にエスノグラフィーの記事がありましたので、エスノグラフィーについてまとめてみたいと思います。

 

日経ビジネス誌記事[文献1]の簡単な紹介

エスノグラフィーとは、文化人類学や社会学の調査手法で、集団の内部に入り込み長期間の観察やインタビューを行なうことで、豊富な定性情報を取得するフィールドワーク手法、ということですが、この手法を企業におけるマーケティングや既存業務の見直しに活用する事例が増えるにつれ、注目が高まっているようです。この手法が得意とするところは、消費者や働く人が自分自身でも気付いていないような潜在的な意識や思考の理由などを探しだす点ですが、時間とコストがかかることが欠点と言われていました。しかし、近年ITを活用した調査ツールの発達により、エスノグラフィー調査が容易になってきたことから、活用を図る企業が増えているようです。記事では活用の事例として、大阪ガス(行動観察研究所)、富士通(フィールド・イノベーション)の事例が詳しく述べられていますが、その他にも、国内ではがんこフードサービス、北海道日本ハムファイターズ、花王、博報堂、アキレス、富士ゼロックス、海外ではインテル、ノキア、サムスンなどで活用が進められているそうです。大阪ガスや富士通では社内の調査にとどまらず、ホテルや病院などからの依頼も受けており、今後応用範囲が広がると期待されている、とのことです。

 

エスノグラフィーと市場調査、マーケットリサーチ

エスノグラフィーのビジネスへの活用は市場調査に関連した分野から始まったようです。特に従来の市場調査、マーケティングに関する以下のような問題点に対する反省が出発点とされています[文献2、文献3]

【従来の市場調査やマーケティング活動についての6つの誤り】(ジェラルド・ザルトマン著『心脳マーケティング』(2005)からの抜粋[文献2、文献3から引用しました]

1. 生活者の思考プロセスは筋の通った合理的なものである

2. 生活者は自らの思考プロセスと行動を容易に説明することができる

3. 生活者の心・脳・体、そしてそれを取り巻く文化や社会は、個々に独立した事象として調査することが可能である

4. 生活者の記憶には彼らの経験が正確に表れる

5. 生活者は言葉で考える

6. 企業から生活者にメッセージを送りさえすれば、マーケターの思うままに、これらのメッセージを解釈してくれる

 

こうした背景から、市場調査の世界ではすでにエスノグラフィーは重要な手法であると認識されているようで[文献4]、その特徴は、「あえて事前に仮説を立てずに、定性調査を重ねて豊富な情報から仮説を見つけ出すのが特徴。従来型の消費者調査が仮説検証型とすれば、エスノグラフィは仮説発見型といえる。データベースやアンケート、グループインタビューなどに比べて、より深く消費者の本音やこだわりに迫ることができるという」[文献5]ということです。そして、そこから「インサイト」すなわち、1)データでは見えてこない真実、2)心の奥深くに存在する自覚のない感情やニーズ、3)ビジネスを成長させる可能性を秘めるもの(P&G Japan桐山社長による定義)[文献6]が得られるとしています。これに対し、従来の調査に比べ調査手法に問題があり定量性に欠けると批判されることもあるようで[文献6]、さらに、「行動観察の結果から『大きな発見』があることはマレと考えた方がよい。」[文献7]という意見もあるようです。結局のところ、エスノグラフィーから得られた結果をどのように利用するかに応じて考えるべきなのでしょう。

 

エスノグラフィーの発展とイノベーションへの適用

こうしたエスノグラフィー手法を市場調査以外の分野にも展開させようというのが最近の傾向のようで、エスノグラフィー活用の国際会議も開催されています[文献8]。おそらくその背景には、人間の行動についての洞察が新たな恩恵をもたらすのではないかという期待があるのでしょう。顧客調査以外の分野では、業務における行動を観察して改善しようとする方向が着目されているようです。こうした分野では従来IEIndustrial Engineering)手法により、作業時間を計測したり、物の配置や人の動線に注目した分析が行なわれたりしていましたが、エスノグラフィーは、人の意識やモチベーションを分析するという新たな視点を追加することになります[文献9,10]。この分野でも市場調査同様、従来手法の行き詰まり、批判があったのかもしれません。

 

こうした流れに従えば、エスノグラフィーがイノベーションやビジネス全般に取り入れられること(「ビジネス・エスノグラフィー」とも呼ばれるようです)は自然の成り行きと言えるでしょう[文献11、文献12]i.schoolでも取り上げられているのが「人間中心のイノベーション」という考え方ですが、単に顧客の声を聞く、あるいは市場調査で売れるものを探る、といった視点だけでなく、潜在的な真のニーズを探りそれを出発点にイノベーションを行なおうとするアプローチと考えられます。すでにIDEOKellyはイノベーションにおける「人類学者」の重要性を指摘していますし[文献13]、潜在的な真のニーズを把握することの重要性は、Christensenも「片づけるべき用事」という概念で提示しています。Christensenらによれば、「顧客の思考プロセスには、まず何かを片づけなくてはという認識が生じ、次に彼らはその用事をできるだけ効果的に、手軽に、そして安くこなせる物または人を雇おうとする。」[文献14p.92]「顧客は製品を『買う』のではなく、自分の『用事』を片づけるために、その製品を『雇う』ということだ。ゆえに、新たな成長の機会を探すためには、まず、現時点で利用可能なソリューションではうまく片づけられない『用事』を探すことが必要になる」[文献15p.120]とし、従来の市場調査のあり方に疑問を呈し、どんな用事を片づけようとして製品を雇うかについて観察やインタビューから明らかにすることが有効であった事例を挙げています。エスノグラフィーの手法が顧客ニーズに基づくイノベーションの出発点を設定する上で有効に機能しうる、というのは間違いのないところではないでしょうか。

 

ただ、有効だろうとは言っても、イノベーション実現のためには課題もあると思います。第一には、エスノグラフィーが最も効果的だと考えられるのが、人間の関与が重要な役割を持つ種類のイノベーションであって、かつ真実のニーズ、真実の問題点が明確になっていない場合であろう、という点です。もちろん、人間の行動に着目しようとする視点は今までとは異なるもので、大きな可能性があるとは思いますが、プロセスや物の扱いが主要な役割を持つイノベーションには適用が難しいと思われますので、エスノグラフィー適用の範囲がどの程度広がりうるのかは未知数と考えられます。また、課題の第二としては、新たなニーズや問題点が明らかになったとして、そのニーズを満たし、問題点を解決する方法については別に考えておかないといけない点が挙げられると思います。問題点の解決に専門的な技術を必要とする場合、そうした技術を保有する人との連携が必要になるでしょう。これは、いわゆる「ニーズとシーズのマッチング」の問題と考えられるとも思いますが、そうした方策を用意する必要があるということです。また、単に真実を明らかにするためではなく、問題解決を前提とした調査を行なおうとする場合には、どうしても手持ちのシーズに調査結果が影響されるのではないか、すなわち、手持ちのシーズ技術によって解決できるような問題点に目が向いてしまいがちなのではないか、という点も懸念されます。第三は、イノベーションによる競争優位の獲得という観点からの課題です。エスノグラフィーを導入することによって導入しないケースに比べた競争優位を獲得できるとしても、エスノグラフィーが標準的な手法になった場合には、それだけで競争優位は獲得できず、ニーズや問題点の把握の巧拙、あるいは解決手段の独自性などが必要になるだろう、という問題点です。そして、最後の点として、調査によって抽出されたニーズや課題をイノベーションの材料とし、それをいろいろな部署との協働で形にしていく段階で、協働のためのモチベーションをつくりあげられるか、という点です。一般に研究者は、できることしかやろうとしない、と言われます(ノート7でまとめたモチベーション理論から言えば、努力が成果に結び付く期待が小さければモチベーションがあがらないとされますので当然の行動だと考えられますが)。上述のニーズとシーズのマッチングとも関連しますが、調査と解決を分担しようとするような場合、調査担当者から解決すべき課題を投げかけられただけでは、解決を任された人々は積極的に課題に取り組めるだろうか、という問題があると思います。おそらく、調査担当者が解決のプロセスにも深くかかわっていく必要があるのではないでしょうか。ただ、エスノグラフィーの場合、調査対象に深く入り込むことが必要とされるため、調査対象が問題解決にあたるような状況の場合には、ありきたりのアンケート調査などよりは成果にむすびつきやすいのではないかとも思われます。

 

上記のような問題点が感じられるものの、イノベーションの入り口に近い段階における解決すべき課題の設定においてはエスノグラフィーは効果的な手法となりうるのではないか、と思われます。上記の問題点に注意をすれば、入口段階がネックになっているイノベーションの成功の確率を高めることのできる手法として期待してよいのではないでしょうか。コストや時間がかかる欠点があると言われていますので、そうした点に耐えることのできる企業でなければその恩恵に浴することはできないかもしれませんが、どのような成功事例を生むことができるのか、注目していく価値は大きいと思います。

 

 

文献1:上木貴博、「エスノグラフィー 人類学に学ぶ現場主義」、日経ビジネス、2010.12.6号、p.78.

文献2:橋本紀子、「『エスノグラフィ』という手法」、RANDOM誌、vol.53p.1(2007).<2013.1.12現在リンク切れ>

http://www.rad.co.jp/random/53/11_ethno.html

文献3TWAKさんのブログ記事、「かんかく雑記:エスノグラフィー&行動観察調査 現状まとめ」<2013.1.12現在リンク切れ>

http://tanoshiikankaku.com/Entry/29/

文献4Shigeru Kishikawaさんのブログ記事、「オンライン・エスノグラフィ調査」

http://www.minnanomr.com/2010/02/blog-post_15.html

文献5:上木貴博、「花王 消費者調査にエスノグラフィー手法を導入」、ITpro

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20090209/324475/

文献6Shigeru Kishikawaさんのブログ記事、「こんな「調査部」ならいらない?」

http://www.minnanomr.com/2010/12/blog-post.html

文献7:石井栄造さんのブログ記事、「今、脚光を浴びる行動観察」

http://auraebisu.blog53.fc2.com/blog-entry-180.html

文献8http://www.epiconference.com/epic2010/about

文献9:石垣一司、指田直樹、矢島彩子、「業務把握インタビュー手法」、FUJITSU誌、vol.58No.3p.188、(2007.

http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol58-3/paper04.pdf

文献10:岸本孝治、寺沢真紀、平田貞代、「ビジネス・エスノグラフィと組織モニターによるワークスタイル変革」、FUJITSU誌、vol.60No.6p.591、(2009.

http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol60-6/paper09.pdf

文献11:読売ADリポート「オッホ」20101011月号 特集・イノベーションのためのエスノグラフィー

http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/20101005/201010toku1.html

文献12:田村大、「人間中心イノベーションとは~ビジネス・エスノグラフィが探求すること~」、慶應MCC通信【てらこや】、Vol.94 [2010/12/14]

http://www.keiomcc.net/terakoya/2010/12/report94.html

文献13Tom Kelly, Jonathan Littman2005、トム・ケリー、ジョナサン・リットマン著、鈴木主税訳、「イノベーションの達人! 発想する会社をつくる10の人材」、早川書房、2006.

文献14Christensen, C.M, Raynor, M.E, 2003、クレイトン・クリステンセン、マイケル・レイナー著、桜井祐子訳、「イノベーションへの解」、翔泳社、2003.

文献15Anthony, S.D., Johnson, M.W., Sinfield, J.V., Altman, E.J., 2008、スコット・アンソニー、マーク・ジョンソン、ジョセフ・シンフィールド、エリザベス・アルトマン著、栗原潔訳、「イノベーションへの解実践編」、翔泳社、2008.


参考リンク<2011.8.14追加>
 

 

 

 

 

 

研究者の年齢限界?

研究者の能力は35歳~40歳ぐらいがピークである、という話はよく耳にします。今回はそのような研究者、技術者の年齢的限界について考えてみたいと思います。

 

福谷[文献1p.76-80]によれば、1953年に発表されたレーマンの研究以来、30代後半~40代前半が科学者の業績のピークであるとする調査結果が国内外で多く報告されているようです。これに対して興味深いのが、198890年に実施された日本生産性本部による研究開発技術者に対するアンケート結果で、そこでは、日本の技術者の約60%30代後半~40代前半を第一線で活躍できる年齢限界と考えているのに対し、アメリカ、ドイツ、イギリスではいずれの国でも約70%の技術者が限界は年齢に無関係(つまり個人差)と考えているということです。

 

同様の調査結果は、慶應義塾大学産業研究所の調査(199798年)でも報告されていて、イギリス、韓国、インドでは、6177%が限界年齢はない、と考えているのに対し、日本と台湾では、5154%が限界年齢がある、としています。さらに、具体的に能力の年齢限界を意識する理由を日本で調査した結果では、約70%が「管理的業務多忙」を挙げ、約55%が「研究開発活動以外の多忙」を挙げているのに対し、体力的衰え、集中力や創造性、チャレンジ精神の低下、技術革新についていけなくなることを挙げている割合がそれぞれ1536%と相対的に低くなっているそうです[文献1p.82-84]。福谷はこの結果を基に日本で特徴的な研究者の年齢限界意識について、日本における年功的な人事処遇制度からくるものではないかと推測しています[文献1p.80-81]。つまり、研究者の年齢限界意識が生まれるのは加齢による能力低下によってではなく、研究の第一線から遠ざかるような人事制度によって成果を挙げる機会が奪われていることによるというわけです。

 

しかし、加齢により身体、精神的能力が低下することは事実ですので、それが研究開発能力にどの程度影響するかも調べてみたいところです。そこで、ひとつの試みとして、重要な科学的発見がその科学者が何歳の時になされたのかを、「セレンディピティー」という本[文献2]に書かれた事例について調べてみました。その結果を以下にまとめます。

 

パーキン(合成染料):18

ニュートン(万有引力の法則):25

ウェーラー(尿素合成):28

ノーベル(ダイナマイト):34

ケクレ(ベンゼンの構造):39

ジェンナー(種痘法):40

パパニコロー(癌検診法):40

プリーストリー(酸素発見):41

フレミング(ペニシリン):47

レントゲン(X線):50

ガルバニ(神経電流):55

ボルタ(電池):55

ペダーセン(クラウンエーテル):56

 

ただし、発見したタイミングは不明確なことも多いようですし、文献2で取り上げられている事例は化学分野が多く、「セレンディピティー」による発見には「運」の要素もありますので、サンプルが偏っている可能性はあります。しかし、少なくとも40代前半を過ぎた年齢の研究者であっても重要な発見をする能力がなくなっているわけではない、ということは言えるのではないでしょうか。ちなみに、ペダーセンは1904年生まれ、ボルタは1745年生まれですので、時代による差もなさそうです。

 

もしこのように研究成果と研究者の年齢が関係しないとすると、どうして30代後半~40代前半が研究者の能力のピークだと言われるようになったのか(そういうデータが得られたのか)は検証しなければならないでしょう。今回はそこまで調べられなかったので申し訳ないのですが(今後何かわかったら改めて書いてみたいと思います)、推測をお許しいただくとするなら、おそらく、身体的能力(体力など)を必要とする研究開発課題に取り組む場合には、おそらく年齢的限界があり、それよりも経験や偶然を生かす課題に取り組んでいる場合には、年齢は関係ないということではないかと思っています。これからの時代、少なくとも先進国では体力でイノベーションを成功させるようなチャンスは減ってくるのではないかと思っていますので、これからはますます研究者の年齢限界は問題にならなくなってくると思えるのですが、いかがでしょうか。

 

そうだとすると、老若問わず、研究者の能力をいかに引き出すか、というマネジメントの要素がより重要になってくると思います。研究者の年齢限界に関して、マネジメント上どういう点に注意すべきかについて内田は次のようにまとめています[文献3の記載を要約]

・「年齢的限界という考え方は強調すべきではないだろう。『40歳になると限界が来る』という考え方が広く流布し、自己成就的予言として本当に研究者をその気にさせてしまっては問題である。」

・「限界はいずれ来るかもしれないが、それは加齢にともなう身体機能の低下が原因と言うよりは、業務上の要因が大きい。外部的要因がまず解決されるべきものであろう。」

・「応用や開発では雑務を阻害要因として回答している割合が多いが、企業の研究開発部門全体の問題と言えよう。」

・「ステータスの高い専門職-高度専門職の確立が最も望ましい。日本企業が以前、高齢化対策の一環として導入し失敗した処遇的専門職の道を歩まなければ、真の専門職制度が確立できると考えられる。」

 

内田は高度専門職の重要さを指摘していますが、私は、そうした専門職だけではなく、ノート5で指摘したような様々な職務にもベテランの技術者、研究者を生かす道があるのではないかと思います。さらに、研究業務に関連する業務、例えば研究開発成果の実用化やマーケティングなどの分野でも過去の経験を生かせる可能性があるのではないでしょうか。確かに、ある程度の年齢になると全く新たな業務を習得することは容易ではなくなるでしょうが、経験を生かすことのできる業務であれば能力を発揮できるのではないかと思います。もちろん、いわゆる「老害」は避けなければなりませんし、従業員の若返りはもちろん重要なことではありますが、研究者年齢限界説が人員削減の名目になっているのだとすれば、大きな損失なのではないかと思います。そうではなくても、日本企業をリストラされた技術者が中国や韓国に渡り、日本の優位を脅かすようになっているとも聞きます[例えば文献4]。研究者、技術者の年齢、経験、能力、本人の意欲に応じた人材活用、配置の新たな枠組みが求められているのではないでしょうか。

 

研究者の年齢限界については、私も個人差によると思います。私自身の経験でも、最高の研究成果が得られたのは50歳前後でしたし、外国では70代でも活発な研究をしている大学教授がいます(今年ノーベル賞を受賞された根岸教授も75歳でまだ第一線の研究をされているそうですし)。クラウンエーテルの発見によって1987年にノーベル賞を受賞したペダーセン(発見した年齢は60代という説もあります)は次のように述べています。「年寄りだってアイデアを思いついたのなら、やらせておくべきだよ」[文献2p.344]。そんなマネジメントも考える必要があるのかもしれません。

 

 

文献1:福谷正信、「研究開発技術者の人事管理」、中央経済社、2007.

文献2Roberts R.M., 1989R.M.ロバーツ著、安藤喬志訳、「セレンディピティー」、化学同人、1993.

文献3:内田賢、「研究者と年齢的限界」、組織行動研究 (Keio studies on organizational behavior and human performance). No.26 (1996. 3) ,p.67- 75.

http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00338172-00000026-0067

文献4:NHK「追跡!AtoZ」取材班、「技術立国・ニッポンに赤信号? リストラされた日本人技術者が作る『高品質のメイド・イン・チャイナ』」、Diamond Online

http://diamond.jp/articles/-/10139


<2012.4.27追記>ノーベル賞受賞業績をあげた年齢についての調査解析結果がすでにあることを知りました。コメント1をご参照ください。

参考リンク

2010年のベスト50発明(「Time」2010.11.22号)

イノベーションや発明はどのように生み出されるのでしょうか。どんな発明が注目され、その将来はどうなるのでしょうか。Time20101122日号(vol.176No.21)に2010年のベスト50発明(The 50 Best Inventions of 2010)が発表されています[文献1]webサイトはこちら)。ここで取り上げられている発明は、単なるアイデアではなく、ある程度形(商業ベースの製品も含めて)になったものですが、それらの発明を題材として、世に出たばかりの発明がどう生まれ、どう育ちそうなものが多いか、何か傾向があるかを調べてみたいと思います。

 

まず、それぞれの発明について次の点から評価してみます。

・発明の出発点はニーズ志向とシーズ志向のどちらなのか。

・将来性を推し量るポイントとして破壊的イノベーションの概念にどのぐらいあてはまるか。

発明の内容についても興味があるところですが、私の知識不足のため正確な評価は困難と思われますので内容の評価は省略させていただくこととし、上記2項目の評価のみを試みることにしました。主に記事の内容に基づいた個人的な印象による評価になっていると思いますがご容赦ください。(発明の内容については、web上にいくつかのコメントがあり、参考にさせていただきました[文献2,3]。その他、個別の発明についてはweb上の記事も一部参考にしました。ほとんどの発明についてweb上に情報があります。)

 

発明の出発点の評価の表し方は次のとおりです。

●:シーズからの発想と思われるもの

○:ニーズからの発想と思われるもの

◎:かなりはっきりした(売れるだろうという)ニーズがありそうなもの

破壊的イノベーションの適合度の表し方は次のとおりです。(破壊的イノベーションについてはノート4をご参照ください)

★:持続的イノベーションと思われるもの

☆:破壊的イノベーションの可能性があるもの(1、従来やりたいと思っていたことができなかった顧客(非消費者)にアピールしている。2、従来のやり方をもっとシンプル(必要十分)にやりたいと思っていた顧客にアピールしている。3、競合製品がオーバースペックになっている。4、競合製品を製造しているメーカーが相手にしない可能性が高い。5、小規模な投資で始められる。それぞれについて☆1つずつとし、どの項目かはカッコ内に数字で示しました。)[この基準は文献4p.64213を整理、簡略化しました]

 

では、どんなものがTime誌のリストにあがっているか、見てみましょう。

No.1NeoNurture Incubator(古い車の部品を使って作った新生児保育器)、○☆☆☆(1、2、5)

No.2The (Almost) Waterless Washing Machine(ほとんど水を使わない洗濯機-ナイロンビーズで洗濯)、●☆(4)

No.3First Synthetic Cell(初の人工合成細胞)、●

No.4The X-51A WaveRider(超音速(軍用?)飛行機)、●★
 <2011.2.3追記:コメント1をご参照ください>

No.5Responsible Homeowner Reward Program(住宅ローン返済を滞らせなければ返済額を割り引くシステム)、○☆(1)

No.6Sony Alpha A55 Camera(半透過ミラーを使ったカメラ)、●★

No.7Lifeguard Robot(水難救助ロボット)、○★

No.8The Plastic-Fur Coat(値札止め用のプラスチックピンを多量に刺したコート)<一種のアートだと思いますので評価除外>

No.9The English-Teaching Robot(ロボット英語教師)、●

No.10Square(スマートフォンでクレジットカード決済ができるアタッチメント)、○★

No.11Bloom Box(燃料電池)、●★

No.12Lab-Grown Lungs(実験室でラットの肺を幹細胞から再生)、●

No.13The Deceitful Robot(状況に応じて嘘がつけるロボット)、○★

No.14Sarcasm Detection(皮肉を読み取れるソフトウェア)、○★

No.15BioCouture(バクテリアがつくるセルロース繊維生地)、●☆(4)

No.16Faster-Growing Salmon(遺伝子工学によって生まれた成長速度2倍の鮭)、●

No.17Road-Embedded Rechargers(道路に埋め込まれ、電磁誘導で電気自動車に給電するシステム)、○☆(1)

No.18The Straddling Bus(道路を走る車を跨いで走る立体バス)、●★

No.19Edison2(超軽量自動車)、●★

No.20Antro Electric Car(軽量小型電気自動車、太陽電池、人力チャージつき)、●★

No.21Electric-Car Charging Stations(電気自動車充電設備)、○☆(1)

No.22Sugru(接着性加工性耐久性に優れた粘土)、●☆☆(1,5)

No.23The Plastic-Bottle BoatPETボトル船で太平洋横断)<評価除外>

No.24Amtrak’s Beef-Powered Train(列車燃料として牛脂からとったバイオディーゼル油を利用)、●

No.25eLegs Exoskeleton(身障者用の歩行補助装置)、○★

No.26Woolfiller(セーターの虫食い穴を補修する材料)、○☆(4)

No.27The Seed Cathedral(上海万博での英国パビリオン、種の入った樹脂ファイバーで飾られている)<評価除外>

No.28Super Super Soaker(水の噴流で爆弾を処理する装置)、○

No.29Martin Jetpack(一人用の飛行装置)、●★

No.30Better 3-D Glasses(3D眼鏡改良版)、○★

No.31Google’s Driverless Car(無人運転自動車)、●★

No.32Deep Green Underwater Kite(水中に設置し海流で発電する凧のような装置)、●★

No.33Looxcie(耳につけるビデオカメラ)、●☆(3)

No.34iPad(有名なので説明省略!)、◎★

No.35Flipboard(情報を整理して見せてくれるiPadアプリ)、◎★

No.36STS-111 Instant Infrastructure(無人飛行船)、●★

No.373-D Bioprinter3Dプリンターで細胞を組み立てて臓器を作る)、●

No.38Spray-On Fabric(スプレーで布地、衣服を作る)、●☆(4)

No.39Iron Man Suit(人のパワーを増強するロボットスーツ)、●★

No.40-42Body Powered Devices (身体の動き、熱、地下鉄からのエネルギー回収)、●★

No.43Less Dangerous Explosives(安定性の高い爆発物-軍事目的)、○★

No.44Terrafugia Transition(空飛ぶ自動車)、●

No.45-46The Malaria-Proof Mosquito and The Mosquito Laser(遺伝子操作で生み出したマラリアを媒介しない蚊、蚊を選択的に攻撃するレーザー)、●★

No.47Power Aware Cord(電流が多く流れるほど明るく光るコード)、●

No.48X-Flex Blast Protection(爆風を防げる壁紙)、●★

No.49EyeWriter(目の動きで文字入力ができる装置)、○★

No.50Kickstarter(ネットで資金調達できる仕組み)、○☆(1)

 

実のところ知らない発明も多かったのですが、正直あまり売れそうもない発明が多いと思いました。ニーズに基づくと考えられる発明が16件と意外に少なかったですし、破壊的イノベーションの可能性がある発明も☆が1つ以上のものでさえ11件しかない(実際には☆1つでは破壊的イノベーションの条件は満たせていないと思います)、という点は期待外れでした。事業性の観点からはまだまだ不十分なものが多いと言わざるをえないと思います。ただし、記事の趣旨は面白い発明の紹介、ということでしょうから「将来に期待」ということでよいのでしょう。

 

ただ、これだけ並べるといくつかの示唆が得られると思います。以下に気付いた点を書いてみます。

・マスコミはシーズ志向で目新しさが感じられる「発明」に注目したがるものなのではないか。マスコミにとっては事業性は二の次?。→企業外のステークホルダーはもちろんのこと、企業の中でも研究開発で収益を上げようとは思っていない人々は、同じような発想をするかもしれないことは認識しておくべきでしょう。

・「発明」は注目されてからが正念場。事業化は注目されることよりもおそらくはるかに難しい。

・これらの発明はある程度形になっていますが、要素技術を形にする段階で世の中への適用方向をある程度仮定してしまっているため、そこで方向性を誤っている可能性もあると思います。発明の可能性は形になったものだけではなく、要素技術をどう生かすかという観点からも考えるべきかもしれません。

・破壊的イノベーションについても上記と同様、形になっているもので判断すべきではないと思われます。イノベーションの要素をどう扱い、破壊的イノベーションの形に育てるかが真の課題なのだと思います。→ちなみにChristensenは「刺激的な成長事業に乗り出そうと奮闘する企業にとっての根本的な問題が、優れたアイデアの不足であることはほとんどない」[文献5p.19]と述べていますが、これだけのアイデアを見せられるとそうかもしれないと思えます。

・破壊的イノベーションについてAnthonyらは「最初の戦略は必ず間違っている」[文献4p.373]と述べています。これらの発明が破壊的イノベーションとしてそのまま育っていくとは考えないほうがよいでしょう。

・日本発の発明が少ない。個々の発明に関するWeb上の情報をみると、日本でも似たような(あるいはもっと優れた)発明がなされているものもあるようです。マネジメントという観点からは重要でないことかもしれませんが、日本人は自らの発明のアピールをもっと工夫すべきだといえるのではないでしょうか。

 

以上、リストアップされた発明は、実用面での評価としてはあまり肯定的には受け取れなかったのですが、「夢がある」と感じられる発明があるのも事実だと思います。これは単なる編集者の好みかもしれませんが、世間が発明に期待していることのなかに「夢を与えること」があるのではないでしょうか。企業の立場としては収益にこだわらなければいけないのは当然ですが、「夢」は開発者のモチベーションを維持する上でも重要な要因になり得ますので、軽視してはならないことも再認識させられた気がします。今後これらの発明がどうなっていくのかは単純に興味がありますし、さらに、これらの発明を追跡調査すれば、発明がどう育っていくか、何が問題でどう改善されるのか、発明がどのくらいの確率で実用化できるのかなど、研究マネジメント上興味深い示唆も得られるのではないかと思います。現在進行形のケーススタディになるかもしれなという期待も込めてしばらく様子を見てみたいと思います。

 

 

文献1:「The 50 Best Inventions of 2010」、Time, vol.176, No.21, p.45, (2010).

記事のサイト→http://www.time.com/time/specials/packages/completelist/0,29569,2029497,00.html

文献2hiranoxxさんのブログ記事、「2010年の発明品ベスト50」

http://ameblo.jp/hiranoxx/entry-10713537467.html

文献3:しほのまちのユタ牛さんのブログ記事、「Time誌に掲載された“The 50 best Inventions of The Year”」

http://blogs.yahoo.co.jp/ty_so_long/63253590.html

文献4Anthony, S.D., Johnson, M.W., Sinfield, J.V., Altman, E.J., 2008、スコット・アンソニー、マーク・ジョンソン、ジョセフ・シンフィールド、エリザベス・アルトマン著、栗原潔訳、「イノベーションへの解実践編」、翔泳社、2008.

文献5Christensen, C.M, Raynor, M.E, 2003、クレイトン・クリステンセン、マイケル・レイナー著、桜井祐子訳、「イノベーションへの解」、翔泳社、2003.

 

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