春菊天そばが好きすぎて、週に一度はどこかしらで食べないと気が済まないカラダになってしまった。

もう、これでは春菊天そば依存症だ。

でも、どの店の春菊天でも良いかというとそうではなくて。

これは個人的な好みもあるけれど、私は衣がモロモロしたやつは苦手。
油っこくて気持ちが悪くなってしまう。

そうなると、どことは明示しないけれどチェーン系の立ち食いソバ店からは足が遠のいてしまうのです。
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この日も春菊天を欲しまして…。

個人的な好みの春菊天そばを出す店は江戸川橋とか神田とかソッチ方面に多いのだけど、居住エリアからはちょっと(というか結構)遠いのが難点。

うう、仕方ない…と言っては失礼だけど、近場の池袋で事を済まそうと君塚へ。

昔はちょくちょく立ち寄ってたけど、値上がりしてからはご無沙汰だ。
たまに行ったとしてもソバには食指が動かず、もっぱら中華そば(ラーメン)を頼むようになっていた。
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でも、今日は春菊天そばの口なので迷わず注文。

ところで「カレーの口」とか「ラーメンの口」という表現、使うようになったのって結構最近ですよね。
誰が使い始めたんだろうか。。。
ま、んなことはどうでもよろしいか。

忙しそうな厨房のオッサンにお金を渡して、すぐに出てきた春菊天そば。
値段は以前は450円だったけど520円になっていた。

おー、めっちゃ久々だけど威風堂々とした、いかつい風貌ですね。
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そうそう、この時はたまたまギリギリ13時台でして。

この店では13-14時の時間帯のみ生卵orゆで卵のサービスがあるんですね。

おそらく12時台の混雑緩和のための施策なんだろうけど、みんなサービスがあることを知ってるから、13時になるのを待って店に雪崩れ込む。
12時台よりも13時台の方が混雑しちゃうという本末転倒もこの店の光景だったりして。

私は迷わずゆで卵をトッピングしてもらいました。
半熟とかじゃない、がっちりハードボイルドの黄身。
まるでオデンのそれだ。

しかし鶏卵価格高騰の折、サービスを継続とはえらい。
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ソバの概況はこんな感じ。

麺はそんなにこだわりを感じないやや黒めの茹で麺。
フンニャリした歯ごたえのない食感はこの店の客層にもあってるのかもしれない。

正味量が多いのか、単にふやけて嵩が増したように感じるだけなのか、かなり満腹になる量がある。

おまけにテンプラも衣はややモロモロしてるのでツユを吸って腹パンになるのだ。

個人的には素揚げに近いような衣の薄いのが好きなのだけど、、、まぁ、そこはどこまで論じても〝個人の好み〟ということになりますわね。
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ツユも極めてフツー。
(悪い意味じゃないよ)

昔はもっと塩気が強かったような気もするけど、気のせいかややマイルドになったような気もする。

別の客が注文時に「ナニワで」と言ってるのが聞こえた。
そうそう、注文の時に伝えると関西風のツユに変えてくれるサービスもあるんだった。
けっこう好きだったような気がする。

そんなこんなでそこそこ満足。

昔は池袋にはチェーン系ではない旨い立ち食いソバ屋が何軒かあったけど、気がつけば立ち食いは稀少な存在になっていることに気が付いた。

この店は根強いファンが多そうだから私のようなモンが熱烈応援しなくともしばらくは大丈夫だろう。

また池袋をふらついてるときに春菊天そば依存症の発作が出たら立ち寄らせてもらいましょうか。