4月23日 アムステルダム 晴 ジョー記

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ゴードンさんが張り切っています



こんにちは、ジョセフィンです。
私たちは、ライザ様たちと一緒にアフリカへ行くことになりました。
船を集結場所のアムステルダム港に入港させると、ライザ様たちは
すでに出航所で待っていました。

「突然の転属命令だったけど、ジョーちゃん、あなたも一緒に行くのね。」
ライザ様が話しかけてきます。

「こっちは準備万端整ってるぜ。あんたの方はどうだ?」
これは、フレデリクさん。
彼は自分の船をイスパニア軍に接収されているので、私の船に乗ります。

「謁見の機会を利用して、ウィリアム様の冤罪を訴え出るんです、我々は !!」
鼻息荒い、ゴードンさん。
今回の任務に、期するところがあるようです。


全艦、抜錨セヨ !!

旗艦を務めることになった私の船、Grorious Grolia のマストに信号旗が翻ります。
水夫達がキャプスタン(巻き上げ機)を回して錨を抜き、別の水夫達は補助のオール
出し、ボートで引っ張ったりしながら船の向きを変えます。


もう少しで港の入り口というところまで船団が進んだときでした。

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ネーデルラントの商船が襲われています

「急げ、敵に見つからないうちに怪我人を収容するんだ。」
海賊にでも襲われたように、ボロボロの商船が入港してきました。
どうやら、怪我人がたくさん乗っているようです。

「どうした?なにがあった?」
すれ違う商船に、フレデリクさんが大声で聞きます。

「どうしたもこうしたもねえ、イスパニアパトロール船団さ。
 アムステルダムに入ろうとする船を片っ端から襲ってるんだ。」
商船船長が答えました。

「なんだって…よし、スワンソンさん、あいつらを懲らしめてやってくれ。」
突然、フレデリクさんが言います。

「え、そんなこと言われても…大丈夫かしら?」
イングランド船と一緒にイスパニアパトロール隊を襲うのは…。

私が迷っていると、マストに登っているリトル・ジョンが叫びました。
ライザ艦より信号、攻撃許可を求めています。」
ライザ様、やる気だわ。(笑)

ライザもああ言ってる、俺達は女王陛下のお墨付きをもらってるようなもん
 なんだから、いつものようにやっていいんだよ。(笑)」
フレデリクさんの言葉に、私の心は決まりました。
弱い物いじめしかできないイスパニア船に、腹が立ったというのもあります。


ワレニ続ケ、砲撃戦用意 !!
出帆旗がスルスルと下げられ、戦闘信号旗が翻りました。

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軽ガレオン級3隻 撃沈



(つづく)