久しぶりのブログですね
もう半年以上さぼってましたね反省
もう何年も何年も前の出来事でした
その日は池袋駅北口で待ち合わせでした
夕方の駅は人の波が行ったり来たり
手持ち無沙汰でボクは
目の前の波をボーっと眺めていたと思います
そうしてるとその波に乗って
女の子が一人こちらに向かってきました
一見すると普通の女の子でした
ほんとごく普通の
そのあたりを歩いていそうな
すれ違う他の女性達と一緒
ただ一つ
聴覚障害者ということを除けば
行ったり来たりする波を二人でかきわけ
線路沿いを進み目的地へと
人の波は消えてかわりに煌々とネオンが光ってました
そういえばきっとたぶん確か
この時が池袋のラブホテルを使うのは初めてだったはず
そうそうそれぐらい前の出来事
チェックインしたものの
そわそわして落ちつかない二人
女の子はカバンから
大きめなスケッチブックを取りだしました
歩きながら
わずかなやりとりはしたはずだけど
わずかなやりとりはしたはずだけど
会話はこっちがいいからと
あと確かもし話す時は
大きく口を開けてゆっくり動かして欲しい
とも言われたと思います
少しは理解もできるからと
それらはなんだか印象的でした
なんだか恥ずかしいね
― そうだね
これからどうしようか
― どうしたい
お風呂入る?
― まずはお風呂入ろうか
そんな風なやりとりを
白いキャンバスに浮かび上がった
白いキャンバスに浮かび上がった
色とりどりのペン越しにしたと思います
色にも感情があるんだなと楽しかった気がします
まだまだまだまだ盛りまっさかりな
ボクではあったけれど
できるかぎり大事に大事にできたのかしら
ボクの方がぎこちなかったのかもしれません
ボクの方がぎこちなかったのかもしれません
セックス中にこぼれる
あーうーという吐息は
少し霞み淀んで興奮しました
し、ちょっと嬉しいものでもあったはず
相手の目をみて
ゆっくり口を動かす
少し手の動きを添えて
伝わってるのか不安になる
でも伝わるとちょっと嬉しさが増ましたもの
スケッチブックに
気持ちいい
と書いて照れながら見せてくれた
気持ちいい
と書いて照れながら見せてくれた
単なる文字なくてちゃんと
そこに温度のようなもがあったのではと
そこに温度のようなもがあったのではと
書く前にそんな風な文字を書いてくれる気配があった
ような気もしなくもなく
空気感は伝わってきたのかなと
その日は二回しました
それから何度かそういう流れになりました
今も元気なのか?
なんて思い出すことがあります
なんて思い出すことがあります
だいぶうろ覚えなので
そうだいぶうろ覚えだけど
ふと思い出すのです
自分でも不思議なような
なのでこうやって書いてみました
終わり