そして的中率が低い買い目では、誤差に大きく影響されやすく的中率の高い買い目ではマシになると書きました。
書籍、ブログ等では3連単0.1%、馬単なら1%、単勝2*%以上がいいなどと書いています。
プロフェッショナル版をお持ちの方は、馬券シミュレーションを行っていますので高い的中率にした方がいい数字が出ることは何となくわかっていると思います。
では、何故単勝2*%以上と言う数字が出てくるのでしょうか?
例えば16頭立てのレースで各馬の能力が互角だとすると単勝の的中率は100÷16=6.25%となります。
この6.25%を「平均的中率」と呼んでいます。誤差は、平均的中率に比例して存在しています。
仮に公式値の誤差が平均的中率ほども、あったとするとこの誤差を許容する為に平均的中率×3以上のの的中率の買い目を狙うと6.25×3=18.75%以上の馬券が対象となります。
この時の損益分岐点は、100÷18.75=5.33倍で期待値200%以上の時買ったとすると10.6倍で購入することになります。
しかし誤差がほうんとうに平均的中率ほどもあったとすると実際の的中率は、18.75−6.25=12.5%で損益分岐点は、100÷12.5=8倍となります。
損益分岐点8倍の馬券を実際は、10.6倍で購入している訳ですから10.6÷8=回収率132.5%となります。
そして誤差を許容する「×3」がなければ残念ながら収支はマイナスなっていたことになります。
「平均的中率×3」と言う数字がどこから出てきたかと言うと私の過去の経験値です。
この方法を使った結果の私の回収率は120%〜130%なので実際のところ誤差は、残念ながら平均的中率より多いと思います。
120%と言う数字を聞いて少ないと思われる方が多いと思いますが、1、2ケ月で回収率が200〜300%になる瞬間風速のようになることがあっても長く続くことはありません。
これが私の20年近くコンピュータ競馬に打ち込んで来た結果で限界ラインです。
もしかすると、私より競馬に打ち込んで居る方がいれば回収率130%以上の方が居るかも知れません。
しかしよく広告等で見るような回収率200%〜300%と言う数字、経験上絶対はありないと思いますし、仮にあったとしても私は信じません。
的中率の誤差を如何にして少なくするかが勝利のガギとなることがわかって頂けたと思います。
レース直前までユーザ値でミリミリ的中率を補正する。その結果で回収率は120%〜130%までです。
つづく
2006/08/27 札幌 9RG3キーンランドカップ
着順 馬名 ルール値
01 チアフルスマイル 96.7
02 シーイズトウショウ 95.1
03 ビーナスライン 95.6
04 ブルーショットガン 95.9
05 ツルガオカハヤテ 92.9
06 マイネルソロモン 92.7
07 プレシャスカフェ 92.1
08 トールハンマー 90.9
09 ダイワメンフィス 91.0
10 モアザンベスト 88.9
11 ダンスオブサロメ 86.9
12 コパノフウジン 84.3
13 コスモラブシック 81.7
14 サムソンハッピー 80.8
15 モエレエスポワール 81.0
16 ギャラントアロー 74.9
2006/08/27 新潟 11RG3新潟記念
着順 馬名 ルール値
01 トップガンジョー 105.7
02 サンレイジャスパー 105.5
03 ヴィータローザ 104.3
04 スウィフトカレント 104.0
05 ヤマニンアラバスタ 100.9
06 オースミグラスワン 101.5
07 トリリオンカット 97.2
08 エイシンニーザン 97.7
09 ヤマニンメルベイユ 95.3
10 ニシノナースコール 96.2
11 サイドワインダー 93.3
12 ナイキゲルマン 90.8
13 アサクサキニナル 88.0
14 ロードフラッグ 83.9
15 シャーディーナイス 79.9
16 ダイワレイダース 77.9
17 タガノマイバッハ 72.0
偶然ですがチアフルスマイル、新潟記念も的中!
大井重賞も的中!これも瞬間風速です。

