ジャガーメイルの前走天皇賞のルール値が「115」と高いのは納得できます。問題はナカヤマフェスタの前走メトロポリタンSのルール値が重賞戦でないにもかかわらず「111」と数値が高すぎるからです。

メトロポリタンSのルール値が正しいかどうかは馬柱をクリックして競走成績画面を表示します。ルールポイントは「ものさし馬」を基準に設定しています。「ものさし馬」は着順が中間で比較的成績が安定している馬を選択します。このレースではキングトップガン、ダイワワイルドボア、ナイアガラ、レッドアゲートの成績を参考に調整しています。例えば、キングトップガンは2走前「99.9」、前走「99.7」でルールポイント「2374」では今走は「100.8」となっていますからほぼ一定数値で推移しており正しい設定と言えます。

先週の日曜日の朝、実家の母から先週北海道から私が送った海産物のおいしい食べ方について電話がありました。私は「おいしい食べ方について」は口実で「宝塚記念について」電話してきたんだな、とピンときました。母はいつも当たる馬券を教えてくれと言います。年に数回G1の時だけ馬券を買う母にとっては期待値の高くてなかなか当たらない「儲かる馬券」ではなく、長い目で見たときに儲からなくても「当たる馬券」が買いたいのです。いつもだいだい的中率の高いワイド馬券を勧めるのですが、今回は少し考えました。断然の1番人気ブエナビスタがルール値と不良馬場で負ける可能性が高いと思ったからです。1本被りの人気馬が負ける可能性がある。しかし2、3着に来てもおかしくない。こんな場合はブエナビスタを外したワイドを買うよりもブエナビスタが2、3着に来てもおいしい馬券となる単勝を買うべきでしょう。私は単勝で一番優勝に近い馬はジャガーメイルだと思いました。天皇賞を優勝、2走前の京都記念のルール値は「114」で単勝5.1倍は美味しすぎます。母の予算は3千円でしたのでジャガーメイルの単勝を2千円と期待値馬券でナカヤマフェスタの単勝を千円勧めました。
私は自宅から歩いてウインズ汐留まで行き宝塚記念を観戦しました。馬場が「やや重」まで回復しブエナビスタのチャンスが少し増えました。馬券は母に勧めた買い目と同じようにジャガーメイルとナカヤマフェスタの単勝を買いました。金額配分はオッズを見て母より傾斜をつけました。馬単も少々買いました。
馬券を買った後もパドックを見ていましたが一番良く見えたのはナカヤマフェスタでした。明らかに3歳の頃とは馬が違います。急遽ナカヤマフェスタの単勝を買い増しました。


自分の買った馬が大外から伸びてきてゴール前で差し切ると全身がしびれます。まさに快心の一撃と言っていいでしょう。
ブエナビスタが2着に来たので3連単の期待値は大きく下がってしまい推奨買い目対象には入っていません。
こんなレースこそ単勝馬券であると再確認しました。
レース終了後、すぐに母から歓喜の電話があったことは言うまでもありません。父はこんな大穴来る訳ないと言ったそうです。偶然近所の人も実家にお茶を飲み来ていたらしく実家周辺では私は伝説の男になってしまったそうです。次のG1も母から電話が掛かってくることは間違いないでしょう。
今週水曜日は、南関東版の宝塚記念の「帝王賞」です。
こちらも毎年相性がいいレースですので是非とも参考にして下さい。