セレクトセールでは今年最高額2億5200万円の馬などと報道されていますが競走馬の損益分岐点で考えるとまず元は取れないと思った方がいいでしょう。レース賞金から20%進上金(騎手、調教師、厩務員への賞金)が引かれさらにJRA所得税が掛かりますので実際に手元に入る賞金はレース賞金の65%くらいです。ですから2億5200万円の馬の場合元を取る為には25200万÷0.65=3億8769万円の賞金を得ることが必要です。ここにさらに維持費がかかりますから1歳時で25万円/月、2歳時以降50万円/月かかったとして6歳まで現役を続けた場合、1歳時で25万円×6ケ月=150万円、2歳〜6歳50万円×60ケ月=3000万円で3150万円÷0.65=4846万円、計4億3615万円の賞金獲得が必要になります。4億3615万円の賞金を稼げばプラスなのではありません。4億3615万円の賞金を稼いでようやく「元」なのです。
4億ともなるとダービーを勝った場合でG1を3勝以上必要です。かなり厳しい数字と言えるでしょう。
私はシルクホースクラブにも出資しているのですが、先日出資馬の「シルキーラグーンの11」が死にました。母のシルキーラグーンは福島のレコードホルダーでシルキーラグーンの11も坂路で15秒台でバリバリ乗られておりかなり期待していたのですが、突然死んでしまい出資金は「ゼロ」になりました。幸いクラブの保険からいくらか戻ってくるらしいのですが、個人馬主の場合基本的には死んだ場合確実に「ゼロ」になります。馬主は投資と言うより道楽と考えなければやってられないようです。
今年も6月に社台の牧場ツアーに参加したのですが、一番良く見えた馬は「ラヴズオンリーミーの12(父ディープインパクト)」でした。そして何と大抽選を見事に突破してこの馬の出資が決定しました!
セレクトセールで出ていたどの馬よりもあきらにこちらの方が上で恐らくこの馬がセレクトセール出ていたら3億以上で取引されていたことは間違いないと思います。3億以上の馬がクラブ募集価格8000万円でこれはお得しか言いようがありません!
と言うのは妄想で
馬体価格損益分岐点 8000万円÷0.65=1億2307万円
維持費損益分岐点 3000万円÷0.65=4615万円(クラブは2歳から費用が発生)
損益分岐点は、計1億6922円でG1を1勝+重賞1勝して「元」で募集価格8000万円でも大変に厳しい数字と言えます。数字のことばかり考えてしまうと憂鬱になってしまいますので、すべて別のところにおいて置きたいと思います。2年後のダービー出走の際は応援よろしくお願いします!(笑)
中央競馬の方ですが数字だけを考えてしまうと地方競馬に比べてポイント還元が無い分、購入モチベーションがかなり落ちています。中央競馬の方が華やかで興味をそそりますが、競馬をギャンブルとして考えた場合地方競馬の方が明らかに有利で購入意欲が大きくそがれてしまうのです。
そこでその改善方法として「JRAの単勝、複勝には5%購入還元がある」と考えることにしました。今度始まる最終レースの馬連5%還元にも大きな期待を寄せています。
馬連を買えばよ良かった。。。中央競馬の購入モチベーションはなかなか上がらないのでした。。。