去年のダービー、天皇賞、有馬記念を勝って年度代表馬にまでなったエフフォーリアが断然の1番人気、単勝1.5倍で大阪杯出走しました・しかし、まったくいいところなく9着に負けました。
2番人気で5着に負けたジャックドールの敗因は、休み無く使われたローテーション、さらに前走の金鯱賞から中2週で全く上がり目が期待出来ない状態、初めてのG1でマイペースで逃げれないレース展開を考えれば敗因がはっきりしています。ではエフフォーリアの敗因は何なのでしょうか?
結論から言うとエフフォーリアの敗因はわかりません。逆に言うと敗因が無くても負けるのが競馬なのです。
KD−SCOPEで2021年に単勝1.5倍で出走した馬を検索してみました。

「条件別集計」を押します。

2021年 1番人気 を入力して「集計」を押します。
2021年に1番人気で出走した全馬が表示されました。「単勝オッズ別」タブを押します。

単勝オッズで集計された表が表示されました。2021年に単勝1.5倍で出走した馬は882件ありました。この中で1着になった馬の確率は54.2%でつまり46.8%もの馬は普通に負けているのです。単勝1.5倍の馬の複勝確率は83.2%でエフフォーリアが馬券圏外に消えたのは16.8%の確率で起こった出来事と言えます。エフフォーリア複勝は恐らく1.1倍で83.2%の確率で当たったとしても確実にマイナスになります。エフフォーリアのような人気馬の馬券を買うことは確率的に絶対に儲からないと言えます。
2021年の地方馬についても検索してみます。場名「複数選択」を押します。

地方馬においても、単勝1.5倍の馬の勝率は54.1% 複勝率は84.3%でした。
僕の母親はG1だけ馬券を買うのですが、エフフォーリアを馬券圏外から外して買うと残り全頭を買ったとしても当たる確率は16.8%しかなくなってしまいますので、年数回しか馬券を買わないような人は残念ながら買わざるえないと言えます。